JP2003063278A - 発泡層付き成形体の部材取付構造 - Google Patents

発泡層付き成形体の部材取付構造

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JP2003063278A
JP2003063278A JP2001256790A JP2001256790A JP2003063278A JP 2003063278 A JP2003063278 A JP 2003063278A JP 2001256790 A JP2001256790 A JP 2001256790A JP 2001256790 A JP2001256790 A JP 2001256790A JP 2003063278 A JP2003063278 A JP 2003063278A
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Shin Mizusaki
伸 水▲崎▼
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Inoue MTP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口設置部の開設作業の容易化を図ると共
に、該開口設置部に対する部材の取付固定作業を簡単か
つ確実に行ない得るようにする。 【解決手段】 開口設置部18の端縁部に臨む基材12
に、該開口設置部18の中央を指向する第1姿勢から該
基材12に対して略鉛直方向を指向する第2姿勢へ変位
可能な係止支持体32を、ヒンジ部36を介して一体的
に設ける。この係止支持体32の先端に、該係止支持体
32が第2姿勢へ変位した際に表皮14の側と反対側を
指向する係止面部34を形成する。開口設置部18に部
材20をセットした際に、該部材20の係止部22が第
2姿勢へ変位した係止支持体32の係止面部34へ係止
され、開口設置部18に対する当該部材20の取付けが
図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発泡層付き成形
体の部材取付構造に関し、更に詳細には、所要形状に成
形した基材と、この基材の化粧面となるべき表皮と、前
記基材および表皮の間で発泡・固化させた発泡体とから
なる発泡層付き成形体の開口設置部に、別途成形した部
材を前記表皮の側から取付けるための部材取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図6に示すように、乗用車等の車
両内装部材としてのインストルメントパネル10は、所
要形状に成形した合成樹脂成形部材である基材12と、
この基材12の表面を被覆して該基材12の化粧面とな
る合成樹脂製の表皮14と、前記基材12および表皮1
4の間で発泡・固化させたウレタン等の発泡体16とか
らなる3層構造の発泡層付き成形体として構成されてい
る。ここで前記表皮14は、表面にシボ加工等が施され
てインストルメントパネル(発泡層付き成形体)10の質
感向上を図るために供され、また前記発泡体16は、適
宜の弾力性を有するので該パネル(成形体)10の触感向
上および衝撃吸収等を図るために供されるものである。
【0003】また前記インストルメントパネル10の所
要位置には、エアコンからの調温空気を乗員室内へ吹出
案内するためのエアーアウトレットや木目調パネル等の
装飾材等を代表とする各種の付属部材20が、該パネル
10の成形後の後工程において取付けられるようになっ
ている。このためインストルメントパネル10の所要位
置には、後述する如く、前記基材12、発泡体16およ
び表皮14に亘って貫通する開口設置部18が開設さ
れ、所要形状に別途成形した前記部材20を表皮14の
側から該開口設置部18へ押込んで取付けるようになっ
ている(図6(a))。ここで前記部材20には、背面側へ
延出した鈎フック状の係止部22,22が設けてあり、
前記開口設置部18へ押込んだ際に各係止部22の鈎部
24が開口設置部18に臨んだ前記基材12の端縁部へ
弾性的に係止され、これにより当該部材20が開口設置
部18に取付固定されてインストルメントパネル10に
装着される(図6(b))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記インス
トルメントパネル10の如き発泡層付き成形体では、前
述した如く、図示しない発泡成形型にセットした基材1
2および表皮14の間に画成された空間内に注入したウ
レタン原料を発泡・固化させて前記発泡体16を成形す
るようになっている。このため、前記基材12および/
または表皮14に予め開口部を開設したもとで前記発泡
