JP2003051633A - レーザ装置用波長制御装置及び制御方法 - Google Patents

レーザ装置用波長制御装置及び制御方法

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JP2003051633A
JP2003051633A JP2001238185A JP2001238185A JP2003051633A JP 2003051633 A JP2003051633 A JP 2003051633A JP 2001238185 A JP2001238185 A JP 2001238185A JP 2001238185 A JP2001238185 A JP 2001238185A JP 2003051633 A JP2003051633 A JP 2003051633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーストモードの停止直後にも、パルスレー
ザ光の中心波長を、迅速にかつ正確に目標波長に制御可
能な波長制御装置及び制御方法を提供する。 【解決手段】 駆動機構により光学部品を回転させてパ
ルスレーザ光(21)が狭帯域化光学素子(33)に入射する入
射角度(φ)を変更する光学部品回転手段とを備えたレー
ザ装置用波長制御装置において、レーザ発振の停止中に
生じる中心波長(λc)のチャーピングに基づいて、再発
振直後の中心波長(λc)が目標波長(λ0)に近づくように
停止中に光学部品を回転させる第1駆動機構(41)と、目
標波長(λ0)の変更を指示する波長変更指令(D)に基づい
て、中心波長(λc)が新たな目標波長(λn)に近づくよう
に停止中に光学部品を回転させる第2の駆動機構(40)と
を備えたことを特徴とするレーザ装置用波長制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エキシマレーザ装
置又はフッ素分子レーザ装置の中心波長を所望の目標波
長に制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エキシマレーザ装置等から発
振したレーザ光を狭帯域化し、その中心波長を所望の値
に制御する波長制御技術が知られており、例えば特開平
5−283785号公報に示されている。図7は、同公
報に開示されたレーザ装置の構成図を表しており、以下
図7に基づいて従来技術を説明する。
【0003】図7において、エキシマレーザ装置11
は、レーザ媒質であるレーザガスを封入し、両端部にパ
ルスレーザ光21を透過するウィンドウ17,19を取
着したレーザチャンバ12を備えている。レーザチャン
バ12の内部では、図示しない放電電極間に高電圧が印
加され、パルス放電によってレーザガスを励起し、パル
スレーザ光21を発生させる。発生したパルスレーザ光
21は、狭帯域化ユニット30に入射し、プリズム32
によって拡大され、波長選択ミラー34によって反射さ
れて、狭帯域化光学素子であるグレーティング33に入
射する。グレーティング33では、回折によって所定の
中心波長λc及びその近傍の波長を有するパルスレーザ
光21のみが反射される。これを、狭帯域化と言う。
【0004】このとき、波長選択ミラー34は、ステッ
ピングモータユニット40によって回転自在の、可動ホ
ルダ36に搭載されている。波長選択ミラー34を紙面
と平行な平面内で回転させると、グレーティング33に
対するパルスレーザ光21の入射角度が変わり、グレー
ティング33で回折されるパルスレーザ光21の中心波
長λcが変化する。即ち、波長選択ミラー34を回転さ
せることにより、発振するパルスレーザ光21の中心波
長λcを、所望する目標波長λ0に制御することが可能
である。
【0005】また、エキシマレーザ装置11は、パルス
レーザ光21の一部をビームスプリッタ22で取り出
し、波長モニタ37によってパルスレーザ光21の中心
波長λcを波長データλmとしてモニタリングしてい
る。レーザコントローラ29は、モニタリングした波長
データλmに基づき、ステッピングモータユニット40
に指令信号を出力して波長選択ミラー34を回転させ、
パルスレーザ光21の中心波長λcを所望の目標波長λ
0に制御している。これを、波長制御と言う。狭帯域化
されたパルスレーザ光21は、狭帯域化ユニット30内
のグレーティング33と、パルスレーザ光21を部分反
射するフロントミラー16との間で数回往復するうち
に、レーザチャンバ12内で増幅される。そして、中心
波長λcを有するパルスレーザ光21として、前方(図
7中紙面の左方)へ出射し、ステッパ等の露光機25に
