JP2003063174A - 香料印刷物及びその製造方法 - Google Patents
香料印刷物及びその製造方法Info
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- JP2003063174A JP2003063174A JP2001254587A JP2001254587A JP2003063174A JP 2003063174 A JP2003063174 A JP 2003063174A JP 2001254587 A JP2001254587 A JP 2001254587A JP 2001254587 A JP2001254587 A JP 2001254587A JP 2003063174 A JP2003063174 A JP 2003063174A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ２種類の香料印刷が施された印刷物及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 香料印刷物は中央折線を介して連設され
た第１及び第２の紙葉にそれぞれ折線を介して連設され
た第１及び第２の折り返し部を備える。第１及び第２の
折り返し部には第１及び第２の香料インキを含むパター
ングルー部がそれぞれ設けられ、第１及び第２の折り返
し部を各パターングルー部が内側にくるように第１及び
第２の紙葉のほうへ折り返し、第１及び第２の紙葉を中
央折線を介して折り合わせられている。この香料印刷物
は通常の絵柄等の印刷を行った後、種々の糊付け加工、
再湿糊付け加工、樹脂溶液等の透かし窓用インキをパタ
ーン状に塗布・含浸・乾燥して紙を透明化する透かし窓
印刷加工、打ち抜き加工、ミシン加工、重ね加工、スリ
ッター、断裁加工などをインラインで行うことができる
インラインフィニシング装置を用いてインラインで製造
することができる。
製造方法を提供する。 【解決手段】 香料印刷物は中央折線を介して連設され
た第１及び第２の紙葉にそれぞれ折線を介して連設され
た第１及び第２の折り返し部を備える。第１及び第２の
折り返し部には第１及び第２の香料インキを含むパター
ングルー部がそれぞれ設けられ、第１及び第２の折り返
し部を各パターングルー部が内側にくるように第１及び
第２の紙葉のほうへ折り返し、第１及び第２の紙葉を中
央折線を介して折り合わせられている。この香料印刷物
は通常の絵柄等の印刷を行った後、種々の糊付け加工、
再湿糊付け加工、樹脂溶液等の透かし窓用インキをパタ
ーン状に塗布・含浸・乾燥して紙を透明化する透かし窓
印刷加工、打ち抜き加工、ミシン加工、重ね加工、スリ
ッター、断裁加工などをインラインで行うことができる
インラインフィニシング装置を用いてインラインで製造
することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は香料印刷物及びその
製造方法に関する。
製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、例えばばらの絵柄の印刷物に
ばらの香りの香料を含む香料インキを用いて印刷を施し
て香りのする印刷物を製造することが行われている。
ばらの香りの香料を含む香料インキを用いて印刷を施し
て香りのする印刷物を製造することが行われている。
【０００３】しかしながら従来の香料印刷物においては
香料印刷部分が露出しており香りがあたり一面に発散す
るため、１種類の香料印刷に限られ、４頁折り丁に異な
る２種類の香料インキを用いて２種類の香料印刷を施す
ことは行われていなかった。
香料印刷部分が露出しており香りがあたり一面に発散す
るため、１種類の香料印刷に限られ、４頁折り丁に異な
る２種類の香料インキを用いて２種類の香料印刷を施す
ことは行われていなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】発明の目的は２種類の
香料印刷が施された印刷物及びその製造方法を提供する
ことである。