体16を発泡・固化させる場合、この開口部を介して発
泡体16が外部へ漏出する不都合が発生する。そこで図
7(a)に示すように、基材12および表皮14に開口部
を形成しない状態で発泡体16を成形したり、あるいは
図8(a)に示すように基材12に予め開口部26を形成
してある場合は、該開口部26をテープ28等でマスキ
ングした状態で発泡体16を成形する方法が採られてい
る。
【0005】すなわち図7の方法は、先ず基材12およ
び表皮14の間で発泡体16を成形し(図7(a))、後工
程において、基材12に設けた薄肉部30をカッター等
でカットすると共に表皮14および発泡体16をカット
し、表皮14、発泡体16および基材12の各不要部分
12a,14a,16aを一体的に取除くことで、前記開
口設置部18を開設するものである。しかしながら、基
材12を前記薄肉部30でカットするのは専ら作業員に
よる手作業に依存しているため、カットラインの位置
決め精度が低い、カットラインの位置が不揃いとなっ
て、開口設置部18のサイズ、形状および開設位置等に
バラツキが生ずる、等の不都合が生じ、場合によっては
前記部材20の係止部22が適切に係止されなくなり、
開口設置部18に対する該部材20の取付固定を確実に
なし得ない問題を内在していた。
【0006】一方前記図8の方法は、先ず基材12に形
成した開口部26をテープ28等でマスキングしたもと
で該基材12および表皮14の間で発泡体16を成形し
(図8(a))、後工程において、表皮14および発泡体1
6を所定位置でカットして、表皮14、発泡体16およ
び基材12の各不要部分12a,14a,16aと前記テ
ープ28とを一体的に取除くことで、前記開口設置部1
8を開設するものである。しかしながら前記発泡体16
の成形工程に先立ち、前工程として前記テープ28を基
材12に貼着するマスキング作業を必要とするため、作
業工数が増えて製造コストアップを招来すると共に、マ
スキング作業が不適切であると発泡体16が開口部26
から漏出してしまう等の問題を内在していた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、発泡層付き成形体における開
口設置部の開設作業の容易化を図ると共に、該開口設置
部に対する部材の取付固定作業を簡単かつ確実に行ない
得るようにした発泡層付き成形体の部材取付構造を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決して、所
期の目的を達成するため本発明は、所要形状に成形した
基材と、この基材の化粧面となるべき表皮と、前記基材
および表皮の間で発泡・固化させた発泡体とからなる発
泡層付き成形体の開口設置部に、別途成形した部材を前
記表皮の側から取付けるための部材取付構造であって、
前記開口設置部の端縁部において前記基材に一体的に設
けられてヒンジ接合され、該開口設置部の中央を指向す
る第1姿勢から該基材に対して略鉛直方向を指向する第
2姿勢へ変位可能な係止支持体と、前記基材の成形時に
前記係止支持体の先端に同時成形され、該係止支持体が
第2姿勢へ変位した際に前記表皮の側と反対側を指向す
る係止面部と、前記部材の背面側に設けられ、前記開口
設置部にセットした際に第2姿勢へ変位した前記係止支
持体の係止面部に係止可能な係止部とからなり、前記係
止部が第2姿勢へ変位した前記係止支持体の係止面部に
係止されることで、前記開口設置部に対する前記部材の
固定が図られるよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る発泡層付き成
形体の部材取付構造につき、好適な実施例を挙げ、添付
図面を参照しながら以下説明する。なお、本願が対象と
する発泡層付き成形体は、前述した如く、所要形状に成
形した合成樹脂製の基材12と、この基材12の表面を
被覆するように配設して該基材12の化粧面となる合成
樹脂製の表皮14と、前記基材12および表皮14の間
で発泡・固化させたウレタン製の発泡体16とからなる
3層構造を呈したものが前提とされ、例えばインストル
メントパネル等の車両内装部材や、その他各種の部材が
対象とされる。
【0010】図1は、本実施例に係る発泡層付き成形体
の部材取付構造を、該成形体10に開設した開口設置部
18に対して、別体に成形された部材20を取付けた状
態で示す断面図である。この部材取付構造は、前記開口
設置部18の端縁部において前記基材12に一体的に設
けられてヒンジ接合され、該基材12に対して略鉛直方
向を指向した係止支持体32と、前記基材12の成形時
に前記係止支持体32の先端面に同時成形された係止面
部34と、前記部材20の背面側に設けられ、前記開口
設置部18にセットした際に前記係止支持体32の係止
