JP2003052211A - 供給装置付き田植機 - Google Patents
供給装置付き田植機Info
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Abstract
の苗載置部の上方を往復移動して薬剤を落下供給する供
給装置を備える田植機において、消費されない苗に対す
る薬剤供給を停止させながらの少数条植えが操作簡単に
行なえるようにする。 【解決手段】 供給装置を移動操作するモータ44の操
作回路61,65に、少数条植えクラッチの入り切りを
検出する検出スイッチ64,68を設けてある。少数条
植えクラッチが切り状態に切り換えられると、検出スイ
ッチ64,68がオフになり、少数条植えクラッチによ
って停止された苗植付機構のための苗載置部以外の苗載
置部の上方を供給装置が往復移動するように、モータ4
4が操作回路61,65によって制御される。
Description
複数個の苗植付機構と、複数個の苗植付機構に各別に苗
供給する複数個の苗載置部を有する苗載せ台と、苗に供
給するべき流動物を苗載せ台の上方から落下させる供給
装置と、この供給装置を苗載せ台に対してその横幅方向
に往復移動させる駆動手段と、前記複数個の苗植付機構
の一部を停止させる少数条植えクラッチとを備えてある
供給装置付き田植機に関する。
載置した苗に供給装置によって殺虫剤や殺菌剤、肥料な
どの流動物を供給し、流動物供給済みの苗を苗植付機構
によって圃場に植付けていくことができるものである。
畦際に沿った最後の植付け行程を全条植えで行なうよう
に、その一行程前の植付けを、全条より少ない条数で行
なうことがある。このような場合のため、上記田植機
は、少数条植えクラッチにより、一部の苗植付機構によ
る苗植付けを停止できるようにされたものである。
を行なう場合、供給装置が消費されない苗の上方も往復
移動して流動物を供給していくと、流動物の浪費とか苗
の薬害が発生することから、消費されない苗に対する流
動物の供給は停止する必要がある。このため、従来、特
開2001−86826号公報に示されるものがあっ
た。すなわち、供給装置を往復移動させる駆動手段の作
動を制御する供給制御手段及びこの供給制御手段に連係
する設定器を備えるとともに、この設定器によって流動
物供給するべき苗載置部を設定すれば、供給制御手段が
設定器による設定情報に基づいて駆動手段の作動を制御
し、供給装置が苗載せ台の設定された苗載置部の上方を
往復移動するように構成されたものがあった。つまり、
少数条植えクラッチを切りに操作して少数条植えを行な
うに当り、設定器を適切に操作すれば、苗載せ台におけ
る複数個の苗載置部のうち、苗植付けを停止する苗植付
機構に対応するものを除いた苗載置部の上方を供給装置
が往復移動し、停止状態の苗植付機構に対応する苗に対
する流動物の供給を停止できるものがあった。
なう際、その都度、供給装置による流動物供給を停止さ
せる苗載置部の指定をするための特別な操作を行なわね
ばならず、手間が掛っていた。また、所定の苗載置部と
は異なる苗載置部が流動物供給を停止させるべきものと
して誤って指定されることがあった。
簡単かつ誤りなく行なえながら少数条植えを行なえる供
給装置付き田植機を提供することにある。
成、作用、効果はつぎのとおりである。
機構と、複数個の苗植付機構に各別に苗供給する複数個
の苗載置部を有する苗載せ台と、苗に供給するべき流動
物を苗載せ台の上方から落下させる供給装置と、この供
給装置を苗載せ台に対してその横幅方向に往復移動させ
る駆動手段と、前記複数個の苗植付機構の一部を停止さ
せる少数条植えクラッチとを備えてある供給装置付き田
植機において、前記少数条植えクラッチの入り切りを検
出する検出手段、及び、前記駆動手段の作動を制御する
供給制御手段を備え、少数条植えクラッチが切り状態に
切り換えられると、前記供給装置が前記複数個の苗載置
部のうち、少数条植えクラッチによって停止された苗植
付機構のための苗載置部を除く苗載置部の上方を往復移
動するように、前記供給制御手段が検出手段による情報
に基づいて駆動手段の作動を制御し、かつ、少数条植え
クラッチが入り状態に切り換えられると、前記供給装置
が前記複数個の苗載置部の上方を往復移動するように、
前記供給制御手段が検出手段による検出情報に基づいて
駆動手段の作動を制御するように構成してある。
切り換えると、検出手段がそのクラッチ入りを検出し、
検出手段のその検出情報に基づいて供給制御手段が駆動
手段の作動を制御することにより、供給装置が複数個の
苗載置部の上方を往復移動する。そして、少数条植えク
ラッチを切り状態に切り換えると、検出手段がそのクラ
ッチ切りを検出し、検出手段のその検出情報に基づいて
供給制御手段が駆動手段の作動を制御することにより、
供給装置が複数個の苗載置部のうち、駆動停止された苗
植付機構に苗供給するためのもの以外の上方を往復移動
する。これにより、全条植えを行なう際は、全ての苗載
置部の苗に流動物が供給される。そして、少数条植えを
行なう際、少数条植えクラッチの切り換え操作を行なう
だけで、苗植付けを行なう苗植付機構に苗供給する苗載
置部の苗には流動物が供給され、苗植付けを行なわない
苗植付機構に対応する苗載置部の苗には流動物が供給さ
れなくなる。
り、消費されない苗に対する流動物供給を停止させて流
動物の浪費や苗の薬害などが発生することを防止しなが
ら行なえる。しかも、少数条植えクラッチを切り状態に
切り換え操作するだけで操作簡単にでき、かつ、流動物
供給を停止させるべき苗を誤って選択しないようにして
できる。
つぎのとおりである。
て、前記少数条植えクラッチの切り状態を報知する報知
手段を備え、少数条植えクラッチの入り切りを検出する
一対の検出手段を備えるとともに、この一対の検出手段
における一方の検出情報に基づいて前記報知手段を、他
方の検出情報に基づいて前記駆動手段をそれぞれ制御さ
せるように構成してある。
切り換えると、一対の検出手段が検出し、一方の検出手
