JP2003054579A - フィルム内袋入り紙袋 - Google Patents

フィルム内袋入り紙袋

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JP2003054579A
JP2003054579A JP2001247029A JP2001247029A JP2003054579A JP 2003054579 A JP2003054579 A JP 2003054579A JP 2001247029 A JP2001247029 A JP 2001247029A JP 2001247029 A JP2001247029 A JP 2001247029A JP 2003054579 A JP2003054579 A JP 2003054579A
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film inner
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Kenichi Hiraiwa
健市 平岩
Yoichi Numata
陽一 沼田
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Original Assignee
Showa Paxxs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム内袋の閉鎖端部を横方向に引き裂く
ようにして全幅又は部分的に手作業で容易に開封できる
フィルム内袋を備えるフィルム内袋入り紙袋を提供する
こと。 【解決手段】 合成樹脂製フィルムからなるフィルム内
袋11は、将来開封が予定され且つヒートシールにより
閉鎖される端部に、長手方向に向かって切込み部21及
び/又は23が入れられ且つ底部となる端部側はヒート
シールで又は外袋と共に折り曲げられ或いはミシン掛け
される等して閉塞され、少なくとも1層の外袋は主にク
ラフト紙で形成され、フィルム内袋を形成する合成樹脂
製フィルムが、熱可塑性樹脂から形成されていると共に
一軸方向に引き裂き容易な性質を備え、この一軸方向が
フィルム内袋を形成した時のその長手方向に直交する幅
方向であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフィルム内袋入り
紙袋に関し、更に詳しくは合成樹脂製のフィルムからな
る内袋を内層袋として備える紙袋に内容物を充填して保
管若しくは目的地まで搬送し、フィルム内袋を紙製の外
袋から取り出して又は取り出さずに開封する時、手作業
でも簡単に開封することが可能なフィルム内袋入り紙袋
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエチレン等の合成樹脂製フィ
ルムからなる内袋を内層袋として使用した紙袋は、一般
に「フィルム内袋入り紙袋」と称されており、気密性、
防湿性、クリーン性の点で適しているため大量に使用さ
れている。具体的には、従来のフィルム内袋入り紙袋
は、主にクラフト紙で形成された2〜3層の外袋の最内
層にポリエチレンフィルムからなる内袋を内層袋として
配置して構成され、砂糖、各種粉類、穀物或いはプロテ
イン等の食品類、若しくは樹脂ペレット等(以下、単に
内容物と称する)を入れて輸送や保管に使用されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように気密性、防
湿性、クリーン性の点で極めて使い勝手のよいフィルム
内袋入り紙袋にも、開封する時の開け易さ、言い換えれ
ば開封作業の容易性という点で問題があった。この点に
ついて具体的に説明すると、従来のフィルム内袋入り紙
袋で使用されるフィルム内袋は、合成樹脂フィルムから
なる筒状体の一端側を開放したままにして内容物充填用
の口部とし、且つ他端側を全幅に亘るヒートシールによ
り閉塞し、若しくは紙製外袋と一緒に2回以上折り曲げ
て閉塞し、又は紙製外袋と共にミシン縫いして閉塞して
閉鎖底部とした構造とされていた。
【0004】このようなフィルム内袋入り紙袋に内容物
を充填する場合には、当該紙袋の一端開放部即ちフィル
ム内袋の口部から所定量の内容物を充填し、その後フィ
ルム内袋の内容物充填用の口部側を全幅に渡ってヒート
シールして閉塞し、最後に外側の紙製外袋の一端開放部
を閉鎖している。このようにして内容物が充填されたフ
ィルム内袋入り紙袋は、輸送又は保管等に供された後
に、内容物取り出しのために当該フィルム内袋入り紙袋
が開封される。
【0005】具体的には、最初に、紙製外袋の一端が内
部のフィルム内袋の端部と共に鋏み等でカットされて開
封される場合と、紙製外袋の両端閉鎖部をほどくように
して開封し、紙製外袋からフィルム内袋を取り出してか
