JP2008226563A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電要素カバー6の周縁部からではなく、リード端子4、5を挟む端辺部等のみからフランジ部61b〜62cを突出させてアルミラミネートフィルム31、32の周縁部と共に熱溶着することにより、アルミラミネートフィルム31、32の他の端辺部を折り曲げ可能にした電池を提供する。
【解決手段】発電要素カバー6を重ね合わせた間に発電要素2を挟んで、アルミラミネートフィルム31、32を重ねた電池ケース3の間に収容し周縁部を熱溶着することにより密閉収納した電池において、発電要素カバー6における発電要素2から引き出されたリード端子4、5を挟む端辺部のみからフランジ部61b〜62cを突出させてアルミラミネートフィルム31、32の縁部の間に挿入し、これらのフランジ部61b〜62cをアルミラミネートフィルム31、32の周縁部と共に熱溶着した構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレキシブルなアルミラミネートフィルム等を用いた電池ケースに発電要素を密閉収納した電池に関するものである。
フレキシブルなアルミラミネートフィルム製の電池ケースに扁平形の発電要素を密閉収納することにより薄型軽量化を図った電池が従来から広く使用されている(例えば、特許文献1の背景技術や第4図参照。)。このようなフレキシブルフィルム製の電池ケースを用いた非水電解質二次電池の構成例を図2に示す。この非水電解質二次電池1は、発電要素2を収納する電池ケース3が2枚の方形のアルミラミネートフィルム31、32によって構成されている。
発電要素2は、帯状の正負の電極をセパレータを介して巻回し、側面から押し潰すことにより扁平状に成形したものである。また、この発電要素2の前方と後方の端面からは、正極リード端子4と負極リード端子5が突出している。
アルミラミネートフィルム31、32は、アルミニウム箔の両面を樹脂層で挟んで積層したフレキシブルな方形のラミネートフィルムであり、周縁部を除く中央の大部分に凹部が形成されている。これら2枚のアルミラミネートフィルム31、32は、凹部側を向かい合わせにして上下から重ね合わせ、これらの間に発電要素2を挟んで周縁部を熱溶着することにより、内部を密閉した電池ケース3となる。また、発電要素2の両端面から突出するリード端子4、5は、これら2枚のアルミラミネートフィルム31、32が重なり合った間を通して封止されて外部に突出するようになっている。
上記非水電解質二次電池1は、電池ケース3がフレキシブルなアルミラミネートフィルム31、32からなるため、外部からの力が加わることによって内部の発電要素2が損傷を受けたり、非水電解質二次電池1に振動や衝撃等が加わったときに、発電要素2の端面の角等によってアルミラミネートフィルム31、32が損傷を受けやすくなるという欠点がある。このため、発電要素2の周囲全体を、ある程度剛性を有する方形カップ状の樹脂成形品からなる発電要素カバーで覆って電池ケース3に収納することが考えられる。ただし、単に樹脂成形品の発電要素カバーを電池ケース3に収納しただけでは、発電要素2と電池ケース3との間の隙間で移動可能となるので、非水電解質二次電池1に振動や衝撃等が加わったときに、この樹脂成形品からなる発電要素カバーが挟んだリード端子4、5を断線させたり、フレキシブルなアルミラミネートフィルム31、32に損傷を与えるおそれが生じる。
そこで、従来は、図3に示すように、上記発電要素カバー6の2枚の樹脂成形カバー61、62の周縁部に、周囲に突出する薄いフランジ状のフランジ部61a、62aを形成し、これらのフランジ部61a、62aを2枚のアルミラミネートフィルム31、32の周縁部の間に挿入した状態で熱溶着することにより、この発電要素カバー6を電池ケース3の内部で固定するようにしていた。
ところが、上記非水電解質二次電池1は、図4に示すように、電池ケース3におけるリード端子4、5が引き出されていない熱溶着部分である左右の側縁部3a、3bを上方や下方に折り曲げることにより、収納スペースが大きくなりすぎないようにすることが多い。特に、この図4に示すように、複数個の非水電解質二次電池1を積み重ねる等して、図示しないパック容器に収納し電池パックとして用いる場合には、パック容器が必要以上に大きくなって電池の容積密度が低下するのを防止するために、各非水電解質二次電池1の電池ケース3の側縁部3a、3bを折り曲げることが多い。
