JP2003063655A - 非接触idタグ付き書籍及び書籍物流管理方法 - Google Patents

非接触idタグ付き書籍及び書籍物流管理方法

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JP2003063655A
JP2003063655A JP2001260133A JP2001260133A JP2003063655A JP 2003063655 A JP2003063655 A JP 2003063655A JP 2001260133 A JP2001260133 A JP 2001260133A JP 2001260133 A JP2001260133 A JP 2001260133A JP 2003063655 A JP2003063655 A JP 2003063655A
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Yutaka Hashimoto
豊 橋本
Akihiro Kurihara
明弘 栗原
Yoshio Matsuda
良雄 松田
Takeshi Terada
壯 寺田
Hiroshi Shimizu
浩 清水
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KAWADE KOSAN KK
JT Engineering Inc
Original Assignee
KAWADE KOSAN KK
JT Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書籍物流管理が高精度に行え、不正返本の高精
度検出とピッキングミスの検出が行えるようにする。 【解決手段】固有のタグIDが予め記録され、電波によ
る無線通信により読み出し及び追記が可能なタグ情報記
憶領域を有する非接触IDタグ136が、背表紙201
側、例えば背表紙201と綴じ部202との間に装着さ
れた書籍135を用いることで、各書籍135の物流が
固有のタグIDで管理可能な構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出版社、取次店、
及び書店等で取り扱われる書籍に係り、特に種々の書籍
物流管理に好適な非接触IDタグ付き書籍及び書籍物流
管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に出版社では、各取次店別に、倉庫
に積まれた多種多様な膨大な量の書籍の中から当該取次
店に配送すべき書籍をピッキングする作業(仕分け作
業)が行われる。このピッキング作業は、取次店でも各
書店別に同様に行われる。
【0003】通常、ピッキング作業は、取次店別または
書店別の仕分け一覧(委託配本一覧)からなる配本計画
データに従い、作業者が、倉庫等に積まれた書籍群の背
表紙に印刷された書籍名をもとに、必要な書籍名の書籍
を必要数だけピッキングすることで行われる。ところ
が、書籍には、例えば「超○×△基礎編」と「超○×△
応用編」と「超×○×基礎編」のように書籍名が極めて
類似しているものがあり、ピッキング誤りの要因となっ
ていた。
【0004】一方、書籍には、その裏表紙に、ISBN
(International Standard Book Number)コード、つま
り国際標準図書番号コードが印刷されている。このIS
BNコードは、該当する書籍の出版社に固有の出版社記
号(出版社コード)及び当該書籍の書籍名(書名)を特
定するための書籍番号(書名コード)を含む。また、こ
のISBNコードを含むバーコードも印刷されている。
そこで、ピッキングされた書籍からISBNコードを含
むバーコードをバーコードリーダで読み取り、仕分けデ
ータと照合することで、ピッキング誤りの有無を検査す
ることが考えられる。しかし、書籍の背表紙に印刷され
たバーコードをバーコードリーダで読み取る作業は一冊
単位の作業であるため効率が悪く、実用に乏しい。した
がって、ピッキング誤りを減らすことは容易ではない。
【0005】また、書籍物流では、例えば各書店毎の売
上げ見込みを予測して、その売上見込みに基づき、書店
に対して取次店が委託販売を行うのが一般的である。こ
の場合、余分な書籍は返本可能な(引取制度の)ため、
市場には約30%〜40%もの余分な書籍が出回ってい
るといわれている。
【0006】さて、例えば書店から取次店に返される書
籍が、全て当該取次店からの委託本であるならば何ら問
題はない。ところが、近年の新古書店の増加に伴い、取
次店に返される書籍の中に、当該取次店からの委託本で
はない書籍(例えば新古書店から安値で購入した、もし
くは販売の委託を受けた古書)が含まれる恐れがでてき
ている。そのため従来は、取次店から書店への販売委託
時に、委託本の目立たない箇所に所定のマーキングを施
しておき、返本時にマーキングの有無で委託本であるか
否かを判断していた。しかしながら、このマーキングの
手法は簡単に模倣される恐れがあり、不正返本の検出と
不正返本の抑止にはさほど効果的でなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、不正返本を高精度に検出して不正返本を抑止するこ
とを効果的に行える手法が存在しなかった。
【0008】また従来は、ピッキング誤りを簡単に防止
する手法も存在しなかった。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、固有のタグ識別コードが書き込まれた非
接触で少なくとも読み出しが可能な非接触IDタグの装
着により書籍物流管理が高精度に行え、これにより不正
返本の高精度検出と不正返本の抑止が実現できる、非接
触IDタグ付き書籍及書籍物流管理方法を提供すること
にある。
【0010】本発明の他の目的は、ピッキング誤りを簡
単に防止できる非接触IDタグ付き書籍及書籍物流管理
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る書籍は、固
有のタグ識別コードが予め記録され、電波による無線通
信により読み出しのみが可能なタグ情報記憶領域を有す
る非接触IDタグ、または固有のタグ識別コードが予め
記録され、電波による無線通信により読み出し及び追記
が可能なタグ情報記憶領域を有する非接触IDタグが装
着された構造を有することを特徴とする。
【0012】このように、固有のタグ識別コード(タグ
ID)が記録された非接触IDタグを書籍に装着するこ
とで、各書籍を固有のタグIDにより1冊単位で個々に
管理することが可能となるため、書籍物流管理が高精度
に行える。これにより不正返本の抑止、ピッキング誤り
の検出等が可能となる。
【0013】ここで、非接触IDタグが書籍の背表紙側
に装着される構成とするならば、多数の書籍が書棚等に
並べられている状態で、アンテナ内蔵のハンディスキャ
ナにより当該各書籍に装着された非接触IDタグからタ
グ情報を電波により読み取る場合、非接触IDタグが他
の表表紙や裏表紙側に装着される構成に比べて、ハンデ
ィスキャナから非接触IDタグまでの距離を短くできる
ため、読み取りエラーの発生を抑えることが可能とな
る。
【0014】本発明の書籍物流管理方法は、上記構造の
非接触IDタグ付き書籍の物流をコンピュータシステム
により管理する書籍物流管理方法であって、書籍の出荷
時に、当該書籍に装着された非接触IDタグのタグ情報
記憶領域からアンテナを介してタグIDを含むタグ情報
を読み込み、この読み込んだタグ情報中のタグIDに対
応付けて当該タグIDで識別される書籍の入出荷に関す
る書籍物流情報を記憶装置に保存し、書籍が返本された
際に、当該書籍に装着された非接触IDタグのタグ情報
記憶領域からアンテナを介してタグIDを含むタグ情報
を読み込み、上記返本された書籍に装着された非接触I
Dタグから読み込まれたタグ情報中のタグIDで上記記
憶装置内の対応する書籍物流情報を検索し、少なくとも
当該検索された書籍物流情報をもとに正当な返本である
か或いは不正返本であるかを判定することを特徴とす
る。
【0015】このような構成においては、各書籍が固有
のタグIDにより識別可能なことから、このタグIDで
識別される書籍の入出荷に関する書籍物流情報を当該タ
グIDに対応付けて保存管理することで、書籍の返本時
には、その返本された書籍に装着された非接触IDタグ
に記録されているタグ情報中のタグIDで対応する書籍
物流情報を検索することにより、少なくとも当該検索さ
れた書籍物流情報をもとに正当な返本であるか或いは不
正返本であるかを判定することが可能となる。また、返
本の情報が精度良く収集できるため、その情報をもとに
