JP2003056607A - 小型車両の制動装置 - Google Patents

小型車両の制動装置

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JP2003056607A
JP2003056607A JP2001243126A JP2001243126A JP2003056607A JP 2003056607 A JP2003056607 A JP 2003056607A JP 2001243126 A JP2001243126 A JP 2001243126A JP 2001243126 A JP2001243126 A JP 2001243126A JP 2003056607 A JP2003056607 A JP 2003056607A
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brake caliper
drive shaft
disc rotor
engine
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Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T1/00Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles
    • B60T1/02Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels
    • B60T1/06Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels acting otherwise than on tread, e.g. employing rim, drum, disc, or transmission or on double wheels
    • B60T1/062Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels acting otherwise than on tread, e.g. employing rim, drum, disc, or transmission or on double wheels acting on transmission parts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D2055/0004Parts or details of disc brakes
    • F16D2055/0016Brake calipers

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  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害物に乗り上げたときにもブレーキキャリ
パの損傷を防止できるとともに、駆動軸上方のスペース
を確保できる小型車両の制動装置を提供する。 【解決手段】 車体フレーム2にエンジン20を搭載す
るとともに、リンク機構60を介して左,右の後輪10
を上下揺動可能に支持し、上記エンジン20の駆動力を
車両前後方向に向けて配置された後輪駆動軸47を介し
て上記左,右の後輪10に伝達するようにした小型車両
の制動装置において、上記後輪駆動軸47にディスクロ
ータ71を装着し、該ディスクロータ71を制動するブ
レーキキャリパ72を車幅方向左側に偏位させて配設
し、車両の側方から見たとき、上記ディスクロータ71
及びブレーキキャリパ72を上記リンク機構60により
囲まれた領域に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば不整地走行
用自動三輪車,四輪車等の小型車両の制動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、不整地走行用小型車両は、車体
フレームの前後に、バルーンタイヤが装着された車輪を
リンク機構を介して上下揺動可能に配設するとともに、
上記車体フレーム上に燃料タンク,鞍乗型シートを配設
し、該燃料タンクの下方にエンジンユニットを搭載し、
エンジン動力を車両前後方向に向けて配置された駆動軸
を介して前,後の左,右車輪に伝達する構造となってい
る。
【0003】この種の小型車両では、部品点数の低減及
び後輪のばね下荷重の軽減を図る観点から、上記駆動軸
上にディスクブレーキを配設し、該ディスクブレーキを
カバーで覆うことによって障害物から保護するようにし
ている(特公平7−37819号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記不整地
走行用車両は、その用途からして障害物,例えば大きな
石に乗り上げて走行する場合がある。このため、障害物
に乗り上げたときにディスクブレーキのカバーが変形し
てブレーキキャリパに当たるおそれがあり、ブレーキキ
ャリパが損傷するという懸念がある。
【0005】このようなブレーキキャリパの損傷を防止
するには、該ブレーキキャリパを駆動軸の上側に配置す
ることが有効と考えられる。しかしながら、このように
した場合には、駆動軸の上方の部品配置スペースが小さ
