JP2003047097A - 音響再生装置 - Google Patents
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R5/00—Stereophonic arrangements
- H04R5/02—Spatial or constructional arrangements of loudspeakers
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K11/00—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
- G10K11/16—Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
- G10K11/175—Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general using interference effects; Masking sound
- G10K11/178—Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general using interference effects; Masking sound by electro-acoustically regenerating the original acoustic waves in anti-phase
- G10K11/1785—Methods, e.g. algorithms; Devices
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- G10K11/178—Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general using interference effects; Masking sound by electro-acoustically regenerating the original acoustic waves in anti-phase
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- H04R2499/10—General applications
- H04R2499/13—Acoustic transducers and sound field adaptation in vehicles
Abstract
(57)【要約】
【課題】 左右のスピーカから発生する音波の位相を制
御し、良好な音響再生装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 2つのチャンネルの電力増幅器3,4の
前段に、2つのチャンネルの少なくとも一方にn次の位
相シフタ2を設ける。
御し、良好な音響再生装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 2つのチャンネルの電力増幅器3,4の
前段に、2つのチャンネルの少なくとも一方にn次の位
相シフタ2を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車室内にお
いて、良好な音質が再生出来るとともに、良好に騒音を
低減させる消音装置として利用可能な音響再生装置に関
するものである。
いて、良好な音質が再生出来るとともに、良好に騒音を
低減させる消音装置として利用可能な音響再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用音響再生装置として、図1
2に示すようなものが知られている。図12において、
1は音楽信号源、3は第1の電力増幅器、4は第2の電
力増幅器で、それぞれ音楽信号源1に接続されている。
第1の電力増幅器3の出力には車両7の左ドアに取付け
られたスピーカ5、第2の電力増幅器4の出力には車両
7の右ドアに取付けられたスピーカ6が接続され、車室
内で音楽再生が楽しめる。
2に示すようなものが知られている。図12において、
1は音楽信号源、3は第1の電力増幅器、4は第2の電
力増幅器で、それぞれ音楽信号源1に接続されている。
第1の電力増幅器3の出力には車両7の左ドアに取付け
られたスピーカ5、第2の電力増幅器4の出力には車両
7の右ドアに取付けられたスピーカ6が接続され、車室
内で音楽再生が楽しめる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような構成では、音楽空間が狭く、かつ受聴者が2
つの対向したスピーカ5,6の中心位置からずれた場所
にいることから受聴者の耳に到達する音圧、位相特性は
