JPH0824451B2 - 田植機の薬剤散布装置 - Google Patents

田植機の薬剤散布装置

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JPH0824451B2
JPH0824451B2 JP15324289A JP15324289A JPH0824451B2 JP H0824451 B2 JPH0824451 B2 JP H0824451B2 JP 15324289 A JP15324289 A JP 15324289A JP 15324289 A JP15324289 A JP 15324289A JP H0824451 B2 JPH0824451 B2 JP H0824451B2
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JP
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planting
feeding mechanism
drug
rice transplanter
chemical spraying
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正一 中村
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は田植機の薬剤散布装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、田植機の薬剤散布装置としては、実公昭55−97
79号公報に示されるものが存在し、この引例では、貯留
された薬剤を送り出すため、植付アームの作動と同期し
て駆動される繰出し機構が備えられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ここで、田植機における薬剤散布の現状について考え
るに、例えば、除草剤を散布する作業では、この作業を
苗の植付けと同時に行い、かつ、苗の植付幅の全幅に除
草剤を散布している。
又、このように除草剤を散布する場合には、圃場の単
位面積に対して所望の量の薬剤を散布したいこともある
が前述のように植付アームの作動と同期して薬剤を散布
するものでは、単位面積に対する薬剤の散布量を設定す
るのに手間が掛るものとなる。
又、田植機の苗植付装置には各条クラッチと称する植
付条数低減手段の操作によって植付条数を減少させて作
業を行うこともあり、このように植付条数を減じて作業
を行う際に薬剤散布装置を作動させようとすると、減じ
られた条数に対応して薬剤の散布量も減ずる操作を必要
とする。
本発明の目的は、圃場の単位面積に対する薬剤の散布
量の調節を容易に行い、しかも、苗の植付条数が減じら
れた場合にも、散布量の調節を容易に行う装置を合理的
に構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、機体の走行速度と同期して薬剤の繰
出しを行う繰出し機構を備えると共に、苗植付装置の植
付条数を減じる植付条数低減手段の設定数に対応した値
に繰出し機構の同期速度を減じる繰出し量調節手段を有
して成る点にあり、その作用、及び効果は次の通りであ
る。
〔作用〕
上記特徴を例えば第1図に示すように構成すると、繰
出し機構(D)が機体(4)の走行速度と同期して駆動
されるので、機体(4)の走行速度に拘りなく、単位走
行距離に対する薬剤の散布量が一定することとなり、繰
出し機構(D)の繰出し量を所望の値に設定し後には、
機体(4)の走行方向に沿う方向での苗の植付間隔を変
更した場合でも、繰出し機構(D)を操作する必要が無
く、しかも、植付条数低減手段(29)によって減じられ
た条数に対応して繰出し機構(D)の同期速度が減じら
れるので、繰出し機構(D)の駆動量(薬剤の繰出し量
と比例する)が減じられた条数に対応して自動的に減少
する。
〔発明の効果〕
従って、圃場の単位面積に対する薬剤の散布量の調節
を容易に行い、しかも、苗の植付条数が減じられた場合
でも、薬剤の散布量の調節を、手間を掛けずに行える装
置が合理的に構成されたのである。
特に、本発明では同期速度を変更することで繰出し量
を調節するので、例えば、繰出し機構を機械的容量の増
減によって繰出し量を調節するよう構成されたものと比
較すると、構造が極めて簡単になるという効果も奏す
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第2図に示すよう左右一対の前後車輪(1),
(2)、及び、運転座席(3)を有した走行機体(4)
の後端に油圧シリンダ(5)の作動によって昇降するリ
ンク機構(6)を介し、苗植付装置(A)を連結して乗
用型の田植機を構成する。
同図、及び、第3図に示すように、苗植付装置(A)
は、走行機体(4)からの動力を伝えられる伝動ケース
(7)と、3つのチェーンケース(8)…と苗のせ台
(9)と、このチェーンケース(8)の動力で駆動され
る回転ケース(10)夫々に対して一対ずつ設けられた植
付アーム(11),(11)と、3つの整地フロート(12)
…とを有して6条植え用に構成され、又、この苗植付装
置(A)には苗植付と同時に圃場に対して肥料を供給す
る施肥装置(B)と、苗植付と同時に圃場に対して除草
剤の散布を行う薬剤散布装置(C)とを備えている。
尚、施肥装置(B)は粒状の肥料を貯留するホッパー
(13)と、このホッパー(13)から肥料を送り出す繰出
し部(14)と、案内ホース(15)と、作溝器(16)とを
有して成っている。
又、前記薬剤散布装置(C)は、第3図乃至第8図に
示すように、薬剤(17)を貯留する貯留部としてのホッ
パー(18)と、このホッパー内の薬剤(17)を送り出す
繰出し機構(D)と繰出し機構(D)からの薬剤(17)
を拡散させるよう翼体(19a),(19a)を有し、電動モ
ータ(M)で駆動される回転体(19)と、拡散された薬
剤(17)を平均化して圃場面の側に送り出す案内部材
(20)とで成り、更に、繰出し機構(D)は第6図に示
すように、ホッパー(18)の下部に設けられた案内筒部
(21)からの顆粒状の薬剤(17)(除草剤)を、その開
口(22a)…の内部に受け止めて放出側に設けられたパ
イプ材(23)を介して前記回転体(19)の送り出すディ
スク材(22)と、このディスク材(22)を回転させる駆
動部とで成っている。
