JP2003052201A - 耕耘機 - Google Patents

耕耘機

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JP2003052201A
JP2003052201A JP2001244013A JP2001244013A JP2003052201A JP 2003052201 A JP2003052201 A JP 2003052201A JP 2001244013 A JP2001244013 A JP 2001244013A JP 2001244013 A JP2001244013 A JP 2001244013A JP 2003052201 A JP2003052201 A JP 2003052201A
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伸一 竹田
Masaru Uchitani
賢 打谷
Mitsuaki Sawai
光明 沢井
Takuto Yasuhara
拓人 安原
Takeshi Watari
剛 渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝動ケース2から突出する駆動軸1に相対
回転及び着脱自在に外嵌する耕耘爪軸12と、耕耘爪軸
12に外嵌するとともに相対回動自在に連結しているガ
イド部材15と、ガイド部材15にボス部22が外嵌し
ているとともに耕耘爪軸12の回動軸芯P1に対して傾
斜した軸芯P2まわりで相対回動自在に連結している傾
斜耕耘爪20とを備えている耕耘機において、耕耘爪軸
12及び傾斜耕耘爪20を操作容易に装着できるととも
に傾斜耕耘爪20を強固に駆動できるようにする。 【解決手段】 耕耘爪軸12と駆動軸1とにわたって挿
入されて耕耘爪軸12と駆動軸1とを一体回動自在に連
結する連結ピン24を備えてある。耕耘爪軸12から延
出する連動アーム27により、傾斜耕耘爪20ボス部2
2が耕耘爪軸12に対して傾斜することを許容しながら
ボス部22を耕耘爪軸12に一体回動自在に連動させて
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝動ケースから突
出する駆動軸に基端側が相対回転及び着脱自在に外嵌す
る耕耘爪軸と、この耕耘爪軸の基端側に外嵌するととも
に相対回動自在に連結しているガイド部材と、このガイ
ド部材にボス部が外嵌しているとともに前記耕耘爪軸の
回動軸芯に対して傾斜した軸芯まわりで相対回動自在に
連結している傾斜耕耘爪とを備えている耕耘機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記耕耘機にあっては、耕耘爪に替えて
車輪などを駆動軸に取付けられることがあるため、耕耘
爪軸と傾斜耕耘爪をユニットにして操作簡単に駆動軸に
対して着脱できるように構成されものである。
【0003】そして、この種耕耘機において、従来、た
とえば特開2000−316305号公報に示されるよ
うに、傾斜耕耘爪のボス部と耕耘爪軸と駆動軸とにわた
って挿入するように構成した連結ピンを備え、耕耘爪軸
の基端側を駆動軸に外嵌させて連結ピンを装着すれば、
この連結ピンの作用により、耕耘爪軸が抜け止め状態に
なるとともに耕耘爪軸も傾斜耕耘爪も駆動軸に一体回動
自在に連動した状態になるように構成されたものがあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の耕耘機
の場合、耕耘爪軸や傾斜耕耘爪を装着する際、駆動軸と
耕耘爪軸と傾斜耕耘爪の各部材のピン孔が合致して連結
ピンの装着が可能になるように、耕耘爪軸を駆動軸に対
して回動調節して両軸のピン孔を合致させる位置合わせ
調節と、傾斜耕耘爪を耕耘爪軸に対して回動調節して両
部材のピン孔を合致させる位置合わせ調節とを別々に行
なう必要があり、手間が掛っていた。また、駆動軸の回
動力が連結ピンによって傾斜耕耘爪のボス部に伝達さ
れ、連結ピンの駆動軸に当接する部位から比較的離れた
部位に傾斜耕耘爪の駆動反力が掛ることにより、土が硬
いなどによって傾斜耕耘爪の駆動負荷が増大すると、連
結ピンが変形するトラブルが発生しやすくなっていた。
【0005】本発明の目的は、耕耘爪の連結操作が操作
簡単かつ迅速に行なえるとともに上記した如き駆動トラ
