JP2003053984A - 液体収納容器およびこれに収納する液体収納袋 - Google Patents
液体収納容器およびこれに収納する液体収納袋Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体を収納した袋とそれを複数個収納する収
納容器の構造において、収納容器の大きさに対する液体
の収納効率を向上させるとともに、収納容器の小型化を
図る。 【解決手段】 インクを収納したインク袋1は二枚のシ
ートを重ね合わせて周囲の四辺をなす各端部1a、1
b、1c、1dを溶着により密封し、その四辺のうち一
辺をなす端部1dにインクを取り出すためのスパウト部
材2を設けて構成されている。スパウト部材2周辺には
凸部3が設けられ、インク袋1を筐体4、5内に設けら
れた凹形状の固定部材4a、5a(一部図示せず)と嵌
合してインク袋1が筐体4、5に固定される。この固定
の際、スパウト部材2周辺の凸部3と筐体4、5内に設
けられた凹状の固定部材4a、5a、さらにリブ4c、
5cによりインク袋1は筐体4、5に対して所定の角度
αだけ傾いた状態で固定されるようになっている。
納容器の構造において、収納容器の大きさに対する液体
の収納効率を向上させるとともに、収納容器の小型化を
図る。 【解決手段】 インクを収納したインク袋1は二枚のシ
ートを重ね合わせて周囲の四辺をなす各端部1a、1
b、1c、1dを溶着により密封し、その四辺のうち一
辺をなす端部1dにインクを取り出すためのスパウト部
材2を設けて構成されている。スパウト部材2周辺には
凸部3が設けられ、インク袋1を筐体4、5内に設けら
れた凹形状の固定部材4a、5a(一部図示せず)と嵌
合してインク袋1が筐体4、5に固定される。この固定
の際、スパウト部材2周辺の凸部3と筐体4、5内に設
けられた凹状の固定部材4a、5a、さらにリブ4c、
5cによりインク袋1は筐体4、5に対して所定の角度
αだけ傾いた状態で固定されるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体を収納した袋
と、それを複数個収納する収納容器に関する。特にプリ
ンタに用いるインクタンクに関し、インクを液体状態で
収納する袋を筐体に配置してなるインクタンクに関す
る。
と、それを複数個収納する収納容器に関する。特にプリ
ンタに用いるインクタンクに関し、インクを液体状態で
収納する袋を筐体に配置してなるインクタンクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インク滴を紙などの媒体に吐出して印刷
を行うインクジェットプリンタのインクタンクの形態と
して、シート状の部材を貼り合わせた袋状のものがあ
る。このようなインク袋はインクを液体のまま収納して
いるため、インク収納効率の良いものとなっている。
を行うインクジェットプリンタのインクタンクの形態と
して、シート状の部材を貼り合わせた袋状のものがあ
る。このようなインク袋はインクを液体のまま収納して
いるため、インク収納効率の良いものとなっている。
【0003】図10はこのような形態のインクタンクの
一例を示す分解斜視図である。インクを収納したインク
袋101は二枚のシートを重ね合わせて(もしくは一枚
のシートを折り畳んで)周囲の四辺をなす各端部101
a、101b、101c、101dを溶着により密封さ
れているとともに、その四辺のうち一辺をなす端部10
1dにインクを取り出すためのスパウト部材102が設
けられている。スパウト部材102周辺には凸部103
が設けられ、インク袋101を収納する筐体104、1
05内に設けられた固定部材104a、105a(一部
図示せず)と嵌合してインク袋101が筐体104、1
05に固定される。インク袋101はインクを液体の状
態で収納しており、容易につぶれるようになっている。
このため、取り扱いを考慮してインク袋101は専用の
筐体104、105内に収納されていることが通常であ
る。筐体104、105にはスパウト部材102を筐体
外に露出させるための孔部104b、105bがそれぞ
れ設けられている。この状態で筐体104、105は互
いに設けられたロック手段(図示せず)によって嵌合
し、インク袋101を収納したインクタンク106とし
てユニット化されている。
一例を示す分解斜視図である。インクを収納したインク
袋101は二枚のシートを重ね合わせて(もしくは一枚
のシートを折り畳んで)周囲の四辺をなす各端部101
a、101b、101c、101dを溶着により密封さ
れているとともに、その四辺のうち一辺をなす端部10
1dにインクを取り出すためのスパウト部材102が設
けられている。スパウト部材102周辺には凸部103
が設けられ、インク袋101を収納する筐体104、1
05内に設けられた固定部材104a、105a(一部
図示せず)と嵌合してインク袋101が筐体104、1
05に固定される。インク袋101はインクを液体の状
態で収納しており、容易につぶれるようになっている。
このため、取り扱いを考慮してインク袋101は専用の
筐体104、105内に収納されていることが通常であ
る。筐体104、105にはスパウト部材102を筐体
外に露出させるための孔部104b、105bがそれぞ
れ設けられている。この状態で筐体104、105は互
いに設けられたロック手段(図示せず)によって嵌合
し、インク袋101を収納したインクタンク106とし
てユニット化されている。
【0004】図11は、ユニット化したインクタンク1
06の図10に示すa−a線での断面図である。インク
袋101の周囲の四辺をなす各端部は前述のように溶着
されているため、インク107(斜線部)を収納した状
