JP4711931B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリ耕耘機等の整地機能を有する作業機に関するものである。
従来、整地機能を有する作業機としてロータリ耕耘機があり、該ロータリ耕耘機は、トラクタの後部に三点リンク機等の装着装置を介して昇降自在に装着される機枠と、この機枠の下部に左右方向の軸心回りに回転自在に設けられた爪軸に多数の耕耘爪を取り付けてなるロータリ耕耘部と、このロータリ耕耘部を覆う耕耘カバーとを備えている。
前記ロータリカバーは、ロータリ耕耘部の上方を覆う主カバーと、ロータリ耕耘部の後方を覆うリヤカバーとを備え、前記リヤカバーの下端側には圃場に接地して該圃場を整地する整地部が設けられている。
前記整地部として、リヤカバーの主要部分の左右幅に相当する主整地部と、この主整地部の左右両側に設けられていて該主整地部から左右方向外方に延出状とされた延長整地部とを備えたものがあり、前記延長整地部は主整地部に回動自在に支持されていて、回動させることにより、延長姿勢から、主整地部の背面側に位置する退避姿勢に姿勢変更可能とされている。
また、ロータリ耕耘機として、延長姿勢にして耕耘している最中に、土壌からの押圧力によって延長整地部が突き上げられて退避姿勢側に回動しても常に延長姿勢に復帰できるように、延長整地部を付勢手段によって退避姿勢から延長姿勢へと回動させる方向に常に付勢するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2005−130824号公報
前記従来のロータリ耕耘機にあっては、前記延長整地部を延長姿勢へと付勢する付勢手段の付勢力は、土壌を抑えるために大きな付勢力が必要とされ、また、延長整地部を常に退避姿勢から延長姿勢へと回動させる方向に付勢していることから、延長整地部を延長姿勢から退避姿勢へと回動させるにつれて延長整地部を付勢する付勢手段の付勢力が徐々に大きくなり、延長整地部を延長姿勢から退避姿勢へと姿勢変更させる際の(延長整地部を延長姿勢と退避姿勢とに切り換える際の)操作力が大であるという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、延長整地部を延長姿勢と退避姿勢とに切り換える際の操作力の低減を図った作業機を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、圃場を整地する整地部が、主整地部と、この主整地部から左右方向外方に延出状とされた延長整地部とを備えてなり、延長整地部は主整地部に対して回動自在とされていて回動させることにより延長姿勢から主整地部の背面側に位置する退避姿勢へと姿勢変更可能とされ、主整地部に設けた固定ブラケットに回動自在に枢支されていて回動操作されることにより延長整地部を延長姿勢から退避姿勢に姿勢変更させる押動部材を備え、この押動部材と前記固定ブラケットとの間に設けられていて延長整地部を延長姿勢から退避姿勢側に回動させるように押動部材を付勢する退避操作用付勢手段と、押動部材と延長整地部とにわたって設けられていて延長姿勢において延長整地部を圃場に押しつける方向に付勢する延長整地部抑え用付勢手段とを備えていることを特徴とする。
また、押動部材を遠隔操作するための操作ワイヤを備え、この操作ワイヤは、一端側が押動部材に連結されたインナーワイヤと、該インナーワイヤをガイドするアウターワイヤとから主構成され、延長整地部が退避姿勢にある状態でインナーワイヤを引動操作することにより押動部材が回動すると共に延長整地部抑え用付勢手段の付勢力によって延長整地部材が押動部材に追従して延長姿勢へと回動するように構成され、前記操作ワイヤの押動部材連結側は主整地部に略沿って配設されており、インナーワイヤの一端側は、延長整地部が延長姿勢とされている状態で押動部材の回動支点と主整地部との間で押動部材に連結されているのがよい。
