JPS609833B2 - パルスモ−タ−を使用する刺繍台駆動装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はパルスモーターを使用する刺繍台駆動装置に
関するものである。

被刺繍体を型模様の通りに刺繍する装置において、パル
スモーターを使用して該被刺繍体が取付けられる刺繍打
Ａを駆動する従来の装置の一例を、この発明の一実施例
を示す図面である第１図を借りて説明すれば、刺繍針Ａ
の下方にある刺繍台Ｂと連結片１，１′で一体的に設け
た基台２を、図示を省略してあるか、Ｘ，Ｙ両座標軸内
を自由に変位できるように支持し、該基台２の裏側にＹ
軸方向の溝３を有する案内レール４を設け、別に機台上
にＸ軸方向に正逆両方向に回転できるように、１対の鯛
車５，６に櫨懸したタイミングベルト７を設け、該タイ
ミングベルト７に装着した回転転子８を前記溝３中に隊
合し、上記調車の一方の駆動用調車５の回転軸１７を×
軸方向用パルスモーター１，の回転軸として正逆両方向
に回転できるようにし、該基台２の裏側には、更に、夫
々、×軸方向の溝９，９′を有する１双の案内レール１
０，１０′を設け、Ｙ軸方向に正逆両方向に回転できる
ように、１対づつの調車１１，１２，１１′，１２′に
纏懸した１対のタイミングベルト１３，１４を設け、該
タイミングベルト１３，１４に装着した回転転子１５，
１６を前記溝９，９′に夫々競合し、上記調車１１，１
２，１１′，１２′の一方の駆動調車１１，１１′の共
通軸１７′をＹ軸方向用パルスモーター１２のモ−ター
軸と共通にしたもので、型模様（図示省略）上の１点の
位置かＸ，Ｙ両座標に分析されコンピューターよりＸ軸
線用及びＹ軸線用の各パルスモーター１１，１２にパル
スとして送られ、パルスモーターの回転により、型模様
の上記１点に該当する刺繍台Ｂ上の１点Ｃを刺繍針Ａの
下に位置させるようにして連続して型模様を刺繍台Ｂ上
の被刺繍体上に刺繍針Ａで刺繍するようになっている。

然し、普通、市販されているパルスモーターを変速装置
を介さず直結したのでは刺繍の１ステッチの中（各タイ
ミングベルト７， １３，１４の移動ピッチに等しい）
に直して１柳のピッチで１肋〜１２側の精度範囲が精々
である。何故ならば一定時間に１パルス〜１２パルス程
は受入れられるからである。一方、パルスモーターの特
性としてパルスモーターの回転速度は入力パルスの周波
数に比例し、且つ負荷が大きいと始動パルス周波数は小
さいので負荷が大きいと勢い低速となる。従って大負荷
で高速にパルスモーターを動かすことが出来ない。一方
、市場で要求される刺繍の精度範囲は０．１肋のピッチ
で０．１側〜１２肋の間で、パルスで云えは１〜１２０
パルスを所定時間に受入れなければならない。従って現
在の装置では０．１冊ピッチで０．１肌より１２脚に及
ぶ精度の刺繍を１個のパルスモーターで高速に行うこと
はできない欠点があつた。この発明は叙上の欠点を除去
できたパルスモーターを使用する刺繍台の駆動装置を提
供するのをその目的とする。