周波数が高くなるにつれて大きく変動する。図13、図
14は実際の車室内で、ダミーヘッドによる測定を行っ
たものであり、図13は左右の耳にはいる音の位相差、
図14は音圧差を表したものである。この車両の例で
は、250Hz付近で受聴者の左右の耳に入る音は、図
13に示すように完全に逆相になっている。これは25
0Hzの波長が1.36mであり、車室内の左ドアから
右ドアまでの距離がこれとほぼ同じであること、更に受
聴者が2つのスピーカ5,6の中心から外れていること
から、2つのスピーカ5,6の距離差によってこのよう
な現象が発生する。従って、音質的には逆相感が強く、
図14に示すように位相が逆転していることに関係し
て、相対的に左右の耳に入る音圧レベルも大きく変動
し、バランスの悪い音になる。また、上記と同様な装置
で消音システムを構成した場合、受聴者に対して騒音を
打ち消す逆位相の音を作り出したにもかかわらず、この
ように受聴者の耳に逆位相の音が到達すると、消音性能
は得られない。
このような構成では、音楽空間が狭く、かつ受聴者が2
つの対向したスピーカ5,6の中心位置からずれた場所
にいることから受聴者の耳に到達する音圧、位相特性は
周波数が高くなるにつれて大きく変動する。図13、図
14は実際の車室内で、ダミーヘッドによる測定を行っ
たものであり、図13は左右の耳にはいる音の位相差、
図14は音圧差を表したものである。この車両の例で
は、250Hz付近で受聴者の左右の耳に入る音は、図
13に示すように完全に逆相になっている。これは25
0Hzの波長が1.36mであり、車室内の左ドアから
右ドアまでの距離がこれとほぼ同じであること、更に受
聴者が2つのスピーカ5,6の中心から外れていること
から、2つのスピーカ5,6の距離差によってこのよう
な現象が発生する。従って、音質的には逆相感が強く、
図14に示すように位相が逆転していることに関係し
て、相対的に左右の耳に入る音圧レベルも大きく変動
し、バランスの悪い音になる。また、上記と同様な装置
で消音システムを構成した場合、受聴者に対して騒音を
打ち消す逆位相の音を作り出したにもかかわらず、この
ように受聴者の耳に逆位相の音が到達すると、消音性能
は得られない。
【0004】以上のように、従来の装置では、左右のス
ピーカからの距離や受聴者の位置により、不自然な再生
音になってしまうといった課題を有していた。
ピーカからの距離や受聴者の位置により、不自然な再生
音になってしまうといった課題を有していた。
【0005】本発明はこの課題を解決するものであり、
音質的に良好な音響再生装置を提供することを目的とす
る。
音質的に良好な音響再生装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の音響再生装置は、以下の構成を有する。
に本発明の音響再生装置は、以下の構成を有する。
【0007】本発明の請求項1に記載の発明は、音楽信
号源と、その音楽信号源の出力電圧を増幅する少なくと
も2チャンネルの電力増幅器と、その2チャンネルの電
力増幅器の出力電力によって音楽を再生する少なくとも
2つのスピーカを含み、2チャンネルの電力増幅器の、
少なくとも一方のチャンネルにn次の位相シフタを設け
る構成としたため、極めて良好な再生音が得られるとい
った効果を有する。
号源と、その音楽信号源の出力電圧を増幅する少なくと
も2チャンネルの電力増幅器と、その2チャンネルの電
力増幅器の出力電力によって音楽を再生する少なくとも
2つのスピーカを含み、2チャンネルの電力増幅器の、
少なくとも一方のチャンネルにn次の位相シフタを設け
る構成としたため、極めて良好な再生音が得られるとい
った効果を有する。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、2チャンネルの電力増幅器の前
段に、位相回転中心周波数の異なるn次の位相シフタを
それぞれ設ける構成としたため、極めて良好な再生音が
得られるといった効果を有する。
1記載の発明において、2チャンネルの電力増幅器の前
段に、位相回転中心周波数の異なるn次の位相シフタを
それぞれ設ける構成としたため、極めて良好な再生音が
得られるといった効果を有する。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、騒音を
検出するマイクロフォンと、そのマイクロフォンの出力
信号の位相が騒音源と逆相になるように調整されたフィ
ルタと、そのフィルタの出力信号を少なくとも2チャン
ネルに分配し、その2チャンネルの信号を増幅する2チ
ャンネルの電力増幅器と、その電力増幅器の出力電力で
騒音を減少させる消音波を発生する少なくとも2つのス
ピーカを含み、2チャンネルの電力増幅器の前段に、2
チャンネルのうち少なくとも一方のチャンネルにn次の