らフィルム内袋の端部を開封する場合とがある。前者の
開封方法の場合には、厳重に閉鎖されたフィルム内袋入
り紙袋の閉鎖端部をフィルム内袋の端部ごと鋏みで切っ
て開くため、非常に労力が必要で、開封の迅速性に欠け
るという問題があった。
【0006】後者の場合、紙製外袋から取り出したフィ
ルム内袋は、その両端が未だヒートシール等により閉鎖
されたままであるので、このフィルム内袋のいずれか一
方の端部をヒートシール部より長手方向中央寄り位置で
全幅又は部分的に横断カットして排出口を形成し、この
排出口から内容物を取り出していた。
【0007】その際、フィルム内袋の一方の端部を横断
カットする方法としては、カッターナイフや鋏みのよう
な鋭利な刃物等の道具を使用していた。このように内容
物が充填され、両端がヒートシールにより閉鎖されたフ
ィルム内袋から内容物を取り出す際には、前者の場合及
び後者の場合とも必ず刃物等の開封道具を使用しなけれ
ばならなかった。特に、後者の場合でも刃物などを使用
しなければならない理由は、従来のフィルム内袋を形成
している合成樹脂製フィルムが例えば手で引きちぎるよ
うにして破くことができない性質のものであったからで
ある。
【0008】その結果、この種のフィルム内袋を開封す
る時には、いつも刃物等の開封道具を準備しておかなけ
ればならず、非常に面倒であることから開封の作業性を
著しく低下させる原因となっていた。しかも、フィルム
内袋の開封にこのような開封道具を使用する場合には、
作業者がカッターナイフや鋏み等を開封したフィルム内
袋の中に誤って落とし、それに気が付かずに内容物に紛
れ込んだまま内容物を後工程に送ってしまうという問題
の発生も考えられた。
【0009】また、フィルム内袋の開封にこのような開
封道具を使用する場合には、コンタミネーションの問題
が起こる可能性もあった。すなわち、例えば、フィルム
内袋の端部を鋏み等で全幅に渡って切り裂く時、2度切
りが起こりやすく、2度切りが起こるとフィルム内袋の
小さな切断片が出て、それが開封中の口部からフィルム
内袋の中に混入することが考えられる。
【0010】勿論、鋏み自体にも塵埃が付着しているこ
とがあり、鋏みの使用中に塵埃が落ちて開封中のフィル
ム内袋に混入することも考えられる。そのため、フィル
ム内袋を紙製外袋から取り出して開封する場合又は取り
出さないで開封する場合のいずれであっても、特別な開
封道具を用いずとも手作業で、フィルム内袋の端部を横
方向に引き裂くようにして全幅又は部分的に、容易に開
封できるフィルム内袋入り紙袋の開発が望まれていた。
【0011】この発明の目的は、前述した従来の問題点
を解決すべくなされたもので、フィルム内袋の閉鎖端部
を横方向に引き裂くようにして全幅又は部分的に手作業
で容易に開封できるフィルム内袋を備えるフィルム内袋
入り紙袋を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のフィルム内袋
入り紙袋は、合成樹脂製フィルムで形成された筒状体か
ら構成され且つ底部側となる端部を閉塞したフィルム内
袋と、主にクラフト紙で形成され、フィルム内袋を内部
に配置し、底部側の端部を閉鎖した少なくとも1層の外
袋とから構成され、底部側の閉鎖端部も含めて将来の開
封が予定され且つヒートシールにより閉鎖されるフィル
ム内袋の端部に長手方向に向かって引裂きガイド用の切
込み部が入れられ、フィルム内袋を形成する合成樹脂製
フィルムが、熱可塑性樹脂から形成されていると共に一
軸方向に引き裂き容易な性質を備え、この一軸方向がフ
ィルム内袋を形成した時のその長手方向に直交する幅方
向であることを特徴とする。
【0013】また、この発明では、フィルム内袋入り紙
袋が両側部にひだが付いたひだ付きの紙袋であって、フ
ィルム内袋にも両側部にひだ部が設けられ、切込み部が
筒状体の端部を扁平状態にした時のひだ部の谷折り位置
より幅方向中央寄りの位置に形成されていることを特徴
とする。
【0014】また、この発明では、フィルム内袋入り紙
袋に内容物を充填した後に閉鎖された時の外袋の口部閉
鎖部又は外袋の底部閉鎖部のいずれか一方がミシン縫い
で閉鎖されているか若しくは開封テープ付き当て紙を用
いて閉鎖され、他方がフィルム内袋の端部を拘束し且つ
将来開封されることのない閉鎖部とされており、内容物
を取り出す際には開封テープを用いて当て紙を引き破る
かミシン縫い糸を除去して外袋を開封し、フィルム内袋
を外袋から出さずに外袋の開封口内でフィルム内袋のヒ
ートシールされた端部を引き破って開封することを特徴
とする。
【0015】更にまた、この発明では、外袋の底部閉鎖
部及びフィルム内袋入り紙袋に内容物を充填した後に閉
鎖された時の外袋の口部閉鎖部の両方が、外袋の端部と
フィルム内袋の端部とを少なくとも1回折り曲げ、この