面部34に係止可能な係止部22とからなっている。
【0011】前記係止支持体32は、前記基材12の成
形時に該基材12に一体的に同時成形されるもので、前
記基材12の成形時には、図3(a)に示すように、ヒン
ジ部36で基材12と連設されると共に、後工程の前記
開口設置部18の開設時に取除かれる不要部分12aと
は薄肉部30で連設されている。すなわち係止支持体3
2は、基材12の成形時では、前記開口設置部18の中
央を指向した第1姿勢で成形されるようになっている。
【0012】前記ヒンジ部36は、図2および図3(a)
に示すように前記基材12の裏面側において、該基材1
2と前記係止支持体32との境界に沿ってV字状溝を凹
設することで形成された薄肉部分であって、基材12の
厚みAが3mm程度である場合、該ヒンジ部36の厚み
Bは概ね0.3〜0.5mm程度が適当とされている。そ
して前記基材12および係止支持体32には、前記ヒン
ジ部36を形成するために凹設したV字状溝により、該
ヒンジ部36に隣接した傾斜角が略45度の第1当接面
38および第2当接面40が延設されている。これによ
り前記係止支持体32は、カッター等により前記不要部
分12aとの切断が図られた後に、ヒンジ部36を折曲
ポイントとして成形時の前記第1姿勢から基材12に対
して略鉛直方向を指向した第2姿勢へ変位可能となって
いる(図3(b)および図5)。すなわち係止支持体32が
第2姿勢へ変位した際には、前記夫々の当接面38,4
0同士が当接するようになり、該係止支持体32のこれ
以上の姿勢変位が規制されると共に姿勢保持が適切に図
られるようになっている。なお前記V字状溝は、基材1
2の成形時に同時に凹設される。
【0013】前記薄肉部30は、幅Cが約3mm、厚み
Dが約1.0〜1.5mmとされ、前記発泡体16の成形
完了後に該薄肉部30に沿ってカッター等でカットする
ことで、前記不要部分12aと係止支持体32とが分離
されるようになっている。ここで前記薄肉部30は、後
述する如く、前記部材20の係止部22が直接的に係止
される部位ではないため、係止支持体32の係止面部3
4に残存して多少突出していても差しつかえない。換言
すると、カッター等により薄肉部30に沿ってカットす
るに際し、カットラインの位置決め精度が低くて多少蛇
行したり、該ラインの形成位置にバラツキが生じたとし
ても、開口設置部18に対する前記部材20の取付けに
は何等影響を及ぼさないよう考慮されている。
【0014】前記係止面部34は、前記基材12の成形
時に前記係止支持体32の先端面に形成され、該係止支
持体32が第2姿勢へ変位した際に前記表皮14の側と
反対側、すなわち開口設置部18に対する部材20の取
付方向と同一方向を指向するようになっている。この係
止面部34は、インジェクション成形型を利用して基材
12をインジェクション成形する際に係止支持体32に
同時成形されるものであるから、成形精度のバラツキ等
が一切ない。しかも前記係止支持体32の先端上縁に、
前記係止面部34の縁部に沿う膨出片部42が延設され
ており、前記係止部22が係止する該係止面部34の拡
大化が図られている。従って、基材12の厚みAが小さ
いうえに前記薄肉部30が形成されていたとしても、係
止面部34の高さEの拡大化が図られているから、前記
係止部22の鈎部24が確実かつ適切に係止可能となっ
ている。
【0015】別途成形される前記部材20は、図1に示
すように、発泡層付き成形体10に開設された開口設置
部18の開口領域より一回り大きく設定され、該開口設
置部18を覆蓋しつつ成形体10の外面へ露出するよう
になる本体44と、この本体44の背面から後方へ延出
するよう一体成形され、表皮14、発泡体16および基
材12の3層の厚みを前提に長さが設定された鈎フック
状の前記係止部22とから構成されている。前記係止部
22は側面に膨出した鈎部24を有しており、この鈎部
24が第2姿勢へ変位した前記係止支持体32の係止面
部34に係止されるようになっている。そして、第2姿
勢へ変位した前記係止支持体32の係止面部34に前記
係止部22の鈎部24が係止されると、前記本体44の
裏面端縁が前記成形体10の表皮14に密着するように
なり、これにより開口設置部18に対して部材20が確
実に取付固定されるようになる。
【0016】次に、前述のように構成された発泡層付き
成形体の部材取付構造を前提として、該成形体10の成
形工程から部材の取付工程までを簡単に説明する。
【0017】基材12および表皮14は、発泡体16の
成形に先立ち、前工程において予め所要形状に成形され
る。基材12は、例えばインジェクション成形により、
前記係止支持体32、ヒンジ部36、薄肉部30および
不要部分12aが夫々連設された状態で一体成形され、
