JP2022140954A - 食品用包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】食品包装体となった状態において、好適な安定性、自立性を得ることができる食品用包装袋を提供する。【解決手段】食品用包装袋1は、第1方向の一端側よりも他端側が幅広となる形状を有する一対のシート2,3が重ね合わせられ、一端側の頂部接合部11と両側部の側部接合部12,12とにより三方が封止されて他端側が開口部13となる袋本体10を備え、一対のシート2,3の少なくとも一方のシートは、第1方向において複数の領域22~24に区画され、各領域22~24には、プラスチックシート、紙シート又はセロハンシートのいずれかが選択的に用いられ、一対のシート2,3が一部に紙シート又はセロハンシートを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、食品を包装するための食品用包装袋に関する。
側面形状が三角形状(主として直角三角形状)又はこれに類似する形状で、所定の厚み又は幅を有する立体形状に仕上げられたサンドイッチ等の食品がある。この食品を包装するための食品用包装袋は、図37及び図38(a)に示すものが一般的であり、新しいものでは、特許文献1に記載されたものが公知である。
食品用包装袋1’は、袋本体10’と、ヘッダ部15’とを備える。袋本体10’は、一端側よりも他端側が幅広となる形状を有する一対のシート2’,3’が重ね合わせられ、一端側の頂部接合部11’と両側縁の側部接合部12’,12’とにより三方が封止され、他端側が開口部13’となるものである。ヘッダ部15’は、頂部接合部11’から突出する各シート2’,3’の突出片が適宜の箇所で互いに接合され、一体化されるものである。
ヘッダ部15’における第2のシート3’には、たとえば逆U字状の切込線32’が形成されるとともに、切込線32’を外形線とする開封片33’が形成される。第2のシート3’の内面には、開封片33’から第2のシート3’の他端側にかけて、カットテープ等の開封用条体34’が接合される。
食品用包装袋1’により包装された食品を食する際には、図38(b)に示すように、食品包装体6’において、開封片33’を摘んで引き下ろす。そうすると、開封用条体34’が引っ張られて第2のシート3’に分断開放部が形成され、この分断開放部から食品を取り出すことができる。
特開2017-171326号公報
しかしながら、従来の食品用包装袋に用いられるシートは、プラスチックシートである。プラスチックシートは、可塑性が低いため、折り曲げても元のフラットな状態に戻ろうとする。このため、食品包装体の各辺において、シートは、鮮鋭に折れ曲がらず、丸みを帯びやすい。したがって、従来の食品用包装袋においては、食品包装体となった状態において、安定性、ひいては自立性に欠点があるという問題があった。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、食品包装体となった状態において、好適な安定性、自立性を得ることができる食品用包装袋を提供することを課題とする。
本発明に係る食品用包装袋は、
第1方向の一端側よりも他端側が幅広となる形状を有する一対のシートが重ね合わせられ、一端側の頂部接合部と両側部の側部接合部とにより三方が封止されて他端側が開口部となる袋本体を備え、
一対のシートの少なくとも一方のシートは、第1方向において複数の領域に区画され、
各領域及び複数の領域に区画されない場合の他方のシートには、プラスチックシート、紙シート又はセロハンシートのいずれかが選択的に用いられ、一対のシートが一部に紙シート又はセロハンシートを備える
食品用包装袋である。
ここで、本発明に係る食品用包装袋の一態様として、
頂部接合部から突出する各シートの突出片で構成されるヘッダ部を備え、
側部接合部は、袋本体の側縁及びヘッダ部の側縁に沿って所定の幅で帯状に形成される
との構成を採用することができる。
また、この場合、
側部接合部は、頂部接合部との交差部において屈曲した形態で帯状に形成される
との構成を採用することができる。
以上のように、本発明に係る食品用包装袋によれば、一対のシートが一部に紙シート又はセロハンシートを備えることにより、食品包装体となった状態において、好適な安定性、自立性を得ることができる。
図1は、本発明の各実施形態に係る食品用包装袋の分解斜視図である。 図2は、食品用包装袋の正面図である。 図3は、食品用包装袋の背面図である。 図4(a)ないし(c)は、食品用包装袋を用いて食品を包装する過程の説明図である。 図5(a)ないし(d)は、図4の続きの説明図である。 図6は、食品用包装袋により包装された食品包装体の正面側から見た斜視図である。 図7は、食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図8(a)は、領域区画パターンAに係るシートの正面図である。図8(b)は、図8(a)のA-A線断面図である。 図9は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造工程の説明図である。 図10は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図11(a)は、領域区画パターンBに係るシートの正面図である。図11(b)は、図11(a)のB-B線断面図である。 図12は、領域区画パターンBに係るシート原反を用い、領域区画パターンBに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図13(a)は、領域区画パターンCに係るシートの正面図である。図13(b)は、図13(a)のC-C線断面図である。 図14は、領域区画パターンCに係るシート原反を用い、領域区画パターンCに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図15(a)は、領域区画パターンDに係るシートの正面図である。図15(b)は、図15(a)のD-D線断面図である。 図16は、領域区画パターンDに係るシート原反を用い、領域区画パターンDに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図17(a)は、領域区画パターンEに係るシートの正面図である。図17(b)は、図17(a)のE-E線断面図である。 図18は、領域区画パターンEに係るシート原反を用い、領域区画パターンEに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図19(a)は、領域区画パターンFに係るシートの正面図である。図19(b)は、図19(a)のF-F線断面図である。 図20は、領域区画パターンFに係るシート原反を用い、領域区画パターンFに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図21(a)は、領域区画パターンGに係るシートの正面図である。図21(b)は、図21(a)のG-G線断面図である。 図22は、領域区画パターンGに係るシート原反を用い、領域区画パターンGに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図23(a)は、領域区画パターンHに係るシートの正面図である。