くなり、該部分に車体構成部品,例えば収納ボックスを
配置する場合のボックス容量が縮小されるという問題が
ある。
【0006】本発明は、上記状況に鑑みてなされたもの
で、障害物に乗り上げたときにもブレーキキャリパを保
護でき、また駆動軸上方のスペースを確保できる小型車
両の制動装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
フレームにエンジンを搭載するとともに、リンク機構を
介して左,右の車輪を上下揺動可能に支持し、上記エン
ジンの駆動力を車両前後方向に向けて配置された駆動軸
を介して上記左,右の車輪に伝達するようにした小型車
両の制動装置において、上記駆動軸にディスクロータを
装着し、該ディスクロータを制動するブレーキキャリパ
を車幅方向の一側に偏位させて配設し、車両の側方から
見たとき、上記ディスクロータ及びブレーキキャリパが
上記リンク機構により囲まれた領域に配置されているこ
とを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、上
記左,右の車輪間には上記駆動軸の下方を通るようにス
タビライザが架設されており、車両上方から見たとき
に、上記ディスクロータ及びブレーキキャリパが上記ス
タビライザにより左,右側方及び前方を囲まれているこ
とを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、車体フレームにエンジ
ンを搭載し、該エンジンの駆動力を車両前後方向に向け
て配置された駆動軸から傘歯車機構を介して左,右の車
輪に伝達するようにした小型車両の制動装置において、
上記駆動軸にディスクロータを装着し、該ディスクロー
タを制動するブレーキキャリパを上記駆動軸を挟んで上
記傘歯車機構の車軸側歯車の車幅方向反対側に配置した
ことを特徴としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は3におい
て、上記ディスクロータの上方に収納ボックスが配設さ
れていることを特徴としている。
【0011】請求項5の発明は、請求項3において、車
両側方から見たときに、上記傘歯車機構と上記ブレーキ
キャリパとの少なくとも一部がラップしていることを特
徴としている。
【0012】
【発明の作用効果】請求項1の発明にかかる制動装置に
よれば、車輪を揺動可能に支持するリンク機構により囲
まれた領域にディスクロータ及びブレーキキャリパを配
置したので、走行時に障害物に乗り上げたときにはこの
障害物にまずリンク機構が当たることとなり、これによ
りリンク機構がブレーキキャリパの保護部材として機能
することとなる。その結果、ディスクロータやブレーキ
キャリパあるいは油圧系統の損傷を防止できる。
【0013】また上記ブレーキキャリパを駆動軸の車幅
方向一側に配置したので、駆動軸の上側に配置する場合
に比べて駆動軸上方のスペースを大きく確保することが
でき、車体構成部品,例えば収納ボックスを配置する場
合のボックス容量を大きくすることができる。
【0014】請求項2の発明では、平面から見たとき
に、ディスクロータ及びブレーキキャリパがスタビライ
ザとラップするように配置したので、障害物に乗り上げ
たときには該障害物にまずスタビライザが当たることと
なり、ブレーキキャリパを保護することができ、ブレー
キキャリパの損傷をより確実に防止できる。
【0015】請求項3の発明にかかる制動装置によれ
ば、ブレーキキャリパを駆動軸を挟んで傘歯車機構の車
軸側歯車の反対側に配置したので、駆動軸の傘歯車機構
周りをコンパクトにすることができるとともに、左右の
重量バランスを良好にできる。即ち、ブレーキキャリパ
を傘歯車機構の車軸側歯車と同じ側に配置した場合に
は、ギヤケースの車幅方向外側にブレーキキャリパを配
置することとなり、それだけギヤケース周りが大型化す
るとともに重量が片寄るという懸念がある。
【0016】請求項4の発明では、上記ディスクロータ
の一側にブレーキキャリパを配置し、これらの上方に収
納ボックスを配置したので、ブレーキキャリパを駆動軸
の上側に配置する場合に比べて収納ボックスの容量を大
きくすることができる。
【0017】請求項5の発明では、車両側方から見て、
上記傘歯車機構とブレーキキャリパとをラップさせたの
で、傘歯車機構とブレーキキャリパとの前後方向寸法を
短くすることができ、それだけ傘歯車機構及びブレーキ
キャリパ周りをコンパクトにすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0019】図1ないし図21は、本発明の一実施形態
による不整地走行用小型自動四輪車の制動装置を説明す
るための図であり、図1,図2は小型自動四輪車の左側
面図,平面図、図3はエンジンユニットが搭載された車
体フレームの左側面図、図4,図5は燃料タンクの平面
図,左側面図、図6,図7,図8はそれぞれ燃料タンク
の底面に配設された遮熱板の断面図断(図4のVI-VI 線
断面図,図5のVII-VII 線断面図,VIII-VIII 線断面
図)、図9は傘歯車機構の断面平面図、図10,図1
1,図12は後輪懸架装置の背面図,側面図,平面図、
図13,図14は冷却風導入ダクトが配設されたエアク
リーナ周りの側面図,平面図、図15は冷却風導入ダク
トの断面正面図(図13のXV-XV 線断面図)、図16は
リヤフェンダの平面図、図17,図18,図19,,図
