JP2002200450A - 非接触移動式テーブルコータ - Google Patents

非接触移動式テーブルコータ

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JP2002200450A
JP2002200450A JP2000401921A JP2000401921A JP2002200450A JP 2002200450 A JP2002200450 A JP 2002200450A JP 2000401921 A JP2000401921 A JP 2000401921A JP 2000401921 A JP2000401921 A JP 2000401921A JP 2002200450 A JP2002200450 A JP 2002200450A
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JP
Japan
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die body
rail
slider
substrate
coater
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JP2000401921A
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Inventor
Masahiro Nakamura
正弘 中村
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 レールの変形等があってもこれらに影響され
ることなくスムーズに塗工することができるテーブルコ
ータを提供する。 【解決手段】 基板Wを載置するテーブル1と、このテ
ーブルに対して相対的に水平移動可能で、かつ、昇降可
能なダイ本体4と、前記テーブル表面あるいは基板表面
とダイ本体のリップ先端部との距離を測定するダイ本体
に設けた非接触式の距離測定センサ8と、この距離測定
センサでの測定値に基づきダイ本体の昇降量を制御する
制御装置とで構成したテーブルコータTにおいて、前記
ダイ本体の支持手段を、テーブルに所定間隔で設けた一
対のレール3と、このレールの表面との間に所定間隔を
持って対向する面に気体の噴出孔を有するスライダ13
とで構成するとともに、駆動手段をリニアモータとした
非接触移動式テーブルコータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブルコータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス板等の基板上へ薄膜を形成
する塗工装置としてダイコータが広く使用されている。
【0003】このダイコータT’は図4に示すように、
大略、テーブル1と、このテーブル1の両側に設けられ
たレール3上をスライド部5aを介して水平移動するダ
イ本体4とからなる。
【0004】そして、前記テーブル1の上面は、たとえ
ば、2μm以下の平面度を有し、かつ、貫通孔を介して
真空ポンプに連通する格子状の溝(いずれも図示せず)
を備える。
【0005】前記ダイ本体4は、前記各レール3上に載
置されるスライダ部5aのそれぞれに設けた支柱部材5
を連結する連結材6に取り付けられており、前記スライ
ダ部5aは、駆動手段7を構成するサーボモータM1
駆動によりべべルギヤGを介してボールねじが回転する
ことで前記レール3上を水平方向に移動する一方、前記
支柱部材5に取り付けたステッピングモータM2により
連結材6が昇降する。
【0006】なお、前記スライダ部5aは、ベアリング
(図示せず)を介して前記レール3に接触した状態で、
移動自在に構成されている。
【0007】また、前記ダイ本体4の中央前方には、前
記テーブル1の表面あるいはテーブル1上に載置された
基板Wの上面とダイ本体4のリップ先端部との距離を測
定する非接触式の距離測定センサ8を備えている。
【0008】そして、前記テーブル1に基板Wを載置
し、真空ポンプで吸引することにより基板Wをテーブル
1上に吸引保持し、基板Wのそれやうねり等の変形を矯
正した後、塗布前にダイ本体4に設けた前記距離測定セ
ンサ8を用いて基板Wの全面について予めギャップを測
定し、この測定したギャップと設定値(予め設定した基
準となるギャップ)との偏差を求め、この偏差をなくす
ようにダイ本体4を前記ステップモータM2の駆動によ
り昇降させながらレール3上を走行(水平移動)するこ
とで基板Wの表面形状に沿って塗布液を塗工していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基板Wの全
面について塗布前にギャップを測定し、基板の表面形状
に合わせてダイ本体4を昇降させながら塗工しているに
もかかわらず、形成された塗布膜に塗工ムラ(チャタマ
ーク)が現れるという問題があった。
【0010】この塗工ムラの原因について検討したとこ
ろ、ダイ本体4を水平移動させるために設けたレール3
のテーブル1への固定方法とレール3に対する支柱部材
5の支持方法、および駆動機構7に原因があることが判
明した。
【0011】すなわち、従来、前記レール3は、図5に
示すように、テーブル1に設けた取付孔9にねじ孔11
を有する取付具10を接着固定し、この取付具10にボ
ルト12を螺合させてレール3をテーブル1に固定して
いたが、前記テーブル1の平面度を出すための研磨を施
す際、テーブル1に取付具10を固着したのち研磨を行
うので、テーブル1と取付具10の材質(通常、テーブ
ル1は石材であり取付具10は金属(SUS))が違う
のでその硬度が大きく異なるため、テーブル1の表面を
所定平面度がでるまで研磨すると、取付具10の上面の
方が多く研磨されて段差ができ、ボルト12の締め付け
時にレール3がこの段差で歪み(撓み)、この部分の変
形により支柱部材5を支えるスライダ部(摺動部にベア
リングを有する)5aが前記歪みに対応して上下動する
ことが塗工ムラの発生原因の1つであった。
【0012】また、第2の原因は、水平移動させるため
の駆動手段7としてサーボモータM 1、ベベルギアG、
ボールねじを組合わせているため、ボールねじやベベル
ギアGのバックラッシュによる移動誤差に起因するもの
であった。
【0013】したがって、本発明は前記課題を解決する
ことのできるテーブルコータを提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、基板を載置するテーブルと、このテーブ