入射する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次に述べるような問題がある。図8に、エ
キシマレーザ装置11を、露光機25の露光用光源とし
て用いる場合の、被露光物であるウェハ13を示す。図
8に示すように、露光を行なう際には、レーザ光21を
発振させ、露光する半導体チップ14Aへ、所定量だけ
レーザ照射を行なう。次にパルス放電を止めてレーザ光
21の出射を停止し、ウェハ13を図8中矢印方向に微
少距離だけ移動する。そして、移動後にレーザ光21
を、隣接する半導体チップ14Bに照射する。これを繰
り返すことにより、ウェハ13全体を露光している。こ
のように、ウェハ13を移動する際に、所定時間だけレ
ーザ発振を停止する必要がある。このように、レーザ発
振と停止とを繰り返すような発振のやり方を、バースト
モードと呼び、露光時の一般的な発振モードとなってい
る。
【0007】ところが、バーストモードにおいては、パ
ルス放電を停止することにより、レーザガスの状態が変
化し、停止後の再発振の際に、レーザ光21の波長が1
方向に移動(シフト)してしまうことがある。この波長
のシフトを、チャーピングと言う。図9は、上方から、
停止中のチャーピング補正及び発振時の波長制御をいず
れも行なわない場合の中心波長λcの変動と、露光機2
5からの発振指令(ON/OFF)信号とを示してい
る。
【0008】図9に示すように、時刻t10から時刻t
11までは、発振指令信号がONとなっており、レーザ
発振が行なわれている。このとき、波長制御は行なわれ
ておらず、中心波長λcはある波長λ1の近傍で微小に
変動している。時刻t11に、発振指令信号がOFFに
なり、発振が停止する。そして、時刻t12に再発振し
たときの中心波長λcは、チャーピングによってずれ量
Δλだけ1方向にずれている。ここでは、波長が長波長
側へシフトする場合について説明するが、短波長側へシ
フトする場合もある。ところが、再発振後、数〜数十パ
ルス発振する間に、波長制御が行なわれていないにも拘
らず、中心波長λcは次第に元の波長λ1に近づく方向
へシフトし、時刻t13に、波長λ1にほぼ戻る。この
ように、チャーピングによってずれた中心波長λcが、
元の波長λ1に復帰しようとする波長の移動を、チャー
ピングからの回復と呼ぶ。これは、レーザガスの状態
が、連続的なパルス放電によって安定するためと考えら
れている。
【0009】このとき、波長制御が行なわれていたとし
ても、再発振が開始する時刻t12の直前にはレーザ光
21が発振していないため、レーザ光21の波長データ
λmをモニタリングできない。その結果、再発振直後の
レーザ光21の中心波長λcを、目標波長λ0に合わせ
ることが困難であり、再発振のたびに数パルスにわたっ
て、目標波長λ0から大きく外れた中心波長λcのレー
ザ光21が出射する。
【0010】そのため、露光に不適切な中心波長λcの
レーザ光21が、露光機25に入射し、露光が好適に行
なわれないという問題がある。また、中心波長λcが目
標波長λ0から大きく外れているため、これを目標波長
λ0に合わせるための波長制御に時間がかかり、露光機
25の稼働率が低下するという問題がある。
【0011】さらには停止中に、露光機25からレーザ
コントローラ29に、目標波長λ0をλnに変更するよ
うにという波長変更指令が、出力される場合がある。こ
のような場合には、再発振時には、中心波長λcと新た
な目標波長λnとの差がさらに大きくなることがあり、
中心波長λcを、露光機25が所望する新たな目標波長
λnに合わせるのに、より多くの時間を要する。その結
果、露光機25の稼働率が低下するという問題がある。
【0012】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、バーストモードの停止直後にも、パルスレ
ーザ光の中心波長を、迅速にかつ正確に目標波長に制御
可能な波長制御装置及び制御方法を提供することを目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明は、駆動機構により光学部
品を回転させてパルスレーザ光が狭帯域化光学素子に入
射する入射角度を変更する光学部品回転手段と、前記光
学部品回転手段を駆動して前記入射角度を変更し、パル
スレーザ光の中心波長を所定の目標波長に制御するレー
ザコントローラとを備えたレーザ装置用波長制御装置に
おいて、レーザ発振の停止中に生じる中心波長のチャー
ピングに基づいて、中心波長が目標波長に近づくように
停止中に光学部品を回転させる第1駆動機構と、目標波
長の変更を指示する波長変更指令に基づいて、中心波長
