JP2005059320A - 液体収容袋、液体収容体及び液体収容袋の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プリンタのインクカートリッジに収容されるインクパック24は、フィルムの両側端部を互いに固着することにより第1の溶着部が形成されている。この第1の溶着部によって、フィルムが管状に形成されて袋部31となっている。さらに、袋部31の一方の開口は、供給部材27がフィルムの間に挟まれた状態で熱溶着されて第2の溶着部38となっている。また、袋部31の他方の開口は熱溶着により封止され、第3の溶着部39となっている。
【選択図】 図4
Description
れた第2の封止部と、前記胴体部の他方の開口が封止された第3の封止部とを備えた。
これによれば、管状の胴体部には、その胴体部を長手方向に折り曲げて形成されたマチ部が設けられているので、同液体収容部の液体容積を比較的大きくすることができる。また、胴体部に別のフィルムを貼り合わせることでマチ部を形成するのではなく、胴体部を折り曲げてマチ部を形成するので、外方に突出する封止部が新たに形成されることがない。
これによれば、第1の封止部は、マチ部から離間した位置に設けられているため、フィルムが複数重なるマチ部と、第1の封止部が重なることがない。このため、第2の封止部及び第3の封止部を形成する際、マチ部側の端部に更に第1の封止部が重なって、第1の封止部が封止の妨げになることがない。
に曲げ、フィルムの両側の端部を封止するとともに、各開口を封止することで袋状に形成される。その結果、複数のフィルムを貼り合わせて袋を形成するよりも、胴体部に設けられる封止部を比較的少なくすることができる。すなわち、液体収容部から外方へ突出する封止部が少なくなることで、液体容積を減少させずに液体収容袋を小型化することができる。従って、ケース内に封止部を収容するためのスペースを設ける必要がなく、効率良く液体収容袋を収容することができる。
これによれば、液体収容部の胴体部には、その胴体部を長手方向に折り曲げて形成されたマチ部が設けられているので、同液体収容部の容積を比較的大きくすることができる。また、胴体部に新しいフィルムを貼り合わせることでマチ部を形成するのではなく、胴体部を折り曲げてマチ部を形成するので、外方に突出する封止部が新たに形成されることがない。
これによれば、液体収容体は、ケースに液体収容袋を加圧する流体を導入させる加圧流体導入口を備えている。このため、この加圧流体導入口を介して、流体を導入させることにより、前記液体収容袋を加圧することができるので、外部に液体を安定して導出できる。
これによれば、液体収容袋は、第1の封止部がケースの底面側に配置されてケースに収容されるため、ケース内において液体収容袋から外方へ突出することがない。このため、ケース内に封止部を収容するためのスペースを設ける必要がなくなる。
これによれば、第1の封止部と、胴体部の各開口とは、熱溶着により固着されるため、比較的簡単に固着することができるとともに、生産性を良くすることができる。
これによれば、液体収容袋を製造する際に、胴体部を長手方向に折り曲げることによりマチ部を形成する工程をさらに備える。この工程では、胴体部に、新しいフィルムを貼り合わせることでマチ部を形成するのではなく、胴体部を長手方向に折り曲げてマチ部を形
成するので、比較的簡単にマチ部を形成することができる。
これによれば、液体収容袋の製造の際に、マチ部と離間した位置に前記第1の封止部を設ける。このため、マチ部と第1の封止部が重なることがない。すなわち、前記第2の工程又は第3の工程において、マチ部が設けられることによりフィルムが複数重なる端部を封止する際に、その端部にさらに第1の封止部が積層されて封止が妨げられるようなことがない。
れる。
aが蓋部25から下方に向かって突出形成されている。この第2係合部25aは、先端に爪部25bを備えている。爪部25bは、蓋部25に対して外側に向かって突出しており、本体ケース26の溝部26dに設けられた第1係合部26eと係合可能に形成されている。そして、蓋部25は、枠体26cにインクパック24が収容され、枠体26cに前記フィルムが貼着された状態で、本体ケース26の開口を封止するようになっている。
成する際は、図7に示すように、ガスバリア層S1が外側になるように管状に曲げた状態で、図示しない圧着具により、端部F1,F2を挟んでガスバリア層S1側から加熱する。すると、端部F1,F2の樹脂層S2が溶融し、さらに溶融した樹脂が固化することで、端部F1,F2が互いに固着され、第1の溶着部37が形成される。
