JP2000335453A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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和弘 竹川
Hikari Osano
光 小佐野
Michinori Seike
清家  理伯
Hitoshi Okumura
仁 奥村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 畦越えやトラックへの積載を安全確実に行え
る農作業機を提供する。 【解決手段】 走行車体の後部に農作業部が設けられた
農作業機において、前記走行車体の前部に、必要に応じ
て前方に突出させ、作業者の力で機体の前部を下側に押
し下げるための押し下げアーム7を設けるとともに、該
押し下げアームを前方に突出する状態で左右方向に回動
可能に構成し、その回動と操向装置53の動作とを連動
させる連動手段107を設ける。また、押し下げアーム
の把持部7aに、走行系統への伝動を断つことのできる
クラッチ操作具108と、走行系統の駆動力を制動する
ことのできるブレーキ操作具108とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畦越えやトラック
への積載を容易に行えるようにした農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用田植機等のように走行車体の後部に
農作業部が設けられた農作業機は、機体の後部が重いた
め、畦越えやトラックへの積載等で機体が前上りになる
時、前輪が浮き上がってバランスを失う危険性がある。
そこで、走行車体の前部に必要に応じて前方に突出させ
ることのできる押し下げアームを設け、畦越えやトラッ
クへの積載の際には、前方に突出させた押し下げアーム
を作業者が押えて機体前部の浮き上がりを防止するよう
に構成した農作業機がある。この種の農作業機におい
て、押し下げアームを突出させると操向輪が直進状態に
固定される機能を有するものは従来からあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の農作業機は、作業者が押し下げアームを押えながら
機体を操向することができなかったので、例えばトラッ
クへの積載時、幅の狭い歩み板の上を車輪が通るように
機体を移動させるのが難しかった。また、上記従来の農
作業機は、押し下げアームを操作しながら走行を停止さ
せることができなかったので、緊急時に危険を回避でき
ないおそれがあった。本発明は、これら従来の農作業機
の問題点を解消し、畦越えやトラックへの積載を安全確
実に行えるようにすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、以下の各発明を行った。すなわち、第一の発明にか
かる農作業機、走行車体の後部に農作業部が設けられた
農作業機において、前記走行車体の前部に、必要に応じ
て前方に突出させ、作業者の力で機体の前部を下側に押
し下げるための押し下げアームを設けるとともに、該押
し下げアームを前方に突出する状態で左右方向に回動可
能に構成し、その回動と操向装置の動作とを連動させる
連動手段を設けたことを特徴としている。
【0005】第二の発明にかかる農作業機、走行車体の
後部に農作業部が設けられた農作業機において、前記走
行車体の前部に、必要に応じて前方に突出させ、作業者
の力で機体の前部を下側に押し下げるための押し下げア
ームを設けるとともに、該押し下げアームの把持部に、
走行系統への伝動を断つことのできるクラッチ操作具を
設けたことを特徴としている。
【0006】第三の発明にかかる農作業機、走行車体の
後部に農作業部が設けられた農作業機において、前記走
行車体の前部に、必要に応じて前方に突出させ、作業者
の力で機体の前部を下側に押し下げるための押し下げア
ームを設けるとともに、該押し下げアームの把持部に、
走行系統の駆動力を制動することのできるブレーキ操作
具を設けたことを特徴としている。
【0007】第一の発明により、押し下げアームを押え
ながら機体を操向することが可能となる。また、第二の
発明及び第三の発明により、押し下げアームを押えなが
ら機体を緊急停止させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる農作業機と