折曲げ部を開封テープを備えた当て紙で包囲固定して閉
鎖され、内容物を取り出す際には開封テープを用いて当
て紙を引き破ることで外袋の両端部を開封し、外袋とフ
ィルム内袋の端部との拘束を解除してフィルム内袋を外
袋から取り出し、フィルム内袋のヒートシールされた端
部を引き破って開封することを特徴とする。
【0016】また、この発明のフィルム内袋入り紙袋に
おいて、フィルム内袋を形成している熱可塑性樹脂フィ
ルムを、ポリエチレン樹脂又はアイオノマー樹脂から形
成することが好ましい。更に、フィルム内袋を形成する
熱可塑性樹脂フィルムを、複数層の積層体で構成し、そ
の少なくとも一層をアイオノマー樹脂層で構成すること
が好ましい。その場合、アイオノマー樹脂層を中層に配
置し、その両側の内層及び外層に低密度ポリエチレン樹
脂層を配置した3層の積層体とすることが好ましい。
【0017】更に、この発明のフィルム内袋入り紙袋で
は、内層及び外層として配置される低密度ポリエチレン
樹脂層が、ポリオレフィンの中でメタロセン触媒で重合
された直鎖状低密度ポリエチレンと低密度ポリエチレン
とをブレンドした樹脂フィルム層からなることを特徴と
する。また、この発明のフィルム内袋入り紙袋では、熱
可塑性樹脂フィルムが少なくとも一軸方向に直交する方
向にのみ延伸された延伸フィルムであることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明のフィルム内袋入
り紙袋を図に示される好適な実施形態について更に詳細
に説明する。この発明の一実施形態に係るフィルム内袋
入り紙袋10は、合成樹脂フィルムの内袋11と、この
フィルム内袋11を内層袋として内部に配置する2層の
紙製外袋12とから構成されている。
【0019】図1はこの発明の一実施形態に係るフィル
ム内袋入り紙袋10を扁平に折り畳んだ状態で示す平面
図であり、図2はこのフィルム内袋入り紙袋10を図1
の2−2線で切断した状態を模式的に示す構成説明図で
あり、図3はフィルム内袋11のみを、扁平に折り畳ん
だ状態で示す平面図である。また、この実施形態に係る
フィルム内袋入り紙袋10は、両側部にひだが付いたひ
だ付きのフィルム内袋入り紙袋を例とし、従ってフィル
ム内袋11にも両側部にひだ部が設けられている。
【0020】紙製外袋12は、主にクラフト紙で形成さ
れた両端直線切りで且つひだ付きの筒状体13(2層)
を基本構成要素として構成されている。すなわち、図1
及び図2に示されるように当該筒状体13の両端部にお
ける一方の壁面14aにはそれぞれこの筒状体13の壁
面幅と同じ幅寸法の紙片15、16が接着剤17により
貼り付けられている。
【0021】具体的には、各紙片15、16の一端側
は、ひだ付きの筒状体13の端縁からその他端側を長手
方向外方へ飛び出すようにこの筒状体13の端部壁面1
4aに貼り付けられている。このような筒状体13とフ
ィルム内袋11とからフィルム内袋入り紙袋10を形成
する場合には、当該筒状体13の内部に、底部がヒート
シールされたフィルム内袋11を配置する。
【0022】その際、図2に示されるように口部側の端
部において紙製外袋12の壁面14a、14bの内面と
フィルム内袋11を接着剤25を用いて相互にところど
ころで軽く糊り付けしておくことが好ましい。このよう
にしておくと、内容物充填の際にフィルム内袋入り紙袋
10の口部が開きやすくなる。
【0023】その後、一方の紙片15を、図1に示され
るように筒状体13の端部及びその内部に位置するフィ
ルム内袋11の閉鎖端部と共に折り曲げ、その紙片15
の他端側の表面に塗布されている接着剤18によって対
向する他方の壁面14bに接着し、これにより紙製外袋
12の底部閉鎖部19が形成される。
【0024】また、このようなフィルム内袋入り紙袋1
0に内容物を充填した時の口部閉鎖方法としては、他方
の紙片16を用いて、前述した底部閉鎖部19を形成す
るのと全く同様な方法で封緘する。このような説明から
明らかなように、これらの各紙片15、16は、ひだ付
きの筒状体13の端縁から飛び出した部分が閉鎖用のフ
ラップとして機能すると共に当て紙としても機能するよ
うに設けられているもので、以後、ひだ付きの筒状体1
3の端縁から飛び出した各紙片15、16の部分をフラ
ップ兼当て紙と称することにし、これらの各フラップ兼
当て紙をそれぞれ符号15a、16aで示す。
【0025】フィルム内袋11は、前述したように合成
樹脂フィルムから形成されている。フィルム内袋11を
形成する合成樹脂フィルムとしては熱可塑性樹脂フィル
ムが好ましく、更に熱可塑性樹脂フィルムとしてはポリ
エチレン樹脂から形成されたフィルムが好ましい。フィ
ルム内袋11は、例えばインフレーション成形法で形成
された所定長さの筒状体、言い換えればフィルム内袋1
