JP2003046783A - スムージング方法及びスムージング回路 - Google Patents

スムージング方法及びスムージング回路

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JP2003046783A
JP2003046783A JP2001235080A JP2001235080A JP2003046783A JP 2003046783 A JP2003046783 A JP 2003046783A JP 2001235080 A JP2001235080 A JP 2001235080A JP 2001235080 A JP2001235080 A JP 2001235080A JP 2003046783 A JP2003046783 A JP 2003046783A
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Hiroshi Osame
浩史 納
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、スムージング方法及びスムージン
グ回路に関し、必要とするルックアップテーブルのサイ
ズを、2値画像データのスムージング処理に使用するル
ックアップテーブルより大きくすることなく、簡単な構
成で多値画像のスムージング処理を可能とすることを目
的とする。 【解決手段】 画素単位で濃度が多値で表されている多
値画像データの注目画素を含む評価ウィンドウを抽出す
る評価ウィンドウ抽出部と、注目画素を所定の規則に従
って白黒判定して評価ウィンドウ内の画素データを2値
化する白黒判定及び2値化処理部と、評価ウィンドウ内
の2値化された画素データとルックアップテーブルとの
照合に基いて補正値を生成し、補正値を多値化した多値
補正信号を出力する補正信号生成部とを備えるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスムージング方法及
びスムージング回路に係り、特に多値画像データを扱う
プリンタやディスプレイに適したスムージング方法及び
スムージング回路に関する。
【0002】コンピュータ等で生成された多値画像デー
タは、プリンタやディスプレイ等の画像出力装置により
出力される。特に文字や線画の如き画像の場合、画素
(ドット)によるギザギザ、即ち、ジャギーを目立たな
くするために、画質改善処理であるスムージング処理が
行われる。
【0003】
【従来の技術】図1は、従来のレーザビームプリンタの
一例の構成を示す図である。レーザビームプリンタは、
大略本体部1、画像メモリ12、画像展開部13、制御
回路14及び光学変調信号生成回路15からなる。
【0004】本体部1は、光学部2及び像形成部11か
らなる。光学部2は、レーザビームを出力するレーザダ
イオード3、レーザビームを繰り返し走査するように偏
向するポリゴンミラー4、ポリゴンミラー4を回転駆動
するミラーモータ5、及び走査されるレーザビームの走
査開始を検出するビーム検出器6からなる。像形成部1
1は、感光ドラム7、現像器8、転写ローラ10及び折
り返しミラー9からなる。
【0005】感光ドラム7の表面は、チャージャ(図示
せず)により帯電された後、レーザビームの照射を受け
る。レーザダイオード3は、レーザビームの走査及び感
光ドラム7の回転に同期して変調され、感光ドラム7の
表面には印刷する画像に対応した光学像が形成される。
感光ドラム7の表面に帯電した静電荷は、レーザビーム
の照射量に応じて減少し、静電潜像が形成される。現像
器8で感光ドラム7の表面に帯電したトナーを接触させ
ると、感光ドラム7の表面の静電潜像に応じてトナーが
付着して顕像化される。搬送されてくる紙等の媒体をト
ナー像の形成された感光ドラムの表面に接触させ、転写
ローラ10でトナー像を紙に転写する。転写されたトナ
ー像を定着器(図示せず)で紙に定着すれば、印刷が終
了する。トナー像が転写された後の感光ドラム7の表面
は、クリーニングされた後、再び帯電されて上記のプロ
セスが繰り返される。
【0006】コンピュータシステム(図示せず)等から
入力された印刷データは、画像展開部13により画像メ
モリ12上に印刷画像データとして展開されて記憶され
る。一般に、画像メモリ12はビットマップメモリと呼
ばれ、2値の印刷データの場合にはビットマップメモリ
の各ビット、即ち、1ビットが印刷画素に対応する。多
値の印刷データの場合には、ビットマップメモリの数ビ
ットが印刷画素に対応する。例えば、4ビットの印刷デ
ータの場合には、ビットマップメモリも4ビット構成と
する。4ビットの印刷データであれば、画素単位で16
階調を表現できる。光学変調信号生成回路15は、本体
部1における処理に同期して画像メモリ12に記憶され
た画像データを読み出し、光学変調信号を生成してレー