図23(b)は、図23(a)のH-H線断面図である。 図24は、領域区画パターンHに係るシート原反を用い、領域区画パターンHに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図25(a)は、領域区画パターンIに係るシートの正面図である。図25(b)は、図25(a)のI-I線断面図である。 図26は、領域区画パターンIに係るシート原反を用い、領域区画パターンIに係るシートを備える食品用包装袋の製袋工程の説明図である。 図27は、開封手段Aを備える食品用包装袋の背面図である。 図28(a)及び(b)は、開封手段Aの変形例の説明図である。 図29(a)は、開封手段B-1を備える食品用包装袋の第2のシートの正面図である。図29(b)ないし(e)は、第2のシートが備える開封線の各例の正面図である。 図30(a)は、開封手段B-1を備える食品包装体の背面側から見た斜視図である。図30(b)は、食品包装体を開封する様子の斜視図である。 図31(a)は、開封手段B-2を備える食品用包装袋の第2のシートに形成される開封線の正面図である。図31(b)は、食品包装体を開封する様子の斜視図である。 図32(a)は、開封手段B-3を備える食品用包装袋の第2のシートの正面図である。図32(b)ないし(e)は、第2のシートが備える開封線の各例の正面図である。 図33(a)は、開封手段B-4を備える食品用包装袋の第2のシートの正面図である。図33(b)は、食品包装体を開封する様子の斜視図である。 図34(a)は、開封手段B-5を備える食品用包装袋の第2のシートの正面図である。図34(b)は、食品包装体を開封する様子の斜視図である。 図35(a)は、開封手段B-6を備える食品用包装袋の第2のシートの正面図である。図35(b)は、開封手段B-7を備える食品用包装袋の第2のシートの正面図である。 図36は、開封手段Cを備える食品包装体を開封する様子の斜視図である。 図37は、従来の食品用包装袋の背面図である。 図38(a)は、同食品用包装袋により包装された食品包装体の背面側から見た斜視図である。図38(b)は、同食品包装体を開封する様子の斜視図である。
<食品用包装袋の概要>
まずは、本発明に係る食品用包装袋の各実施形態の具体的な説明に先立ち、各実施形態に共通する事項について説明する。
図1ないし図3に示すように、食品用包装袋1は、袋本体10と、ヘッダ部15とを備える。袋本体10は、一対のシート(第1のシート2、第2のシート3)が重ね合わせられ、接合されるものである。第1のシート2は、表シートともいい、第2のシート3は、裏シートともいう。一対のシートは、互いに直交する方向の一方が他方よりも長い形状を有し、かつ、一端側よりも他端側が幅広となる形状を有する。袋本体10は、一端側の頂部接合部11と、両側部の側部接合部12,12とにより、三方が接合、封止され、他端側が開口部13となるものである。ヘッダ部15は、頂部接合部11から突出する各シート2,3の突出片が適宜の箇所で互いに接合され、一体化されるものである。なお、以下では、上記一方(図2及び図3では、上下方向)を「長手方向」又は「第1方向」といい、上記他方(図2及び図3では、左右方向)を「幅方向」又は「第2方向」という。
第1のシート2は、胴部20と、先端部21(上記突出片)とを備える。胴部20は、一端側から他端側に向かって次第に幅広となっていく形状を有する。先端部21は、胴部20の一端から延びる幅狭の形状を有する。
第2のシート3は、胴部30と、先端部31(上記突出片)とを備える。胴部30は、一端側から他端側に向かって次第に幅広となっていく形状を有する。先端部31は、胴部30の一端から延びる幅狭の形状を有する。
胴部20,30は、台形状である。このため、胴部20,30の一端(及びこれに一致する先端部21,31の他端)は、長手方向に対して直交する直線状である。言い換えれば、胴部20,30の一端は、幅方向と平行な直線状である。胴部20,30の両側縁は、長手方向に対して傾斜する直線状である。ただし、胴部20,30の両側縁の他端側は、切欠部14により欠如している。これにより、胴部20,30の他端側は、切欠部14の分だけ幅狭とされる。
頂部接合部11は、胴部20,30の一端に沿って第1及び第2のシート2,3をヒートシールすることにより形成される。本例においては、頂部接合部11は、ヒートシールバーを用いた溶着により形成され、所定の幅を有する帯状シールである。
側部接合部12は、胴部20,30の側縁(斜辺)及び先端部21,31の側縁(縦辺)に沿って第1及び第2のシート2,3をヒートシールすることにより形成される。本例においては、側部接合部12は、ヒートシールバーを用いた溶着により形成され、所定の幅を有する帯状シールである。側部接合部12の幅は、頂部接合部11の幅より小さい。具体的には、側部接合部12は、2mm以上、より好ましくは、3mm以上であって、5mm以下、より好ましくは、4mm以下の幅を有する。なお、側部接合部12は、胴部20,30の側縁及び先端部21,31の側縁に沿って形成される帯状シールである。このため、側部接合部12は、途中箇所、すなわち、頂部接合部11との交差部において屈曲した形態の帯状シールとなる。
このようにして構成された袋本体10の内部が食品の収容部となる。袋本体10における第1のシート2の内面には、内シート4が貼着される。内シート4は、たとえば他端部が二箇所でポイントシール等により接合され(接合部40)、一端側が自由端となっている。これにより、収容部内で食品が動いたとしても、内シート4が食品の表面に密着し、その動きに追従する。このため、第1のシート2は、汚れず、外観は損なわれない。
食品用包装袋1は、以上の構成からなる。次に、食品用包装袋1を用いた食品の包装方法について説明する。なお、説明に用いる図4及び図5においては、側部接合部12の幅は、表していない。まず、図4(a)に示すように、ブロワ(図示しない)で開口部13から袋本体10内に所定圧の空気を吹き込み、あるいは、吸引ヘッド(図示しない)で第1のシート2の開口部13側を吸引して持ち上げる等して、開口部13が開かれる。そして、この状態でサンドイッチSが袋本体10内に挿入される。
サンドイッチSが袋本体10内に収容されると、同図(b)に示すように、開口部13の開口形状は、長方形状となる。第1のシート2及び第2のシート3の各側部接合部12に跨った部分は、一対の対向する三角形状の側面部となる。第1のシート2の中間部分は、長方形状の正面部となる。第2のシート3の中間部分は、長方形状の背面部となる。
サンドイッチSが袋本体10に収容された後、同図(c)に示すように、まず始めに、開口部13の余分なシート片(サンドイッチSの底面からはみ出るシート片)のうち、第2のシート3のシート片(背面部のシート片)がサンドイッチSの底面を覆うようにして折り畳まれる。次に、図5(a)に示すように、左右のいずれか一方のシート片(一方の側面部のシート片)が、先に折り畳んだ第2のシート3の上に重なるようにして折り畳まれる。次に、同図(b)に示すように、左右のいずれか他方のシート片(他方の側面部のシート片)が、同じく先に折り畳んだ第2のシート3の上に重なるようにして折り畳まれる。次に、同図(c)に示すように、残った第1のシート2のシート片(正面部のシート片)が、先に折り畳んだ左右のシート片の上に重なるようにして折り畳まれる。これにより、食品用包装袋1の開口部13は、閉塞される。
