JP2005073636A - 農作業機 - Google Patents

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【課題】前進作業時にがたつきが発生しにくく、安定した作業ができる農作業機を提供する。
【解決手段】農作業機1は、トラクタに連結した固定機枠4と、前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に移動可能なもので土作業部2を支持する可動機枠6とを備える。農作業機1は、可動機枠6を各位置に固定する固定手段50と、固定手段50による可動機枠6の前進作業位置への固定を補助する補助固定手段70とを備える。補助固定手段70は、スタンドホルダを兼ねた嵌合凹部71と、この嵌合凹部71内に入り込んでこの嵌合凹部71と嵌合する弾性嵌合部81とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行車の走行により移動しながら土作業部で土作業を行う農作業機に関するものである。
従来、この種のリターン作業可能な農作業機としては、例えば固定機枠と、前進作業位置、後退作業位置および格納非作業位置に移動可能なもので土作業部を支持する可動機枠と、可動機枠をそれら各位置に固定する固定手段とを備えた畦塗り機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−78403号公報
しかしながら、上記従来の農作業機のように単に固定手段で可動機枠を各位置に固定する構成では、前進作業時における可動機枠の前進作業位置への固定が不十分となりがちで、前進作業時にがたつきが発生しやすく、安定した作業ができないおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、前進作業時にがたつきが発生しにくく、安定した作業ができる農作業機を提供することを目的とする。
請求項1記載の農作業機は、走行車の走行により移動しながら土作業部で土作業を行う農作業機であって、走行車連結部を有する固定機枠と、前記土作業部が前記走行車の前進走行に基づいて土作業をする前進作業位置、前記土作業部が前記走行車の後退走行に基づいて土作業をする後退作業位置および前記土作業部が前記走行車の後方に位置する格納非作業位置に移動可能なもので、前記土作業部を支持する可動機枠と、この可動機枠を前記各位置に固定する固定手段と、この固定手段による前記可動機枠の前進作業位置への固定を補助する補助固定手段と備えるものである。
そして、可動機枠を固定する固定手段に加えて、固定手段による可動機枠の前進作業位置への固定を補助する補助固定手段を備えるものであるから、前進作業時にがたつきが発生しにくく、安定した作業をすることが可能である。
請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、補助固定手段は、固定機枠および可動機枠のいずれか一方に設けられた嵌合凹部と、固定機枠および可動機枠のいずれか他方に設けられ、前記嵌合凹部内に入り込んでこの嵌合凹部と嵌合する弾性変形可能な弾性嵌合部とを有するものである。
そして、嵌合凹部と弾性嵌合部とを嵌合させることによって、固定手段による可動機枠の前進作業位置への固定を適切に補助することが可能である。
請求項3記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、補助固定手段は、固定機枠に設けられ、スタンドホルダを兼ねた嵌合凹部と、可動機枠に設けられ、前記嵌合凹部内に入り込んでこの嵌合凹部と嵌合する弾性変形可能な弾性嵌合部とを有するものである。
そして、嵌合凹部と弾性嵌合部とを嵌合させることによって、固定手段による可動機枠の前進作業位置への固定を適切に補助することが可能であり、また非作業時には嵌合凹部をスタンドホルダとして利用することが可能である。
請求項1記載の農作業機によれば、可動機枠を固定する固定手段に加えて、固定手段による可動機枠の前進作業位置への固定を補助する補助固定手段を備えるものであるから、前進作業時にがたつきが発生しにくく、安定した作業ができる。
請求項2記載の農作業機によれば、嵌合凹部と弾性嵌合部とを嵌合させることによって、固定手段による可動機枠の前進作業位置への固定を適切に補助できる。
