JP2652606B2 - 作業用自動車の動力取出装置 - Google Patents

作業用自動車の動力取出装置

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JP2652606B2 JP5095272A JP9527293A JP2652606B2 JP 2652606 B2 JP2652606 B2 JP 2652606B2 JP 5095272 A JP5095272 A JP 5095272A JP 9527293 A JP9527293 A JP 9527293A JP 2652606 B2 JP2652606 B2 JP 2652606B2
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英俊 加来
淳 藤沢
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、運搬用自動車、4輪
バギー、農耕用トラクタなどの作業用自動車において、
その後方に連結される作業機、例えば薬剤散布機や肥料
撒き機に動力を供給するための動力取出装置(PTO装
置)の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の動力取出装置として、従来、例
えば図4に示す装置がある。この装置は、同図にその断
面構造を示すように、装置本体71の所定位置に、出力
軸72が後方に向け回動自在に支承されている。また出
力軸72の同軸上に、歯車74を一体に備えた駆動軸7
3が回動自在に配装されており、この駆動軸73の前端
部には、搭載エンジン(図示せず)の回転力を伝達する
動力伝達軸70の一端部が接続されている。装置本体7
1には、中間歯車76・77を一端に備えた中間軸75
が回動自在に配装され、中間歯車76は歯車74に噛合
されている。また他方の中間歯車77は、出力軸72の
周囲に回動自在に支承された第2歯車78に噛合されて
いる。さらに2つの係合部79a・79bを備えたシフ
ターギヤ79が、出力軸72上にスプライン80を介し
て一体回転可能かつ軸方向移動可能に配装され、歯車7
4の係合部74aと第2歯車78の係合部78aとに選
択的に係合できるようになっている。また、装置本体7
1には、シフターギヤ79を軸方向に移動させるための
シフトレバー81が設けられている。そして、上記種類
の作業機は、駆動に必要な回転速度が通常、2種類に分
別されているので、作業機の回転速度に応じてシフトレ
バー81で出力軸72の回転速度を切り換えている。
【0003】そのほかの先行技術として、実開昭63−
59745号に記載のPTO操作装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の動力取出装置は、次のような点で改良の余地が
ある。すなわち、 シフトレバー81、シフターギヤ79、減速用歯車
76〜78などの部品が必要で部品点数が多く、装置の
構造が複雑である。
【0005】 シフターギヤ79を歯車74に係合さ
せたときには、動力伝達軸70と出力軸72とが直結状
態になるため、動力伝達軸70の回転速度を作業機の駆
動に必要な回転速度まであらかじめ減速しておかねばな
らず、装置本体71内の減速用歯車とは別に減速機構
(図示せず)が必要になる。
【0006】 作業機の回転速度の違いによって、前
記出力軸72に連結される作業機側の入力軸の位置が一
般的に異なっているが、回転速度を切り換えても出力軸
72の位置が変わらないため、作業機の入力軸との位置
のずれが大きく、連結に手間がかかることがある。
【0007】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、部品点数が少なく構造が簡単で、製造コストが安
く、回転速度の切換に伴って出力軸の位置が変更され
る、作業用自動車の動力取出装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の動力取出装置は、a)車体に搭載されてい
るエンジンの回転力の一部を、クラッチを介し回転伝達
軸により伝達される出力軸を備えた動力取出装置におい