が新たな目標波長に近づくように停止中に光学部品を回
転させる第2の駆動機構とを備えている。
【0014】かかる構成によれば、チャーピングの補正
のためと、目標波長変更のためとの2個の駆動機構を備
えている。これにより、チャーピングの補正と目標波長
の変更とを、同時に互いに独立に行なうことができるの
で、常に制御が発散せず、好適に中心波長を変更でき
る。
【0015】また本発明は、前記第1駆動機構が圧電素
子ユニットであり、前記第2駆動機構がステッピングモ
ータユニットである。即ち、目標波長λ0の変更をスト
ロークの長いステッピングモータユニットによって行な
うことにより、広帯域にわたっての目標波長λ0の変更
が可能である。
【0016】また本発明は、前記第1駆動機構と第2駆
動機構とが直列に配されている。これにより、第1、第
2の駆動機構が、同じ光学部品の同じ場所を駆動するこ
とになるため、一方の駆動機構の駆動量に対する中心波
長の変化の度合いが、他方の駆動機構の駆動の有無と無
関係となり、常に一定となる。従って、2個の駆動機構
を、互いに独立に制御できるので、制御が容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係る実施形態を詳細に説明する。図1は、実施形態に
係るエキシマレーザ装置11の構成図を示している。図
1において、エキシマレーザ装置11は、レーザ媒質で
あるレーザガスを封入したレーザチャンバ12を備えて
いる。レーザチャンバ12の両端部には、パルスレーザ
光21を透過するフロントウィンドウ17及びリアウィ
ンドウ19が、図示しないホルダによってそれぞれ取着
されている。
【0018】レーザチャンバ12の内部には、一対の放
電電極14,15が、図1中紙面と垂直方向に対向して
設置されている。高圧電源23より、放電電極14,1
5間に高電圧を印加し、パルス放電を起こしてレーザガ
スを励起し、例えば数〜十数kHzの周波数で、パルスレ
ーザ光21を発生させる。発生したパルスレーザ光21
は、例えば後方(図1中左方)へ進行し、パルスレーザ
光21を狭帯域化する狭帯域化ユニット30に入射す
る。狭帯域化ユニット30は、狭帯域化ボックス31に
よって囲繞されており、内部に光学部品として、プリズ
ム32,32、波長選択ミラー34、及びグレーティン
グ33等を備えている。狭帯域化ボックス31の壁に
は、パージガス給気口35が付設され、清浄で乾燥した
希ガスや高純度窒素などの反応性の小さなパージガス4
5を、狭帯域化ボックス31内部に導入している。
【0019】狭帯域化ユニット30に入射したパルスレ
ーザ光21は、プリズム32,32によって拡大され、
波長選択ミラー34によって反射され、狭帯域化光学素
子であるグレーティング33に入射する。グレーティン
グ33では、回折によって、入射角度φによって定まる
中心波長λcのパルスレーザ光21のみが反射される。
このとき、波長選択ミラー34は、水平面内(図1中紙
面と平行な平面内)で回動自在の、可動ホルダ36に搭
載されている。可動ホルダ36を回転させて波長選択ミ
ラー34を回転させることにより、グレーティング33
に入射するパルスレーザ光21の入射角度φが変わる。
これにより、グレーティング33で回折されるパルスレ
ーザ光21の中心波長λcが変化する。尚、図1におい
て、20はパルスレーザ光21のレーザ光軸を表してい
る。
【0020】狭帯域化されたパルスレーザ光21は、狭
帯域化ユニット30内のグレーティング33と、パルス
レーザ光21を部分反射するフロントミラー16との間
で数回往復するうちに、放電電極14,15間の放電に
よって増幅される。そして、フロントミラー16を部分
透過し、パルスレーザ光21として前方(図1中、右
方)へ出射し、露光機25に入射する。出射したパルス
レーザ光21の一部は、ビームスプリッタ22で図1中
下方へ取り出され、波長モニタ37によってその中心波
長λcを波長データλmとしてモニタリングされる。
【0021】以下、本実施形態に係る可動ホルダ36の
構造について、詳細に説明する。図2に、可動ホルダ3
6の平面断面図、図3に狭帯域化ボックス31内部のグ
レーティング33側からミラー側を見た、可動ホルダ3
6の正面図を示す。図2、図3に示すように、可動ホル
ダ36は、波長選択ミラー34を固定した四角形のミラ
ーホルダ38を備えている。ミラーホルダ38は、図示
しない引きバネ及び板バネ49の付勢力によって、狭帯
域化ボックス31に引きつけられている。
【0022】また、ミラーホルダ38の第1〜第4隅部
38A〜38Dのうち、第2隅部38B及び第1隅部3