又、この駆動部はディスク材(22)の支軸(24)に一
方向クラッチ(25)を介して設けられたアーム(26)
と、このアーム(26)に対して、そのプランジャ部(27
a)を連結した電磁ソレノイド(27)と、アーム(26)
を復元操作するバネ(28)とで成り、電磁ソレノイド
(27)し、対して間歇的に通電を行うことで、ディスク
材(22)を回転させて薬剤(17)の繰出しを行うように
構成されている。
又、この田植機では前記チェーンケース(8)…夫々
に各条クラッチ(29)…(植付条数低減手段の一例)が
内装され、作業時にこれらの各条クラッチ(29)…と連
係する操作レバー(30)…を選択して切り操作するで、
苗の植付条数を2条単位で減じられるように構成されて
いる。
そして、この田植機では均一な薬剤散布を行うよう
に、機体(4)の走行速度と同期した速度で前記繰出し
機構(D)を駆動する系、及び、前記各条クラッチ(2
9)…の切り操作に連係して繰出し機構(D)の繰出し
量を低減する系を有している。
つまり、これらの系は第1図に示すように構成され、
この構成ではメインスイッチ(31)と、踏込み操作で主
クラッチ(32)を切り操作する主クラッチペダル(33)
の踏込み操作時にOFF操作される第1スイッチ(34)
と、苗植付装置(A)に対する植付クラッチ(35)の操
作レバー(36)の切り側への操作時にOFF操作される第
2スイッチ(37)とが電源(38)に対して直列に結線さ
れると共に、機体前部のミッションケース(39)からの
動力を後車輪(2)の伝動ケース(40)に伝える伝動軸
(41)に設けた三種類のカム体(42a),(42b),(42
c)の回転時に夫々ON操作される3つの第3スイッチ(4
3a),(43b),(43c)と、3つのANDゲート(44),
(44),(44)と、前記各条クラッチ(29),(29),
(29)の操作レバー(30),(30),(30)の切り側へ
の操作時にOFF操作される3つの第4スイッチ(45a),
(45b),(45c)と、これら第4スイッチ(45a),(4
5b),(45c)の信号に基いて、各条クラッチがいずれ
も切り操作されていない状態、1つが切り操作されてい
る状態、2つが切り操作されている状態の三種の状態を
前記ANDゲート(44),(44),(44)夫々の入力端子
に伝える論理ゲート群(46)とで成る繰出し量調節手段
(E)が前記電源(38)と結結する系と、前記電磁ソレ
ノイド(27)を駆動するトランジスタ(47)との間に介
装されている。
又、前記三種類のカム体(42a),(42b),(42c)
は伝動軸(41)が一回転する毎に夫々に対応する第3ス
イッチ(43a),(43b),(43c)を3度、2度、1度
ずつON操作するよう、その形状が設定され、夫々の第3
スイッチ(43a),(43b),(43c)は第1図の
(a),(b),(c)に示す如くON信号を出力する。
そして、作業時には、各条クラッチ(29),(29),
(29)の切り操作にらよって植付条数を2系減じた場合
には、(b)に示す信号で繰出し機構(D)を駆動し、
植付条数を4条減じた場合には(c)に示す信号で繰出
し機構(D)を駆動することで、走行速度を同期して繰
出し機構(D)を駆動する状態を変化させること無く、
減じられた条数に対応して薬剤の散布量を減ずるように
なっている。
尚、このように植付条数を減じた場合には、減じられ
た条への薬剤の散布を阻止するよう、第4図に仮想線に
示す如く、前記案内部材(20)にガイド板(48)…を取
付け、又、回転体(19)の薬剤散布の方向性を調節でき
るように構成されている。
〔別実施例〕
本発明は上記実施例以外に例えば、走行伝動系の駆動
速度を非接触型センサで取り出し、この結果に基いて繰
出し用の同期モータを制御する等、カム体を用いずに実
施することも可能であり、又、拡散用の回転体を用いず
に構成することも可能である。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る田植機の薬剤散布装置の実施例を示
し、第1図は該装置の駆動系の電気回路図、第2図は田
植機の全体側面図、第3図は苗植付装置の側面図、第4
図は該装置等の背面図、第5図は該装置等の平面図、第
6図は繰出し機構の縦断側面図、第7図は第6図のVII
−VII線断面図、第8図は第6図のVIII−VIII線断面図
である。 (4)……機体、(17)……薬剤、(29)……植付条数
低減手段、(A)……苗植付装置、(D)……繰出し機
構、(E)……繰繰出し量調節手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体(4)の走行速度と同期して薬剤(1
    7)の繰出しを行う繰出し機構(D)を備えると共に、
    苗植付装置(A)の植付条数を減じる植付条数低減手段
    (29)の設定数に対応した値に繰出し機構(D)の同期
    速度を減じる繰出し量調節手段(E)を有して成る田植
    機の薬剤散布装置。
JP15324289A 1989-06-15 1989-06-15 田植機の薬剤散布装置 Expired - Lifetime JPH0824451B2 (ja)

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DE102010041055B4 (de) 2010-04-01 2016-12-15 Schunk Gmbh & Co. Kg Spann- Und Greiftechnik Befestigungseinrichtung zur Befestigung eines Spannfutters an einer Drehspindel
DE102010041054A1 (de) 2010-04-01 2011-10-06 Schunk Gmbh & Co. Kg Spann- Und Greiftechnik Zentriereinrichtung zum Zentrieren eines Spannfutters an einer Drehspindel und zugehörige Verriegelungseinrichtung
EP2928281A4 (en) * 2012-12-07 2016-11-23 Dow Agrosciences Llc POSITIONING DEVICE

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