計画配本を適正化することで返本率を減少できる。つま
り書籍物流管理が高精度に行えるようになり、返本率を
減少させるなど、精度の良い出版が可能となる。
【0016】ここで、上記書籍物流情報に、対応する書
籍の出荷先書店の書店コードが付加される構成とするな
らば、上記検索された書籍物流情報に付加されている書
店コードと返本元の書店の書店コードとを比較照合する
だけで、その一致の有無により正当な返本であるか或い
は不正返本であるかを簡単に判定することが可能とな
る。
【0017】また、書籍に装着される非接触IDタグと
して、追記が可能な非接触IDタグを用い、当該書籍が
取次店に入荷された際または当該書籍が取次店から書店
に出荷される際に、当該書籍に装着された非接触IDタ
グのタグ情報記憶領域のうち、予め定められた特定領域
に当該取次店の取次店コードと当該書籍の出荷先となる
書店の書店コードとがアンテナを介して記録される構成
とすると共に、記憶装置に保存される書籍物流情報に取
次店コード及び書店コードが含まれる構成とするなら
ば、書籍の返本時には、その返本された書籍に装着され
た非接触IDタグに記録されているタグ情報中のタグI
Dで対応する書籍物流情報を検索し、その検索された書
籍物流情報及び上記返本された書籍に装着された非接触
IDタグに記録されているタグ情報中の、それぞれ取次
店コード及び書店コードが一致し、且つ当該書店コード
に上記返本された書籍の返本元の書店の書店コードが一
致するか否かを調べることにより、タグ情報の改ざんも
含めて、正当な返本であるか或いは不正返本であるかを
高精度に判定することが可能となる。
【0018】また本発明の書籍物流管理方法は、配本計
画データに従う書籍の出庫時に、当該書籍に装着された
非接触IDタグのタグ情報記憶領域からアンテナを介し
てタグIDを含むタグ情報を読み込み、このタグ情報の
読み込みの都度、コンピュータシステムにより管理され
ている出版社名及び書籍名で特定される書籍別の出庫数
量のうち、当該タグ情報中のタグIDで識別される書籍
と出版社名及び書籍名が同一の書籍の出庫数量を更新
し、上記配本計画データに従う一連の出庫作業後に、こ
の配本計画データの示す出版社名及び書籍名で特定され
る書籍別の出庫計画数量とコンピュータシステムにより
管理されている書籍別の出庫数量とをそれぞれ比較する
ことで、出版社名及び書籍名で特定される書籍別のピッ
キングミスを検出することを特徴とする。
【0019】このように、各書籍を固有のタグIDによ
り1冊単位で個々に管理することができるため、配本計
画データに従う書籍の出庫時に、出版社名及び書籍名で
特定される書籍別の出庫数量のうち、当該書籍と出版社
名及び書籍名が同一の書籍の出庫数量を、当該書籍に装
着されている非接触IDタグに記録されているタグ情報
中のタグIDで特定して、その出庫数量を正しく更新す
ることができる。したがって、配本計画データの示す出
版社名及び書籍名で特定される書籍別の出庫計画数量と
コンピュータシステムにより管理されている書籍別の出
庫数量とをそれぞれ比較することで、ピッキングミスの
検出が可能となる。
【0020】ここで、書籍に装着される非接触IDタグ
のタグ情報記憶領域に、タグIDに加えて対応する書籍
の出版社及び書籍名を示す書籍コードが予め記録される
構成とするならば、書籍別の出庫数量を書籍コードで直
接特定できるため、書籍物流管理が一層高精度に行え、
ピッキングミスの検出がより容易に行える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態に係る書籍物量
管理システムのシステム構成を示す図である。図1のシ
ステムは、出版社に設けられた出版社書籍管理システム
11と、取次店に設けられた取次店書籍管理システム1
2と、書店に設けられた書店書籍管理システム13とを
備えて構成される。図では省略されているが、出版社書
籍管理システム11、取次店書籍管理システム12及び
書店書籍管理システム13はそれぞれ複数存在する。出
版社書籍管理システム11、取次店書籍管理システム1
2及び書店書籍管理システム13は、インターネット等
のネットワーク14に接続されている。
【0023】出版社書籍管理システム11は、書籍の入
出庫データ、返本データ等を保存管理するサーバ(サー
バ計算機)111と、このサーバ111と接続されたプ
リンタ112と、既存の書籍管理システム(以下、既存
システムと称する)113と、書籍の入出庫状況を管理
するための書籍管理端末114と、この書籍管理端末1
14に接続されたプリンタ115とを備えている。
【0024】出版社書籍管理システム11はまた、書籍
管理端末114とRS232C等の通信インタフェース
により接続されたアンテナゲート116及び117を備
えている。アンテナゲート116,117は、当該ゲー
ト116,117を例えばコンベアを介して通過する書
籍に装着された後述する非接触IDタグとの間で、電波
による無線通信によりデータの読み出し/書き込みを行
う。ここでは、書籍は最大50冊を1単位として、アン
テナゲート116,117を通過させるようになってい
る。アンテナゲート116,117は、複数のアンテナ
を内蔵し、このアンテナを一定の周期で切り替えること
で、当該ゲート116,117を通過する最大50冊の
書籍にそれぞれ装着された非接触IDタグ(136)と
の間で、連続的にデータの読み出し/書き込みが行える
スキャン機能を有している。本実施形態において、アン
テナゲート116は入庫する書籍(に装着された非接触
IDタグ)のスキャンに用いられ、アンテナゲート11
7は出庫する書籍、つまりピッキングされた書籍(に装
着された非接触IDタグ)のスキャンに用いられる。な
お、アンテナゲート116,117毎に書籍管理端末を
設け、それぞれ入庫管理端末、出庫管理端末として用い
るようにしてもよい。また、1つのアンテナゲートを、
入庫する書籍のスキャン用と出庫する書籍のスキャン用
とに兼用させることも可能である。
【0025】取次店書籍管理システム12は、書籍の入
出庫データ、返本データ等を保存管理するサーバ(サー
バ計算機)121と、このサーバ121と接続されたプ
リンタ122と、既存の書籍管理システム(以下、既存
システムと称する)123と、書籍の入出庫状況を管理
するための書籍管理端末124と、この書籍管理端末1
24に接続されたプリンタ125とを備えている。
【0026】取次店書籍管理システム12はまた、書籍
管理端末124とRS232C等の通信インタフェース
により接続されたアンテナゲート126及び127を備
えている。このアンテナゲート126及び127は、上
記出版社書籍管理システム11内のアンテナゲート11
6及び117に相当し、当該アンテナゲート116及び
117と同様に用いられる。
【0027】書店書籍管理システム13は、書籍の売上
実績、在庫等を管理するための書籍管理端末131と、
この書籍管理端末131とRS232C等の通信インタ
フェースにより接続されたアンテナ132と、同じく書
籍管理端末131とRS232C等の通信インタフェー
スにより接続された出入口アンテナゲート133と、ハ
ンディスキャナ134とを備えている。
【0028】アンテナ132は、書籍135に装着され
た非接触IDタグ136との間で、電波による無線通信
によりデータの読み出し/書き込みを行う。アンテナ1
32により非接触IDタグ136から読み出されたデー
タは、当該アンテナ132に付属のスキャナ内に一時保
持され、必要に応じて書籍管理端末131から通信イン
タフェースを介して読み込むことが可能である。
【0029】非接触IDタグ136は、固有のタグID
(タグ識別コード)が書き込まれたRFID(Radio Fr
equency Identification)タグ(電波認識タグ)であ
る。本実施形態で適用される非接触IDタグ136は、
電波により非接触で読み出し及び追記が可能な改ざん防
止タイプのRFIDタグである。非接触IDタグ136
の形状は、例えば大きさが50×20×0.75(単位
mm)の短冊状である。
【0030】非接触IDタグ136は、例えば、フレキ
シブル基板と、当該基板上に形成されたアンテナ及びI
Cチップとから構成されている。このチップは、上記改
ざん防止を実現するWORM(Write Once Read Many)
タイプのアンチヒューズメモリを内蔵している。このメ
モリは、追記が可能な128バイトのタグ情報記憶領域
を提供する。つまり非接触IDタグ136は、追記が可
能な128バイトのタグ情報記憶領域を有している。非
接触IDタグ136は、書き込み許可/禁止フラグによ
る書き込み禁止設定により、追記を不許可とすることも