香料印刷が施された印刷物及びその製造方法を提供する
ことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は上記の
印刷物に関する課題を解決するもので、中央折線を介し
て連設された第１及び第２の紙葉にそれぞれ折線を介し
て第１及び第２の折り返し部が連設され、第１及び第２
の折り返し部には第１及び第２の香料インキを含むパタ
ーングルー部がそれぞれ設けられ、第１及び第２の折り
返し部を各パターングルー部が内側にくるように第１及
び第２の紙葉のほうへ折り返し、第１及び第２の紙葉を
中央折線を介して折り合わせて折り丁を形成してなる香
料印刷物を要旨とする。
印刷物に関する課題を解決するもので、中央折線を介し
て連設された第１及び第２の紙葉にそれぞれ折線を介し
て第１及び第２の折り返し部が連設され、第１及び第２
の折り返し部には第１及び第２の香料インキを含むパタ
ーングルー部がそれぞれ設けられ、第１及び第２の折り
返し部を各パターングルー部が内側にくるように第１及
び第２の紙葉のほうへ折り返し、第１及び第２の紙葉を
中央折線を介して折り合わせて折り丁を形成してなる香
料印刷物を要旨とする。
【０００６】本発明の印刷物において第１及び第２の折
り返し部を第１及び第２の紙葉のほうへ折り返され香料
インキを含むパターングルー部は前記折り返し部と紙葉
の間にあるので前記折り返し部を前記紙葉から引き起こ
すまでは香りは発散しないか或いはごくわずかしか発散
しない。そして第１及び第２の折り返し部を第１及び第
２の紙葉から引き起こすことにより各折り返し部に塗布
された香料インキを含むパターングルーが露出され、ま
たパターングルーに含まれる香料カプセルが破壊されて
香りが発散する。従って消費者が折り返し部を紙葉から
引き起こすまでは香りが発散して２種類の香りが混ざっ
てしまうことはない。
り返し部を第１及び第２の紙葉のほうへ折り返され香料
インキを含むパターングルー部は前記折り返し部と紙葉
の間にあるので前記折り返し部を前記紙葉から引き起こ
すまでは香りは発散しないか或いはごくわずかしか発散
しない。そして第１及び第２の折り返し部を第１及び第
２の紙葉から引き起こすことにより各折り返し部に塗布
された香料インキを含むパターングルーが露出され、ま
たパターングルーに含まれる香料カプセルが破壊されて
香りが発散する。従って消費者が折り返し部を紙葉から
引き起こすまでは香りが発散して２種類の香りが混ざっ
てしまうことはない。
【０００７】本発明の香料印刷物において、第１及び第
２の折り返し部の表面にそれぞれ第１及び第２の香料イ
ンキを含むパターングルー部を形成し、第１及び第２の
折り返し部を各パターングルー部が内側にくるように第
１及び第２の紙葉のほうへ折り返した、所謂両観音型の
折り丁を形成することができる。
２の折り返し部の表面にそれぞれ第１及び第２の香料イ
ンキを含むパターングルー部を形成し、第１及び第２の
折り返し部を各パターングルー部が内側にくるように第
１及び第２の紙葉のほうへ折り返した、所謂両観音型の
折り丁を形成することができる。
【０００８】また本発明の香料印刷物において、第１の
折り返し部の裏面に第１の香料インキを含むパターング
ルー部を形成し、第２の折り返し部の表面に第２の香料
インキを含むパターングルー部を形成し、第１及び第２
の折り返し部を各パターングルー部が内側にくるように
第１及び第２の紙葉のほうへ折り返した折り返し部を同
一方向に折り返した４頁折りを形成することができる。
折り返し部の裏面に第１の香料インキを含むパターング
ルー部を形成し、第２の折り返し部の表面に第２の香料
インキを含むパターングルー部を形成し、第１及び第２
の折り返し部を各パターングルー部が内側にくるように
第１及び第２の紙葉のほうへ折り返した折り返し部を同
一方向に折り返した４頁折りを形成することができる。
【０００９】また本発明の香料印刷物において、前記４
頁折りにおいて、第１の折り返し部は第２の折り返し部
と重ならないように位置をずらしてそれぞれ第１の紙葉
及び第２の紙葉のほうへ折り返した所謂段差折りを形成