しかしながら、電池ケース3の側縁部3a、3bがアルミラミネートフィルム31、32だけでなく、これらの間に発電要素カバー6における樹脂成形カバー61、62のフランジ部61a、62aが挿入されて熱溶着されている場合には、この電池ケース3の側縁部3a、3bが硬くなり折り曲げることが困難になるので、非水電解質二次電池1の収納スペースが大きくなりすぎたり、電池パックの容積密度が低下するという問題が生じていた。また、この場合に、電池ケース3の側縁部3a、3bを無理に折り曲げると、フランジ部61a、62aやアルミラミネートフィルム31、32との界面にクラックが生じて、電池ケース3内に充填した電解液が漏れ出すという問題も生じる。
特開2005−209587号公報
本発明は、発電要素カバーの周縁部からではなく、リード端子を挟む端辺部等のみからフランジ部を突出させてフレキシブルフィルムの周縁部と共に熱溶着することにより、フレキシブルフィルムの他の端辺部を折り曲げ可能にした電池を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、発電要素カバーを重ね合わせた間に発電要素を挟んで、フレキシブルフィルムを重ねた電池ケースの間に収容し周縁部を熱溶着することにより密閉収納した電池において、発電要素カバーにおける発電要素から引き出されたリード端子を挟む端辺部のみからフランジ部を突出させてフレキシブルフィルムの縁部の間に挿入し、このフランジ部をフレキシブルフィルムの周縁部と共に熱溶着したことを特徴とする。
請求項2の発明は、発電要素カバーを重ね合わせた間に、前方の端面のみからリード端子を引き出した発電要素を挟んで、フレキシブルフィルムを重ねた電池ケースの間に収容し周縁部を熱溶着することにより密閉収納した電池において、発電要素カバーにおける前方と後方の端辺部のみからフランジ部を突出させてフレキシブルフィルムの縁部の間に挿入し、このフランジ部をフレキシブルフィルムの周縁部と共に熱溶着したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、フレキシブルフィルムは、リード端子が引き出された縁部の間にだけ発電要素カバーのフランジ部が挿入されて熱溶着され、他の縁部はフレキシブルフィルムだけが熱溶着されるので、このフレキシブルフィルムの周縁部のうちの他の縁部は容易に折り曲げ可能となり、クラックによる液漏れのおそれも生じない。このため、電池の収納スペースが無駄に大きくなったり、この電池を複数個組み合わせた電池パックの容積密度が低下するようなことがなくなる。
請求項2の発明によれば、フレキシブルフィルムは、前方と後方の縁部の間にだけ発電要素カバーのフランジ部が挿入されて熱溶着され、左右の縁部はフレキシブルフィルムだけが熱溶着されるので、このフレキシブルフィルムの周縁部のうちの左右の縁部は容易に折り曲げ可能となり、クラックによる液漏れのおそれも生じない。このため、電池の収納スペースが無駄に大きくなったり、この電池を複数個組み合わせた電池パックの容積密度が低下するようなことがなくなる。
なお、請求項2における前後の方向は、三次元におけるいずれかの方向(例えば前方)と、これとは逆向きの方向(例えば後方)を示すためのものにすぎず、具体的に特定の方向に限定されるものではない。また、上記左右の方向も、三次元においてこの前後の方向に対して直交する方向を示すためのものにすぎず、具体的に特定の方向に限定されるものではない。
以下、本発明の最良の実施形態について図1を参照して説明する。なお、これらの図においても、図2〜図4に示した従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。
本実施形態は、図2〜図4に示した従来例と同様の非水電解質二次電池1について説明する。本実施形態の非水電解質二次電池1は、図1に示すように、発電要素2の周囲全体が発電要素カバー6に覆われて、電池ケース3に密閉収納されている。