20,図21はそれぞれリヤフェンダの断面図(図16
のXVII-XVII線断面図,XVIII-XVIII線断面図,XIX-XIX線
断面図,XX-XX線断面図,XXI-XXI線断面図)である。
【0020】図において、1は不整地走行用小型自動四
輪車を示しており、これは車体フレーム2内の略中央部
にエンジンユニット3を搭載し、上部に前から順にバー
型の操向ハンドル4,燃料タンク5,鞍乗型シート6を
配設した概略構造のものである。
【0021】上記車体フレーム2の前部には前輪懸架装
置7を介して低圧幅広のバルーンタイヤ8aが装着され
た左,右の前輪8,8が、また後部には後輪懸架装置9
を介して上記同様のバルーンタイヤ10aが装着された
左,右の後輪10,10が配設されている。
【0022】また上記車体フレーム2の前上部,及び後
上部には、それぞれ前輪8,後輪10の上方を覆うフロ
ントフェンダ11,リヤフェンダ12が配設されてお
り、各フェンダ11,12の上面にはそれぞれキャリア
13,14が左,右のフェンダに渡るように配設されて
いる。また上記車体フレーム2のシート6の左,右下方
には乗員の足を支持するフートボード15が配設されて
おり、フレーム前端にはバンパ16が配設されている。
【0023】上記車体フレーム2は、左,右一対の鋼管
製サイドフレーム17,17を車幅方向に延びる多数の
クロスメンバ18で結合したダブルクレードル型のもの
である。上記サイドフレーム17は、車両前後方向に延
びるアッパパイプ17aとアンダパイプ17bとを前パ
イプ17c,中間パイプ17d,後パイプ17eで結合
し、アッパパイプ17aの前端部を下向きに屈曲して該
屈曲部17iをアンダパイプ17bの前端部に結合した
構造のものである。また中間パイプ17dと後パイプ1
7eとの間にはアンダパイプ17bと平行に延びるサス
ペンションパイプ17fが架設されている。さらに上記
アッパパイプ17aと前パイプ17cとの間には補強パ
イプ17gが、アッパパイプ17aと中間パイプ17d
との間には補強ブラケット17hが架設されている。
【0024】上記エンジンユニット3は、水冷式4サイ
クル並列2気筒エンジン20と、該エンジン20の車幅
方向右側部に結合されたVベルト式無段変速装置21と
を備えている。上記エンジン20はクランク軸22を車
幅方向に水平に向けるとともに気筒軸を前方に傾斜させ
て搭載されている。
【0025】上記エンジン20のシリンダヘッド20a
の前壁には各気筒毎の排気管23,23が接続されてい
る。この各排気管23は車両前方に導出された後シリン
ダヘッド20aの右側方を通って共通の合流管24に接
続されている。この合流管24はシリンダヘッド20a
の右側方から車両後方に延びており、該合流管24の後
端にはマフラ25が接続されている。このマフラ25は
合流管24から右側のアッパパイプ17aの外側に偏位
させて配置されている。
【0026】上記シリンダヘッド20aの後壁には、図
13に示すように、各気筒毎の吸気管26aを介して共
通の気化器26が接続されている。この気化器26には
吸気ダクト27を介してエアクリーナ28が接続されて
いる。このエアクリーナ28は左,右アッパパイプ17
a間のシリンダヘッド20a後方でかつシート6下方に
配設されている。
【0027】上記エアクリーナ28は空気を濾過するエ
レメント(不図示)が収納された箱状のクリーナ本体2
8aの上壁に空気取り入れダクト28bを接続形成した
概略構造のものである。上記クリーナ本体28aの前壁
に上記吸気ダクト27が接続されている。また上記空気
取り入れダクト28bはクリーナ本体28aの上壁前部
から前方に斜め上向きに延びており、これの空気取り入
れ口28cは燃料タンク5の後壁とシート6の前壁との
間にて上向きに開口している。
【0028】図4ないし図8に示すように、上記燃料タ
ンク5はエンジン20の上方に配置されており、左,右
のアッパパイプ17a,17aに接合された各ブラケッ
ト30にグロメット31を介してボルト締め固定されて
いる。上記燃料タンク5の前部には凹部5aが凹設され
ており、該凹部5a内を上記操向ハンドル4のステアリ
ングシャフト4aが挿通している。また燃料タンク5の
上面には燃料給油口(不図示)を開閉するキャップ32
及び燃料量を検出する燃料メータ33が配設されてい
る。
【0029】上記燃料タンク5の底壁部には燃料コック
34が接続されており、該燃料コック34は燃料供給ホ
ース35を介して上記気化器26に接続されている。上
記燃料コック34には開閉操作部材34aが接続されて
おり、該開閉操作部材34aは左側アッパパイプ17a
より外側に配置され、これによりシート6に着座した状
態で開閉操作が楽にできるようになっている。
【0030】上記燃料タンク5の底面には該底面の略全
面を覆う大きさの遮熱板38が配設されている。この遮
熱板38は樹脂製のもので、エンジン熱が燃料タンク5
に伝わるのを抑制するためのものである。
【0031】上記遮熱板38の左,右縁部には下向きU
字状の係合凹部38a,38bが形成されている。そし
てこの遮熱板38は左,右の係合凹部38a,38bを
各アッパパイプ17aに係合支持させ、燃料タンク5の
底壁部によりゴム部材39を介在させて押圧することに
よりフレーム上に固定されている。
【0032】上記遮熱板38の燃料コック34に臨む部