することができる。
頁折りにおいて、第１の折り返し部は第２の折り返し部
と重ならないように位置をずらしてそれぞれ第１の紙葉
及び第２の紙葉のほうへ折り返した所謂段差折りを形成
することができる。
【００１０】請求項５に記載の発明は上記の製造方法に
関する課題を解決するもので、請求項１に記載の香料印
刷物の製造方法において、オフセット輪転印刷機に連結
される装置であって、通常の絵柄等の印刷を行った後、
種々の糊付け加工、再湿糊付け加工、樹脂溶液等の透か
し窓用インキをパターン状に塗布・含浸・乾燥して紙を
透明化する透かし窓印刷加工、打ち抜き加工、ミシン加
工、重ね加工、スリッター、断裁加工などをインライン
で行うことができるインラインフィニシング装置を用
い、通常の印刷を行った後、第１及び第２の折り返し部
にそれぞれ第１及び第２の香料インキを含むパターング
ルー部を形成し、第１及び第２の折り返し部を各パター
ングルー部が内側にくるように第１及び第２の紙葉のほ
うへ折り返し加工することを特徴とする香料印刷物の製
造方法を要旨とする。
関する課題を解決するもので、請求項１に記載の香料印
刷物の製造方法において、オフセット輪転印刷機に連結
される装置であって、通常の絵柄等の印刷を行った後、
種々の糊付け加工、再湿糊付け加工、樹脂溶液等の透か
し窓用インキをパターン状に塗布・含浸・乾燥して紙を
透明化する透かし窓印刷加工、打ち抜き加工、ミシン加
工、重ね加工、スリッター、断裁加工などをインライン
で行うことができるインラインフィニシング装置を用
い、通常の印刷を行った後、第１及び第２の折り返し部
にそれぞれ第１及び第２の香料インキを含むパターング
ルー部を形成し、第１及び第２の折り返し部を各パター
ングルー部が内側にくるように第１及び第２の紙葉のほ
うへ折り返し加工することを特徴とする香料印刷物の製
造方法を要旨とする。
【００１１】本発明の製造方法によれば、通常の印刷、
香料印刷、折り加工をインラインで効率よく行うことが
できる。
香料印刷、折り加工をインラインで効率よく行うことが
できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は本発明の香料印刷物の第１
の実施態様の展開図である。本発明の第１実施態様は、
中央折線１を介して連設された第１及び第２の紙葉２、
３にそれぞれ折線４ａ、４ｂを介して連設された第１及
び第２の折り返し部５、６を備え、第１及び第２の折り
返し部５，６の表面にそれぞれ第１及び第２の香料イン
キを含むパターングルー部７、８を形成し、図２に示す
ように第１及び第２の折り返し部５、６を各パターング
ルー部７、８が内側にくるように第１及び第２の紙葉
２、３のほうへ折り返した、所謂両観音折の香料印刷物
である。
の実施態様の展開図である。本発明の第１実施態様は、
中央折線１を介して連設された第１及び第２の紙葉２、
３にそれぞれ折線４ａ、４ｂを介して連設された第１及
び第２の折り返し部５、６を備え、第１及び第２の折り
返し部５，６の表面にそれぞれ第１及び第２の香料イン
キを含むパターングルー部７、８を形成し、図２に示す
ように第１及び第２の折り返し部５、６を各パターング
ルー部７、８が内側にくるように第１及び第２の紙葉
２、３のほうへ折り返した、所謂両観音折の香料印刷物
である。
【００１３】パターングルー部７、８はマイクロカプセ
ル化した香料を例えば酢酸ビニル樹脂エマルションと混
合してなる香料インキを含む接着剤を部分塗布してなる
ものである。香料インキを含むパターングルー部７、８
は第１及び第２の折り返し部５，６と紙葉２、３の間に
あるので折り返し部７、８を紙葉２、３から引き起こす
までは香りは発散しないか或いはごくわずかしか発散し
ない。そして第１及び第２の折り返し部５、６を第１及
び第２の紙葉２、３から引き起こすことにより各折り返
し部５、６に塗布された香料インキを含むパターングル
ー部７、８が露出され、またパターングルー部７、８に
含まれる香料カプセルが破壊されて香りが発散する。
ル化した香料を例えば酢酸ビニル樹脂エマルションと混