位相シフタを設ける構成としたため、極めて良好な消音
性能が得られるといった効果を有する。
検出するマイクロフォンと、そのマイクロフォンの出力
信号の位相が騒音源と逆相になるように調整されたフィ
ルタと、そのフィルタの出力信号を少なくとも2チャン
ネルに分配し、その2チャンネルの信号を増幅する2チ
ャンネルの電力増幅器と、その電力増幅器の出力電力で
騒音を減少させる消音波を発生する少なくとも2つのス
ピーカを含み、2チャンネルの電力増幅器の前段に、2
チャンネルのうち少なくとも一方のチャンネルにn次の
位相シフタを設ける構成としたため、極めて良好な消音
性能が得られるといった効果を有する。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の発明において、2チャンネルの電力増幅器の前
段に、位相回転中心周波数の異なるn次の位相シフタを
それぞれ設ける構成としたため、良好な消音性能が得ら
れるといった効果を有する。
3記載の発明において、2チャンネルの電力増幅器の前
段に、位相回転中心周波数の異なるn次の位相シフタを
それぞれ設ける構成としたため、良好な消音性能が得ら
れるといった効果を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図11を用いて説明する。
て、図1から図11を用いて説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は本発明の音響再生
装置の実施の形態1を説明するためのシステム図であ
る。図2は本実施の形態の位相シフタを示す回路図であ
る。図3は本実施の形態の位相シフタの周波数対ゲイ
ン、位相特性を示す特性図である。
装置の実施の形態1を説明するためのシステム図であ
る。図2は本実施の形態の位相シフタを示す回路図であ
る。図3は本実施の形態の位相シフタの周波数対ゲイ
ン、位相特性を示す特性図である。
【0013】図1において、1は音楽信号源、2はn次
の位相シフタ、3は第1の電力増幅器、4は第2の電力
増幅器、5は第1の電力増幅器3に駆動される車両7の
ドアに装着されたスピーカ、6は同車両7のドアに装着
された第2の電力増幅器4によって駆動されるスピーカ
である。
の位相シフタ、3は第1の電力増幅器、4は第2の電力
増幅器、5は第1の電力増幅器3に駆動される車両7の
ドアに装着されたスピーカ、6は同車両7のドアに装着
された第2の電力増幅器4によって駆動されるスピーカ
である。
【0014】本実施の形態で使用した位相シフタ2は、
4次の位相シフタであり、図2の回路図に示すようにコ
ンデンサ8,11,14,17、抵抗9,10,12,
13,15,16,18,19及び2つの演算増幅器2
0,21から構成されている。この位相シフタ2の周波
数対ゲイン、位相特性は図3に示すようにゲイン一定
で、周波数の増加とともに位相が遅れていく特性を有す
る。
4次の位相シフタであり、図2の回路図に示すようにコ
ンデンサ8,11,14,17、抵抗9,10,12,
13,15,16,18,19及び2つの演算増幅器2
0,21から構成されている。この位相シフタ2の周波
数対ゲイン、位相特性は図3に示すようにゲイン一定
で、周波数の増加とともに位相が遅れていく特性を有す
る。
【0015】従来のシステムでは、図14に先に示した
ように、受聴点で左右の耳に到達する位相が260Hz
付近で反転していた。このシステムに先に述べた4次の
位相シフタ2を第1の電力増幅器3の前段に設けること
により、図4及び図5に示すように400Hz付近まで
の位相変化幅が±90°以内に、また左右の音圧差も±
10dB以内に改善される。
ように、受聴点で左右の耳に到達する位相が260Hz
付近で反転していた。このシステムに先に述べた4次の
位相シフタ2を第1の電力増幅器3の前段に設けること
により、図4及び図5に示すように400Hz付近まで
の位相変化幅が±90°以内に、また左右の音圧差も±
10dB以内に改善される。
【0016】このような構成により、車室内で極めて良
好な音質が得られる。
好な音質が得られる。
【0017】(実施の形態2)図6は本発明の音響再生
装置の実施の形態2を説明するためのシステム図であ
る。図7は、本実施の形態の位相シフタを示す回路図で
ある。図6及び図7において、図1及び図2と同一構成
部分については同一番号を付して詳細な説明を省略し、
異なる部分のみについて記述する。
装置の実施の形態2を説明するためのシステム図であ
る。図7は、本実施の形態の位相シフタを示す回路図で
ある。図6及び図7において、図1及び図2と同一構成
部分については同一番号を付して詳細な説明を省略し、
異なる部分のみについて記述する。
【0018】図8は図7の2つの位相シフタの位相特性
を示す特性図である。図9は図8に示す位相シフタを構