本発明によれば、延長整地部を延長姿勢から退避姿勢側に回動させるのは退避操作用付勢手段の付勢力によって行われ、延長整地部を圃場に押しつける方向に付勢するのは延長整地部抑え用付勢手段の付勢力によって行われることから、延長整地部を圃場に押しつける方向に付勢するための付勢力を十分に大きく採っても、延長整地部を退避姿勢に回動させるための付勢力は必要最小限の付勢力にできるため、延長整地部を延長姿勢と退避姿勢とに切り換える際の操作力の低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図6において、1はトラクタの後部に三点リンク機構等を介して昇降自在に装着される作業機として例示するロータリ耕耘機である。
このロータリ耕耘機1は、中央のギヤケースから左右にサポートアーム3を突設し、一方のサポートアーム3の左右方向外端側に伝動ケース4の上部を固定すると共に、他方のサポートアーム3の左右方向外端側にサイドフレームの上部を固定して門型に主構成された機枠5を有する。
この機枠5のギヤケースにはトップマスト6が上方突出状に固定され、このトップマスト6には上連結ブラケット7が前上方突出状に設けられ、この上連結ブラケット7の上端側には、三点リンク機構のトップリンクの後端側又は三点リンク機構の後端側に連結される連結枠の上部に取り付けられる上取付ピン8が設けられている。
また、機枠5の左右各サポートアーム3には下連結ブラケット9が設けられ、この下連結ブラケット9の前端側には、三点リンク機構のロワーリンクの後端側又は三点リンク機構の後端側に連結される連結枠の下部に取り付けられる下取付ピン10が設けられている。
また、機枠5の下部には、伝動ケース4とサイドフレームとの下部間に左右方向の軸心廻りに回動自在に支持された爪軸11と、この爪軸11に取り付けられた多数の耕耘爪12とを備えてなるロータリ耕耘部13が設けられている。
なお、機枠5のギヤケースには、トラクタのPTO軸からドライブシャフトを介して動力が伝達されるPIC軸14が設けられ、このPIC軸14に伝達された動力は、ギヤケース内の動力伝達機構、サポートアーム3内の伝動軸、伝動ケース4内の動力伝達機構を経て爪軸11に伝達されて、該爪軸11が、例えば、矢示A方向に回転駆動されるように構成されている。
このロータリ耕耘機1には、前記ロータリ耕耘部13を覆うロータリカバー15が設けられており、このロータリカバー15は、ロータリ耕耘部13の上方を覆う上部カバー16と、ロータリ耕耘部13の後方を覆うリヤカバー17と、ロータリ耕耘部13の後部の左右両側を覆うサイドカバー18とを備えている。
上部カバー16は、その左右方向の端部が、伝動ケース4とサイドフレームとに取付固定されている。
リヤカバー17は、上端側が上部カバー16の後端側(機枠5側)に、左右方向の軸心を有する枢軸19の軸心回りに回動自在に枢支されていて、上下揺動自在に支持されており、該リヤカバー17の背面の左右両側には、リヤカバー17の上部側から下部側にわたって補強部材20が設けられている。
サイドカバー18は、伝動ケース4又はサイドフレーム等に取付固定されている。
なお、ロータリ耕耘機1には、リヤカバー17の下端側を下方側(接地方向)に付勢する弾下装置が設けられると共に、ゲージ輪や培土器,畝立器等を取り付けるための支持フレーム等が設けられる。
本実施の形態にあっては、図4に示すように、前記リヤカバー17は、主として耕耘部13から放てきされた土を受ける部分である主要部21と、この主要部21の下部側の左右両端側で且つ前記補強部材20の左右方向外方側に形成された切欠部を塞ぐ左右一対の閉鎖カバー22と、この左右各閉鎖カバー22に設けられた延長整地部23とから主構成されている。
図7に示すように、このリヤカバー17の主要部21及び閉鎖カバー22の下端側、並びに延長整地部23は、その背面側が後方に向けて開放状となる溝状に形成されている(正面側に向けて凸となる湾曲状とされている)。
このリヤカバー17の主要部21及び閉鎖カバー22の下端側正面、並びに延長整地部23の正面は、耕耘部13で耕耘された土壌を整地すべく接地し、本実施の形態では、主要部21下端側の接地部分と、閉鎖カバー22下端側の接地部分とから、リヤカバー17の主要部21の左右幅に相当する主整地部24が構成され、この主整地部24と前記延長整地部23とからリヤカバー17の整地部25が構成されている。