請求項3記載の農作業機によれば、嵌合凹部と弾性嵌合部とを嵌合させることによって、固定手段による可動機枠の前進作業位置への固定を適切に補助でき、また、非作業時には嵌合凹部をスタンドホルダとして利用することができる。
本発明の農作業機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図4において、1は農作業機で、この農作業機1は、走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に装着して使用する牽引式のものである。そして、農作業機1は、作業時にトラクタの走行により圃場を進行方向(図示X方向)に移動しながら、片側の土作業部2で畦塗り作業(土作業)を行う小型の畦塗り機である。
農作業機1は、トラクタに固定的に連結された固定機枠4を具備している。固定機枠4には、連結体である1本状の回動アーム体5の一端側が第1縦軸線Y1を中心として回動可能に連結されている。回動アーム体5の他端側には、土作業部2を支持する可動機枠6が第2縦軸線Y2を中心として回動可能に連結されている。
そして、可動機枠6は、固定機枠4に対する回動アーム体5の第1縦軸線Y1を中心とする回動および回動アーム体5に対する可動機枠6の第2縦軸線Y2を中心とする回動により、土作業部2がトラクタの前進走行に基づいて畦塗り作業(土作業)をする前進作業位置(図1および図2参照)、土作業部2がトラクタの後退走行に基づいて畦塗り作業(土作業)をする後退作業位置(図4参照)および土作業部2がトラクタの後方に位置する格納非作業位置(図3参照)にそれぞれ選択的に移動可能となっている。
例えば、可動機枠6は、固定機枠4に対する回動アーム体5の第1縦軸線Y1を中心とする回動のみにより前進作業位置から格納非作業位置に略水平方向に沿って移動し、固定機枠4に対する回動アーム体5の第1縦軸線Y1を中心とする回動と回動アーム体5に対する可動機枠6の第2縦軸線Y2を中心とする回動との両方により格納非作業位置から後退作業位置に略水平方向に沿って移動する。
ここで、固定機枠4は、トラクタの後部の作業機昇降部である3点リンク部に連結された走行車連結部である3点連結部11を有している。3点連結部11は、トップピン12が先端部に取着された1本のトップマスト13と、ロワピン14が先端部に取着された2本のロワアーム15とにて構成されている。
また、固定機枠4は、ボス等の入力軸保持部16を有している。入力軸保持部16には、トラクタ側からの動力を入力する入力軸17がベアリング(図示せず)を介して回転可能に設けられている。なお、この固定機枠4側の入力軸17には、トラクタのPTO軸がユニバーサルジョイントおよび伝動シャフト等を介して接続されている。
また、固定機枠4と可動機枠6とを連結する1本状の回動アーム体5は、長手状のアーム本体部21と、このアーム本体部21の可動機枠6側の端部に水平方向の軸部22を介して回動可能に設けられた略箱状の中間入力軸保持部23とを有している。
そして、このギアボックスを兼ねた略箱状の中間入力軸保持部23の側面部には、可動機枠6側の中間入力軸24がベアリング(図示せず)を介して回転可能に設けられている。なお、中間入力軸24には、土作業部2まで動力を伝達する伝動手段25が接続され、この伝動手段25は複数のべベルギア26およびシャフト27等にて構成されている。
そして、回動アーム体5の他端側の中間入力軸保持部23の下面部に第2縦軸線Y2を中心として回動可能に連結された可動機枠6にて、畦塗り作業を行う土作業部2が支持されている。
すなわち、回動アーム体5の後端部に回動可能に連結された可動機枠6には、進行方向前側で畦塗り用の土を耕耘して盛り上げる盛土体(ロータリ)31が回転可能に設けられているとともに、進行方向後側で盛土体31にて盛り上げられた畦塗り用の土を元畦に押し込むように締め固めて傾斜状の畦内側面および水平状の畦上面を形成する畦形成体(ディスク)32が回転可能に設けられ、かつ、盛土体31より進行方向前方の位置で畦上面を前処理する畦上面処理体33が回転可能に設けられている。つまり、畦上面処理体33、盛土体31および畦形成体32にて構成された土作業部2が可動機枠6によって所定姿勢に支持されており、この土作業部2は可動機枠6とともに各位置に移動する。