合してなる香料インキを含む接着剤を部分塗布してなる
ものである。香料インキを含むパターングルー部７、８
は第１及び第２の折り返し部５，６と紙葉２、３の間に
あるので折り返し部７、８を紙葉２、３から引き起こす
までは香りは発散しないか或いはごくわずかしか発散し
ない。そして第１及び第２の折り返し部５、６を第１及
び第２の紙葉２、３から引き起こすことにより各折り返
し部５、６に塗布された香料インキを含むパターングル
ー部７、８が露出され、またパターングルー部７、８に
含まれる香料カプセルが破壊されて香りが発散する。
【００１４】図３は本発明の香料印刷物の第２実施態様
の展開図を示す。本発明の第２実施態様は、中央折線１
を介して連設された第１及び第２の紙葉２、３にそれぞ
れ折線４ａ、４ｂを介して連設された第１及び第２の折
り返し部５、６を備え、第１の折り返し部５の裏面に第
１の香料インキを含むパターングルー部７を形成し、第
２の折り返し部６の表面に第２の香料インキを含むパタ
ーングルー部８を形成し、図４に示すように第１及び第
２の折り返し部を各パターングルー部が内側にくるよう
に第１及び第２の紙葉２、３のほうへ折り返してなる４
頁折丁である。
の展開図を示す。本発明の第２実施態様は、中央折線１
を介して連設された第１及び第２の紙葉２、３にそれぞ
れ折線４ａ、４ｂを介して連設された第１及び第２の折
り返し部５、６を備え、第１の折り返し部５の裏面に第
１の香料インキを含むパターングルー部７を形成し、第
２の折り返し部６の表面に第２の香料インキを含むパタ
ーングルー部８を形成し、図４に示すように第１及び第
２の折り返し部を各パターングルー部が内側にくるよう
に第１及び第２の紙葉２、３のほうへ折り返してなる４
頁折丁である。
【００１５】図５は本発明の香料印刷物の第３実施態様
の展開図を示す。本発明の第３実施態様は、中央折線１
を介して連設された第１及び第２の紙葉２ａ、３にそれ
ぞれ折線４ａ、４ｂを介して連設された第１及び第２の
折り返し部５、６を備え、第１の紙葉２ａの横幅は第２
の紙葉３の横幅より第２の折り返し部の横幅だけ少ない
幅になつており、第１の折り返し部５の裏面に第１の香
料インキを含むパターングルー部７を形成し、第２の折
り返し部６の表面に第２の香料インキを含むパターング
ルー部８を形成し、図６に示すように第１及び第２の折
り返し部５、６を各パターングルー部７、８が内側にく
るように第１及び第２の紙葉２、３のほうへ折り返して
なる、所謂段差折である。
の展開図を示す。本発明の第３実施態様は、中央折線１
を介して連設された第１及び第２の紙葉２ａ、３にそれ
ぞれ折線４ａ、４ｂを介して連設された第１及び第２の
折り返し部５、６を備え、第１の紙葉２ａの横幅は第２
の紙葉３の横幅より第２の折り返し部の横幅だけ少ない
幅になつており、第１の折り返し部５の裏面に第１の香
料インキを含むパターングルー部７を形成し、第２の折
り返し部６の表面に第２の香料インキを含むパターング
ルー部８を形成し、図６に示すように第１及び第２の折
り返し部５、６を各パターングルー部７、８が内側にく
るように第１及び第２の紙葉２、３のほうへ折り返して
なる、所謂段差折である。
【００１６】以上説明した香料印刷物は図７に示すよう
に他の印刷物と共に丁合、製本した形態で消費者に供給
されるか或いは単体で供給される。
に他の印刷物と共に丁合、製本した形態で消費者に供給
されるか或いは単体で供給される。
【００１７】次に本発明の香料印刷物の製造方法につい
て説明する。図８は本発明の製造方法におい利用するイ
ンラインフィニシングシステムを示し、このシステムは
印刷から加工までを連続して行い、小冊子、封筒等さま
ざまの形態の印刷物を製造できるものである。図８のイ
ンラインフィニシングシステムは、給紙部１１、絵柄印
刷部１２、再湿糊付部１３、透かし窓印刷部１４、乾燥
部１５、冷却部１６、折部１７、打ち抜き加工部１８、
重ね加工部１９、ミシン加工部２０、糊付および折加工
部２１、２３、２４、２５、糊付部２２、折加工部２
６、断裁仕上げ部２７により構成される。図８は上段と
