JP2003063438A - 農業用作業車の操縦装置 - Google Patents

農業用作業車の操縦装置

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JP2003063438A
JP2003063438A JP2002020805A JP2002020805A JP2003063438A JP 2003063438 A JP2003063438 A JP 2003063438A JP 2002020805 A JP2002020805 A JP 2002020805A JP 2002020805 A JP2002020805 A JP 2002020805A JP 2003063438 A JP2003063438 A JP 2003063438A
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JP
Japan
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lever
driving lever
work vehicle
belt
agricultural work
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Application number
JP2002020805A
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English (en)
Inventor
Junichi Terada
順一 寺田
Sakuji Sugimura
佐久次 杉村
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Terada Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Terada Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無端輸送帯で走行する農業用作業車の運転操
作を容易にする操縦装置を提供することと、農業用作業
車を搬送用トラックに載せ降しする場合、安全に作業が
出来るようにすること。 【解決手段】 運転レバーを前後、左右に回動自在と
し、前後方向の動作で走行と停止を行ない、左右の動作
で車体の旋回を行なうことにより、一本の運転レバーで
走行できるようにした。一定の走行を続けるときは、運
転レバーから手を離すことが出来るようにした。運転レ
バーを前進用と後退用に分け、後退時の運転を容易にし
た。運転レバーに補助棒をはめ込み、トラックへの載せ
降しのとき作業者は車体から降りて、操作出来るように
した。又、運転レバーにロープをつなぎ、作業者が車体
から降りて操作出来るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無端輸送帯の走行装
置によって山野、農地等の不整地を走行する農業用作業
車の操縦装置に関する。特に、茶畝に沿って走行しなが
ら茶園の管理作業を行なう茶園管理作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】無端輸送帯の走行装置(以後クローラと
称する)を制御するトランスミッションは、エンジンの
回転を入力する入力軸とクローラに回転を伝える出力
軸、左右の出力軸の回転を入切するサイドクラッチレバ
ー、出力軸の回転方向と回転数を選択する変速レバー、
出力軸にブレーキをかけるブレーキレバーを備えてい
る。変速レバーを中立にすると出力軸の回転はゼロとな
り、車体は停止する。変速レバーを前進側にすれば、出
力軸は前進方向へ回転し、車体は前進する。出力軸の回
転数を1段、2段と選択することにより、走行スピード
を変えることができる。変速レバーを後退側にすれば、
出力軸は逆転し、車体は後退する。クローラによって走
行する車体は、左右の一方のクローラを停止させ、一方
だけ動かすことにより停止したクローラ側に曲がる。サ
イドクラッチレバーにより一方の出力軸だけ停止させる
ことにより、他方のクローラだけ回転させ、車体の方向
を変えることが出来る。従って、この種の車体は、前
進、後退の方向と速度の段階を選択する変速レバー、左
右の旋回を制御する2本のサイドクラッチレバー、車体
にブレーキを掛けるブレーキレバーを備えている。この
種の農業用作業車は、格納場所から農地まで車体を運ぶ
場合、運搬用のトラックへ乗せる必要がある。この場
合、トラックの荷台へブリッジを掛け、作業者が作業車
の運転台へ乗って、運転レバーを操作し、乗せ降しをや
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クローラによって走行
する農業用作業車を運転する場合、変速レバー、2本の
サイドクラッチレバー、ブレーキレバー、エンジンの回
転を制御するアクセルレバーと5種類のレバーを操作し
