JP2000238291A - インクジェット式記録装置用インク袋 - Google Patents
インクジェット式記録装置用インク袋Info
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- JP2000238291A JP2000238291A JP36678199A JP36678199A JP2000238291A JP 2000238291 A JP2000238291 A JP 2000238291A JP 36678199 A JP36678199 A JP 36678199A JP 36678199 A JP36678199 A JP 36678199A JP 2000238291 A JP2000238291 A JP 2000238291A
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- Japan
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- bag
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
- B65D75/52—Details
- B65D75/58—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
- B65D75/5861—Spouts
- B65D75/5872—Non-integral spouts
- B65D75/5883—Non-integral spouts connected to the package at the sealed junction of two package walls
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Bag Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードケースを必要とすることなく、外力に
よる破損を防止し、かつ記録ヘッドへのインク供給能力
を確保すること。 【解決手段】 平面部1、2をなす四辺形状の熱溶着可
能な第1のフィルムの各長辺部1a、1b、2a、2b
に、側面部3(4)をなす四辺形状の熱溶着可能で、か
つ第1のフィルムよりも剛性が低い第2のフィルムの長
辺部を熱溶着して筒胴体を形成し、平面部の一方の短辺
部1c、2cを熱溶着して袋体となし、平面部の他方の
短辺部にインク供給口5を熱溶着するとともに、4隅部
に一方の辺から隣接する他方の辺に到達する帯状の接合
部6〜9を形成する。
よる破損を防止し、かつ記録ヘッドへのインク供給能力
を確保すること。 【解決手段】 平面部1、2をなす四辺形状の熱溶着可
能な第1のフィルムの各長辺部1a、1b、2a、2b
に、側面部3(4)をなす四辺形状の熱溶着可能で、か
つ第1のフィルムよりも剛性が低い第2のフィルムの長
辺部を熱溶着して筒胴体を形成し、平面部の一方の短辺
部1c、2cを熱溶着して袋体となし、平面部の他方の
短辺部にインク供給口5を熱溶着するとともに、4隅部
に一方の辺から隣接する他方の辺に到達する帯状の接合
部6〜9を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置の筐体に着脱可能に収容されて記録ヘッドにイン
クを供給するインク容器、より詳細にはインクを可撓性
袋に収容したインク袋に関する。
録装置の筐体に着脱可能に収容されて記録ヘッドにイン
クを供給するインク容器、より詳細にはインクを可撓性
袋に収容したインク袋に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、インク供給
源からインクの供給を受ける記録ヘッドを記録用紙の紙
巾方向に往復動させて印刷する関係上、大量の印刷を行
う記録装置にあっては、インク供給源を筐体に設置し、
チューブを介して記録ヘッドにインクを供給する手法が
採られている。
源からインクの供給を受ける記録ヘッドを記録用紙の紙
巾方向に往復動させて印刷する関係上、大量の印刷を行
う記録装置にあっては、インク供給源を筐体に設置し、
チューブを介して記録ヘッドにインクを供給する手法が
採られている。
【0003】ところで、インクジェット式記録装置は、
圧力発生室のインクを加圧してインク滴を発生させる関