図示の実施例に基づきその構成を説明すると、第１図に
示す、上述したパルスモーターを使用する刺繍台駆動装
置において、該パルスモーター１，，１２は何れもその
モーターハウジングａ、換言すれば外周を円簿面にした
モーター自体を機台上に設けた軸承鰹ｂ中で「該パルス
モーター１，，１２の回転軸１７，１７′（第２図，第
３図参照）を回転中心として回動できるように鞠承させ
、該モーターハウジングａを、正逆両方向に回動さすこ
とのできる別の、性能は上記パルスモーター１．，１２
と同じパルスモーターＤ，，Ｄ２により減速装置Ｂを介
して回動できるようにしたもので、上記減速装置Ｂはパ
ルスモーター１１，１２のローターを軸承しているモー
ターハウジングａより半径方向に腕ｃを出し、該腕ｃの
自由端には前記回転軸１７′の中心を中心とするピッチ
サークルを有するキャセクターｄを設け、別に機台上に
前記パルスモーター１，，１２と平行に同じ平行のパル
スモーターロ，，０２を設け、該パルスモーター０１，
ｎ２の回転軸ｅに小歯車ｆを設け「該小歯車のピッチサ
ークルの半径をｒとし〜上記腕ｃの回動中心ｏよりキャ
セクターｄのピッチサークルまでの半径をＲとすると、
この実施例ではｒ／Ｒ＝１／１０になるように設けたも
のである。

この実施例は叙上のような構成を有するから該パルスモ
ーターｎ，の１パルス当りの回動角は該パルスモーター
１１のモーターハウジングの回転角に１／１０となって
伝わる。

従ってパルスモーター１，，０，を何れも刺繍の１ステ
ッチにおいて１肌ピッチで１側−１２脚の性能のものを
使用すると、パルスモーター０１のみをパルスモーター
１．における上記１肋相当の回転角だけ回動するとパル
スモーター１１のモーターハウジングａはステッチに換
算して０．１柳相当だけ回動する。

然しパルスモーター１，には持トルクが働いていてモー
タ−軸１７はモーターハウジングａに対しては回転しな
いのでパルスモ−ター１，のモーター軸１７は０．１肋
相当だけ回動する。若しパルスモーター１．も共に稼動
させると、１．１胸回動させることができ、従ってこの
ようにしてこの装置により少くともステッチに換算して
０．１肋より１２肋までの範囲を０．１肌間隔で自由に
選択して刺繍することができる。なお、パルスモーター
１２側においても全く同様である。この発明は叙上のよ
うな構成作用を有するから、市場で要求される刺繍の精
度範囲である０．１肋間隔で０．１側より１２肋までの
間を自由に選び高速で刺繍することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にか）るパルスモーターを使用する刺
繍台駆動装置、第２ヅは第１図中円イの部分、又第３図
は第１図中口の部分の各拡大した斜視図を示し、Ａは刺
繍台、３は基台、７，８，１１，１２はタイミングベル
ト、ａはモーターハウジング、ｂはモー夕−ハウジング
の軸承錘、１１，１２，Ｄ，，０２は何れも同一性能の
パルスモーターを夫々示す。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 刺繍台Ｂ上に１点Ｃに、型模様に応じた動きを行わ
   せるため、該刺繍台Ｂと一体的な基台２を互に直交する
   Ｘ，Ｙ両座標軸内を自由に動けるように支持し、該基台
   ２は、該型模様線上の１点の位置がＸ，Ｙ両座標に分析
   されてＸ軸方向は、正逆両方向に変位できるタイミング
   ベルト７の変位により、又Ｙ軸方向は、正逆両方向に変
   位できる１双のタイミングベルト１３，１４の変位によ
   り夫々表されるようにし、該両タイミングベルト７，１
   ３，１４の駆動用調車５，１１，１１′を回転する、何
   れも性能の同じパルスモーターI＿１，I＿２は該パルス
   モーターI＿１，I＿２のモーターハウジングａを機台上
   に設けた軸承筐ｂ中で、該パルスモーターI＿１，I＿２
   の回転軸１７，１７′を回転中心として回動できるよう
   に軸承させ、該モーターハウジングａを、正逆両方向に
   回動さすことのできる別の、性能は上記パルスモーター
   I＿１，I＿２と同じパルスモーターI＿１，I＿２と同じ
   パルスモーターII＿１，II＿２により、減速装置を介し
   て、回動できるようにしたことを特徴とするパルスモー
   ターを使用する刺繍台駆動装置。