態において断面形状として中央部101eは膨らみ易
く、各端部101b、101cに近づくにしたがい膨ら
みが小さくなる形状を成す。また、複数のインク袋10
1は筐体104、105に対して図に示すように直列に
配置されているため、例えば二個のインク袋101を収
納するためには少なくともインク袋101の幅cの二個
分とマージンとを含んだ幅bがインクタンク106には
必要とされていた。
06の図10に示すa−a線での断面図である。インク
袋101の周囲の四辺をなす各端部は前述のように溶着
されているため、インク107(斜線部)を収納した状
態において断面形状として中央部101eは膨らみ易
く、各端部101b、101cに近づくにしたがい膨ら
みが小さくなる形状を成す。また、複数のインク袋10
1は筐体104、105に対して図に示すように直列に
配置されているため、例えば二個のインク袋101を収
納するためには少なくともインク袋101の幅cの二個
分とマージンとを含んだ幅bがインクタンク106には
必要とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな配置では、インクタンク101の中央部101eの
厚さを収納するだけの厚さdがインクタンク106の幅
b全域に必要とされていた。このため、タンク内には図
11中に格子部108で描く空間、つまりインク袋10
1の膨らみが各辺部101b、101cに向かって小さ
くなるくことによるデッドスペースが存在しており、イ
ンクタンク106の大きさに比べるとインク107の量
が少ない、つまりインク収納効率の低下を引き起こして
いた。
うな配置では、インクタンク101の中央部101eの
厚さを収納するだけの厚さdがインクタンク106の幅
b全域に必要とされていた。このため、タンク内には図
11中に格子部108で描く空間、つまりインク袋10
1の膨らみが各辺部101b、101cに向かって小さ
くなるくことによるデッドスペースが存在しており、イ
ンクタンク106の大きさに比べるとインク107の量
が少ない、つまりインク収納効率の低下を引き起こして
いた。
【0006】これはインクタンク106の大型化による
その他の部品への影響、また最終的にはプリンタ本体の
大型化という問題を引き起こす要因となっていた。
その他の部品への影響、また最終的にはプリンタ本体の
大型化という問題を引き起こす要因となっていた。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の課題に鑑
み、インクタンクの大きさに対するインク収納効率を向
上させ、インクタンクひいてはプリンタ本体の小型化を
図ることができる、インクタンク内に収納するインク袋
の形状および収納構造を提供する。
み、インクタンクの大きさに対するインク収納効率を向
上させ、インクタンクひいてはプリンタ本体の小型化を
図ることができる、インクタンク内に収納するインク袋
の形状および収納構造を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、シートを重ねておおむね方形状と
し、重ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液
体を収納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体
収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパ
ウト部材を設けてなる袋と、前記袋を複数個収納し、前
記スパウト部材のみを外部に露出させる孔部を有する筐
体とから構成された液体収納容器において、前記複数の
袋が、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接
着部分付近における前記液体収納部を互いに重ねて前記
筐体内に収納されていることを特徴とする。
に、第1の発明は、シートを重ねておおむね方形状と
し、重ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液
体を収納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体
収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパ
ウト部材を設けてなる袋と、前記袋を複数個収納し、前
記スパウト部材のみを外部に露出させる孔部を有する筐
体とから構成された液体収納容器において、前記複数の
袋が、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接
着部分付近における前記液体収納部を互いに重ねて前記
筐体内に収納されていることを特徴とする。
【0009】この場合、前記筐体の内部に、前記スパウ
ト部材を回転中心として前記袋を所定角度だけ回転して
傾いた状態で収納させる凸部が前記筐体と一体に設けら
れていることが好ましい。このような液体収納容器内に
収納される袋は、その袋の方形状の四辺のうち、二辺以
上が密封されている液体収納袋が好適である。
ト部材を回転中心として前記袋を所定角度だけ回転して
傾いた状態で収納させる凸部が前記筐体と一体に設けら
れていることが好ましい。このような液体収納容器内に
収納される袋は、その袋の方形状の四辺のうち、二辺以
上が密封されている液体収納袋が好適である。
【0010】上記第1の発明によれば、シートを重ねて
おおむね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を
接着して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成する