可能である。
【0031】非接触IDタグ136(が有するタグ情報
記憶領域)の読み出し/書き込みの単位はワード(ここ
では1ワード=2バイト=16ビット)である。非接触
IDタグ136のタグ情報記憶領域には、当該IDタグ
136に固有のID(タグID)を含む128バイトの
タグ情報が記録可能である。このタグ情報には、販売
(購入)等を示す売上げコードが含まれている。このコ
ードは、対応する書籍135の販売時にアンテナ132
を介して販売を示す状態にセットされる。
【0032】出入口アンテナゲート133は、書店の出
入口近傍に設置され、当該ゲート133を通過する顧客
が書籍(135)を所持している場合に、その書籍(1
35)に装着された非接触IDタグ(136)から売上
(販売)コードを読み、当該コードが販売(購入)済み
を示していないならば、警報を出力する。
【0033】ハンディスキャナ134は、オペレータ
(ここでは書店の従業員)の操作に従い、書籍135に
装着された非接触IDタグ136との間で、無線により
例えばデータの読み出しを行うのに用いられる。ハンデ
ィスキャナ134は、非接触IDタグ136から読み出
したデータを一時保持しておくデータ保持機能を有して
いる。このハンディスキャナ134に保持されているデ
ータは、当該ハンディスキャナ134をRS232C等
の通信インタフェースにより書籍管理端末131と接続
することで、当該書籍管理端末131から読み込むこと
が可能である。
【0034】図2は、非接触IDタグ136が装着され
た書籍135の構造を示す。同図に示すように、非接触
IDタグ136は、書籍135の背表紙201と綴じ部
202との間に装着されている。つまり非接触IDタグ
136は、背表紙201の背面側に装着されている。通
常、背表紙201と綴じ部202、背表紙201に連続
する表表紙203と本文204の一方の見返し205、
及び背表紙201に連続する裏表紙206と本文204
の他方の見返し207とは、いずれも製本時に、例えば
常温硬化型合成のり(接着剤)で接着される。背表紙2
01の背面と綴じ部202との接着部分は背のり部20
8と呼ばれる。表表紙203の背面と見返し205との
接着部分、及び裏表紙206の背面と見返し207との
接着部分は、それぞれ横のり部209及び210と呼ば
れる。
【0035】背のり部208は1〜2mmの厚みがあ
る。この背のり部208の厚みは、非接触IDタグ13
6の厚み(0.75mm)より薄い。そこで本実施形態
では、非接触IDタグ136が背のり部208に埋設さ
れるように、次に示す手順で当該IDタグ136を背表
紙201と綴じ部202との間に装着している。
【0036】まず、背表紙201と綴じ部202とを接
着するために、綴じ部202の表面にのりを高温(例え
ば180〜200℃程度)で被着して背のり部208を
形成する。また、見返し205,207にのりをを高温
で被着して、横のり部209,210を形成する。
【0037】次に、綴じ部202の表面に、非接触ID
タグ136を配置する。ここで、非接触IDタグ136
の厚みは背のり部208の厚みより薄いため、非接触I
Dタグ136は背のり部208内に埋設した状態で配置
される(図2参照)。
【0038】次に、表表紙203、背表紙201及び裏
表紙206からなる表紙を本文204に取り付けるため
に、まず綴じ部202に背表紙201の背面を押しつけ
て加圧する。この加圧の結果、背のり部208により綴
じ部202と背表紙201(の背面)とが接着される。
同時に、非接触IDタグ136が綴じ部202と背表紙
201との間に、背のり部208に埋設された状態で装
着される。この際、非接触IDタグ136は、背のり部
208により綴じ部202と背表紙201の間に固定さ
れ、当該タグ136を装着するための特別な「のり」等
は必要ない。
【0039】また、綴じ部202と背表紙201とを接
着する場合と同様にして、見返し205に表表紙203
の背面を押しつけて加圧する。同様に、見返し207に
裏表紙206の背面を押しつけて加圧する。この加圧の
結果、横のり部209により見返し205と表表紙20
3(の背面)とが接着される。同様に、横のり部210
により見返し207と裏表紙206(の背面)とが接着
される。このようにして、図2に示したような、綴じ部
202と背表紙201との間に非接触IDタグ136が
装着された書籍135の製本が完了する。この製本の工
程は、綴じ部202の表面に非接触IDタグ136を配
置する工程が追加された点を除けば従来と同様であり、
製本工程が複雑になる恐れはない。
【0040】図3は、非接触IDタグ136が有するタ
グ情報記憶領域のデータ構造例を示す。同図に示すよう
に、タグ情報記憶領域は、14バイトのIDコード領域
301と、8バイトの書籍コード領域302と、2バイ
トの返本回数領域303と、2バイトの売上コード領域
304と、2バイトの新古書店用領域305と、2バイ
トの予備領域306とを含んでいる。タグ情報記憶領域
はまた、2バイトの取次店コード領域307、2バイト
の取引区分領域308、4バイトの書店コード領域30
9、4バイトの配本日付領域310及び2バイトの予備
領域311とからなる14バイト領域312を7組含ん
でいる。
【0041】IDコード領域301は、対応する非接触
IDタグ136に固有のID(タグID)が記録される
タグID領域313を含んでいる。IDコード領域30
1に記録されるIDコードは、上記タグID(タグ識別
コード)の他に、対応する非接触IDタグ136のメー
カを識別するためのメーカ認識情報(図示せず)も含ん
でいる。非接触IDタグ136は、タグ情報記憶領域中
のIDコード領域301に、タグIDを含むIDコード
が予め記録された状態で出荷される。128バイトのタ
グ情報記憶領域のうち、14バイトのIDコード領域3
01を除く114バイトの領域が、ユーザにより書き込
み可能な領域(ユーザ領域)となる。
【0042】書籍コード領域302は、ISBNコード
のうちの4バイト(4桁)の出版社記号が記録される出
版社記号領域314及び4バイト(4桁)の書籍番号が
記録される書籍番号領域315から構成される。出版社
記号(出版社コード)は対応する書籍135の出版社に
固有のコードであり、書籍番号(書名コード)は対応す
る書籍135の書籍名に固有のコードである。本実施形
態において、書籍コード領域302への(出版社記号及
び書籍番号からなる)書籍コードの記録は、当該領域3
02がユーザ領域の一部であるものの、対応する非接触
IDタグ136のメーカ側で、IDコード領域301へ
のIDコード記録時に行われる。つまり、書籍コード領
域302への書籍コードの記録は、非接触IDタグ13
6が対応する書籍135に装着される前に行われる。こ
の書籍コード領域302に記録された書籍コードは、ピ
ッキング等に利用可能である。また、書籍コード領域3
02に記録された書籍コードは、対応する書籍135の
裏表紙に印刷されたバーコードの示す書籍コードと同一
内容である。したがって、書籍コード領域302に記録
された書籍コードは、バーコード読み取りが困難な場面
(例えば書店での棚卸しなど)で利用可能である。
【0043】各サーバ111,121及び各書籍管理端
末114,124,131は、出版社記号と出版社名と
の対応付けを可能とするために、各出版社の出版社記号
と出版社名との対応関係を登録したテーブル(出版社記
号−出版社名テーブル)を備えている。また、サーバ1
11,121及び各書籍管理端末114,124,13
1は、書籍番号と書籍名との対応付けを可能とするため
に、各書籍の書籍番号と書籍名との対応関係を登録した
テーブル(書籍番号−書籍名テーブル)も備えている。
なお、書籍番号−書籍名テーブルに代えて、書籍番号と
書籍名、著者名、印刷所及び製本所などとの対応関係を
登録したテーブルを用いるならば、タグ情報中の書籍番
号から書籍名だけでなく、著者名、印刷所及び製本所な
ども管理できる。また、上記各テーブルをサーバ111
及び121だけに持たせても構わない。
【0044】返本回数領域303は返本回数を記録する
のに用いられる。但し、本実施形態で適用される非接触
IDタグ136は追記型であるため、返本回数領域30
3の開始ビット位置から順にビット単位で、1回返本さ
れる都度“1”を追記する。この場合、返本回数領域3
03の記憶データを読み込んで、最終書き込みビット位
置を確認することで、返本回数を判別できる。例えば、
最終書き込みビット位置が開始ビット位置から数えて3
番目のビット位置であれば、即ち返本回数領域303の
開始ビット位置から連続して“1”となっているビット