段による検出情報に基づいて報知手段が制御され、他方
の検出手段による検出情報に基づいて駆動手段が制御さ
れる。これにより、報知手段のための検出手段や制御回
路を有する制御系と、供給装置のための検出手段や駆動
手段を有する制御系とを別々に構成しながら、消費され
ない苗に対する流動物供給が停止されるようにでき、か
つ、少数条クラッチが切り状態に切り換わったことを報
知されるようにできる。
態にあることを報知手段による報知によって容易かつ確
実に認識させて、少数条植えが終えた際に少数条クラッ
チを入り状態に忘れないで切り換えさせられる。しか
も、供給装置のための制御系と報知手段のための制御系
とを別々に構成し、それらの組み立てや修理を行ないや
すくできる。
向操作及び駆動自在な前車輪1,1、左右一対の駆動自
在な後車輪2,2、エンジン3を有する原動部、運転座
席4を有する運転部を備える自走車体の車体フレームF
の後部にリンク機構5を介して苗植付装置Aを連結し、
前記エンジン3からの回転動力を回転軸6によって苗植
付装置Aに伝達するように構成するとともに、前記リン
ク機構5をリフトシリンダ7によって自走車体に対して
上下に揺動操作して苗植付装置Aを昇降操作するように
構成してある。前記苗植付装置Aに、これの苗載せ台1
4の上方に位置する供給装置30を備えさせて、もって
乗用型の供給装置付き田植機を構成してある。
に、機体横方向に沿う角パイプ材で成るメインフレーム
10と、このメインフレーム10の中間部に支持される
フィードケース11と、前記メインフレーム10によっ
て前端側どうしが連結されている状態で機体横方向に並
ぶ複数個の植付け伝動ケース12とによって機体フレー
ムを構成し、前記複数個の植付け伝動ケース12それぞ
れの後端部の両横側に、2個の苗植え付け具13aを備
える苗植付機構13を駆動自在に取り付け、前記機体フ
レームの前端部の上側に苗載せ台14を設け、前記機体
フレームの下部に機体横方向に並ぶ複数個の接地フロー
ト15を取り付け、前記苗載せ台14の上方にタンク3
3を備える前記供給装置30を設けて構成してある。こ
の苗植付装置Aは、供給装置30の前記タンク33に顆
粒の殺虫・殺菌剤などの薬剤を投入し、苗植付装置Aの
苗載せ台14に機体横方向に並べて設けてある複数個の
苗載置部14aそれぞれにマット状苗Bを載置して自走
車体を走行させていくことにより、供給装置30が苗載
せ台14上の複数列のマット状苗Bそれぞれに薬剤を供
給し、接地フロート15が泥面上を移動して整地してい
った箇所に苗植付機構13が薬剤供給済みの苗を植え付
けていくものであり、詳しくは次の如く構成してある。
付機構13のそれぞれは、前記植付け伝動ケース12が
回動自在に支持するロータリケース13bと、このロー
タリケース13bの両端部に回動自在に取り付けた前記
苗植え付け具13aとによって構成してある。すなわ
ち、前記回転軸6によってフィードケース11に入力さ
れた回動力が植付け伝動ケース12の内部に位置する伝
動機構によってロータリケース13bの回転支軸に伝達
されてロータリケース13bが駆動される。すると、こ
れに伴って2つの苗植え付け具13aがロータリケース
13bの内部に設けてある植え付け駆動機構によってロ
ータリケース13bに対して回動操作され、2個の苗植
え付け具13aそれぞれに備えてある苗植え付け爪13
cの先端が図2に示す運動軌跡Tを描いて上下に回動移
動するように苗植え運動を行う。
側を摺動自在に支持するように構成して前記機体フレー
ムに立設してある苗載せ台支柱16と、苗載せ台14の
後端部を摺動自在に支持するように構成するとともに複
数個の苗植付機構13に各別に対応する複数個の苗取り
出し口17aを形成する切欠き部を備えさせて前記機体
フレームに固定してあるガイドレール17とにわたって
取り付けることにより、前記苗取り出し口17aに至る
ほど低レベルに位置する後下がりの傾斜姿勢で前記ガイ
ドレール17に沿って機体横方向に摺動するようにして
機体フレームに支持させてある。ガイドレール17の前
記複数個の苗取り出し口17aのぞれぞれは、これに対
応する苗植付機構13の一方の苗植え付け具13aの苗
植え付け爪13cと、他方の苗植え付け具13aの苗植
え付け爪13cとが交互に苗取り出し口17aを上方か
ら下方に通過していき、苗取り出し口17aを通過する
際に苗載せ台14上のマット状苗Bの下端部から一株分
のブロック苗を切断して取り出していくように配置して
ある。
するとともに両端側が苗載せ台14に連結していて、機
体フレームに対して苗載せ台14と共に摺動する苗載せ
台横送り軸18と、この苗載せ台横送り軸18を摺動操
作するようにフィードケース11の内部に設けた送り軸
駆動機構とにより、苗横送り機構19を構成してある。
前記送り軸駆動機構は、各苗植付機構13の駆動に連動
させて苗載せ台横送り軸18を左右に往復摺動するよう
に操作することにより、苗横送り機構19は、各苗植付
機構13が苗植え運動を行うと、これに伴って苗載せ台
横送り軸18を摺動操作することによって苗載せ台14
を前記ガイドレール17に沿わせて機体横方向に往復移
動させる。
数列の苗載置部14aそれぞれに、苗載せ台14の横方
向に並ぶ一対の無端回動形式の苗縦送りベルト20を設
けてあるとともに、各苗縦送りベルト20は、所定の回
動方向に駆動されることにより、苗載置部14aに載置
されているマット状苗Bを前記苗取り出し口17aに向
けて縦送りするように構成してある。図4に示すよう
に、苗載せ台14に設けてある全ての前記苗縦送りベル
ト20それぞれの下端側が巻回しているベルト駆動輪2
1に一体回動自在に連結して全てのベルト駆動輪21を
駆動自在に支持している1本のベルト駆動軸22の2箇
所に一回転方向クラッチを介して連動させた操作レバー
23と、前記フィードケース11の両横側に常に回動駆
動されるように設けた駆動アーム24とにより、苗縦送
り機構25を構成してある。苗載せ台14が左右に往復
移送されて左側のストロークエンドに到達すると、前記