ただし、まず、正面部のシート片が折り畳まれ、次に、側面部のシート片が折り畳まれ、最後に、背面部のシート片が折り畳まれるとか、まず、背面部又は正面部のいずれか一方のシート片が折り畳まれ、次に、背面部又は正面部のいずれか他方のシート片が折り畳まれ、最後に、側面部のシート片が折り畳まれるとか、まず、側面部のシート片が折り畳まれ、次に、背面部又は正面部のいずれか一方のシート片が折り畳まれ、最後に、背面部又は正面部のいずれか他方のシート片が折り畳まれる等してもよく、四つのシート片を折り畳む順序は、特に限定されない。
開口部13が閉塞されると、テープ7が貼着されて開口部13が封止される。あるいは、ラベルが貼着されたり、シート片の折り畳んで重なり合った所定箇所がヒートシール等で接合されることにより、開口部13が封止されるようにしてもよい。
以上の工程を経て、図6に示すように、食品包装体6が完成する。食品包装体6は、頂部接合部11、一対の側部接合部12,12、及び封緘された開口部13の閉塞部(底面部)によって気密状態に維持される。このため、外気等が内部に侵入することはなく、包装されたサンドイッチSは、所期の品質が維持される。
次に、食品用包装袋1の製造方法(製袋工程)について説明する。図7に示すように、製袋工程は、i)第1のシート2が連続する第1のシート原反2Xを準備する第1の前工程と、ii)第2のシート3が連続する第2のシート原反3Xを準備する第2の前工程と、第1のシート原反2Xと第2のシート原反3Xとを内面同士が対向するように重ね合わせ、この状態で間欠的に搬送しつつ、iii)頂部接合部11を形成する工程(第1工程)と、iv)側部接合部12を形成する工程(第2工程、これは、第1工程と同時に行ってもよい。)と、v)側部接合部12の中間線に沿って側部接合部12を切断、分割するように、食品用包装袋1を個別に分離する工程(第3工程)と、vi)切欠部14を形成する工程(第4工程)とを備える。
なお、台形状を有するこの種の食品用包装袋1は、その形状から、シート原反2X,3Xの搬送方向に対し、横向きでかつ向きが交互に反対となるように製造される。すなわち、シート原反2X,3Xの搬送方向(MD)と直交する幅方向(TD)の一方側に開口部13が形成されるとともに、幅方向の他方側にヘッダ部15が形成される食品用包装袋1と、幅方向の他方側に開口部13が形成されるとともに、幅方向の一方側にヘッダ部15が形成される食品用包装袋1とが、交互に製造される。図7において、前者の食品用包装袋1に係る構成には、符号の後に「A」を付し、後者の食品用包装袋1に係る構成には、符号の後に「B」を付している。
製袋工程の全体の流れは、特開2005-219319号公報に記載されたものとおおむね同じである。ただし、この特許文献に記載されたものにおいて、側部接合部は、溶断により形成される。これに対し、本例においては、側部接合部12は、溶着及び切断により形成される。溶着には、隣り合う食品用包装袋1,1の側部接合部12,12の幅、すなわち、側部接合部12の幅の2倍の幅を有するヒートシールバーが用いられる。
<領域区画>
一対のシート2,3の少なくとも一方のシートは、長手方向において複数の領域に区画される。以下、この領域区画に関する代表的なパターンについて説明する。なお、以下の説明では、複数の領域に区画されるのが第1のシート2(第1のシート原反2X)である場合について説明している。第2のシート3(第2のシート原反3X)も複数の領域に区画される場合は、第1のシート2(第1のシート原反2X)についての記載と同様であるとして、記載を省略する。
<領域区画パターンA>
図8に示すように、第1のシート2は、上段部22、中段部23、下段部24の3つの領域に区画される。上段部22は、胴部20の上部及び先端部21に区画される。下段部24は、胴部20の下部に区画される。中段部23は、上段部22及び下段部24間、すなわち、胴部20の中間部に区画される。上段部22及び下段部24は、同じ高さ寸法である。
第1のシート2は、3つのシート(中間の分割シート26及び上下端部の分割シート26,26)が、縁部同士が重ね合わせられ(重ね合わせ部27)、重ね合わせ部27がヒートシールにより接合されることにより、1枚のシートにされたものである。重ね合わせ部27において、端部の分割シート26の縁部は、中間の分割シート26の縁部の外面側に配置され、中間の分割シート26の縁部と端部の分割シート26の縁部とは、中間の分割シート26の縁部の外面と端部の分割シート26の縁部の内面とが対向するように、重ね合わせられる。ただし、隣り合うシートのいずれの縁部が外面側に配置され、いずれの縁部が内面側に配置されるかは、隣り合うシートの性状やデザインに応じて適宜選択すべき事項である(以下、同様)。
次に、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法について説明する。図9に示すように、中間の分割シート26が連続する分割シート原反26Xがロール状に巻回されたシート原反ロールと、端部の分割シート26が連続する分割シート原反26Xがロール状に巻回されたシート原反ロールが2つ、それぞれ回転自在に保持される。一対の端部の分割シート原反26X,26Xは、同じ幅である。中間の分割シート原反26X及び一対の端部の分割シート原反26X,26Xは、各シート原反ロールから繰り出し供給される。一対の端部の分割シート原反26X,26Xは、中間の分割シート原反26Xを挟むようにして供給され、中間の分割シート原反26Xの各側縁部と端部の分割シート原反26Xの側縁部とが重ね合わせられ(重ね合わせ部27)、重ね合わせ部27がヒートシールにより接合されることにより、1枚のシート原反となる。
図10に示すように、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、上述した食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の中段部23に係る中間の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成され、ii)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の下段部24に係る端部の分割シート26は、同じシート(端部の分割シート原反26X)で構成される。
<領域区画パターンB>
図11に示すように、第1のシート2は、上段部22、中段部23、下段部24の3つの領域に区画される。領域区画パターンAに係るシートとの違いは、下段部24の高さ寸法が上段部22の高さ寸法よりも小さいという点である。
領域区画パターンBに係るシート原反の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法と同様である。また、図12に示すように、領域区画パターンBに係るシート原反を用い、領域区画パターンBに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の中段部23に係る中間の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成され、ii)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の下段部24に係る端部の分割シート26は、同じシート(端部の分割シート原反26X)で構成される。