分には袋状の遮熱部38cが膨出形成されており、該遮
熱部38c内に上記燃料コック34が収容されている。
また上記遮熱板38の前端縁にはダンパ部38dが燃料
タンク5の凹部5a内に延びるよう切り起こして形成さ
れている。
【0033】上記遮熱板38の左側の係合凹部38aに
は該係合凹部38aに続いて上向きに開口する配線凹部
38eが連続して形成されている。この配線凹部38e
内にはリード線(不図示)が配索され、該配線凹部38
eの上縁にはリード線をクランプする複数のクランプ片
38fが形成されている。また遮熱板38の配線凹部3
8eの後方にはカプラ収納部38gが形成されている。
このカプラ収納部38gの外縁にはフック部38hが形
成されており、該フック部38hにバンド(不図示)を
引っかけてカプラを固定するようになっている。
【0034】上記Vベルト式無段変速装置21は、上記
エンジン20のクランクケース20bに連通接続された
ベルトケース40内に、上記クランク軸22の右側端部
に装着された駆動プーリ41と、該ベルトケース40の
後端部にクランク軸22と平行に配設された出力軸42
に装着された従動プーリ43と、両プーリ41,43に
巻回されたVベルト44とを収納した構造となってお
り、上記ベルトケース40内がベルト室となっている。
【0035】上記ベルトケース40の平面から見てブレ
ーキペダル37に臨む部分には凹み40aが車幅方向に
凹むように形成されている(図2参照)。この凹み40
aを形成したことによってブレーキペダル37を踏み込
むときに足がベルトケース40の膨出部に干渉するのを
防止している。
【0036】また上記ベルトケース40にはベルト室内
に進入した水等を排出するための水抜きキャップ(不図
示)が開閉可能に装着されており、該水抜きキャップは
上記ベルトケース40の平面部で、かつ車両側方から見
て外方に臨むように配置されている。これにより水抜き
キャップの開閉作業を容易に行えるようになっている。
【0037】上記Vベルト式無段変速装置21の出力軸
42には動力伝達機構45を介して車両前後方向に向け
て配置された前輪駆動軸46,後輪駆動軸47が連結さ
れている。この前,後輪駆動軸46,47によりエンジ
ン20の駆動力を左,右の前輪8及び後輪10に伝達す
るようになっている。上記動力伝達機構45は、不図示
の切替ボタンをワンタッチ操作することにより4WD,
2WDの何れかに切り替える切換機構を有している。
【0038】上記後輪駆動軸47は傘歯車機構49を介
して左,右の後輪10の車軸50,50に連結されてい
る。なお、図示していないが、前輪駆動軸46について
も略同様の傘歯車機構を介して左,右の前輪8に連結さ
れている。
【0039】上記傘歯車機構49は、図9に示すよう
に、ギヤケース51内にピニオンギヤ52,ドリブンギ
ヤ(車軸側歯車)53を軸受54,55を介して回転自
在に収納配置して構成されている。上記ピニオンギヤ5
2の前端部52aはギヤケース51から前外方に突出し
ており、該前端部52aには連結筒部材56を介して上
記後輪駆動軸47の後端部47aが結合されている。
【0040】上記ドリブンギヤ53に嵌合固着されたボ
ス部53aには車幅方向に延びる左,右の車軸連結部材
57,57が結合されている。この左,右の車軸連結部
材57には上記車軸50がジョイント部材58を介して
上下揺動可能に連結されている。
【0041】上記後輪懸架装置9は、図10,図11,
図12に示すように、左,右の後輪10をそれぞれ独立
して上下揺動自在に支持するリンク機構60と、該リン
ク機構60と車体フレーム2との間に配設された緩衝器
61とを備えている。この緩衝器61の上端部は左,右
の中間パイプ17dに架け渡して接合されたクロスパイ
プ62に軸支されており、下端部は後述の下側リンク部
材60bに軸支されている。
【0042】上記リンク機構60は、平面視で概ねU字
状をなすように形成された上側リンク部材60aの両基
端部を上記サスペンションパイプ17fに接合された前
後一対のブラケット63,63によりマウント部材6
4,64を介して揺動可能に軸支し、同じく概ねU字状
に形成された下側リンク部材60bの両基端部を上記ア
ンダパイプ17bに接合された前後一対のブラケット6
6,66によりマウント部材67,67を介して揺動可
能に軸支し、上記上側リンク部材60a,下側リンク部
材60bの外端部同士を後輪10を回転自在に支持する
車輪支持部材65によって揺動可能に連結した構造とな
っている。
【0043】また上記左,右の後輪10間には走行時の
ローリングを抑制するスタビライザ68が架設されてい
る。このスタビライザ68はパイプを平面視コ字状に折
り曲げたもので、左,右辺部68a,68aの先端部に
はこれを平坦に押し潰してなるフランジ部68cが形成
されている。この左,右フランジ部68c,68cは
左,右の下側リンク部材60b,60bに連結されてい
る。また上記コ字形の中央辺部68bは上記下側リンク
部材60b,60bより前方にて車幅方向に横切ってお
り、かつ上記2つの軸受68dにより上記左,右のアン
ダパイプ17dに軸支されている。
【0044】上記後輪駆動軸47には後輪制動装置70
が配設されている。この後輪制動装置70は左,右の後
輪10に共通のものであり、上記後輪駆動軸47に結合
された連結筒部材56に円板状のディスクロータ71を
装着してボルト締め固定するとともに、該ディスクロー
