JP2006294820A - 塗布装置及びフォトマスクブランクの製造方法 - Google Patents

塗布装置及びフォトマスクブランクの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板の被塗布面にノズルを介して塗布液を塗布する際に、塗布液の塗布ムラを抑制できる塗布装置を提供すること。
【解決手段】 先端開口部83に連通する毛管状隙間88を備え、塗布液を毛管状隙間を経て先端開口部へ導くノズル82と、このノズルの先端開口部を基板28の被塗布面28Aに対し接近または離反させて、上記先端開口部に到達した塗布液を被塗布面に接液可能とする昇降機構部33と、基板をノズルに対して走査させて、被塗布面に接液した上記先端開口部内の塗布液を当該被塗布面に塗布可能とする移動フレーム16とを有し、上記昇降機構部33が、ノズルを支持するノズル支持シャフト78、79、80を備え、このノズル支持シャフトの先端に台座93が固定されると共に、ノズル支持シャフトにコイル102が巻き付けられ、このコイルへの通電により発生する電磁石の磁力によって、上記台座にノズルが保持されて取り付けられるものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、基板の被塗布面を下方に向けた状態で塗布液を塗布する塗布装置に関する。
従来、フォトレジストなどの塗布液をシリコンウエハ等の基板に塗布する塗布装置(コータ)として、基板の中央に塗布液を滴下し、次いで基板を高速回転させることにより、遠心力の作用によって塗布液を伸展させ、基板表面に塗布膜を形成するスピンコータが使用されてきた。
ところで、上記スピンコータは、基板の周縁部にレジストのフリンジと呼ばれる盛り上がりが発生してしまうことがある。特に、液晶表示装置や液晶表示装置製造用のフォトマスクにおいては、大型基板(例えば、一辺が300mm以上の基板)にレジストを塗布する必要があり、フリンジの発生が顕著であった。
そこで、近年におけるパターンの高精度化や、基板サイズの大型化にともない、大型基板に均一なレジスト膜を塗布する技術の開発が望まれていた。
そこで、大型基板に均一なレジスト膜を塗布する技術として、CAPコータ(塗布装置)の技術が提供されている(たとえば、特許文献1)。
このCAPコータは、図7に示すように、塗布液が溜められた液槽201に毛管状隙間203を有するノズル202を沈めておき、被塗布面200Aが下方を向いた姿勢で保持されている基板200の当該被塗布面200A近傍までノズル202を上昇させて、このノズル202の毛管状隙間203から塗布液を上記被塗布面200Aに接液し、次いで、ノズル202を被塗布面200Aに渡って相対的に走査することにより、当該被塗布面200Aに塗布液を塗布して塗布膜を形成するものである。
特開2001−62370号公報
ところで、上記特許文献1に記載のCAPコータでは、図7〜図9に示すように、ノズル202を昇降させるためのノズル支持シャフト204には、先端に形成されたねじ205によって台座206が固定され、この台座206とノズル202とが取付ねじ207を用いて固定されている。
このように、ノズル202が取付ねじ207を用いて台座206に固定されてノズル支持シャフト204に取り付けられたことから、取付ねじ207による締付力によってノズル202に歪が発生してしまう。このため、ノズル202に形成されている毛管状隙間203の間隔が上記歪によってばらついて、塗布ムラが発生する恐れがある。
また、ノズル202が取付ねじ207を用いて長期間台座206に締め付けられて固定されることから、締付箇所毎に発生する歪が蓄積され、この場合にも、ノズル202における毛管状隙間203の間隔にばらつきが生じて、塗布ムラが発生する恐れがある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、基板の被塗布面にノズルを介して塗布液を塗布する際に、塗布液の塗布ムラを抑制できる塗布装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、ノズルからの塗布液を下方に向けられた基板の被塗布面に接液させ、上記基板と上記ノズルを相対移動させることによって、上記被塗布面に塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布装置において、上記ノズルが、当該ノズルを