前記延長整地部23は、図3,図4に示すように、主整地部24から左右方向外方に延出状とされた延長姿勢Bと、主整地部24の背面側(反接地側)に位置する退避姿勢Cとに姿勢変更可能として主整地部24に回動自在に支持されている(本実施の形態では、延長整地部23は、閉鎖カバー22に取り付けられていて該閉鎖カバー22の下部側から左右方向外方に延出状とされて延長姿勢Bとされている)。
この延長整地部23は、延長姿勢Bにおいて、その左右方向内端側が閉鎖カバー22下部の左右方向外端側に突き合わせ状に接当しており、退避姿勢Cでは、閉鎖カバー22に重ね合わされるように位置している。
また、左右の各延長整地部23は、前記トップマスト6に左右軸回りに揺動操作自在に支持された操作レバー(操作部材)26に操作ワイヤ27を介して連動連結されており、この操作レバー26の揺動操作によって左右の延長整地部23が延長姿勢Bと退避姿勢Cとに同時に姿勢変更操作可能とされている。
この操作レバー26はロータリ耕耘機1を上昇させることによりトラクタの運転席側から把持可能とされており、これによって、延長整地部23がトラクタの運転席から遠隔操作可能とされている。
操作ワイヤ27は、プッシュプルワイヤ、ボーデンワイヤ等からなり、インナーワイヤ28と、該インナーワイヤ28をガイドするアウターワイヤ29とから主構成され、インナーワイヤ28の一端側は延長整地部23側(延長整地部23を姿勢変更操作する部材)に連動連結され、インナーワイヤ28の他端側は操作レバー26側に連結され、アウターワイヤ29の一端側はリヤカバー17背面の前記補強部材20の下端側に設けられたアウター受け30に取付固定され、アウターワイヤ29の他端側はトップマスト6に設けられたアウター取付ブラケット31に左右軸回りに回動自在に取付支持されている。
前記操作レバー26が、図6において実線で示す退避操作位置Dに位置しているときには延長整地部23が退避姿勢Cとされ、該操作レバー26を、退避操作位置Dから図6において仮想線で示す延長操作位置Eまで揺動操作することにより、延長整地部23が退避姿勢Cから延長姿勢Bへと姿勢変更操作され、また、操作レバー26を延長操作位置Eから退避操作位置Dに戻すと延長整地部23が延長姿勢Bから退避姿勢Cへと姿勢変更操作されるように構成されている。
また、操作レバー26は、アウター取付ブラケット31に接当することにより延長操作位置Eから退避操作位置Dへと揺動する方向の移動が規制されて、延長整地部23が退避姿勢Cに保持され、操作レバー26を延長操作位置Eにてトップマスト6に設けられた止め金具32に引っ掛けることにより、延長操作位置Eから退避操作位置Dへと揺動させる方向の移動が規制されて、延長整地部23が延長姿勢Bに保持されるように構成されている。
図7に示すように、リヤカバー17の主要部21の下端側は、湾曲状に折り返されて左右方向の軸心を有する筒状に形成され、閉鎖カバー22の背面下端側には左右方向の軸心を有するパイプ、ロッド等からなる差込み部材33が固着され、この差込み部材33は閉鎖カバー22から左右方向内方側に突出状とされていて、該突出部分が主要部21下端の筒部34に抜差し自在に挿入されている。
また、閉鎖カバー22の上部側は着脱金具35によって主要部21に着脱自在に取り付けられていて、該閉鎖カバー22はロータリ耕耘機1に農機具を取り付けるときに取り外される。
なお、リヤカバー17の形式としては、閉鎖カバー22の無い(閉鎖カバー22が主要部21と一体形成されている)形式のもの、主要部21の下端側に、主整地部24と延長整地部23とを備えた整地カバーが着脱自在に取り付けられる形式のもの等であってもよい。
次に、前記延長整地部23の取付構造について詳細に説明する。
図1〜図5に示すように、閉鎖カバー22の背面の左右方向外方側には固定ブラケット36が固着されている。
この固定ブラケット36は、板材を折曲してなり、閉鎖カバー22の背面側に固着された底壁36aと、この底壁36aの上下縁部から後方に延出された一対の支持壁36bとを有し、一対の支持壁36bはその板面が左右方向に沿っていると共に対向配置されている。