下段に別れているが、折部１７の次は打ち抜き加工部１
８へとつながっている。
て説明する。図８は本発明の製造方法におい利用するイ
ンラインフィニシングシステムを示し、このシステムは
印刷から加工までを連続して行い、小冊子、封筒等さま
ざまの形態の印刷物を製造できるものである。図８のイ
ンラインフィニシングシステムは、給紙部１１、絵柄印
刷部１２、再湿糊付部１３、透かし窓印刷部１４、乾燥
部１５、冷却部１６、折部１７、打ち抜き加工部１８、
重ね加工部１９、ミシン加工部２０、糊付および折加工
部２１、２３、２４、２５、糊付部２２、折加工部２
６、断裁仕上げ部２７により構成される。図８は上段と
下段に別れているが、折部１７の次は打ち抜き加工部１
８へとつながっている。
【００１８】絵柄印刷部１２は、４台のオフセット輪転
印刷機であり、黄、赤、藍、墨の４色がそれぞれ印刷で
きるものである。再湿糊付部１３は、表面がゴム凸版と
なっている圧胴により、凸状のゴムが当たる部分だけ再
湿糊が塗布される。透かし窓印刷部１４もゴム凸版によ
り、用紙に含浸させることにより用紙を透明化するイン
キを印刷できるものとなっている。また、糊付および折
加工部２１、２３、２４、２５は同一のものであり、ノ
ズルから糊を塗布すると同時に折加工を行うものであ
る。糊付部２２はゴム凸版により糊を塗布するものであ
る。
印刷機であり、黄、赤、藍、墨の４色がそれぞれ印刷で
きるものである。再湿糊付部１３は、表面がゴム凸版と
なっている圧胴により、凸状のゴムが当たる部分だけ再
湿糊が塗布される。透かし窓印刷部１４もゴム凸版によ
り、用紙に含浸させることにより用紙を透明化するイン
キを印刷できるものとなっている。また、糊付および折
加工部２１、２３、２４、２５は同一のものであり、ノ
ズルから糊を塗布すると同時に折加工を行うものであ
る。糊付部２２はゴム凸版により糊を塗布するものであ
る。
【００１９】用紙に絵柄印刷部２において絵柄が印刷さ
れ、次いで糊付および折加工部２１で香料インキを含む
接着剤の塗布と折線４ａ、４ｂからの折り返し部５、６
の紙葉３、４のほうへの折り返しが行われる。次いで糊
付および折加工部２５において中央折線１に沿って２つ
折され、最後に、断裁仕上げ部１７において流れ方向と
直角な方向に断裁され図２に示すような香料印刷物が得
られる。
れ、次いで糊付および折加工部２１で香料インキを含む
接着剤の塗布と折線４ａ、４ｂからの折り返し部５、６
の紙葉３、４のほうへの折り返しが行われる。次いで糊
付および折加工部２５において中央折線１に沿って２つ
折され、最後に、断裁仕上げ部１７において流れ方向と
直角な方向に断裁され図２に示すような香料印刷物が得
られる。
【００２０】以上のべたように本発明の製造方法によれ
ばインラインで絵柄の印刷、香料インキを含む接着剤の
塗布及び折加工を高速に行って香料印刷物を得ることが
できる。
ばインラインで絵柄の印刷、香料インキを含む接着剤の
塗布及び折加工を高速に行って香料印刷物を得ることが
できる。
【００２１】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の香
料印刷物は中央折線を介して連設された第１及び第２の
紙葉にそれぞれ折線を介して第１及び第２の折り返し部
が連設され、第１及び第２の折り返し部には第１及び第
２の香料インキを含むパターングルー部がそれぞれ設け
られ、第１及び第２の折り返し部を各パターングルー部
が内側にくるように第１及び第２の紙葉のほうへ折り返
し、第１及び第２の紙葉を中央折線を介して折り合わせ
て折り丁を形成してなるもので、第１及び第２の折り返
し部を第１及び第２の紙葉のほうへ折り返され香料イン
キを含むパターングルー部は前記折り返し部と紙葉の間
にあるので前記折り返し部を前記紙葉から引き起こすま
では香りは発散しないか或いはごくわずかしか発散せ
ず、第１及び第２の折り返し部を第１及び第２の紙葉か
ら引き起こすことにより各折り返し部に塗布された香料
インキを含むパターングルーが露出され、またパターン