とともに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取
り出すためのスパウト部材を設けてなる袋を筐体に複数
個収納する構成において、前記袋の周囲の前記スパウト
部材の存在しない接着部分付近における前記液体収納
部、すなわち前記袋の膨らみの少ない部分を互いに重ね
て筐体内に収納したため、液体収納容器の外形をなす筐
体の大きさを小さくすることが可能となる。
おおむね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を
接着して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成する
とともに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取
り出すためのスパウト部材を設けてなる袋を筐体に複数
個収納する構成において、前記袋の周囲の前記スパウト
部材の存在しない接着部分付近における前記液体収納
部、すなわち前記袋の膨らみの少ない部分を互いに重ね
て筐体内に収納したため、液体収納容器の外形をなす筐
体の大きさを小さくすることが可能となる。
【0011】また、第2の発明は、シートを重ねておお
むね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着
して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとと
もに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出
すためのスパウト部材を設けてなる袋と、前記袋を複数
個収納し、前記スパウト部材のみを外部に露出させる孔
部を有する筐体とから構成された液体収納容器におい
て、前記袋のスパウト部材には凸部が設けられ、前記筐
体の内部に、前記凸部と嵌合して前記袋を前記筐体に固
定する固定部材が設けられており、前記凸部と前記固定
部材との嵌合によって、前記袋が前記筐体に対して前記
スパウト部材を回転中心として所定の角度だけ回転して
傾いた状態で固定されることを特徴とする。
むね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着
して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとと
もに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出
すためのスパウト部材を設けてなる袋と、前記袋を複数
個収納し、前記スパウト部材のみを外部に露出させる孔
部を有する筐体とから構成された液体収納容器におい
て、前記袋のスパウト部材には凸部が設けられ、前記筐
体の内部に、前記凸部と嵌合して前記袋を前記筐体に固
定する固定部材が設けられており、前記凸部と前記固定
部材との嵌合によって、前記袋が前記筐体に対して前記
スパウト部材を回転中心として所定の角度だけ回転して
傾いた状態で固定されることを特徴とする。
【0012】このような液体収納容器内に収納される袋
は、その袋のスパウト部材の凸部は、その外形において
矩形に形成され、かつ、前記袋に液体が収納されていな
い状態における袋の平面に対して、前記筐体への収納時
に前記袋を傾ける前記所定の角度と同じ角度だけ傾いて
いる液体収納袋が好ましい。また、上記のような液体収
納容器内に収納される袋は、その袋の方形状の四辺のう
ち、二辺以上が密封されている液体収納袋が適用でき
る。
は、その袋のスパウト部材の凸部は、その外形において
矩形に形成され、かつ、前記袋に液体が収納されていな
い状態における袋の平面に対して、前記筐体への収納時
に前記袋を傾ける前記所定の角度と同じ角度だけ傾いて
いる液体収納袋が好ましい。また、上記のような液体収
納容器内に収納される袋は、その袋の方形状の四辺のう
ち、二辺以上が密封されている液体収納袋が適用でき
る。
【0013】上記第2の発明によれば、筐体への収納時
に液体収納袋がそのスパウト部材を回転中心として傾い
て収納されるように、液体収納袋のスパウト部材に設け
た固定用の凸部をあらかじめ液体収納袋の最大断面積面
に沿った平面に対して所定の角度だけ傾いた状態で設け
る、さらには、収納された液体収納袋の一端を筐体内面
に押し付けるための凸部を筐体内に設けることにより、
液体収納袋どうしが重なり合う部分において、それぞれ
の液体収納袋の重なり合う端部が筐体の内面に近づいて
いるため、筐体内にて液体収納袋が占めるスペースが有
効的に利用されて、デッドスペースを少なくすることが
可能になる。
に液体収納袋がそのスパウト部材を回転中心として傾い
て収納されるように、液体収納袋のスパウト部材に設け
た固定用の凸部をあらかじめ液体収納袋の最大断面積面
に沿った平面に対して所定の角度だけ傾いた状態で設け
る、さらには、収納された液体収納袋の一端を筐体内面
に押し付けるための凸部を筐体内に設けることにより、
液体収納袋どうしが重なり合う部分において、それぞれ
の液体収納袋の重なり合う端部が筐体の内面に近づいて
いるため、筐体内にて液体収納袋が占めるスペースが有
効的に利用されて、デッドスペースを少なくすることが
可能になる。
【0014】また、第3の発明は、シートを重ねておお
むね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着
して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとと
もに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出