なくてはならない。この操作を習得するのは、なかなか
困難である。更に、農業用作業車は走行させるのが目的
でなく、走行させながら各種の農作業を行わねばならな
い。従って、運転操作は出来るだけ簡単にする必要があ
る。次に、この農業用作業車をトラックで運搬する問題
に関して、トラックの荷台へ掛けたブリッジはかなりの
急傾斜となっており、作業車に人が乗って昇降するのは
非常に危険である。又、農地の危険な個所では、降りて
農業用作業車を操作する必要がある。人が乗らないで操
作するために、無線操縦を用いる方法もあるが、複雑、
高価であり、ノイズなどで誤作動を生じやすい。この発
明は、人が乗らないで、安全に農業用作業車を操作する
ための簡単な方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明では、「左右一対の無端輸送帯
による走行装置を備えた農業用作業車において、運転レ
バーを前後方向と左右方向に回動自在とし、運転レバー
の前後方向の動作によって走行用トランスミッションの
走行入力を制御し、左右方向の動作でサイドクラッチの
入切を制御することにより、一本の運転レバーで左右旋
回、走行、停止動作を行なわせる」という手段をとる。
運転レバーの前後方向の動作を、トランスミッションの
入力軸の入切をする装置と動力伝達手段で結び、左右方
向への動作をサイドクラッチの入切と動力伝達手段で結
ぶ。このようにすれば、車体を走行、停止させる操作
と、左右へ旋回するという操作を一本のレバーで行なう
ことができる。この場合、この運転レバーを前方へ倒せ
ば走行し、手前へ戻せば停止するようにし、左へ倒せば
左旋回、右へ倒せば右旋回するようにすれば、非常にわ
かりやすい。
【0005】請求項2記載の発明では、「走行用トラン
スミッションの入力軸と、エンジンの回転軸につながる
回転軸との間にVベルトを掛け、Vベルトを張ったりゆ
るめたりすることによって入力軸への入力を入切するベ
ルトクラッチを設け、ベルトクラッチの操作レバーと、
前記運転レバーの前後方向の動作のレバーとを動力伝達
手段で接続する」という手段をとる。運転レバーを前方
に倒す操作でテンションプーリーをVベルトに押し付け
て、エンジンの回転軸と、トランスミッションの入力軸
の間に渡したVベルトをピンと張らせ、エンジンの回転
をトランスミッションへ伝達させ、運転レバーを手前に
戻すことにより、テンションプーリーをVベルトから離
し、Vベルトを緩ませて、トランスミッションの入力軸
の回転を停止させる。走行用のトランスミッションへの
入力を制御する方法はいろいろあるが、このようにすれ
ば、簡単で安価に入力を制御することが出来る。
【0006】請求項3記載の発明では、「走行用トラン
スミッションのサイドクラッチのレバーと前記運転レバ
ーの左右方向の動作のレバーとを動力伝達手段でつな
ぐ」という手段をとる。動作を伝達する方法として、レ
バー、ロック等を組み合わせたリンク機構を用いればよ
いが、複雑なリンク機構を組む場合はコントロールケー
ブルを用いるのが簡単である。コントロールケーブルは
鋼鉄の芯線を外筒でつつみ、外筒と芯線を遊動自在とし
てある。外筒の両端に固定具を設け、芯線の一端を引っ
張れば、他端の芯線が引っぱられて動くようになってい
る。運転レバーを左に倒したときトランスミッションの
左のサイドクラッチを引くようにコントロールケーブル
を連結し、右に倒したとき右のサイドクラッチを引くよ
うに連結する。コントロールケーブルは可撓自在である
ので、運転レバーとトランスミッションがどのような位
置関係にあっても、両者をつなぐことができる。単純な
位置関係であれば、単なる連結ロットによるリンク機構
を用いてもよい。
【0007】請求項4記載の発明では、「エンジンの回
転軸につながる回転軸と走行用トランスミッションの入
力軸との間に、回転比の異なるV車の組合わせで構成し
た、複数のベルトクラッチを設け、前記運転レバー側に
も運転レバーの前後方向の動作につながる複数のレバー
を設け、各レバーに対応して、ベルトクラッチレバーと
運転レバー側のレバーを各々動力伝達手段でつなぎ、運
転レバー側でベルトクラッチにつながるレバーを選択す
る」という手段をとる。運転レバー側に複数のレバーを
設け、トランスミッションの入力軸側に設けた複数のベ
ルトクラッチと、各々一対一に対応して、動力伝達手段
としてコントロールケーブルで結び、予め運転レバーを
前に倒したとき、どのレバーが作動するかを選択してお
けば、選択されたレバーに対応したベルトクラッチが作
動し、入力軸の回転を選択することが出来る。農業用作
業車は、各種の農作業を行なうので、車体の走行スピー
ドを広い範囲で変える必要がある。又、農業用作業車は
安価なので、トランスミッションも簡単なものを使用し
ており、速度の選択も2段程度である。直径の異なるV
車の組合わせを複数設ければ、どの組合わせのV車によ
る伝達手段を用いるかにより、エンジンの回転数が同じ