グルーに含まれる香料カプセルが破壊されて香りが発散
するものであり、従って消費者が折り返し部を紙葉から
引き起こすまでは香りが発散して２種類の香りが混ざっ
てしまうことはないという長所を有する。
料印刷物は中央折線を介して連設された第１及び第２の
紙葉にそれぞれ折線を介して第１及び第２の折り返し部
が連設され、第１及び第２の折り返し部には第１及び第
２の香料インキを含むパターングルー部がそれぞれ設け
られ、第１及び第２の折り返し部を各パターングルー部
が内側にくるように第１及び第２の紙葉のほうへ折り返
し、第１及び第２の紙葉を中央折線を介して折り合わせ
て折り丁を形成してなるもので、第１及び第２の折り返
し部を第１及び第２の紙葉のほうへ折り返され香料イン
キを含むパターングルー部は前記折り返し部と紙葉の間
にあるので前記折り返し部を前記紙葉から引き起こすま
では香りは発散しないか或いはごくわずかしか発散せ
ず、第１及び第２の折り返し部を第１及び第２の紙葉か
ら引き起こすことにより各折り返し部に塗布された香料
インキを含むパターングルーが露出され、またパターン
グルーに含まれる香料カプセルが破壊されて香りが発散
するものであり、従って消費者が折り返し部を紙葉から
引き起こすまでは香りが発散して２種類の香りが混ざっ
てしまうことはないという長所を有する。
【００２２】また本発明の製造方法によればインライン
で絵柄の印刷、香料インキを含む接着剤の塗布及び折加
工を高速に行って香料印刷物を得ることができる。
で絵柄の印刷、香料インキを含む接着剤の塗布及び折加
工を高速に行って香料印刷物を得ることができる。
【図１】本発明の香料印刷物の第１の実施態様の展開図
である。
である。
【図２】第１の実施態様の斜視図である。
【図３】本発明の香料印刷物の第２の実施態様の展開図
である。
である。
【図４】第２の実施態様の斜視図である。
【図５】本発明の香料印刷物の第３の実施態様の展開図
である。
である。
【図６】第３の実施態様の斜視図である。
【図７】本発明の香料印刷物を含む本を示し、（ａ）は
本を閉じた状態を示す略斜視図であり、（ｂ）は本を開
いた状態を示す略斜視図である。
本を閉じた状態を示す略斜視図であり、（ｂ）は本を開
いた状態を示す略斜視図である。
【図８】本発明の製造方法に利用されるオフセット輪転
印刷機とインラインフィニシング装置とを連結した装置
を説明する模式側面図である。
印刷機とインラインフィニシング装置とを連結した装置
を説明する模式側面図である。
１ 中央折線
２ 紙葉
３ 紙葉
４ａ、４ｂ 折線
５ 第１の折り返し部
６ 第２の折り返し部
７、８ 香料インキを含むパターングルー部
１１ 給紙部
１２ 絵柄印刷部
１３ 再湿糊付部
１４ 透かし窓印刷部
１５ 乾燥部
１６ 冷却部
１７ 折部
１８ 打ち抜き加工部
１９ 重ね加工部
２０ ミシン加工部
２１、２２、２３、２４、２５ 糊付け及び折加工部
２２ 糊付部
２６ 折加工部
２７ 断裁仕上げ部
Claims (5)
- 【請求項１】 中央折線を介して連設された第１及び第
２の紙葉にそれぞれ折線を介して第１及び第２の折り返
し部が連設され、第１及び第２の折り返し部には第１及
び第２の香料インキを含むパターングルー部がそれぞれ
設けられ、第１及び第２の折り返し部を各パターングル
ー部が内側にくるように第１及び第２の紙葉のほうへ折
り返し、第１及び第２の紙葉を中央折線を介して折り合
わせて折り丁を形成してなる香料印刷物。 - 【請求項２】 第１及び第２の折り返し部の表面にそれ
ぞれ第１及び第２の香料インキを含むパターングルー部
を形成し、第１及び第２の折り返し部を各パターングル
ー部が内側にくるように第１及び第２の紙葉のほうへ折
り返したことを特徴とする請求項１に記載の香料印刷
物。 - 【請求項３】 第１の折り返し部の裏面に第１の香料イ
ンキを含むパターングルー部を形成し、第２の折り返し
部の表面に第２の香料インキを含むパターングルー部を
形成し、第１及び第２の折り返し部を各パターングルー
部が内側にくるように第１及び第２の紙葉のほうへ折り