発電要素2は、図2〜図3に示した従来例と同様のものであり、帯状の正負の電極をセパレータを介して巻回し、側面を上下から押し潰すことにより扁平状に成形したものである。また、この発電要素2の前方と後方の端面からは、正極リード端子4と負極リード端子5が突出している。前方に突出する正極リード端子4は、後方の基部が発電要素2内で正極に接続固定され、後方に突出する負極リード端子5は、前方の基部が発電要素2内で負極に接続固定されている。
電池ケース3は、2枚のアルミラミネートフィルム31、32からなる。アルミラミネートフィルム31、32は、アルミニウム箔の一方の面に、ナイロンやPET(ポリエチレンテレフタレート)等のようなバリア性と強度の高い樹脂層を積層すると共に、他方の面にポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等のような熱可塑性の樹脂層を積層した3層構造の方形のフレキシブルフィルムである。また、これらのアルミラミネートフィルム31、32には、扁平形の発電要素2を嵌め込むことができるように、周縁部を除く中央の大部分に、熱可塑性の樹脂層側が窪んだ凹部が予めプレス加工によって形成されている。
発電要素カバー6は、2枚の樹脂成形カバー61、62からなる。樹脂成形カバー61、62は、PET(ポリエチレンテレフタレート)やポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のような絶縁性を備えた樹脂からなり、ある程度剛性を有する一方が窪んだ方形カップ状の樹脂成形品である。また、これらの樹脂成形カバー61、62は、前方の端辺部からさらに前方に向けてフランジ部61b、62bを突出させると共に、後方の端辺部からさらに後方に向けてフランジ部61c、62cを突出させている。これらのフランジ部61b、61c、62b、62cは、樹脂成形カバー61、62の方形カップ状の本体と同時に樹脂成形された、この本体よりは肉厚の薄い方形の平板状の突出部である。また、図3に示した従来例のフランジ部61a、62aとの相違は、これらのフランジ部61a、62aが樹脂成形カバー61、62の周縁部、即ち周囲の四方の端辺部の全てから周囲に突出しているのに対して、本実施形態のフランジ部61b、61c、62b、62cは、樹脂成形カバー61、62の前方と後方の端辺部のみから突出していることにある。
上記2枚の樹脂成形カバー61、62は、図1に示すように、窪んだ側を向かい合わせにして発電要素2の上下から重ね合わせることにより、この発電要素2を挟んで配置された発電要素カバー6となる。この際、重ね合わせた樹脂成形カバー61、62の間は、封止する必要はなく、通常は電解液が流通できる程度の隙間が生じている。また、発電要素2のリード端子4、5は、この樹脂成形カバー61、62の前後のフランジ部61b、61cとフランジ部62b、62cとの間に挟まれて前後に突出する。従って、これらのフランジ部61b、61c、62b、62cは、重ね合わせた樹脂成形カバー61、62におけるリード端子4、5を挟む端辺部(前後の端辺部)のみから突出することになる。
2枚のアルミラミネートフィルム31、32は、熱可塑性の樹脂層のある凹部側を向かい合わせにして上下から重ね合わせ、これらの間に発電要素カバー6で挟んだ発電要素2を収容し、平坦な周縁部の熱可塑性の樹脂層同士を熱溶着することにより、内部を密閉した電池ケース3となる。また、この際、樹脂成形カバー61、62の前後のフランジ部61b、61c、62b、62cは、アルミラミネートフィルム31、32の平坦な前後の縁部の間に挿入され、これらのアルミラミネートフィルム31、32の周縁部と共に熱溶着される。従って、発電要素2の前後の端面から突出するリード端子4、5は、これら2枚のアルミラミネートフィルム31、32の平坦な前後の縁部の間に挿入されたフランジ部61b、61c、62b、62cの間を通して封止されて、外部に突出するようになっている。なお、アルミラミネートフィルム31、32が完全に内部を密閉する前には、電解液が注液されると共に予備充電が行われる。
