JP2003048915A - アクリル酸系重合体の製造法 - Google Patents

アクリル酸系重合体の製造法

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JP2003048915A JP2002157125A JP2002157125A JP2003048915A JP 2003048915 A JP2003048915 A JP 2003048915A JP 2002157125 A JP2002157125 A JP 2002157125A JP 2002157125 A JP2002157125 A JP 2002157125A JP 2003048915 A JP2003048915 A JP 2003048915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗剤組成物の製造工程において、レドックス開
始剤を用いて重合させることによって得られたアクリル
酸系重合体と、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫
酸ナトリウム、ゼオライト、塩化ナトリウム等の無機塩
とを含むアルカリ調製液を加熱乾燥させ、熱履歴を与え
た場合であっても、着色を生じがたいアクリル酸系重合
体の製造法を提供すること。 【解決手段】重合禁止剤としてキノン化合物を含むアク
リル酸又はその塩を含有してなる単量体をレドックス開
始剤を用いて重合させた後、得られたアクリル酸系重合
体に含有されているキノン化合物の含有量がアクリル酸
系重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり20m
g以下となるまでキノン化合物の含有量を低減させるア
クリル酸系重合体の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリル酸系重合
体の製造法に関する。更に詳しくは、例えば、洗剤組成
物等に好適に使用しうる、着色が低減されたアクリル酸
系重合体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル酸系重合体は、洗剤組成物等に
広く使用されている化合物である。しかし、例えば、洗
剤組成物の製造工程において、レドックス開始剤を用い
て重合させることによって得られたアクリル酸系重合体
と、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウ
ム、ゼオライト、塩化ナトリウム等の無機塩とを含むア
ルカリ調製液を加熱乾燥させた場合には、被乾燥物が桃
色ないし赤色に着色することがあり、かかる着色は、洗
剤組成物等の製品としての価値を低下させる要因となっ
ていた。
【0003】しかしながら、これまでのところ、その着
色の原因の究明がなされていないため、着色防止手段の
開発が待ち望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗剤組成物
の製造工程において、レドックス開始剤を用いて重合さ
せることによって得られたアクリル酸系重合体と、炭酸
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、ゼオ
ライト、塩化ナトリウム等の無機塩とを含むアルカリ調
製液を加熱乾燥させ、熱履歴を与えた場合であっても、
着色を生じがたいアクリル酸系重合体の製造法を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、重合禁止剤と
してキノン化合物を含むアクリル酸又はその塩を含有し
てなる単量体をレドックス開始剤を用いて重合させた
後、得られたアクリル酸系重合体に含有されているキノ
ン化合物の含有量がアクリル酸系重合体を構成している
アクリル酸1kgあたり20mg以下となるまでキノン
化合物の含有量を低減させるアクリル酸系重合体の製造
法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】アクリル酸は、非常に反応性が高
く、化学的に不安定な化合物であり、例えば、輸送中に
おいて外部から衝撃を受けただけでも重合することがあ
る。そこで、一般に市販されているアクリル酸には、そ
の重合を抑制するためにキノン化合物に代表される重合
禁止剤が含有されている。重合禁止剤としてアクリル酸
に含有されているキノン化合物の含有量は、一般に、ア
クリル酸1kgあたり200mg程度である。
【0007】一般に、低温重合開始剤として用いられて
いるレドックス開始剤を用いてアクリル酸を重合させた