左右一対の操作レバー23,23のうちの一方の操作レ
バー23の遊端側が前記左右一対の駆動アーム24,2
4のうちの一方の駆動アーム24の回動経路に入り込
み、苗載せ台14が右側のストロークエンドに到達する
と、前記左右一対の操作レバー23,23のうちの他方
の操作アーム23の遊端側が前記左右一対の駆動アーム
24,24のうちの他方の駆動アーム24の回動経路に
入り込み、いずれの場合にも、駆動アーム24が回動す
るに伴い、その遊端部に備えてある操作用ローラ24a
が操作アーム24に当接してこの操作アーム24を所定
の回転方向に所定の回転角度だけベルト駆動軸22の軸
芯まわりで揺動操作し、前記クラッチを介してベルト駆
動軸22を回動操作する。これにより、苗載せ台14が
左右の横移動ストロークエンドに到達すると、その都
度、苗縦送り機構25が全ての苗縦送りベルト20を苗
縦送り方向に所定のストロークだけ回動させる。
を行うと、これに伴い、苗載せ台14は苗横送り機構1
9による移動操作のために機体横方向に往復移動して各
苗載置部14aに載置されているマット状苗Bをその苗
載置部14aに対応する苗取り出し口17aに対して機
体横方向に往復移動させることにより、複数個の苗植付
機構13それぞれが二つの苗植え付け爪13cによって
その苗植付機構13に対応する一つの苗載置部14aに
載置されたマット状苗Bの下端部の横一端側から他端側
に向かって順次に一株分のブロック苗を切断して取り出
していくように、複数個の苗植付機構13に複数列の苗
載置部14aによって各別に苗供給する。そして、苗載
せ台14が左右の横移動スロトークエンドに到達する
と、その都度、複数列の苗載置部14aそれぞれの苗縦
送りベルト20が前記苗縦送り機構25によって苗縦送
り方向に所定ストークだけ回動駆動され、苗載置部14
aの載置マット状苗Bを前記苗取り出し口17aに向け
て、苗植付機構13が取り出す一株分のブロック苗の苗
載せ台縦方向での長さに相当する長さだけ縦送りする。
ぞれは、一方の苗植え付け具13aの苗植え付け爪13
cと、他方の苗植え付け具13aの苗植え付け爪13c
とによって交互に、苗取り出し口17aで苗載せ台14
の載置マット状苗Bの下端部から一株分のブロック苗を
切断するとともに取り出して圃場の泥土面に下降して植
え付けていく。
ケース12それぞれの前端側の内部に少数条植えクラッ
チ60を設けるとともに、この一対の少数条植えクラッ
チ60の一方の左少数条植えクラッチ60は、機体横方
向に並ぶ前記4個の苗植付け機構13における機体左側
の2個の苗植付機構13を駆動したり、この駆動を停止
するようにその2個の苗植付機構13に対する伝動を入
り切りし、他方の右少数条植えクラッチ60は、機体横
方向に並ぶ前記4個の苗植付機構13における機体右側
の2個の苗植付機構13を駆動したり、この駆動を停止
するようにその2個の苗植付機構13に対する伝動を入
り切りするように構成してある。
少数条植えクラッチ60も入り状態に切り換えることに
より、全ての苗植付機構13が駆動されて苗植付けを行
なう全条植えが行なえ、左少数条植えクラッチ60を切
り状態に、右少数条植えクラッチ60を入り状態にそれ
ぞれ切り換えることにより、4個の苗植付機構13のう
ちの機体左側の2個の苗植付機構13が停止し、機体右
側の2個の苗植付機構13だけが駆動されて苗植付けを
行なう右2条の少数条植えが行なえ、左少数条植えクラ
ッチ60を入り状態に、右少数条植えクラッチ60を切
り状態にそれぞれ切り換えることにより、4個の苗植付
機構13のうちの機体右側の2個の苗植付機構13が停
止し、機体左側の2個の苗植付機構13だけが駆動され
て苗植付けを行なう左2条の少数条植えが行なえる。
4の上方に位置する苗載せ台横向きの溝形チャンネル材
で成るガイドレール27を、苗載せ台14と共に苗植付
装置Aの機体フレームに対して横方向に往復移送される
ように、苗載せ台14の両横端部に立つ支柱26の上端
側どうしにわたって取付けてある。
7によってスライダー部材31やローラ37を介して下
端側が支持されている前記薬剤タンク33と、この薬剤
タンク33の排出口33aに上端側が連通しているとと
もに内部に繰出しロール39を回動自在に備え、下端側
に支持アーム37aを介して前記ローラ37を備えてい
る薬剤散布筒部34とで成り、苗載せ台14の上方をガ
イドレール27に案内されて苗載せ台14の横方向に苗
載せ台14の全幅にわたって往復移動するようにガイド
レール27に付いている。そして、繰出しロール39の
周面には繰出しロール39の周方向に並ぶ複数の繰出し
凹部39aを設けてあり、回動駆動される繰出しロール
39は、薬剤タンク33の前記排出口33aから薬剤散
布筒部34の内部に排出されて繰出しロール39の上側
に貯まっている薬剤を各繰出し凹部39aによって設定
量ずつ薬剤散布筒部34の内部の繰出しロール39の下
側に取り出して落下させるように構成してある。これに
より、供給装置30は、繰出しロール39を駆動しなが
らガイドレール27に沿わせて移動されることにより、
薬剤タンク30に貯留されている薬剤を薬剤散布筒部3
4によって設定量ずつ苗載せ台14に上方から落下さ
せ、苗載せ台14の各苗載置部14aに載置されている
マット状苗Bに散布していく。
レール27の内部の両端側に回動自在に位置するチェー
ンスプロケット41,42と、この両チェーンスプロケ
ット41,42にわたって巻回している無端チェーン4
3と、前記一対チェーンスプロケット41,42の一方
41の回転支軸41aに出力軸が連動し、モータ本体が
前記ガイドレール27によって支持されている電動供給
モータ44とにより、前記供給装置30を苗載せ台14
の上方を往復移動して各苗載置部14aのマット状苗B
に薬剤供給するように駆動する駆動手段40を構成して
ある。
ル支持体32を介して一端側が連結している移送体38
の他端側に位置する歯部38aが前記無端チェーン43
の内周側の一部に係合している。繰出しロール39の回
転支軸35の端部に一体回転自在に連結しているロール