ブルを回避しやすい耕耘機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0007】〔構成〕伝動ケースから突出する駆動軸に
基端側が相対回転及び着脱自在に外嵌する耕耘爪軸と、
この耕耘爪軸の基端側に外嵌するとともに相対回動自在
に連結しているガイド部材と、このガイド部材にボス部
が外嵌しているとともに前記耕耘爪軸の回動軸芯に対し
て傾斜した軸芯まわりで相対回動自在に連結している傾
斜耕耘爪とを備えている耕耘機において、前記耕耘爪軸
と前記駆動軸とにわたって挿入されて耕耘爪軸と駆動軸
とを一体回動自在に連結するとともに耕耘爪軸の外れ止
めを行なう連結ピンと、前記傾斜耕耘爪のボス部が前記
耕耘爪軸に対して傾斜することを許容しながら前記ボス
部を前記耕耘爪軸に一体回動自在に係合させている連動
手段とを各別に備え、前記傾斜耕耘爪の前記ボス部に、
前記連結ピンが挿通するピン孔を備えてある。
【0008】〔作用〕耕耘爪軸を駆動軸に装着しなくて
も、傾斜耕耘爪のボス部と耕耘爪軸の連動手段による連
結のために、傾斜耕耘爪のボス部のピン孔と、耕耘爪軸
のピン孔とは合致した状態になっている。これにより、
耕耘爪軸を駆動軸に外嵌させて両軸のピン孔どうしを合
致させると、傾斜耕耘爪のピン孔を耕耘爪軸のピン孔に
位置合わせする特別な調節を行なわなくとも、駆動軸と
耕耘爪軸と傾斜耕耘爪のピン孔が合致した状態になり、
連結ピンを傾斜耕耘爪のピン孔から挿入することによっ
て耕耘爪軸と駆動軸とにわたって装着できる。この状態
では、駆動軸の回動力が連結ピンによって耕耘爪軸に伝
達され、耕耘爪軸の回動力が連動手段によって傾斜耕耘
爪に伝達されて、耕耘爪軸及び傾斜耕耘爪を駆動でき
る。
【0009】耕耘爪軸の回動力が前記連結ピンとは異な
る連動手段によって傾斜耕耘爪のボス部に伝達されるも
のだから、耕耘爪軸と傾斜耕耘爪とを連動させるべく連
動手段に備えさせる長さを比較的短く済ませ、傾斜耕耘
爪の駆動反力が掛ってもその大きさの割には変形するな
どの破損を連動手段に発生しにくくしながら傾斜耕耘爪
を駆動できる。
【0010】〔効果〕従って、耕耘爪軸と駆動軸のピン
孔を合致させる調節を行なえば、傾斜耕耘爪と耕耘爪軸
のピン孔を合致させる調節を行なわなくとも操作簡単に
かつ迅速に連結ピンを装着して耕耘爪軸や傾斜耕耘爪を
迅速に装着できる。
【0011】また、傾斜耕耘爪に掛る作業抵抗が比較的
大きくても、連動手段が変形したり破損しにくくて傾斜
耕耘爪を強固に駆動して能率よく作業できる。
【0012】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記連動手段が、前記傾斜耕耘爪のボス部と前記耕
耘爪軸の一方から他方に向けて延出する連動アームで成
り、前記連結ピンが入り込む凹入部を備えている。
【0014】〔作用〕連結ピンが連動手段の凹入部に入
り込むものだから、連結ピンと連動手段の配置に必要な
耕耘爪軸回動軸芯方向でのスペースを少なく済ませなが
ら、連結ピン及び連動手段を設けられる。
【0015】〔効果〕連結ピンと連動手段の前記スペー
スを少なく済ませて耕耘爪の取り付け及び連動構造をコ
ンパクトにできる。
【0016】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0017】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記連動手段が、前記耕耘爪軸から前記傾斜
耕耘爪の前記ボス部に向けて延出している連動アームで
ある。
【0018】〔作用〕傾斜耕耘爪は、耕耘爪軸に対して
傾斜して耕耘爪軸と共に回動する。これにより、連動手
段として、傾斜耕耘爪のボス部から耕耘爪軸に向けて延
出する連動アームを採用すると、連動アームの延出端部
が耕耘爪軸に対して移動することを許容しながら連動ア
ームの延出端部を一体回動自在に係合する係止部を耕耘
爪軸に備えさせる必要が生じ、耕耘爪軸の駆動軸に外嵌
する基端部が大型化する。これに対し、耕耘爪軸から延
出する連動アームを採用しているものだから、傾斜耕耘
爪のボス部を、連動アームの延出端側が摺動自在に入り
込む切欠きを備えるだけの構造簡単なものにしながら傾
斜耕耘爪の駆動を可能にできる。
【0019】〔効果〕傾斜耕耘爪のボス部も耕耘爪軸も