場合には、その重合条件によっても異なるが、アクリル
酸系重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり16
0〜180mg程度のキノン化合物が残存している。
【0008】そこで、本発明者らは、キノン化合物が含
有されているアクリル酸に着目し、アクリル酸を必須モ
ノマー成分とする重合体におけるキノン化合物の含有量
を、該重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり2
0mg以下としたところ、該重合体を洗剤組成物の原料
として用い、その製造工程において熱履歴を加えた場合
であっても、着色という現象が解消されることを見出し
た。本発明は、かかる知見に基づいて完成されたもので
ある。
【0009】単量体として、アクリル酸又はその塩を含
有するものが用いられる。アクリル酸又はその塩として
は、アクリル酸をはじめ、アクリル酸の一部ないし全部
が中和された塩、例えば、アクリル酸ナトリウム、アク
リル酸カリウム等のアクリル酸アルカリ金属塩が挙げら
れる。これらの中では、アクリル酸ナトリウムが好まし
い。
【0010】本明細書において、「アクリル酸系重合体
を構成しているアクリル酸」とは、アクリル酸系重合体
において、そのモノマー成分として使用されているアク
リル酸をいう。アクリル酸系重合体の中にアクリル酸塩
に基づく繰返し単位が存在している場合には、そのアク
リル酸塩に基づく繰返し単位をアクリル酸に基づく繰返
し単位と見做して取扱う。
【0011】アクリル酸に重合禁止剤として含有されて
いるキノン化合物としては、p−メトキシフェノール
(以下、メトキノンという)、ハイドロキノン、ベンゾ
キノン、 tert-ブチルカテコール等が挙げられる。
【0012】アクリル酸系重合体は、アクリル酸又はそ
の塩を含有する単量体を重合させることによって製造す
ることができる。
【0013】単量体の重合法としては、例えば、溶液重
合法、懸濁重合法、塊状重合法等が挙げられる。これら
の重合法のなかでは、本発明は、溶液重合法で得られた
アクリル酸系重合体の水溶液に対して特に効果的であ
る。
【0014】溶液重合法の一例としては、筒状の反応管
を用い、その一端から単量体及び重合開始剤を供給する
とともに、反応管内に気体を供給することにより、単量
体の重合を行う方法が挙げられる。より具体的には、例
えば、特公平2−24283号公報に記載されているよ
うな円筒状又は二重円筒状の反応管の一端からアクリル
酸又はその塩を含有する単量体及び亜硫酸水素ナトリウ
ムを含有する水溶液を供給するとともに、該反応管に酸
素含有ガスを前記水溶液に対して並流となるように供給
し、該ガスの気流によって水溶液の薄膜流を反応管の内
壁に形成させて反応させることにより、アクリル酸系重
合体を得ることができる。
【0015】前記方法においては、水溶液の供給量を1
〜2000kg/h、気体の供給量を0.6〜1800
3 /hとし、反応管内の気体移動速度を2〜100m
/secとすることが好ましい。また、亜硫酸水素ナト
リウムの量は、単量体1モルあたり0.008〜0.4
モルであることが好ましく、反応管内の温度は5〜80
℃であることが好ましい。
【0016】また、前記方法以外にも、例えば、特公昭
60−24806号公報に記載されているような撹拌槽
型反応器に水を仕込み、空気を微小な気泡として吹き込
みながら、均一撹拌下でアクリル酸塩を含有する単量体
及び亜硫酸水素ナトリウムを反応器に添加することによ
り、アクリル酸系重合体を得ることができる。
【0017】レドックス開始剤に用いられる酸化剤とし
ては、例えば、酸素、オゾン、過酸化水素、過酸化ベン
ゾイル等が挙げられる。また還元剤としては、例えば、
亜硫酸水素塩、鉄(II価) イオン、クロムイオン、亜硫
酸塩等が挙げられる。これらの中では、酸素と亜硫酸水
素塩の組み合わせが好ましく、酸素と亜硫酸水素ナトリ
ウムの組み合わせがより好ましい。
【0018】酸素含有ガスは、窒素ガス、アルゴンガ
ス、ヘリウムガス等の不活性ガスに酸素ガスを含有させ
たもの、空気、酸素ガス等が挙げられる。また、酸素ガ
スを空気で希釈させたものや、酸素ガスを空気に添加し
たものであってもよい。酸素含有ガスにおける酸素濃度
は、反応性を高める観点から、10容量%以上であるこ
とが好ましく、20容量%以上であることがより好まし
い。
【0019】酸化剤及び還元剤の量は、それぞれ、単量
体100重量部あたり、0.01〜3重量部であること
が好ましい。また、空気等のガス状の酸化剤を用いる場
合には、酸化剤の量は、標準状態(273K、101.