8Aは、それぞれ支持部材39及び図2には図示しない
手動マイクロメータ50によって、狭帯域化ボックス3
1から押圧されている。支持部材39は、例えばスクリ
ュー47を所定長さだけ狭帯域化ボックス31から突き
出させ、ナット46で固定している。また、手動マイク
ロメータ50は、手動で狭帯域化ボックス31からの突
き出し量を変更自在である。ミラーホルダ38の第3隅
部38Cには、後述するようにピエゾ素子ユニット41
が取着されている。ピエゾ素子ユニット41の先端部4
1Bは、図示しない引きバネ及び板バネ49の付勢力に
よってボールネジユニット43の先端部43Aと接し、
ボールネジユニット43は、狭帯域化ボックス31に固
定されている。
【0023】図1に示すように、ステッピングモータユ
ニット40及びピエゾ素子ユニット41は、いずれもレ
ーザコントローラ29に電気的に接続されている。ステ
ッピングモータユニット40は、レーザコントローラ2
9から受信したパルス信号のパルス数に応じて、モータ
軸48(図2参照)を所定量だけ回転させる。モータ軸
48の先端部48Aには、カップリング42を介して、
ネジ山が精密加工されたボールネジユニット43の後端
部43Bが取着されている。ボールネジユニット43
は、ガイド51によって、回転しながら前後方向にスム
ーズに直進運動を行なう。ボールネジユニット43の先
端部43Aは、その長手方向に垂直な平面に精密加工さ
れ、この平面に、球面に精密加工されたピエゾ素子ユニ
ット41の先端部41Bが当接している。従って、ボー
ルネジユニットが回転しながら前後動したとき、ピエゾ
素子ユニット41は回転せずに前後動する。ピエゾ素子
ユニット41の後端部41Aは、ミラーホルダ38に固
定された紫外線カバー44に固定されている。
【0024】ピエゾ素子ユニット41の配線52は、紫
外線カバー44の内側を通って、図示しない導入孔を介
して狭帯域化ボックス31の外部に達しており、レーザ
コントローラ29に接続されている。ピエゾ素子ユニッ
ト41は、配線52を介して印加された、電圧Vの大き
さに応じた長さだけ、前後方向に伸縮する。ピエゾ素子
ユニット41は、初期位置として、フルストロークの約
1/2の中立位置に保たれている。
【0025】レーザコントローラ29は、可動ホルダ3
6に信号を出力してステッピングモータユニット40又
はピエゾ素子ユニット41を伸縮させることにより、紫
外線カバー44を介してミラーホルダ38の第3隅部3
8Cを押し引きする。これにより、波長選択ミラー34
が回動し、前記入射角度φが変更されて、パルスレーザ
光21の中心波長λcが変化する。このときレーザコン
トローラ29は、波長モニタ37によってモニタリング
した波長データλmに基づき、中心波長λcを目標波長
λ0に合わせ、両者の差である波長偏差が所定の許容値
よりも小さくなるように制御を行なっている。これを波
長制御と言う。
【0026】また、レーザコントローラ29は、高圧電
源23に電圧指令を出力することにより、パルスレーザ
光21のパルス出力の制御(これをパワーロック制御と
言う)も行なっている。さらにレーザコントローラ29
は、露光機25と互いに通信を行なっており、露光機2
5からの発振指令信号に基づいてレーザ発振を行なう。
また、レーザコントローラ29は、自己の判断に基づい
て発振指令信号を出力し、レーザ発振を行なう場合もあ
る。
【0027】以下に、レーザコントローラ29がこのよ
うな可動ホルダ36を用いて、バーストモード発振時
に、停止中に波長のチャーピングによってずれた中心波
長λcを、再発振直後に迅速に目標波長λ0に戻すため
の制御手順について説明する。これを、チャーピング補
正と呼ぶ。まず、第1の制御手順として、停止中に目標
波長λ0の変更を指示する波長変更指令が来ず、チャー
ピング補正のみを行なう場合について、説明する。
【0028】図4は、上から順に、露光機25からの発
振指令(ON/OFF)信号、チャーピング補正を行な
った場合の中心波長λcの動き、及びチャーピング補正
を行なった場合の、レーザコントローラ29からピエゾ
素子ユニット41に出力される指令電圧Vをそれぞれ示
すタイミングチャートである。図4に示すように、時刻
t20から時刻t21までは、発振指令信号がONとな
っており、レーザ発振が行なわれている。このとき、波
長制御が行なわれており、中心波長λcは目標波長λ0
に合っている。時刻t21に、発振指令信号がOFFに
なり、発振が停止する。そして、チャーピング補正を行
なわない場合、時刻t24にレーザ発振が再開されたと
きには、チャーピングにより、中心波長λcは、長波長
側にずれ量Δλだけシフトしている。