小型化して耕耘爪の取付けや連動構造をコンパクトに得
られる。
【0020】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0021】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記耕耘爪軸の先端側に、耕耘
爪に替えて中耕車輪を一体回転自在に装着する連結部を
備えてある。
【0022】〔作用〕耕耘爪軸の先端側に耕耘爪に替え
て中耕車輪を装着して畝間などの溝内を作業走行する。
すると、傾斜耕耘爪が溝底部に残耕が生じないようにし
ながら畝側面や溝内の中耕除草を行なっていく。このと
き、中耕車輪によって推進力を発揮させながら走行した
り、傾斜耕耘爪が畝側面を削り過ぎて溝内を蛇行しない
ように中耕車輪によって畝側面に沿うように案内させた
りしながら走行できる。
【0023】〔効果〕従って、耕耘爪軸に中耕車輪を装
着して推進力を発揮させたり畝側面に沿って走行するよ
うに案内させ、仕上がりのよい中耕管理作業を能率よく
行なえる。
【0024】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0025】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1 項によ
る発明の構成において、前記傾斜耕耘爪の前記ボス部
に、中耕車輪を一体回転及び着脱自在に装着する連結部
を備えてある。
【0026】〔作用〕傾斜耕耘爪のボス部に中耕車輪を
装着して畝間などの溝内の作業走行を行なう。すると、
傾斜耕耘爪が溝内底部を残耕が生じないようにしながら
中耕除草していき、中耕車輪が推進力を発揮するととも
に溝内側面を中耕除草しながら走行できる。
【0027】〔効果〕従って、傾斜耕耘爪と中耕車輪の
中耕処理や推進によって仕上がりの良い溝内の中耕管理
作業を能率よく行なえる。
【0028】請求項6による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0029】〔構成〕請求項1〜5のいずれか1 項によ
る発明の構成において、前記傾斜耕耘爪の先端が最も機
体内側に位置するときのその爪先端の伝動ケースに対す
る位置が機体前後方向に変化するように、前記ガイド部
材の伝動ケースに対する固定角度を変更する調節手段を
備えてある。
【0030】〔作用〕傾斜耕耘爪は、爪先端が機体横方
向に移動しながら回動する。前記調節手段によってガイ
ド部材の伝動ケースに対する固定角度を変更すると、爪
先端が最も機体内側に位置するときの爪先端の伝動ケー
スに対する位置が前後方向に変化する。爪先端が伝動ケ
ースより前方側で最も機体内側に位置すると、傾斜耕耘
爪は伝動ケースの移動に先立って圃場を表面やその近く
から耕起し、伝動ケースが後に実際に通過するときに乗
り上がるとかして移動障害になる未耕起部が出来にくい
ように耕起作用する。そして、爪先端が伝動ケースの下
方で最も機体内側に位置すると、耕起範囲が均平になる
ように傾斜耕耘爪が耕起作用する。
【0031】〔効果〕従って、耕耘爪による推進力が得
やすいか否かなどの圃場条件により、調節手段によって
ガイド部材の伝動ケースに対する固定角度を適切に変更
調節すれば、伝動ケースの前方に移動障害となる未耕起
部が出来にくいように傾斜耕耘爪に耕起作用させて機体
をスムーズに移動させて能率よく作業したり、均平な耕
耘後が得られるように傾斜耕耘爪に耕起作用させて仕上
がりの良い作業をすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1に示すように、下端部の両横
側に駆動軸としての車軸1を備えている機体上下向きの
伝動ケース2と、この伝動ケース2の上端側のエンジン
搭載部2aに取付けたエンジン3と、前記伝動ケース2
の上部から後方向きに延出するヒッチ部材4とによって
機体を構成し、伝動ケース2の下端部から前記ヒッチ部
材4の前端側を貫通して機体の後方及び上方向きに延出
する操縦ハンドル5、エンジン3の上方や側方などを覆
うエンジンカバー6、左右車軸1の上方を覆うフェンダ
ー7、車体の前端側を支持する固定ハンドルに兼用のフ
ロントバンパー8などを前記機体に備えさせ、前記左右
の車軸1に複数本の耕耘爪11などを有する耕耘装置1