1を形成するための筒状体(以下、内袋形成用筒状体と
称する)から形成される。
【0026】しかし、この内袋形成用筒状体は、このよ
うなインフレーション成形法に限定されるものではな
く、一枚の熱可塑性フィルムの両側部を相互に重ねて胴
貼りすることでチューブ状に形成されたものであっても
よい。フィルム内袋11は、この内袋形成用筒状体の一
端を図3に示されるように全幅に亘ってヒートシールす
ることにより閉鎖することで形成され、このヒートシー
ル部20が形成された端部を閉鎖底部として紙製外袋1
2の内部に配置される。
【0027】このようなフィルム内袋11の閉鎖底部に
おける端縁には、図3に示されるように引裂きガイド用
の切込み部21が形成されている。この切込み部21
は、内袋形成用筒状体の端部を扁平状態にした時のひだ
部の谷折り位置(図3に符号22で示される谷折り線)
より幅方向中央寄りの位置に形成され、その切込み深さ
は、ヒートシール部20若しくはその直前までである。
【0028】その理由としては、当然のことではある
が、切込み部21がヒートシール部20を越えてフィル
ム内袋11の長手方向中央寄りに伸長していると、フィ
ルム内袋11の内部と連通して内容物の漏れを起こすか
らである。更に、このフィルム内袋11の閉鎖底部とは
反対側の口端部における端縁にも引裂きガイド用の切込
み部23が形成されている。
【0029】フィルム内袋11の口端部は、内容物が充
填されるまで開放されており、内容物がフィルム内袋1
1に充填された後に、全幅に亘ってヒートシールされて
口端部側が閉鎖される。その時、フィルム内袋11にお
ける口端部側のヒートシール予定帯状領域は、図3に符
号24で示されるように切込み部23の長さ即ち深さよ
りフィルム内袋11の長手方向中央寄りの位置である。
この理由も、閉鎖底部に形成された切込み部21とヒー
トシール部20の関係と同じである。
【0030】図3に示されるフィルム内袋11では、前
述したようにその両端部に切込み部21、23が形成さ
れているが、これはフィルム内袋11の開封時に両端部
のいずれの側からも開封できるようにされているだけで
あって、少なくとも一端部にあれば十分である。また、
切込み部21、23はV字状に形成されているが、これ
も当該形状に限定されるものではなく、単なる線状の切
り込み即ちスリット線であってもよい。
【0031】次に、この実施形態に係るフィルム内袋入
り紙袋10の使用方法について簡単に説明する。例え
ば、合成樹脂ペレットなどの内容物を、フィルム内袋入
り紙袋10の口部から実質的にフィルム内袋11に充填
した後に当該紙袋10の口部を扁平にし、一対の加熱バ
ーでヒートシール予定帯状領域を挟んで加熱し、フィル
ム内袋11の口部をヒートシールする。
【0032】その後、フラップ兼当て紙16aに塗布さ
れているホットメルト系接着剤18を加熱して再活性さ
せながら扁平な口端部を折曲げ予定線26に沿ってフィ
ルム内袋11の口端部と共に折り曲げ、フラップ兼当て
紙16aを対向する紙製外袋12の壁面14bに接着剤
18で接着して口部を封緘する。
【0033】このようにして口部が封緘されたフィルム
内袋入り紙袋10は、内容物使用現場に搬送され、そこ
で最初に口部封緘部のフラップ兼当て紙16a又は底部
閉鎖部19のフラップ兼当て紙15a、若しくは両方の
フラップ兼当て紙15a、16aの内面、正確には接着
剤18と紙製外袋12の端縁との間の接着剤無塗布部分
に取り付けられている開封テープ27の端部をつまんで
引き上げ、フラップ兼当て紙15a又は16a若しくは
両方を引き破る。
【0034】これにより紙製外袋12の口部及び底部の
両方が開封されるので、開封された端部からフィルム内
袋11を取り出す。このようにして最終的に取り出され
たフィルム内袋11をそのままクリーンルーム等に運び
入れて、開封し、内部から内容物を適宜の容器に取り出
す。この時の開封方法としては、フィルム内袋11の両
端におけるいずれか一方の端縁に形成されている切込み
部21、23から手作業で長手方向に強制的に引き裂
く。
【0035】そして、この引き裂きがヒートシール部を
越えたところで、引き裂き方向をフィルム内袋11の横
方向即ち幅方向に変更する。これによりフィルム内袋1
1の一端を図3に仮想線28で示されるようにほぼL字
形に開封することができる。フィルム内袋11の横方向
における引き裂きについては、引き裂く長さが長いため
手作業で容易に引き裂くことができるようにフィルム内
袋11を形成している熱可塑性樹脂製フィルム自体に横
裂き容易性の性質を持たせている。
【0036】ところで、従来、フィルム内袋に用いられ
ているポリエチレンフィルム(例えば、低密度ポリエチ
レン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLD
PE)等)は、自身の強靱性のため、きわめて引裂き開
封性が悪い。しかし、フィルム成形時に適度な分子配向
を加えると、引裂きに方向性ができる場合があり、キャ
ストフィルム成形機やインフレーションフィルム成形機
で加工され、巻き取り方向(MD方向)にフィルムが裂
け易くなることが知られている。
【0037】この発明は、巻き取り方向(MD方向)の
垂直方向(TD方向)に裂け易い性能を有するフィルム
を得るために、フィルム内袋11を形成する熱可塑性樹
脂フィルムを積層フィルムとした。すなわち、2層以上
からなる積層フィルムで、その少なくともその1層には
アイオノマー樹脂フィルムが含まれている。このアイオ
ノマー樹脂層が含まれることにより、従来の合成樹脂フ
ィルムの性状とは異なり、巻取り方向(MD方向)に直
交する方向(TD方向)へ裂け易い性能を示す。これに
関連する従来技術としては、特開2000ー20295
6号公報に示す易横裂き性積層フィルム及び特開200
0ー289151号公報に示す易引裂き性延伸積層フィ
ルム及びその製法が提案されている。
【0038】従って、アイオノマー樹脂層を具える多層
の熱可塑性樹脂フィルムを用いてフィルム内袋11を形
成する時、熱可塑性樹脂フィルムの巻取り方向(MD方
向)がフィルム内袋の長手方向になるようにして形成す
れば、フィルム内袋11の幅方向が熱可塑性樹脂フィル
ムのTD方向となり、そのため横裂き容易なフィルム内
袋を形成することができる。
【0039】具体的には、横裂き容易なフィルム内袋1
1を形成する熱可塑性樹脂フィルムは、内層と中層と外
層との3層を積層した積層体から構成することが好まし
く、その場合、内層と外層は、低密度ポリエチレン(以
下、LDPEと称する。)からなる樹脂フィルム又はポ
リオレフィンの中でメタロセン触媒等で重合された直鎖
状低密度ポリエチレン(以下、LLDPEと称する。)
からなる樹脂フィルム、中層はアイオノマーからなる樹
脂フィルムで構成されていることが好ましい。
【0040】また、前記内層と外層は、LLDPEとL
DPEのブレンドからなる樹脂フィルム、中層はアイオ
ノマーからなる樹脂フィルムで構成することもできる。
すなわち、一般的に横に引裂く強度は、LLDPEは強
く強靱で、LDPEは弱い傾向にあり、このため、両者
をブレンドすることで中間的な強度が得られる。また、
メタロセン触媒によるLLDPEは、強度が強いので、
中間層にアイオノマー樹脂があっても易引裂き性を阻害
する。従って、LLDPE層を薄くする方法があるが、
そうした場合には、衝撃強度、鋼性が小さくなり、薄く
する限度があり、LDPEを少しブレンドすることによ
り、横の引裂き性の微調整を行うことができる。
【0041】上記のようにLLDPE又はLDPEから
なる樹脂フィルム、或いは、LLDPEとLDPEのブ
レンドからなるフィルムの間にアイオノマーからなる樹
脂フィルムを挟み込んだ積層体で形成される熱可塑性樹
脂フィルムは、TD方向への引き裂き容易性、即ち横裂
き容易性を発揮することになる。ところで、この熱可塑
性樹脂フィルムの形成時にMD方向へ一軸延伸すると、
横裂き容易性は更に顕著に向上する。
【0042】一般的な熱可塑性樹脂フィルムの場合に
は、生産したフィルムに2次的に延伸をかけると、延伸
した方向に沿って引き裂きが起こり易くなるが、この発
明のフィルム内袋を形成する上述した熱可塑性樹脂積層
フィルムでは、延伸した方向と直角方向に引き裂き容易
性が発現するという特徴を示す。そのため、TD方向へ
の裂け性(横裂き容易性)を顕著にしたい場合には、イ
ンラインで縦方向(MD方向)に延伸することにより目
的の積層フィルムを生産することができる。なお、同時
2軸方向に延伸すると、ブランク(初期)の易横裂き性
が引き継がれ、TD方向の引裂き強度が低下する。MD
方向の引裂きは困難となり、TD方向へ曲って裂ける。
【0043】次に、この発明のフィルム内袋入り紙袋に
おいて用いるフィルム内袋の実施例について説明する
が、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。 (実施例1)この発明のフィルム内袋入り紙袋において
用いるフィルム内袋を形成する熱可塑性樹脂フィルム
は、3層押出機により内層、中層及び外層の3層フィル
ムが積層された三層インフレーション成形により形成さ
れ、内層フィルムと外層フィルムは、LLDPE(三井
化学(株)製の商品名「エボリューSP2520」)か
ら形成され、また中層フィルムはアイオノマー樹脂(三
井・デュポンポリケミカル(株)製の商品名「ハイミラ
ン1601」)から形成された。厚みは80μmであ
り、各層の厚み比は、内層/中層/外層が2.5/5/
2.5の割合であった。
【0044】(実施例2)この発明のフィルム内袋入り