て、b)箱形ケース状の動力取出装置本体の異なる位置
に、別体の出力軸を挿脱可能な複数のスリーブ体をそれ
ぞれ回動可能にかつ平行に隣接して配装し、各スリーブ
体と出力軸には、スプラインなどの相対応する係合部材
をそれぞれ設け、c)前記各スリーブ体の周囲には、スプ
ロケット又はプーリーをそれぞれ一体回転可能に設け、
無端チェーン又は無端ベルトで同一方向に回転するよう
に接続するとともに、前記各スプロケットの歯数又は前
記各プーリーの外径を、各スリーブ体の回転速度比が異
なるように設定し、d)前記スリーブ体の一つの周囲には
歯車を一体回転可能に取着し、この歯車を前記各スリー
ブ体と平行に前記装置本体内に軸受を介して回動自在に
配装した駆動軸と一体回転する歯数の異なる別の歯車に
噛合させ、前記回転伝達軸の一端をユニバーサルジョイ
ントを介して前記駆動軸に連結している。
【0009】また請求項2記載のように、e)前記クラッ
チに電磁クラッチを使用し、切換スイッチのON/OF
F操作によりクラッチを断接できるようにすることが好
ましい。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の動力取出装置によ
れば、動力を供給しようとする作業機の回転速度に対応
する装置本体内のスリーブ体に出力軸を挿入して取着
し、この出力軸の外方突出部分に作業機の入力軸を連結
することにより、動力供給可能な状態になる。この状態
で、作業用自動車のエンジンの回転速度を一定にしてク
ラッチを接続することにより、エンジンの回転力が、ク
ラッチ−回転伝達軸−ユニバーサルジョイント−駆動軸
減速機構(歯車等)を経由してスリーブ体へ、またこ
のスリーブ体からスプロケット又はプーリー−無端チェ
ーン又は無端ベルトを経由して他のスリーブ体へも同時
に伝達され、1つのスリーブ体と共に所定の回転速度で
回転する出力軸を介して作業機へ供給される。そして、
作業用自動車に連結される作業機の変更により、回転速
度を変更する必要が生じたときには、クラッチを遮断し
てスリーブの回転を停止してスリーブ体から出力軸を
抜き出し、他のスリーブ体に挿し替えることで、回転速
度が切り換えられる。同時に出力軸の位置が変わり、作
業機の入力軸との連結が容易に行われる。
【0011】請求項2記載の動力取出装置によれば、通
常は運転席の近くに設けられる切換スイッチを切り換え
るだけで、電磁クラッチが遮断あるいは接続され、作業
機への動力の供給とその停止が簡単に行われる。したが
って、出力軸の挿し替えのためのスリーブ体の回転停止
も、簡単に行われる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の動力取出装置の実施例を図
面に基づいて説明する。
【0013】図1および図2は本実施例にかかる動力取
出装置を備えた作業用自動車(四輪バギー)を示し、図
3は本実施例にかかる動力取出装置を拡大して示してい
る。
【0014】最初に四輪バギーの全体構造を図1および
図2により説明する。これらの図に示すように、四輪バ
ギー1はフロントエンジン・リヤドライブ(FR)方式
の自動車で、メインフレーム2の前部中央にエンジン3
が搭載されている。エンジン3の後部に変速機4が一体
に連結され、メインフレーム2のほぼ中央位置に搭載さ
れた副変速機5と変速機4とが、ドライブシャフト6で
接続されている。メインフレーム2の後部中央にデファ
レンシャルギヤ7が搭載され、このデファレンシャルギ
ヤ7と副変速機5とが第2のドライブシャフト8で接続
されている。
【0015】図1のように、メインフレーム2のほぼ中
央位置を境にしてその前方が運転室1aに、後方がフレ
ーム式荷台1bに構成されている。運転室1aは前部を
上部後方へ傾斜させたパイプ状の箱形フレーム9で囲ま
れ、運転室1a内の後部にL形フレーム9aを介して座
席シート10が取り付けられ、座席シート10の後端上
方に背もたれシート10aが取り付けられている。また
運転室1a内の前部には、計器盤やスイッチ類の取付台
11が設置されている。さらに運転室1aの両側には、
それらの前部に“略L”の字状フレーム9bが、後部の
シート10付近に“略U”の字状フレーム9cがそれぞ
れ配設されている。