ザダイオード3に印加する。
【0007】モノクロレーザプリンタ等の単色2値の印
刷装置では、画像メモリ12上に展開された印刷ビット
マップデータから、文字や線画の印刷で発生するジャギ
ーを自動的に判別して、入力画像データよりも高い解像
度のデータに変換した上で、ジャギーを目立たなくする
スムージング処理を行う。
【0008】図2は、2値画像データに対するスムージ
ング処理の例を説明する図である。例えば、画像メモリ
12に記憶された印刷画像データに、図2(a)に示す
ような、途中で1画素(ドット)ずれた縦線があるとす
ると、このずれた部分が上記ジャギーである。スムージ
ング処理では、近傍の画素データを含めたパターンマッ
チングによりジャギーを判別する。そしてジャギーの部
分では、光学変調信号の出力タイミングを図2(b)に
示すように調整する。これにより、図2(c)に示すよ
うな、ジャギーの部分で半ドットずれた形で印刷が行わ
れ、縦線が滑らかに変化するようになり、ジャギーが低
減される。ここでは、同じ方向に半ドットずらす例を示
したが、左右どちらの方向にもずらすことが可能であ
る。言い換えれば、スムージング処理は、レーザビーム
の主走査方向に元の画像データの整数倍の解像度で印刷
できるようにし、ジャギーの部分ではドットを付加した
り、取り除く処理を行う。
【0009】図3は、2値印刷データに対してスムージ
ング処理を行うスムージング回路の一例の構成を示すブ
ロック図である。同図に示すように、光学変調信号生成
回路15は、画像メモリ読み出し部16及びスムージン
グ回路17からなる。更に、スムージング回路17は、
ラインバッファ18、評価ウィンドウ抽出部21及び補
正信号生成部22からなる。
【0010】画像メモリ読み出し部16は、画像メモリ
12からレーザダイオード3で露光中の印刷データの数
ライン前のビットマップデータを読み出して、ラインバ
ッファ18に転送する。ラインバッファ18は、シフト
レジスタで構成されており、露光中の印刷データの前後
数ライン分のデータを保持する。
【0011】評価ウィンドウ21は、ラインバッファ1
8に保持されたデータにおいて、注目した1画素(以
下、この画素を「注目画素(ドット)」と言う)20を
中心とした矩形の領域(以下、この領域を「評価ウィン
ドウ」と言う)19のデータを抽出し、その評価ウィン
ドウの画素配置を表す抽出パターン配置信号を出力す
る。この抽出パターン配置信号は、補正信号生成回路2
2に入力される。補正信号生成回路22は、抽出パター
ン配置信号の示す評価ウィンドウ内のドット配置に基づ
いて、注目画素に対する補正信号(補正値)を生成す
る。補正信号生成回路22は、注目画素に対する近傍の
各種パターンを記憶したルックアップテーブルを有して
おり、入力された抽出パターン配置信号とルックアップ
テーブルの照合を行い、対応して記憶された補正信号を
出力する。例えば、補正が必要ない場合にはそのままの
画素データに基づいて変調信号を生成して補正信号とし
て出力し、補正が必要な場合には予め記憶された補正デ
ータに基づいて補正信号を生成して出力する。
【0012】図4は、図2に示すドット配置のパターン
の画素データに対するスムージング処理を説明する図で
ある。図4(a)は、ラインN、画素M−1の位置の画
素を「注目画素」とし、「注目画素」とその周辺画素を
5×5のサイズで抽出した場合の、抽出評価ウィンドウ
のパターンを示す。印刷データと、ルックアップテーブ
ルに記憶されたこのようなパターンとの一致が判定され
ると、ラインN、画素M−1の位置の画素は補正が必要
であると判定され、図4(b)に示すような補正データ
が出力され、これに基づいて光学変調信号が生成され
る。尚、ラインN、画素M−2の位置の画素について
も、以下に説明するように補正データが生成され、補正
データに基づいて光学変調信号が生成される。
【0013】図4(c)は、図2のパターンにおいて、
ラインN、画素M+1の位置の画素を「注目画素」と
し、「注目画素」とその周辺画素を5×5のサイズで抽
出した場合の抽出評価ウィンドウのパターンを示す。印
刷データと、ルックアップテーブルに記憶されたこのよ
うなパターンとの一致が判定されると、ラインN、画素
M+1の位置の補正データとして、図4(d)に示すよ
うな補正データが出力され、これに基づいて光学変調信
号が生成される。
【0014】図3に示すスムージング回路では、「注目
画素」を本体部1における画素印刷タイミングに同期し
て順次移動し、実際に「注目画素」に相当する位置の画
素印刷時に「注目画素」位置の光学変調信号を出力す
る。この動作タイミングを制御する制御クロックを、制
御回路14内の制御クロック信号生成部23で生成して
いる。
【0015】以上の説明は、画素を主走査方向に2倍の
解像度にして補正する場合の例であるが、3倍以上の解