上記構成の非水電解質二次電池1は、樹脂成形カバー61、62の前後のフランジ部61b、61c、62b、62cがアルミラミネートフィルム31、32の前後の縁部の間に熱溶着されて固定されるので、振動や衝撃等を受けても、発電要素カバー6が電池ケース3の内部で移動するようなことがなくなり、このアルミラミネートフィルム31、32に損傷を与えるようなおそれが生じない。
しかも、アルミラミネートフィルム31、32の左右の縁部は、フランジ部61b、61c、62b、62cが間に挿入されることなく熱溶着されるので、図4に示した非水電解質二次電池1の側縁部3a、3bを容易に折り曲げることができるようになり、クラックによる液漏れのおそれも生じない。このため、非水電解質二次電池1の収納スペースが無駄に大きくなったり、この非水電解質二次電池1を複数個組み合わせた電池パックの容積密度が低下するようなことがなくなる。
なお、上記実施形態では、樹脂成形カバー61、62の前後の端辺部のほぼ全体からフランジ部61b、61c、62b、62cを突出させる場合を示したが、これら前後の端辺部の一部からフランジ部61b、61c、62b、62cを突出させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、発電要素カバー6の2枚の樹脂成形カバー61、62を重ね合わせただけで発電要素2を挟む場合を示したが、これら2枚の樹脂成形カバー61、62は、重ね合わせて係止部同士を係止したり、接着剤や粘着テープ等を用いて固定してもよい。
また、上記樹脂成形カバー61、62は、電解液が通るスリットや孔が形成されていてもよい。しかも、これらの樹脂成形カバー61、62は、発電要素2を保護するために、ある程度の剛性を有する他、弾力性を有するものであってもよく、例えば多孔質の材質を用いることもできる。さらに、これらの樹脂成形カバー61、62は、樹脂成形品である必要もなく、例えば例えばFRP(ガラス繊維強化樹脂)等を用いることもできる。さらに、強度を高めるために金属板を埋め込んだようなものであってもよい。
また、上記実施形態では、発電要素カバー6の2枚の樹脂成形カバー61、62がカップ状である場合を示したが、重ね合わせて発電要素2を保護できるような形状であれば、これらの樹脂成形カバー61、62はカップ状には限定されず、例えば方形平板状の四隅に切欠きを設けると共に、四方の端部を折り曲げたような形状であってもよい。さらに、例えば一方の樹脂成形カバー61のみがカップ状で、他方の樹脂成形カバー62は平板状である場合のように、2枚の樹脂成形カバー61、62が異なる形状であってもよい。さらに、上記実施形態では、発電要素カバー6が2枚の樹脂成形カバー61、62からなる場合を示したが、重ね合わせて発電要素2を挟むものであれば、この発電要素カバー6の構成は限定されず、例えば2箇所をカップ状に形成した樹脂成形カバーを二つ折りにすることにより、重ね合わせたカップ状の部分に発電要素2を挟むようにした発電要素カバー6を用いることもできる。
また、上記実施形態では、2枚のアルミラミネートフィルム31、32を重ね合わせて電池ケース3とする場合を示したが、例えば1枚のアルミラミネートフィルムを二つ折りにして、三方の周縁部を熱溶着した電池ケースを用いることもできる。
また、上記実施形態では、扁平形に押し潰した巻回型の発電要素2を示したが、この発電要素2の構成は任意である。即ち、扁平形の発電要素2であれば、最初から長円筒形や楕円形に巻回して扁平形としたものを用いたり、積層型で扁平形となったものを用いてもよい。しかも、発電要素2は、必ずしも扁平形である必要はなく、例えば円筒形に巻回したものを用いることもできる。さらに、上記実施形態では、発電要素2の両端面からリード端子4、5が突出する場合を示したが、片方の端面から正負のリード端子4、5が共に突出するようになっていてもよい。
ここで、発電要素2の例えば前方の端面から正負のリード端子4、5が共に突出するような場合には、これらのリード端子4、5を挟む樹脂成形カバー61、62の前方の端辺部のみからフランジ部61b、62bを突出させるようにするのが一般的である(請求項1)。なぜなら、このような場合には、1枚のアルミラミネートフィルムを後方で二つ折りにし左右と前方の三方の周縁部を熱溶着した電池ケースを用いるのが一般的だからであり、この前方の縁部の間にしかフランジ部61b、62bを挿入できないからである。