畦上面処理体33は、回転軸34およびこの回転軸34の外周側から放射状に突出した複数の処理用爪35等にて構成されている。盛土体31は、畦上面処理体33の回転軸34と略平行に位置する回転軸36およびこの回転軸36の外周側から放射状に突出した複数の耕耘爪37等にて構成されている。なお、盛土体31の回転軸36と畦上面処理体33の回転軸34とは図示しない伝動手段を介して接続されている。また、畦形成体32は、盛土体31の回転軸36と略直交して位置する回転軸38、この回転軸38に取着された略円錐台状の側面形成部材39および回転軸38に取着された略円筒状の上面形成部材40等にて構成されている。
また、可動機枠6には、回転自在の接地輪41が高さ調節可能に設けられている。
さらに、可動機枠6は、回動アーム体5の水平方向の軸部22を中心として上下方向に回動調節可能となっている。すなわち、可動機枠6および回動アーム体5間にわたって位置する作業深さ設定手段42のハンドル部43の操作により、土作業部2の盛土体31の作業深さが調節可能となっている。
また一方、農作業機1は、固定機枠4側に位置する入力軸17からの動力を可動機枠6側に位置する中間入力軸24に伝達する1本の動力伝達軸体45を具備している。
そして、図2から明らかなように、土作業部2の標準作業姿勢時(2本の縦軸線Y1,Y2が垂直方向に沿って位置しかつ盛土体31の回転軸36の軸方向が水平方向に一致した状態時)には、入力軸17、動力伝達軸体45および中間入力軸24は、それぞれの回転中心軸線(軸芯)が側面視で一致するように、いずれも略同一平面上に位置する。例えば図2の状態では、水平に対して約5度傾斜した傾斜状の一平面上に、入力軸17、動力伝達軸体45および中間入力軸24の各軸芯が位置している。
また、図1等から明らかなように、回動アーム体5のアーム本体部21の長手方向は、回動アーム体5の中間入力軸保持部23から突出した中間入力軸24の軸方向と平面視で常に略一致するようになっている。
ここで、動力伝達軸体45は、軸方向両端側が屈曲自在のもので、一端側が入力軸17に接続され、他端側が中間入力軸24に接続されている。
そして、動力伝達軸体45は、例えば軸方向に伸縮可能な伝動軸部46と、伝動軸部46の一端部(入力軸17側の端部)に設けられた広角等速ジョイント部(広角CVジョイント)47と、伝動軸部46の他端部(中間入力軸24側の端部)に設けられたシングルジョイント部48とを備えている。
伝動軸部46は、インナーシャフト51およびアウターシャフト52等にて構成されている。広角等速ジョイント部47は、十字状をなす2個のクロスピン(スパイダ)53、入力軸側ヨーク54、中間ヨーク(CVヨーク)55および伝動軸部側ヨーク56にて構成されている。シングルジョイント部48は、十字状をなす1個のクロスピン(スパイダ)57、中間入力軸側ヨーク58および伝動軸部側ヨーク59にて構成されている。
なお、広角等速ジョイント部47の入力軸側ヨーク54には入力軸17がそのヨーク54と一体に形成されることにより接続され、シングルジョイント部48の中間入力軸側ヨーク58には中間入力軸24がスプライン嵌合により接続されている。また、動力伝達軸体45は、略円筒状の軸体カバー60にて覆われている。
また、農作業機1は、可動機枠6を各位置つまり前進作業位置、格納非作業位置および後退作業位置に解除可能に固定(ロック)する固定手段50を具備している。
固定手段50は、例えば固定機枠4および回動アーム体5間に配設された第1固定部61と、可動機枠6および回動アーム体5間に配設された第2固定部62とにて構成されている。
そして、第1固定部61は、所定位置に孔が形成された略円筒状のシリンダ本体63と、シリンダ本体63内に摺動可能に挿入された孔付きのロッド64と、互いに一致したシリンダ本体63の孔およびロッド64の孔に対して差し込まれたピン(図示せず)とを備えている。第1固定部61のシリンダ本体63は、回動アーム体5のアーム本体部21の中間部に回動可能に取り付けられている。第1固定部61のロッド64は、固定機枠4に回動可能に取り付けられている。
また、第2固定部62は、前記第1固定部61と同様、所定位置に孔が形成された略円筒状のシリンダ本体65と、シリンダ本体65内に摺動可能に挿入された孔付きのロッド66と、互いに一致したシリンダ本体65の孔およびロッド66の孔に対して差し込まれたピン(図示せず)とを備えている。第2固定部62のシリンダ本体65は、回動アーム体5のアーム本体部21の中間部に回動可能に取り付けられている。第2固定部62のロッド66は、可動機枠6に回動可能に取り付けられている。