係上、インクに気泡が含まれていると、圧力が低下して
インク滴の吐出性能も低下するため、溶存空気を排除し
たインクを必要とする。このため、図7に示したように
インク袋Aは、ガスバリヤー性を備えたポリエチレンフ
ィルムにアルミを蒸着したラミネートフィルムを中央で
折り返して重ね合わせ、1つの短辺を除く3辺を熱溶着
等で接合し、残りの短辺にはプラスチック成形品からな
るインク供給口形成部材Bにより封止して構成され、外
力等による破損を防止するために、高分子材料からなる
ハードケースCに収容し、一側面側にインク袋を均等に
変形させ、かつインクエンドを検出するための板材Dを
固定してインクカートリッジとして纏められている。な
お、図中符号Eは、ケースを構成する蓋を示す。
圧力発生室のインクを加圧してインク滴を発生させる関
係上、インクに気泡が含まれていると、圧力が低下して
インク滴の吐出性能も低下するため、溶存空気を排除し
たインクを必要とする。このため、図7に示したように
インク袋Aは、ガスバリヤー性を備えたポリエチレンフ
ィルムにアルミを蒸着したラミネートフィルムを中央で
折り返して重ね合わせ、1つの短辺を除く3辺を熱溶着
等で接合し、残りの短辺にはプラスチック成形品からな
るインク供給口形成部材Bにより封止して構成され、外
力等による破損を防止するために、高分子材料からなる
ハードケースCに収容し、一側面側にインク袋を均等に
変形させ、かつインクエンドを検出するための板材Dを
固定してインクカートリッジとして纏められている。な
お、図中符号Eは、ケースを構成する蓋を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、商業的
印刷を行うものにあって、容量の増大化とコストの引き
下げを必要するため、ハードケースに収容することなく
袋のままで流通させざるを得ない。このため、袋自体に
流通や、記録装置へののセット操作に耐える程度の強度
を持たせると、印刷によるインクの消費に合わせて袋の
容積を減少させることが困難となり、記録ヘッドへのイ
ンクの供給に支障を来すという問題がある他、インクを
充填した状態では周縁部の厚みに比較して中央部の厚み
が大きくなって丸みを持つため、取り扱いに便利な直方
体のケースに収容した場合にはデッドスペースが生じて
体積効率が低いという問題がある。本発明は、このよう
な事情に鑑みてなされたものであって、流通や記録装置
への装填時の取り扱いに破損を来さない程度の強度を確
保でき、充填状態で自立的に四辺形状を維持して充填効
率が高い、記録装置に確実にインクを供給することがで
きるインク袋を提供することである。
印刷を行うものにあって、容量の増大化とコストの引き
下げを必要するため、ハードケースに収容することなく
袋のままで流通させざるを得ない。このため、袋自体に
流通や、記録装置へののセット操作に耐える程度の強度
を持たせると、印刷によるインクの消費に合わせて袋の
容積を減少させることが困難となり、記録ヘッドへのイ
ンクの供給に支障を来すという問題がある他、インクを
充填した状態では周縁部の厚みに比較して中央部の厚み
が大きくなって丸みを持つため、取り扱いに便利な直方
体のケースに収容した場合にはデッドスペースが生じて
体積効率が低いという問題がある。本発明は、このよう
な事情に鑑みてなされたものであって、流通や記録装置
への装填時の取り扱いに破損を来さない程度の強度を確
保でき、充填状態で自立的に四辺形状を維持して充填効
率が高い、記録装置に確実にインクを供給することがで
きるインク袋を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、このような課
題を達成するために本発明においては、平面部をなす四
辺形状の熱溶着可能な第1のフィルムの各長辺部に、側
面部をなす四辺形状の熱溶着可能で、かつ第1のフィル
ムよりも剛性が低い第2のフィルムの長辺部を熱溶着し
て筒胴体を形成し、平面部の一方の短辺部を熱溶着して
袋体となし、平面部の他方の短辺部にインク供給口を熱
溶着するとともに、4隅部に一方の辺から隣接する他方
の辺に到達する帯状の接合部が形成されている。
題を達成するために本発明においては、平面部をなす四
辺形状の熱溶着可能な第1のフィルムの各長辺部に、側
面部をなす四辺形状の熱溶着可能で、かつ第1のフィル
ムよりも剛性が低い第2のフィルムの長辺部を熱溶着し