が3ビットであれば、返本回数は3回となる。
【0045】売上コード領域304は、対応する書籍1
35の売上タイプを管理するのに用いられる。ここで
は、0で未販売、1で販売(購入者から見れば購入)、
2で中古販売をそれぞれ示す。
【0046】取次店コード領域307は、取次店を識別
するためのコード(取次店コード)を記録するのに用い
られる。この取次店コードの記録(書き込み)は、取次
店が対応する書籍135を出版社から受け入れた際(入
庫時)、または書店に出荷する際(出庫時)に、例えば
取引区分領域308、書店コード領域309及び配本日
付領域310への記録と同時に行われる。ここでは、入
庫時の記録であれば、配本予定データをもとに、書籍管
理端末124からの指示により、アンテナゲート126
で予め記録される。また、出庫時の記録であれば、取次
店の出荷コンベアで配本先別に書籍を搬送している際
に、1冊毎にアンテナゲート127で自動的に記録され
る。
【0047】取引区分領域308は、書店(及び取次
店)と出版社との取引内容を表す取引区分コードを記録
するのに用いられる。ここでは、取引区分を委託と買取
に大別し、委託は、1で取次見計らい配本、2で全国指
定配本、3で部分指定配本、4で申込配本を表すように
細分化し、買取は9で表す。この取引区分コードの記録
により、返品回収時に、どの契約分が返本になったか判
別可能となるため、「返本不正」の対策に活用可能であ
る。
【0048】書店コード領域309は、対応する書籍1
35の販売委託先の書店を識別するためのコードを記録
するのに用いられる。
【0049】配本日付領域310は、配本を実行した日
付を記録するのに用いられる。ここでは、配本日付は、
20010620(西暦2001年6月20日)のよう
に、西暦と月日とからなる8桁の数字で表される。
【0050】次に図1のシステムにおける動作について
説明する。まず、出版社書籍管理システム11における
入庫管理について説明する。
【0051】本実施形態では入庫時(一般には倉庫への
入庫時)は、最大50冊を1単位として例えばコンベア
によりアンテナゲート116を通過させる。その際に、
アンテナゲート116は、内蔵する複数のアンテナから
の電波発信を一定の周期でアンテナ単位で順次切り替え
ることで、そのアンテナから一定の通信可能領域にある
書籍(135)に装着された非接触IDタグ(136)
との間で通信を行う。非接触IDタグ(136)は、ア
ンテナゲート116のアンテナからの電波発信により自
己起電して、例えば読取指令に対してはタグ情報記憶領
域に保持されているタグ情報をワード単位で読み出して
当該アンテナ(アンテナゲート116)に返信する。ア
ンテナゲート116は、非接触IDタグ(136)から
返信されたタグ情報を内部に保持する。つまり、アンテ
ナゲート116は当該ゲート116を通過する書籍(1
35)に装着された非接触IDタグ(136)からタグ
情報を読み込む。この例のように、アンテナゲート11
6を最大50冊を1単位とする書籍(135)群が通過
する際には、その書籍(135)群に装着された各非接
触IDタグ(136)とアンテナゲート116との位置
関係の違いにより、各非接触IDタグ(136)からの
タグ情報返信のタイミングが異なり、先に返信されたタ
グ情報から順にアンテナゲート116内に順次保持され
る。ここで、非接触IDタグ(136)から読み込まれ
たタグ情報は、その非接触IDタグ(136)に固有の
タグIDを含んでいる。したがって、このタグ情報は、
非接触IDタグ(136)が装着されている書籍(13
5)に固有のタグ情報ともいえる。つまり本実施形態で
は、書籍名が同一の書籍でも、それぞれ固有のタグ情報
(タグID)により識別可能なようになっている。
【0052】アンテナゲート116によって順次読み込
まれて(スキャンされて)当該ゲート116内に保持さ
れた1単位分の入庫書籍に固有のタグ情報(スキャンデ
ータ)は、書籍管理端末114からの要求によりRS2
32C等の通信インタフェースを介して当該書籍管理端
末114に取り込まれる。書籍管理端末114は、この
入庫書籍に固有のタグ情報に基づき、入庫スキャンデー
タの更新処理を行う。
【0053】以下、書籍管理端末114による入庫スキ
ャンデータの更新処理について、図4のフローチャート
を適宜参照して説明する。まずサーバ111は、書籍の
配本計画データ及び配本実績データを保存・管理してい
る。この配本計画データは、既存システム113から取
得することも可能である。配本計画データは2種に大別
される。第1は、配本の対象となる書籍毎の配本計画を
示す配本計画データ(第1の配本計画データ)である。
この第1の配本計画データは、配本計画の対象となる各
書籍の書籍名を単位に、例えばシリアル番号と、書籍コ
ードと、出版社名と、書籍名と、各取次店に配本すべき
計画数量の総和(総計画数量)とから構成される。第2
は、各取次店別に用意され、対応する取次店への配本の
対象となる書籍毎の配本計画を示す配本計画データ(第
2の配本計画データ)である。この第2の配本計画デー
タは、対応する取次店への配本の対象となる各書籍の書
籍名を単位に、例えばシリアル番号と、書籍コードと、
出版社名と、書籍名と、当該取次店に配本すべき計画数
量とから構成される。これらの配本計画データ(第1の
配本計画データ及び取次店別第2の配本計画データ)を
サーバ111の記憶装置(例えばハードディスク装置)
に保存する際に、当該第1の配本計画データと同様の形
式の入庫スキャンデータ及び第2の配本計画データと同
様の形式の出庫スキャンデータが初期設定され、例えば
書籍管理端末114の記憶装置(ここではハードディス
ク装置)に保存される。入庫スキャンデータが第1の配
本計画データと相違する点は、計画数量(総計画数量)
に代えて、実際に入庫された数量(スキャン数量)が用
いられることである。同様に、出庫スキャンデータが第
2の配本計画データと相違する点は、計画数量に代え
て、対応する取次店に実際に出庫された数量(スキャン
数量)が用いられることである。初期設定された入庫ス
キャンデータ(初期入庫スキャンデータ)及び出庫スキ
ャンデータ(初期出庫スキャンデータ)中のスキャン数
量(初期スキャン数量)は0である。
【0054】書籍管理端末114は、アンテナゲート1
16から入庫書籍に固有のタグ情報を取り込み、そのタ
グ情報から、書籍コード領域302の情報、即ち出版社
記号及び書籍番号からなる書籍コードを取り出す(ステ
ップ401)。書籍管理端末114は、取り出した書籍
コードに一致する書籍コードを含む入庫スキャンデータ
を検索する(ステップ402)。そして書籍管理端末1
14は、検索した入庫スキャンデータ中のスキャン数量
を1インクリメントする(ステップ403)。これによ
り、入庫スキャンデータ中のスキャン数量は、該当する
書籍コードで示される書籍名の書籍の現時点までに実際
に入庫された数量を示す。書籍管理端末114は、以上
の入庫スキャンデータ更新処理を、アンテナゲート11
6から入庫書籍に固有のタグ情報を取り込む都度、繰り
返し実行する。
【0055】次に、第1の配本計画データと入庫スキャ
ンデータとに基づく入庫数量検査処理について、図5の
フローチャートを参照して説明する。まず書籍管理端末
114は、シリアル番号nを初期値1に設定する(ステ
ップ501)。次に書籍管理端末114は、サーバ11
1にて保存・管理されている第1の配本計画データか
ら、シリアル番号nで特定される書籍の計画数量(総計
画数量)Aを取り出す(ステップ502)。なお、この
計画数量Aを既存システム113から取り出しても、オ
ペレータの操作によりバーコードリーダ、キーボード等
の入力装置から入力してもよい。また、メモリカード、
フレキシブルディスク等の可搬型の記録媒体に記録され
た配本計画データから取り出してもよい。
【0056】また書籍管理端末114は、自身が保持し
ている入庫スキャンデータの中から同じ書籍(シリアル
番号nで特定される書籍)の入庫スキャンデータを選択
して、当該入庫スキャンデータ中のスキャン数量(入庫
数量)Bを取り出す(ステップ503)。そして書籍管
理端末114は、計画数量Aとスキャン数量Bとを比較
する(ステップ504)。
【0057】もし、計画数量Aとスキャン数量Bとが等
しいならば、書籍管理端末114は該当する書籍コード
の書籍が配本計画通りに入庫されたと判定する(ステッ
プ505)。これに対し、計画数量Aとスキャン数量B
とが等しくないならば、書籍管理端末114は該当する
書籍コードの書籍が配本計画通りに入庫されていないと
判定する(ステップ506)。書籍管理端末114は、
この判定結果を表す入庫数量検査データを作成して保持