【0016】図2のように、左右の前輪12・12は、
メインフレーム2の前部の両側方に垂直軸13aを支点
に水平旋回可能に枢支されたナックルアーム13・13
に、それぞれ転回自在に支承されている。メインフレー
ム2の前部両側に、二等辺三角形状のリンク14の頂部
が垂直軸14aを支点に水平旋回可能にそれぞれ枢支さ
れ、各リンク14が対応するナックルアーム13とロッ
ド15で枢支連結されている。
【0017】図1のように運転室1a内の取付台11の
上方に配置された操舵ハンドル20は、ステアリングコ
ラムシャフト20aを介して図2のようにステアリング
ギヤ21に接続され、このステアリングギヤ21でハン
ドル20の回転運動が往復運動に変換されて、タイロッ
ド22・22を介して左右のリンク14に接続されてい
る。この構成にて、ハンドル20(図1)を操舵方向へ
回転させることによって、ステアリングコラムシャフト
20a−ステアリングギヤ21−タイロッド22・22
−リンク14・14−ロッド15・15−ナックルアー
ム13・13を経て、左右の前輪12・12が操舵方向
へ水平回転する。
【0018】後輪25・25は、図2のようにメインフ
レーム2の後部の両側に配置されたナックルアーム26
に、それぞれ転回自在に支承されている。各ナックルア
ーム26・26は、垂直軸26aを中心にして水平旋回
可能に支持されている。また下部フレーム2c上に、図
2のように一対の略正三角形のリンク29がそれぞれ垂
直軸29aで水平旋回自在に枢支され、各リンク29が
ロッド30で枢支連結されている。さらに、各リンク2
9が対応するナックルアーム26とタイロッド31で枢
支連結されている。左側のリンク29には、別体のリン
ク片29cが一体回転可能に重合されている。なお、各
後輪25は、デファレンシャルギヤ7とドライブシャフ
ト7aを介してそれぞれ接続されている。
【0019】メインフレーム2の後部上に、後輪25・
25の操舵用の油圧シリンダ装置32が設置されてい
る。油圧シリンダ装置32が図2の中立状態のときに後
二輪25・25は前後方向(直進方向)を向いており、
油圧シリンダ装置32が伸長状態になると、一対のリン
ク29・29がロッド30を介して同時に反時計方向に
旋回し、それぞれタイロッド31を介しナックルアーム
26が反時計方向(左側)へ旋回して、後二輪25・2
5が同時に左側へ所定角度ずつ操舵される。一方油圧シ
リンダ装置32が収縮状態になると、一対のリンク29
・29がロッド30を介して同時に時計方向に旋回し、
それぞれタイロッド31を介しナックルアーム26が時
計方向(右側)へ旋回して、後二輪25・25が同時に
右側へ所定角度ずつ操舵される。なお、油圧シリンダ装
置32の上記した伸縮動作は、前二輪12・12が最大
操舵角度付近まで操舵されたときに、図示を省略したセ
ンサーで検知され、電気信号が制御バルブ35に送られ
ることにより、その制御バルブ35を介して行われる。
【0020】油圧シリンダ装置32は、油圧ポンプ33
により加圧された圧油により動作されるが、油圧ポンプ
33はメインフレーム2の最前部中央に配設され、エン
ジン3の駆動軸3aにより作動される。メインフレーム
2の中央位置の右側のステップ34上にオイルタンク3
6が搭載され、このオイルタンク36から油圧ポンプ3
3に油が送られる。
【0021】図2に示すように、四輪バギー1のメイン
フレーム2の両側後端に作業機(図示せず)の連結具3
9が設けられており、この連結具39を介して作業機が
連結される。作業機に動力を供給するための動力取出装
置40が、メインフレーム2の後端に固設されている。
【0022】この動力取出装置40は、図3に示すよう
に、箱形ケース状の装置本体41に2本のスリーブ体4
2・43が平行に配置され、それぞれ軸受44・45を
介して回動自在に配装されている。装置本体41内に回
動自在に配装された各スリーブ体42・43には、シャ
フト状の出力軸46が着脱自在に挿入でき、スリーブ体
42・43の内周面と出力軸46の外周面とにスプライ
ン42a・43aと46aとがそれぞれ形成され、出力
軸46の挿入状態で係合して一体に回転する。なお、出
力軸46の基端には、抜止め用のピン(図示せず)を挿
入するための穴46bが穿設されている。
