JP2003053249A - 枚葉式塗工装置 - Google Patents

枚葉式塗工装置

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JP2003053249A
JP2003053249A JP2001251072A JP2001251072A JP2003053249A JP 2003053249 A JP2003053249 A JP 2003053249A JP 2001251072 A JP2001251072 A JP 2001251072A JP 2001251072 A JP2001251072 A JP 2001251072A JP 2003053249 A JP2003053249 A JP 2003053249A
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JP
Japan
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coating
film thickness
coating apparatus
linear motor
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001251072A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeaki Tsuda
武明 津田
Hiroshi Yoshiba
洋 吉羽
Takashi Aoki
孝 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布膜厚の精度が良好で、塗布開始時の膜厚
不安定領域を最小限に抑えることができ、また塗布面の
段ムラ発生を防止でき、しかも生産性の向上を図るよう
にする。 【解決手段】 基板Bを載置するためのテーブル12が
ベース部11の上に一軸方向にスライド移動可能に設置
され、そのテーブル12を跨ぐようにして立設したフレ
ーム13に沿って塗工部14が上下移動可能に取り付け
られており、テーブル12の駆動部にリニアモータを使
用し、スライド部にエアスライダを使用する。リニアモ
ータの特性により塗布開始部の膜厚安定性及び塗布時の
走行安定性が高まり、塗布膜厚の精度が良好となる上に
塗布開始時の膜厚不安定領域を最小限に抑えることがで
き、エアスライダによる振動抑制作用により塗布面の段
ムラ発生を防止でき、しかも高速動作が可能であるため
に塗布後の原点復帰が速くなることから生産性の向上を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コーティングや印
刷の分野において使用される塗工装置に係り、特に塗布
対象としての基板に接着剤や樹脂の塗布を行う枚葉式塗
工装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図1はこの種の枚葉式塗工装置の一例を
示す概略構成図である。同図において1はベース部で、
そのベース部1の上には塗布対象としての基板Bを載置
するためのテーブル2が設けられている。テーブル2の
両サイドにはリニアガイド3が設置されており、テーブ
ル2を跨ぐフレーム4がこのリニアガイド3に案内され
て一軸方向(X軸方向)にスライド移動するとともに、
ダイヘッドからなる塗布部5がフレーム4に対して上下
方向(Z軸方向)に移動するように構成されている。そ
して、テーブル2の上に基板Bを載置し、塗布部5を塗
布位置まで下降して基板Bに対向させた状態とし、その
状態で液供給部6から塗工液を塗布部5に供給しなが
ら、フレーム4を一方向に移動して塗布を行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたタ
イプの枚葉式塗工装置は、ベース部の上のテーブルを固
定した塗布部移動方式であり、この方式を採った装置は
設置スペースが少なくてよいという利点を有してはいる
ものの、塗布部に接続した配管類も塗布部と共に移動す
るため、これらが振動して吐出ブレが生じ、膜厚が変動
してしまうという欠点があった。 【0004】そして、リニアガイドに接続したフレーム
を回転式モータとボールネジにより一方向に移動させる
駆動機構を採っているため、速度ムラやボールネジの回
転による振動によって塗布面に段ムラが発生するという
問題点があった。また、この駆動機構では推力が十分に
出せずに、一定の塗布速度に達するまでの時間が長くな
るため、図2に示すように、塗布開始部aから膜厚安定
領域Uまでの距離が長くなり、また塗布終端部bまでの
距離もかかり、したがって塗布面に膜厚不安定領域Nが
広がってしまう。また、駆動機構が接触式の構造である
ため、動作時における噛み合い箇所の摩擦によるゴミや
ボールネジに使用するグリースから発生するミストが塗
布膜面を汚す可能性があった。 【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、塗布膜厚の
精度が良好で、塗布開始時の膜厚不安定領域を最小限に
抑えることができ、また塗布面の段ムラ発生を防止で
き、しかも生産性の向上を図ることができる枚葉式塗工
装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の枚葉式塗工装置は、塗布対象としての基板
を載置するためのテーブルがベース部の上に一軸方向に
スライド移動可能に設置され、そのテーブルを跨ぐよう
にして立設したフレームに沿って塗工部が上下移動可能
に取り付けられており、テーブルの駆動部にリニアモー
タを使用し、スライド部にエアスライダを使用したこと
を特徴としている。 【0007】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 【0008】図3は本発明に係る枚葉式塗工装置の一例