であっても、トランスミッションの入力軸の回転を変え
ることが出来る。例えば、入力軸の回転を2種類選択可
能とし、トランスミッションの変速数を2段とすれば、
出力軸の回転は2×2=4種類の選択をすることが可能
となる。
【0008】請求項5記載の発明では、「走行用トラン
スミッションの入力軸を入切するベルトクラッチのレバ
ーの軸にブレーキ機構につながるレバーを設け、ベルト
クラッチを切にしたとき、ブレーキが作動するように
し、ベルトクラッチを入にしたとき、ブレーキが外れる
ようにする」という手段をとる。ベルトクラッチは、2
つの回転軸の間をゆるく張ったVベルトでつなぎ、Vベ
ルトへテンションプーリーを押し付けると、Vベルトが
V車にはまって、2軸間に動力が伝達され、テンション
プーリーをはなすとVベルトがV車からはなれて、動力
が切れる構造となっている。テンションプーリーは支点
を中心として回動するレバーの先端に取付けてあり、運
転レバーの操作によって回動し、テンションプーリーを
Vベルトに押し付けたり、離したりする。この回動軸に
別のレバーを設け、ブレーキレバーとつなげば、運転レ
バーを操作すれば、テンションプーリーと同時にブレー
キレバーを動かすことができる。車体を走行させるとき
は、ブレーキを外さなければならない。又、停止すると
きは、ブレーキを掛けねばならない。運転レバーとブレ
ーキレバーを連動にすれば、運転レバーを操作するだけ
で、ブレーキの操作を同時に行なうことが出来るので、
運転レバーとは別に、ブレーキレバー、ブレーキペダル
などの操作をする必要がなくなる。
【0009】請求項6記載の発明では、「運転レバーを
前方に倒したとき、運転レバーの前後方向の動作のレバ
ーと接続した動力伝達手段の接続点を、接続点に作用す
る力の方向と、運転レバーの回動軸とが同一線上になる
位置とする」という手段をとる。運転レバーのコントロ
ールケーブルは、ベルトクラッチのテンションプーリー
を動かすレバーと接続している。運転レバーをはなす
と、バネによりテンションプーリーはVベルトから離
れ、VベルトをV車に押し付ける力が抜けるのでエンジ
ンの回転が伝達されず、車体は停止する。運転レバーを
前に倒すと、運転レバーの力によりこのバネに打ち勝っ
て、テンションプーリーがVベルトを押し、V車にVベ
ルトを押し付け、動力を伝達する。このとき、運転レバ
ーはこのバネにより、コントロールケーブルで引っ張ら
れた状態となっている。運転レバーの回動軸と、コント
ロールケーブルの引っ張る方向が同一線上になると、運
転レバーを元に戻す力は働かなくなる。従って、運転レ
バーから手を離しても、運転レバーはその状態を保って
おり、車体は走行したままとなる。農作業を行なう場
合、作業車を一定の速度で走行させたい場合が多い。
又、農作業は長い時間になるので、走行中運転レバーを
持ったままでは非常に疲れる。運転レバーを離しても、
その状態を保つ為に、特別に運転レバーを固定する装置
を設けたものもあるが、固定の為に別のレバーを操作す
るというのも厄介である。又、非常の場合、固定装置を
はずす操作をしなければならず、危険である。この発明
のようにすれば、運転レバーを前に倒す、手前に引くと
いう操作だけで、運転レバーの固定と解除が出来る。
【0010】請求項7記載の発明では、「前後方向と左
右方向に回動自在とした運転レバーを2セット設け、一
方を運転席の前方に設置し、他方を運転席の後方に設置
し、双方の運転レバーを前後方向は前後方向と、左右方
向は左右方向と連動して作動するようにする」という手
段をとる。運転レバーを同じ物を2セット用意し、双方
をコントロールケーブルまたはリンク機構で結べば、一
方を操作すれば他方も連動して動くので、どちらでも車
体の走行を操作することが出来る。茶園での農作業の場
合、茶畝に沿って前進し、そのまま同じ経路を後退する
場合が多い。運転席から後ろを振り向いて前方の運転レ
バーを操作して後退するのは非常に困難である。運転レ
バーだけを後退用にもう一つ設ければ、後退走行が非常
に容易となる。
【0011】請求項8記載の発明では、「前記運転レバ
ーの前後方向の動作と、トランスミッションの前進、後
退、停止の動作を行う変速レバーを動作伝達手段で接続
し、運転レバーの左右方向の動作と、トランスミッショ
ンのサイドクラッチのレバーとを動作伝達手段でつな
ぐ」という手段をとる。運転レバーの前後方向の動作と
トランスミッションの前進、後退、停止(ニュートラ
ル)の変速レバーを連結すれば、運転レバーの方向と車
体の進行方向が一致するので、操作がしやすくなる。こ
の状態で運転レバーの左右方向の動作とサイドクラッチ
レバーを連結すれば、運転レバー1本だけで左右への旋
回を行なうことが出来る。サイドクラッチレバーはフリ
ーにしたとき、バネで戻る構造になっているので、コン
トロールケーブルでつなげばよいが、変速レバーはリン
ク機構でつなぐか、押引両方作動するプッシュプルタイ
プのコントロールケーブルでつなぐ必要がある。又、こ