昇降させるノズル支持シャフトに磁力により保持されて取り付けられることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記ノズルが、電磁石による磁力によってノズル支持シャフトに保持されて取り付けられることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記ノズル支持シャフトの先端には台座が固定されると共に、当該ノズル支持シャフトにコイルが巻き付けられ、このコイルへの通電により発生する磁力によって、上記台座に上記ノズルが保持されて取り付けられることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記基板がフォトマスクブランクであり、塗布液がレジストであることを特徴とするものである。
請求項1または4に記載の発明によれば、ノズルが、当該ノズルを昇降させるノズル支持シャフトに磁力により保持されて取り付けられることから、このノズルには、ノズル支持シャフトに取り付けられるための過大な取付力が作用しないので、この過大な取付力による歪の発生を防止できる。このため、ノズルに形成されて塗布液を流動させる毛管状隙間の間隔に上記歪によるばらつきが発生しないので、塗布液の塗布ムラを抑制できる。
請求項2、3または4に記載の発明によれば、ノズルが、電磁石による磁力によってノズル支持シャフトに保持されて取り付けられることから、ノズルの非使用時には、電磁石への通電を遮断することでノズルに作用する取付力を消失させることができる。これにより、ノズルには、ノズル支持シャフトへの取付力が長期間に渡り作用することによる歪の蓄積を防止できるので、この点からも、ノズルに形成される毛管状隙間の間隔に上記歪によるばらつきの発生を防止でき、塗布液の塗布ムラを抑制できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る塗布装置の一実施の形態を示す概略側面図である。図2は、図1の塗布システムを示す正面図である。図3は、図2のIII‐III線に沿う断面図である。
図1に示すように、塗布装置10は、ベースフレーム12と、このベースフレーム12に設置された塗布システム30と、ベースフレーム12上に水平移動可能に支持される移動フレーム16と、この移動フレーム16に設けられて基板28を吸着するサクションテーブル(以下、単にテーブルと称する)24と、基板28を着脱自在に保持する保持システム26とを有して構成される。
上記基板28は、透明基板に遮光膜などが形成されたフォトマスクブランクである。この基板28に塗布される塗布液はレジストであり、基板28上に遮光膜パターンなどを形成して、この基板28をフォトマスクとするためのレジスト膜を形成するものである。
上記移動フレーム16は、テーブル24を介して基板28を吸着保持し、この基板28を塗布システム30に対して水平方向に移動させる機構である。この移動フレーム16は、対向する一対の側板(不図示)と、これらの側板を連結する天板(不図示)とが一体的に連結されて構成されており、ベースフレーム12に設置されたリニアウェイ14に移動可能に支持される。移動フレーム16の一方の側板には移動部22が取り付けられ、この移動部22のナット部(不図示)が、ベースフレーム12に配設されたボールスクリュー18と螺合する。また、移動フレーム16の天板のほぼ中央部に、複数の吸着穴が設けられた上記テーブル24が取り付けられている。
上記ボールスクリュー18は、ベースフレーム12に設置されたモーター20により回転駆動される。このモータ20の回転により、ボールスクリュー18及び移動部22を介して、移動フレーム16は、リニアウェイ14に沿いベースフレーム12上を水平方向に移動し、テーブル24に吸着保持された基板28を、図1に示す吸着位置、塗布位置、塗布終了位置の間で移動させる。
上記保持システム26は、塗布装置10外から搬入された基板28を、まず、ほぼ垂直に傾斜した状態で保持し、次に、この基板28を水平状態として移動フレーム16のテーブル24に受け渡し、また、塗布装置10の塗布システム30により塗布液が塗布された基板28を、上述と逆の操作によって塗布装置10外へ搬出させるための機構である。この保持システム26は、基板28の被塗布面28Aが下方、つまり塗布システム30側に設けられた状態で当該基板28を保持すると共に、この基板28を被塗布面28Aが塗布システム30側に向けられた状態で、テーブル24の吸着面27に吸着させる。