する(ステップ507)。この入庫数量検査データは、
例えば対応する入庫スキャンデータに、計画数量(総計
画数量)と判定結果とが付加されたものである。
【0058】書籍管理端末114は、ステップ507を
実行すると、全てのシリアル番号について入庫数量検査
を実行したか否かを判定し(ステップ508)、未処理
のシリアル番号が残っているならば、現在のシリアル番
号nを1インクリメントした後(ステップ509)、上
記ステップ502に戻る。これに対し、未処理のシリア
ル番号が残っていないならば、書籍管理端末114は、
それまでに作成した入庫数量検査データに基づいて入庫
数量検査結果を画面表示する(ステップ510)。この
入庫数量検査結果画面例を図6に示す。また書籍管理端
末114は、入庫状況を自動的に或いはオペレータの指
示により、プリンタ115から帳票形式で印刷出力する
(ステップ511)。
【0059】このように本実施形態においては、書籍
(135)に非接触IDタグ(136)を装着し、当該
書籍(135)の入庫時にアンテナゲート116で当該
非接触IDタグ(136)からタグ情報を自動的に読み
込むことで入庫スキャンデータを自動的に更新し、当該
データをもとに入庫数量検査を効率的に且つ高精度に行
うことができる。
【0060】なお、以上の例では、第1の配本計画デー
タで示される全書籍について自動的に入庫数量検査を行
うものとして説明したが、これに限るものではない。例
えば、出版社書籍管理システム11は、各出版社に個々
に配置されるとは限らず、複数の出版社から委託を受け
た倉庫会社に配置されることもある。このような場合、
書籍管理端末114からオペレータに出版社の出版社コ
ードを指定させ、その指定された出版社コードの示す出
版社の書籍についてのみ、その指定された出版社コード
を含む第1の配本計画データと入庫スキャンデータとを
もとに、入庫数量検査を行う構成とすることも可能であ
る。
【0061】ところで、書籍管理端末114に取り込ま
れたタグ情報は、サーバ111に転送されて、当該タグ
情報中のタグIDをインデックス情報として当該サーバ
111の記憶装置に保存される。この出版社書籍管理シ
ステム11に保存されているタグ情報を管理タグ情報と
呼ぶ。なお、この段階では、管理タグ情報中の有効な情
報は、タグIDを含むIDコードと、書籍コードのみで
ある。また、両コードは、非接触IDタグ(136)の
製造メーカで予め記録される。したがって、非接触ID
タグ(136)の群が製造メーカから納品される際に、
IDコードと書籍コードとの対のリストをネットワーク
14経由で例えばサーバ111で受け取り、初期管理タ
グ情報として保存しておくことも可能である。ここで、
管理タグ情報に未入庫を示す入庫フラグを付加し、入庫
時に書籍管理端末114からサーバ111にタグIDが
同一のタグ情報が転送された場合に、上記入庫フラグを
入庫済みを示す状態に変更することも可能である。なお
本実施形態では、書籍管理端末114に取り込まれたタ
グ情報は、書籍管理端末114と既存システム113と
を結びつける特別のソフトウエア(ジョイントソフトウ
エア)に従い、当該既存システム113に自動的に受け
渡される。これにより、既存システム113において、
各書籍を1冊単位で管理することが可能となる。なお、
サーバ111に既存システム113の機能を受け持たせ
ることができる段階では、当該既存システム113は必
ずしも必要ではない。
【0062】次に、出版社書籍管理システム11におけ
る出庫(ピッキング)管理について説明する。一般に出
庫(ピッキング)作業では、作業員は取次店別の第2の
配本計画データに従い、倉庫から取次店単位で、対応す
る取次店に配本すべき書籍をピッキングして、所定の箱
(最大50冊)に納める。そして、ピッキングが終了し
た書籍が納められた箱を単位に、例えばコンベアにより
アンテナゲート117を通過させる。この際、オペレー
タは書籍管理端末114を操作して、対応する取次店の
取次店コードを入力する。これにより書籍管理端末11
4では、出庫(ピッキング)スキャンデータの更新処理
が、図7のフローチャートに従って次のように行われ
る。
【0063】書籍管理端末114は、アンテナゲート1
16から出庫(ピッキング)書籍に固有のタグ情報を取
り込み、そのタグ情報から、書籍コード領域302の情
報、即ち出版社記号及び書籍番号からなる書籍コードを
取り出す(ステップ701)。書籍管理端末114は、
現在出庫作業が行われている書籍の配本先となる取次店
(つまり現在対象となっている取次店)に固有の各書籍
コード別の出庫スキャンデータの中から、ステップ70
1で取り出した書籍コードに一致する書籍コードを含む
出庫スキャンデータを検索する(ステップ702)。そ
して書籍管理端末114は、検索した出庫スキャンデー
タ中のスキャン数量を1インクリメントする(ステップ
703)。これにより、検索された出庫スキャンデータ
中のスキャン数量は、該当する書籍コードで示される書
籍名の書籍が現在対象となっている取次店向けとして実
際に出庫(ピッキング)された数量を示す。書籍管理端
末114は、以上の出庫スキャンデータ更新処理を、ア
ンテナゲート116から出庫書籍に固有のタグ情報を取
り込む都度、繰り返し実行する。
【0064】次に、第2の配本計画データと出庫スキャ
ンデータとに基づく出庫(ピッキング)数量検査につい
て、図8のフローチャートを参照して説明する。まず書
籍管理端末114は、オペレータに対して取次店の取次
店コードの入力を促し、これに応じて取次店コードの入
力操作が行われると、その取次店コードを入力する(ス
テップ801)。次に書籍管理端末114は、シリアル
番号nを初期値1に設定する(ステップ802)。次に
書籍管理端末114は、入力された取次店コードの示す
取次店(指定取次店)に固有の第2の配本計画データか
ら、シリアル番号nで特定される書籍の当該取次店向け
の計画数量Aを取り出す(ステップ803)。
【0065】また書籍管理端末114は、自身が保持し
ている指定取次店に対応した出庫スキャンデータの中か
ら同じ書籍(シリアル番号nで特定される書籍)の出庫
スキャンデータを選択して、当該出庫スキャンデータ中
のスキャン数量(ピッキング数量)Bを取り出す(ステ
ップ804)。そして書籍管理端末114は、計画数量
Aとスキャン数量Bとを比較する(ステップ805)。
【0066】もし、計画数量Aとスキャン数量Bとが等
しいならば、書籍管理端末114は該当する書籍コード
の書籍が配本計画通りに指定取次店向けとして出庫(ピ
ッキング)されたと判定する(ステップ806)。これ
に対し、計画数量Aとスキャン数量Bとが等しくないな
らば、書籍管理端末114は該当する書籍コードの書籍
が配本計画通りに出庫(ピッキング)されていないと判
定する(ステップ807)。書籍管理端末114は、こ
の判定結果を表す出庫(ピッキング)数量検査データを
作成して保持する(ステップ808)。この出庫数量検
査データは、例えば対応する出庫スキャンデータに、計
画数量と判定結果とが付加されたものである。
【0067】書籍管理端末114は、ステップ808を
実行すると、全てのシリアル番号について出庫数量検査
を実行したか否かを判定し(ステップ809)、未処理
のシリアル番号が残っているならば、現在のシリアル番
号nを1インクリメントした後(ステップ810)、上
記ステップ803に戻る。これに対し、未処理のシリア
ル番号が残っていないならば、書籍管理端末114は、
それまでに作成した出庫数量検査データに基づいて出庫
(ピッキング)数量検査結果を画面表示する(ステップ
811)。この出庫(ピッキング)数量検査結果画面例
を図9に示す。また書籍管理端末114は、出庫状況を
自動的に或いはオペレータの指示により、プリンタ11
5から帳票形式で印刷出力する(ステップ812)。
【0068】このように本実施形態においては、書籍
(135)に非接触IDタグ(136)を装着し、当該
書籍(135)の出庫時にアンテナゲート117で当該
非接触IDタグ(136)からタグ情報を自動的に読み
込むことで出庫スキャンデータを自動的に更新し、当該
データをもとに出庫(ピッキング)数量検査を効率的に
且つ高精度に行うことができる。
【0069】さて、出庫時に書籍管理端末114に取り
込まれたタグ情報は、サーバ111に転送される。サー
バ111には、既に当該タグ情報とタグIDが同一の管
理タグ情報が保存されている。そこで、このサーバ11
1内の管理タグ情報に、出庫フラグを付加し、出庫時に
書籍管理端末114から同タグIDを含むタグ情報が転
送された場合に、当該出庫フラグを出庫済みを示す状態