ルに対して相対的に水平移動可能で、かつ、昇降可能な
ダイ本体と、前記テーブル表面あるいは基板表面とダイ
本体のリップ先端部との距離を測定するダイ本体に設け
た非接触式の距離測定センサと、この距離測定センサで
の測定値に基づきダイ本体の昇降量を制御する制御装置
とで構成したテーブルコータにおいて、前記ダイ本体の
支持手段を、テーブルに所定間隔で設けた一対のレール
と、このレールの表面との間に所定間隔を持って対向す
る面に気体の噴出孔を有するスライダとで非接触移動式
テーブルコータとしたものである。
【0015】なお、前記ダイ本体を水平移動するための
駆動手段をリニアモータで構成することが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて図1、図2にしたがって説明する。図1は本発明に
かかる非接触搬送式テーブルコータTで、ダイ本体4の
レール3への支持機構であるスライダと水平移動するた
めの駆動手段とが異なるのみで他の構成は同一であるた
め、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0017】図において、テーブル1の両側には段部2
が設けられ、レール(石材あるいはセラミック板)3が
前記テーブル1の上面に、一側が前記段部2側に突出し
た状態で従来同様の手段にて取り付けられている。
【0018】また、スライダ13は断面コ字形状の石
材、セラミック板あるいは金属からなり、前記レール3
を外側から抱持するもので、2個のスライダ13は従来
同様連結材6により連結されている。なお、前記連結材
6で連結されたスライダ13は、レール3の上下面およ
び側面との間に各々10μm程度の隙間が形成される状
態で嵌合されている。
【0019】そして、スライダ13の前記レール3と対
向する面には複数の噴出孔14が設けられ、この噴出孔
14から加圧した気体(空気)が噴出するようになって
いる。
【0020】一方、前記テーブル1に設けた段差2に
は、対向面に永久磁石17を備えた断面コ字形の鉄芯1
5が上方に開口16が位置するように取り付けられ、ま
た、前記スライダ13の下面には前記鉄芯15の開口1
6内に突入するコイル18が取り付けられ、前記鉄芯1
5とコイル18とでリニアモータ19を構成している。
【0021】前記構成からなるため、ダイ本体4を移動
させるには、まず、加圧した気体をスライダ13に供給
することにより気体を噴出孔14から噴射し、前記レー
ル3との隙間内に静圧を発生させてスライダ13を非接
触状態に浮上させ、前記コイル18に直流電圧を印加す
ることにより、リニアモータ19の原理によりスライダ
13と一体となったダイ本体4は前記レール3に沿って
所定速度で移動する。
【0022】この場合、前記レール3をテーブル1に固
着するに当り、たとえレール3の上面に凹凸が生じてい
ても、スライダ13は従来のようにベアリング等でレー
ル面を摺動(接触移動)するものでなく静圧によりレー
ル3から浮上状態、すなわち非接触状態で支持するもの
であるから、前記凹凸部はスライダ13の移動に何の支
障も与えない。
【0023】また、ダイ本体4を水平移動させる駆動手
段としてリニアモータ19を採用するため、従来のよう
にバックラッシュが生じず、極めてスムーズに移動する
ことになる。
【0024】なお、前記実施の形態では、ダイ本体4を
支持するスライダ13とレール3との間を非接触状態と
するとともに、駆動手段をリニアモータ19で構成した
が、駆動手段は従来通りモータとボールねじとで構成
し、ダイ本体の支持のみを非接触で行ってもよいことは
勿論である。
【0025】また、前記実施の形態ではテーブル1に段
部2を設け、レール3の側方からスライダ13を嵌合さ
せているが、本願はこれに限定するものではなく、たと
えば図3に示すように、レール3の上方からスライダ1
3を嵌合させ、テーブル1に段差を設けないようにして
もよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の発明によれば、ダイ本体のレールへの支持を気体の噴
出により非接触状態で行うため、ダイ本体の移動に際し
てレールの変形による影響は全く受けず、スムーズな塗
工を施すことができる。
【0027】請求項2の発明によれば、前記効果に加え
て、ダイ本体の駆動をリニアモータを用いて非接触状態
で行うため、従来のようにバックラッシュ等に基づく機
械的振動の発生がなく、よりスムーズな走行(塗工)を
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる非接触移動式テーブルコータ
の斜視図。
【図2】 図1のII−II線拡大断面図。
【図3】 他の実施例。
【図4】 従来テーブルコータの斜視図。
【図5】 図4のレールのテーブルへの取付状態を示す
断面図。
【符号の説明】
1〜テーブル、2〜段部、3〜レール、4〜ダイ本体、
5〜支柱部材、6〜連結材、8〜距離測定センサ、13
〜スライダ、14〜噴出孔、15〜鉄芯、17〜永久磁
石、18〜コイル、19〜リニアモータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を載置するテーブルと、このテーブ
    ルに対して相対的に水平移動可能で、かつ、昇降可能な
    ダイ本体と、前記テーブル表面あるいは基板表面とダイ
    本体のリップ先端部との距離を測定するダイ本体に設け
    た非接触式の距離測定センサと、この距離測定センサで
    の測定値に基づきダイ本体の昇降量を制御する制御装置
    とで構成したテーブルコータにおいて、前記ダイ本体の
    支持手段を、テーブルに所定間隔で設けた一対のレール
    と、このレールの表面との間に所定間隔を持って対向す
    る面に気体の噴出孔を有するスライダとで構成したこと
    を特徴とする非接触移動式テーブルコータ。
  2. 【請求項2】 前記ダイ本体を水平移動するための駆動
    手段をリニアモータで構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の非接触移動式テーブルコータ。
JP2000401921A 2000-12-28 2000-12-28 非接触移動式テーブルコータ Pending JP2002200450A (ja)

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