ただし、食品用包装袋1の開口部13がシート原反2X,3Xの幅方向中心(本例では、シート原反2X,3Xの幅方向中心と中間の分割シート原反26Xの幅方向中心とが一致する。)側にシフトすることにより、食品用包装袋1は、シート原反2X,3Xの幅よりも小さい高さ寸法となる。また、このため、上述のとおり、食品用包装袋1において、下段部24の高さ寸法が上段部22の高さ寸法よりも小さくなる。
製造方法のうち、側部接合部12の中間線に沿って側部接合部12を切断、分割するように、食品用包装袋1を個別に分離する工程(第3工程)、及び、切欠部14を形成する工程(第4工程)については、まず、側部接合部12の中間線に沿ってシート原反2X,3Xを分割した後、第4工程を含め、食品用包装袋1の形状となるように、外形線をトリミングするという方法であってもよく、あるいは、トムソン刃(全周トムソン刃)を用い、食品用包装袋1を打ち抜くという方法であってもよい(以下、同様)。
<領域区画パターンC>
図13に示すように、第1のシート2は、上段部22、中段部23、下段部24の3つの領域に区画される。領域区画パターンAに係るシートとの違いは、上段部22の高さ寸法が下段部24の高さ寸法よりも小さいという点である。
領域区画パターンCに係るシート原反の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法と同様である。また、図14に示すように、領域区画パターンCに係るシート原反を用い、領域区画パターンCに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の中段部23に係る中間の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成され、ii)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の下段部24に係る端部の分割シート26は、同じシート(端部の分割シート原反26X)で構成される。
ただし、食品用包装袋1のヘッダ部15がシート原反2X,3Xの幅方向中心(本例では、シート原反2X,3Xの幅方向中心と中間の分割シート原反26Xの幅方向中心とが一致する。)側にシフトすることにより、食品用包装袋1は、シート原反2X,3Xの幅よりも小さい高さ寸法となる。また、このため、上述のとおり、食品用包装袋1において、上段部22の高さ寸法が下段部24の高さ寸法よりも小さくなる。
<領域区画パターンD>
図15に示すように、第1のシート2は、上段部22、中1段部23、中2段部23、中3段部23、下段部24の5つの領域に区画される。
領域区画パターンDに係るシート原反の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法と同様である。また、図16に示すように、領域区画パターンDに係るシート原反を用い、領域区画パターンDに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の中2段部23に係る中間の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中2段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成され、ii)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の下段部24に係る端部の分割シート26は、同じシート(端部の分割シート原反26X)で構成され、iii)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の中1段部23に係る中間の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中3段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成される。
ただし、食品用包装袋1のヘッダ部15がシート原反2X,3Xの幅方向中心(本例では、シート原反2X,3Xの幅方向中心と中2段部23に係る中間の分割シート原反26Xの幅方向中心とが一致する。)側にシフトすることにより、食品用包装袋1は、シート原反2X,3Xの幅よりも小さい高さ寸法となる。
<領域区画パターンE>
図17に示すように、第1のシート2は、上段部22、中1段部23、中2段部23、中3段部23、下段部24の5つの領域に区画される。領域区画パターンDに係るシートとの違いは、全体シート25に分割シート26を貼り付けているという点である。
領域区画パターンEに係るシート原反の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法と同様である。また、図18に示すように、領域区画パターンEに係るシート原反を用い、領域区画パターンEに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の中1段部23に係る中間の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中3段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成される。
ただし、食品用包装袋1のヘッダ部15がシート原反2X,3Xの幅方向中心(本例では、シート原反2X,3Xの幅方向中心と全体シート原反25Xの幅方向中心とが一致する。)側にシフトすることにより、食品用包装袋1は、シート原反2X,3Xの幅よりも小さい高さ寸法となる。
<領域区画パターンF>
図19に示すように、第1のシート2は、上段部22、中1段部23、中2段部23、下段部24の4つの領域に区画される。
領域区画パターンFに係るシート原反の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法と同様である。また、図20に示すように、領域区画パターンFに係るシート原反を用い、領域区画パターンFに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の中1段部23に係る中間の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中1段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成され、ii)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中2段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成される。
ただし、食品用包装袋1のヘッダ部15がシート原反2X,3Xの幅方向中心(本例では、シート原反2X,3Xの幅方向中心と中1段部23に係る中間の分割シート原反26Xの幅方向中心とが一致する。)側にシフトすることにより、食品用包装袋1は、シート原反2X,3Xの幅よりも小さい高さ寸法となる。
<領域区画パターンG>
図21に示すように、第1のシート2は、上段部22、中1段部23、中2段部23、下段部24の4つの領域に区画される。領域区画パターンFに係るシートとの違いは、全体シート25に分割シート26を貼り付けているという点である。