前記塗布システム30は、図2及び図3に示すように、ベースフレーム12の左右方向に配されたベースプレート32を基礎に構成されている。ベースプレート32の上面には、左右一対の移動コッタ34,36が設けられている。このうち、右側に位置する移動コッタ36は、ベースプレート32の上面に左右方向に配されたリニアウェイ38に沿って移動可能である。また、移動コッタ36の上面は斜面40になっており、左側が右側よりも低くなっている。そして、この斜面40の上にもリニアウェイ42が設けられている。移動コッタ34も同様にベースプレート32に対してリニアウェイ44を用いて左右方向に移動可能となっており、また、斜面46上にリニアウェイ48が設けられている。
左右一対の移動コッタ34,36には連結シャフト50が設けられ、この連結シャフト50の右端部にはサーボモータ52が配されている。連結シャフト50の移動コッタ34,36に対応する位置に雄ネジ部(不図示)が設けられ、移動コッタ34,36内部には雌ネジ部(不図示)が設けられている。このサーボモータ52を回転させることによって連結シャフト50が回転し、移動コッタ34,36がリニアウエイ38,44に沿って左右方向に移動する。
一対の移動コッタ34,36の上方には支持プレート54が設けられている。この支持プレート54は、左右方向に沿って延びる支持板56と、この支持板56の下端より前後方向に延びた基部58よりなる。
この基部58の下面には左右一対の支持脚60,62が設けられている。支持脚60,62の下面は斜面となっており、前記移動コッタ34,36の斜面の上に形成されたリニアウェイ42,48に沿って移動可能となっている。また、ベースプレート32から支持プレート54の基部58の中央部に上下移動用のガイドシャフト64が突出している。支持プレート54はこのガイドシャフト64に沿って上下動可能であり、かつ、左右方向の移動が規制される。支持プレート54の上端部には塗布液を溜めるための液槽66(後述)が設けられている。
支持プレート54の支持板56には左右一対のリニアウェイ68を介して左右移動プレート70が設けられている。このリニアウェイ68は左右方向に配設されている。左右移動プレート70は、エアシリンダ71によってリニアウェイ68に沿い左右方向に移動可能となっている。
左右移動プレート70の前面にはリニアウェイ72を介して上下移動プレート74が設けられる。このリニアウェイ72は斜め方向に配設されている。さらに、上下移動プレート74は支持プレート54の基部58から突出した左右一対のガイドシャフト76に沿って上下方向移動可能となっており、かつ、左右方向の移動が規制されている。
上下移動プレート74の左端部近傍、中央部近傍、右端部近傍からそれぞれノズル支持シャフト78、79、80が突出し、これらのノズル支持シャフト78、79、80にノズル82(後述)が支持される。
また、支持プレート54の支持板56の上部に支持された前記液槽66は、左右方向に延びており、図4に示すように、側面形状は台形となっている。そして、液槽66の上端部中央部(斜面の頂上部)には、左右方向に伸びるスリット84が形成されている。このスリット84は、液槽66の外方に設けられた蓋(不図示)によって閉塞可能となっている。
この液槽66にノズル82が内蔵されている。このノズル82は、左右方向に伸びる毛管状隙間88を介して前後一対の前ノズル部材90と後ノズル部材92とより構成される。これら前ノズル部材90と後ノズル部材92は前後対称であり、上方ほどくちばしのように尖った断面形状となっており、その間に毛管状隙間88が設けられる。この毛管状隙間88の上端部は左右方向に沿って開口し、下面も左右方向に沿って開口している。
ノズル82の左端部、中央部近傍、右端部には、前記ノズル支持シャフト78、79、80が、台座93を介して後述の如く取り付けられている。これらのノズル支持シャフト78、79、80は、液槽66の底面に開口した孔94、95、96内を摺動するものである。ノズル82または台座93(本実施の形態では台座93)の底面から液槽66の底面にかけて、蛇腹状の閉塞部材98、99、100が設けられている。これにより、支持シャフト78、79、80が昇降しても、蛇腹状の閉塞部材98、99、100が上下方向に延び縮みして、孔94、95、96から塗布液が漏れ出さないようになっている。