タ71を制動するブレーキキャリパ72を上記ギヤケー
ス51にボルト締め固定して構成されている。
【0045】上記ブレーキキャリパ72は、キャリパケ
ース73に上記ディスクロータ71を挟んで対向する一
対のパッド74,74を配設し、該キャリパケース73
に形成されたシリンダ室73a内にピストン75を配設
し、上記シリンダ室73aに油圧を供給する油圧ホース
76を接続した構造となっている。上記キャリパケース
73は取付プレート73bを介して上記ギヤケース51
にボルト締め固定されている。そしてブレーキペダル3
7を踏み込むとシリンダ室73aに油圧が供給され、該
油圧によりピストン75が前進して両パッド74,74
でディスクロータ71を押圧挟持する。
【0046】ここで平面から見ると上記ブレーキキャリ
パ72は後輪駆動軸47を挟んで上記傘歯車機構49の
ドリブンギヤ(車軸側歯車)53の反対側(左側)に配
置されている。
【0047】そして車両側方から車幅方向に見たとき、
上記ブレーキキャリパ72は、これの後半部が上記ギヤ
ケース51のピニオンギヤ52収容部とラップしてい
る。また平面から見て、上記ディスクロータ71及びブ
レーキキャリパ72は、左,右のリンク機構60,60
でその左右側方が囲まれており、また左,右の中間パイ
プ17d,後パイプ17e,アンダパイプ17b及びサ
スペンションパイプ17fにより囲まれている。さらに
平面から見たとき、上記ディスクロータ71及びブレー
キキャリパ72は上記スタビライザ68によって左,右
側方及び前方が囲まれている。なお、上記スタビライザ
68では、上記リンク機構60の上下揺動に伴って図1
1に示すように左,右辺部68a´は上方に捩れて揺動
し、この状態でも上記ブレーキキャリパ72等の左,右
側方を囲むこととなる。また、上記ブレーキキャリパ7
2の後部及び上記ディスクロータ71は車両側方から見
たとき上記リンク機構60の前部とラップしている。
【0048】次に上記ディスクロータ71及びブレーキ
キャリパ72に走行風を供給する冷却風導入構造につい
て説明する。
【0049】上記上記ディスクロータ71,ブレーキキ
ャリパ72は、上記エアクリーナ28の後下方に配置さ
れており、かつ車両前方から見たときに、上記エンジン
ユニット3の投影面内に配置されている。
【0050】上記エアクリーナ28の右側方には上記排
気管23の合流管24が通っており、左側方には冷却風
導入ダクト80が配設されている。この冷却風導入ダク
ト80は樹脂製のもので、上下方向に延びるダクト本体
80aの上端に車両前方に向けて開口する導入口80b
を有するとともに、下端に後方に向けて開口する排出口
80cを有する。
【0051】上記ダクト本体80aの上端部及び下端部
には取付けフランジ80d,80eが形成されており、
上側の取付けフランジ80dはアッパパイプ17aに、
下側の取付けフランジ80eは中間パイプ17dにそれ
ぞれボルト締め固定されている。
【0052】ここで上記導入口80bは斜め下向きに開
口しており、前方から見ると四角形をなしている。また
上記導入口80bは上記エアクリーナ28のクリーナ本
体28aの左側壁28a′に近接又は当接し、かつクリ
ーナ本体28の前壁28″より後方に位置するように配
置されている。また上記ダクト本体80aの左外側には
リヤフェンダ12が配設されており、該リヤフェンダ1
2とクリーナ本体28aとで上記導入口80bに走行風
を案内する案内通路が形成されている。
【0053】また上記ダクト本体80aの下部は車内側
に緩やかに屈曲形成されており、上記クリーナ本体28
aの下方に位置している。そして上記排出口80cは上
記ディスクロータ71及びブレーキキャリパ72に指向
するように開口している。
【0054】上記リヤフェンダ12は樹脂製のもので、
図16ないし図21に示すように、左,右の後輪10の
上方を覆う左,右のフェンダ部12a,12aと、該
左,右のフェンダ部12a同士を接続するフェンダ本体
12bとを一体形成した構造を有している。上記フェン
ダ本体12bと左,右のフェンダ部12aとの境界には
左,右のアッパパイプ17aに係合する係合部12eが
形成されており、これによりリヤフェンダ12は車体フ
レーム2に支持されている。
【0055】上記フェンダ本体12bの中央部及び左,
右側部にはそれぞれ下方に膨出する収納ボックス12c
及び電装ボックス12d,12dが形成されている。こ
の右側の電装ボックス12d内にはバッテリ83が、左
側の電装ボックス12d内に各種の電装部品84が収納
されている。
【0056】また上記収納ボックス12cはこれの底壁
部12c´が上記ディスクロータ71の上方近傍に位置
する深さに形成されている。即ち、上記ブレーキキャリ
パ72をギヤケース51の左側部に配置したことにより
生じる、ディスクロータ71上方の空きスペースを有効
利用することにより上記収納ボックス12cの容量を大
きくしている。
【0057】上記フェンダ本体12bの収納ボックス1
2cの概ね左,右側部及び後側には隔壁12fにより区
分けされた排気室85が形成されている。
【0058】また上記収納ボックス12c,各電装ボッ
クス12d及び排気室85の上端は開口しており、該収
納ボックス12cのボックス開口の前半部及び左,右電
装ボックス12dのボックス開口は上記シート6の底板
6aにより開閉可能に閉塞されている。また上記収納ボ