の場合、エンジンの回転を入切するクラッチペダル(遠
心クラッチを用いることによりアクセルペダルと共用で
きる)、ブレーキペダルは別に必要とするので、座席に
座った状態での運転に適している。
【0012】請求項9記載の発明では、「運転席の運転
レバーを前後に倒すことにより、走行、停止を行なう農
業用作業車において、運転レバーに脱着自在な長い補助
棒をはめ込み、運転者は機体から降りてこの長い補助棒
を引いたり、押したりして、走行、停止をする」という
手段をとる。車体の外から運転レバーに届くだけの長さ
の補助棒を用意し、運転レバーにその補助棒をはめ合わ
せれば、作業者は車体から降りて、安全な場所から運転
レバーを操作することが出来る。車体をトラックへ載せ
降しする作業が終われば、補助棒を運転レバーから外
し、作業者が運転台へ乗って、直接運転レバーを操作す
ればよい。
【0013】請求項10記載の発明では、「運転席の運
転レバーを前後に倒すことにより、走行、停止し、左右
に倒すことにより左右旋回を行なう農業用作業車におい
て、運転レバーを前後に回動させる為のロープと、左右
に回動させる為のロープを運転レバーにつなぎ、運転者
が機体から降りて、このロープを操作することにより、
左右旋回、走行、停止を行なう」という手段をとる。前
後、左右に回動可能とした運転レバーにロープを結びつ
け、引っ張ることにより、運転レバーを前に倒すロー
プ、後ろへ倒すロープ、右へ倒すロープ、左へ倒すロー
プを用意しておけば、作業者は車体より降りて、離れた
安全な場所で、上記の各ロープを操作すれば、運転台に
乗らなくても、乗っていると同様に運転レバーを操作す
ることが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の農業用作業車の実施例
として、茶園の管理作業を行なう茶園作業車により説明
する。図1は茶園作業車の正面図、図2は側面図、図3
は平面図である。茶園作業車は、帯状に植栽された茶樹
に沿って走行する無限軌道式の走行装置(以後クローラ
と称す)2、3を門型枠4で結んであり、機体が茶樹1
に当たらないような高床式の構造となっている。クロー
ラ3の上には運転席5が設けてあり、運転席の前方には
前進用の操縦装置8、後方には後退用の操縦装置9が設
けてある。反対側のクローラ2の上にはエンジン6が設
けてあり、エンジンの前方にはトランスミッション7が
設けてある。
【0015】図4はこの茶園作業車の走行に関係する機
器と操縦系統の一覧を示している。図5、7に前進用操
縦装置8の運転レバーの詳細を示す。図6、8に後退用
操縦装置9の運転レバーの詳細を示す。エンジン6の回
転はVベルト11によって中間軸12に伝えられる。中
間軸12はトランスミッション7の入力軸13との間に
それぞれ回転比の異なる2組のV車の組合せがセットし
てあり、それぞれにVベルト14、15が掛けてある。
14を低速入力用、15を高速入力用とする。それぞれ
のVベルトにはテンションプーリー16、17が設けて
あり、ベルトクラッチ4を形成している。このテンショ
ンプーリー16又は17をVベルトに押し付けることに
より、中間軸12の回転がトランスミッションの入力軸
13へ伝えられる。テンションプーリー16、17はそ
れぞれベルトクラッチ用のレバー18、19の先端につ
いており、レバー18、19はコントロールケーブル2
0、21により、操縦装置8、9内にある運転レバー3
8、52と接続しており、運転レバーの操作によりテン
ションプーリー16、17をVベルト14、15へ押し
付ける動作をする。
【0016】レバー18、19は回動軸23上に取付け
てあり、回動軸23の一方の端にはレバー24が設けて
あり、リンク棒25、レバー26を介してブレーキ27
と接続している。レバー18、19の動きによりベルト
クラッチが作動し、エンジンの回転がトランスミッショ
ン7へ伝えられると、回動軸23を介してブレーキ27
が解除される。一方、レバー18、19が元の位置へ戻
り、テンションプーリー16、17がVベルトより外
れ、トランスミッション7への入力が停止すると回動軸
23を介してレバー24、リンク棒25、レバー26に
よりブレーキ27が掛かることになる。トランスミッシ
ョン7の出力軸28、29には、スプロケットが設けて
おり、それぞれチェン30、31によって、クローラ
2、3へ回転を伝えている。トランスミッション7には
サイドクラッチレバー32、33が設けてあり、操縦装
置8、9の運転レバーとコントロールケーブル34、3
5で接続している。コントロールケーブル34を引く
と、サイドクラッチレバー32が作動し、出力軸28が
停止する。コントロールケーブル35を引くとサイドク
ラッチレバー33が作動し、出力軸28が停止する。3
6は変速レバーであって、入力軸13に対して、出力軸
28、29の回転を正転、逆転、中立(出力軸停止)等
になるように選択する。37はエンジン6の回転を制御
するアクセルワイヤーである。