0を装着するとともに、エンジン3の回転出力を伝動ケ
ース2の内部に位置する伝動機構( 図示せず) によって
左右の車軸1に伝達することによって各耕耘装置10を
駆動するように構成し、前記ヒッチ部材4に抵抗棒9を
取付けて、歩行型耕耘機を構成してある。この耕耘機
は、機体の後方を追従歩行しながら操縦ハンドル5によ
って操縦を行い、回動する左右の耕耘装置10によって
機体を走行させながら耕耘作業を行なわせるものであ
り、詳しくは、次の如く構成してある。
【0033】図2、図3などに示すように、前記左右の
耕耘装置10のそれぞれは、前記伝動ケース2から機体
横向きに突出している駆動軸としての丸軸型の前記車軸
1に一端側の連結部12aによって連結しているととも
に他端側に前記複数本の耕耘爪11と一つのロータディ
スク13を有している耕耘爪軸12と、この耕耘爪軸1
2の前記連結部12aの端部にボールベアリング14を
介して外嵌しているガイド部材15と、このガイド部材
15にボールベアリング16を介してボス部22が外嵌
している複数本の傾斜耕耘爪20,21と、前記耕耘爪
11のための支持板11aと前記傾斜耕耘爪20,21
の前記ボス部22とにわたって取付けてある複数本の巻
付き防止杆17とを備えて構成してある。
【0034】図4などに示すように、耕耘爪軸12は、
車軸1に外嵌するように筒型に構成した前記連結部12
aによって車軸1に着脱及び相対回転自在に装着し、傾
斜耕耘爪20,21の前記ボス部22に備えてあるピン
孔23から抜き差しすることによって耕耘爪軸12の前
記連結部12aと車軸1とにわたって挿入したり、耕耘
爪軸12や車軸1から抜き外すように構成した連結ピン
24により、車軸1からの外れ止めを行なうように、か
つ、車軸芯P1まわりで車軸1と一体回動するように車
軸1に連結してある。
【0035】ガイド部材15と耕耘爪軸12の前記連結
部12aとの間に位置する前記ボールベアリング14が
連結部12aにもガイド部材15にも嵌着していること
により、ガイド部材15は、耕耘爪軸12の車軸1に対
する着脱操作によって耕耘爪軸12と共に一挙に着脱で
きるように、かつ、耕耘爪軸12と相対回転するように
耕耘爪軸12の連結部12aに相対回転のみ自在に連結
している。
【0036】傾斜耕耘爪20,21の前記ボス部22と
ガイド部材15との間に位置する前記ボールベアリング
16の一端側にストッパー作用する止め輪16aをボス
部22に取付け、前記ボールベアリング16の他端側に
ストッパー作用する止め輪16bをガイド部材15に取
付けてあることにより、耕耘爪軸12の車軸1に対する
着脱操作によって傾斜耕耘爪20,21も一挙に着脱で
きるように、傾斜耕耘爪20,21のボス部22がガイ
ド部材15に相対回転のみ自在に連結している。
【0037】ガイド部材15の一端側に位置決め部材2
6を溶接によって固定してあるとともに、耕耘爪軸12
を車軸1に装着すると、位置決め部材26の外周部26
aが伝動ケース2の車軸支持部2bに外嵌してその車輪
支持部2bの外周囲の複数箇所に位置する補強リブやケ
ース組立て用フランジで成る図5の如き回り止め突起2
cが位置決め部材26の前記外周部26aに位置する図
6、図7の如き複数個の凹入部26bに各別に入り込
み、この入り込みによる車輪支持部2bと位置決め部材
26との係合のために位置決め部材26が伝動ケース2
によって回り止めされる。これにより、ガイド部材15
が伝動ケース2に対して回動しないように位置決め部材
26によって回り止めされるように構成してある。
【0038】図4、図8などに示すように、耕耘爪軸1
2の前記連結部12aの周方向に分散する四箇所から連
動アーム27を傾斜耕耘爪20,21のボス部22に向
けて延出させてある。各連動アーム27の延出側端部
は、前記ボス部22の内面側に設けた伝動溝28に入り
込ませてあるとともに、傾斜耕耘爪20,21のボス部
22が前記ガイド部材15の図7の如き傾斜ガイド部1
5aによる案内によって耕耘爪軸12に対して傾斜した
状態で回動しようとすると、伝動溝28に沿ってボス部
22と相対移動し、傾斜耕耘爪20,21のボス部22
が耕耘爪軸12に対して相対回転しようとすると、伝動
溝28の側面に当接するように構成してある。これによ
り、傾斜耕耘爪20,21のボス部22は、連動アーム