【0029】レーザコントローラ29は、停止中に、発
振再開後のチャーピングによる中心波長λcのずれ量Δ
λが、どの程度であるかを、予め推定する。この推定
は、例えばこれまでにレーザ発振がどのようなパターン
で行なわれたかという情報や、現在の狭帯域化ボックス
31内部の温度、さらには時刻t21から時刻t24ま
での停止時間等に基づいて行なわれる。そしてレーザコ
ントローラ29は、このチャーピングによるずれ量Δλ
に対して、例えばずれ量Δλの2分の1(Δλ/2)の
補正量だけ、中心波長λcが目標波長λ0側へ近づくよ
うに、波長選択ミラー34を回転させる。この回転は、
時刻t22からピエゾ素子ユニット41に電圧信号Vを
出力し、ピエゾ素子ユニット41によって可動ホルダ3
6を駆動させることにより、行なう。回転は、時刻t2
3に終了する。
【0030】時刻t24にレーザ発振が再開されると
き、上記のチャーピング補正により、レーザ光21の中
心波長λcは、目標波長λ0からほぼΔλ/2だけずれ
ている。レーザ発振の再開後、レーザコントローラ29
は、波長モニタ37によってモニタリングした波長デー
タλmに基づき、中心波長λcを目標波長λ0に合わせ
るように波長制御を行なう。即ち、時刻t24から、ピ
エゾ素子ユニット41が可動ホルダ36を駆動して波長
選択ミラー34を回転させる。その結果、中心波長λc
は目標波長λ0に近づき、時刻t25には中心波長λc
が目標波長λ0にほぼ一致する。尚、上記のタイミング
チャートにおいて、説明をわかりやすくするため、時刻
t22を時刻t21〜t23の中間近傍にあるようにし
たが、このように限られるものではない。
【0031】以上説明したように、本実施形態の第1の
制御手順によれば、停止中にチャーピングによるずれ量
Δλの推定を行ない、停止中に駆動機構を駆動して中心
波長λcを目標波長λ0に近づけるように補正してい
る。これにより、レーザ発振の再開時に、中心波長λc
が目標波長λ0に近い状態から波長制御を開始できるの
で、中心波長λcが目標波長λ0に合うまでの時間が短
縮される。従って、目標波長λ0から外れた、露光に不
適切な中心波長λcを有するレーザ光21が、露光機2
5に入射することが少ない。また、露光に適切な中心波
長λcのレーザ光21を得るまでの時間が短く、露光機
25の稼働率が向上する。
【0032】また、チャーピング補正において、推定し
たずれ量Δλに対し、ずれ量Δλ全てを補正するのでは
なく、所定の割合(実施例では2分の1)だけ、補正す
るようにしている。中心波長λcは、再発振の直後にチ
ャーピングによって目標波長λ0からずれた後、チャー
ピングから回復して、次第に元の目標波長λ0に戻ろう
とする傾向を有している。
【0033】従って、波長制御を行なう駆動機構の応答
時間に合わせて、ずれ量Δλに対する補正量を決定す
る。例えば、駆動機構の応答時間が長い場合には、波長
のチャーピングからの回復のほうが、駆動機構による波
長制御より早くなってしまうことがあるので、補正量を
あまり大きくしないようにする。こうすることにより、
駆動機構による波長制御が発散せず、確実に中心波長λ
cを目標波長λ0に合わせることが可能である。また、
実施形態のように、ピエゾ素子ユニット41のように非
常に応答時間の短い駆動機構によって波長制御を行なう
場合には、補正量をずれ量Δλとほぼ同じにするとよ
い。このようにすれば、再発振直後から、中心波長λc
が目標波長λ0により近づくので、両者が略一致するま
での時間が短縮される。しかも、駆動機構の応答時間が
短いので、チャーピングからの回復による中心波長λc
の移動に対しても、波長選択ミラー34を充分速く駆動
でき、常に中心波長λcを目標波長λ0に一致させるこ
とが可能である。
【0034】次に、第2の制御手順として、チャーピン
グの補正時に、露光機25からレーザコントローラ29
に対し、目標波長λ0を新たな目標波長λnに変更する
ように、波長変更指令が出力された場合について説明す
る。図5は、上方から、露光機25からの発振指令(O
N/OFF)信号、チャーピング補正を行ない、かつ、
波長変更指令が来た場合の中心波長λc、その場合の、
ピエゾ素子ユニット41に出力される指令電圧V、波長
変更指令D、及び、ステッピングモータユニット40の
ストローク位置Pをそれぞれ示すタイミングチャートで
ある。尚、レーザ発振中は、波長制御を行なうものとす
る。
【0035】図5に示すように、時刻t30からt31
までは、発振指令信号がONとなっており、レーザ発振
が行なわれている。レーザコントローラ29は、波長モ
ニタ37でモニタリングした中心波長λcに基づき、ピ