紙袋において用いるフィルム内袋を形成する熱可塑性樹
脂フィルムは、3層押出機により内層、中層及び外層の
3層フィルムが積層された三層インフレーション成形に
より形成され、内層フィルムと外層フィルムは、LLD
PE(三井化学(株)製の商品名「エボリューSP25
20」)を70%及びLDPE(三井化学(株)製の商
品名「ミラソン401」)を30%の割合でブレンドし
た熱可塑性樹脂から形成され、また中層フィルムはアイ
オノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル(株)製の
商品名「ハイミラン1601」)から形成された。厚み
は80μmであり、各層の厚み比は、内層/中層/外層
が2.5/5/2.5の割合であった。
【0045】(実施例3)この発明のフィルム内袋入り
紙袋において用いるフィルム内袋を形成する熱可塑性樹
脂フィルムは、3層押出機により内層、中層及び外層の
3層フィルムが積層された三層インフレーション成形に
より形成され、内層フィルムと外層フィルムは、LLD
PE(三井化学(株)製の商品名「エボリューSP25
20」)を70%及びLDPE(三井化学(株)製の商
品名「ミラソン401」)を30%の割合でブレンドし
た熱可塑性樹脂から形成され、また中層フィルムはアイ
オノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル(株)製の
商品名「ハイミラン1601」)から形成された。厚み
は80μmであり、各層の厚み比は、内層/中層/外層
が3/4/3の割合であった。
【0046】前記実施例1〜3で得られた熱可塑性樹脂
フィルムは、TD方向に引き裂き容易性の性質を備えて
いるので、フィルム内袋は、この熱可塑性樹脂フィルム
によりその引き裂き容易なTD方向がフィルム内袋の幅
方向に一致するようにして形成された。そして、フィル
ム内袋の一端の切込み部から手作業で長手方向にヒート
シール部を越えるまで引き裂き、次いで引き裂き方向を
横方向に変更してフィルム内袋の端部をL字形に引き裂
いた。
【0047】その結果、フィルム内袋の一端の切込み部
から長手方向にヒートシール部を越えるまでの引き裂き
は多少困難ではあったが、ヒートシール部を越えたとこ
ろから横方向への引き裂きに移行した後は手作業でも非
常に容易に且つまっすぐに引き裂くことができた。前記
実施例1〜3で得られた熱可塑性樹脂フィルムの引裂き
性の比較結果は、次の通りであった。 [易]← 実施例2 ≧ 実施例1 > 実施例3 →
[難] この比較結果からは、アイオノマー樹脂の厚み比が大き
い方が、容易に引裂かれることがわかる。また、アイオ
ノマー樹脂の厚みが、フィルムの全厚みの40%以上
で、易横裂き性が発現した。更に、実施例1と実施例2
との比較において、両者はアイオノマー樹脂の厚み比が
同じであるが、実施例2の方が易横裂き性に優れている
のは、LLDPEにLDPEをブレンドした結果であ
る。
【0048】(比較例)フィルム内袋を形成する熱可塑
性樹脂フィルムとして、3層押出機により内層、中層及
び外層の3層フィルムが積層された三層インフレーショ
ン成形により形成され、内層フィルムと外層フィルム
は、LLDPE(三井化学(株)製の商品名「エボリュ
ーSP2520」)100%の熱可塑性樹脂から形成さ
れ、また中層フィルムはアイオノマー樹脂(三井・デュ
ポンポリケミカル(株)製の商品名「ハイミラン160
1」)から形成された。厚み比は、内層/中層/外層が
3.5/3/3.5とされ、厚みは80μmであった。
【0049】この熱可塑性樹脂フィルムによりそのTD
方向がフィルム内袋の幅方向に一致するようにしてフィ
ルム内袋を形成した。その後、フィルム内袋の一端の切
込み部から手作業で長手方向にヒートシール部を越える
まで引き裂き、次いで引き裂き方向を横方向に変更して
フィルム内袋の端部をL字形に引き裂こうとしたが、切
込み部から長手方向にヒートシール部を越えるまでは距
離が短いこともあってなんとか引き裂けたが、切裂き方
向を横方向に変更した直後からほとんど切り裂くことは
できなかった。力を入れて無理に切り裂くと、切り裂き
方向が縦方向に曲がるなどして切り裂き方向が極めて不
安定で、実用的ではなかった。
【0050】この発明の前述した実施形態に係るフィル
ム内袋入り紙袋では、両端部が直線切りのひだ付き筒状
体の両端壁面に開封テープ付き紙片を貼り付けてフラッ
プ兼当て紙とした2層の紙製外袋12を用い、開封時に
は紙製外袋12の両端を閉鎖しているフラップ兼兼当て
紙を開封テープを用いて破り、端部をほどいて(折り曲
げを戻して)からフィルム内袋11を紙製外袋12から
取り出した後に、適所でフィルム内袋11の端部を引き
破いて開封する例についてのもであったが、この発明は