して、図面に表された乗用田植機について説明する。図
1乃至図3に示す田植機1は、油圧シリンダで3aで昇
降作動させる昇降リンク装置3を介して、走行車体2の
後方に農作業部として4条植の植付部4を昇降可能に装
着している。植付部4は公知の構成で、苗載台5の苗を
4組の植付装置6,…により圃場に植付けるようになっ
ている。また、走行車体2の前端左右中央部に、畦越え
やトラックへの積載時に使用する押し下げアーム7が設
けられている。これについては後述する。
【0009】走行車体2は、左右各一対の前輪10,1
0及び後輪11,11を備えた四輪駆動車両で、機体の
前部に配したミッションケース12の左右側面から側方
に突設された前輪フレーム13,13の先端部に前輪フ
ァイナルケース14,14が設けられ、その前輪ファイ
ナルケース14,14の変向可能な回動ケース部から外
向きに突出する前輪車軸に操向輪である前輪10,10
が取り付けられている。また、ミッションケース12の
背面部にはメインフレーム15の前端部が固着され、そ
のメインフレーム15の後端左右中央部にローリング自
在に取り付けられた後輪フレーム16の左右両端に設け
られている後輪ギヤケース17,17から外向きに突出
する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
【0010】エンジン20はメインフレーム15の上に
搭載されている。エンジン20の回転動力は、第一ベル
ト伝動装置21、第二ベルト伝動装置22、及び第三ベ
ルト伝動装置23を介してミッションケース12へ伝達
される。第一ベルト伝動装置21及び第三ベルト伝動装
置23は、駆動軸側のプーリと従動軸側のプーリとに伝
動比が異なる2本の伝動ベルトが左右並列に巻き掛けら
れており、いずれか一方の伝動ベルトに張力を与えるこ
とで2段階に変速可能に構成されている。第一ベルト伝
動装置21は「通常速」と超低速(約0.1m/秒)の
「畦際速」とに切り替え、第三ベルト伝動装置23は副
変速を「高速」と「低速」に切り替えるようになってい
る。また、第三ベルト伝動装置23は、2本の伝動ベル
トのいずれも張力を与えないようにすることによりエン
ジン20からミッションケース12への伝動を断つ主ク
ラッチとしての機能を有している。なお、第一ベルト伝
動装置21の駆動側プーリには、図示しないオルタネー
タを駆動する伝動ベルトも巻き掛けられている。
【0011】図4はミッションケースの内部を表してい
る。ミッションケース12に伝達された動力は、主変速
装置25によって「前進移動速」「前進作業速」「後進
速」及び「中立」のいずれかに選択的に切り替えられ
る。変速後の動力は、前輪用動力と後輪用動力に分離さ
れる。そして、前輪用動力は、前輪ブレーキ装置26が
設けられた軸27を介して前輪デフ装置28に伝達さ
れ、該前輪デフ装置から前輪フレーム13,13内のフ
ロントアクスル29,29を介して前輪ファイナルケー
ス14,14へ伝達されて前輪10,10を駆動する。
また、後輪用動力は、左右個別に制動可能な後輪ブレー
キ装置30,30を経由してミッションケース12の背
面部に取り出され、それから後輪伝動軸31,31を介
して後輪ギヤケース17,17ヘ伝達されて後輪11,
11を駆動する。ミッションケース12に伝達された動
力の一部は主変速装置25から植付クラッチ33を経由
して植付部動力として取り出され、その植付部動力は、
第一植付伝動軸34、ギヤケース35、及び第二植付伝
動軸36を介して植付部4へ伝達されて植付部の各部を
駆動する。
【0012】エンジン20の上部はエンジンカバー40
で覆われており、その上に操縦席41が設置されてい
る。そして、この操縦席41から操作可能な範囲内に、
操向ハンドル42及びその他の各種操作具が設けられて
いる。43は主変速と副変速の変速位置を切り替える変
速レバー、44は植付クラッチ33の入切操作と植付部
4の昇降操作をする植付・昇降レバー、45は第一ベル
ト伝動装置21を「畦際速」に操作する畦際走行レバ
ー、46は第三ベルト伝動装置23を伝動切りの状態に
操作する主クラッチペダル、47L,47Rは左右の後
輪ブレーキ装置30,30をそれぞれ個別に操作する後
輪ブレーキペダルである。次に、これら操作具の操作機
構について説明する。
【0013】図5及び図6に操向装置を示す。操向装置
はパワーステアリング機構で、操向ハンドル42に連結