すためのスパウト部材を設けてなる液体収納袋におい
て、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接着
部分において前記袋を複数個連結した状態で形成すると
ともに、その連結部の幅を前記袋の液体収納部の幅の1
/2以上としたことを特徴とする。この液体収納袋は、
その袋の方形状の四辺のうち、二辺以上が密封されてい
ることが好ましい。
むね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着
して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとと
もに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出
すためのスパウト部材を設けてなる液体収納袋におい
て、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接着
部分において前記袋を複数個連結した状態で形成すると
ともに、その連結部の幅を前記袋の液体収納部の幅の1
/2以上としたことを特徴とする。この液体収納袋は、
その袋の方形状の四辺のうち、二辺以上が密封されてい
ることが好ましい。
【0015】上記第3の発明によれば、前記袋の周囲の
前記スパウト部材の存在しない接着部分において前記袋
を複数個連結した状態で形成するとともに、その連結部
の幅を前記袋の液体収納部の幅の1/2以上とすること
により、一方の袋を折り返して重ねた場合、その末端部
が隣の袋の最も膨らんでいる中央部にかかることのない
状態を作り出すことができ、取り回しの良い液体収納袋
を提供することが可能となる。
前記スパウト部材の存在しない接着部分において前記袋
を複数個連結した状態で形成するとともに、その連結部
の幅を前記袋の液体収納部の幅の1/2以上とすること
により、一方の袋を折り返して重ねた場合、その末端部
が隣の袋の最も膨らんでいる中央部にかかることのない
状態を作り出すことができ、取り回しの良い液体収納袋
を提供することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は本発明の一実施形態によるインクタ
ンクを示す分解斜視図である図1において、インクを収
納したインク袋1は二枚のシートを重ね合わせて(もし
くは一枚のシートを折り畳んで)周囲の四辺をなす各端
部1a、1b、1c、1dを溶着により密封し、その四
辺のうち一辺をなす端部1dにインクを取り出すための
スパウト部材2を設けて構成されている。スパウト部材
2周辺には凸部3が設けられ、インク袋1を筐体4、5
内に設けられた凹形状の固定部材4a、5a(一部図示
せず)と嵌合してインク袋1が筐体4、5に固定され
る。なお、インク袋は内部に液体を収納する可撓性の袋
であれば良く、収納する液体もインクに限られない。
ンクを示す分解斜視図である図1において、インクを収
納したインク袋1は二枚のシートを重ね合わせて(もし
くは一枚のシートを折り畳んで)周囲の四辺をなす各端
部1a、1b、1c、1dを溶着により密封し、その四
辺のうち一辺をなす端部1dにインクを取り出すための
スパウト部材2を設けて構成されている。スパウト部材
2周辺には凸部3が設けられ、インク袋1を筐体4、5
内に設けられた凹形状の固定部材4a、5a(一部図示
せず)と嵌合してインク袋1が筐体4、5に固定され
る。なお、インク袋は内部に液体を収納する可撓性の袋
であれば良く、収納する液体もインクに限られない。
【0018】この固定の際、スパウト部材2周辺の凸部
3と筐体4、5内に設けられた凹状の固定部材4a、5
a、さらにリブ4c、5cによりインク袋1は筐体4、
5に対して所定の角度αだけ傾いた状態で固定されるよ
うになっている(詳細は後述する)。また、インク袋1
はインクを液体の状態で収納しており、容易につぶれる
ようになっている。このため、取り扱いを考慮してイン
ク袋1は専用の筐体4、5内に収納されていることが通
常である。筐体4、5にはスパウト部材2を筐体外に露
出させるための孔部4b、5bがそれぞれ設けられてい
る。この状態で筐体4、5は互いに設けられたロック手
段(図示せず)によって嵌合し、インク袋1を収納した
インクタンク6としてユニット化されている。
3と筐体4、5内に設けられた凹状の固定部材4a、5
a、さらにリブ4c、5cによりインク袋1は筐体4、
5に対して所定の角度αだけ傾いた状態で固定されるよ
うになっている(詳細は後述する)。また、インク袋1
はインクを液体の状態で収納しており、容易につぶれる
ようになっている。このため、取り扱いを考慮してイン
ク袋1は専用の筐体4、5内に収納されていることが通
常である。筐体4、5にはスパウト部材2を筐体外に露
出させるための孔部4b、5bがそれぞれ設けられてい
る。この状態で筐体4、5は互いに設けられたロック手
段(図示せず)によって嵌合し、インク袋1を収納した
インクタンク6としてユニット化されている。
【0019】図2は、ユニット化されたインクタンク6
の図1に示す矢印C方向からの透視図である。図2にお
いて、収納されたインク袋1のスパウト部材2に設けら
れた凸部3はその外形において矩形に形成されている。
この矩形はインク袋1の両端部1b、1cを結んだ一点
鎖線で示す線1f(これは、インクが収納されたインク
袋1の最大断面積面に沿った平面、または、インク袋1
にインクが収納されていない状態におけるインク袋1の
平面にほぼ等しい)に対して所定の角度αだけ傾いて形
成されている。このため、筐体4、5の固定部材4a、
5aに嵌合した際にはインク袋の線1f、すなわちイン