像度にして補正する場合も同様である。
【0016】又、白と黒の2値だけでなく、印刷画素単
位で中間の濃度の画素を表現できる多値の印刷装置も提
案されている。例えば、図1に示すようなレーザビーム
プリンタでは、光学部2のレーザダイオード3の発光量
又は発光時間を制御することにより、像形成部11で形
成された印刷画素の大きさを変えて、等価的に印刷画素
の濃度を変える。
【0017】図5は、レーザダイオードの発光量を変え
て、印刷画素単位で多値印刷を行うレーザビームプリン
タの一例の構成を示すブロック図である。この場合、本
体部1は、図1の構成と略同じ構成を有する。画像メモ
リ31には、濃度階調を有する多値の印刷ビットマップ
データが展開され、光学変調信号生成回路32内の画像
メモリ読み出し部33は像形成部11における画素印刷
タイミングに同期して、画像メモリ31から画素データ
を読み出す。画像メモリ31から読み出された画素デー
タは、その濃度値に従ってディジタル/アナログ(D/
A)変換部34で多値データに対応するアナログ強度を
有する光学変調信号に変換される。
【0018】多値印刷を行うレーザビームプリンタにお
いても、スムージング処理が行われる。図6は、4値画
像データに対するスムージング処理の例を説明する図で
ある。図6中、(a)は画像メモリ31上の4値ビット
マップデータのパターンの一例を示し、(b)はレーザ
発光量を変えて印刷画素単位で多値印刷を行う時の光学
変調信号を示し、(c)は印刷結果を示す。
【0019】図6に示した多値データのスムージング処
理を行う場合にも、図3に示した構成に類似した構成を
有するスムージング回路が使用されるが、画素データが
多値データである点が異なる。そのため、ラインバッフ
ァ18は多値データを記憶でき、評価ウィンドウ抽出部
21は多値データの抽出パターン配置信号を抽出して補
正信号生成部22に転送し、補正信号生成部22は多値
のルックアップテーブルを有する必要がある。しかし、
印刷画素単位で表現できる濃度数を白を含めてCとする
と、評価ウィンドウとして抽出されるパターンの組合せ
の数は2値データの場合の(C/2)25倍になる。
又、補正信号(補正値)もC個の濃度を表すために、ル
ックアップテーブルの大きさは、更にD倍になる。ここ
で、Dは2 D-1 <C≦2なる条件を満たす整数であ
る。
【0020】このように、従来技術によるスムージング
回路をそのまま多値の印刷装置における多値画像のスム
ージング処理に適用すると、必要とするルックアップテ
ーブルのサイズが非常に大きくなり、又、テーブルデー
タの作成も画素配置とその濃度の組合せとなって作成す
るのが煩雑になり実用的でないという問題が生じる。
【0021】この問題を解決する多値スムージング処理
方法として、例えば先に出願された特願平11−319
957号では、図7及び図8に示すように、入力された
多値画像データを画素単位で表現できる濃度に応じて複
数の濃度プレーンに分解し、各濃度プレーン毎にスムー
ジング処理を行い、その各濃度プレーン毎のスムージン
グ処理の結果として出力される補正信号を合成して、画
素の配置を補正する方法が提案されている。図7は、多
値印刷データに対してスムージング処理を行うスムージ
ング回路の一例の構成を示すブロック図である。又、図
8は、多値印刷データに対するスムージング処理を説明
する図である。
【0022】図7に示すレーザプリンタは、光学変調信
号生成回路42を備え、印刷画素単位で、白と黒を含む
4階調で印刷を行う。レーザプリンタの本体部(図示せ
ず)光学部2と像形成部11は、図1と同様の構成を有
する。画像メモリ41は、2ビットのビットマップメモ
リからなり、画像メモリ41には予め画像展開部(図示
せず)により印刷可能な状態で画像データが展開されて
いる。印刷画素単位で白を除き3階調が表現できるの
で、3つの濃度プレーンが用意されている。ここでは、
印刷画素の濃度を0〜3の数値で表し、数値の大きい方
が濃度が高い(黒い)ものとし、濃度0は白、濃度3は
黒に相当するものとする。
【0023】光学変調信号生成回路42は、光学部11
から出力される光学走査タイミング信号に基いて制御回
路54の制御クロック信号生成部55で生成される複数
の制御クロック信号により、本体部における画像書き込
みの進行に同期して光学変調信号を出力するように制御
される。
【0024】画像メモリ読み出し部43により、画像メ
モリ41から読み出された多値の画像データは、濃度分
解部45に供給される。濃度分解部45では、画素の濃
度に基き、所定の分配規則に従って、2値化した画素デ
ータをプレーン1補正部46−1〜プレーン3補正部4
6−3に分配出力する。
【0025】プレーン1補正部46−1〜プレーン3補
正部46−3は、入力された画素データに対するスムー
ジング処理を行い、対応するレベルの補正信号を出力す