された角度変更可能なステアリング入力軸50の回転力
がパワーステアリング装置51によって増幅してステア
リング出力軸52に出力される。ステアリング出力軸5
2にはピットマンアーム53が取り付けられ、該ピット
マンアームと前輪ファイナルケース14,14の回動ケ
ース部に一体形成されたナックルアーム54,54とが
タイロッド55,55で連結されている。これにより、
操向ハンドル42を回動操作すると、それに応じて左右
の前輪14,14が操舵される。
【0014】また、ステアリング入力軸50に固定の取
付プレート56に平面視略V字形のステアリングストッ
パ57が回動自在に取り付けられている。このステアリ
ングストッパ57は、図6(b)に示す中立位置を死点
にして死点越えする図示しないスプリングによって、各
操作機構取付用コラム58に固定して設けたストッパピ
ン59に外周面が当接するように付勢されている。中立
位置から操向ハンドル42を左右に一定角度回動させる
と、図6(a),(c)に示すように、ステアリングス
トッパ57の外面先端部とストッパピン59が係合し、
それ以上操向ハンドル42を回動させられなくなる。つ
まり、ステアリングストッパ57とストッパピン59に
よって操向ハンドルの最大切れ角が決定されている。こ
の操向ハンドルの最大切れ角を決定する機構は、従来の
機構に比べ簡単な構造であるので、安価に作ることがで
きる。例えば、左最大切れ角から右最大切れ角へは、操
向ハンドル2回転強である。
【0015】図7及び図8に主クラッチ操作機構を示
す。主クラッチペダル46は支持軸61に回動自在に取
り付けられている。そして、主クラッチペダル46と一
体回動するアーム62に、主クラッチ切りロッド63と
前輪ブレーキ作動ロッド64とが連結されている。
【0016】主クラッチ切りロッド63の前端部にはフ
ック65が固着されており、これに主クラッチ切りピン
66A,66Bが係合している。この主クラッチ切りピ
ン66A,66Bが取り付けられているアーム67A,
67Bと、第三ベルト伝動装置23の伝動ベルトに張力
を付与するためのテンションプーリ68A,68Bが取
り付けられているアーム69A,69Bとは、水平軸7
0回りに一体に回動するように設けられ、引っ張りスプ
リング71A,71Bによってテンションプーリを伝動
ベルトに押し付ける側に付勢している。主クラッチペダ
ル46が踏み込まれていないときは、変速レバー43に
連動するリンク72A,72Bの動作により、一方のテ
ンションプーリ66A(又は66B)は伝動ベルトを押
し付け、他方のテンションプーリ66B(又は66A)
は伝動ベルトから離れて、副変速が「高速」或は「低
速」伝動状態になっている。主クラッチペダル46を踏
み込むと、主クラッチ切りピン66A,66Bが共に後
方に引かれ、両方のテンションプーリ66A,66Bが
伝動ベルトから離れて主クラッチ切りとなる。
【0017】前輪ブレーキ作動ロッド64の前端部は、
前輪ブレーキ装置26の操作アーム73に連結されてい
る。このため、主クラッチペダル46を踏み込むと、主
クラッチ切りとなると同時に、前輪ブレーキがかかるよ
うになっている。
【0018】また、主クラッチペダル46の裏面側に
は、先端部が鍵状に形成されたロックアーム75が回動
自在に設けられている。そして、このロックアーム75
と一体の回動アーム76と、トルクスプリング77によ
って一定方向に付勢されている連動アーム78とがロッ
ド79にて連結されている。これにより、主クラッチペ
ダル46を一定以上踏み込むと、ロックアーム75の鍵
状部がロックピン80に係合し、主クラッチペダル46
が踏み込んだ状態のままに保持される。主クラッチペダ
ル46から足を離した状態で主クラッチペダル46の内
側近傍に設けたロック解除ペダル81を踏むと、ロック
アーム75がロックピン80から外れ、主クラッチペダ
ル46が通常位置に戻る。
【0019】図9及び図10に後輪ブレーキ操作機構を
示す。左右の後輪ブレーキペダル47L,47Rは、ペ
ダル取付軸82に個別に回動自在に取り付けられている
が、必要に応じて連結プレート83により両者が一体に
回動するよう連結可能である。後輪ブレーキペダル47
L(又は47R)を踏み込むと、その動作が回動アーム
84、第一連結ロッド85、回動プレート86、第二連
結ロッド87、及びシフタアーム88を介してシフタ8