この固定ブラケット36には支持壁36bの板面に直交する方向の軸心を有する回動支軸37が上下の支持壁36bにわたって設けられ、この回動支軸37を介して揺動ブラケット38が固定ブラケット36に該回動支軸37の軸心回りに回動自在に支持されている。
この揺動ブラケット38に延長整地部23を固定することにより該延長整地部23が閉鎖カバー22(主整地部24)に回動支軸37の軸心回りに回動自在に支持され、回動支軸37の軸心回りに延長整地部23を回動することにより該延長整地部23が延長姿勢Bと退避姿勢Cとに姿勢変更自在とされている。
揺動ブラケット38は、板材を折曲してなり、固定ブラケット36の各支持壁36bの対向側に位置する上下一対のアーム部38aを有し、この上下アーム部38aは、固定ブラケット36の支持壁36bから左右方向外方に延出された後に延長整地部23へと延出するように屈曲形成されている。
また、揺動ブラケット38は、延長整地部23の背面の左右方向内端側に固着され且つ上下アーム部38aを連結する固定壁38bを有する。
揺動ブラケット38のアーム部38a間には、前記回動支軸37に軸心回りに回動自在に外嵌された回動軸39が設けられており、この回動軸39の軸心方向中間部には該回動軸39の軸心に直交する板面を有する板材からなる押動部材40が固着されている。
この押動部材40は、揺動ブラケット38の固定壁38bに接当する押圧部40aを有しており、該押動部材40が回動支軸37の軸心回りに回動操作されることにより、揺動ブラケット38を介して延長整地部23が押圧されて該延長整地部23が延長姿勢Bから退避姿勢Cに姿勢変更される。
また、この押動部材40の回動軸心方向一側(上側)には、延長整地部23を延長姿勢Bから退避姿勢C側に回動させるように押動部材40を付勢する退避操作バネ(退避操作用付勢手段)41が配置されている。
この退避操作バネ41は、ねじりコイルバネからなり回動軸39に套嵌され、一端が押動部材40に掛止され、他端が固定ブラケット36の支持壁36bに掛止されている。
また、押動部材40には、前記操作ワイヤ27のインナーワイヤ28の一端側に設けられた連結部材42が押動部材40に設けられたピン46に枢支連結されている。
前記押動部材40は、延長整地部23を退避姿勢Cとするときにはこの退避操作バネ41によって回動操作され、且つ、延長整地部23を延長姿勢Bとするときには前記インナーワイヤ28によって回動操作されるように構成されている。
また、押動部材40の回動軸心方向他側面(下側面)には、インナーワイヤ28をガイドするワイヤガイド43が設けられ、このワイヤガイド43は、両端部分を除く大部分が回動支軸37の軸心を中心とする円弧状に形成されている。
図1,図3に示すように延長整地部23が延長姿勢Bとされている状態では、ワイヤガイド43は回動支軸37の左右方向内方側に位置しており、インナーワイヤ28の一端側は、ワイヤガイド43と主整地部24との間を通って回動支軸37(押動部材40の回動支点)と主整地部24との間で押動部材40に連結されており、この状態で操作レバー26が延長操作位置Eから退避操作位置Dへと揺動操作されると、退避操作バネ41の付勢力によって押動部材40が回動支軸37の軸心回りに回動し、これに伴って押圧部40aによって揺動ブラケット38が押圧されることにより、延長整地部23が退避姿勢Cへと姿勢変更操作される(揺動ブラケット38を介して延長整地部23が押動部材40によって押動されて退避姿勢Cへと姿勢変更操作される)。
このときインナーワイヤ28は押動部材40の回動に伴ってワイヤガイド43に巻き掛けられながら回動支軸37回りに移動する。
なお、本実施の形態では、延長整地部23は着脱自在な閉鎖カバー22に設けられていることから、インナーワイヤ28は、アウターワイヤ29の一端とインナーワイヤ28の一端との間で分断されていると共に該分断部分は継手手段44によって着脱自在に連結されており、閉鎖カバー22を取り外す際には、前記継手手段44による連結部分で分断できるように構成されている。
本実施形態にあっては、延長姿勢Bにおいて、延長整地部23を圃場に押しつける方向に付勢する延長整地部抑え用付勢手段としての抑えバネ45が押動部材40と延長整地部23とにわたって設けられている。