これにより該基材12には開口部が一切形成されていな
い。また表皮14は、樹脂シート材を真空成形したり、
樹脂粉末をパウダースラッシュ成形することで所要形状
に成形され、前記不要部分14aが一体に形成されると
共に表面には適宜のシボ加工が施されている。
【0018】このように所要形状に成形された基材12
および表皮14は図示しない発泡成形型にセットされ、
該成形型を型閉めした際に両者12,14の間に画成さ
れた空間内でウレタン原料を発泡・固化させることで前
記発泡体16が成形される(図2)。このとき、基材12
および表皮14には開口部が開設されていないので、発
泡体16が外部へ漏出することは一切ない。また、基材
12や表皮14に開口部が開設されていないので、発泡
体16の成形に先立って該開口部をテープ28等でマス
キングする作業等も一切必要ない。
【0019】前記発泡体16の成形が完了したら、図4
に示すように後工程において、基材12に設けた薄肉部
30をカッター等でカットすると共に表皮14および発
泡体16を所要位置でカットし、表皮14、発泡体16
および基材12の各不要部分12a,14a,16aを一
体的に取除くことで、表皮14、発泡体16および基材
12に連通した貫通状の開口設置部18を開設する。な
お前記薄肉部30のカット作業は、多少蛇行したりして
も差しつかえなく、カット作業に特別な熟練等を要さな
いから簡単かつ容易に行なうことができる。また開口設
置部18を開設した時点では、ヒンジ部36を介して基
材12にヒンジ接合された前記係止支持体32が、該開
口設置部18の中央を指向した第1姿勢に保持されてい
る。
【0020】前記開口設置部18の開設作業が完了した
ら、別途成形した前記部材20を前記表皮14の側から
該開口設置部18へ押込む。このとき図5に示すよう
に、部材20の背面側に設けた前記係止部22の先端が
対応の係止支持体32の上面に当接し、該部材20に付
与した押込力が各係止支持体32を図示下方へ押圧する
ようになるので、夫々の係止支持体32はヒンジ部36
を折曲ポイントとして第2姿勢へ変位するようになる。
そして、各係止部22が係止支持体32に当接すると適
宜弾性変形するので部材20の押込みが許容され、該部
材20が開口設置部18へ完全に押込まれると、遂には
図1に示すように、各係止部22の鈎部24が対応の係
止支持体32の係止面部34に係止されるようになる。
【0021】このように実施例の発泡層付き成形体の部
材取付構造では、基材12に設けた係止支持体32、該
係止支持体32に設けた係止面部34、該係止支持体3
2を基材12に連設するヒンジ部36等が、該基材12
をインジェクション成形する際に同時に型成形されるの
で、作業員の作業結果や熟練度等で成形精度が左右され
ることがなく、常に成形精度を高めつつ安定させること
が可能である。従って、このようなヒンジ部36を折曲
ポイントとして第2姿勢へ変位する係止支持体32に設
けた係止面部34に、部材20における係止部22の鈎
部24が係止されるので、開口設置部18に対する該部
材20の取付固定作業を簡単かつ適切に行なうことが可
能となると共に、成形体10に対して部材20が確実に
取付けられる。
【0022】また薄肉部30のカット作業が、開口設置
部18に対する部材20の取付精度を左右することがな
いので、作業初心者でも該薄肉部30のカット作業を充
分に行ない得ると共に、作業時間の短縮が図られて製造
コストの低減が可能となる。また、発泡体16の成形に
先立って前記テープ28によるマスキング作業等を行な
う必要もないので、これによるコスト低減も期待でき
る。
【0023】なお前記係止支持体32は、開口設置部1
8を開設した後に該開口設置部18に部材20を取付け
るに先立ち、指先等で予め第2姿勢へ折曲げておくよう
にしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る発泡層
付き成形体の部材取付構造によれば、基材に一体的に設
けた係止支持体、該係止支持体に成形された係止面部、
該係止支持体を基材に連設するヒンジ部等の成形精度が
作業員の作業結果や熟練度等に左右されることがないか
ら、開口設置部に対する部材の取付固定作業を簡単かつ
適切に行なうことが可能となり、表皮層付き成形体に対
して該部材を確実に取付け得る有益な効果を奏する。し
かも、不要部分のカット作業を簡単かつ容易に行ない得
るので、作業時間短縮による製造コスト低減が可能とな
る一方、発泡体の成形に先立ってマスキング作業等を行
なう必要もないので、これによる製造コスト低減を期待
できる等の利点もある。なお第2姿勢へ変位した係止支
持体は、第1当接面および第2当接面同士が当接するの