駆動スプロケット36が前記無端チェーン43の内周側
に噛合っている。これにより、前記駆動手段40は、供
給モータ44が正回転方向や逆回転方向に駆動される
と、このモータ44がチェーンスプロケット41を介し
て駆動する無端チェーン43によって移送体38を機体
左向きや機体右向きに移動させることにより、供給装置
30を苗載せ台14に対してその横幅方向に左向きや右
向きに移動させ、無端チェーン43によってロール駆動
スプロケット36を駆動することによって繰出しロール
39を駆動する。
給装置30が機体左向きに移動する側に始動させる左行
き始動スイッチ51を有する左行き操作回路61に、供
給装置30の苗載せ台14に対する位置を検出して左行
き操作回路61を開閉する右中央検出スイッチ62及び
左端検出スイッチ63と、左少数条植えクラッチ60の
入り切りを検出して左行き操作回路61を開閉する左ク
ラッチ検出スイッチ64とを介装し、供給モータ44を
供給装置30が機体右向きに移動する側に始動させる右
行き始動スイッチ52を有する右行き操作回路65に、
供給装置30の苗載せ台14に対する位置を検出して右
行き操作回路65を開閉する左中央検出スイッチ66及
び右端検出スイッチ67と、右少数条植えクラッチ60
の入り切りを検出して右行き操作回路65を開閉する右
クラッチ検出スイッチ68とを介装して、前記駆動手段
40の作動を制御する供給制御手段69を構成してあ
る。
スイッチ51,52は、苗載せ台14の横一端側に設け
た始動装置50に備えてある。この始動装置50は、苗
載せ台14の一方の横端部に固定した支持ブラケット5
3に苗載せ台14の横方向に並べて固定した前記一対の
始動スイッチ51,52と、前記ベルト駆動軸22の端
部に一体回動自在に取り付けたスイッチ操作体54とに
よって構成してある。このスイッチ操作体54の周部
に、苗載せ台14の横方向に互いに位置ずれしている一
対のスイッチ操作部54a,54bを備えてある。この
一対のスイッチ操作部54a,54bは、図7に明示す
る如くスイッチ操作体54の回転方向に互いに位置ずれ
している。すなわち、ベルト駆動軸22が360度にわ
たって回動操作される毎に、一対のスイッチ操作部54
a,54bのうちの第1スイッチ操作部54aが一対の
始動スイッチ51,52のうちの左行き始動スイッチ5
1の操作片51aに当接してこの左行き始動スイッチ5
1を入り操作し、他方の第2スイッチ操作部54bが他
方の右行き始動スイッチ52の操作片52aに当接して
この右行き始動スイッチ52を入り操作するように、か
つ、一方のスイッチ操作部54a,54bが始動スイッ
チ51,52を入り操作してからベルト駆動軸22が1
80度にわたる回転をした後に他方のスイッチ操作部5
4b,54aが始動スイッチ52,51を入り操作する
するように、さらに、一方のスイッチ操作部54a,5
4bが始動スイッチ51,52を入り操作してから他方
のスイッチ操作部54b,54aが始動スイッチ52,
51を入り操作するまでの間に少なくとも1度のベルト
駆動軸22の駆動が行われるように位置ずれしている。
動スイッチ51,52を入り操作してから他方のスイッ
チ操作部54b,54aが始動スイッチ52,51を入
り操作するまでの間に苗の縦送りが行われる回数として
は、供給装置30が苗載せ台14の横一端側から他端側
に移動して複数個の苗載置部14aそれぞれの載置マッ
ト状苗Bに薬剤を供給する供給範囲の苗載せ台縦方向で
の長さから見て、供給装置30が一度横移動して薬剤供
給してから次に横移動して薬剤供給するまでの間に、苗
の縦送りが行われても、先の供給範囲と次の供給範囲と
が若干苗載せ台縦方向に重なって載置マット状苗Bに供
給漏れの部分が出ないことになる回数を設定してある。
0が所定の横移動を完了してから苗の縦送りが何回行わ
れたかを検出し、その検出回数が設定回数に到達する
と、その都度、左行き始動スイッチ51や右行き始動ス
イッチ52をオフからオンに切り換えるとともに、左行
き始動スイッチ51と右行き始動スイッチ52とを交互
にオンに切り換える。
イッチ64は、左側の2個の苗植付機構13に作用する
前記左少数条植えクラッチ60の近くに、この左少数条
植えクラッチ60の入り切りを検出するように設け、前
記右クラッチ検出スイッチ68は、右側の2個の苗植付
機構13に作用する前記右少数条植えクラッチ60の近
くに、この右少数条植えクラッチ60の入り切りを検出
するように設けてある。左クラッチ検出スイッチ64も
右クラッチ検出スイッチ68も、少数条植えクラッチ6
0の揺動自在な操作部60aの操作位置に基づいて少数
条植えクラッチ60の入り切りを検出し、少数条植えク
ラッチ60の入りを検出した場合には、操作部6aの押
圧作用のためにオンになり、少数条植えクラッチ60の
切りを検出した場合には、操作部60aによる押圧作用
の解除のためにオフになるように構成してある。
イッチ63と前記右中央検出スイッチ62と前記左中央
検出スイッチ66と前記右端検出スイッチ67は、前記
ガイドレール27の一端部に集中配置して取付けてあ
る。左端検出スイッチ63は、供給装置30の薬剤散布
筒部34が苗載せ台14の最も左端に位置する苗載置部
14aの左端部の直上方に位置すると、前記無端チェー
ン43に付設してあるスイッチ操作アーム71によって
押圧操作されることにより、供給装置30が全条供給及
び左2条供給を行なう際の左端のストロークエンドに位
置したと検出するように、かつ、この検出をした際には
オンからオフに切り換わるように構成してある。右中央
検出スイッチ62は、供給装置30の薬剤散布筒部34
が苗載せ台14の右端から2番目の苗載置部14aの左
端部の直上方に位置すると、前記無端チェーン43に付
設してあるスイッチ操作アーム72によって押圧操作さ
れることにより、供給装置30が右2条供給を行なう際
の左端のストロークエンドに位置したと検出するよう
に、かつ、この検出をした際にはオンからオフに切り換
わるように構成してある。左中央検出スイッチ66は、