3kPa)において、還元剤1モルあたり10L以上で
あることが好ましい。
【0020】次に、得られたアクリル酸系重合体に含有
されているキノン化合物の含有量を該重合体を構成して
いるアクリル酸1kgあたり20mg以下となるまで低
減させる。
【0021】キノン化合物の含有量を低減させる具体的
な方法としては、例えば、 アクリル酸系重合体水溶
液と酸化剤とを混合させることにより、キノン化合物の
含有量を低減させる方法(以下、酸化法という)、
アクリル酸系重合体水溶液と吸着剤とを接触させること
により、キノン化合物の含有量を低減させる方法(以
下、吸着法という)等が挙げられ、酸化法と吸着法とを
併用することもできる。例えば、アクリル酸系重合体水
溶液からキノン化合物を吸着法によって低減させた後、
酸化法を用いてもよく、あるいは酸化法によってアクリ
ル酸系重合体水溶液におけるキノン化合物の含有量を低
減させた後、吸着法を用いてもよい。
【0022】まず、酸化法を採用する場合について説明
する。酸化剤としては、例えば、過酸化水素、過硫酸ナ
トリウム、次亜塩素酸ナトリウム等が挙げられ、これら
は、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。これらの酸化剤の中では、キノン化合物を効率
よく分解させることができる観点から、過酸化水素が好
ましい。
【0023】酸化剤の量は、その種類等によって異なる
ので一概には決定することができないが、通常、アクリ
ル酸系重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり1
00〜20000mgであることが好ましい。例えば、
酸化剤として、過酸化水素を用いる場合、キノン化合物
を効率よく分解させるとともに、過酸化水素の分解によ
る過度の発泡を抑制し、アクリル酸系重合体の組成に悪
影響を与えないようにするために、過酸化水素の量は、
アクリル酸系重合体を構成しているアクリル酸1kgあ
たり、350〜15000mgであることが好ましく、
1000〜9000mgであることがより好ましい。
【0024】なお、アクリル酸系重合体水溶液に過酸化
水素を添加する場合、キノン化合物の分解を促進させる
ために、過酸化水素を添加する前に、その水溶液のpH
を8.0〜13.9、好ましくは11.0〜13.5に
調整することが望ましい。pHは、例えば、水酸化ナト
リウム等のpH調整剤を用いて容易に調整することがで
きる。
【0025】酸化剤をアクリル酸系重合体水溶液に添加
する際の温度は、キノン化合物の分解効率を高めるため
に、10〜50℃であることが好ましい。
【0026】酸化剤をアクリル酸系重合体水溶液に添加
した後には、酸化剤とアクリル酸系重合体水溶液に含ま
れているキノン化合物との混合性を高めるために、攪拌
することが好ましい。
【0027】アクリル酸系重合体を構成しているアクリ
ル酸1kgあたりのキノン化合物の含有量を以下に説明
する所望の量である20mg以下にまで低減させるのに
要する時間は、酸化剤の種類及びその量、アクリル酸系
重合体水溶液におけるキノン化合物の含有量等の諸条件
によって異なるので一概には決定することができない
が、通常の場合では、1分間〜24時間程度である。
【0028】なお、アクリル酸系重合体水溶液と酸化剤
との混合は、例えば、回分式、半回分式、連続式等の方
法によって行うことができる。また、酸化剤で処理した
後に酸化剤が残存している場合には、還元剤による還元
処理を行ってもよい。
【0029】次に、吸着法を採用する場合について説明
する。吸着剤としては、例えば、活性炭、ゼオライト、
活性白土等が挙げられ、これらは、それぞれ単独で用い
てもよく、2種以上を併用してもよい。これらの吸着剤
の中では、キノン化合物の除去効率を高める観点から、
活性炭が好ましい。
【0030】吸着剤の量は、その種類によって異なるの
で一概には決定することができないが、通常、アクリル
酸系重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり、1
00〜1000gであることが好ましい。吸着剤とし
て、例えば、活性炭を用いる場合には、キノン化合物を
効率よく吸着させ、生産性を高めるとともに、活性炭の