【0023】またスリーブ体42と43の周囲には、ス
プロケット47と48がそれぞれ一体に形成され、無端
チェーン49で同一方向に回転するように接続されてい
る。各スプロケット47・48の歯数は、スリーブ体4
2とスリーブ体43の回転速度比が100:54になる
ように設定されている。さらにスリーブ体42の周囲に
は、歯車50が一体回転可能に取着されている。この歯
車50は、後述のドライブシャフト55の一端がユニバ
ーサルジョイント54を介して連結される駆動軸51の
歯車52に噛合させてあり、駆動軸51はスリーブ体4
2・43と平行に装置本体41に軸受53を介して回
動自在に配装されている。歯車52と歯車50の歯数
は、作業機の使用時にドライブシャフト55が定速回転
する際にスリーブ体42が1000回転/分に減速され
るように設定されている。したがってもう一方のスリー
ブ体43は540回転/分する。
【0024】ドライブシャフト55は、図2に示すよう
に、メインフレーム2の中間位置に設置されている中間
軸受56に回動自在に支承された中間シャフト56aを
挟んで、ドライブシャフト57に接続されている。この
ドライブシャフト57の先端(前端)は、電磁クラッチ
58に接続され、電磁クラッチ58の前端のプーリー5
9と、エンジン3の駆動軸3aに取着されたプーリー6
0とが無端ベルト61により接続されている。また、電
磁クラッチ58の遮断および接続を遠隔操作するための
切換スイッチ62が、図1のように取付台11に取り付
けられている。このため、運転者Dは、手元の切換スイ
ッチ62をON/OFF操作するだけで電磁スイッチ5
8を遮断したり接続したりできる。
【0025】次に、上記した四輪バギー1の動力取出装
置40についてその使用態様を図1〜図3に基づいて説
明する。
【0026】あらかじめ切換スイッチ62をOFFにし
て電磁クラッチ58を遮断した状態で、スリーブ体42
又は43のうち四輪バギー1に連結される作業機の回転
速度(ここでは、540rpm )に対応するものを選択
し、スリーブ体43に出力軸46を挿入したのち、ピン
(図示せず)を穴46bに挿入して抜止めする。この状
態で、作業機の入力軸(図示せず)を出力軸46に連結
する。
【0027】運転者Dが、切換スイッチ62をONに操
作することにより、エンジン3の回転力が、プーリー6
0−ベルト61−プーリー59−電磁クラッチ58−ド
ライブシャフト57・55を経由して駆動軸51に伝達
され、駆動軸51の回転速度が歯車52と歯車50との
噛合により減速され、スリーブ体42が1000回転数
/分で回転する。このスリーブ体42の回転は、スプロ
ケット47−チェーン49−スプロケット48により減
速されてスリーブ体43へ伝達され、出力軸46がスリ
ーブ体43とともに540rpm で回転し、作業機が駆動
される。
【0028】また4輪バギー1に接続する作業機の変更
により、回転速度を1000rpm に変更する必要が生じ
たときには、切換スイッチ62をOFFにして電磁クラ
ッチ58を遮断した状態で、穴46bから抜止めピン
(図示せず)を抜き取った後、スリーブ体43から出力
軸46を抜き取り、スリーブ体42に挿し替えて回転速
度を1000rpm に切り換える。これにより出力軸46
の位置が外側寄りに変わるので、作業機の入力軸との連
結が容易になる。それは、1000rpm で駆動される作
業機の入力軸の位置は、540rpm で駆動される作業機
の入力軸に比べてやや外方寄りに設けられているからで
ある。
【0029】以上、本発明の動力取出装置の一実施例を
示したが、次のように実施することもできる。
【0030】(a) 2本のスリーブ体42・43の回転速
度や回転速度比は、歯車50と52の歯数やスプロケッ
ト47と48の歯数を変更することにより、作業機に必
要な回転速度に応じて適宜変更できる。
【0031】(b) スリーブ体42とスリーブ体43間の
減速は、プーリーとベルトによりプーリーの外径を変え
たり、歯付きプーリーと歯付きベルトによりプーリーの
歯数を変えたりして行ってもよい。
【0032】(c) 駆動軸51とスリーブ体42との間の
減速機構には、歯車50・52によるもののほか、スリ