供給装置30の薬剤散布筒部34が苗載せ台14の左端
から2番目の苗載置部14aの右端部の直上方に位置す
ると、前記無端チェーン43に付設してあるスイッチ操
作アーム73によって押圧操作されることにより、供給
装置30が左2条供給を行なう際の右端のストロークエ
ンドに位置したと検出するように、かつ、この検出をし
た際にはオンからオフに切り換わるように構成してあ
る。右端検出スイッチ67は、供給装置30の薬剤散布
筒部34が苗載せ台14の最も右端に位置する苗載置部
14aの右端部の直上方に位置すると、前記無端チェー
ン43に付設してあるスイッチ操作アーム74によって
押圧操作されることにより、供給装置30が全条供給及
び右2条供給を行なう際の右端のストロークエンドに位
置したと検出するように、かつ、この検出をした際には
オンからオフに切り換わるように構成してある。
右少数条植えクラッチ60も入り状態に切り換えた場
合、図10に示すように、左クラッチ検出スイッチ64
も右クラッチ検出スイッチ68もオンしており、左行き
始動スイッチ51がオンすると、左行き操作回路61が
閉じて供給モータ44を左行き側に駆動する。これに伴
って供給装置30が左端のストロークエンドに到達する
と、左端検出スイッチ63がオフになり、左行き操作回
路61が開いて供給モータ44を停止させる。また、右
行き始動スイッチ52がオンすると、右行き操作回路6
5が閉じて供給モータ44を右行き側に駆動する。これ
に伴って供給装置30が右端のストロークエンドに到達
すると、右端検出スイッチ67がオフになり、右行き操
作回路65が開いて供給モータ44を停止させる。
り換え、右少数条植えクラッチ60を入り状態に切り換
えた場合、図11に示すように、左クラッチ検出スイッ
チ64がオフし、右クラッチ検出スイッチ68がオンし
ており、左行き始動スイッチ51がオンすると、左行き
操作回路61が閉じて供給モータ44を左行き側に駆動
する。これに伴って供給装置30が苗載せ台14の中央
に到達して右中央検出スイッチ62がオフになると、左
行き制御回路61が開いて供給モータ44を停止させ
る。また、右行き始動スイッチ52がオンすると、右行
き操作回路65が閉じて供給モータ44を右行き側に駆
動する。これに伴って供給装置30が右端のストローク
エンドに到達すると、右端検出スイッチ67がオフにな
り、右行き操作回路65が開いて供給モータ44を停止
させる。
り換え、右少数条植えクラッチ60を切り状態に切り換
えた場合、図12に示すように、左クラッチ検出スイッ
チ64がオンし、右クラッチ検出スイッチ68がオフし
ており、左行き始動スイッチ51がオンすると、左行き
操作回路61が閉じて供給モータ44を左行き側に駆動
する。これに伴って供給装置30が苗載せ台14の左端
に到達すると、左端検出スイッチ63がオフになり、左
行き操作回路61が開いて供給モータ44を停止させ
る。また、右行き始動スイッチ52がオンすると、右行
き操作回路65が閉じて供給モータ44を右行き側に駆
動する。これに伴って供給装置30が苗載せ台14の中
央に到達して左中央検出スイッチ66がオフになると、
右行き操作回路65が開いて供給モータ44を停止させ
る。
右少数条植えクラッチ60も入り状態に切り換えられる
と、供給制御手段69が一対のクラッチ検出スイッチ6
4,68による検出情報に基づいて全条供給の制御モー
ドになり、一対の始動スイッチ51,52による始動指
令と、左端検出スイッチ63及び右端検出スイッチ67
による検出情報とに基づいて駆動手段40の供給モータ
44の作動を制御し、この駆動手段制御により、供給装
置30が図13(イ)に示す如く苗載せ台14の上方を
往復移動する。すなわち、苗載せ台14の4個の苗載置
部14aに載置されているマット状苗Bに薬剤散布する
ように4 個の苗載置部14aの上方を往復移動する。
り換えられ、右少数条植えクラッチ60が切り状態に切
り換えられると、供給制御手段69が一対のクラッチ検
出スイッチ64,68による検出情報に基づいて左2条
の少数条供給の制御モードになり、一対の始動スイッチ
51,52による始動指令と、左端検出スイッチ63及
び左中央検出スイッチ66による検出情報とに基づいて
駆動手段40の供給モータ44の作動を制御し、この駆
動手段制御により、供給装置30が図13(ロ)に示す
如く苗載せ台14の上方を往復移動する。すなわち、苗
載せ台14の4個の苗載置部14aに載置されているマ
ット状苗Bのうち駆動される左側の2個の苗植付機構1
3に供給されるマット状苗Bに薬剤散布するように、右
少数条植付けクラッチ60によって停止されている右側
2個の苗植付機構13に苗供給するための2個の苗載置
部14aを除く左側2個の苗載置部14aの上方を往復
移動する。
り換えられ、右少数条植えクラッチ60が入り状態に切
り換えられると、供給制御手段69が一対のクラッチ検
出スイッチ64,68による検出情報に基づいて右2条
の少数条供給の制御モードになり、一対の始動スイッチ
51,52による始動指令と、右端検出スイッチ67及
び右中央検出スイッチ62による検出情報とに基づいて
駆動手段40の供給モータ44の作動を制御し、この駆
動手段制御により、供給装置30が図13(ハ)に示す
如く苗載せ台14の上方を往復移動する。すなわち、苗
載せ台14の4個の苗載置部14aに載置されているマ
ット状苗Bのうち駆動される右側の2個の苗植付機構1
3に供給されるマット状苗Bに薬剤散布するように、左
少数条植付けクラッチ60によって停止されている左側
2個の苗植付機構13に苗供給するための2個の苗載置
部14aを除く右側2個の苗載置部14aの上方を往復
移動する。
数条供給の制御モードで供給モータ44を制御する場合
においても、全条供給の制御モードで供給モータ44を
制御する場合においても、供給モータ44を次の如き速
度で回動するようにして制御するように構成してある。
すなわち、供給装置30は、苗の縦送りが実行されて左
行き始動スイッチ51や右行き始動スイッチ52がオン