ックス12cのボックス開口の後半部及び上記排気室8
5の排気開口は共通の蓋体86により開閉可能に閉塞さ
れている。
【0059】上記蓋体86は樹脂製のもので、これの前
縁には前リブ86aが上向きに起立形成されており、該
前リブ86aは上記シート底板6aの後端部にシール部
材(不図示)を介在させて係合している。また上記蓋体
86の収納ボックス12cと隔壁12fとの境界部12
gに臨む部分には下方に延びる中間リブ86bが形成さ
れており、該中間リブ86bは上記境界部12gにシー
ル部材を介在させて係合している。このようにして収納
ボックス12c,各電装ボックス12d,排気室85は
気密に閉塞され、かつ排気室85は収納ボックス12c
と気密に画成されている。
【0060】上記隔壁12fの後壁部12f′の車幅方
向中央にはテールランプユニット87が取付けられてい
る。このテールランプユニット87に接続されたリード
線87aは上記排気室85内に配索されて上記電装ボッ
クス12dの電装部品84に接続されている。
【0061】次に上記Vベルト式無段変速装置21のベ
ルト室に冷却風を導入する駆動ベルト冷却構造について
説明する。
【0062】図1〜図3に示すように、上記エンジンユ
ニット3の前側には吸込側ダクト90が、後側には排気
側ダクト91がそれぞれ配設されている。この吸込側ダ
クト90は、大略上下方向に延びるダクト本体90aの
上端に冷却風取り入れ口90bを形成するとともに、下
端に冷却風供給口90cを形成した構造のものである。
また上記ダクト本体90aはステアリングシャフト4a
の左側を周り込むように湾曲形成されており、これの空
気取り入れ口90bはフロントフェンダ11の車幅方向
中央部にて該フロントフェンダ11の下面に近接するよ
うに開口している。また上記冷却風供給口90cはベル
トケース40の前壁部にベルト室に連通するように接続
されている。
【0063】上記排気側ダクト91は、大略車両前後方
向に延びるダクト本体91aの前端に冷却風取り出し口
91bを形成するとともに、後端に 冷却風排出口91
cを形成した構造のものである。上記ダクト本体91a
は冷却風取り出し口91bから車幅方向左側に屈曲した
後、さらに後方に屈曲して延びており、後端部は斜め上
向きに屈曲している。
【0064】上記冷却風取り出し口91bは上記ベルト
ケース40の後壁部にベルト室に連通するように接続さ
れている。また上記冷却風排出口91cは上記排気室8
5に連通するように接続されている。即ち、上記隔壁1
2fの前壁部12f″の車幅方向中央部には排気孔85
aが形成されおり、該排気孔85aに上記ダクト本体9
1aの冷却風排出口91cを挿入した構造となっている
(図18参照)。
【0065】また上記排気室85の前壁部12f″の車
幅方向中央部には排気口85bが下向きに開口してお
り、該排気口85bからベルト室に供給された冷却風を
外部に排出するようになっいる。さらに上記排気口85
bの下方には該排気口85bと後輪10とを間を区分け
するライセンスプレート取付け板92が配設されてい
る。これにより後輪10により撥ね上げられた泥水等が
排気室85内に入り込むのを防止している(図17参
照)。
【0066】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。
【0067】本実施形態にかかる制動装置によれば、デ
ィスクロータ71及びブレーキキャリパ72を、左,右
の後輪10を揺動可能に支持する上側,下側リンク部材
60a,60bにより囲まれた領域内に配置したので、
走行時に障害物に乗り上げたときにはこの障害物に、ま
ずこの各リンク部材60a,60bが当ることとなり、
このリンク部材60a,60bがディスクロータ71,
ブレーキキャリパ72等の保護部材として機能し、その
結果ブレーキキャリパ72,ディスクロータ71や油圧
ホース76等が損傷するのを防止できる。
【0068】また上記ディスクロータ71及びブレーキ
キャリパ72を左,右の中間パイプ17d,後パイプ1
7e,アンダパイプ17b及びサスペンションパイプ1
7fにより囲んだので、この点からも障害物による損傷
を防止できる。
【0069】上記ブレーキキャリパ72をギヤケース5
1の左側部(大径のドリブンギヤ53の反対側)に配置
したので、従来の駆動軸の上側に配置する場合に比べて
駆動軸上方の空きスペースを大きくすることができ、こ
の空きスペースに配置される収納ボックス12cの容量
を大きくすることができる。
【0070】本実施形態では、平面から見たときに、上
記ディスクロータ71及びブレーキキャリパ72をスタ
ビライザ68によって左,右側方及び前方を囲むように
構成したので、障害物からスタビライザ68がブレーキ
キャリパ72等を保護することとなり、この点からもブ
レーキキャリパ72等の損傷を防止できる。
【0071】本実施形態では、上記ブレーキキャリパ7
2を後駆動軸47を挟んで傘歯車機構49のドリブンギ
ヤ53の反対側に配置したので、傘歯車機構49周りを
コンパクトにすることができるとともに、左右の重量バ
ランスを良好にできる。即ち、ブレーキキャリパをドリ
ブンギヤと同じ側に配置した場合には、ギヤケースの外
側にブレーキキャリパを配置することとなり、それだけ
ギヤケースのドリブンギヤ周りが大型化するとともに重
量がドリブンギヤ側に片寄るという懸念がある。