上記構成の塗布装置10を用いて基板28に塗布液を塗布する場合には、まず、図1に示す移動フレーム16によってテーブル24を塗布終了位置に位置付けて、保持システム26に基板28をセットする。次に、移動フレーム16によってテーブル24を吸着位置に位置づけて、保持システム26により、被塗布面28Aが下方を向くように基板28をテーブル24の吸着面27に吸着させる。その後、移動フレーム16によって、テーブル24に吸着された基板28を塗布開始位置まで移動させる。
ベースフレーム12の塗布位置に設置された塗布システム30では、液槽66に塗布液が所定高さまで満たされ、この液槽66内でノズル82が、塗布液中に沈んだ状態とされている。塗布開始位置に基板28が位置づけられた段階で、液槽66をノズル82と共に、基板28の下方位置まで上昇させる。
この液槽66及びノズル82を上昇させる方法は、図2に示すように、サーボモータ52を回転させて左右一対の移動コッタ34,36を移動させる。すると、左右方向に移動が規制された支持プレート54が、移動コッタ34,36の斜面40,46に設けられたリニアウェイ42,48に沿って上方へのみ移動する。支持プレート54が上方に移動すると、液槽66とノズル82が同時に上方に移動する。液槽66が基板28の下方まで上昇したときに、その上昇を一旦停止させる。
次に、上述のようにして上昇した液槽66からノズル82のみを突出させる。このために、左右移動プレート70をエアシリンダ71によって左右方向に移動させる。この場合、上下移動プレート74は、ガイドシャフト76によって左右方向への移動が規制されているため、左右移動プレート70が左右方向に移動すると、リニアウェイ72が斜めに設けられているので、上下移動プレート74は上方へのみ移動する。上下移動プレート74が上方に移動すると、ノズル支持シャフト78、79、80も同時に上方へ移動して、ノズル82が上昇する。ノズル82が液槽66の塗布液から上昇する際に、その毛管状隙間88の間に塗布液が満たされているため、ノズル82は、毛管状隙間88に塗布液が先端まで満たされた状態で上昇する。そして、その上昇を停止させる。
上述のようにノズル82が突出した状態で液槽66を再び上昇させ、基板28の被塗布面28Aに接液する。すなわち、ノズル82の毛管状隙間88に満たされた塗布液を基板28の被塗布面28Aに接触させる。次に、上述のように接液した状態で、ノズル82と共に液槽66を塗布高さの位置まで下降させる。このとき、ノズル82の先端の位置と基板28の被塗布面28Aとの間の距離が塗布厚さとなる。
上述のようにノズル82を塗布高さの位置まで下降させた後、基板28をテーブル24によって一定速度で塗布終了位置まで、塗布システム30に対して相対移動させる。すると、塗布液はノズル82の毛管状隙間88内を流動し、この毛管状隙間82を経て、基板28の被塗布面28Aにおいて左右方向に塗布された状態で、基板28が前後方向に移動(走査)することにより上記被塗布面28Aに平面状態に塗布される。すなわち、塗布液が基板28の被塗布面28Aに所定の塗布厚さで平面状態に塗布されて、塗布膜が形成される。なお、この基板28の走査中に、基板28の前後方向の姿勢、及び左右方向の姿勢は、どちらも水平に維持される。
基板28を塗布終了位置で一旦停止させ、ノズル82及び液槽66をそれぞれ塗布高さの位置から下降させて、基板28から離す。ノズル82が基板28の下面から離れた後、図1に示すようにテーブル24を後方へ移動させ、吸着位置に位置づける。この吸着位置で、保持システム26が基板28をテーブル24から取り外す。その後、テーブル24が塗布終了位置へ移動し、基板28が保持システム26から取り外されて、一連の塗布動作が終了する。
ところで、図2及び図4に示すように、前記ノズル82の前ノズル部材90及び後ノズル部材92は、ノズル82を昇降させるためのノズル支持シャフト78、79及び80に台座93を介して、電磁石による磁力によって保持して取り付けられる。
つまり、図4〜図6に示すように、ノズル支持シャフト78、79及び80の先端にねじ101が形成され、このねじ101により台座93がノズル支持シャフト78、79及び80の先端に固定される。更に、ノズル支持シャフト78、79及び80にはコイル102が巻き付けられ、このコイル102に通電がなされることでノズル支持シャフト78、79及び80が電磁石となる。