領域区画パターンGに係るシート原反の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法と同様である。また、図22に示すように、領域区画パターンGに係るシート原反を用い、領域区画パターンGに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の中2段部23に係る中間の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成される。
ただし、食品用包装袋1のヘッダ部15がシート原反2X,3Xの幅方向中心(本例では、シート原反2X,3Xの幅方向中心と全体シート原反25Xの幅方向中心とが一致する。)側にシフトすることにより、食品用包装袋1は、シート原反2X,3Xの幅よりも小さい高さ寸法となる。
<領域区画パターンH>
図23に示すように、第1のシート2は、上段部22、下段部24の2つの領域に区画される。
領域区画パターンHに係るシート原反の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法と同様である。また、図24に示すように、領域区画パターンHに係るシート原反を用い、領域区画パターンHに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成される。
ただし、食品用包装袋1のヘッダ部15がシート原反2X,3Xの幅方向中心(本例では、シート原反2X,3Xの幅方向中心と上段部22に係る中間の分割シート原反26Xの幅方向中心とが一致する。)側にシフトすることにより、食品用包装袋1は、シート原反2X,3Xの幅よりも小さい高さ寸法となる。
<領域区画パターンI>
図25に示すように、第1のシート2は、上段部22、下段部24の2つの領域に区画される。領域区画パターンHに係るシートとの違いは、全体シート25に分割シート26を貼り付けているという点である。
領域区画パターンIに係るシート原反の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反の製造方法と同様である。また、図26に示すように、領域区画パターンIに係るシート原反を用い、領域区画パターンIに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法は、領域区画パターンAに係るシート原反を用い、領域区画パターンAに係るシートを備える食品用包装袋1の製造方法と同様である。このため、隣り合う食品用包装袋1,1において、i)一方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26と、他方の食品用包装袋1の第1のシート2の上段部22に係る端部の分割シート26は、同じシート(中間の分割シート原反26X)で構成される。
ただし、食品用包装袋1のヘッダ部15がシート原反2X,3Xの幅方向中心(本例では、シート原反2X,3Xの幅方向中心と全体シート原反25Xの幅方向中心とが一致する。)側にシフトすることにより、食品用包装袋1は、シート原反2X,3Xの幅よりも小さい高さ寸法となる。
<シートの材質>
各領域及び複数の領域に区画されない場合の他方のシート(単一のシート)には、以下に列挙する異素材のシートの中からいずれかが選択的に用いられる。
<プラスチックシート>
シートは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱溶着性を有するプラスチックシート(フィルム)である。一例として、シートは、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)シート(フィルム)又は無延伸ポリプロピレン(CPP)シート(フィルム)である。あるいは、シートは、積層シート(フィルム)である。積層シート(フィルム)の一形態として、シートは、外面側から順に、基材層、接着層及び樹脂層を積層して形成される。基材層として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の樹脂が用いられる。接着層として、ドライラミネート、押出しラミネート等が用いられる。樹脂層として、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の樹脂が用いられる。なお、ポリプロピレンシート(フィルム)とは、純度100%のポリプロピレンシート(フィルム)はもちろんのこと、ポリプロピレンを主成分として、他の成分(たとえばポリエチレンといった他の樹脂成分)を含有するシート(フィルム)も含む概念である。なお、「シート」は、厚みによって定められるものではなく、フィルムを含む概念である(以下、同様)。
<紙シート>
シートは、紙、未晒しクラフト紙、和紙、混抄紙、合成紙、グラシン紙、紙質又は紙様(これらをまとめて「紙」という。)の、又は、これらを主とするシート(フィルム)である(これらをまとめて「紙シート」(フィルム)という。)。紙は、バイオベースポリエチレンテレフタレート(バイオベースPET、いわゆるバイオPET)を含む紙であってもよい。シートは、必要に応じて、内面側に全面的に又は必要箇所の部分的に熱溶着性を有する。たとえば、シートは、紙を外層とし、プラスチックシート(フィルム)を内層としてラミネートした積層シート(フィルム)である。積層シート(フィルム)の一形態として、シートは、外面側から順に、基材層、接着層及び樹脂層を積層して形成される。基材層として、紙が用いられる。接着層として、ドライラミネート、押出しラミネート等が用いられる。樹脂層として、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の樹脂が用いられる。一例として、基材層は、坪量が12g/m程度又は15g/m程度の紙であり、接着層は、ドライラミネートであり、樹脂層は、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)である。
<セロハンシート>
シートは、普通セロハン、防湿セロハン、セロハン質又はセロハン様(これらをまとめて「セロハン」という。)の、又は、これらを主とするシート(フィルム)である(これらをまとめて「セロハンシート」(フィルム)という。)。シートは、必要に応じて、内面側に全面的に又は必要箇所の部分的に熱溶着性を有する。たとえば、シートは、セロハンを外層とし、プラスチックシート(フィルム)を内層としてラミネートした積層シート(フィルム)である。積層シート(フィルム)の一形態として、シートは、外面側から順に、基材層、接着層及び樹脂層を積層して形成される。基材層として、セロハンが用いられる。接着層として、ドライラミネート、押出しラミネート等が用いられる。樹脂層として、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の樹脂が用いられる。一例として、基材層は、普通セロハン又は防湿セロハンであり、接着層は、ドライラミネートであり、樹脂層は、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)である。
<開封手段>
食品用包装袋1は、開封手段を備える。開封手段としては、各種の形態があり、たとえば以下のようなものがある。