ク袋1がインクタンク6の中心線6aに対して角度αだ
け傾いた状態で固定されることとなる。
の図1に示す矢印C方向からの透視図である。図2にお
いて、収納されたインク袋1のスパウト部材2に設けら
れた凸部3はその外形において矩形に形成されている。
この矩形はインク袋1の両端部1b、1cを結んだ一点
鎖線で示す線1f(これは、インクが収納されたインク
袋1の最大断面積面に沿った平面、または、インク袋1
にインクが収納されていない状態におけるインク袋1の
平面にほぼ等しい)に対して所定の角度αだけ傾いて形
成されている。このため、筐体4、5の固定部材4a、
5aに嵌合した際にはインク袋の線1f、すなわちイン
ク袋1がインクタンク6の中心線6aに対して角度αだ
け傾いた状態で固定されることとなる。
【0020】また、筐体4には凸部であるリブ4cが筐
体と一体に設けられており、インク袋1の図2において
左側辺の端部1bを筐体5の底面部へ押し付けることに
よりインク袋1の傾いた状態の保持を補助している。同
様に筐体5にも凸部であるリブ5cが筐体と一体に設け
られており、もう一つのインク袋7の図2において右側
辺の端部7cを筐体4側に押し付けている。これらによ
ってインク袋1、7は双方とも図に示すように角度αだ
け傾いた状態でインクタンク6内に収納されている。な
お、インク袋1、7は同形状のものとした。
体と一体に設けられており、インク袋1の図2において
左側辺の端部1bを筐体5の底面部へ押し付けることに
よりインク袋1の傾いた状態の保持を補助している。同
様に筐体5にも凸部であるリブ5cが筐体と一体に設け
られており、もう一つのインク袋7の図2において右側
辺の端部7cを筐体4側に押し付けている。これらによ
ってインク袋1、7は双方とも図に示すように角度αだ
け傾いた状態でインクタンク6内に収納されている。な
お、インク袋1、7は同形状のものとした。
【0021】図3は、ユニット化されたインクタンク6
の図1に示すA−A線での断面図である。前述した通り
二つのインク袋1、7はインク8(斜線部)を収納した
状態において角度αだけ傾いた状態で、それぞれの端部
1c(インク袋1の図3において右側辺の端)および端
部7b(インク袋7の図3において左側辺の端)にて重
ね合わされて収納されている。傾けることにより両者が
重なり合う部分(図でいえば、中央部6b)において、
それぞれの端部1c、7bが筐体4、5の内面に近づい
ているため、インクタンク6内をインク袋1、7が占め
るスペースが有効的に利用されて、デッドスペースが少
なくなっていることがわかる。以上により、インクタン
ク6の幅Bをインク袋1、7の幅Cの二倍よりもかなり
小さくすることが可能となっている。
の図1に示すA−A線での断面図である。前述した通り
二つのインク袋1、7はインク8(斜線部)を収納した
状態において角度αだけ傾いた状態で、それぞれの端部
1c(インク袋1の図3において右側辺の端)および端
部7b(インク袋7の図3において左側辺の端)にて重
ね合わされて収納されている。傾けることにより両者が
重なり合う部分(図でいえば、中央部6b)において、
それぞれの端部1c、7bが筐体4、5の内面に近づい
ているため、インクタンク6内をインク袋1、7が占め
るスペースが有効的に利用されて、デッドスペースが少
なくなっていることがわかる。以上により、インクタン
ク6の幅Bをインク袋1、7の幅Cの二倍よりもかなり
小さくすることが可能となっている。
【0022】このようなインク袋の重ね合わせは前述し
たような二つのインク袋だけに限らない。例えば図4、
図5に示すように四個のインク袋1を重ね合わせる方式
は容易に考えられるところである。基本的にはインク袋
1の膨らみの小さい両端部1b,1cにおいてデッドス
ペースとなっていた領域に他のインク袋1の同様箇所1
b,1cを重ねて、デッドスペースを小さくするという
考え方に基づくものである。
たような二つのインク袋だけに限らない。例えば図4、
図5に示すように四個のインク袋1を重ね合わせる方式
は容易に考えられるところである。基本的にはインク袋
1の膨らみの小さい両端部1b,1cにおいてデッドス
ペースとなっていた領域に他のインク袋1の同様箇所1
b,1cを重ねて、デッドスペースを小さくするという
考え方に基づくものである。
【0023】また、図6はインク袋1の形成に関する斜
視図である。上記の説明では図6(c)に示すようにイ
ンク袋1を二枚のシート19、20を重ね合わせておお
むね方形状とし、その四辺21a、21b、21c、2
1dを密封して内部にインクを収納し得る空間を形成
し、四辺のうち一辺にインクを外部に取り出すためのス
パウト部材を設けたものについて述べた。
視図である。上記の説明では図6(c)に示すようにイ
ンク袋1を二枚のシート19、20を重ね合わせておお
むね方形状とし、その四辺21a、21b、21c、2
1dを密封して内部にインクを収納し得る空間を形成
し、四辺のうち一辺にインクを外部に取り出すためのス
パウト部材を設けたものについて述べた。
【0024】その他のインク袋の形成例として、図6
(a)に示すように筒状のシート17の開口している端
部17a、17bを溶着などにより密封したものでは、
インク収納時にその溶着部から中央部17cに対して盛
り上がるとともに、溶着を施していない二辺においても
膨らみを保ったままである。よって、上述の実施形態の
ようにタンク筐体内にてインク袋を重ね合わせるのは、
密封した端部17a、17b付近となる。
(a)に示すように筒状のシート17の開口している端
部17a、17bを溶着などにより密封したものでは、
インク収納時にその溶着部から中央部17cに対して盛
り上がるとともに、溶着を施していない二辺においても