エゾ素子ユニット41に指令電圧Vを出力して波長制御
を行なっており、中心波長λcが目標波長λ0に略一致
している。時刻t31に発振指令信号がOFFになり、
発振が停止する。そして、時刻t36にレーザ発振が再
開されると、チャーピングにより、中心波長λcが長波
長側にずれ量Δλだけシフトする。レーザコントローラ
29は、停止中に、中心波長λcが停止前の目標波長λ
0からどの程度ずれるかを推定する。この推定は、例え
ばこれまでにレーザ発振がどのようなパターンで行なわ
れたかという情報や、現在の狭帯域化ボックス31内部
の温度、さらには時刻t31から時刻t36までの停止
時間等に基づいて行なわれる。
【0036】そしてレーザコントローラ29は、このチ
ャーピングによるずれ量Δλに対して、例えばずれ量Δ
λの約3分の2に当たる補正量だけ、中心波長λcを目
標波長λ0側へ補正するように、波長選択ミラー34を
回転させる。この回転は、時刻t32からピエゾ素子ユ
ニット41に電圧信号Vを出力し、ピエゾ素子ユニット
41によって可動ホルダ36を駆動させることにより、
行なう。これにより、時刻t32から、ピエゾ素子ユニ
ット41が可動ホルダ36を駆動して、中心波長λcを
目標波長λ0からΔλ/3だけずれた波長に合わせるべ
く、波長選択ミラー34を回転させ始める。
【0037】一方、停止中に、時刻t33において、露
光機25から、目標波長λ0を新たな目標波長λnに変
更する波長変更指令Dが来るものとする。レーザコント
ローラ29は、ピエゾ素子ユニット41に対する電圧指
令Vをそのままに、ピエゾ素子ユニット41を駆動させ
続け、時刻t35において目標ストロークに達する。一
方、レーザコントローラ29は、時刻t33から時刻t
34まで、ステッピングモータユニット40に対して、
目標波長λ0を変更するための指令を出力する。これに
より、ステッピングモータユニット40は、ストローク
位置P0からPnまで移動する。
【0038】従って時刻t35において、波長選択ミラ
ー34は、ピエゾ素子ユニット41によるチャーピング
補正と、ステッピングモータユニット40による目標波
長λ0変更との、両者を合わせただけ回転したことにな
る。その結果、波長選択ミラー34の角度は、新たな目
標波長λnから、Δλ/3だけ離れた波長に略相当する
角度となっている。尚、上記手順では、ただ1回だけピ
エゾ素子ユニット41を大きく動かすことにより、目標
波長λ0に合わせるように説明しているが、ピエゾ素子
ユニット41を何度も微小距離だけ駆動することによ
り、補正を行なってもよい。
【0039】そして、時刻t36にレーザ発振が再開さ
れたときには、レーザコントローラ29は波長モニタ3
7によってモニタリングした波長データλに基づき、波
長制御を行なう。停止中に、ステッピングモータユニッ
ト40及びピエゾ素子ユニット41により、中心波長λ
cは新たな目標波長λnに対して、Δλ/3だけずれた
波長となっているので、比較的短時間で(時刻t37
に)中心波長λcを新たな目標波長λnに合わせること
ができる。
【0040】尚、上記の手順の説明において、まずチャ
ーピング補正を開始し、その最中に波長変更指令Dが入
力されるように説明したが、これに限られるものではな
い。例えば、波長変更指令Dが入力され、目標波長λ0
の変更を行なっているうちにチャーピング補正を開始す
るようにしてもよい。また、まずチャーピング補正を開
始し、目標波長λ0の変更を行なっている間にチャーピ
ング補正が終了するような場合でもよく、その逆でもよ
い。
【0041】以上説明したように、本実施形態の第2制
御手順によれば、レーザ発振の停止中にチャーピング補
正に加え、露光機25からの波長変更指令Dに基づく目
標波長λ0の変更を行なっている。これにより、停止中
に中心波長λcが新たな目標波長λnに近づくので、発
振再開後に波長制御が行なわれた際に、中心波長λcが
迅速に新たな目標波長λnに合致する。
【0042】また、チャーピング補正において、推定し
たずれ量Δλに対し、所定の割合(上記実施例では3分
の2)だけ、補正するようにしている。これにより、第
1の制御手順と同様に、駆動機構が駆動指令信号に対す
る応答時間の長いものであっても、波長制御を発散させ
ずに中心波長λcを確実に目標波長λ0に合わせること
が可能である。
【0043】また、本実施形態によれば、チャーピング
補正を行なうための第1の駆動機構(ピエゾ素子ユニッ
ト41)と、目標波長λ0の変更を行なうための第2の
駆動機構(ステッピングモータユニット40)との、2
個の駆動機構を備えている。従って、チャーピング補正
の途中で波長変更指令が入力されても、レーザコントロ