このような構造の外袋に限定されるものではない。
【0051】例えば、この発明のフィルム内袋入り紙袋
の他の構成例として、紙製外袋の端部閉鎖方法につい
て、フラップ兼当て紙を予め筒状体に貼り付けずに、紙
製外袋の端部とフィルム内袋の端部を一緒に少なくとも
1回折り曲げ、この折曲げ部を開封テープ付き当て紙で
包囲固定して閉鎖するようにしてもよいし、従来から行
われているミシン縫いによる閉鎖などであってもよい。
【0052】但し、この発明のフィルム内袋入り紙袋で
は、底部側又は口部側における少なくともいずれか一方
での閉鎖構造が、開封テープ付き当て紙などを用いて閉
鎖されているか、或いはミシン縫いにより閉鎖されてい
ることが必要である。すなわち、紙製外袋における底部
側又は口部側における少なくともいずれか一方が、容易
に開封できる手段、言い換えれば刃物などを使用するこ
となく手作業で開封することができるようにされている
ことが必要である。
【0053】もし、紙製外袋における底部側又は口部側
における少なくともいずれか一方が容易に開封可能な手
段を備え、他方が従来から知られているような容易には
開封できない閉鎖構造のものである場合には、容易に開
封可能な手段を備える端部を開封して紙製外袋の当該一
方の端部を開封しても、フィルム内袋は紙製外袋から取
り出すことはできない(容易に開封可能な手段を備えな
い一般的な端部閉鎖構造ではフィルム内袋の端部が紙製
外袋の端部に拘束された状態で閉鎖されているため)。
【0054】このような構造のフィルム内袋入り紙袋の
場合であって、内容物を取り出す際には、紙製外袋の一
方の開封容易な端部について開封テープを用いて当て紙
を引き破るかミシン縫い糸を除去してを開封し、フィル
ム内袋を外袋から取り出さずに紙製外袋の開封した口部
に手を差し入れて、紙製外袋内でフィルム内袋の端部を
引き破って開封することになる。このような場合でも、
フィルム内袋が横裂き容易であるため、それほどの労力
を必要とすることなく、実に簡単に且つ迅速にフィルム
内袋を開封することができ、またコンタミネーションが
発生する心配もほとんどない。
【0055】更に、前述した実施形態のフィルム内袋入
り紙袋では、フィルム内袋の底部がヒートシールされて
閉塞された例についてのものであったが、この発明はこ
のようなフィルム内袋に限定されるものではない。例え
ば、前述したようにミシン掛けしてフィルム内袋入り紙
袋の底部閉鎖部を形成する時、フィルム内袋となる筒状
体の底部側端部を共にミシン掛けして閉鎖部としてもよ
いし、或いはフィルム内袋となる筒状体を外袋に入れた
後に底部側端部を外袋と一緒に2回以上折り曲げること
で閉鎖部してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のフィル
ム内袋入り紙袋によれば、フィルム内袋を、一軸方向に
引き裂き容易な性質を備える熱可塑性樹脂フィルムで形
成し、その際引き裂き容易な一軸方向がフィルム内袋を
形成した時のその長手方向に直交する幅方向となるよう
にしたことから、フィルム内袋の開封時に刃物など特別
な開封道具を使用することなく手作業で容易に且つ幅方
向にまっすぐ綺麗に引き裂くことができることから、開
封作業が極めて能率的となり、しかもコンタミネーショ
ンが発生する恐れも完全に排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るフィルム内袋入り
紙袋を扁平状態にして示す平面図である。
【図2】図1に示されるフィルム内袋入り紙袋を2−2
線で切断してその断面構造を模式的に示す構成説明図で
ある。
【図3】図1に示されるフィルム内袋入り紙袋の内部に
配置されたフィルム内袋のみを扁平状態にして示す平面
図である。
【符号の説明】
10 紙袋 11 フィルム内袋 12 紙製外袋 13 ひだ付き筒状体 14a 紙製外袋の壁面 14b 紙製外袋の壁面 15 紙片 15a フラップ兼当て紙 16 紙片 16a フラップ兼当て紙 17 接着剤 18 接着剤 19 底部閉鎖部 20 フィルム内袋のヒートシール部 21 切込み部 22 ひだ部の谷折り線 23 切込み部 24 フィルム内袋口部側のヒートシール予定帯状領域 25 接着剤 26 紙袋口端部の閉鎖時に折り曲げる予定線 27 開封テープ 28 フィルム内袋の引き裂き予定線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 77/30 B65D 77/30 C Fターム(参考) 3E064 AA13 BA05 BA26 BA46 BB04 BC20 EA30 FA06 GA01 GA06 HM01 HN03 HN04 HN52 HN62 HP01 HP05 3E067 AA05 AB22 AB99 BA12A BB01A BB15A BB24A BC03A CA30 EA01 EA04 EA24 EB03 EB07 EB10 FA04 FC01 GD10 3E086 AD01 BA04 BA15 BB90 CA01 CA40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製フィルムで形成された筒状体