膨らみを保ったままである。よって、上述の実施形態の
ようにタンク筐体内にてインク袋を重ね合わせるのは、
密封した端部17a、17b付近となる。
【0025】同様に一枚のシートを折り畳んで三辺を密
封するような図6(b)に示す形態では、密封していな
い辺18d、つまり折り畳んだ部分の膨らみが大きくな
るため、上述の実施形態を適用するには、密封を施した
端部18a、18b、18cのいずれかとなる。
封するような図6(b)に示す形態では、密封していな
い辺18d、つまり折り畳んだ部分の膨らみが大きくな
るため、上述の実施形態を適用するには、密封を施した
端部18a、18b、18cのいずれかとなる。
【0026】以上より、溶着などにより密封した端部付
近は膨らみが小さくなるため、前述したデッドスペース
を生じやすいが、その端部付近同士を重ね合わせてタン
ク筐体に収納することによりスペースの有効利用が可能
であると言える。なお、インク袋はこの袋の方形状の四
辺のうち、二辺以上が密封されているものが本発明に適
用できる。
近は膨らみが小さくなるため、前述したデッドスペース
を生じやすいが、その端部付近同士を重ね合わせてタン
ク筐体に収納することによりスペースの有効利用が可能
であると言える。なお、インク袋はこの袋の方形状の四
辺のうち、二辺以上が密封されているものが本発明に適
用できる。
【0027】(その他の実施の形態)図7は本発明のそ
の他の実施の形態によるインク袋を示す斜視図である。
の他の実施の形態によるインク袋を示す斜視図である。
【0028】図7に示すインク袋9およびインク袋10
はその製造過程においてそれぞれの一辺を共通の溶着部
11で密閉されて連結して形成されている(その他の部
分は上記の実施形態と同様の構成となっているため、説
明は省略する)。
はその製造過程においてそれぞれの一辺を共通の溶着部
11で密閉されて連結して形成されている(その他の部
分は上記の実施形態と同様の構成となっているため、説
明は省略する)。
【0029】この溶着部11においてインク袋10を図
に示す矢印12のように折り返すことにより、一部が重
なり合った形態を容易に作り出すことが可能となってい
る。
に示す矢印12のように折り返すことにより、一部が重
なり合った形態を容易に作り出すことが可能となってい
る。
【0030】図8はこのような連結したインク袋9、1
0の断面図である。インク袋9、10のインク収納部の
幅は図8(a)に示すようにD、また両者の溶着部11
の幅はEである。ここで、インク袋10の溶着部11と
の接合部13でインク袋10を矢印12のように折り返
した場合、図8(b)のようになる。溶着部11の幅E
とインク袋9、10の幅Dとの関係が、
0の断面図である。インク袋9、10のインク収納部の
幅は図8(a)に示すようにD、また両者の溶着部11
の幅はEである。ここで、インク袋10の溶着部11と
の接合部13でインク袋10を矢印12のように折り返
した場合、図8(b)のようになる。溶着部11の幅E
とインク袋9、10の幅Dとの関係が、
【0031】
【式1】
0.5 × D < E (15)
であれば、インク袋10の端部14はインク袋9の中央
部16に届かない状態、つまりインク袋9の中央部16
の厚さFを増やすことなく重ね合わせることが可能とな
る。
部16に届かない状態、つまりインク袋9の中央部16
の厚さFを増やすことなく重ね合わせることが可能とな
る。
【0032】また、このような重ね合わせを必要としな
い図8(c)に示すような折り返しも可能で、ばらばら
で存在する複数のインク袋に対して取り扱いが良いもの
となっている。
い図8(c)に示すような折り返しも可能で、ばらばら
で存在する複数のインク袋に対して取り扱いが良いもの
となっている。
【0033】図9は図7及び図8に示したインク袋をタ
ンク筐体に収納した状態を示す断面図である。この図に
よれば、図1から図3に基づいて説明した収納状態を同
様に実現することが可能であることが判る。
ンク筐体に収納した状態を示す断面図である。この図に
よれば、図1から図3に基づいて説明した収納状態を同
様に実現することが可能であることが判る。
【0034】以上二つの実施形態ではインクジェットプ
リンタに使用する袋状のインクタンクを例に説明を行っ
たが、インクに限らず、その他の液体を収納する袋とそ
の袋を複数個収納するための収納容器であれば、同様の
効果が期待できることは明白である。
リンタに使用する袋状のインクタンクを例に説明を行っ
たが、インクに限らず、その他の液体を収納する袋とそ
の袋を複数個収納するための収納容器であれば、同様の
効果が期待できることは明白である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、シートを重ねておおむね方形状とし、重ねたシート
の周囲の未接続部を接着して内部に液体を収納し得る液
体収納部を形成するとともに、該液体収納部の周囲の一
部に液体を外部に取り出すためのスパウト部材を設けて
なる袋を筐体に複数個収納する際に、前記袋の周囲の前
記スパウト部材の存在しない接着部分付近における前記
液体収納部(すなわち、前記袋の膨らみの少ない部分)
を互いに重ねて筐体内に収納したことにより、液体収納
容器の外形をなす筐体の大きさを複数の液体収納袋の総
体積に近づくように小さくする、つまり液体収納効率を
向上させることが可能となった。
ば、シートを重ねておおむね方形状とし、重ねたシート
の周囲の未接続部を接着して内部に液体を収納し得る液
体収納部を形成するとともに、該液体収納部の周囲の一
部に液体を外部に取り出すためのスパウト部材を設けて
なる袋を筐体に複数個収納する際に、前記袋の周囲の前
記スパウト部材の存在しない接着部分付近における前記