この抑えバネ45は、引張りコイルバネからなり、一端側が押動部材40のバネ掛け部47に掛止され、他端側が延長整地部23に固定されたバネ掛け部材48に掛止されている。
この抑えバネ45の一端側は押圧部40aと回動支軸37との間に掛止されていて、延長整地部23を押動部材40側に(揺動ブラケット38の固定壁38bを押動部材40の押圧部40aに)押しつけるように該延長整地部23を付勢している。
前記延長整地部23を退避姿勢Cから延長姿勢Bへと姿勢変更させる際にあっては、操作レバーを26を退避操作位置Dから延長操作位置Eに揺動操作してインナーワイヤ28を引動操作することにより延長整地部23が延長姿勢Bへと回動する方向に押動部材40が回動し、このとき延長整地部23が押動部材40側に押しつけられるように抑えバネ45によって付勢されていることから、延長整地部23が押動部材40に追従して延長姿勢Bへと回動する。
なお、延長整地部23が延長姿勢Bにあるときにおいて、延長整地部23が土からの過大な荷重によって突き上げられた場合は、揺動ブラケット38の固定壁38bが押圧部40aから離反して抑えバネ45の付勢力に抗して延長整地部23が回動する。
従来の延長整地部23の取付構造にあっては、図8に示すように、延長整地部23は捩りコイルバネ52の付勢力によって常に延長姿勢Bへと回動する方向に付勢され、インナーワイヤ28の一端側は、延長整地部23を回動自在に支持する回動支軸37回りに回動自在なワイヤガイド53に枢支連結されていると共に、該インナーワイヤ28の一端側を枢支するピン46が揺動ブラケット38に接当しており、延長整地部23が延長姿勢Bである状態のときにインナーワイヤ28を引動操作すると、インナーワイヤ28の一端側を枢支するピン46によって揺動ブラケット38が押圧され、捩りコイルバネ52の付勢力に抗して延長整地部23が延長姿勢Bから退避姿勢Cへと回動支軸37回りに回動するように構成されており、延長整地部23を延長姿勢Bから退避姿勢Cへと回動させるにつれて延長整地部23を付勢する捩りコイルバネ52の付勢力が徐々に大きくなり、延長整地部23を延長姿勢Bと退避姿勢Cとに切り換える際の操作力(この場合は延長整地部23を延長姿勢Bから退避姿勢Cへと姿勢変更させる際の操作力)が大である。
これに対して本実施形態にあっては、延長整地部23を延長姿勢Bから退避姿勢C側に回動させるのは退避操作バネ41の付勢力によって行われ、延長整地部23を圃場に押しつけるのは抑えバネ45の付勢力によって行われることから、延長整地部23を圃場に押しつける付勢力を十分に大きく採っても、延長整地部23を退避姿勢Cに回動させるための付勢力は必要最小限の付勢力にできるため、延長整地部23を延長姿勢Bと退避姿勢Cとに切り換える際の操作力(この場合は延長整地部23を退避姿勢Cから延長姿勢Bへと姿勢変更させる際の操作力)の低減を図ることができる。
また、図8に示す従来のものにあっては、インナーワイヤ28を引動操作することにより延長整地部23が延長姿勢Bから退避姿勢Cへと姿勢変更操作されるものであることから、インナーワイヤ28の一端側は延長整地部23が退避姿勢Cとされている状態で回動支軸37と延長整地部23との間でワイヤガイド53に枢支連結され、インナーワイヤ28の操作力を解除することにより、延長整地部23が捩りコイルバネ52の付勢力により回動支軸37回りに延長姿勢Bへと回動し、一方インナーワイヤ28はワイヤガイド53に巻き掛けられながら押動部材40の回動に伴って回動支軸37回りに移動するように構成されている。
この構造から、従来のものにあっては、延長整地部23との干渉を避けるために、図8に示すように、延長整地部23の取付部分の近傍において操作ワイヤ27を直線状に配設することができず、アウターワイヤ29の一端側を固定するアウター受け30の近傍において操作ワイヤ27を湾曲状に屈曲させなければならず、この操作ワイヤ27の該湾曲部分においてアウターワイヤ29に対するインナーワイヤ28の摺動抵抗が大きくなり、これによって操作力が増大するという問題がある。