成した場合の2つの位相シフタ出力の相対位相を示す特
性図である。
を示す特性図である。図9は図8に示す位相シフタを構
成した場合の2つの位相シフタ出力の相対位相を示す特
性図である。
【0019】図6に示すように、第1の電力増幅器3の
前段にn次の位相シフタ2を、第2の電力増幅器4の前
段にn次の位相シフタ22を設ける構成としたもので、
回路構成は図7(a),(b)に示す基本構成を数段カ
スケードに接続することにより構成されるものである。
この2つの位相シフタ2,22はそれぞれ位相回転中心
周波数を図8に示すようにずらしてある。こうする事に
より、2つのチャンネルから出る音の相対位相差は、図
9に示すように部分的に逆相とすることが可能である。
前段にn次の位相シフタ2を、第2の電力増幅器4の前
段にn次の位相シフタ22を設ける構成としたもので、
回路構成は図7(a),(b)に示す基本構成を数段カ
スケードに接続することにより構成されるものである。
この2つの位相シフタ2,22はそれぞれ位相回転中心
周波数を図8に示すようにずらしてある。こうする事に
より、2つのチャンネルから出る音の相対位相差は、図
9に示すように部分的に逆相とすることが可能である。
【0020】このような構成とすることで、図13に示
す従来システムの位相特性において、逆位相になる周波
数ポイント(250Hz付近)に設定することで、左右
スピーカから放射される音波の相対位相が逆位相になる
ため、結果的に位相補正が実現できる。
す従来システムの位相特性において、逆位相になる周波
数ポイント(250Hz付近)に設定することで、左右
スピーカから放射される音波の相対位相が逆位相になる
ため、結果的に位相補正が実現できる。
【0021】このような構成により本発明の実施の形態
1と同様、極めて良好な音質が得られる。
1と同様、極めて良好な音質が得られる。
【0022】(実施の形態3)図10は本発明の音響再
生装置の実施の形態3を説明するためのシステム図であ
る。図1と同一構成部分については同一番号を付して詳
細な説明を省略し、異なる部分のみについて記述する。
騒音を検出するマイクロフォン24と、そのマイクロフ
ォン24の出力信号の位相が騒音源と逆位相になるよう
に調整されたフィルタ23と、そのフィルタ23の出力
信号を2チャンネルに分配し、その2チャンネルの信号
を増幅する2つの電力増幅器3,4と、その電力増幅器
3,4の出力電力で騒音を減少させる消音波を発生する
車両7の左右のドアに取付けられたスピーカ5,6から
なる消音機能を備える音響再生装置において、第1の電
力増幅器3の前段に、n次の位相シフタ2を設ける構成
としたもので、本実施の形態の音響再生装置は、実施の
形態1と同様、受聴者の左右の耳に位相差の少ない消音
波が到達することにより、優れた消音効果が得られる。
生装置の実施の形態3を説明するためのシステム図であ
る。図1と同一構成部分については同一番号を付して詳
細な説明を省略し、異なる部分のみについて記述する。
騒音を検出するマイクロフォン24と、そのマイクロフ
ォン24の出力信号の位相が騒音源と逆位相になるよう
に調整されたフィルタ23と、そのフィルタ23の出力
信号を2チャンネルに分配し、その2チャンネルの信号
を増幅する2つの電力増幅器3,4と、その電力増幅器
3,4の出力電力で騒音を減少させる消音波を発生する
車両7の左右のドアに取付けられたスピーカ5,6から
なる消音機能を備える音響再生装置において、第1の電
力増幅器3の前段に、n次の位相シフタ2を設ける構成
としたもので、本実施の形態の音響再生装置は、実施の
形態1と同様、受聴者の左右の耳に位相差の少ない消音
波が到達することにより、優れた消音効果が得られる。
【0023】(実施の形態4)図11は本発明の音響再
生装置の実施の形態4を説明するためのシステム図であ
る。図10と同一構成部分については同一番号を付して
詳細な説明を省略し、異なる部分のみについて記述す
る。第1の電力増幅器3の前段にn次の位相シフタ2、
第2の電力増幅器4の前段にn次の位相シフタ22が設
けられ、位相シフタ2および22の位相回転中心周波数
をずらす構成としている。
生装置の実施の形態4を説明するためのシステム図であ
る。図10と同一構成部分については同一番号を付して
詳細な説明を省略し、異なる部分のみについて記述す
る。第1の電力増幅器3の前段にn次の位相シフタ2、
第2の電力増幅器4の前段にn次の位相シフタ22が設
けられ、位相シフタ2および22の位相回転中心周波数
をずらす構成としている。
【0024】このような構成とすることで、本実施の形
態の音響再生装置は、実施の形態2と同様、位相差の少
ない消音波が到達することにより、優れた消音効果が得
られる。
態の音響再生装置は、実施の形態2と同様、位相差の少