に変更するとよい。このようにすると、先に述べた入庫
フラグと併用する場合には、入庫済みを示す入庫フラグ
と未出庫を示す出庫フラグとが付されている管理タグ情
報を全て検索し、その検索数を例えば書籍コード単位で
カウントすることにより、書籍コードで示される出版社
及び書籍名別の在庫数量を簡単に取得できる。また、入
庫フラグを適用しない場合には、未出庫を示す出庫フラ
グが付されている管理タグ情報を検索して、その検索数
を書籍コード単位でカウントすればよい。この他に、取
次店別、書籍コード別の出庫スキャンデータから、全取
次店についての書籍コード別の総スキャン数量を求め、
そこから書籍コード別の入庫スキャンデータの示す各ス
キャン数量を差し引くことでも、書籍コードで示される
出版社及び書籍名別の在庫数量を簡単に取得できる。
【0070】以上の説明では、取次店コードをオペレー
タに入力させるものとしたが、取次店別に用意される第
2の配本計画データを書籍管理端末114が順次選択
し、その都度対応する取次店の取次店コードを自動設定
する構成とすることも可能である。
【0071】以上、出版社書籍管理システム11におけ
る入庫時と出庫時の処理について説明した。なお、取次
店書籍管理システム12における入庫時と出庫時の処理
は、出版社書籍管理システム11におけるのと同様に行
われるため、説明を省略する。但し、取次店書籍管理シ
ステム12では、入庫時または出庫時に、書籍管理端末
124からの書込指令によりアンテナゲート126また
は127からデータ書込のための電波を放射させること
で、非接触IDタグ(136)への情報書き込み、更に
具体的に述べるならば、タグ情報記憶領域中の取次店コ
ード領域307、取引区分領域308、書店コード領域
309、及び配本日付領域310への、それぞれ該当す
る取次店自身の取次店コード、取引区分、配本(出荷)
先の書店の書店コード、及び配本日付(出荷日付)の書
き込みが1冊毎に行われるようになっており、この点で
出版社書籍管理システム11と異なる。この書き込みの
結果は、当該書き込み後に、非接触IDタグ(136)
からのタグ情報読み込みを行うことで、サーバ121に
保存されている管理タグ情報に反映される。また、この
書き込みの結果を、出版社書籍管理システム11のサー
バ111に保存されている管理タグ情報に、ネットワー
ク14を介して反映させることも可能である。
【0072】次に、取次店書籍管理システム12におけ
る書店からの返本時の返本検査処理について、図10の
フローチャートを参照して説明する。まず、書店から取
次店への返本時の返本検査処理では、書籍管理端末12
4は、オペレータに対して返本元の書店の書店コードの
入力を促す。ここで、書店コードの入力操作が行われる
と、取次店書籍管理システム12当該書店コードを入力
する(ステップA1)。なお、後述する返本リストデー
タを用いる場合、ステップA1の書店コード入力を自動
的に行うことも可能である。
【0073】この状態でオペレータは、返本された書籍
を最大50冊を1単位としてアンテナゲート126を通
過させる。これにより、前記した出版社書籍管理システ
ム11における入庫時と同様にして、アンテナゲート1
26を通過した返本書籍に装着された非接触IDタグ
(136)からタグ情報が当該アンテナゲート126に
読み込まれて保持される。
【0074】次に書籍管理端末124は、アンテナゲー
ト126から返本書籍に固有のタグ情報(以下、返本タ
グ情報と呼ぶ)を取り込む(ステップA2)。書籍管理
端末124は、取り込んだ返本タグ情報からタグID領
域313の情報、即ちタグIDを取り出す(ステップA
3)。
【0075】次に書籍管理端末124は、サーバ121
に保存されている管理タグ情報の中から、ステップA3
で取り出したタグIDと同一のタグIDを含む管理タグ
情報を検索する(ステップA4)。そして書籍管理端末
124は、タグIDが同一の返本タグ情報及び管理タグ
情報中の、それぞれ取次店コード同士及び書店コード同
士を比較照合して、一致の有無を調べる(ステップA
5,A6)。
【0076】もし、取次店コード同士及び書店コード同
士が共に一致するならば、書籍管理端末124は、上記
返本タグ情報、即ち返本書籍に装着された非接触IDタ
グ(136)のタグ情報が改ざんされていないものと判
定する。これに対し、取次店コード同士及び書店コード
同士の少なくとも一方が一致しないならば、書籍管理端
末124は、上記返本タグ情報が改ざんされており、不
正返本であると判定する。このように本実施形態におい
ては、書籍1冊毎に固有のタグIDが付与され、そのタ
グID毎に書籍物流に関する情報を含むタグ情報が管理
タグ情報としてサーバ121に保存されているため、返
本された書籍(に装着された非接触IDタグ)から読み
取った返本タグ情報を、その返本タグ情報中のタグID
と同一のタグIDを含む管理タグ情報と比較すること
で、返本タグ情報の改ざんの有無を判定できる。
【0077】書籍管理端末124は、返本タグ情報が改
ざんされていない場合、ステップA1で入力した書店コ
ードが、管理タグ情報(または返本タグ情報)中の書店
コードに一致するか否かを調べ(ステップA7)、一致
するならば正当な返本であると判定し、一致しないなら
ば不正返本であると判定する。
【0078】なお本実施形態では、改ざん防止タイプの
非接触IDタグ(136)が使用されている。そこで、
返本タグ情報が改ざんされていないことを前提として、
ステップA1で入力した書店コード、つまり返本元の書
店の書店コードが、返本タグ情報中のタグIDと同一の
タグIDを含む管理タグ情報中の書店コードに一致する
か否かを調べることで、正当な返本であるか或いは不正
返本であるかを判定する、簡略化された返本検査処理を
適用するようにしても構わない。更に簡便な方法とし
て、返本タグ情報中の書店コードと返本元の書店の書店
コード、及び返本タグ情報中の取次店コードと出版社書
籍管理システム11が置かれている取次店の取次店コー
ドが共に一致しているか否かにより、正当な返本である
か或いは不正返本であるかを判定することも可能であ
る。
【0079】書籍管理端末124は、正当な返本である
と判定した場合、上記返本タグ情報中の返本回数領域3
03の情報を参照して最終書き込みビット位置を確認
し、当該返本回数領域303中の次のビット位置にアン
テナゲート126から“1”を追記させる(ステップA
8)。この返本回数領域303の開始ビット位置から連
続して“1”となっているビット数により返本回数が示
される。つまり、追記により返本回数を等価的に1イン
クリメントする。この返本回数から、例えば再販時の出
荷可能性を判定することが可能である。
【0080】一方、書籍管理端末124は、返本タグ情
報は改ざんされていないが、不正返本であると判定した
場合、返本タグ情報中の取引区分領域308の情報、即
ち取引区分コードを参照する(ステップA9)。本実施
形態では、不正返本の取引区分毎の不正返本数を表す統
計データ(不正返本数統計データ)がサーバ121の記
憶装置に保存されている。そこで書籍管理端末124
は、ステップA9で参照した取引コードの示す取引区分
に対応する不正返本数量データを1インクリメントする
(ステップA10)。このように、取引区分毎の不正返
本数統計データを採取することで、当該統計データか
ら、いずれの区分の契約分の不正返本が多いかを判別す
ることができる。
【0081】また本実施形態においては、各書店からの
正当な返本と不正返本とを書籍毎に確実に識別できるこ
とから、正当に返本された書籍のタグ情報から各書店毎
の正当な返本数量の情報を高精度に採取できる。したが
って、この返本数量の情報を蓄積して、その情報をもと
に、取次店から各書店への将来の委託配本時における出
荷数量を設定することにより、返本率を抑制することが
可能となる。
【0082】なお、以上の説明では、返本書籍1冊毎に
返本元書店の書店コードが入力されるものとしている
が、1つの書店からの全返本書籍につき1回だけ書店コ
ードが入力される構成であってもよい。
【0083】また、書店からの返本時に、書店から返本
の内訳(数量)を書籍コード毎に示す返本リストのデー
タ(電子データ)がネットワーク14または可搬型の記
録媒体を介して取次店書籍管理システム12に提供され
る構成とするならば、その返本リストデータの示す書籍
コード毎の返本数量を、前記出版社書籍管理システム1
1における入庫時の入庫数量検査と同様にして、書籍管
理端末124にて検査することができる。この検査は、
返本リストが電子データでない場合でも、当該リストが
バーコードで示される印刷物であれば、そのバーコード