27によって耕耘爪軸12の連結部12aに係合されて
耕耘爪軸12と一体回動する。そして、このとき、ガイ
ド部材15の傾斜ガイド部15aがボールベアリング1
6を介してボス部22の内面側に案内作用することと、
図10の如くボス部22の前記ピン孔23が連結ピン2
4の外径に比して大きい孔で連結ピン24とボス部22
の相対移動を許容することとにより、傾斜耕耘爪20,
21のボス部22は、耕耘爪軸12に対して傾斜した軸
芯P2のまわりで耕耘爪軸12と一体回動する。これに
より、各傾斜耕耘爪20,21は、連動手段としての各
連動アーム27によって耕耘爪軸12に連動していると
ともに耕耘爪軸12に対して傾斜することが許容されて
おり、耕耘爪軸12の回動力によって耕耘爪軸12の耕
耘爪11と共に回動し、そして、ガイド部材15の傾斜
ガイド部15aによる案内作用のために、一回転する間
に爪先端が機体横方向に一往復移動するように、かつ、
爪先端が下端側に位置したときに最も機体内側に位置す
るように耕耘爪軸12に対して傾斜した軸芯P2まわり
で回動する。
【0039】傾斜耕耘爪20,21のボス部22と耕耘
爪軸12とが各連動アーム27によって相対回動しない
ように係合しており、これにより、ボス部22のピン孔
23と、耕耘爪軸12の連結ピン24用のピン孔とが合
致した状態に保持される。
【0040】つまり、左右の耕耘装置10のそれぞれに
あっては、耕耘爪軸12を車軸1に装着する操作によっ
て、傾斜耕耘爪20,21やガイド部材15も耕耘爪軸
12の耕耘爪11と伝動ケース2との間に一挙に装着さ
れる。そして、耕耘爪軸12が車軸1によって連結ピン
24を介して駆動されることによって駆動される耕耘爪
11による作用と、ボス部22が連動アーム27によっ
て伝達される耕耘爪軸12の回動力によって、ガイド部
材15の傾斜ガイド部15aの案内のために耕耘爪軸1
2に対して傾斜した軸芯P2のまわりで回動するように
駆動され、爪先が機体横方向に往復移動するとともに伝
動ケース2の下方で最も機体内側に位置する状態で駆動
される傾斜耕耘爪20による作用と、この傾斜耕耘爪2
0と共に駆動され、爪先が機体横方向に往復移動すると
ともに前記傾斜耕耘爪20と前記耕耘爪11との間で回
動する傾斜耕耘爪21による作用とによって機体を走行
させながら圃場を耕起していき、前記傾斜耕耘爪20に
よって伝動ケース2の下方を残耕部にならないように耕
起していく。そして、ロータディスク13によって耕耘
深さを深くならないように規制しながら、かつ、巻付き
防止杆17によってワラ屑などの挟雑物が耕耘爪軸12
や、耕耘爪11の支軸11bとかロータディスク13の
支軸13aに巻き付くことを防止しながら耕耘してい
く。
【0041】図4、図9などに示すように、前記複数本
の連動アーム27のうちの一部の一側面側に凹入部27
aを備えさせるとともに、耕耘爪軸12と車軸1とにわ
たって装着した前記連結ピン24の中間部が前記凹入部
27aに入り込み、連結ピン24と連動アーム27の設
置に必要な耕耘爪軸芯方向でのスペースを少なく済ませ
ながら連結ピン24と連動アーム27とを設置できるよ
うにしてある。
【0042】前記耕耘爪軸12の前記耕耘爪11及びロ
ータディスク13は、図3、図11などに示す取付け構
造に基づいて耕耘爪軸12に取付けてある。すなわち、
耕耘爪11の前記支軸11bの基端側を、耕耘爪軸12
の先端側に設けたピン孔を有する連結部12bに取外し
自在に外嵌させるとともに着脱自在な連結ピン29によ
って一体回動自在に連結し、ロータディスク13の前記
支軸13aを、前記支軸11bの先端側に取外し自在に
外嵌させるとともに着脱自在な連結ピン30によって一
体回転自在に連結してある。
【0043】つまり、前記耕耘爪11及びロータディス
ク13は耕耘爪軸12に着脱自在に備えてあり、図1
3、図14、図15に示すように、畝間の中耕管理作業
を行なう際、前記耕耘爪11、ロータディスク13及び
巻付け防止杆17を取外した耕耘爪軸12の先端側の連
結部12bに、前記耕耘爪11に替えて中耕車輪32を
一体回動自在に装着して作業できるようにしてある。す
なわち、傾斜耕耘爪20,21によって中耕除草を行な
え、中耕車輪32によって推進力を発揮させながら走行
したり、傾斜耕耘爪21が畝側面を削り過ぎて溝内を蛇
行しないように中耕車輪32によって畝側面に沿うよう