使用量を低減させる観点から、活性炭の量は、アクリル
酸系重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり、1
00〜650gであることが好ましい。
【0031】なお、アクリル酸系重合体水溶液と吸着剤
とを接触させる際には、キノン化合物の吸着効率を高め
るために、吸着剤との接触前に、あらかじめアクリル酸
系重合体水溶液のpHを5〜9、好ましくは6〜8に調
整することが望ましい。pHは、例えば、水酸化ナトリ
ウム等のpH調整剤を用いて容易に調整することができ
る。
【0032】アクリル酸系重合体水溶液と吸着剤とを接
触させる際には、アクリル酸系重合体水溶液の温度は、
キノン化合物の吸着効率を高めるとともに、アクリル酸
系重合体自体の熱劣化を回避するために、10〜70
℃、好ましくは30〜50℃であることが望ましい。
【0033】アクリル酸系重合体水溶液と吸着剤とを接
触させる方法においては、吸着剤とアクリル酸系重合体
水溶液に含まれているキノン化合物との接触効率を高め
るために、攪拌することが好ましい。また、吸着剤を充
填した容器にアクリル酸系重合体水溶液を通液する方法
や循環する方法などを採用してもよい。いずれの方法に
おいても、吸着剤とアクリル酸系重合体水溶液とを接触
させることによって、アクリル酸系重合体水溶液に含ま
れているキノン化合物を吸着剤に吸着させ、アクリル酸
系重合体水溶液に含まれているキノン化合物を低減させ
ることができる。
【0034】アクリル酸系重合体を構成しているアクリ
ル酸1kgあたりのキノン化合物の含有量を以下に説明
する所望量である20mg以下にまで低減させるのに要
する時間は、吸着剤の種類及びその量、アクリル酸系重
合体水溶液に含まれるキノン化合物の含有量等の諸条件
によって異なるので一概には決定することができない
が、通常、5分間〜24時間程度である。
【0035】以上のようにして、アクリル酸系重合体に
おけるキノン化合物の含有量が低減され、例えば、アク
リル酸系重合体が洗剤組成物の製造工程での加熱乾燥時
に熱履歴を受けた場合であっても、被乾燥物の着色を回
避することができる。キノン化合物の含有量は、アクリ
ル酸系重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり、
20mg以下とすることにより、着色を防止することが
できるが、より一層色相の変化を防止するためには、1
0mg以下であることが好ましく、3.5mg以下であ
ることがより好ましい。
【0036】かくして得られたアクリル酸系重合体は、
洗剤組成物の製造工程等において熱履歴を受けた場合で
あっても、桃色ないし赤色に着色しがたいものとなるの
で、洗剤組成物等に好適に使用しうるものとなる。
【0037】なお、アクリル酸系重合体におけるキノン
化合物の含有量は、以下の測定条件の下、高速液体クロ
マトグラフィー(以下、「HPLC」という)によって
定量される。本明細書におけるキノン化合物の含有量
は、かかる方法によって測定されたときの値である。
【0038】〔キノン化合物の含有量の測定条件〕 カラム:東ソー(株)製、商品名:TSK-GEL Super AW25
00 移動相:0.1mol/Lリン酸二水素カリウム及び0.1mol/Lリ
ン酸二水素ナトリウムの水溶液/アセトニトリル=70/3
0 (容量比) 検出器:UV(220nm) カラム温度:40℃ 流速:0.6mL/min
【0039】試料及び測定:40%アクリル酸系重合体水
溶液の場合には該水溶液2gを、また該水溶液以外のア
クリル酸系重合体水溶液又は固体のアクリル酸系重合体
の場合には、それぞれ該溶液中の固形分0.8g又は固体0.
8gを、液量が200mL となるようにイオン交換水に溶かし
た試料を調製し、そのうちの20μL をHPLCに注入
し、測定する。測定されたピーク面積と、別に求めてお
いた検量線からキノン化合物を定量する。 測定限界:アクリル酸系重合体を構成しているアクリル
酸1kgあたり3.5mg
【0040】また、アクリル酸系重合体の重量平均分子
量を測定したときの測定条件は、以下のとおりである。
【0041】〔重量平均分子量の測定条件〕 測定方法:GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー) 移動相:0.1mol/Lリン酸二水素カリウム及び0.1mol/Lリ