<開封手段A>
図27に示すように、ヘッダ部15における第2のシート3には、切込線32が形成される。そして、ヘッダ部15における第2のシート3には、切込線32の形成により、開封片33が形成される。開封片33は、切込線32を外形線とし、両端点間を固定端とし、一端側を自由端とするものである。本例においては、切込線32は、逆U字状に形成される。これにより、開封片33は、上向きの舌片となる。
第2のシート3は、開封用条体34を備える。開封用条体34は、第2のシート3の内面に、開封片33から第2のシート3の他端側にかけて設けられる。開封用条体34は、たとえば、第2のシート3の幅方向中央部にて長手方向に沿って設けられる。開封用条体34は、第2のシート3の内面に、ヒートシール、接着等により接合される。一例として、開封用条体34は、この内面(第2のシート3との対向面)にコート剤を塗布した上で、熱接着や自己粘着により、第2のシート3の内面に接合される。開封用条体34は、たとえば、カットテープや糸等である。本例においては、開封用条体34は、幅が5mm以上、又は10mm以上の帯状のカットテープである。カットテープは、二軸延伸ポリエステル又はポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)等の熱溶着性を有するプラスチックシートを細くカットしたものである。
サンドイッチSを食する際には、開封片33を摘んで引き下ろす。開封片33は、開封用条体34の一端部と接合されている。このため、開封片33を摘んで引き下ろすと、開封用条体34が引っ張られ、開封用条体34の両側縁に沿って第2のシート3が破断され、第2のシート3に分断開放部が形成される。サンドイッチSは、この分断開放部から取り出すことができる。
第2のシート3が複数の領域に区画される場合、図28に示すように、開封用条体34は、シート26,26の重ね合わせ部27も破断する必要がある。この重ね合わせ部27を円滑に破断するために、重ね合わせ部27における2つのシート26,26の縁部のうち、開封片33側を向く縁部には、易破断部が形成される。図28(a)の易破断部は、開封用条体34の両側において縁部の縁から開封用条体34に沿って所定長さで形成される切込線28である。あるいは、開封用条体34の両側において縁部の縁から切り込まれるノッチであってもよい。図28(b)の易破断部は、細かい傷群等からなる易破断加工部29である。
<開封手段B>
開封手段Bは、開口を形成可能な開封線又は開口である開封部と、シートの外面側から開封部を覆ってシートに接合される外シートであって、摘み部を有する外シートとを備える。以下、開封手段Bの各例について説明する。
<開封手段B-1>
図29(a)に示すように、袋本体10における第2のシート3には、開封部として、開封線35が形成される。開封線35は、第2のシート3の幅方向中央部にて頂部接合部11の近傍から第2のシート3の他端側に向かって、幅広の帯状領域に設けられる。開封部の幅は、内容物(サンドイッチ)の取り出しやすさを考慮すると、内容物の幅サイズに応じて、10mm以上、又は15mm以上、又は30mm以上、又は40mm以上の適宜の値が選択される。ただし、後述の開封手段B-2で説明するとおり、左右開封構造が設けられるならば、開封部の幅は、これらの値より小さくてもよい。また、開封部の幅は、後述する外シート5の第2のシート3に対する接合代を確保するという観点から、頂部接合部11の幅(側部接合部12の内側縁との交点を両端点とする頂部接合部11の内側縁の長さ、これは、食品包装体6の収容部の幅ないしサンドイッチ6の幅に相当)の90%以下、又は85%以下、又は80%以下である。
開封部は、第1開封線35aと、第2開封線35bとで構成される。第1開封線35aは、頂部接合部11の近傍に形成され、第2のシート3の他端側に向かって次第に幅広となっていく形状を有する切込線である。本例においては、第1開封線35aは、一端が重なって次第に幅広となるように傾斜する山形(逆V字状)の切込線である。第2開封線35bは、第1開封線35aの両端から第2のシート3の他端側に向かって延びる垂直かつ一対の平行な直線状の切込線である。
図29(b)に示すように、開封線35は、全長に亘って第2のシート3の表裏を貫通する全切線である。あるいは、図29(c)に示すように、開封線35は、第2のシート3の開封線35の内側領域(遊離帯片36)及び外側領域を0.1mmないし3mm程度の細幅で連結する連結部37を、頂部接合部11側の左右一箇所(図例では、第1開封線35a及び第2開封線35bの交点部)に有する切込線である。あるいは、図29(d)に示すように、開封線35は、連結部37を広めの適宜間隔(図例では、頂部接合部11側の左右一箇所及び各第2開封線35bの一箇所)で有する切込線である。あるいは、図29(e)に示すように、開封線35は、ミシン目状ないし破線状の切込線である。
第2のシート3の外面には、外シート5が設けられる。外シート5は、第2のシート3の外面側から開封部(開封線35)を覆って封止することで、開封線35を介して外気や異物等が内部に侵入するのを防止するための封止材として機能する。外シート5は、第2のシート3の幅方向中央部にて頂部接合部11の近傍から第2のシート3の他端側に向かって、幅広の帯状領域に設けられる。外シート5の幅は、第2のシート3に対する接合代を確保するという観点から、開封部の幅の105%以上、又は110%以上、又は115%以上である。
外シート5は、本体部50と、摘み部51とを備える。本体部50は、開封線35を内包することができる大きさの形状を有し、第2のシート3の外面に接合される。摘み部51は、本体部50から第2のシート3の一端側に突出し、第2のシート3に接合されていない。本例においては、外シート5、本体部50及び摘み部51は、それぞれ矩形状である。
外シート5は、プラスチックシートを所定の形状に切断したものである。あるいは、外シート5は、紙シート又はセロハンシートであってもよい。本体部50は、開封線35を覆うように第2のシート3の外面に接合される。本例においては、外シート5は、ポリエチレンテレフタレート(PET)のシートである。一例として、外シート5は、本体部50の内面(第2のシート3との対向面)全面にコート剤を塗布した上で、ヒートシールや自己粘着により、第2のシート3の外面に接合される。
外シート5は、第2のシート3の遊離帯片36に接合されることで、開封用シートとしても機能する。すなわち、外シート5は、第2のシート3における遊離帯片36(開封線35)の外側領域とは剥離可能であるが、遊離帯片36(開封線35の内側領域)とは剥離困難となるような適切なシール強度で、第2のシート3に接合される。本例においては、外シート5は、開封線35の内側領域の所定の一部領域に1つ又は複数形成される内側接合部52により、遊離帯片36と剥離困難に接合される。
サンドイッチを食する際には、図30に示すように、摘み部51を摘んで引く。外シート5の本体部50は、第2のシート3の遊離帯片36と接合されている。このため、外シート5の摘み部51を摘んで引くと、遊離帯片36が引き下ろされて第2のシート3に開口38が形成され、この開口38からサンドイッチを取り出すことができる。