さらに、農作業機1は、固定手段50による可動機枠6の前進作業位置への固定を補助する補助固定手段70を具備している。
補助固定手段70は、図5および図6にも示すように、固定機枠4に設けられ上下方向にやや長手状をなすスタンドホルダを兼ねた嵌合凹部71を有している。
嵌合凹部71は、例えば後方に向って開口した断面略コ字状のもので、側面部に上下に並んだ複数のピン用孔72が形成されている。そして、この嵌合凹部71は、固定機枠4の横長フレーム部73の一端側である右端側に固定的に設けられている。なお、横長フレーム部73の他端側である左端側には、嵌合凹部71と同一形状のスタンドホルダ74が設けられている。そして、非作業時には、右側の嵌合凹部71および左側のスタンドホルダ74の各々にキャスタ付きスタンド75がピン76にて着脱可能に装着され、これら左右一対のキャスタ付きスタンド75にて農作業機1全体が支持される(図3参照)。
また、補助固定手段70は、可動機枠6に盛土体31に近接して設けられ前進作業時に可動機枠6の前進作業位置への移動により固定機枠4側の嵌合凹部71内に入り込んでこの嵌合凹部71と嵌脱可能に嵌合する弾性変形可能な弾性嵌合部81を有している。
弾性嵌合部81は、例えば1枚の弾性板であるゴム板82にて構成されている。このゴム板82は、折り曲げられた状態で、可動機枠6のフレーム部83の端部から立ち上がった被取付部84に固定具85にて固着されている。ゴム板82と被取付部84との間には、ゴム板82が嵌合凹部71との接触により嵌合凹部71に対応した形状に弾性変形するように変形許容用空間部90が形成されている。なお、固定具85は、例えばボルト86、ナット87および挟持板88にて構成されている。
次に、上記農作業機1の作用等を説明する。
トラクタの前進走行により土作業部2で畦塗り作業を行う前進作業時には、図1および図2に示すように、土作業部2を支持した可動機枠6を前進作業位置に固定手段50で固定して、盛土体31、畦形成体32および畦上面処理体33を所定の前進作業状態に設定する。なお、この前進作業状態では、図1から明らかなように、固定機枠4側の嵌合凹部71と可動機枠6側の弾性嵌合部81とが互いに嵌合し、この嵌合によって固定手段50による可動機枠6の前進作業位置への固定が補助され、可動機枠6のがたつきが生じないようになっている。
そして、盛土体31、畦形成体32および畦上面処理体33が所定の前進作業状態に設定された状態で、トラクタを前進走行させると、農作業機1が進行方向(前方)に移動し、トラクタ側からの動力が入力軸17、動力伝達軸体45、中間入力軸24および伝動手段25を経て土作業部2まで伝達される。
トラクタ側からの動力が土作業部2に伝わると、盛土体31、畦形成体32および畦上面処理体33の各々は、所定方向に回転する。すると、旧畦の上面が畦上面処理体33にて前処理され、畦塗り用の土が盛土体31にて耕耘されて元畦に盛り上げられ、この元畦に盛り上げられた土が畦形成体32にて締め固められ、新畦が形成される。
また、塗り残しがないよう圃場の端部等において、トラクタの後退走行により土作業部2で畦塗り作業を行う後退作業時(リターン作業時)には、図4に示すように、土作業部2を支持した可動機枠6を後退作業位置に固定手段50で固定し、その土作業部2を構成した盛土体31、畦形成体32および畦上面処理体33を所定の後退作業状態に設定する。すなわち、図2に示す前進作業状態から、土作業部2を右側位置から左側位置に位置変更しつつ略180度回動させる。
そして、この状態でトラクタを後退走行させると、農作業機1が進行方向(後方)に移動し、前進作業時の場合と同様、旧畦の上面が畦上面処理体33にて前処理され、畦塗り用の土が盛土体31にて耕耘されて元畦に盛り上げられ、この元畦に盛り上げられた土が畦形成体32にて締め固められ、新畦が形成される。
さらに、農作業機1を倉庫等の保管場所まで運搬する運搬時等の非作業時には、図3に示すように、可動機枠6を格納非作業位置に固定手段50で固定し、盛土体31、畦形成体32および畦上面処理体33を所定の格納非作業状態に設定する。このとき、盛土体31、畦形成体32および畦上面処理体33は、トラクタ側方に突出することなく、トラクタの後方領域内に格納される。そして、農作業機1を保管場所に保管するにあたり、一方のスタンドホルダを兼ねた嵌合凹部71と他方のスタンドホルダ74とに対してキャスタ付きスタンド75を装着する。