【0017】運転レバー38は補助枠39の表面に突き
出したピン40に差し込まれており、ピン40を中心と
して左右に回動可能となっている。補助枠39は操作枠
42に横架された横軸41を中心として前後に回動可能
となっている。運転レバー38には接続子43、44を
介して、コントロールケーブル34、35が接続されて
いる。運転レバー38を38−1の方向へ倒せば、コン
トロールケーブル34が引っぱられてサイドクラッチレ
バー32が作動し、38−2の方向へ倒せばコントロー
ルケーブル35が引かれてサイドクラッチレバー33が
作動する。横軸41には高速用レバー45、低速用レバ
ー46が補助枠39の両側に設けてある。補助枠39の
上部には軸47を中心として、高速、低速選択用のレバ
ー48が設けてある。高速、低速用レバー45、46の
上部はU字溝となっており、レバー48を左右に倒すこ
とにより、このU字溝へレバー48がはまり込み、補助
枠39とレバー45又は46が一体となって回動するこ
ととなる。高速用レバー45の下端は接続子49を介し
てコントロールケーブル21へ低速用レバー46の下端
は接続子50を介してコントロールケーブル20へ接続
している。
【0018】運転レバー38を38−1の方向へ倒すと
横軸41を中心として補助枠39が前方へ倒れる。この
とき、レバー48が48−1の方向に倒してあればレバ
ー46が作動し、コントロールケーブル20が引っ張ら
れ、高速用のベルトクラッチシステムが作動する。レバ
ー48が48−2の方向に倒してあればレバー45が作
動し、コントロールケーブル21が引っ張られ低速用の
ベルトクラッチシステムが作動する。運転レバー38を
38−1の位置まで倒すと、レバー45、46の先端の
接続子49、50は49−1、50−1の位置まで回動
する。コントロールケーブル20、21は20−1、2
1−1の位置となり、請求項6に示すように接続子49
−1、50−1、横軸41、コントロールケーブルの支
持点51が一直線上となる。ここまで運転レバー38を
倒せば、運転レバーから手を離しても運転レバーはこの
位置を保つことになる。
【0019】次に請求項7に示す後退用の運転レバーの
実施例について、図6、8によって説明する。52は後
退用の運転レバーであって、後退用操縦装置9内に設け
てある。運転レバー52は補助枠53上に突き出したピ
ン54にはめ合わせてあり、ピン54を中心として左右
に回動可能となっている。補助枠53は操作枠55に横
架した横軸56を中心として、前後に回動可能となって
いる。運転レバー52には接続子57、58を介して、
コントロールケーブル59、60が接続されている。こ
のコントロールケーブルは運転レバー38の接続子4
3、44と接続してある。運転レバー52を右へ倒せば
コントロールケーブル59が引っぱられ、運転レバー3
8も右へ倒れる。運転レバー52を左に倒せば、コント
ロールケーブル60が引っ張られ、運転レバー38も左
に倒れる。補助枠53の上端には接続子61を介してコ
ントロールケーブル62が接続している。このコントロ
ールケーブル62の他端は接続子63を介して補助枠3
9の下方に突き出したレバー64と接続している。この
コントロールケーブル62には押−引両方に作動するも
のでなければならないので、リンク機構でつないでもよ
い。運転レバー52を52−1の方向へ倒せば、コント
ロールケーブル62に引っ張られ、運転レバー38は3
8−1の方向へ倒れる。運転レバー52を元へ戻せば、
運転レバー38も元の位置へ戻る。このようにして後方
の操縦装置に設けた運転レバー52を動かせば、前方の
操縦装置の運転レバー38を動かすことが出来る。
【0020】次に、この農業用作業車の運転順序につい
て説明する。まず作業車を前進させる場合、変速レバー
36を前進方向へ入れる。次いで、レバー48を右また
は左に倒し、高速または低速を選択する。次いで、運転
レバー38を前方に倒せば、ベルトクラッチシステムが
作動し、トランスミッション7のブレーキが外れ、入力
軸13が回転し、出力軸28、20が回転し、車体は前
進する。この状態で運転レバー38から手を離しても前
進を続ける。運転レバー38を右に倒せば、右側のサイ
ドクラッチレバー32が作動し、右側の出力軸28が停
止し、右側のクローラ2は停止する。左側のクローラ3
だけが回転するので、車体は右へ旋回する。同様に、運
転レバー38を左に倒せば、左側のクローラ3が停止
し、車体は左へ旋回する。運転レバー38を手前へ戻せ
ば、ベルトクラッチシステムが外れ、ブレーキがかか
り、車体は停止する。次に車体を後退させる場合、まず
変速レバー36を後退に切替える。次いで、作業者は後
退用操縦装置9の方向を向いて、運転レバー52を前方
へ倒せば連動している前進用の操縦装置8の運転レバー
38が作動し、車体は後退する。同様に、運転レバー5
2を左右に倒せば、前進用の運転レバー38も連動して
作動し、車体は左右に旋回する。
【0021】次に、請求項8の実施例について、図9、