ーラ29はいずれの処理を優先的に行なうかを迷うこと
がなく、それぞれの処理を独立に行なうことができる。
即ち、常に制御が発散せず、好適に行なわれる。勿論、
目標波長λ0の変更を行なっている途中で、チャーピン
グ補正を行なうような場合についても、同様である。
【0044】尚、第1の駆動機構をピエゾ素子ユニット
41とし、第2の駆動機構をステッピングモータユニッ
ト40として説明したが、これに限られるものではな
い。即ち、第1、第2の駆動機構のいずれもが、ステッ
ピングモータユニットでもよく、いずれもがピエゾ素子
ユニット41であってもよい。しかしながら、実施形態
に説明したように、ピエゾ素子ユニット41によってチ
ャーピング補正を行ない、ステッピングモータユニット
40によって目標波長λ0の変更を行なうのが好適であ
る。即ち、目標波長λ0の変更を、ストロークの長いス
テッピングモータユニット40によって行なうことによ
り、広帯域にわたっての目標波長λ0の変更が可能であ
る。また、チャーピング補正は、レーザ発振の停止のた
びに必ず行なわなければならず、頻度が高いため、これ
を精度良く補正する必要がある。従って、より微小スト
ロークを精密に駆動できるピエゾ素子ユニット41によ
ってチャーピング補正を行なうことにより、正確な補正
が可能である。
【0045】また、第1、第2の駆動機構を直列に配
し、波長選択ミラー34の1つの隅部を押圧して回転さ
せ、中心波長λcを制御するように説明したが、これに
限られるものではない。例えば、グレーティング33や
プリズム32を回転させるようにしてもよい。
【0046】また、例えば、ステッピングモータユニッ
ト40で波長選択ミラー34を、ピエゾ素子ユニット4
1でプリズム32を、それぞれ回転させるように、別々
の光学部品を回転させてもよい。しかしながら、上記実
施形態で説明したように、ステッピングモータユニット
40及びピエゾ素子ユニット41を直列に配し、光学部
品のうち、いずれか1つのみを回転させるのがよい。即
ち、第1、第2の駆動機構が、同じ光学部品の同じ場所
を駆動させるため、一方の駆動機構の駆動量に対する中
心波長の変化量が、他方の駆動機構の駆動の有無と無関
係となり、常に一定となる。従って、2個の駆動機構
を、互いに独立に制御できるので、制御が容易となる。
これに対し、ステッピングモータユニット40とピエゾ
素子ユニット41とを異なる場所に配置するならば、一
方の駆動機構を駆動した場合、他方の駆動機構におけ
る、中心波長λcを変更するために必要な駆動量が影響
を受ける。即ち、中心波長λcを変更する際に、ピエゾ
素子ユニット41とステッピングモータユニット40と
の伸縮量を、互いの影響を考慮しながら制御を行なわな
ければならず、制御が困難になる。
【0047】図6に、プリズム32を回転自在の可動ホ
ルダ36上に搭載し、この可動ホルダ36をステッピン
グモータユニット40及びピエゾ素子ユニット41によ
って駆動する場合の例を示す。このように、波長選択ミ
ラー34を用いない構成にすることにより、光路長が短
くなるので出力が増大し、例えばゲインが小さなArF
エキシマレーザ装置などの場合にも、必要な大きさの出
力での発振が可能である。
【0048】また、本発明によれば、レーザ発振時の波
長制御を、ピエゾ素子ユニット41によって行なってい
る。ピエゾ素子ユニット41は指令に対する反応時間が
短いので、制御に対する応答性が良く、中心波長λcが
迅速に目標波長λ0に合致する。
【0049】尚、本実施形態の説明では、新たな目標波
長λnを、目標波長λ0よりも長波長側にあるものとし
て説明しているが、これに限られるものではない。例え
ば、チャーピングによって中心波長λcが長波長側にず
れるのに対し、新たな目標波長λnが、目標波長λ0よ
りも短波長となるような場合もある。このような場合に
は、チャーピングによるずれと、目標波長λ0の変更に
よるずれとが加算されるため、中心波長λcから、新た
な目標波長λnまでの差が、さらに大きくなる。従っ
て、本発明に係る停止時間中のチャーピング補正及び目
標波長λ0の変更を行なわない場合には、再発振後、中
心波長λcが新たな目標波長λnに合うまでの時間が、
より長くなる。これに対し、本発明によれば、停止時間
中に中心波長λcを新たな目標波長λnに概略近づけて
いるので、迅速な波長制御が可能であり、このような場
合には、本発明の効果が、より大きくなる。
【0050】また、狭帯域化光学素子として、グレーテ
ィング33を用いる場合について説明したが、エタロン
を用いてもよい。さらには、本発明は、エキシマレーザ
装置について説明したが、フッ素分子レーザ装置につい