そして、上記農作業機1によれば、可動機枠6を各位置に固定する固定手段50に加えて、この固定手段50による可動機枠6の前進作業位置への固定を補助する補助固定手段70を備えるものであるから、トラクタの前進走行により畦塗り作業を行う前進作業時において可動機枠6のがたつきが発生しにくく、安定した前進畦塗り作業ができる。
特に、嵌合凹部71と弾性嵌合部81との嵌合によって固定手段50による可動機枠6の前進作業位置への固定を適切に補助できてがたつき発生を効果的に防止でき、また、嵌合凹部71がスタンドホルダを兼ねたものであるから、非作業時には嵌合凹部71をスタンドホルダとして利用できる。
また、固定機枠4に回転可能に設けられた固定機枠4側の入力軸17に一端側が接続され、回動アーム体5の後端部に回転可能に設けられた可動機枠6側の中間入力軸24に他端側が接続された動力伝達軸体45を備えるものであり、これら入力軸17、動力伝達軸体45および中間入力軸24がいずれも略同一平面上に位置する構成であるから、入力軸17からの動力を中間入力軸24に伝達する動力伝達軸体45の両端側を大きい折れ角度で折る必要がなく、耐久性の向上、コスト低減等を図ることができる。
例えば動力伝達軸体45の伝動軸部46の中間入力軸側端部にシングルジョイント部48を設けることでコスト低減を図ることができる。また例えば伝動軸部の両端部に広角等速ジョイント部を設ける場合であっても、折れ角度が小さいため耐久性の向上を図ることができる。
なお、土作業部2は、畦塗り作業をするものには限定されず、溝掘作業等をするもの等でもよい。
また、前進作業状態の土作業部2の左右方向位置をオフセット調節できるようにしてもよい。
さらに、農作業機1は、手動操作で可動機枠6を移動させるものには限定されず、油圧シリンダ、モータ等の駆動手段からの動力で可動機枠6を移動させるようにしてもよい。
また、補助固定手段70は、固定手段50による可動機枠6の前進作業位置への固定のみを補助するものには限定されず、例えば前進作業位置に加えて、後退作業位置への固定および格納非作業位置の少なくとも一方への固定を補助するものでもよい。
さらに、補助固定手段70は、固定機枠4に嵌合凹部71が設けられかつ可動機枠6に弾性嵌合部81が設けられたものには限定されず、例えば固定機枠4に弾性嵌合部81が設けられかつ可動機枠6に嵌合凹部71が設けられたもの等でもよい。
本発明の農作業機の一実施の形態の前進作業時の平面図である。 同上農作業機の側面図である。 同上農作業機の格納非作業時の平面図である。 同上農作業機の後退作業時の平面図である。 同上農作業機の補助固定手段の平面図である。 同上農作業機の補助固定手段の側面図である。
符号の説明
1 農作業機
2 土作業部
4 固定機枠
6 可動機枠
11 走行車連結部である3点連結部
50 固定手段
70 補助固定手段
71 嵌合凹部
81 弾性嵌合部

Claims (3)

  1. 走行車の走行により移動しながら土作業部で土作業を行う農作業機であって、
    走行車連結部を有する固定機枠と、
    前記土作業部が前記走行車の前進走行に基づいて土作業をする前進作業位置、前記土作業部が前記走行車の後退走行に基づいて土作業をする後退作業位置および前記土作業部が前記走行車の後方に位置する格納非作業位置に移動可能なもので、前記土作業部を支持する可動機枠と、
    この可動機枠を前記各位置に固定する固定手段と、
    この固定手段による前記可動機枠の前進作業位置への固定を補助する補助固定手段と
    を備えることを特徴とする農作業機。
  2. 補助固定手段は、
    固定機枠および可動機枠のいずれか一方に設けられた嵌合凹部と、
    固定機枠および可動機枠のいずれか他方に設けられ、前記嵌合凹部内に入り込んでこの嵌合凹部と嵌合する弾性変形可能な弾性嵌合部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  3. 補助固定手段は、
    固定機枠に設けられ、スタンドホルダを兼ねた嵌合凹部と、
    可動機枠に設けられ、前記嵌合凹部内に入り込んでこの嵌合凹部と嵌合する弾性変形可能な弾性嵌合部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
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