ン酸二水素ナトリウムの水溶液/アセトニトリル=90/1
0 (容量比)
【0042】検出器:RI カラム温度:40℃ 流速:1.0mL/min 換算標準物質:ポリアクリル酸(AMERICAN STANDARDS CO
RP社製) 試料:40%アクリル酸系重合体水溶液の場合には、該水
溶液2gを、また該水溶液以外のアクリル酸系重合体水
溶液又は固体のアクリル酸系重合体の場合には、それぞ
れ該溶液中の固形分0.8g又は固体0.8gを、液量が200mL
となるようにイオン交換水に溶かした試料を調製し、そ
のうちの100 μL を注入する。
【0043】
【実施例】製造例1 アクリル酸1kgあたりメトキノン200mgを含有す
る80重量%アクリル酸水溶液75.0kgに、35重
量%水酸化ナトリウム水溶液90.4kgとイオン交換
水34.6kgを添加し、アクリル酸濃度が30.0重
量%、アクリル酸の中和度が95%となるように調整さ
れたアクリル酸ナトリウム水溶液を得た。
【0044】反応容器として、内径12mm、長さ8m
の垂直型円筒状反応管を用いた。アクリル酸ナトリウム
水溶液の流量が3.89kg/hで、35重量%亜硫酸
水素ナトリウム水溶液の流量が0.16kg/hとなる
ように、両水溶液を混合しながら反応管の下端から上方
向に反応管の内壁に沿って供給しながら、下端から空気
を流量8m3 /h(標準状態)で供給し、反応管内を空
気が流通するようにして重合反応を行った。その間、反
応管外側に設けたジャケットに通水して反応管内の温度
を25〜30℃に調節した。
【0045】また、得られた重合体水溶液について、1
05℃で2時間の乾燥条件で乾燥を行い、固形物の定量
を行った。その結果、中和度95モル%の40重量%ア
クリル酸ナトリウム重合体水溶液200kgが得られ
た。
【0046】得られたアクリル酸ナトリウム重合体の重
量平均分子量を前記方法によって測定したところ、95
00であった。
【0047】また、得られたアクリル酸ナトリウム重合
体に含まれているメトキノン濃度を前記した高速液体ク
ロマトグラフィーによって測定したところ、アクリル酸
系重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり163
mgであった。
【0048】製造例2 200L容の反応槽内に、水20kgを入れ、撹拌しな
がら撹拌翼下から焼結フィルターにて空気を0.3m3
/h(標準状態)で微気泡にして吹き込みながら、製造
例1で得られたアクリル酸ナトリウム水溶液175.4
5kg及び35重量%亜硫酸水素ナトリウム水溶液7.
25kgをそれぞれ別の滴下口から反応槽に、各液温を
25〜30℃に調整しながら6時間で連続的に滴下し
た。滴下終了後、反応温度を25〜30℃に調整しなが
ら、撹拌下、空気の吹き込みを1時間行ない、重合を行
った。
【0049】また、得られた重合体水溶液について、1
05℃で2時間の乾燥条件で乾燥を行い、固形物の定量
を行った。その結果、中和度95モル%の40重量%ア
クリル酸ナトリウム重合体水溶液200kgが得られ
た。
【0050】得られたアクリル酸系重合体の重量平均分
子量を前記した方法で測定したところ、120000で
あった。
【0051】また、得られたアクリル酸ナトリウム重合
体におけるメトキノンの含有量を前記した高速液体クロ
マトグラフィーによって測定したところ、アクリル酸系
重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり160m
gであった。
【0052】実施例1 200L容の反応槽内に、製造例1と同様にして得られ
た40重量%アクリル酸ナトリウム重合体水溶液200
kg及び35重量%水酸化ナトリウム水溶液1.97k
gを添加し、pHを12.0に調整した後、その水溶液
に40℃で均一に撹拌しながら35重量%過酸化水素水
0.29kg(アクリル酸ナトリウム重合体を構成して
いるアクリル酸1kgあたり1690mg)を添加し
た。
【0053】得られた水溶液を30分間室温中で攪拌し
た後、その溶液におけるメトキノンの濃度を測定したと
ころ、アクリル酸ナトリウム重合体を構成しているアク