返したことを特徴とする請求項１に記載の香料印刷物。 - 【請求項４】 第１の折り返し部は第２の折り返し部と
重ならないように位置をずらしてそれぞれ第１の紙葉及
び第２の紙葉のほうへ折り返したことを特徴とする請求
項３に記載の香料印刷物。 - 【請求項５】 請求項１に記載の香料印刷物の製造方法
において、オフセット輪転印刷機に連結される装置であ
って、通常の絵柄等の印刷を行った後、種々の糊付け加
工、再湿糊付け加工、樹脂溶液等の透かし窓用インキを
パターン状に塗布・含浸・乾燥して紙を透明化する透か
し窓印刷加工、打ち抜き加工、ミシン加工、重ね加工、
スリッター、断裁加工などをインラインで行うことがで
きるインラインフィニシング装置を用い、通常の印刷を
行った後、第１及び第２の折り返し部にそれぞれ第１及
び第２の香料インキを含むパターングルー部を形成し、
第１及び第２の折り返し部を各パターングルー部が内側
にくるように第１及び第２の紙葉のほうへ折り返し加工
することを特徴とする香料印刷物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001254587A JP2003063174A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 香料印刷物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001254587A JP2003063174A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 香料印刷物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003063174A true JP2003063174A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19082729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001254587A Pending JP2003063174A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 香料印刷物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003063174A (ja) |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6195567U (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-19 | ||
| JPS6260370U (ja) * | 1985-10-03 | 1987-04-14 | ||
| JPS6455063A (en) * | 1987-08-21 | 1989-03-02 | Mitsubishi Electric Corp | Stator for superconducting electrical rotary machine |
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| JPH06239062A (ja) * | 1993-02-16 | 1994-08-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 剥がすと香りの出る印刷物 |
| JPH06328880A (ja) * | 1993-05-21 | 1994-11-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 香り入り印刷物 |
-
2001
- 2001-08-24 JP JP2001254587A patent/JP2003063174A/ja active Pending
Patent Citations (6)
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