すると、これに伴って移動を開始し、この後、移動開始
側とは反対側のストロークエンドに到達することによっ
て一行程の薬剤供給を終了する。この一行程の薬剤供給
が供給装置30の移動を開始してから次の苗の縦送りが
実行されるまでの間に終了することとなる移動速度で供
給装置30が移動すように設定したモータ速度で供給モ
ータ44を駆動する。すなわち、供給装置30が前記一
行程の薬剤供給のために移動している途中に苗の縦りが
実行されると、その縦送り前に薬剤が散布された苗部分
と、縦送り後に薬剤が散布された苗部分とが苗の縦方向
に位置ずれすることになって薬剤の散布むらが発生しや
すくなる。これに対し、一行程の薬剤供給によって薬剤
が散布された苗部分に位置ずれが出なくて、均一な薬剤
散布ができるように構成してある。
ッチ60の操作部60aを操作ケーブル80を介して揺
動操作することによって左少数条植えクラッチ60の切
り換え操作を行なうように苗載せ台14の上端部の裏面
側に揺動操作自在に位置する左クラッチレバー81の近
くに、前記左クラッチ検出スイッチ64とは別の左クラ
ッチ検出スイッチ82を設け、前記右少数条植えクラッ
チ60の操作部60aを操作ケーブル80を介して揺動
操作することによって右少数条植えクラッチ60の切り
換え操作を行なうように前記左クラッチレバー81の横
側に揺動操作自在に位置する右クラッチレバー83の近
くに、前記右クラッチ検出スイッチ68と別の右クラッ
チ検出スイッチ84を設けてあるとともに、各クラッチ
検出スイッチ82,84は、クラッチレバー81,83
の操作位置に基づいて少数条植えクラッチ60の入り切
りを検出するように構成してある。前記各クラッチ検出
スイッチ82,84に警報回路85が連係している報知
ブザー86及び報知ランプ87を運転部に設けるととも
に、前記両クラッチ検出スイッチ82,84の少なくと
も一方がクラッチ入りの検出状態になると、前記警報回
路85がクラッチ検出スイッチ82,84による検出情
報に基づいて報知ブザー86を自動的に鳴らすとともに
報知ランプ87を自動的に点灯させ、報知ブザー86及
び報知ランプ87が左少数条植えクラッチ60と右少数
条植えクラッチ60の少なくとも一方が入り状態に切り
換えられていることを報知するように構成してある。
ッチレバー81も右クラッチレバー83も入り側に切り
換え操作する。すると、左少数条植えクラッチ60も右
少数条植えクラッチ60も入り状態に切り換わり、4個
の苗植付機構13のいずれもが駆動され、各苗植付機構
13が一対の苗植付け爪13cによってこの苗植付機構
13のための苗載置部14aに載置されているマット状
苗Bの下端部から一株分のブロック苗を取り出して圃場
に植付けていく。これとともに、供給制御手段69が全
条供給の制御モードになって駆動手段40の作動を制御
し、供給装置30が4個の苗載置部14aの上方を往復
移動して各苗載置部14aのマット状苗Bに薬剤を散布
していき、4条のいずれの植付け条にも薬剤供給済みの
苗が植付けられる。
クラッチレバー81を入り側に切り換え操作し、右クラ
ッチレバー83を切り側に切り換え操作する。すると、
左少数条植えクラッチ60が入り状態に、右少数条植え
クラッチ60が切り状態にそれぞれ切り換わり、4個の
苗植付機構13のうちの左側の2個の苗植付機構13だ
けが駆動され、この2個の苗植付機構13が一対の苗植
付け爪13cによってこの苗植付機構13のための苗載
置部14aに載置されているマット状苗Bの下端部から
一株分のブロック苗を取り出して圃場に植付けていく。
これとともに、供給制御手段69が左2条の少数条供給
の制御モードになって駆動手段40の作動を制御し、供
給装置30が4個の苗載置部14aのうち、駆動されて
いる左側2個の苗植付機構13に苗供給するための2個
の苗載置部14aの上方を往復移動してこの2個の苗載
置部14aのマット状苗Bに薬剤を散布していき、消費
されない右側2個の苗載置部14aの苗には薬剤を散布
することなく、2条のいずれの植付け条にも薬剤供給済
みの苗が植付けられる。
クラッチレバー81を切り側に切り換え操作し、右クラ
ッチレバー83を入り側に切り換え操作する。すると、
左少数条植えクラッチ60が切り状態に、右少数条植え
クラッチ60が入り状態にそれぞれ切り換わり、4個の
苗植付機構13のうちの右側の2個の苗植付機構13だ
けが駆動され、この2個の苗植付機構13が一対の苗植
付け爪13cによってこの苗植付機構13のための苗載
置部14aに載置されているマット状苗Bの下端部から
一株分のブロック苗を取り出して圃場に植付けていく。
これとともに、供給制御手段69が右2条の少数条供給
の制御モードになって駆動手段40の作動を制御し、供
給装置30が4個の苗載置部14aのうち、駆動されて
いる右側2個の苗植付機構13に苗供給するための2個
の苗載置部14aの上方を往復移動してこの2個の苗載
置部14aのマット状苗Bに薬剤を散布していき、消費
されない左側2個の苗載置部14aの苗には薬剤を散布
することなく、2条のいずれの植付け条にも薬剤供給済
みの苗が植付けられる。
も、右2条の少数条植えを行なう場合も、クラッチ検出
スイッチ82,84による検出情報に基づいて警報回路
85が報知ブザー86及び報知ランプ87を入り操作
し、報知ブザー86が鳴るとともに報知ランプ87が点
灯して少数条植えクラッチ60が切り状態になっている
ことを報知し、後に少数条植えを全条植えに切り換える
際に少数条植えクラッチ60の入り状態への切り換えを
忘れないように注意を促す。
備える供給装置付き苗植付装置を示し、この苗植付装置
にあっては、機体横方向に並ぶ6個の苗植付機構13、
この苗植付機構13に機体横方向に並ぶ6個の苗載置部
14aによって苗供給する苗載せ台14を備えている。
機体左側の2個の苗植付機構13と、機体中央の2個の
苗植付機構13と、機体右側の2個の苗植付機構13と
を各別に停止させる3個の少数条植えクラッチ60を備
え、3個の少数条植えクラッチ60のうち、機体左側の