リル酸1kgあたり10mgであった。また、アクリル
酸ナトリウム重合体の重量平均分子量を測定したとこ
ろ、9500であった。
【0054】〔乾燥粉末及び洗剤組成物の製造〕次に、
アクリル酸ナトリウム重合体水溶液175重量部、炭酸
ナトリウム125重量部、硫酸ナトリウム110重量
部、亜硫酸ナトリウム5重量部、ゼオライト143重量
部、塩化ナトリウム40重量部、蛍光染料2重量部及び
水453重量部を混合し、得られたアルカリ調製液を噴
霧乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させたとこ
ろ、着色のない乾燥粉体が得られた。
【0055】次に、得られた乾燥粉体100gと界面活
性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)50g
とを混合し、洗剤組成物を製造しても、やはり着色とい
う現象は観察されなかった。
【0056】実施例2 実施例1において、35重量%過酸化水素水0.29k
gの代わりに35重量%過酸化水素水1.14kg(ア
クリル酸ナトリウム重合体を構成しているアクリル酸1
kgあたり6650mg)を添加した以外は、実施例1
と同様の操作を行った。
【0057】得られた水溶液を30分間室温中で攪拌し
た後、その水溶液におけるメトキノンの濃度を測定した
ところ、アクリル酸ナトリウム重合体を構成しているア
クリル酸1kgあたり3.5mg未満であった。
【0058】得られたアクリル酸ナトリウム重合体水溶
液を用いて、実施例1と同様にしてアルカリ調製液を噴
霧乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させたとこ
ろ、着色のない乾燥粉体が得られた。また、この乾燥粉
体と界面活性剤とを実施例1と同様にして混合して洗剤
組成物を調製しても、着色がなかった。
【0059】実施例3 200L容の反応槽内に、製造例1で得られた40重量
%アクリル酸ナトリウム重合体水溶液200kg及び3
5重量%水酸化ナトリウム水溶液0.57kgを添加
し、pHを8.2に調整した後、その水溶液に40℃で
均一撹拌下で35重量%過酸化水素水1.71kg(ア
クリル酸ナトリウム重合体を構成しているアクリル酸1
kgあたり9980mg)を添加した。
【0060】24時間経過後のメトキノン濃度は、アク
リル酸ナトリウム重合体水溶液中のアクリル酸1kgあ
たり15mgであった。
【0061】得られたアクリル酸ナトリウム重合体水溶
液を用いて、実施例1と同様にしてアルカリ調製液を噴
霧乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させたとこ
ろ、着色のない乾燥粉体が得られた。また、得られた乾
燥粉体と界面活性剤とを実施例1と同様にして混合して
洗剤組成物を調製しても着色はなかった。
【0062】実施例4 200L容の反応槽内に、製造例1で得られた40重量
%アクリル酸ナトリウム重合体水溶液200kg及び3
5重量%水酸化ナトリウム水溶液2.91kgを添加
し、pHを13.5に調整した後、その水溶液に40℃
で均一に撹拌しながら35重量%過酸化水素水1.71
kg(アクリル酸ナトリウム重合体を構成しているアク
リル酸1kgあたり9980mg)を添加した。
【0063】得られた水溶液を3時間室温中で攪拌した
後、その溶液におけるメトキノンの濃度を測定したとこ
ろ、アクリル酸ナトリウム重合体を構成しているアクリ
ル酸1kgあたり3.5mg未満であった。また、アク
リル酸ナトリウム重合体の重量平均分子量を測定したと
ころ、9500であった。
【0064】また、得られたアクリル酸ナトリウム重合
体水溶液を用いて実施例1と同様にしてアルカリ調製液
を噴霧乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させた
ところ、着色のない乾燥粉体が得られた。また、得られ
た乾燥粉体と界面活性剤とを実施例1と同様に混合して
洗剤組成物を調製しても着色はなかった。
【0065】実施例5 200L容の反応槽(200L槽A)内に、製造例1で
得られた40重量%アクリル酸ナトリウム重合体水溶液
200kg及び35重量%水酸化ナトリウム水溶液2.
