JP3242808B2 - ロータリの後部カバー調整装置 - Google Patents

ロータリの後部カバー調整装置

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JP3242808B2
JP3242808B2 JP00414995A JP414995A JP3242808B2 JP 3242808 B2 JP3242808 B2 JP 3242808B2 JP 00414995 A JP00414995 A JP 00414995A JP 414995 A JP414995 A JP 414995A JP 3242808 B2 JP3242808 B2 JP 3242808B2
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毅 涌田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耕耘部を覆うロータリ
のカバ−のうち、少なくともその一部を回動可能に備え
てなり、それぞれを作動するアームからなるリンク装置
を、ロータリの左右中心部に略々一致して配置してなる
ロータリの後部カバー調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耕耘部を覆うロータリのカバ−の
うち、少なくともその一部を回動可能に備えてなる耕耘
装置において、回動装置としては、電動パワーシリンダ
を使用したものや、ツールバーの上下調節に使用するネ
ジを利用し、一端からクランク式のハンドルで、手回し
調節するものは、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、既に知られてい
るような耕耘部を覆うロータリのカバ−のうち、少なく
ともその一部を回動可能に備えてなる耕耘装置におい
て、回動装置として電動パワーシリンダを使用したもの
は、コストが高くなり、一方、ネジ式で一端からクラン
ク式のハンドルで、手回し調節するものは、連続的では
あるが、普通耕耘か代掻耕耘かの二者択一の切換操作と
しては時間がかかり過ぎる嫌いがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、ロータリ(2)の後部を覆う
と共に回転自在に支持された後部カバー(21)を備
え、かつ該後部カバー(21)の枢支部(33)を、前
記ロータリ(2)の略々回転周方向に移動自在に調整し
てなる、ロータリ(2)の後部カバー調整装置におい
て、前記ロータリ(2)へ回転を伝達する伝動装置を内
蔵したロータリ(2)本体上部に固定したトップマスト
(10)と、該トップマスト(10)に回転自在に支持
され、かつ所定位置に係止自在に構成された操作レバー
(30)と、前記ロータリ(2)の左右中心部に略々一
致するように配置され、かつ前記操作レバー(30)と
前記後部カバー(21)の枢支部(33)を連結するリ
ンク装置(32)と、を備え、前記リンク装置(32)
は、前記操作レバー(30)の回転軸に固定されたリン
クアーム(13a)と、該リンクアーム(13a)と前
記後部カバー(21)の枢支部(33)とを連結する連
結ロッド(21a)とを有し、前記リンクアーム(13
a)が、側面視において、前記操作レバー(30)の作
動範囲にあっては前記トップマスト(10)の外形形状
内に位置してなると共に、前記操作レバー(30)の操
作により、前記後部カバー(21)を前記ロータリ
(2)の回転周方向に沿い上下に移動可能とした、こと
で上述の課題を解決した。
【0005】
【作用】上記構造に基づき、ロータリ(2)を図1に示
すように上昇させると操作レバー(30)を運転席Uに
近付けることができるのでオペレータはこの操作レバー
(30)をトップマスト(10)に対して回動自在に前
後方向に倒して所定位置に係止することは容易にでき
る。
【0006】従って図3に示すようにリンク装置(3
2)を拡開状に構成して後部カバー(21)の枢支部
(33)を後方にスライドさせて、操作レバー(30)
を後部係止部(31b)に係止すると、代かき作業位置
にすることができ、前記操作レバー(30)を後部係止
部(31b)に係止された位置から引起し操作し、図2
に示すようにリンク装置(32)を屈節状に構成して後
部カバー(21)の枢支部(33)を前方にスライドさ
せ、前部係止部(31c)に係止すると、元の普通耕耘
作業位置にすることができる。また、リンクアーム(1
3a)が、側面視において、前記操作レバー(30)の
作動範囲にあっては、堅牢な構造からなるトップマスト
(10)の外形形状内に位置していることにより、十分
な強度が保持されつつ泥等の付着による作動不良が防止
される。更に、トップマスト(10)に回転自在に、か
つ所定位置に係止自在に支持された操作レバー(30)
を操作することで、後部カバー(21)をロータリ
(2)の回転周方向に沿い、所望の位置に素早く移動操
作することが可能となる。
【0007】なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照
するものであるが、何等本発明の構成を限定するもので
はない。
【0008】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0009】トラクタ1の運転席Uの後部で三点リンク
ヒッチ機構Aに装着されたロータリ耕耘装置Bは、ロー
タリ2の上方に固設したメインカバー13の後端位置
に、スライド機構を構成するスライド部材(ブラケッ
ト)22に支持された横フレーム17を介してリヤカバ
ー21の前端部をヒンジ部33で上下回動自在に枢着
し、前記スライド部材22及び横フレーム17をメイン
カバー13の上側に設けたレールガイドに沿って後述す
る移動機構19により前後移動させてリヤカバー21を
前後に移動させるようにしている。
【0010】ギヤケース、チェンケース12等に固定さ
れた前記メインカバー13はその上面にレールガイドを
固設し、そのレールガイドにローラー15を回転自在に
設けている。また、前記メインカバー13上の2列のロ
ーラー15には内向きに断面コ字状に湾曲させたガイド
レール16を嵌挿させて摺動可能に設けている。このガ
イドレール16の後端部には、横方向に角パイプがレー
ルフレーム、即ち横フレーム17として設けられ、可撓
性板体28(ゴム板)の後端部の支持部材を形成してい