て筒胴体を形成し、平面部の一方の短辺部を熱溶着して
袋体となし、平面部の他方の短辺部にインク供給口を熱
溶着するとともに、4隅部に一方の辺から隣接する他方
の辺に到達する帯状の接合部が形成されている。
【0006】
【作用】インクが充填された状態では、側面部が延びて
全体がほぼ直方体状となり、また落下等によりインク袋
に過大な力が作用すると、接合部により圧力を分散して
受け止め、また記録ヘッドでのインクの消費が進むと、
比較的剛性が弱い側面部が四隅の接合部から張力により
厚みを薄するようにインク量に応じて変形してインクを
排出する。
全体がほぼ直方体状となり、また落下等によりインク袋
に過大な力が作用すると、接合部により圧力を分散して
受け止め、また記録ヘッドでのインクの消費が進むと、
比較的剛性が弱い側面部が四隅の接合部から張力により
厚みを薄するようにインク量に応じて変形してインクを
排出する。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を実施
例に基づいて説明する。図1(イ)、(ロ)及び図2
(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のインク袋のー実施
例を示すものであって、表面部1、2をなす四辺形状の
第1のフィルムの各長辺部1a、1b、2a、2bに、
側面部3、4をなす第2のフィルムの長辺部3a、3
b、4a、4bを熱溶着して筒胴体を形成し、一方の短
辺部1c、2cを熱溶着して袋体となし、他方の短辺部
1d、2dにインク供給口5を熱溶着し、その上で、図
2に示したように4つの隅部は、側面部3、4の折り畳
み線Dを含むように一方の辺から隣接する他方の辺に到
達するように斜めに帯状に熱溶着により接合部6〜9が
形成されている。
例に基づいて説明する。図1(イ)、(ロ)及び図2
(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のインク袋のー実施
例を示すものであって、表面部1、2をなす四辺形状の
第1のフィルムの各長辺部1a、1b、2a、2bに、
側面部3、4をなす第2のフィルムの長辺部3a、3
b、4a、4bを熱溶着して筒胴体を形成し、一方の短
辺部1c、2cを熱溶着して袋体となし、他方の短辺部
1d、2dにインク供給口5を熱溶着し、その上で、図
2に示したように4つの隅部は、側面部3、4の折り畳
み線Dを含むように一方の辺から隣接する他方の辺に到
達するように斜めに帯状に熱溶着により接合部6〜9が
形成されている。
【0008】このように、側面部3、4の折り畳み線D
が接合部6〜9の範囲に位置させると、図6に示したよ
うに折り畳み線D’を接合部6〜9の範囲外、つまり中
心側に形成する場合に比較して、表面部1、2及び側面
部3、4が複雑に重なり合う領域Eを補強することがで
きる。
が接合部6〜9の範囲に位置させると、図6に示したよ
うに折り畳み線D’を接合部6〜9の範囲外、つまり中
心側に形成する場合に比較して、表面部1、2及び側面
部3、4が複雑に重なり合う領域Eを補強することがで
きる。
【0009】そして、隅部の接合部6〜9は、図3
(イ)に示したように表面部1、2を構成する第1のフ
ィルムと側面部3、4を構成する第2のフィルムとの対
向面、つまり袋の内面側だけを熱溶着領域aとしても充
分な強度を発現するが、さらに図3(ロ)に示したよう
に側面部3、4を構成するフィルムの外側の対向領域を
も熱溶着領域bにすると強度が大きくなる。なお、図1
は、この図3(ロ)の接合により構成されたインク袋の
外観を示すものである。
(イ)に示したように表面部1、2を構成する第1のフ
ィルムと側面部3、4を構成する第2のフィルムとの対
向面、つまり袋の内面側だけを熱溶着領域aとしても充
分な強度を発現するが、さらに図3(ロ)に示したよう
に側面部3、4を構成するフィルムの外側の対向領域を
も熱溶着領域bにすると強度が大きくなる。なお、図1
は、この図3(ロ)の接合により構成されたインク袋の
外観を示すものである。
【0010】表面部1、2を構成する第1のフィルム
は、図4(イ)に示したように厚さ100μm程度のポ
リエチレン層10、厚さ25μm程度のポリエステル層
11、厚さ15μm程度の遮気性と柔軟性に優れた金属
層、例えばアルミニューム層12、及び厚さ38μm程