ない消音波が到達することにより、優れた消音効果が得
られる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、音楽信号源と、
その音楽信号源の出力電圧を増幅する少なくとも2チャ
ンネルの電力増幅器と、その2チャンネルの電力増幅器
の出力電力によって音楽を再生する少なくとも2つのス
ピーカを含み、2チャンネルの電力増幅器の、少なくと
も一方のチャンネルにn次の位相シフタを設ける構成と
したことにより、極めて良好な音響再生装置が得られ
る。
その音楽信号源の出力電圧を増幅する少なくとも2チャ
ンネルの電力増幅器と、その2チャンネルの電力増幅器
の出力電力によって音楽を再生する少なくとも2つのス
ピーカを含み、2チャンネルの電力増幅器の、少なくと
も一方のチャンネルにn次の位相シフタを設ける構成と
したことにより、極めて良好な音響再生装置が得られ
る。
【図1】本発明の音響再生装置の実施の形態1を説明す
るためのシステム図
るためのシステム図
【図2】同位相シフタを説明するための回路図
【図3】同位相シフタの特性を説明するための特性図
【図4】同システムの位相特性を説明するための特性図
【図5】同システムの音圧特性を説明するための特性図
【図6】本発明の音響再生装置の実施の形態2を説明す
るためのシステム図
るためのシステム図
【図7】(a)(b)同位相シフタを説明するための回
路図
路図
【図8】同位相シフタの位相特性を説明するための特性
図
図
【図9】同位相シフタの相対位相差を説明するための特
性図
性図
【図10】本発明の音響再生装置の実施の形態3を説明
するためのシステム図
するためのシステム図
【図11】本発明の音響再生装置の実施の形態4を説明
するためのシステム図
するためのシステム図
【図12】従来の音響再生装置を説明するためのシステ
ム図
ム図
【図13】同システムの位相特性を説明するための特性
図
図
【図14】同システムの音圧特性を説明するための特性
図
図
1 音楽信号源
2,22 位相シフタ
3 第1の電力増幅器
4 第2の電力増幅器
5 第1のスピーカ
6 第2のスピーカ
7 車両
23 フィルタ
24 マイクロフォン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04R 3/00 310 G10K 11/16 H
Fターム(参考) 3D020 BA02 BA10 BA11 BB01 BC01
BD05 BE03 BE04
5D020 AC05 AC10
5D061 FF02
5D062 AA15
Claims (4)
- 【請求項1】 音楽信号源と、その音楽信号源の出力電
圧を増幅する少なくとも2チャンネルの電力増幅器と、
その2チャンネルの電力増幅器の出力電力によって音楽
を再生する少なくとも2つのスピーカを含み、前記2チ
ャンネルの電力増幅器の少なくとも一方のチャンネルに
n次の位相シフタを設けた音響再生装置。 - 【請求項2】 2チャンネルの電力増幅器の前段に、位
相回転中心周波数の異なるn次の位相シフタをそれぞれ
設けた請求項1記載の音響再生装置。 - 【請求項3】 騒音を検出するマイクロフォンと、その
マイクロフォンの出力信号の位相が騒音源と逆相になる
ように調整されたフィルタと、そのフィルタの出力信号
を少なくとも2チャンネルに分配し、その2チャンネル
の信号を増幅する2チャンネルの電力増幅器と、その電
力増幅器の出力電力で騒音を減少させる消音波を発生す
る少なくとも2つのスピーカを含み、前記2チャンネル
の電力増幅器の少なくとも一方のチャンネルにn次の位
相シフタを設けた音響再生装置。 - 【請求項4】 2チャンネルの電力増幅器の前段に、位
相回転中心周波数の異なるn次の位相シフタをそれぞれ
設けた請求項3記載の音響再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001231447A JP2003047097A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 音響再生装置 |
PCT/JP2002/007425 WO2003013189A1 (fr) | 2001-07-31 | 2002-07-23 | Appareil de reproduction acoustique |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001231447A JP2003047097A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 音響再生装置 |
Publications (1)
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