ノズル82を備えた塗布システム30の使用時に、上記コイル102へ通電がなされてノズル支持シャフト78、79及び80が電磁石となり、この電磁石の磁力により、ノズル82の前ノズル部材90及び後ノズル部材92が台座93に保持される。また、塗布システム30の非使用時には、コイル102への通電が遮断されるため、ノズル82の前ノズル部材90及び後ノズル部材92は、ノズル支持シャフト78、79及び80の台座93に磁力により保持されず、この台座93に載置された状態で液槽66内に配設される。
従って、塗布システム30が上述のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果(1)及び(2)を奏する。
(1)ノズル82の前ノズル部材90及び後ノズル部材92が、当該ノズル82を昇降させるノズル支持シャフト78、79及び80に、台座93を介して磁力により保持されて取り付けられることから、この前ノズル部材92及び後ノズル部材92には、ノズル支持シャフト78、79及び80に取り付けられるための過大な取付力(例えば、ねじによる過大な締付力)が作用しないので、この過大な取付力による歪の発生を防止できる。このため、ノズル82の前ノズル部材90及び後ノズル部材92に形成されて塗布液を流動させる毛管状隙間88の間隔に上記歪によるばらつきが発生しないので、塗布液の塗布ムラを抑制できる。
(2)ノズル82の前ノズル部材90及び後ノズル部材92が、電磁石となるノズル支持シャフト78、79及び80の磁力によって当該ノズル支持シャフト78、79及び80に保持されて取付られることから、ノズル82の非使用時には、コイル102への通電を遮断することでノズル82に作用する取付力を消失させることができる。これにより、ノズル82の前ノズル部材90及び後ノズル部材92には、ノズル支持シャフト78、79及び80への取付力が長期間に渡り作用することによる歪の蓄積を防止できるので、この点からも、ノズル82に形成される毛管状隙間88の間隔に上記歪によるばらつきの発生を防止でき、塗布液の塗布ムラを抑制できる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、基板28はフォトマスクブランクの場合を述べたが、液晶表示装置等のガラス基板であってもよい。
本発明に係る塗布装置の一実施の形態を示す概略側面図である。 図1の塗布システムを示す正面図である。 図2のIII‐III線に沿う断面図である。 図3の液槽及びノズルを示し、図6のIV‐IV線に沿う断面図である。 図2のノズルを下方から目視したV矢視図である。 図5のVI‐VI線に沿う断面図である。 従来の塗布システムにおける液槽及びノズルを示し、図9のVII‐VII線に沿う断面図である。 図7のノズルを下方から目視したVIII矢視図である。 図8のIX‐IX線に沿う断面図である。 図8のX‐X線に沿う断面図である。
符号の説明
10 塗布装置
28 基板
28A 被塗布面
30 塗布システム
66 液槽
78、79、80 ノズル支持シャフト
82 ノズル
88 毛管状隙間
90 前ノズル部材
92 後ノズル部材
93 台座
101 ねじ
102 コイル

Claims (4)

  1. ノズルからの塗布液を下方に向けられた基板の被塗布面に接液させ、上記基板と上記ノズルを相対移動させることによって、上記被塗布面に塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布装置において、
    上記ノズルが、当該ノズルを昇降させるノズル支持シャフトに磁力により保持されて取り付けられることを特徴とする塗布装置。
  2. 上記ノズルが、電磁石による磁力によってノズル支持シャフトに保持されて取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 上記ノズル支持シャフトの先端には台座が固定されると共に、当該ノズル支持シャフトにコイルが巻き付けられ、このコイルへの通電により発生する磁力によって、上記台座に上記ノズルが保持されて取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の塗布装置。
  4. 上記基板がフォトマスクブランクであり、塗布液がレジストであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の塗布装置。
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