をバーコードリーダで書籍管理端末124に読み込むこ
とで可能となる。また、返本リストが単なる印刷物であ
るならば、当該リストで示される返本の内訳を、オペレ
ータ操作でキーボード等の入力装置から書籍管理端末1
24に入力することでも、上記の検査は可能となる。
【0084】次に、書店書籍管理システム13における
在庫の棚卸し処理について、簡単に説明する。まず、オ
ペレータは、アンテナを内蔵したハンディスキャナ13
4を持ち、そのハンディスキャナ134のアンテナ部を
書店内の例えば書棚に陳列されている書籍135の背表
紙201側に向けて、そのアンテナ部により当該書籍1
35に装着された非接触IDタグ136からタグ情報を
読み取る操作を行う。オペレータは、この操作を、自身
がハンディスキャナ134を持ちながら書棚に沿って移
動しながら実行する。これによりハンディスキャナ13
4は、書棚に陳列されている書籍135の列から1冊単
位で順次タグ情報を読み取る。以降の処理は、前記した
出版社書籍管理システム11における入庫スキャンデー
タ更新処理と同様であり、在庫数量(の統計データ)が
書籍コード単位で求められる。
【0085】さて、非接触IDタグ136は、書籍13
5の背表紙201と綴じ部202との間、つまり背表紙
201側に装着されている。このためオペレータは、在
庫の棚卸し作業において、非接触IDタグ136に対
し、ハンディスキャナ134のアンテナ部を比較的近距
離に位置させることができる。したがってハンディスキ
ャナ134によるタグ情報読取が簡単に且つ確実に行え
る。これに対し、もしも非接触IDタグ136が書籍1
35の他の部分、例えば表表紙203または裏表紙20
6側に装着されているとするならば、背表紙201側に
装着されている場合に比べ、ハンディスキャナ134の
アンテナ部と非接触IDタグ136との距離は遠くな
る。この場合、ハンディスキャナ134の性能によって
はタグ情報読取が困難ととなる恐れがある。なお、本実
施形態で適用される非接触IDタグ136の厚みは0.
75mmであるが、更に薄いものが出現した場合には、
非接触IDタグ136を背表紙201に印刷インクに埋
設させて直接取り付けることも可能である。
【0086】書店書籍管理システム13では、書籍13
5を顧客に販売した場合、書店のキャッシュレジスタの
近傍に配置されたアンテナ132により当該書籍135
に装着された非接触IDタグ136からタグ情報を読み
取る。書籍管理端末131は、このアンテナ132によ
り読み取られたタグ情報を読み込むことで、前記した出
版社書籍管理システム11における入庫時または出庫時
の処理と同様にして、売上実績データが更新される。こ
の際、書籍管理端末131からの指示により、販売され
た書籍135に装着された非接触IDタグ136が有す
るタグ情報記憶領域の売上コード領域304に、販売
(購入)済みを示す値が1の売上コード、つまり売上
(購入)フラグを記録する。
【0087】出入口アンテナゲート133は、当該ゲー
ト133を通過する顧客が書籍135を所持している場
合に、その書籍135に装着された非接触IDタグ13
6から売上コード領域304の情報、即ち売上コードを
読み込む。もし、読み込んだ売上コードが販売(購入)
済みを示していないならば、出入口アンテナゲート13
3は警報を出力する。これにより、書店でのセキュリテ
ィ向上が図れる。
【0088】[変形例]次に前記実施形態の変形例につ
いて、図11及び図12のフローチャートを参照して説
明する。
【0089】この変形例の特徴は、非接触IDタグ13
6として、電波により非接触で読み出しのみが可能な読
み出し専用タイプのRFIDタグを用いている点にあ
る。この場合でも、例えば出版社書籍管理システム11
及び取次店書籍管理システム12における入庫数量検査
処理と出庫数量検査処理は、前記実施形態と同様に行え
る。但し、読み出し専用タイプでは、例えば取次店書籍
管理システム12での取次店コード、取引区分、書店コ
ード及び配本日付の書き込みができなくなるため、前記
実施形態と同様の手法では、返本検査処理は行えない。
【0090】そこで本変形例では、取次店から書店に配
本される書籍の出庫時における管理タグ情報の更新処理
を次のように実行する。ここでは、書店別の配本計画デ
ータに従い、書店別に出庫作業が行われるものとする。
また、サーバ121の記憶装置には、該当する取次店へ
の書籍の入庫時に当該書籍の非接触IDタグからアンテ
ナゲート126により読み込まれたタグ情報が、管理タ
グ情報として保存されているものとする。
【0091】まず、書店に配本される書籍の非接触ID
タグからアンテナゲート126により読み込まれたタグ
情報を書籍管理端末124に取り込む(ステップB
1)。この処理は、前記実施形態における出版社書籍管
理システム11での出庫時の処理と同様である。
【0092】次に書籍管理端末124は、サーバ121
の記憶装置に保存されている管理タグ情報の中から、ス
テップB1で取り込んだタグ情報とタグIDが同一の管
理タグ情報を検索する(ステップB2)。
【0093】次に書籍管理端末124は、検索した管理
タグ情報に、該当する書籍の配本先となる書店の書店コ
ード及び出庫済みを示す出庫フラグを付加する(ステッ
プB3)。これにより出庫後は、管理タグ情報から、該
当する書籍の配本先書店を特定することが可能となる。
【0094】したがって、非接触IDタグに記録される
タグ情報中に書店コードが含まれていないにも拘わら
ず、書店からの返本時に、前記した簡略化された返本検
査処理が適用可能である。この返本検査処理では、図1
2のフローチャートに従い、返本元の書店の書店コード
が、返本タグ情報中のタグIDと同一のタグIDを含む
管理タグ情報中の書店コードに一致するか否かを調べる
ことで(ステップC1〜C5)、正当な返本であるか或
いは不正返本であるかを判定することができる。
【0095】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つ
が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少
なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除
された構成が発明として抽出され得る。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、固
有のタグ識別コード(タグID)が予め記録された非接
触で少なくとも読み出しが可能な非接触IDタグが装着
された書籍とすることで、各書籍を固有のタグIDによ
り1冊単位で個々に管理することができる。これにより
書籍物流管理が高精度に行え、不正返本の高精度検出と
不正返本の抑止、ピッキング誤りの検出等が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る書籍物量管理システ
ムのシステム構成を示す図。
【図2】非接触IDタグ136が装着された書籍135
の構造を示す図。
【図3】非接触IDタグ136が有するタグ情報記憶領
域のデータ構造例を示す図。
【図4】同実施形態における入庫スキャンデータの更新
処理を説明するためのフローチャート。
【図5】同実施形態における入庫数量検査処理を説明す
るためのフローチャート。
【図6】入庫数量検査結果画面例を示す図。
【図7】同実施形態における出庫スキャンデータの更新
処理を説明するためのフローチャート。
【図8】同実施形態における出庫(ピッキング)数量検
査処理を説明するためのフローチャート。
【図9】出庫(ピッキング)数量検査結果画面例を示す
図。
【図10】同実施形態における書店からの返本時の返本
検査処理を説明するためのフローチャート。
【図11】同実施形態の変形例における取次店書籍管理
システム12での出庫時の管理タグ情報更新処理を説明
するためのフローチャート。
【図12】同変形例における書店からの返本時の返本検
査処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