度の保護層としてのポリエステル層13を積層して構成
されている。
は、図4(イ)に示したように厚さ100μm程度のポ
リエチレン層10、厚さ25μm程度のポリエステル層
11、厚さ15μm程度の遮気性と柔軟性に優れた金属
層、例えばアルミニューム層12、及び厚さ38μm程
度の保護層としてのポリエステル層13を積層して構成
されている。
【0011】また第2のフィルムは、図4(ロ)に示し
たように厚さ60μm乃至100μm程度のポリエチレ
ン層15、厚さ9μm程度の遮気性と柔軟性に優れた金
属層、例えばアルミニューム層16、及び厚さ15μm
乃至25μm程度の保護層をなす柔軟性を備えたナイロ
ン層17を積層したり、また図4(ハ)に示したように
ポリエチレン層15とアルミニューム層16との間に更
にナイロン層18を形成して構成されている。
たように厚さ60μm乃至100μm程度のポリエチレ
ン層15、厚さ9μm程度の遮気性と柔軟性に優れた金
属層、例えばアルミニューム層16、及び厚さ15μm
乃至25μm程度の保護層をなす柔軟性を備えたナイロ
ン層17を積層したり、また図4(ハ)に示したように
ポリエチレン層15とアルミニューム層16との間に更
にナイロン層18を形成して構成されている。
【0012】これらフィルムは、表面部1、2を構成す
る第1のフィルムのポリエチレン層10と、側面部3、
4を構成する第2のフィルムのポリエチレン層15と
を、予め側面部3、4を中心線Cで折り曲げて癖付けし
た状態で対向させて周縁部だけが熱溶着される。言うま
でもなくポリエチレンは熱溶着性に優れているから、充
分な接着強度と気密性とを備えた袋体を容易に構成する
ことができる。
る第1のフィルムのポリエチレン層10と、側面部3、
4を構成する第2のフィルムのポリエチレン層15と
を、予め側面部3、4を中心線Cで折り曲げて癖付けし
た状態で対向させて周縁部だけが熱溶着される。言うま
でもなくポリエチレンは熱溶着性に優れているから、充
分な接着強度と気密性とを備えた袋体を容易に構成する
ことができる。
【0013】なお、図4(イ)においては、ベース材の
ポリエチレン層10とアルミニューム層12との間にポ
リエステル層11を介装しているが、この層11を図4
(ニ)に示したようにナイロン層19により構成するこ
とと、、ポリエステル層11よりも高い靭性を有するナ
イロン層19により、振動や衝撃によるインク袋の表面
部1、2の破裂強度を高めることができる。
ポリエチレン層10とアルミニューム層12との間にポ
リエステル層11を介装しているが、この層11を図4
(ニ)に示したようにナイロン層19により構成するこ
とと、、ポリエステル層11よりも高い靭性を有するナ
イロン層19により、振動や衝撃によるインク袋の表面
部1、2の破裂強度を高めることができる。
【0014】この実施例において、インク供給口5から
脱気インクを充填した後、インク供給口5をセプタムに
より封止すると、インク袋は、四隅の接合部6〜9、及
び短辺部1a(2a)で無用な張出を抑えられ、可及的
に扁平な状態で直方体状に膨張している(図5
(I))。この状態においては、落下等によりインク袋
に過大な力が作用しても、隅部は、比較的広い接合部6
〜9により圧力を分散して受け止めるため、破損が防止
される。
脱気インクを充填した後、インク供給口5をセプタムに
より封止すると、インク袋は、四隅の接合部6〜9、及
び短辺部1a(2a)で無用な張出を抑えられ、可及的
に扁平な状態で直方体状に膨張している(図5
(I))。この状態においては、落下等によりインク袋
に過大な力が作用しても、隅部は、比較的広い接合部6
〜9により圧力を分散して受け止めるため、破損が防止
される。
【0015】そして収容されたインクは、化学的に安定
なポリエチレン層10、15に接触しているから、化学
的変化がなく、かつ外気がアルミニューム層12、16
により阻止され長期間に亙って脱気状態を維持して工場
出荷時の品質を保持する。
なポリエチレン層10、15に接触しているから、化学
的変化がなく、かつ外気がアルミニューム層12、16
により阻止され長期間に亙って脱気状態を維持して工場
出荷時の品質を保持する。
【0016】記録装置のインク供給針をインク供給口5
に挿通すると、インク袋のインクがインク供給管を介し
て記録ヘッドに供給される。記録ヘッドでのインクの消
費が進むと、比較的剛性が弱い側面部3、4は、中心線