(1)上記実施形態では、インクパック24に、フィルムFの両側の端部F1,F2の内面どうしを熱溶着した第1の溶着部37を設けた。また、管状のフィルムFの一方の開口を供給部材27をフィルムFの間に挟んだ状態で熱溶着した第2の溶着部38を設けた。さらに、フィルムFの他方の開口を熱溶着により封止した第3の溶着部39を設けた。このため、袋部31に形成される溶着部は3つとなり、複数枚のフィルムを互いに固着して形成したインクパックよりも、溶着部を比較的少なくすることができる。このため、袋部31から外方へ突出する溶着部が少なくなり、収容するインク体積をできるだけ多くした状態で、インクパック24を小型化することができる。従って、ケース23内における、溶着部を収容するためのスペースを小さくすることができ、インクパック24を効率よく収容することができる。また、溶着部が少なくなるため、フィルムFの端部を熱溶着する工程を減らすことができる。
・上記実施形態は、インクカートリッジ20から記録ヘッド16にインクを供給するインク供給方法として、空気によってインクパック24を押圧する空気加圧式を採用したが、これ以外の方法でもよい。例えば、ケース23に板ばね等を設け、制御手段により板ばねを駆動し、適宜インクパック24を板ばねで押圧して、インクパック24からインクを導出するようにしてもよい。
Claims (13)
- 外部に液体を導出する液体導出部と、液体を収容するフィルムからなる液体収容部とを有する液体収容袋において、
前記液体収容部は、
1枚のフィルムの両側端部を互いに固着した第1の封止部と、
前記第1の封止部によって、管状に形成された胴体部と、
前記胴体部の一方の開口が、前記液体導出部を内側に挟んだ状態で封止された第2の封止部と、
前記胴体部の他方の開口が封止された第3の封止部と
を備えたことを特徴とする液体収容袋。 - 請求項1に記載の液体収容袋において、
前記管状の胴体部の側面に、その胴体部を長手方向に折り曲げられて形成されたマチ部が設けられていることを特徴とする液体収容袋。 - 請求項2に記載の液体収容袋において、
前記第1の封止部は、前記マチ部から離間した位置に設けられていることを特徴とする液体収容袋。 - 請求項1〜3のいずれか一つに記載の液体収容袋において、
前記フィルムの内側と、前記液体導出部とは互いに熱溶着可能な材質からなるとともに、
前記第1の封止部の基端は、前記液体導出部の一部と対向していることを特徴とする液体収容袋。 - 外部に液体を導出する液体導出部と、液体を収容するフィルムからなる液体収容部とを有する液体収容袋と、同液体収容袋を収容するケースとを備えた液体収容体において、
前記液体収容袋の前記液体収容部は、
1枚のフィルムの両側端部を互いに固着した第1の封止部と、
前記第1の封止部によって、管状に形成された胴体部と、
前記胴体部の一方の開口が、前記液体導出部を内側に挟んだ状態で封止された第2の封止部と、
前記胴体部の他方の開口が封止された第3の封止部とを備えたことを特徴とする液体収容体。 - 請求項5に記載の液体収容体において、
前記管状の胴体部の側面に、その胴体部を長手方向に折り曲げられて形成されたマチ部が設けられていることを特徴とする液体収容体。 - 請求項5又は6に記載の液体収容体において、
前記ケースに、前記液体収容袋を加圧する流体を導入する加圧流体導入口を設けたことを特徴とする液体収容体。 - 請求項5〜7のいずれか一つに記載の液体収容体において、
前記液体収容袋は、前記第1の封止部が前記ケースの底面側に配置されて前記ケースに収容されることを特徴とする液体収容体。 - 外部に液体を導出する液体導出部と、液体を収容するフィルムからなる液体収容部とを有する液体収容袋の製造方法であって、
1枚のフィルムの両側端部を互いに固着して第1の封止部を形成することにより、管状の胴体部を形成する第1の工程と、
前記胴体部の一方の開口を、前記液体導出部を挟んだ状態で固着する第2の工程と、
前記胴体部の他方の開口を固着して封止する第3の工程と
を備えたことを特徴とする液体収容袋の製造方法。 - 請求項9に記載の液体収容袋の製造方法において、
前記第1の封止部と、前記胴体部の各開口とは、熱溶着により固着されることを特徴とする液体収容袋の製造方法。 - 請求項9又は10に記載の液体収容袋の製造方法において、
前記胴体部の側面に、その胴体部を長手方向に折り曲げることによりマチ部を形成する工程をさらに備えることを特徴とする液体収容袋の製造方法。 - 請求項11に記載の液体収容袋の製造方法において、
前記第1の工程は、前記マチ部と離間した位置に前記第1の封止部を設けることを特徴とする液体収容袋の製造方法。 - 請求項10〜12のいずれか一つに記載の液体収容袋の製造方法において、
前記第2の工程は、前記第1の封止部の基端の内側と、同第1の封止部と互いに熱溶着可能な材質からなる前記液体導出部とが対向した状態で、熱溶着することを特徴とする液体収容袋の製造方法。
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