11…出版社書籍管理システム 12…取次店書籍管理システム 13…書店書籍管理システム 14…ネットワーク 111,121…サーバ 114,124,131…書籍管理端末 116,117,126,127…アンテナゲート 132…アンテナ 133…出入口アンテナゲート 134…ハンディスキャナ 135…書籍 136…非接触IDタグ 201…背表紙 202…綴じ部 208…背のり部 301…IDコード領域 302…書籍コード領域 303…返本回数領域 304…売上コード領域 307…取次店コード領域 308…取引区分領域 309…書店コード領域 310…配本日付領域 313…タグID領域 314…出版社記号領域 315…書籍番号領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 302 G06F 17/60 302A 510 510 512 512 ZEC ZEC G06K 17/00 G06K 17/00 F L 19/00 19/00 H 19/07 Q (72)発明者 栗原 明弘 東京都港区芝浦一丁目2番1号 ジェイテ ィ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 松田 良雄 東京都港区芝浦一丁目2番1号 ジェイテ ィ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 寺田 壯 東京都新宿区市谷台町7番地 河出興産株 式会社内 (72)発明者 清水 浩 東京都新宿区市谷台町7番地 河出興産株 式会社内 Fターム(参考) 5B035 BB09 BC00 CA23 5B058 CA17 YA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有のタグ識別コードが予め記録され、
    電波による無線通信により読み出しのみが可能なタグ情
    報記憶領域を有する非接触IDタグが装着された非接触
    IDタグ付き書籍。
  2. 【請求項2】 固有のタグ識別コードが予め記録され、
    電波による無線通信により読み出し及び追記が可能なタ
    グ情報記憶領域を有する非接触IDタグが装着された非
    接触IDタグ付き書籍。
  3. 【請求項3】 前記非接触IDが、前記書籍の背表紙側
    に装着されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の非接触IDタグ付き書籍。
  4. 【請求項4】 前記非接触IDの前記タグ情報記憶領域
    には、前記タグ識別コードに加えて前記書籍の出版社及
    び書籍名を示す書籍コードが予め記録されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の非接触IDタ
    グ付き書籍。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の非接触I
    Dタグ付き書籍の物流をコンピュータシステムにより管
    理する書籍物流管理方法であって、 前記書籍の出荷時に、当該書籍に装着された前記非接触
    IDタグの前記タグ情報記憶領域からアンテナを介して
    前記タグ識別コードを含むタグ情報を読み込むステップ
    と、 前記読み込んだタグ情報中のタグ識別コードに対応付け
    て当該タグ識別コードで識別される書籍の入出荷に関す
    る書籍物流情報を記憶装置に保存するステップと、 前記書籍が返本された際に、当該書籍に装着された前記
    非接触IDタグの前記タグ情報記憶領域からアンテナを
    介して前記タグ識別コードを含むタグ情報を読み込むス
    テップと、 前記返本された書籍に装着された前記非接触IDタグか
    ら読み込まれた前記タグ情報中のタグ識別コードで前記
    記憶装置内の対応する書籍物流情報を検索し、少なくと
    も当該検索された書籍物流情報をもとに正当な返本であ
    るか或いは不正返本であるかを判定するステップとを具
    備することを特徴とする書籍物流管理方法。
  6. 【請求項6】 前記書籍物流情報には、対応する書籍の
    出荷先書店の書店コードが付加されており、 前記判定ステップでは、前記検索された書籍物流情報に
    付加されている前記書店コードと返本元の書店の書店コ
    ードとが一致するか否かにより正当な返本であるか或い
    は不正返本であるかを判定することを特徴とする請求項
    5記載の書籍物流管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の非接触IDタグ付き書籍
    の物流をコンピュータシステムにより管理する書籍物流
    管理方法であって、 前記書籍が取次店に入荷された際または前記書籍が取次
    店から書店に出荷される際に、当該書籍に装着された前
    記非接触IDタグの前記タグ情報記憶領域のうち、予め
    定められた特定領域に当該取次店の取次店コードと当該
    書籍の出荷先となる書店の書店コードとをアンテナを介
    して書き込むステップと、 前記取次店コード及び書店コードが書き込まれた、前記
    タグ識別コードを含むタグ情報を、前記アンテナを介し
    て読み込むステップと、 前記読み込んだタグ情報中のタグ識別コードに対応付け
    て、当該タグ識別コードで識別される書籍の入出荷に関
    する書籍物流情報であって、前記取次店コード及び前記
    書店コードを含む書籍物流情報を記憶装置に保存するス
    テップと、 前記書籍が取次店に返本された際に、当該書籍に装着さ
    れた前記非接触IDタグの前記タグ情報記憶領域からア
    ンテナを介して前記タグ識別コード、前記取次店コード
    及び前記書店コードを含むタグ情報を読み込むステップ
    と、 前記返本された書籍に装着された前記非接触IDタグか
    ら読み込まれた前記タグ情報中のタグ識別コードで前記
    記憶装置内の対応する書籍物流情報を検索するステップ
    と、 前記検索された書籍物流情報及び前記返本された書籍に
    装着された前記非接触IDタグから読み込まれた前記タ
    グ情報中の、それぞれ前記取次店コード及び前記書店コ
    ードが一致し、且つ当該書店コードに前記返本された書
    籍の返本元の書店の書店コードが一致するか否かによ
    り、正当な返本であるか或いは不正返本であるかを判定
    するステップとを具備することを特徴とする書籍物流管
    理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2記載の非接触I
    Dタグ付き書籍の物流をコンピュータシステムにより管
    理する書籍物流管理方法であって、 配本計画データに従う前記書籍の出庫時に、当該書籍に
    装着された前記非接触IDタグの前記タグ情報記憶領域
    からアンテナを介して前記タグ識別コードを含むタグ情
    報を読み込むステップと、 前記書籍の出庫時における前記タグ情報の読み込みの都
    度、前記コンピュータシステムにより管理されている出
    版社名及び書籍名で特定される書籍別の出庫数量のう
    ち、当該タグ情報中のタグ識別コードで識別される書籍
    と出版社名及び書籍名が同一の書籍の出庫数量を更新す
    るステップと、 前記配本計画データに従う一連の出庫作業後に、前記配
    本計画データの示す出版社名及び書籍名で特定される書
    籍別の出庫計画数量と前記コンピュータシステムにより
    管理されている前記書籍別の出庫数量とをそれぞれ比較
    することで、出版社名及び書籍名で特定される書籍別の
    ピッキングミスを検出するステップとを具備することを
    特徴とする書籍物流管理方法。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の非接触IDタグ付き書籍
    の物流をコンピュータシステムにより管理する書籍物流
    管理方法であって、 配本計画データに従う前記書籍の出庫時に、当該書籍に
    装着された前記非接触IDタグの前記タグ情報記憶領域
    からアンテナを介して前記タグ識別コード及び前記書籍
    コードを含むタグ情報を読み込むステップと、 前記書籍の出庫時における前記タグ情報の読み込みの都
    度、前記コンピュータシステムにより管理されている前
    記書籍コードで特定される書籍別の出庫数量のうち、当
    該タグ情報中の前記書籍コードで示される書籍の出庫数
    量を更新するステップと、 前記配本計画データに従う一連の出庫作業後に、前記配
    本計画データの示す出版社名及び書籍名で特定される書
    籍別の出庫計画数量と前記コンピュータシステムにより
    管理されている前記書籍別の出庫数量とをそれぞれ比較
    することで、出版社名及び書籍名で特定される書籍別の
    ピッキングミスを検出するステップとを具備することを
    特徴とする書籍物流管理方法。
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