9に伝達され、左右それぞれの側の後輪ブレーキ装置3
0を作動させる。符号90は戻しスプリングである。
【0020】回動アーム84と第一連結ロッド85とを
連結する連結ピン91は、第一連結ロッド85の長穴8
5aに摺動自在に嵌合している。回動アーム84は該回
動アームよりも上下幅の広い第一連結ロッド85の取付
穴85bに嵌合しているが、この取付穴85bには回動
アーム84と別に規制プレート92が挿入されており、
取付穴85bの中で回動アーム84が移動しないように
規制している。上記規制プレート92は、回動アーム8
4の先端側ほど上下幅が広いテーパ状をし、スプリング
93によって回動アーム84の基部側に引っ張られてい
る。これにより、摩耗等によって左右の後輪ブレーキ装
置30の遊び量に差が生じると、その分だけ規制プレー
ト92が回動アーム84の基部側に引っ張られ、左右の
遊び量が等しくなるように自動的に調整される。このた
め、左右の後輪ブレーキペダル47L,47Rを連結し
た場合に、左右一方だけに後輪ブレーキがかかる事態を
防止できる。
【0021】次に、押し下げアームについて説明する。
図11に示すように、押し下げアーム支持フレーム10
1から下方に垂設した垂直軸102に筒体103が回動
自在に嵌合し、その筒体に対し上下に回動自在に押し下
げアーム7が取り付けられている。押し下げアーム7は
ループ状で、その先端部にセンターマーカ104が着脱
可能に取り付けられるようになっている。収納スプリン
グ105によって押し下げアーム7は上方に引っ張られ
ており、外力が加わっていないときには、押し下げアー
ム7がほぼ垂直に起立した収納状態となっている(図
1、図2参照)。使用時には、作業者が手動で押し下げ
アーム7を下方に回動させる(図12参照)。
【0022】押し下げアーム7が使用位置にあるときに
は、該アームの後端部に固着された連動手段としてのス
テアリングピン107がピットマンアーム53に形成さ
れている前後方向(中立時)の長穴53aに遊嵌する。
このため、使用位置にある押し下げアーム7を垂直軸1
02回りに回動操作することにより、前輪10,10を
操舵することができる。
【0023】また、押し下げアーム7には、把持部7a
の近傍に、クラッチ操作具兼ブレーキ操作具である停止
レバー108が設けられている。この停止レバー108
は押し下げアーム7を押えながら操作を行える。停止レ
バー108はステアリングワイヤ109を介して前記連
動アーム78と連結されており、このレバーを操作する
ことにより、主クラッチ切と同時に、前輪ブレーキをか
けて機体を停止させられるようになっている。
【0024】図12は田植機をトラックに積み込む状態
を表している。圃場110とトラックの荷台111との
間に架け渡した歩み板112上を移動させる際には、副
変速は「畦際速」にして、操向ハンドル42を中立にし
たまま直進させる。この時、作業者は操縦席41から降
りて機体の前方に立ち、使用位置まで回動させた押し下
げアーム7を下向きに押え、機体の前部が浮き上がらな
いようにする。歩み板112から脱輪しそうになったな
ら、押し下げアーム7を垂直軸102回りに左右に回動
させることにより前輪10,10を操舵して、機体の進
路を修正する。このため、幅の狭い歩み板でも安全確実
に移動することができる。また、押し下げアーム7によ
る操舵では脱輪が回避できない場合や、実際に脱輪して
しまった場合等の緊急時には、停止レバー108を操作
して機体を停止させられるので、重大事故の発生を未然
に防止できる。
【0025】なお、副変速用伝動ベルト装置は、図13
に示す構成としてもよい。この伝動ベルト装置120
は、ベルト溝幅を変更可能な二つのプーリ121,12
2が共通の回転軸123に取り付けられ、両プーリに入
力側の伝動ベルト124と出力側の伝動ベルト125が
それぞれ掛けられている。上記プーリ121,122
は、回転軸123に固定の固定部材121a,122a
と、回転軸123に対し軸方向に摺動自在な筒体126
に固定された可動部材121b,122bとからなって
おり、シフタフォーク127により筒体126を摺動さ
せると、一方のプーリのベルト溝幅は広くなって有効プ
ーリ径が小さくなり、他方のプーリのベルト溝幅は狭く
なって有効プーリ径が大きくなるようになっている。入
力側プーリ121のベルト溝幅を広くすると共に、出力
側プーリ122のベルト溝幅を狭くすると、低速伝動に