ても、同様に応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るエキシマレーザ装置の構成図。
【図2】可動ホルダの平面断面図。
【図3】可動ホルダの正面図。
【図4】第1制御手順を説明するタイミングチャート。
【図5】第2制御手順を説明するタイミングチャート。
【図6】プリズムを駆動する場合のエキシマレーザ装置
の構成例。
【図7】従来技術に係るエキシマレーザ装置の構成図。
【図8】ウェハの露光の説明図。
【図9】チャーピングの説明図。
【符号の説明】
11:エキシマレーザ装置、12:レーザチャンバ、1
3:ウェハ、14:半導体チップ、15:放電電極、1
6:フロントミラー、17:フロントウィンドウ、1
9:リアウィンドウ、20:レーザ光軸、21:レーザ
光、22:ビームスプリッタ、25:露光機、29:レ
ーザコントローラ、30:狭帯域化ユニット、31:狭
帯域化ボックス、32:プリズム、33:グレーティン
グ、34:波長選択ミラー、35:パージガス給気口、
36:可動ホルダ、37:波長モニタ、38:ミラーホ
ルダ、39:支持部材、40:ステッピングモータユニ
ット、41:ピエゾ素子ユニット、42:カップリン
グ、43:ボールネジユニット、44:紫外線カバー、
45:パージガス、46:ナット、47:スクリュー、
48:モータ軸、49:板バネ、50:手動マイクロメ
ータ、51:ガイド、52:配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 毅 栃木県小山市横倉新田400 ギガフォトン 株式会社内 Fターム(参考) 5F071 AA06 DD05 DD07 HH02 HH09 JJ10 5F072 AA06 HH02 HH09 JJ13 JJ20 KK01 KK05 KK07 KK15 KK16 KK18 KK21 KK24 SS06 YY09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構により光学部品を回転させてパ
    ルスレーザ光(21)が狭帯域化光学素子(33)に入射する入
    射角度(φ)を変更する光学部品回転手段と、前記光学部
    品回転手段を駆動して前記入射角度(φ)を変更し、パル
    スレーザ光(21)の中心波長(λc)を所定の目標波長(λ0)
    に制御するレーザコントローラ(29)とを備えたレーザ装
    置用波長制御装置において、 レーザ発振の停止中に生じる中心波長(λc)のチャーピ
    ングに基づいて、再発振直後の中心波長(λc)が目標波
    長(λ0)に近づくように停止中に光学部品を回転させる
    第1駆動機構(41)と、 目標波長(λ0)の変更を指示する波長変更指令(D)に基づ
    いて、中心波長(λc)が新たな目標波長(λn)に近づくよ
    うに停止中に光学部品を回転させる第2の駆動機構(40)
    とを備えたことを特徴とするレーザ装置用波長制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ装置用波長制御装
    置において、 前記第1駆動機構(41)が圧電素子ユニットであり、 前記第2駆動機構(40)がステッピングモータユニットで
    あることを特徴とするレーザ装置用波長制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のレーザ装置用波長
    制御装置において、 前記第1駆動機構(41)と第2駆動機構(40)とが直列に配
    されていることを特徴とするレーザ装置用波長制御装
    置。
  4. 【請求項4】 駆動機構により光学部品をレーザ光軸(2
    0)に対して回転させてパルスレーザ光(21)の狭帯域化光
    学素子(33)への入射角度(φ)を変更し、 パルスレーザ光(21)の中心波長(λc)を所定の目標波長
    (λ0)に制御するレーザ装置の波長制御方法において、 レーザ発振の停止中に生じる中心波長(λc)のずれに基
    づいて、中心波長(λc)が目標波長(λ0)に近づくように
    第1の駆動機構(41)に指令を出力して停止中に光学部品
    を回転させ、 目標波長(λ0)の変更を指示する波長変更指令(D)に基づ
    いて、中心波長(λc)が新たな目標波長(λn)に近づくよ
    うに第2の駆動機構(40)に指令を出力して停止中に光学
    部品を回転させることを特徴とするレーザ装置用波長制
    御方法。
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