31kgを添加し、pHを12.5に調整した後、その
溶液を温度45℃、流量1.0kg/minで25L容
の反応槽の上部から送り込み、同時に反応槽の上部の別
の滴下口から35重量%過酸化水素水を流量0.005
7kg/min(アクリル酸ナトリウム重合体を構成し
ているアクリル酸1kgあたり6720mg)で添加
し、均一に撹拌した。
【0066】反応槽内の処理時間を20分間に設定し、
反応槽の下部の抜き出し口から処理した水溶液を抜き出
し、液面レベルを一定に保つようにして連続操作を行っ
た。抜き出し口で経時的にメトキノン濃度を測定したと
ころ、アクリル酸ナトリウム重合体を構成しているアク
リル酸1kgあたり3.5mg未満であった。
【0067】次に、抜き出した処理溶液を別の200L
容の反応槽(200L槽B)に溜め込み、過酸化水素の
残存量を測定したところ、アクリル酸ナトリウム重合体
を構成しているアクリル酸1kgあたり1050mgで
あった。
【0068】そこで、未分解の過酸化水素を還元するた
めに、その後更に35重量%亜硫酸水素ナトリウム水溶
液2.48kgを200L槽Bに添加し、均一に撹拌し
た。
【0069】得られたアクリル酸ナトリウム重合体水溶
液を用いて実施例1と同様にしてアルカリ調製液を噴霧
乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させたとこ
ろ、着色のない乾燥粉体が得られた。また、得られた乾
燥粉体と界面活性剤とを実施例1と同様に混合して洗剤
組成物を調製しても着色はなかった。
【0070】実施例6 200L容の反応槽内に、製造例1で得られた40重量
%アクリル酸ナトリウム重合体水溶液200kgを入
れ、25℃で均一撹拌下で11.4重量%次亜塩素酸ナ
トリウム1.45kg(アクリル酸ナトリウム重合体を
構成しているアクリル酸1kgあたり2760mg)を
添加した。1時間経過後のメトキノン濃度は、アクリル
酸ナトリウム重合体を構成しているアクリル酸1kgあ
たり3.5mg未満であった。
【0071】次に、得られたアクリル酸ナトリウム重合
体水溶液を用いて実施例1と同様にしてアルカリ調製液
を噴霧乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させた
ところ、着色のない乾燥粉体が得られた。また、得られ
た乾燥粉体と界面活性剤とを実施例1と同様にして混合
して洗剤組成物を調製しても着色はなかった。
【0072】実施例7 200L容の反応槽内に、製造例2で得られた40重量
%アクリル酸ナトリウム重合体水溶液200kg及び3
5重量%水酸化ナトリウム水溶液1.97kgを添加
し、pHを12.0に調整した後、その溶液に40℃で
均一に撹拌しながら35重量%過酸化水素水1.14k
g(アクリル酸ナトリウム重合体を構成しているアクリ
ル酸1kgあたり7680mg)を添加した。
【0073】30分間室温中で放置した後、メトキノン
の濃度を測定したところ、アクリル酸ナトリウム重合体
を構成しているアクリル酸1kgあたり3.5mg未満
であった。また、アクリル酸ナトリウム重合体の重量平
均分子量を測定したところ、120000であった。
【0074】次に、得られたアクリル酸ナトリウム重合
体水溶液を用いて実施例1と同様にしてアルカリ調製液
を噴霧乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させた
ところ、着色のない乾燥粉体が得られた。また、得られ
た乾燥粉体と界面活性剤とを実施例1と同様にして混合
して洗剤組成物を調製しても着色はなかった。
【0075】実施例8 200L容の反応槽内に、製造例1で得られた40重量
%アクリル酸ナトリウム重合体水溶液200kgを入
れ、40℃で均一に撹拌しながら顆粒状活性炭〔三菱化
学(株)製、商品名:S80S〕10kg(アクリル酸
ナトリウム重合体を構成しているアクリル酸1kgあた
り166g)を反応槽内に添加し、4時間攪拌した後
に、フィルタープレスによりアクリル酸ナトリウム重合
体水溶液と活性炭を分離した。得られた水溶液中のメト
キノン量を測定したところ、アクリル酸ナトリウム重合
体を構成しているアクリル酸1kgあたり3.5mg未
満であった。
【0076】次に、得られたアクリル酸ナトリウム重合
体水溶液を用いて実施例1と同様にしてアルカリ調製液
を噴霧乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させた
ところ、着色のない乾燥粉体が得られた。また、得られ
た乾燥粉体と界面活性剤とを実施例1と同様にして混合
して洗剤組成物を調製しても着色はなかった。
【0077】実施例9 200L容の反応槽内に、製造例1で得られた40重量
%アクリル酸ナトリウム重合体水溶液200kgを入
れ、40℃で均一に撹拌しながら顆粒状活性炭〔三菱化
学(株)製、商品名:S80S〕36kg(アクリル酸
ナトリウム重合体を構成しているアクリル酸1kgあた
り600g)を添加し、1時間攪拌した後に、フィルタ
ープレスによりアクリル酸ナトリウム重合体水溶液と活
性炭を分離した。得られた水溶液中のメトキノン量を測
定したところ、アクリル酸ナトリウム重合体を構成して
いるアクリル酸1kgあたり3.5mg未満であった。
【0078】次に、得られたアクリル酸ナトリウム重合
体水溶液を用いて実施例1と同様にしてアルカリ調製液
を噴霧乾燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させた
ところ、着色のない乾燥粉体が得られた。また、得られ
た乾燥粉体と界面活性剤とを実施例1と同様にて混合し
て洗剤組成物を調製しても着色はなかった。