【0072】上記駆動軸47の左側にブレーキキャリパ
72を配置し、上方にリヤフェンダ12の収納ボックス
12cを配置したので、上述のように駆動軸の上側にブ
レーキキャリパを配置する場合に比べて収納ボックス1
2cのボックス容量を大きくすることができる。
【0073】また本実施形態では、車両側方から見たと
き、上記ギヤケース51のピニオンギヤ52収容部とブ
レーキキャリパ72とをラップさせたので、ブレーキキ
ャリパ72及び傘歯車機構49全体の前後方向寸法を短
くすることができ、それだけ傘歯車機構49廻りをコン
パクトにできる。
【0074】本実施形態の冷却風導入構造によれば、エ
アクリーナ28の車幅方向右側に排気管23,合流管2
4を配設するとともに、左側に冷却風導入ダクト80を
配設したので、断熱機能を有するエアクリーナ28を間
に挟んで温度の高い合流管24の反対側に冷却風導入ダ
クト80を配置したこととなり、エンジン熱による冷却
風の温度上昇を抑制できる。その結果、温度の低い冷却
風をブレーキキャリパ72等に供給することができ、冷
却効率を高めることができる。
【0075】本実施形態では、上記冷却風導入ダクト8
0をエアクリーナ28の左側壁に配置したので、冷却風
導入ダクト80をエアクリーナ28の近くに配置するこ
とができ、これによりエアクリーナ28のエレメントを
交換する際に冷却風導入ダクト80の塵埃の詰まり状態
を容易にチェックすることができ、メンテナンス性を向
上できる。
【0076】上記冷却風導入ダクト80の導入口80b
をクリーナ本体28aの左側壁28a′の直近で、かつ
前壁28″より後方に位置するように配置したので、前
壁28″,左側壁28a′が走行風を導入口80bに案
内するガイドとして機能することとなり、走行風を効率
良く導入することができる。また上記冷却風導入ダクト
80の外側にリヤフェンダ12を配置したので、該リヤ
フェンダ12と上記クリーナ本体28aとで冷却風通路
を形成でき、走行風をより効率良く導入することができ
る。
【0077】上記冷却風をディスクロータ71,ブレー
キキャリパ82に供給するようにしたので、繰り返しの
制動操作により発熱し易いブレーキキャリパ72等を積
極的に冷却することができ、制動力への熱影響を防止で
きる。
【0078】また上記冷却風導入ダクト80をブレーキ
キャリパ72と同じ側に配置したので、ダクト本体80
aのダクト長さを短くできるとともに、ダクト形状を簡
素化でき、それだけダクト内を流れる空気抵抗を小さく
でき、冷却風を効率良く供給することができる。
【0079】本実施形態では、上記ディスクロータ7
1,ブレーキキャリパ72を、車両前方から見て、エン
ジンユニット3の投影面内に配置したので、エンジンユ
ニット3により走行風が遮られるおそれがあるが、冷却
風導入ダクト80を設けたので、冷却風を確実に供給す
ることができ、冷却性の悪化を防止できる。
【0080】本実施形態の駆動ベルト冷却構造によれ
ば、シート6の下方後側に配設された収納ボックス12
cの後側に隔壁12fを介して排気室85を形成し、該
排気室85に排気側ダクト91の排出口91cを接続し
たので、上記収納ボックス12cが断熱部材として機能
することとなり、高温となった冷却風の熱がシート6に
伝わるのを防止でき、乗員の違和感を回避できる。
【0081】また上記収納ボックス12cのボックス開
口の後半部及び排気室85の排気開口を共通の蓋体86
により開閉可能に閉塞したので、それぞれの開口に蓋を
配置する場合に比べて部品点数を低減できるとともに、
開閉操作を容易に行なうことができる。
【0082】本実施形態では、上記排気室85を形成す
る隔壁12fの後側壁12f′にテールランプユニット
87を取付け、該テールランプユニット87のリード線
87aを上記排気室85内に配索したので、該排気室8
5を有効利用してリード線87aを配索でき、従来のク
ランプ部材を不要にできるとともに、特別な配索場所を
設ける必要がなく、コストを低減できる。
【0083】上記排気室85の排気口85bを隔壁12
fの前側壁12f″に下向きに開口するように形成した
ので、排気室85内の冷却風が排気され易くなり、排気
口85b周りの熱の滞留を小さくすることができ、冷却
熱がシート6に伝わるのをより確実に防止できる。
【0084】本実施形態では、上記排気室85の排気口
85bと後輪10との間に両者を区分けするライセンス
プレート取付け板92を配置したので、該ライセンスプ
レート取付け板92が遮蔽板として機能することとな
り、後輪10により撥ね上げられた泥水等が排気室85
内に入り込むのを防止できる。
【0085】本実施形態のエンジン熱遮断構造によれ
ば、燃料タンク5の底面にこれの略全面を覆う遮熱板3
8を配設したので、エンジン熱が燃料タンク5に伝わる
のを抑制でき、燃料のベーパ等の発生を防止できる。
【0086】上記遮熱板38の左,右縁部にアッパパイ
プ17aに係合する係合凹部38a,38bを形成し、
該係合凹部38a,38bを燃料タンク5の底部でアッ
パパイプ17aに押圧固定したので、車体フレーム2に
別物のブラケットを特別に設けることなく遮熱板38を
固定でき、部品点数を低減できる。
【0087】また上記燃料タンク5の底面に遮熱板38
を敷設したので、燃料タンク5等を伝って流れ落ちる雨
水等を遮熱板38の上面で捕捉することができ、エンジ