しかしながら、発電要素2の前方の端面から正負のリード端子4、5が共に突出するような場合であっても、アルミラミネートフィルムの後方の縁部でも熱溶着が行われるときには、上記実施形態で示したように、樹脂成形カバー61、62の前方と後方の双方の端辺部からフランジ部61b、61c、62b、62cを突出させるようにしてもよい(請求項2)。このようにしても、アルミラミネートフィルムの左右の縁部は容易に折り曲げ可能となるからである。
また、上記実施形態では、電池ケースにアルミラミネートフィルムを用いる場合を示したが、アルミニウム箔に代えて他の金属箔を用いた金属箔ラミネートフィルムを用いることもできる。さらに、この電池ケースは、十分な強度とバリア性を確保し確実な封止が可能なフレキシブルフィルムであれば材質は任意であり、樹脂のみからなるラミネートフィルムや単一の素材の樹脂フィルムであってもよい。
また、上記実施形態では、非水電解質二次電池について示したが、この電池の種類は任意であり、他の二次電池や一次電池の場合にも同様に実施可能である。
図1に示した上記実施形態の非水電解質二次電池1を複数個作製すると共に、図3に示した従来例の非水電解質二次電池1を同数個作製し、図4に示すように、双方の非水電解質二次電池1の電池ケース3の側縁部3a、3bを折り曲げて放置試験を行った。
この結果、従来例の非水電解質二次電池1では、折り曲げた側縁部3a、3bから電解液が漏れだす漏液が観察されるものがあったのに対して、上記実施形態の非水電解質二次電池1は、いずれもこのような漏液は観察されなかった。これは、上記実施形態の非水電解質二次電池1の側縁部3a、3bは、フレキシブルなアルミラミネートフィルム31、32のみが熱溶着されているのに対して、従来例の非水電解質二次電池1の側縁部3a、3bは、アルミラミネートフィルム31、32の間に硬いフランジ部61a、62aが挿入されて熱溶着されていることが原因であると考えられる。
本発明の一実施形態を示すものであって、発電要素カバーを用いた非水電解質二次電池の構成を示す組み立て斜視図である。 従来例を示すものであって、アルミラミネートフィルム製の電池ケースに発電要素を収納した非水電解質二次電池の構成を示す組み立て斜視図である。 従来例を示すものであって、発電要素カバーを用いた非水電解質二次電池の構成を示す組み立て斜視図である。 電池パックを作製するために、非水電解質二次電池の電池ケースの側縁部を折り曲げて複数個を積み重ねた状態を示す組み立て斜視図である。
符号の説明
1 非水電解質二次電池
2 発電要素
3 電池ケース
3a 側縁部
3b 側縁部
31 アルミラミネートフィルム
32 アルミラミネートフィルム
4 正極リード端子
5 負極リード端子
6 発電要素カバー
61 樹脂成形カバー
61a フランジ部
61b フランジ部
61c フランジ部
62 樹脂成形カバー
62a フランジ部
62b フランジ部
62c フランジ部

Claims (2)

  1. 発電要素カバーを重ね合わせた間に発電要素を挟んで、フレキシブルフィルムを重ねた電池ケースの間に収容し周縁部を熱溶着することにより密閉収納した電池において、
    発電要素カバーにおける発電要素から引き出されたリード端子を挟む端辺部のみからフランジ部を突出させてフレキシブルフィルムの縁部の間に挿入し、このフランジ部をフレキシブルフィルムの周縁部と共に熱溶着したことを特徴とする電池。
  2. 発電要素カバーを重ね合わせた間に、前方の端面のみからリード端子を引き出した発電要素を挟んで、フレキシブルフィルムを重ねた電池ケースの間に収容し周縁部を熱溶着することにより密閉収納した電池において、
    発電要素カバーにおける前方と後方の端辺部のみからフランジ部を突出させてフレキシブルフィルムの縁部の間に挿入し、このフランジ部をフレキシブルフィルムの周縁部と共に熱溶着したことを特徴とする電池。
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