10、11に基づいて説明する。図9は請求項8に示す
ように、変速レバー36を運転レバーと直接つないだ場
合の操縦系統の一覧を示している。エンジン6の回転は
Vベルト63によりトランスミッション7の入力軸13
へ伝えられる。エンジン6の出力軸には遠心クラッチ付
V車64が取付けてあり、エンジンの回転が一定以上に
なると、クラッチがつながり、V車が廻るようにしてお
く。トランスミッション7へ入力された回転は出力軸2
8、29へ出力し、クローラ2、3を回転させる。ブレ
ーキ27はコントロールワイヤー65で操縦席とつなが
り、制御される。変速レバー36は連結棒66、67、
ベルクランク68などのリンク機構を介して操縦装置
8、9につながっている。連結棒67の先端は操作枠6
9に横架された横軸70に取付けられたレバー71の先
端に接続している。レバー71の根元には、ピン72が
突き出ており、運転レバー73がはめ込まれている。運
転レバー73はピン72を中心として左右に回動可能と
なっている。運転レバー73を前後に倒すと、レバー7
1は横軸70を中心として前後に回動する。運転レバー
73は接続子74、75を介して、コントロールケーブ
ル34、35と結ばれ、それぞれトランスミッション7
のサイドクラッチレバー32、33とつながっている。
【0022】次に、このシステムの運転順序について説
明する。運転レバー73を前方へ倒し、73−1にする
とリンク機構を介して変速レバー36が前進の位置にセ
ットされる。コントロールワイヤー65を介してブレー
キをゆるめ、アクセルワイヤー37を介してエンジンの
回転を上げると、遠心クラッチ64が作動してVベルト
63が廻り、トランスミッション7へ入力され、車体は
前進する。アクセルを調節してエンジンの回転を下げる
と、遠心クラッチ64が外れ、Vベルト63は停止し、
車体は停止する。運転レバー73を中立の位置にすれ
ば、変速レバー36が中立となり、トランスミッション
7の入力軸13と出力軸7は絶縁する。運転レバー73
を後方へ倒し73−2位置にすると、変速レバー36が
後退の位置にセットされる。ブレーキ27を外し、アク
セルをふかし、エンジンの回転数を上げると遠心クラッ
チ64が接続し、Vベルト63が回り始め、トランスミ
ッションの入力軸が廻り、出力軸28、29が逆転を始
め、クローラ2、3が逆転し、車体は後退する。運転レ
バー73を左右に倒せば、コントロールワイヤー34、
35が作動し、サイドクラッチレバー32、33が引っ
張られ、車体は左右に旋回する。この方式についても、
後退用の操縦装置を別に設ければ、運転レバー38のと
きと同様に、後退用の運転レバーで後退時の操作をする
こともできる。
【0023】請求項9の発明の実施の形態について、図
12に従って説明する。図12は、図2で示した茶園作
業車76を搬送用トラック78に載せ降しする場合の実
施例を示している。77はブリッジであり、通常2本の
ブリッジをクローラの幅に合わせてトラックの荷台に掛
けて、昇降用スロープをつくる。茶園作業車76を運転
して、クローラ2、3とブリッジ77の通りを合わせた
ら、作業者は運転台から降り、車体の前(後でもよい)
にまわり、補助棒80の先端を運転レバー38又は52
にはめ合わせる。運転レバー38、52は、図1に示す
ようにハンドル部がT型になっている。補助棒80の先
端はリング状に輪環になっているので、T型のハンドル
部へ補助棒80の先端のリング部をはめ込むことが出来
る。81はチェンジレバーであり、図4の変速レバー3
6につながっていて、このレバーを操作することによ
り、車体の走行を前進、後退に切替えることが出来る。
図12では、後退しながら車体をトラック78に載せて
いるので、チェンジレバー81を後退側にし、補助棒8
0を引っ張れば、茶園作業車76はブリッジ77を登っ
ていく。降ろすときは、チェンジレバー81を反対側
(図12では前進側)にし、補助棒80を引張れば、茶
園作業車76をブリッジ77に沿って降ろすことが出来
る。
【0024】請求項10の発明の実施の形態について、
図13、14、15に従って説明する。図13は運転レ
バー38を前後に倒すことによって、運転、停止を行な
う様子を示す側面図である。運転レバー38に2本のロ
ープ82、83を結びつける。ロープ82、83の他端
は、作業者79の持つ操作棒85に結びつける。このと
き、ロープ83は運転レバー38の後方に設けたリング
84を介して、操作棒85と結んである。作業者79は
茶園作業車76より降りて、車体の前に立っている。ロ
ープ82を手前に引くと、運転レバー38は38'の位
置へ手前に倒れ、運転を始める。このとき、チェンジレ
バー81(図12に記載)が前進側にしてあれば前進
し、後退側にあれば後退する。ロープ83を手前に引け
ば、運転レバーは後方へ倒れ、38の位置になり、運転
は停止する。
【0025】図14は運転レバーを左右に倒すことによ
って、左右の旋回動作を行なわせる様子を示す説明図で