に案内させながら走行できる。
【0044】図3、図12などに示すように、前記傾斜
耕耘爪20,21は、前記ボス部22の複数個のボルト
孔を有する連結部22aに連結ボルト33によって着脱
自在に取付けてある。すなわち、図16、図17、図1
8に示すように、畝間の中耕管理作業を行なう際、前記
耕耘爪11、ロータディスク13及び巻付き防止杆17
を取外し、前記ボス部22の前記連結部22aに、前記
傾斜耕耘爪20,21と共に中耕車輪34を一体回転自
在に取付けて作業できるように構成してある。すなわ
ち、傾斜耕耘爪20によって溝内底部を残耕が生じない
ようにしながら中耕除草していき、中耕車輪34によっ
て推進力を発揮させるとともに溝内側面を中耕除草させ
ながら走行できる。
【0045】図19は、別の実施形態を備える耕耘装置
取付け部構造を示し、この耕耘装置取付け部構造にあっ
ては、前記ガイド部材15の前記伝動ケース2に対する
固定角度を変更する調節手段36を備えてある。
【0046】この調節手段36は、前記伝動ケース2の
車軸支持部2bの外周囲に設けた前記回り止め突起2c
と、前記車軸支持部2bに外周部26aが取外し自在に
外嵌するように構成して前記ガイド部材15に固定され
た前記位置決め部材26とによって構成してある。
【0047】すなわち、位置決め部材26の外周部26
aに、この位置決め部材26の周方向に分散する複数箇
の凹入部26b,26cを設けてあり、この複数の凹入
部26b,26cの一部の凹入部26bに前記回り止め
突起2cが各別に入り込むようにして位置決め部材26
を伝動ケース2の車軸支持部2bに外嵌させたり、前記
複数の凹入部26b,26cの他の一部の凹入部26
c,26cに前記回り止め突起2cが各別に入り込むよ
うにして位置決め部材26を伝動ケース2の車輪支持部
2bに外嵌させることができる。いずれの場合も、回り
止め突起2cの凹入部26b,26cへの入り込みによ
る車輪支持部2bと位置決め部材26との係合によって
位置決め部材26が伝動ケース2によって回り止めさ
れ、ガイド部材15が伝動ケース2に対して回動しない
ように位置決め部材26によって回り止めされる。すな
わち、位置決め部材26を伝動ケース2の車輪支持部2
bに対して車軸芯まわりでの取付け角度を変更して取付
けることにより、ガイド部材15の伝動ケース2に対す
る固定角度が位置決め部材26の車輪支持部2bに対す
る取り付け角度によって決まる角度に変化し、この角度
変化のために、図21の如く傾斜耕耘爪20の先端が伝
動ケース2の車軸支持部2bよりも機体前方側に位置す
る箇所Fで最も機体内側に位置することになったり、図
22の如く伝動ケース2の車軸支持部2bの下方に位置
する箇所Dで最も機体内側に位置することになったりす
る。
【0048】これにより、前記調節手段36は、ガイド
部材15の伝動ケース2に対する固定角度を変更するこ
とにより、傾斜耕耘爪20の先端が最も機体内側に位置
するときのその爪先端の伝動ケース2の車軸支持部2b
に対する位置を機体前後方向に変化させる。
【0049】従って、調節手段36を前方側に調節して
作業すれば、左右の耕耘装置10は、これの傾斜耕耘爪
20の先端側どうしが伝動ケース2の車軸支持部2bよ
りも前方で最も接近し合うようにして駆動され、伝動ケ
ース2の移動に先立って圃場を表面やその近くから耕起
し、伝動ケース2が後に実際に通過するときに乗り上が
るとかして移動障害になる未耕起部が出来にくいように
耕起しながら作業できる。そして、調節手段36を後方
側に調節して作業すれば、左右の耕耘装置10は、これ
の傾斜耕耘爪20の先端側どうしが伝動ケース2の車軸
支持部2bの下方で最も接近し合うようにして駆動さ
れ、耕起範囲が全幅にわたって均平に耕起されるように
しながら作業できる。
【0050】〔別実施形態〕上記実施形態の如く耕耘爪
軸12からボス部22に向かって延出してボス部22に
係合している連動アーム27に替え、ボス部22から耕
耘爪軸12に向かって延出して耕耘爪軸12に係合する
連動アームを採用して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型耕耘機全体の側面図
【図2】耕耘装置の正面図
【図3】耕耘装置取付け部の断面図
【図4】耕耘爪軸及び傾斜耕耘爪の取付け部の断面図