Cでの癖付けと、四隅の接合部6〜9からの平面部1、
2を介しての張力により中心線Cを内側に移動させなが
ら厚みを薄するようにインク量に応じて変形する(図5
(II))。
に挿通すると、インク袋のインクがインク供給管を介し
て記録ヘッドに供給される。記録ヘッドでのインクの消
費が進むと、比較的剛性が弱い側面部3、4は、中心線
Cでの癖付けと、四隅の接合部6〜9からの平面部1、
2を介しての張力により中心線Cを内側に移動させなが
ら厚みを薄するようにインク量に応じて変形する(図5
(II))。
【0017】特にインク袋を構成しているポリエステル
層13は、剛性が高く、これに起因して形状維持性が大
きいため、表面部1、2がインクの減少によっても可及
的に平板状態を維持し、インクが消費尽くされた段階で
は、側面部3、4が2つに折り込まれて表面部1、2が
重なって、内部のインクを確実に排出する(図5(II
I))。
層13は、剛性が高く、これに起因して形状維持性が大
きいため、表面部1、2がインクの減少によっても可及
的に平板状態を維持し、インクが消費尽くされた段階で
は、側面部3、4が2つに折り込まれて表面部1、2が
重なって、内部のインクを確実に排出する(図5(II
I))。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、平面部をなす四辺形状の熱溶着可能な第1のフィル
ムの各長辺部に、側面部をなす四辺形状の熱溶着可能
で、かつ第1のフィルムよりも剛性が低い第2のフィル
ムの長辺部を熱溶着して筒胴体を形成し、平面部の一方
の短辺部を熱溶着して袋体となし、平面部の他方の短辺
部にインク供給口を熱溶着するとともに、4隅部に一方
の辺から隣接する他方の辺に到達する帯状の接合部を形
成したので、インクが充填された状態では直方体状とな
って少ないデッドスペースで記録装置に収容することが
でき、また隅部に作用する外力を接合部により分散して
受け止めて破損を防止でき、さらにインク量に応じて比
較的剛性が弱い側面部が四隅の接合部から張力により厚
みを薄してインクを確実に排出することができる。
は、平面部をなす四辺形状の熱溶着可能な第1のフィル
ムの各長辺部に、側面部をなす四辺形状の熱溶着可能
で、かつ第1のフィルムよりも剛性が低い第2のフィル
ムの長辺部を熱溶着して筒胴体を形成し、平面部の一方
の短辺部を熱溶着して袋体となし、平面部の他方の短辺
部にインク供給口を熱溶着するとともに、4隅部に一方
の辺から隣接する他方の辺に到達する帯状の接合部を形
成したので、インクが充填された状態では直方体状とな
って少ないデッドスペースで記録装置に収容することが
でき、また隅部に作用する外力を接合部により分散して
受け止めて破損を防止でき、さらにインク量に応じて比
較的剛性が弱い側面部が四隅の接合部から張力により厚
みを薄してインクを確実に排出することができる。
【図1】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のインク
袋の一実施例を示す図、及び一部を切り欠いた状態で示
す図である。
袋の一実施例を示す図、及び一部を切り欠いた状態で示
す図である。
【図2】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上インク袋の
一実施例を、インク充填状態で示す側面図と、袋を折り
畳んだ状態で示す上面図である。
一実施例を、インク充填状態で示す側面図と、袋を折り
畳んだ状態で示す上面図である。
【図3】図(イ)、(ロ)は、それぞれ隅部の溶着形態
を、図2のF−F線での断面で示す図である。
を、図2のF−F線での断面で示す図である。
【図4】図(イ)乃至(ニ)は、それぞれ同上インク袋
を構成するフィルムの一実施例を示す断面図である。
を構成するフィルムの一実施例を示す断面図である。
【図5】図(I)乃至(III)は、それぞれ同上インク袋
のインク量による変形の形態を、図2GーG線の断面と
して示す図である。
のインク量による変形の形態を、図2GーG線の断面と
して示す図である。
【図6】本発明のインク袋の他の実施例を、折り畳んだ
状態で示す図である。
状態で示す図である。
【図7】従来のインク袋の一例を示す図である。