あり、車体を正面から見たものである。運転レバー38
に2本のロープ87、88を結びつける。ロープ87、
88の他端は作業者の持つ操作棒86に結びつける。こ
のとき、ロープ87は運転レバー38の左側(正面から
みると右側)に設けたリング89を介して、ロープ88
は運転レバー38の右側(正面からみると左側)に設け
たリング90を介して、操作棒86と結んである。車体
の手前にたった作業者79がロープ87を引くと、運転
レバー38は38'の方向に倒れ、車体は運転レバーの
倒れた方向に旋回する。次いで、ロープ88を引くと運
転レバー38は38"の方向に倒れ、車体はその方向に
旋回する。
【0026】図15は作業者が持つ運転、停止用の操作
棒85と左右旋回用の操作棒86を合わせた状態を示し
ている。操作棒85と操作棒86は十文字に交叉してお
り、それぞれ4本のロープ82、83、87、88がつ
なげてある。左右の旋回の為のロープを受けているリン
グ89、90を運転レバー38の前方に設ければ、ロー
プ87、88と同時に引くことによって、運転レバー3
8を左右に倒さずに手前に引くことが出来るので、ロー
プ82をはぶいて、83、87、88の3本のロープで
もよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明によれば、運転
レバー1本で走行、停止、左右の旋回が出来るので、片
方の手で作業者の体を保持し、もう一方の手で操縦が出
来るので、安全で簡単に車体を操作できる。又、請求項
2〜5の発明は、油圧、電気装置など高価で複雑な機器
を使用せず、非常に簡単な機構を用いているので、安価
に製作することが出来る。又、目視または簡単な点検で
その動作の確認が出来、修理する場合も特別の道具、部
品、専門家等を必要とせず、ベルトの交換、コントロー
ルワイヤーの調節等、農家の人でも簡単に対応すること
が出来る。
【0028】請求項6の発明によれば、茶畝等直線の走
行作業に入ったときは、運転レバーから手を離してもそ
の状態を維持して定速走行するので、作業者の負担を軽
減できる。又、走行中に、摘採、施肥等の他の作業のチ
ェックをすることも出来る。自動走行を解除するとき
も、特別の解除動作を必要とせず、レバーを戻すだけで
よいので、緊急の場合も安全である。
【0029】請求項7記載の発明によれば、後退時の走
行が非常に容易となる。請求項8の発明によれば、運転
レバーの前後左右の動作で、前進、後退、左右旋回が出
来るので、非常に容易に操縦することが出来る。
【0030】請求項9記載の発明によれば、茶園作業車
をトラックへ載せ降しする場合、作業者が車体から降り
て操作することが出来るので、非常に安全な作業が出来
る。請求項10記載の発明によれば、急傾斜地や、崖の
そば等の危険な個所での作業を安全に行なうことが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】茶園作業車の正面図。
【図2】茶園作業車の側面図。
【図3】茶園作業車の平面図。
【図4】茶園作業車の走行に関係する機器と操縦系統の
一覧を示した図。
【図5】前進用操縦装置の運転レバーの詳細図。
【図6】後退用操縦装置の運転レバーの詳細図。
【図7】図5のA−A矢視図。
【図8】図6のB−B矢視図。
【図9】請求項8記載の実施例の操縦系統の一覧を示し
た図。
【図10】請求項8記載の実施例の運転レバーの詳細
図。
【図11】図10のC−C矢視図。
【図12】請求項9記載の実施例の茶園作業車を搬送用
トラックに載せ降しする側面図。
【図13】請求項10記載の実施例の運転、停止を示し
た側面図。
【図14】請求項10記載の実施例の左右旋回時の正面
詳細図。
【図15】操作棒85、86の交叉を示す図。
【符号の説明】
1 茶樹 2 走行装置(クローラ) 3 走行装置(クローラ) 4 門型枠 5 運転席 6 エンジン 7 トランスミッション 8 前進用操縦装置 9 後退用操縦装置 10 運転者 11 Vベルト 12 中間軸 13 トランスミッション入力軸 14 Vベルト 15 Vベルト 16 テンションプーリー 17 テンションプーリー 18 レバー 19 レバー 20 コントロールケーブル 21 コントロールケーブル 23 回動軸 24 レバー 25 リンク棒 26 レバー 27 ブレーキ 28 出力軸 29 出力軸 30 チェン 31 チェン 32 サイドクラッチレバー 33 サイドクラッチレバー 34 コントロールケーブル 35 コントロールケーブル 36 変速レバー 37 アクセルワイヤー 38 運転レバー 39 補助枠 40 ピン 41 横軸 42 操作枠 43 接続子 44 接続子 45 高速用レバー 46 低速用レバー 47 軸 48 レバー 49 接続子 50 接続子 51 支持点 52 運転レバー(後退用) 53 補助枠 54 ピン 55 操作枠 56 横軸 57 接続子 58 接続子 59 コントロールケーブル 60 コントロールケーブル 61 接続子 62 コントロールケーブル 63 Vベルト 64 遠心クラッチ 65 コントロールワイヤー 66 連結棒 67 連結棒 68 ベルクランク 69 操作枠 70 横軸 71 レバー 72 ピン 73 運転レバー 74 接続子 75 接続子 76 茶園作業車 77 ブリッジ 78 搬送用トラック 79 作業者 80 補助棒 81 チェンジレバー 82 ロープ 83 ロープ 84 リング 85 操作棒 86 操作棒 87 ロープ 88 ロープ 89 リング 90 リング