を示す概略構成図である。同図において11はベース部
で、そのベース部11の上には塗布対象としての基板B
を載置するためのテーブル12が一軸方向(X軸方向)
にスライド移動可能に設置され、そのテーブル12を跨
ぐようにして立設したフレーム13に沿ってダイヘッド
からなる塗工部14が上下移動可能に取り付けられてい
る。 【0009】そして、図3の枚葉式塗工装置では、テー
ブル12の駆動部にリニアモータが使用され、スライド
部にはエアスライダが使用されている。すなわち、テー
ブル12はベース部11の上に設けられたガイドとの間
に一定の空隙を保つ状態で保持され、この状態でリニア
モータによりベース部11の上をスライドするようにな
っている。 【0010】本発明で使用するエアスライダは、一般的
には図4に示すような原理をしており、同図に示す如
く、テーブルTから絞りを通して圧縮空気AをガイドG
に向けて噴出させ、発生した静圧によりテーブルTを浮
上させる構造である。このように、エアスライダは浮上
させる構造であるため、ガイドG、テーブルT等の表面
の微小なうねりや表面粗さに影響されることなく、テー
ブル面内で平均化された浮上量を保つことができる。ま
た、摺動抵抗が極めて少なく、高い位置決め精度が可能
であり、振動が微小で、摩擦による発熱がないので、高
速移動が可能である。しかも、注油、グリースなどが不
要なため、クリーンかつメンテナンスフリーであるとい
う多くの利点を有している。 【0011】図3に示す枚葉式塗工装置による塗布工程
は次のようである。まず、テーブル12の上に塗布対象
の基板Bをセットし、その基板Bを載せたテーブル12
を塗布開始位置のところに移動する。次いで、塗布部1
4を待機位置から塗布位置まで下降し、液供給部15か
ら塗工液を塗布部14に供給する。そして、塗布部14
から塗工液を吐出するのと同時にテーブル12をX軸方
向にスライド移動し、基板Bの上に連続的な膜面を形成
する。塗布部14が塗布終端部に達して塗布が終わる
と、塗布部14は上昇して待機位置に戻る。塗工液が塗
布された基板は、テーブル12の上に載ったままで或い
はテーブル12の外に搬出した後に塗工液の乾燥が行わ
れる。その後、テーブル12が待機位置に戻り、次の塗
布工程に備える。 【0012】図3に示す塗工装置では、テーブル12の
駆動部に使用したリニアモータは大推力であり、応答
性、安定性に秀でているため、塗布開始部の膜厚安定性
及び塗布時の走行安定性が高まり、塗布膜厚精度を数%
以内に抑えることができ、しかも塗布開始時の膜厚不安
定領域を最小限に抑えることが可能となる。 【0013】また、スライド部に、接触式のリニアガイ
ドでなく、非接触式のエアスライダを使用しているの
で、駆動により発生する低周波領域(10Hz以下)の
振動を抑えることができ、塗布面の段ムラ発生を防ぐこ
とが可能となる。 【0014】また、高速動作(例えば、1000mm/
秒程度)が可能であり、塗布後に原点へ高速で戻ること
ができるため、生産性の向上を図ることができる。 【0015】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明による枚葉式塗工装置は、上記実施の形
態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲において種々の変更が可能であることは言う
までもないことである。 【0016】 【発明の効果】本発明の枚葉式塗工装置は、塗布対象と
しての基板を載置するためのテーブルがベース部の上に
一軸方向にスライド移動可能に設置され、そのテーブル
を跨ぐようにして立設したフレームに沿って塗工部が上
下移動可能に取り付けられており、テーブルの駆動部に
リニアモータを使用し、スライド部にエアスライダを使
用したことを特徴としているので、リニアモータのもつ
大推力、応答性、安定性等の特性により塗布開始部の膜
厚安定性及び塗布時の走行安定性が高まることから、塗
布膜厚の精度が良好となる上に、塗布開始時の膜厚不安
定領域を最小限に抑えることができ、またエアスライダ
による振動抑制作用により塗布面の段ムラ発生を防止で
き、しかも高速動作が可能であるために塗布後の原点復
帰が速くなることから生産性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の枚葉式塗工装置の一例を示す概略構成図
である。 【図2】従来の枚葉式塗工装置により形成される塗布面
の膜厚安定領域と不安定領域の説明図である。 【図3】本発明に係る枚葉式塗工装置の一例を示す概略
構成図である。 【図4】エアスライダの原理を示す説明図である。 【符号の説明】 B 基板 11 ベース部 12 テーブル 13 フレーム 14 塗布部 15 液供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 孝 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 4F041 AA02 BA21 4F042 AA02 DF00 DF25 DF31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 塗布対象としての基板を載置するための
    テーブルがベース部の上に一軸方向にスライド移動可能
    に設置され、そのテーブルを跨ぐようにして立設したフ
    レームに沿って塗工部が上下移動可能に取り付けられて
    おり、テーブルの駆動部にリニアモータを使用し、スラ
    イド部にエアスライダを使用したことを特徴とする枚葉
    式塗工装置。
JP2001251072A 2001-08-22 2001-08-22 枚葉式塗工装置 Pending JP2003053249A (ja)

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