2個の苗植付機構13に作用する左少数条植えクラッチ
60のみを切り状態に切り換えた少数条植えを行なう際
は、苗載せ台右側の2個の苗載置部14aと中央の2個
の苗載置部14aの計4個の苗載置部14aの上方を供
給装置30が往復移動するように供給制御手段69が駆
動手段40の作動を制御する。機体右側の2個の苗植付
機構13に作用する右少数条植えクラッチ60のみを切
り状態に切り換えた少数条植えを行なう際は、苗載せ台
左側の2個の苗載置部14aと中央の2個の苗載置部1
4aの計4個の苗載置部14aの上方を供給装置30が
往復移動するように供給制御手段69が駆動手段40の
作動を制御する。機体左側又は右側の2個の苗植付機構
13に作用する少数条植えクラッチ60と、中央の2個
の苗植付機構13に作用する中少数条植えクラッチ60
とを切り状態に切り換えた少数条植えを行なう際は、残
る機体右側又は左側の2個の苗載置部14aの上方を供
給装置30が往復移動するように供給制御手段69が駆
動手段40の作動を制御する。
給装置付き苗植付装置を示し、この苗植付装置にあって
は、機体横方向に並ぶ8個の苗植付機構13を備えてい
る。機体横方向に並ぶ4個の苗載置部14aと、この4
個の苗載置部14aの上方を往復移動する供給装置30
とを有した分割苗載せ台14bの2個を組み合わせて、
8個の苗植付機構13に各別に苗供給する8個の苗載置
部14aを備える苗載せ台14を構成している。そし
て、全条植えの場合、一方の供給装置30がこれの属す
る分割苗載せ台14bの4個の苗載置部14aの上方を
往復移動し、他方の供給装置30がこれの属する分割苗
載せ台14bの4個の苗載置部14aの上方を往復移動
することにより、8個の苗載置部14aの苗に薬剤供給
する。片側4個の苗植付機構13を停止させた少数条植
えを行なう際は、停止状態の苗植付機構13に対応する
分割苗載せ台14bに属する供給装置30が停止し、駆
動状態の苗植付機構13に対応する分割苗載せ台14b
に属する供給装置30が往復移動する。これにより、8
個の苗載置部14aのうち停止された苗植付機構13の
ための苗載置部14aを除く4個の苗載置部14aの上
方を供給装置30が往復移動することになる。
給装置付き苗植付装置を示し、この苗植付装置にあって
は、機体横方向に並ぶ10個の苗植付機構13を備えて
いる。機体横方向に並ぶ4個の苗載置部14aと、この
4個の苗載置部14aの上方を往復移動する供給装置3
0とを有した分割苗載せ台14bと、機体横方向に並ぶ
6個の苗載置部14aと、この6個の苗載置部14aの
上方を往復移動する供給装置30とを有した分割苗載せ
台14cとを組み合わせて、10個の苗植付機構13に
各別に苗供給する10個の苗載置部14aを備える苗載
せ台14を構成してある。そして、全条植えの場合、一
方の供給装置30がこれの属する分割苗載せ台14bの
4個の苗載置部14aの上方を往復移動し、他方の供給
装置30がこれの属する分割苗載せ台14bの6個の苗
載置部14aの上方を往復移動することにより、10個
の苗載置部14aの苗に薬剤供給する。片側4個又は片
側6個の苗植付機構13を停止させた少数条植えを行な
う際は、停止状態の苗植付機構13に対応する分割苗載
せ台14bに属する供給装置30が停止し、駆動状態の
苗植付機構13に対応する分割苗載せ台14bに属する
供給装置30がこの分割苗載せ台14bの複数個の苗載
置部14aの上方を往復移動する。これにより、10個
の苗載置部14aのうち停止された苗植付機構13のた
めの苗載置部14aを除く苗載置部14aの上方を供給
装置30が往復移動することになる。
給装置付き苗植付装置を示し、この苗植付装置にあって
は、機体横方向に並ぶ10個の苗植付機構13を備えて
いる。機体横方向に並ぶ5個の苗載置部14aと、この
5個の苗載置部14aの上方を往復移動する供給装置3
0とを有した分割苗載せ台14bの2個を組み合わせ
て、10個の苗植付機構13に各別に苗供給する10個
の苗載置部14aを備える苗載せ台14を構成してあ
る。そして、全条植えの場合、一方の供給装置30がこ
れの属する分割苗載せ台14bの5個の苗載置部14a
の上方を往復移動し、他方の供給装置30がこれの属す
る分割苗載せ台14bの5個の苗載置部14aの上方を
往復移動することにより、10個の苗載置部14aの苗
に薬剤供給する。片側5個の苗植付機構13を停止させ
た少数条植えを行なう際は、停止状態の苗植付機構13
に対応する分割苗載せ台14bに属する供給装置30が
停止し、駆動状態の苗植付機構13に対応する分割苗載
せ台14bに属する供給装置30がこの分割苗載せ台1
4bの複数個の苗載置部14aの上方を往復移動する。
これにより、10個の苗載置部14aのうち停止された
苗植付機構13のための苗載置部14aを除く苗載置部
14aの上方を供給装置30が往復移動することにな
る。
6及び報知ランプ87を制御させるためのクラッチ検出
スイッチ82,84を、クラッチレバー81,83の操
作位置に基づいて少数条植えクラッチ60の入り切りを
検出するようにクラッチレバー81,83の近くに設
け、供給装置30の駆動手段40を制御させるためのク
ラッチ検出スイッチ64,68を、少数条植えクラッチ
60の操作部60aの操作位置に基づいて少数条植えク
ラッチ60の入り切りを検出するように少数条植えクラ
ッチ60の近くに設けるに替え、報知ブザー86及び報
知ランプ87を制御させるためのクラッチ検出スイッチ
82,84を、少数条植えクラッチ60の操作部60a
の操作位置に基づいて少数条植えクラッチ60の入り切
りを検出するように少数条植えクラッチ60の近くに設
け、供給装置30の駆動手段40を制御させるためのク
ラッチ検出スイッチ64,68を、クラッチレバー8
1,83の操作位置に基づいて少数条植えクラッチ60
の入り切りを検出するようにクラッチレバー81,83
の近くに設けることによって実施してもよい。また、報
知ブザー86及び報知ランプ87を制御させるためのク
ラッチ検出スイッチ82,84と、供給装置30の駆動