ーブ体42とスリーブ体43間の減速に用いたスプロケ
ットとチェーンの組み合わせたものや、プーリーとベル
トの組み合わせたものを使用できる。
【0033】(d) 作業機の種類の増加にともなって要求
される回転速度の種類が3種以上になったときには、ス
リーブ体の本数を3本以上に増やすことにより対応でき
る。
【0034】(e) 4輪バギー1のほか、農耕用トラクタ
ーなどの作業用自動車にも適用できる。 (f) スリーブ体42・43と出力軸46との一体回転を
スプライン機構に代えて、例えばキーとキー溝の係合で
行うことができ、この構造にしたときにはスリーブ体4
2・43に対して出力軸46を挿入した状態で回転させ
ることにより、抜止めとしても作用するので、抜止めピ
ンが不要になる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の動力取出装置には、次のような効果がある。
【0036】(1) 従来の装置(例えば、図4の装置)に
比べて部品点数が少なくなり、構造が簡単になるので、
小型化が容易に図られ、また動作が安定し、製造コスト
も低減される。しかも、回転速度の切換に伴って出力軸
の位置も変更されるので、作業機の入力軸の位置に対応
して出力軸の位置を設定することにより、作業機の入力
軸との連結が容易になる。
【0037】(2) 請求項2記載の動力取出装置では、作
業機への動力の供給とその停止がスイッチを切り換える
だけの簡単な操作で行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる動力取出装置を備えた
四輪バギーを示す左側面図である。
【図2】図1の四輪バギーを示す平面図である。
【図3】本発明の動力取出装置の実施例を示す断面図で
ある。
【図4】従来の一般的な動力取出装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 四輪バギー 2 メインフレーム 12 前輪 25 後輪 32 油圧シリンダ装置 40 動力取出装置 41 装置本体 42・43 スリーブ体 46 出力軸 47・48 スプロケット 49 無端チェーン 50・52 歯車 51 駆動軸 55・57 ドライブシャフト 58 電磁クラッチ 62 切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−158723(JP,U) 実開 昭58−75029(JP,U) 実開 平4−130524(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に搭載されているエンジンの回転力
    の一部を、クラッチを介し回転伝達軸により伝達される
    出力軸を備えた動力取出装置において、箱形ケース状の 動力取出装置本体の異なる位置に、別
    体の出力軸を挿脱可能な複数のスリーブ体をそれぞれ回
    動可能にかつ平行に隣接して配装し、各スリーブ体と出
    力軸には、スプラインなどの相対応する係合部材をそれ
    ぞれ設け、前記各スリーブ体の周囲には、スプロケット又はプーリ
    ーをそれぞれ一体回転可能に設け、無端チェーン又は無
    端ベルトで同一方向に回転するように接続するととも
    に、前記各スプロケットの歯数又は前記各プーリーの外
    径を、各スリーブ体の回転速度比が異なるように設定
    し、 前記スリーブ体の一つの周囲には歯車を一体回転可能に
    取着し、この歯車を前記各スリーブ体と平行に前記装置
    本体内に軸受を介して回動自在に配装した駆動軸と一体
    回転する歯数の異なる別の歯車に噛合させ、前記回転伝
    達軸の一端をユニバーサルジョイントを介して前記駆動
    軸に連結した ことを特徴とする作業用自動車の動力取出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチに電磁クラッチを使用し、
    切換スイッチのON/OFF操作によりクラッチを断接
    できるようにした請求項1記載の作業用自動車の動力取
    出装置。
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