液体収納部(すなわち、前記袋の膨らみの少ない部分)
を互いに重ねて筐体内に収納したことにより、液体収納
容器の外形をなす筐体の大きさを複数の液体収納袋の総
体積に近づくように小さくする、つまり液体収納効率を
向上させることが可能となった。
【0036】また、第2の発明によれば、筐体への収納
時に液体収納袋がそのスパウト部材を回転中心として傾
いて収納されるように、液体収納袋のスパウト部材に設
けた固定用の凸部をあらかじめ液体収納袋の最大断面積
面に沿った平面に対して所定の角度だけ傾いた状態で設
ける、さらには、収納された液体収納袋の一端を筐体内
面に押し付けるための凸部を筐体内に設けることによ
り、液体収納袋どうしが重なり合う部分において、それ
ぞれの液体収納袋の重なり合う端部が筐体の内面に近づ
いているため、筐体内にて液体収納袋が占めるスペース
が有効的に利用されて、デッドスペースを少なくするこ
とが可能になった。
時に液体収納袋がそのスパウト部材を回転中心として傾
いて収納されるように、液体収納袋のスパウト部材に設
けた固定用の凸部をあらかじめ液体収納袋の最大断面積
面に沿った平面に対して所定の角度だけ傾いた状態で設
ける、さらには、収納された液体収納袋の一端を筐体内
面に押し付けるための凸部を筐体内に設けることによ
り、液体収納袋どうしが重なり合う部分において、それ
ぞれの液体収納袋の重なり合う端部が筐体の内面に近づ
いているため、筐体内にて液体収納袋が占めるスペース
が有効的に利用されて、デッドスペースを少なくするこ
とが可能になった。
【0037】また、第3の発明によれば、第1及び第2
の発明と同様の液体収納袋において、前記袋の周囲の前
記スパウト部材の存在しない接着部分において前記袋を
複数個連結した状態で形成するとともに、その連結部の
幅を前記袋の液体収納部の幅の1/2以上とすることに
より、一方の袋を折り返して重ねた場合、その末端部が
隣の袋の最も膨らんでいる中央部にかかることのない状
態を作り出すことができ、取り回しの良い液体収納袋を
提供することが可能となった。
の発明と同様の液体収納袋において、前記袋の周囲の前
記スパウト部材の存在しない接着部分において前記袋を
複数個連結した状態で形成するとともに、その連結部の
幅を前記袋の液体収納部の幅の1/2以上とすることに
より、一方の袋を折り返して重ねた場合、その末端部が
隣の袋の最も膨らんでいる中央部にかかることのない状
態を作り出すことができ、取り回しの良い液体収納袋を
提供することが可能となった。
【図1】本発明の一実施形態によるインクタンクを示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態によるインクタンク内のイ
ンク袋の固定状態を示す透視図である。
ンク袋の固定状態を示す透視図である。
【図3】本発明の一実施形態によるインクタンク内のイ
ンク袋の収納状態を示す断面図である。
ンク袋の収納状態を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態によるインクタンク内のイ
ンク袋の重ね合わせ方の他例を示す断面図である。
ンク袋の重ね合わせ方の他例を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるインクタンク内のイ
ンク袋の重ね合わせ方の他例を示す断面図である。
ンク袋の重ね合わせ方の他例を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるインクタンクに収納
するインク袋の形成方法に関する斜視図である。
するインク袋の形成方法に関する斜視図である。
【図7】本発明のその他の実施の形態によるインク袋を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】本発明のその他の実施の形態におけるインク袋
の折り畳んだ状態を示す断面図である。
の折り畳んだ状態を示す断面図である。
【図9】本発明のその他の実施の形態におけるインク袋
の筐体への収納状態を示す断面図である。
の筐体への収納状態を示す断面図である。
【図10】従来技術によるインクタンクを示す分解斜視
図である。
図である。
【図11】従来技術によるインクタンク内のインク袋の
収納状態を示す断面図である。
収納状態を示す断面図である。
1 インク袋
1a、1b、1c、1d 端部
2 スパウト部材
3 凸部
4、5 筐体
4a、5a 固定部材
4b、5b 孔部
4c、5c (筐体に一体に設けられた)リブ
6 インクタンク
6a 中心線
6b 中央部
7 インク袋
7a、7b、7c、7d 端部
11 (複数のインク袋を連結する)溶着部
12 折り畳む方向
13 接合部
14 インク袋の端部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 平井 康行
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 野島 隆司
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 佐藤 典子
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 稲村 秀介
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 井上 博行
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 岩崎 武史
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Fターム(参考) 2C056 EA23 KC13 KC14 KC30