    から構成され且つ底部側となる端部を閉鎖したフィルム
    内袋と、主にクラフト紙で形成され、前記フィルム内袋
    を内部に配置し、底部側の端部を閉鎖した少なくとも1
    層の外袋とから構成され、 底部側の前記閉鎖端部も含めて将来の開封が予定され且
    つヒートシールにより閉鎖される前記フィルム内袋の端
    部に長手方向に向かって引裂きガイド用の切込み部が入
    れられ、前記フィルム内袋を形成する合成樹脂製フィル
    ムが、熱可塑性樹脂から形成されていると共に一軸方向
    に引き裂き容易な性質を備え、この一軸方向が前記フィ
    ルム内袋を形成した時のその長手方向に直交する幅方向
    であることを特徴とするフィルム内袋入り紙袋。
  2. 【請求項2】 前記フィルム内袋入り紙袋が両側部にひ
    だが付いたひだ付きの紙袋であって、前記フィルム内袋
    にも両側部にひだ部が設けられ、前記切込み部が前記筒
    状体の端部を扁平状態にした時の前記ひだ部の谷折り位
    置より幅方向中央寄りの位置に形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のフィルム内袋入り紙袋。
  3. 【請求項3】 前記フィルム内袋入り紙袋に内容物を充
    填した後に閉鎖された時の前記外袋の口部閉鎖部又は前
    記外袋の底部閉鎖部のいずれか一方がミシン縫いで閉鎖
    されているか若しくは開封テープ付き当て紙を用いて閉
    鎖され、他方が前記フィルム内袋の端部を拘束し且つ将
    来開封されることのない閉鎖部とされており、内容物を
    取り出す際には前記開封テープを用いて前記当て紙を引
    き破るかミシン縫い糸を除去して前記外袋を開封し、前
    記フィルム内袋を前記外袋から出さずに前記外袋の開封
    口内で前記フィルム内袋のヒートシールされた端部を引
    き破って開封することを特徴とする請求項2に記載のフ
    ィルム入り内袋。
  4. 【請求項4】 前記外袋の底部閉鎖部及び前記フィルム
    内袋入り紙袋に内容物を充填した後に閉鎖された時の前
    記外袋の口部閉鎖部の両方が、前記外袋の端部と前記フ
    ィルム内袋の端部とを少なくとも1回折り曲げ、この折
    曲げ部を開封テープを備えた当て紙で包囲固定して閉鎖
    され、内容物を取り出す際には前記開封テープを用いて
    前記当て紙を引き破ることで前記外袋の両端部を開封
    し、前記外袋と前記フィルム内袋の端部との拘束を解除
    して前記フィルム内袋を前記外袋から取り出し、前記フ
    ィルム内袋のヒートシールされた端部を引き破って開封
    することを特徴とする請求項2に記載のフィルム入り内
    袋。
  5. 【請求項5】 前記フィルム内袋を形成している熱可塑
    性樹脂フィルムが、ポリエチレン樹脂又はアイオノマー
    樹脂から形成されていることを特徴とする請求項2〜4
    のいずれかに記載のフィルム内袋入り紙袋。
  6. 【請求項6】 前記フィルム内袋を形成する前記熱可塑
    性樹脂フィルムが、複数層の積層体であり、その少なく
    とも一層がアイオノマー樹脂層から構成されていること
    を特徴とする請求項5に記載のフィルム内袋入り紙袋。
  7. 【請求項7】 前記フィルム内袋を形成する前記熱可塑
    性樹脂フィルムが、前記アイオノマー樹脂層を中層に配
    置し、その両側の内層及び外層に低密度ポリエチレン樹
    脂層を配置した3層の積層体であることを特徴とする請
    求項6に記載のフィルム内袋入り紙袋。
  8. 【請求項8】 前記内層及び外層として配置される前記
    低密度ポリエチレン樹脂層が、ポリオレフィンの中でメ
    タロセン触媒で重合された直鎖状低密度ポリエチレンと
    低密度ポリエチレンとをブレンドした樹脂フィルム層か
    らなることを特徴とする請求項7に記載のフィルム内袋
    入り紙袋。
  9. 【請求項9】 前記熱可塑性樹脂フィルムが少なくとも
    前記一軸方向に直交する方向にのみ延伸された延伸フィ
    ルムであることを特徴とする請求項2〜8のいずれかに
    記載のフィルム内袋入り紙袋。
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