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の無端輸送帯による走行装置を
    備えた農業用作業車において、運転レバーを前後方向と
    左右方向に回動自在とし、運転レバーの前後方向の動作
    によって走行用トランスミッションの走行入力を制御
    し、左右方向の動作でサイドクラッチの入切を制御する
    ことにより、一本の運転レバーで左右旋回、走行、停止
    動作を行なわせることを特徴とした農業用作業車の操縦
    装置。
  2. 【請求項2】 走行用トランスミッションの入力軸と、
    エンジンの回転軸につながる回転軸との間にVベルトを
    掛け、Vベルトを張ったりゆるめたりすることによって
    入力軸への入力を入切するベルトクラッチを設け、ベル
    トクラッチの操作レバーと、前記運転レバーの前後方向
    の動作のレバーとを動力伝達手段で接続したことを特徴
    とした請求項1記載の農業用作業車の操縦装置。
  3. 【請求項3】 走行用トランスミッションのサイドクラ
    ッチのレバーと前記運転レバーの左右方向の動作のレバ
    ーとを動力伝達手段でつないだことを特徴とした請求項
    1記載の農業用作業車の操縦装置。
  4. 【請求項4】 エンジンの回転軸につながる回転軸と走
    行用トランスミッションの入力軸との間に、回転比の異
    なるV車の組合わせで構成した、複数のベルトクラッチ
    を設け、前記運転レバー側にも運転レバーの前後方向の
    動作につながる複数のレバーを設け、各レバーに対応し
    て、ベルトクラッチレバーと運転レバー側のレバーを各
    々動力伝達手段でつなぎ、運転レバー側でベルトクラッ
    チにつながるレバーを選択することを特徴とした請求項
    2記載の農業用作業車の操縦装置。
  5. 【請求項5】 走行用トランスミッションの入力軸を入
    切するベルトクラッチのレバーの軸にブレーキ機構につ
    ながるレバーを設け、ベルトクラッチを切にしたとき、
    ブレーキが作動するようにし、ベルトクラッチを入にし
    たとき、ブレーキが外れるようにしたことを特徴とした
    請求項1、2又は4記載の農業用作業車の操縦装置。
  6. 【請求項6】 運転レバーを前方に倒したとき、運転レ
    バーの前後方向の動作のレバーと接続した動力伝達手段
    の接続点を、接続点に作用する力の方向と、運転レバー
    の回動軸とが同一線上になる位置としたことを特徴とし
    た請求項1、2、4又は5記載の農業用作業車の操縦装
    置。
  7. 【請求項7】 前後方向と左右方向に回動自在とした運
    転レバーを2セット設け、一方を運転席の前方に設置
    し、他方を運転席の後方に設置し、双方の運転レバーを
    前後方向は前後方向と、左右方向は左右方向と連動して
    作動するようにしたことを特徴とした請求項1、2、
    3、4、5又は6記載の農業用作業車の操縦装置。
  8. 【請求項8】 前記運転レバーの前後方向の動作と、ト
    ランスミッションの前進、後退、停止の動作を行う変速
    レバーを動作伝達手段で接続し、運転レバーの左右方向
    の動作と、トランスミッションのサイドクラッチのレバ
    ーとを動作伝達手段でつないだことを特徴とした請求項
    1記載の農業用作業車の操縦装置。
  9. 【請求項9】 運転席の運転レバーを前後に倒すことに
    より、走行、停止を行なう農業用作業車において、運転
    レバーに脱着自在な長い補助棒をはめ込み、運転者は機
    体から降りてこの長い補助棒を引いたり、押したりし
    て、走行、停止をすることを特徴とした農業用作業車の
    操縦装置。
  10. 【請求項10】 運転席の運転レバーを前後に倒すこと
    により、走行、停止し、左右に倒すことにより左右旋回
    を行なう農業用作業車において、運転レバーを前後に回
    動させる為のロープと、左右に回動させる為のロープを
    運転レバーにつなぎ、運転者が機体から降りて、このロ
    ープを操作することにより、左右旋回、走行、停止を行
    なうことを特徴とした農業用作業車の操縦装置。
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