Claims (8)
- 【請求項1】 シートを重ねておおむね方形状とし、重
ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収
納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部
の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部
材を設けてなる袋と、前記袋を複数個収納し、前記スパ
ウト部材のみを外部に露出させる孔部を有する筐体とか
ら構成された液体収納容器において、 前記複数の袋が、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存
在しない接着部分付近における前記液体収納部を互いに
重ねて前記筐体内に収納されていることを特徴とする液
体収納容器。 - 【請求項2】 前記筐体の内部に、前記スパウト部材を
回転中心として前記袋を所定角度だけ回転して傾いた状
態で収納させる凸部が前記筐体と一体に設けられてい
る、請求項1に記載の液体収納容器。 - 【請求項3】 請求項1に記載の液体収納容器内に収納
される袋であって、その袋の方形状の四辺のうち、二辺
以上が密封されている液体収納袋。 - 【請求項4】 シートを重ねておおむね方形状とし、重
ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収
納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部
の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部
材を設けてなる袋と、前記袋を複数個収納し、前記スパ
ウト部材のみを外部に露出させる孔部を有する筐体とか
ら構成された液体収納容器において、 前記袋のスパウト部材には凸部が設けられ、前記筐体の
内部に、前記凸部と嵌合して前記袋を前記筐体に固定す
る固定部材が設けられており、前記凸部と前記固定部材
との嵌合によって、前記袋が前記筐体に対して前記スパ
ウト部材を回転中心として所定の角度だけ回転して傾い
た状態で固定されることを特徴とする液体収納容器。 - 【請求項5】 請求項4に記載の液体収納容器内に収納
される袋であって、その袋のスパウト部材の凸部は、そ
の外形において矩形に形成され、かつ、前記袋に液体が
収納されていない状態における袋の平面に対して、前記
筐体への収納時に前記袋を傾ける前記所定の角度と同じ
角度だけ傾いている液体収納袋。 - 【請求項6】 請求項4に記載の液体収納容器内に収納
される袋であって、その袋の方形状の四辺のうち、二辺
以上が密封されている液体収納袋。 - 【請求項7】 シートを重ねておおむね方形状とし、重
ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収
納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部
の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部
材を設けてなる液体収納袋において、 前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接着部分
において前記袋を複数個連結した状態で形成するととも
に、その連結部の幅を前記袋の液体収納部の幅の1/2
以上としたことを特徴とする液体収納袋。 - 【請求項8】 袋の方形状の四辺のうち、二辺以上が密
封されている、請求項7に記載の液体収納袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001242380A JP2003053984A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 液体収納容器およびこれに収納する液体収納袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001242380A JP2003053984A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 液体収納容器およびこれに収納する液体収納袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003053984A true JP2003053984A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19072659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001242380A Pending JP2003053984A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 液体収納容器およびこれに収納する液体収納袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003053984A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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- 2001-08-09 JP JP2001242380A patent/JP2003053984A/ja active Pending
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