1、2 表面部 3、4 側面部 5 インク供給口 6〜9 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上條 雅則 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 本沢 忠俊 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 塚原 道也 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 平面部をなす四辺形状の熱溶着可能な第
1のフィルムの各長辺部に、側面部をなす四辺形状の熱
溶着可能で、かつ第1のフィルムよりも剛性が低い第2
のフィルムの長辺部を熱溶着して筒胴体を形成し、平面
部の一方の短辺部を熱溶着して袋体となし、平面部の他
方の短辺部にインク供給口を熱溶着するとともに、4隅
部に一方の辺から隣接する他方の辺に到達する帯状の接
合部が形成されているインクジェット式記録装置用イン
ク袋。 - 【請求項2】 前記帯状の接合部が前記袋の内面側を熱
溶着して形成されている請求項1に記載のインクジェッ
ト式記録装置用インク袋。 - 【請求項3】 前記帯状接合部が、前記袋の内面側及び
外面側を熱溶着して形成されている請求項1に記載のイ
ンクジェット式記録装置用インク袋。 - 【請求項4】 第2のフィルムが、その中心線に沿って
折り癖が付けられている請求項1に記載のインクジェッ
ト式記録装置用インク袋。 - 【請求項5】 第2のフィルムの中心線が前記帯状の接
合部内に位置する請求項1に記載のインクジェット式記
録装置用インク袋。 - 【請求項6】 第1のフィルムがポリエチレン層と、ポ
リエステル層、金属層、及びポリエステル層を順番に積
層して構成され、また第2のフィルムがポリエチレン
層、金属層、及びナイロン層を積層して構成され、前記
ポリエチレン層が熱溶着材を兼ねる請求項1に記載のイ
ンクジェット式記録装置用インク袋。 - 【請求項7】 前記ポリエチレン層と金属層との間にナ
イロン層が介装されている請求項1に記載のインクジェ
ット式記録装置用インク袋。 - 【請求項8】 第1のフィルムがポリエチレン層と、ナ
イロン層、金属層、及びポリエステル層を順番に積層し
て構成され、また第2のフィルムがポリエチレン層、金
属層、及びナイロン層を積層して構成され、前記ポリエ
チレン層が熱溶着材を兼ねる請求項1に記載のインクジ
ェット式記録装置用インク袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36678199A JP2000238291A (ja) | 1998-12-24 | 1999-12-24 | インクジェット式記録装置用インク袋 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-367539 | 1998-12-24 | ||
JP36753998 | 1998-12-24 | ||
JP36678199A JP2000238291A (ja) | 1998-12-24 | 1999-12-24 | インクジェット式記録装置用インク袋 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002194623A Division JP4265159B2 (ja) | 1998-12-24 | 2002-07-03 | インクジェット式記録装置用インク袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000238291A true JP2000238291A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=26581837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36678199A Pending JP2000238291A (ja) | 1998-12-24 | 1999-12-24 | インクジェット式記録装置用インク袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000238291A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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