これに対して本実施の形態では、延長整地部23が退避姿勢Cにある状態でインナーワイヤ28を引動操作することにより延長整地部23が退避姿勢Cから延長姿勢Bへと姿勢変更操作されるものであり、インナーワイヤ28の一端側は、延長整地部23が延長姿勢Bとされている状態で回動支軸37と主整地部24との間で押動部材40に連結され、インナーワイヤ28の操作力を解除することにより、延長整地部23が退避操作バネ41の付勢力により退避姿勢Cへと回動し、一方インナーワイヤ28はワイヤガイド53に巻き掛けられながら押動部材40の回動に伴って回動支軸37回りに移動するように構成されている。
この構成から、本実施の形態では、図3に示すように、操作ワイヤ27は延長整地部23の取付部分の近傍において操作ワイヤ27を直線状に配設することができ、従来のように操作ワイヤ27が屈曲することによる操作力の増大を防止することができる。
なお、前記従来のものにおいて、本実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。
前記構成の実施形態では、ロータリ耕耘機1として、サイドドライブ式のロータリ耕耘機1を例示したが、センタドライブ式のロータリ耕耘機1等を採用してもよい。
延長姿勢における延長整地部の取付部分を下側からみた断面図である。 退避姿勢における延長整地部の取付部分を下側からみた断面図である。 リヤカバーの下端側の左側を下側からみた図である。 リヤカバーの左側の背面図である。 延長整地部の取付部分の背面図である。 ロータリ耕耘機の側面図である。 リヤカバーの主要部と閉鎖カバーと延長整地部との分解側面図である。 従来の延長整地部の取付構造を示す概略図である。
符号の説明
23 延長整地部
24 主整地部
25 整地部
27 操作ワイヤ
28 インナーワイヤ
29 アウターワイヤ
37 回動支点(回動支軸)
40 押動部材
41 退避操作用付勢手段(退避操作バネ)
45 延長整地部抑え用付勢手段(抑えバネ)
B 延長姿勢
C 退避姿勢

Claims (2)

  1. 圃場を整地する整地部(25)が、主整地部(24)と、この主整地部(24)から左右方向外方に延出状とされた延長整地部(23)とを備えてなり、延長整地部(23)は主整地部(24)に対して回動自在とされていて回動させることにより延長姿勢(B)から主整地部(24)の背面側に位置する退避姿勢(C)へと姿勢変更可能とされ、主整地部(24)に設けた固定ブラケット(36)に回動自在に枢支されていて回動操作されることにより延長整地部(23)を延長姿勢(B)から退避姿勢(C)に姿勢変更させる押動部材(40)を備え、この押動部材(40)と前記固定ブラケット(36)との間に設けられていて延長整地部(23)を延長姿勢(B)から退避姿勢(C)側に回動させるように押動部材(40)を付勢する退避操作用付勢手段(41)と、押動部材(40)と延長整地部(23)とにわたって設けられていて延長姿勢(B)において延長整地部(23)を圃場に押しつける方向に付勢する延長整地部抑え用付勢手段(45)とを備えていることを特徴とする作業機。
  2. 押動部材(40)を遠隔操作するための操作ワイヤ(27)を備え、この操作ワイヤ(27)は、一端側が押動部材(40)側に連結されたインナーワイヤ(28)と、該インナーワイヤ(28)をガイドするアウターワイヤ(29)とから主構成され、延長整地部(23)が退避姿勢(C)にある状態でインナーワイヤ(28)を引動操作することにより押動部材(40)が回動すると共に延長整地部抑え用付勢手段(45)の付勢力によって延長整地部材(23)が押動部材(40)に追従して延長姿勢(B)へと回動するように構成され、前記操作ワイヤ(27)の押動部材(40)連結側は主整地部(24)に略沿って配設されており、インナーワイヤ(28)の一端側は、延長整地部(23)が延長姿勢とされている状態で押動部材(40)の回動支点(37)と主整地部(24)との間で押動部材(40)に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
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