なる。逆に、入力側プーリ121のベルト溝幅を狭くす
ると共に、出力側プーリ122のベルト溝幅を広くする
と、高速伝動になる。両プーリのベルト溝幅は連続的に
変更可能であるので、変速比を無段階に調節することが
できる。また、両プーリのベルト溝幅を同時に変更する
ので、変速の範囲を大きく設定することができる。さら
に、2軸間の伝動ベルトの数が1本ですむので、あまり
側方に張り出させることなく、左側前輪との干渉を避け
て配置することができる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる農
作業機は、機体が前上りに傾斜する時に機体の前部を下
側に押し下げるための押し下げアームによって機体を操
向することができ、しかも、該押し下げアームの操作を
行いながら機体の走行を停止させることができるので、
畦越えやトラックへの積載を安全確実におこなえるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図である。
【図2】田植機の正面図である。
【図3】走行車体の一部を省略した平面図である。
【図4】ミッションケースの平面断面図である。
【図5】操向装置の側面図である。
【図6】ステアリングストッパの作用を示す図である。
【図7】主クラッチ操作機構の側面図である。
【図8】主クラッチ操作機構の正面図である。
【図9】左右の後輪ブレーキペダルの背面図である。
【図10】(a)後輪ブレーキ操作機構の側面図、及び
(b)S−S断面図である。
【図11】押し下げアームと操向装置及び主クラッチ操
作機構の関係を示す斜視図である。
【図12】田植機のトラック積載時への状態を表す側面
図である。
【図13】異なる構成の変速ベルトユニットの平面図で
ある。
【符号の説明】
1 田植機(農作業機) 2 走行車体 3 昇降リンク装置 4 植付部(農作業部) 7 押し下げアーム 7a 把持部 10 前輪(操向車輪) 11 後輪 12 ミッションケース 20 エンジン 23 第三ベルト伝動装置(主クラッチ) 26 前輪ブレーキ装置 30 後輪ブレーキ装置 42 操向ハンドル 43 変速レバー 46 主クラッチペダル 47L,47R 後輪ブレーキペダル 53 ピットマンアーム(操向装置) 92 規制プレート 104 センターマーカ 107 ステアリングピン(連動手段) 108 停止レバー(クラッチ操作具、ブレーキ操作
具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 奥村 仁 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B043 AA03 AB19 BA02 BB06 DA03 DA05 DA06 DB05 DB06 3D036 EB02 EB03 EB15 EB35 EC13 EC23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体の後部に農作業部が設けられた
    農作業機において、前記走行車体の前部に、必要に応じ
    て前方に突出させ、作業者の力で機体の前部を下側に押
    し下げるための押し下げアームを設けるとともに、該押
    し下げアームを前方に突出する状態で左右方向に回動可
    能に構成し、その回動と操向装置の動作とを連動させる
    連動手段を設けたことを特徴とする農作業機。
  2. 【請求項2】 走行車体の後部に農作業部が設けられた
    農作業機において、前記走行車体の前部に、必要に応じ
    て前方に突出させ、作業者の力で機体の前部を下側に押
    し下げるための押し下げアームを設けるとともに、該押
    し下げアームの把持部に、走行系統への伝動を断つこと
    のできるクラッチ操作具を設けたことを特徴とする農作
    業機。
  3. 【請求項3】 走行車体の後部に農作業部が設けられた
    農作業機において、前記走行車体の前部に、必要に応じ
    て前方に突出させ、作業者の力で機体の前部を下側に押
    し下げるための押し下げアームを設けるとともに、該押
    し下げアームの把持部に、走行系統の駆動力を制動する
    ことのできるブレーキ操作具を設けたことを特徴とする
    農作業機。
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