る。
【0011】前記ガイドレール16は横フレーム17の
中央部に、図1に示すようにトップマスト10及びメイ
ンカバー13に取付けた移動機構19をピン20で連結
し、操作レバー30をレバーガイド31(図1、図5)
内で前後方向に操作することにより、メインカバー13
上に摺動移動する構造としている。
【0012】即ち、前記移動機構19は、ロータリ2を
覆うメインカバー13にスライド機構Sを介してリヤカ
バー21を前後動可能に設けた耕耘装置Bを運転席Uの
後部に昇降可能に備える配置において、前記メインカバ
ー13とリヤカバー21とをそれぞれ作動アーム13a
と押動アーム21aとからなる屈節リンク32で上方か
ら連結するとともに、この作動アーム13aに設けた操
作レバー30を運転席Uの近傍に向けて延設し、その中
途部をトップマスト10の側方に設けたレバーガイド3
1のガイド穴31aを、その前後部で前記リヤカバー2
1が浅耕セット位置と深耕セット位置との2段階状にス
ライド調節可能に係止される係止部31b,31cを形
成している。
【0013】従って、図1に示すように耕耘装置Bを上
昇した状態において、作業者は運転席Uから後方を向い
て操作レバー30をストレートな長孔状に形成したガイ
ド穴31a内において、浅耕係止部31bと深耕係止部
31cとに択一的に押し引き操作して係止することによ
り、リヤカバー21の高さを簡単に、しかも誤操作を防
止しながら確実に操作することができる。
【0014】なお、前記操作レバー30の中途部は図4
に示すように、操作レバー30の基部真直部30aの側
方に設けられた耳金30bと、支点軸金具29との間に
スプリング29aを介して構成されており、操作レバー
30を前後に移動させると、死点越え作用と共に、常に
前記係止部31b,31cに係合した状態で付勢される
ようになっている。
【0015】また前記作動アーム13aは、前記トップ
マスト10の2枚の板に挟まれてその中心線上に2枚の
板で構成されており、その基部は前記支点軸金具29の
軸部29bにピン29cによって連結固定され、操作レ
バー30のの前後移動と連動して回動する。作動アーム
13aの先端は、2枚の板の中央に押動アーム21aを
挟持し、ピン21bによって押動アーム21aの一端を
回動自在に枢支している。また、押動アーム21aの他
端は、前記横フレーム17の中央部に立設したブラケッ
ト22にピン20で枢支されている。
【0016】上述のように、移動機構19を構成する屈
節リンク32の各構成部品は2枚の板からなる、強固な
トップマスト10の間に挟持され、移動機構19を操作
する際に、荷重が偏らず、バランスよく操作が出来る。
【0017】また、前記屈節リンク32の各構成部品
は、側面視でトップマスト10の外形形状からはみ出さ
ないように構成しているので、外観的にも単純化されス
ッキリしている。
【0018】なお、本発明のリヤカバー21の両側端部
の補強部材は、図6及び図7に示すように、下方に向け
突出させたので、高速で代掻作業をする際、泥水の整流
を行ない、代掻後の均平性が向上するばかりでなく、リ
ヤカバー21上面に泥が溜りにくく、かつ泥落としも楽
になった。
【0019】
【発明の効果】オペレータが操作レバーを操作すること
に基づき、リンク装置を介して後部カバーを調節するの
で、例えば普通耕耘位置及び代かき位置に後部カバーを
素早くかつ確実に操作することができる。
【0020】また、操作レバーがトップマストに支持さ
れると共に、リンク装置がロータリの左右中心部に略々
一致して配置されるので、ロータリ装置の左右バランス
を保持することができると共に、堅牢な構造からなるト
ップマストに支持されることにより、後部カバー調節装
置をコンパクトでかつ充分な強度を保持することができ
る。
【0021】更に、リンクアームが、側面視において、
操作レバーの作動範囲にあっては堅牢な構造からなるト
ップマストの外形形状内に位置させたので、該リンクア
ームはこのトップマストによって強度的に保護されると
共に、リンク機構を用いたにも拘らず、リンク装置の連
結部等の内部構造が外部から見えなくなり、スッキリし
たデザインになると共に、泥等の付着による作動不良を
減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の耕耘装置の側面図である。
【図2】普通耕耘作業時のカバー機構を示す側面図であ
る。
【図3】代かき作業時のカバー機構を示す側面図であ
る。
【図4】移動機構の要部構成を示す平面図である。
【図5】レバーガイドの平面図である。
【図6】リヤカバーの断面図である。
【図7】リヤカバーの側面図である。
【符号の説明】
10 トップマスト 13 メインカバー 16 ガイドレール 17 横フレーム 21 リヤカバー 30 操作レバー 31 レバーガイド 32 屈節リンク
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/12 A01B 59/042

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリの後部を覆うと共に回転自在に
    支持された後部カバーを備え、かつ該後部カバーの枢支
    部を、前記ロータリの略々回転周方向に移動自在に調整
    してなる、ロータリの後部カバー調整装置において、 前記ロータリへ回転を伝達する伝動装置を内蔵したロー
    タリ本体上部に固定したトップマストと、 該トップマストに回転自在に支持され、かつ所定位置に
    係止自在に構成された操作レバーと、前記ロータリの左右中心部に略々一致するように配置さ
    れ、かつ前記 操作レバーと前記後部カバーの枢支部を連
    結するリンク装置と、を備え、 前記リンク装置は、前記操作レバーの回転軸に固定され
    たリンクアームと、該リンクアームと前記後部カバーの
    枢支部とを連結する連結ロッドとを有し、前記リンクア
    ームが、側面視において、前記操作レバーの作動範囲に
    あっては前記トップマストの外形形状内に位置してなる
    と共に、前記操作レバーの操作により、前記後部カバーを前記ロ
    ータリの回転周方向に沿い上下に移動可能とした、 ロータリの後部カバー調整装置。
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