【0079】比較例1 製造例1で得られた40重量%アクリル酸ナトリウム重
合体水溶液200kgをそのまま、実施例1の〔乾燥粉
末及び洗剤組成物〕の項におけるアクリル酸ナトリウム
重合体水溶液の代わりに用いた他は、実施例1と同様に
してアルカリ調製液を噴霧乾燥機内で220℃の熱風に
より噴霧乾燥させたところ、桃色に着色した乾燥粉体が
得られた。
【0080】次に、この乾燥粉末100gと界面活性剤
(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)50gとを
混合したところ、着色した洗剤組成物が得られた。
【0081】比較例2 製造例1で得られた40重量%アクリル酸ナトリウム重
合体水溶液のpHを測定すると6.3であった。
【0082】200L容の反応槽内に、このアクリル酸
ナトリウム重合体水溶液200kgを入れ、その水溶液
のpHを調整せずに、その水溶液に40℃で均一に撹拌
しながら、35重量%過酸化水素水0.29kg(アク
リル酸ナトリウム重合体を構成しているアクリル酸1k
gあたり1690mg)を添加した。24時間攪拌した
後にメトキノン濃度を測定したところ、アクリル酸ナト
リウム重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり5
0mgであった。
【0083】得られたアクリル酸ナトリウム重合体水溶
液を実施例1の〔乾燥粉末及び洗剤組成物〕の項におい
て、アクリル酸ナトリウム重合体水溶液の代わりに用い
た他は、実施例1と同様にしてアルカリ調製液を噴霧乾
燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させたところ、
桃色に着色した乾燥粉体が得られた。
【0084】次に、この乾燥粉末100gと界面活性剤
(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)50gとを
混合して洗剤組成物を調製したが、着色した状態であっ
た。
【0085】比較例3 実施例1において、35重量%過酸化水素水0.29k
gの代わりに35重量%過酸化水素水0.029kg
(アクリル酸ナトリウム重合体を構成しているアクリル
酸1kgあたり170mg)を添加した以外は、実施例
1と同様の操作を行った。得られた溶液を24時間室温
中で攪拌した後のメトキノン濃度は、アクリル酸ナトリ
ウム重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり35
mgであった。
【0086】得られたアクリル酸ナトリウム重合体水溶
液を実施例1の〔乾燥粉末及び洗剤組成物〕の項におい
て、アクリル酸ナトリウム重合体水溶液の代わりに用い
た他は、実施例1と同様にしてアルカリ調製液を噴霧乾
燥機内で220℃の熱風により噴霧乾燥させたところ、
桃色に着色した乾燥粉体が得られた。
【0087】次に、この乾燥粉末100gと界面活性剤
(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)50gとを
混合して洗剤組成物を調製したが、着色した状態であっ
た。
【0088】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、レドックス開
始剤を用いて重合させて得られたアクリル酸系重合体
と、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウ
ム、ゼオライト、塩化ナトリウム等の無機塩とを含むア
ルカリ調製液を加熱乾燥させ、熱履歴を与えた場合であ
っても、被乾燥物の着色を抑制することができ、例え
ば、洗剤組成物の色相を改善することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 伸林 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 亀井 宏二 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 内藤 一樹 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 玉置 清二 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 Fターム(参考) 4J015 CA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合禁止剤としてキノン化合物を含むア
    クリル酸又はその塩を含有してなる単量体をレドックス
    開始剤を用いて重合させた後、得られたアクリル酸系重
    合体に含有されているキノン化合物の含有量がアクリル
    酸系重合体を構成しているアクリル酸1kgあたり20
    mg以下となるまでキノン化合物の含有量を低減させる
    アクリル酸系重合体の製造法。
  2. 【請求項2】 レドックス開始剤として、酸素含有ガス
    及び亜硫酸水素塩を含有する水溶液を用いる請求項1記
    載の製造法。
  3. 【請求項3】 アクリル酸系重合体と酸化剤とを混合す
    ることにより、キノン化合物の含有量を低減させる請求
    項1又は2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 アクリル酸系重合体と吸着剤とを接触さ
    せることにより、キノン化合物の含有量を低減させる請
    求項1又は2記載の製造法。
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