で、この第2姿勢で適切に保持される。更に、係止支持
体に設けた係止面部の拡大化が図られているので、部材
の係止部が適切に係止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施例に係る発泡層付き成形体の部
材取付構造を、成形体に開設した開口設置部に対して、
別体に成形された部材を取付けた状態で示す断面図であ
る。
【図2】係止支持体を一体に設けた基材と表皮との間で
発泡体を発泡・固化させた状態を示す断面図である。
【図3】基材に一体に設けた係止支持体を示す部分断面
図であって、(a)は基材成形時に第1姿勢で同時成形さ
れた状態で示し、(b)は薄肉部に沿ってカットして不要
部分を取除いた後に、係止支持体を第1姿勢から第2姿
勢へ変位させた状態を示している。
【図4】基材、表皮および発泡体の各不要部分を一体的
に取除くことで、貫通状の開口設置部を開設する状態を
示す断面図である。
【図5】開設した開口設置部に対して、別途成形した部
材を表皮の側から押込んで装着する状態を示す断面図で
ある。
【図6】従来の発泡層付き成形体の部材取付構造を示す
説明断面図であって、(a)は成形体に開設した開口設置
部に対して、別体に成形された部材を取付けた状態を示
し、(b)は開口設置部に対して部材を取付ける状態を示
している。
【図7】発泡層付き成形体の成形および開口設置部の開
設を示す従来例であって、(a)は開口部を有さない基材
と表皮との間で発泡体を発泡・固化させた状態を示し、
(b)は発泡体の成形・固化後に基材、表皮および発泡体
の各不要部分を一体的に取除いて貫通状の開口設置部を
開設する状態を示している。
【図8】発泡層付き成形体の成形および開口設置部の開
設を示す別の従来例であって、(a)は予め設けた開口部
をテープでマスキング処理した基材と表皮との間で発泡
体を発泡・固化させた状態を示し、(b)は発泡体の成形
・固化後に基材、表皮および発泡体の各不要部分を一体
的に取除いて貫通状の開口設置部を開設する状態を示し
ている。
【符号の説明】
10 表皮層付き成形体(インストルメントパネル) 12 基材 14 表皮 16 発泡体 18 開口設置部 20 部材 22 係止部 32 係止支持体 34 係止面部 36 ヒンジ部 38 第1当接面 40 第2当接面 42 膨出片部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状に成形した基材(12)と、この基
    材(12)の化粧面となるべき表皮(14)と、前記基材(12)お
    よび表皮(14)の間で発泡・固化させた発泡体(16)とから
    なる発泡層付き成形体(10)の開口設置部(18)に、別途成
    形した部材(20)を前記表皮(14)の側から取付けるための
    部材取付構造であって、 前記開口設置部(18)の端縁部において前記基材(12)に一
    体的に設けられてヒンジ接合され、該開口設置部(18)の
    中央を指向する第1姿勢から該基材(12)に対して略鉛直
    方向を指向する第2姿勢へ変位可能な係止支持体(32)
    と、 前記基材(12)の成形時に前記係止支持体(32)の先端に同
    時成形され、該係止支持体(32)が第2姿勢へ変位した際
    に前記表皮(14)の側と反対側を指向する係止面部(34)
    と、 前記部材(20)の背面側に設けられ、前記開口設置部(18)
    にセットした際に第2姿勢へ変位した前記係止支持体(3
    2)の係止面部(34)に係止可能な係止部(22)とからなり、 前記係止部(22)が第2姿勢へ変位した前記係止支持体(3
    2)の係止面部(34)に係止されることで、前記開口設置部
    (18)に対する前記部材(20)の固定が図られるよう構成し
    たことを特徴とする発泡層付き成形体の部材取付構造。
  2. 【請求項2】 前記基材(12)および係止支持体(32)に
    は、両者(12,32)を連設するヒンジ部(36)に隣接した第
    1当接面(38)および第2当接面(40)が延設され、前記係
    止支持体(32)が第2姿勢へ変位した際に両当接面(38,4
    0)同士が当接して該係止支持体(32)の姿勢保持が図られ
    る請求項1記載の発泡層付き成形体の部材取付構造。
  3. 【請求項3】 前記係止面部(34)の縁部に沿う膨出片部
    (42)を前記係止支持体(32)の先端部に延設し、前記係止
    部(22)が係止する該係止面部(34)の拡大化が図られてい
    る請求項1または2記載の発泡層付き成形体の部材取付
    構造。
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