ン20側に垂れ落ちるのを防止できる。
【0088】上記遮熱板38に係合凹部38aに続いて
配線凹部38eを形成したので、遮熱板38を有効利用
して配線凹部38e内にリード線を配索でき、従来のク
ランプ部材を不要にでき、見栄えを向上できるととも
に、部品コストを低減できる。また上記遮熱板38にカ
プラ収納部38gを形成するとともに、フック部38h
を形成したので、従来のカプラ固定部材を不要にでき、
この点からも部品コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による不整地走行用小型自
動四輪車の左側面図である。
【図2】上記小型自動四輪車の平面図である。
【図3】上記小型自動四輪車の車体フレームの左側面図
である。
【図4】上記車体フレームに配設された燃料タンクの平
面図である。
【図5】上記燃料タンクの左側面図である。
【図6】上記燃料タンクの底面に配設された遮熱板の断
面図断(図4のVI-VI 線断面図)である。
【図7】上記遮熱板の断面図断(図5のVII-VII 線断面
図)である。
【図8】上記遮熱板の断面図断(図5のVIII-VIII 線断
面図)である。
【図9】上記実施形態の傘歯車機構の断面平面図であ
る。
【図10】上記実施形態の後輪懸架装置の背面図であ
る。
【図11】上記後輪懸架装置の側面図である。
【図12】上記後輪懸架装置のスタビライザの平面図で
ある。
【図13】上記実施形態のエアクリーナ周りの側面図で
ある。
【図14】上記エアクリーナ周りの平面図である。
【図15】上記エアクリーナの側部に配設された冷却風
導入ダクトの断面正面図(図13のXV-XV 線断面図)で
ある。
【図16】上記車体フレームに配設されたリヤフェンダ
の平面図である。
【図17】上記リヤフェンダの断面図(図16のXVII-X
VII 線断面図)である。
【図18】上記リヤフェンダの断面図(図16のXVIII-
XVIII 線断面図)である。
【図19】上記リヤフェンダの断面図(図16のXIX-XI
X 線断面図)である。
【図20】上記リヤフェンダの断面図(図16のXX-XX
線断面図)である。
【図21】上記リヤフェンダの断面図(図16のXXI-XX
I 線断面図)である。
【符号の説明】
1 不整地走行用小型自動四輪車 2 車体フレーム 10 後輪 12 リヤフェンダ 12c 収納ボックス 20 エンジン 47 後輪駆動軸 49 傘歯車機構 52 ピニオンギヤ 53 ドリブンギヤ 60 リンク機構 68 スタビライザ 71 ディスクロータ 72 ブレーキキャリパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D001 AA18 BA03 CA08 DA06 3D011 AA07 AB01 AD05 AD11 3J058 AA43 AA48 AA53 AA65 AA69 AA73 AA77 AA87 BA44 BA67 CB14 CB17 CD11 DE11 FA05 FA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームにエンジンを搭載するとと
    もに、リンク機構を介して左,右の車輪を上下揺動可能
    に支持し、上記エンジンの駆動力を車両前後方向に向け
    て配置された駆動軸を介して上記左,右の車輪に伝達す
    るようにした小型車両の制動装置において、上記駆動軸
    にディスクロータを装着し、該ディスクロータを制動す
    るブレーキキャリパを車幅方向の一側に偏位させて配設
    し、車両の側方から見たとき、上記ディスクロータ及び
    ブレーキキャリパが上記リンク機構により囲まれた領域
    に配置されていることを特徴とする小型車両の制動装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記左,右の車輪間
    には上記駆動軸の下方を通るようにスタビライザが架設
    されており、車両上方から見たとき、上記ディスクロー
    タ及びブレーキキャリパが上記スタビライザにより左右
    側方及び前方を囲まれていることを特徴とする小型車両
    の制動装置。
  3. 【請求項3】 車体フレームにエンジンを搭載し、該エ
    ンジンの駆動力を車両前後方向に向けて配置された駆動
    軸から傘歯車機構を介して左,右の車輪に伝達するよう
    にした小型車両の制動装置において、上記駆動軸にディ
    スクロータを装着し、該ディスクロータを制動するブレ
    ーキキャリパを上記駆動軸を挟んで上記傘歯車機構の車
    軸側歯車の車幅方向反対側に配置したことを特徴とする
    小型車両の制動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3において、上記ディスク
    ロータの上方に収納ボックスが配設されていることを特
    徴とする小型車両の制動装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、車両側方から見たと
    きに、上記傘歯車機構と上記ブレーキキャリパとの少な
    くとも一部がラップしていることを特徴とする小型車両
    の制動装置。
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