【図5】伝動ケースと位置決め部材の係合を示す説明図
【図6】位置決め部材の正面図
【図7】ガイド部材の断面図
【図8】連動アームとボス部の係合を示す説明図
【図9】連動アームと連結ピンの配置関係を示す説明図
【図10】ボス部のピン孔と連結ピンの関係を示す説明
【図11】耕耘爪取付け構造の側面図
【図12】傾斜耕耘爪取付け構造の側面図
【図13】中耕車輪取付け部の断面図
【図14】中耕車輪取付け部の側面図
【図15】中耕車輪取付け状態での作業説明図
【図16】中耕車輪取付け部の断面図
【図17】中耕車輪取付け部の側面図
【図18】中耕車輪取付け状態での作業説明図
【図19】ガイド部材固定角の調節手段の説明図
【図20】位置決め部材の正面図
【図21】調節手段を前側に調節した状態での傾斜耕耘
爪の作用説明図
【図22】調節手段を後側に調節した状態での傾斜耕耘
爪の作用説明図
【符号の説明】
1 駆動軸 2 伝動ケース 12 耕耘爪軸 12b 耕耘爪軸の連結部 15 ガイド部材 20 傾斜耕耘爪 22 ボス部 22a ボス部の連結部 24 連結ピン 23 ボス部のピン孔 27 連動手段 27a 凹入部 32,34 中耕車輪 36 調節手段 P1 耕耘爪軸の回動軸芯 P2 傾斜耕耘爪の回動軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢井 光明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 安原 拓人 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 渡 剛 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B033 AA06 AB01 AB11 BD02 CA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝動ケースから突出する駆動軸に基端側
    が相対回転及び着脱自在に外嵌する耕耘爪軸と、この耕
    耘爪軸の基端側に外嵌するとともに相対回動自在に連結
    しているガイド部材と、このガイド部材にボス部が外嵌
    しているとともに前記耕耘爪軸の回動軸芯に対して傾斜
    した軸芯まわりで相対回動自在に連結している傾斜耕耘
    爪とを備えている耕耘機であって、 前記耕耘爪軸と前記駆動軸とにわたって挿入されて耕耘
    爪軸と駆動軸とを一体回動自在に連結するとともに耕耘
    爪軸の外れ止めを行なう連結ピンと、前記傾斜耕耘爪の
    ボス部が前記耕耘爪軸に対して傾斜することを許容しな
    がら前記ボス部を前記耕耘爪軸に一体回動自在に係合さ
    せている連動手段とを各別に備え、 前記傾斜耕耘爪の前記ボス部に、前記連結ピンが挿通す
    るピン孔を備えてある耕耘機。
  2. 【請求項2】 前記連動手段が、前記傾斜耕耘爪のボス
    部と前記耕耘爪軸の一方から他方に向けて延出する連動
    アームで成り、前記連結ピンが入り込む凹入部を備えて
    いる請求項1 記載の耕耘機。
  3. 【請求項3】 前記連動手段が、前記耕耘爪軸から前記
    傾斜耕耘爪の前記ボス部に向けて延出している連動アー
    ムである請求項1又は2記載の耕耘機。
  4. 【請求項4】 前記耕耘爪軸の先端側に、耕耘爪に替え
    て中耕車輪を一体回転自在に装着する連結部を備えてあ
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の耕耘機。
  5. 【請求項5】 前記傾斜耕耘爪の前記ボス部に、中耕車
    輪を一体回転及び着脱自在に装着する連結部を備えてあ
    る請求項1〜3のいずれか1項に載の耕耘機。
  6. 【請求項6】 前記傾斜耕耘爪の先端が最も機体内側に
    位置するときのその爪先端の伝動ケースに対する位置が
    機体前後方向に変化するように、前記ガイド部材の伝動
    ケースに対する固定角度を変更する調節手段を備えてあ
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の耕耘機。
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