手段40を制御させるためのクラッチ検出スイッチ6
4,68とのいずれもを、少数条植えクラッチ60の操
作部60aの操作位置に基づいて少数条植えクラッチ6
0の入り切りを検出するように少数条植えクラッチ60
の近くに設けるとか、クラッチレバー81,83の操作
位置に基づいて少数条植えクラッチ60の入り切りを検
出するようにクラッチレバー81,83の近くに設ける
ことによって実施してもよい。
82,84に替え、前記クラッチレバー81,83や操
作部60aの押圧作用によって電気抵抗が変化するセン
サーなど、各種のセンサー機構を採用して実施してもよ
いのであり、これら検出スイッチやセンサーなどを総称
して検出手段64,68,82,84と呼称する。
7に替えて、報知音を発生する装置や、報知文字を発生
する装置を採用して実施してもよいのであり、これらを
総称して報知手段86,87と呼称する。
苗に供給するよう構成する場合にも本発明は適用でき
る。したがって、これら薬剤、肥料などを総称して、苗
に供給するべき流動物と呼称する。
Claims (2)
- 【請求項1】 機体横方向に並ぶ複数個の苗植付機構
と、複数個の苗植付機構に各別に苗供給する複数個の苗
載置部を有する苗載せ台と、苗に供給するべき流動物を
苗載せ台の上方から落下させる供給装置と、この供給装
置を苗載せ台に対してその横幅方向に往復移動させる駆
動手段と、前記複数個の苗植付機構の一部を停止させる
少数条植えクラッチとを備えてある供給装置付き田植機
であって、 前記少数条植えクラッチの入り切りを検出する検出手
段、及び、前記駆動手段の作動を制御する供給制御手段
を備え、 少数条植えクラッチが切り状態に切り換えられると、前
記供給装置が前記複数個の苗載置部のうち、少数条植え
クラッチによって停止された苗植付機構のための苗載置
部を除く苗載置部の上方を往復移動するように、前記供
給制御手段が検出手段による情報に基づいて駆動手段の
作動を制御し、かつ、少数条植えクラッチが入り状態に
切り換えられると、前記供給装置が前記複数個の苗載置
部の上方を往復移動するように、前記供給制御手段が検
出手段による検出情報に基づいて駆動手段の作動を制御
するように構成してある供給装置付き田植機。 - 【請求項2】 前記少数条植えクラッチの切り状態を報
知する報知手段を備え、少数条植えクラッチの入り切り
を検出する一対の検出手段を備えるとともに、この一対
の検出手段における一方の検出情報に基づいて前記報知
手段を、他方の検出情報に基づいて前記駆動手段をそれ
ぞれ制御させるように構成してある請求項1 記載の供給
装置付き田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001244011A JP3659907B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 供給装置付き田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2001244011A JP3659907B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 供給装置付き田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003052211A true JP2003052211A (ja) | 2003-02-25 |
JP3659907B2 JP3659907B2 (ja) | 2005-06-15 |
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3659907B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010110267A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Yanmar Co Ltd | 田植機の植付部 |
JP2014143989A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Kubota Corp | 田植機 |
JP2016123350A (ja) * | 2014-12-27 | 2016-07-11 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
CN114027002A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-02-11 | 温州科技职业学院 | 一种多功能一体化的新型插秧机以及使用方法 |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001244011A patent/JP3659907B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010110267A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Yanmar Co Ltd | 田植機の植付部 |
JP2014143989A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Kubota Corp | 田植機 |
JP2016123350A (ja) * | 2014-12-27 | 2016-07-11 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
CN114027002A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-02-11 | 温州科技职业学院 | 一种多功能一体化的新型插秧机以及使用方法 |
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