しかも、開封部(開封線35)は、食品包装体6の背面部(ヘッダ部15を除く、以下、同様)の広範囲に亘る縦長かつ幅広の帯状領域に形成される。このため、大きな開口38が形成され、サンドイッチを容易に取り出すことが可能となる。なお、このような開封部であることにより、食品包装体6において、外シート5の上端は、頂部接合部11に近接した箇所に位置し、外シート5の下端は、食品包装体6の底面部に近接した箇所に位置する。すなわち、外シート5は、食品用包装体6の背面部のほぼ全高に配置され、摘み部51は、頂部接合部11の近傍に位置する。
<開封手段B-2>
開封手段B-1においては、第1開封線35aは、第2のシート3の他端側に向かって次第に幅広となっていく形状であり、具体的には、山形(逆V字状)である。これに加え、図31に示すように、開封線35は、頂部接合部11側に、左右一対の第3開封線35c,35cを備える。第3開封線35cは、第2のシート3の幅方向外方に向かう成分を有する開封線である。第3開封線35cは、第2のシート3の幅方向に対して傾斜する方向に沿って第1開封線35aの所定部位から斜め上方に延びる直線状又は曲線状の切込線である。あるいは、第3開封線35cは、第2のシート3の幅方向に沿って第1開封線35aの所定部位から第2のシート3の幅方向外方に延びる直線状又は曲線状の切込線であってもよい。本例では、第3開封線35cは、第1開封線35aの中央の屈曲点(2本の線の交点)から第1開封線35aの延長線方向に延びる直線状の切込線である。
食品包装体6をさらに大きく開封したい場合は、第2段階の開封操作として、開口38の左右の第2のシート3を、第1開封線35a及び第3開封線35c間に形成される左右遊離片39から左右に開くようにする。左右遊離片39を摘まんで、第2のシート3の幅方向外方に引っ張れば、第3開封線35cにより第2のシート3に幅方向外方の引き裂き方向性があるため、第2のシート3は、第3開封線35cを起点として、幅方向外方に引き裂かれる。これにより、開口38を大きく開いてサンドイッチを大きく露出させることができる。なお、第2段階の開封は、左右の一方側だけを開封してもよいし、他方側だけを開封してもよい。もちろん、両方を観音開きのように開封してもよい。
<開封手段B-3>
図32(a)に示すように、開封部は、第1開封線35dと、第2開封線35eとで構成される。第1開封線35dは、頂部接合部11の近傍に形成され、頂部接合部11に沿って水平な直線状の切込線である。第2開封線35eは、第1開封線35aの両端から第2のシート3の他端側に向かって延びる垂直かつ一対の平行な直線状の切込線である。開封部及び外シート5は、開封手段B-1に係る開封部及び外シート5と同一の大きさを有する。
図32(b)に示すように、開封線35は、全長に亘って第2のシート3の表裏を貫通する全切線である。あるいは、図32(c)に示すように、開封線35は、第2のシート3の開封線35の内側領域(遊離帯片36)及び外側領域を0.1mmないし3mm程度の細幅で連結する連結部37を、頂部接合部11側の左右一箇所(図例では、第1開封線35d及び第2開封線35eの交点部)に有する切込線である。あるいは、図32(d)に示すように、開封線35は、連結部37を広めの適宜間隔(図例では、頂部接合部11側の左右一箇所及び各第2開封線35eの一箇所)で有する切込線である。あるいは、図32(e)に示すように、開封線35は、ミシン目状ないし破線状の切込線である。
また、開封手段B-2と同様、開封線35は、頂部接合部11側に、左右一対の第3開封線を備えることもできる。たとえば、第3開封線は、第2のシート3の幅方向に対して傾斜する方向に沿って第1開封線35d又は第2開封線35eの所定部位から斜め上方に延びる直線状又は曲線状の切込線である。あるいは、第3開封線は、第2のシート3の幅方向に沿って第2開封線35eの所定部位から第2のシート3の幅方向外方に延びる直線状又は曲線状の切込線である。後者の場合、たとえば、第3開封線は、開封線35の屈曲点(第1開封線35d及び第2開封線35eの交点)から第1開封線35dの延長線方向に延びる直線状の切込線である。
<開封手段B-4>
図33(a)に示すように、開封部は、第1開封線35fと、第2開封線35gとで構成される。第1開封線35fは、頂部接合部11の近傍及び第2のシート3の他端側に形成され、頂部接合部11に沿って水平かつ一対の平行な直線状の切込線である。第2開封線35gは、一対の第1開封線35f,35fの中央部を結ぶ垂直な直線状の切込線である。開封部及び外シート5は、開封手段B-1ないしB-3に係る開封部及び外シート5と同一の大きさを有する。
サンドイッチを食する際には、図33(b)に示すように、外シート5を第2のシート3から剥がした後(第1段階の開封操作)、第2段階の開封操作として、第2開封線35gの左右の第2のシート3を、一対の第1開封線35f,35f間に形成される左右遊離片39から左右に開くようにする。左右遊離片39を摘まんで、第2のシート3の幅方向外方に引っ張れば、第1開封線35fにより第2のシート3に幅方向外方の引き裂き方向性があるため、第2のシート3は、第1開封線35fを起点として、幅方向外方に引き裂かれる。これにより、開口38を大きく開いてサンドイッチを大きく露出させることができる。なお、第2段階の開封は、左右の一方側だけを開封してもよいし、他方側だけを開封してもよい。もちろん、両方を観音開きのように開封してもよい。
<開封手段B-5>
図34に示すように、開封手段B-5が開封手段B-1ないしB-4と相違する点は、開封部に関する点、具体的には、第2のシート3において、開封操作によって遊離帯片36や左右遊離片39が開かれることにより、開口38が形成されるのではなく、遊離帯片36や左右遊離片39がなく、元から開口38が形成されている点である。
開封部(開口38)は、サンドイッチの取り出し容易性を考慮して、食品包装体6の背面部に対応した大きさに形成される。詳しくは、開封部は、食品包装体6の背面部の各辺を外シート5との接合幅を残して内側にオフセットした領域に形成される。このため、開封部及び外シート5は、開封手段B-1ないしB-4に係る開封部及び外シート5よりも大きくなる。また、外シート5が大きくなることにより、開口38の上端が頂部接合部11に近接した箇所に位置する関係で、外シート5の本体部50は、頂部接合部11に近接した箇所に接合される。このため、外シート5の摘み部51は、頂部接合部11と重なり、ヘッダ部15に進出する。
なお、外シート5に塗布されるコート剤は、食品安全上問題がないものが用いられるが、とは言っても、直接サンドイッチに接触することは避けた方がよい。そこで、本例においては、外シート5の内面のうち、開口38に対応する領域(又はこれよりも若干大きな領域)には、コート剤は塗布されない。
また、開口38の頂部接合部11側(たとえば左右両角)又は開口38の第2のシート3の他端側(たとえば左右両角)に、開封手段B-2に係る第3開封線と同様の開封線が形成されるならば、開口38を大きくすることができる。この場合は、開封部及び外シート5は、開封手段B-1ないしB-4に係る開封部及び外シート5と同一の大きさであってもよい。
<開封手段B-6>
開封手段B-1ないしB-5においては、外シート5は、食品包装体6の背面部に収まる大きさに形成される。しかし、図35(a)に示すように、外シート5は、ヘッダ部15に進出する大きさ(長さ)であってもよい。
<開封手段B-7>
また、開封手段B-1ないしB-6においては、外シート5は、本体部50の全面で第2のシート3に接合される(ベタシール)。しかし、図35(b)に示すように、外シート5は、開封線35を取り囲む枠状の外側接合部53により第2のシート3に接合されるようにしてもよい。図例では、外側接合部53は、所定の幅を有する帯状であり、外シート5の外周から所定幅をあけて内側に形成される。これにより、外シート5の外周部は、非接合部となっている。
<開封手段B-8>
また、開封手段B-1ないしB-7においては、外シート5は、ヒートシールにより第2のシート3に接合される。これは、第2のシート3が外面側にも熱溶着性を有する場合に可能となる。しかし、開封手段B-1ないしB-7の形態において、外シートは、内面側に粘着性ないし接着性を有し、第2のシートに剥離自在に粘着ないし接着するものであってもよい。これは、第2のシート3が外面側に熱溶着性を有さない場合に有効である。
<開封手段C>
図36に示すように、ヘッダ部15の各シート片(第1のシート2の先端部21及び第2のシート3の先端部31)を持って開き、側部接合部12を剥離するというのが開封手段Cである。
<組み合わせ>
上述のとおり、食品用包装袋1は、複数の領域区画パターン、複数のシートの材質、複数の開封手段のそれぞれから適宜のものが選択されて構成される。組み合わせに関するパターンは、たとえば以下のようなものがある。
Figure 2022140954000002
なお、これらのパターンには、第2のシート3の下端部(開口部13側の部分)がプラスチックシートとなるパターンが多く含まれる。上述のとおり、第2のシート3の下端部は、サンドイッチSを包装する際、最初に折り畳まれる部分である(図4(c)参照)。この第2のシート3の下端部が紙シート又はセロハンシートと比べて軟らかい及び/又はカールしにくいプラスチックシートであることで、きれいに折り畳むことができ、ひいては、開口部13を確実にかつきれいに閉塞することができる。
以上のとおり、上記各実施形態に係る食品用包装袋1によれば、第1のシート2及び/又は第2のシート3の一部に紙シート又はセロハンシートが用いられる。紙シート及びセロハンシートは、プラスチックシートに比べ、折り癖が付きやすい。このため、食品包装体6の各辺において、シート2,3は、鮮鋭に折れ曲がり、食品包装体6は、鮮鋭な外観形状を呈する。したがって、上記各実施形態に係る食品用包装袋1によれば、食品包装体6となった状態において、外観に優れ、かつ、安定性、ひいては自立性に優れるという効果がある。
また、紙シート及びセロハンシートは、プラスチックシートに比べ、剛性がある。これにより、シート2,3に腰が付与され、食品包装体6となった状態において、自立性が向上するという効果がある。また、シート2,3の腰により、食品包装体6の剛性が向上する。したがって、上記各実施形態に係る食品用包装袋1によれば、サンドイッチSの型崩れ防止効果が高い。
また、上記各実施形態に係る食品用包装袋1によれば、紙シート又はセロハンシートを用いることにより、プラスチックの使用量を削減することができる。近年は、廃棄プラスチックが全世界的な環境問題となっているが、上記各実施形態に係る食品用包装袋1によれば、この環境問題に対し、有効な対策となる。
また、上記各実施形態に係る食品用包装袋1によれば、側部接合部12は、袋本体10の側縁及びヘッダ部15の側縁に沿って所定の幅で(、かつ、領域区画パターンA等に係る実施形態によれば、頂部接合部11との交差部において屈曲した形態で、)帯状に形成される。これにより、食品包装体6となった状態において、側部接合部12は、図6に示すように、後に倒れた状態となる。そうすると、ヘッダ部15は、両側に柱ができるため、起立状態となる。しかも、ヘッダ部15は、袋本体10の正面部から真っすぐに延びたフラットな状態となる。したがって、上記各実施形態に係る食品用包装袋1によれば、食品包装体6となった状態において、見栄えをよくすることができるとともに、コンビニエンスストア等の店舗で陳列されている状態において、ヘッダ部15における表示を視認しやすくすることができる。
なお、本発明に係る食品用包装袋は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、紙シート及びセロハンシートは、内面側に熱溶着性を有する。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。紙シート及びセロハンシートは、内面側の熱溶着性に加え、外面側にも熱溶着性を有するものであってもよい。
また、食品用包装袋において、ヘッダ部は必須ではない。たとえば、ヘッダ部がなく、袋本体のみで構成される食品用包装袋であってもよい。
また、「台形状」、「三角形状」、「長方形状」、「矩形状」、「直線」、「中央部」、「端部」、「側部」、「均等」、「一致」、「平行」、「直交」といった形状、部位又は状態を特定する用語は、本発明において、そのもののほか、それに近いないし類するという意味の「略」の概念も含むものである。
また、上記実施形態においては、食品は、サンドイッチである。しかし、包装対象の食品は、食品用包装袋に収容することができる形であれば、ケーキ等の洋菓子、カステラ等の和菓子、パン、おにぎり等の米飯加工食品であってもよく、食品の種類は、特に限定されるものではない。
1…食品用包装袋、10…袋本体、11…頂部接合部、12…側部接合部、13…開口部、14…切欠部、15…ヘッダ部、2…第1のシート、2X…第1のシート原反、20…胴部、21…先端部、22…上段部、23…中段部、24…下段部、25…全体シート、25X…全体シート原反、26…分割シート、26X…分割シート原反、27…重ね合わせ部、28…切込線、29…易破断加工部、3…第2のシート、3X…第2のシート原反、30…胴部、31…先端部、32…切込線、33…開封片、34…開封用条体、35…開封線、35a…第1開封線、35b…第2開封線、35c…第3開封線、35d…第1開封線、35e…第2開封線、35f…第1開封線、35g…第2開封線、36…遊離帯片、37…連結部、38…開口、39…左右遊離片、4…内シート、40…接合部、5…外シート、50…本体部、51…摘み部、52…内側接合部、53…外側接合部、6…食品包装体、7…テープ、S…サンドイッチ

Claims (3)

  1. 第1方向の一端側よりも他端側が幅広となる形状を有する一対のシートが重ね合わせられ、一端側の頂部接合部と両側部の側部接合部とにより三方が封止されて他端側が開口部となる袋本体を備え、
    一対のシートの少なくとも一方のシートは、第1方向において複数の領域に区画され、
    各領域及び複数の領域に区画されない場合の他方のシートには、プラスチックシート、紙シート又はセロハンシートのいずれかが選択的に用いられ、一対のシートが一部に紙シート又はセロハンシートを備える
    食品用包装袋。
  2. 頂部接合部から突出する各シートの突出片で構成されるヘッダ部を備え、
    側部接合部は、袋本体の側縁及びヘッダ部の側縁に沿って所定の幅で帯状に形成される
    請求項1に記載の食品用包装袋。
  3. 側部接合部は、頂部接合部との交差部において屈曲した形態で帯状に形成される
    請求項2に記載の食品用包装袋。
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