る。ここで、プレーン1補正部46−1〜プレーン3補
正部46−3の夫々には、2値化された画素データが入
力されている。このため、プレーン1補正部46−1〜
プレーン3補正部46−3は、夫々従来のモノクロ2値
の印刷装置と同じ構成であり、且つ、同じ補正規則を適
用可能である。即ち、図3に示す回路がそのまま使用可
能である。プレーン1補正部46−1〜プレーン3補正
部46−3の夫々から出力された補正信号は、補正信号
合成部52で所定の合成規則に従って合成され、合成出
力はD/A変換部53に供給される。D/A変換部53
の出力は、光学変調信号として光学部2のレーザダイオ
ードに印加される。
【0026】濃度分解部45で用いる所定の分配規則に
よれば、例えば画素データを画像メモリ41上の画素濃
度毎のプレーンに濃度分解して分配する。これにより、
画像メモリ41内の濃度1の画素データはプレーン1
に、濃度2の画素データはプレーン2に、濃度3の画素
データはプレーン3に夫々分配される。又、補正信号合
成部52で用いる所定の合成規則によれば、例えば同一
の印刷画素についてゼロでないプレーンが存在すると、
そのようなプレーンのうち最も濃度の高いプレーンの補
正信号を優先して出力する。
【0027】図8に示すパターンは、途中にジャギーの
ある縦線で、2つの濃度の濃い縦線(濃度3)の間に2
段階の薄い濃度(濃度1と2)の部分があると共に、右
側に濃度2の部分があり、画像メモリ41のビットマッ
プメモリ上に同図に示すように展開されている。このパ
ターンは、各プレーンに同図に示すように分配され、夫
々のプレーンで単独のスムージング処理が行われ、同図
に示すような3つの補正出力が得られる。これを上記所
定の合成規則に従って合成すると、同図に示すような印
刷結果が得られる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような多
値スムージング方法では、中間調の表現を豊かにして印
刷品質を向上させるために階調数を増やすと、即ち、出
力できるレベル数を多くすると、複数の濃度プレーンへ
の分解の際に分解すべき濃度プレーン数が増加してしま
う。この結果、スムージング回路のハードウェアの規模
が大きくなってしまうという問題があった。
【0029】そこで、本発明は、必要とするルックアッ
プテーブルのサイズを、2値画像データのスムージング
処理に使用するルックアップテーブルより大きくするこ
となく、簡単な構成で多値画像のスムージング処理を行
うことのできるスムージング方法及びスムージング回路
を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、画素単位
で濃度が多値で表されている多値画像データの注目画素
を含む評価ウィンドウを抽出する評価ウィンドウ抽出ス
テップと、該注目画素を所定の規則に従って白黒判定し
て該評価ウィンドウ内の画素データを2値化する白黒判
定及び2値化処理ステップと、該評価ウィンドウ内の2
値化された画素データと、該注目画素に対する近傍のパ
ターンを記憶したルックアップテーブルとの照合に基い
て補正値を生成し、該補正値を多値化した多値補正信号
を出力する補正信号生成ステップとを含むことを特徴と
するスムージング方法によって達成できる。
【0031】上記の課題は、画素単位で濃度が多値で表
されている多値画像データの注目画素を含む評価ウィン
ドウを抽出する評価ウィンドウ抽出部と、該注目画素を
所定の規則に従って白黒判定して該評価ウィンドウ内の
画素データを2値化する白黒判定及び2値化処理部と、
該評価ウィンドウ内の2値化された画素データと、該注
目画素に対する近傍のパターンを記憶したルックアップ
テーブルとの照合に基いて補正値を生成し、該補正値を
多値化した多値補正信号を出力する補正信号生成部とを
備えたことを特徴とするスムージング回路によっても達
成できる。
【0032】従って、本発明によれば、必要とするルッ
クアップテーブルのサイズを、2値画像データのスムー
ジング処理に使用するルックアップテーブルより大きく
することなく、簡単な構成で多値画像のスムージング処
理を行うことのできるスムージング方法及びスムージン
グ回路を実現可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明になるスムージング回路で
は、評価ウィンドウ抽出部で切り出した評価ウインドウ
内の注目画素を、隣接画素と比較すると共に白黒判定す
ることで画素データを2値化し、その2値化した画素デ
ータからなる評価ウィンドウとルックアップテーブルと
の照合を行って2値の補正値を生成し、最後に元データ
を基準にしてこの補正値を多値に復元することで、多値
の補正値を生成する。
【0034】即ち、スムージング回路は、画素単位で白
と黒の2値以外に少なくとも一つの濃度の画像を形成で
きるプリンタやディスプレイ等の画像出力装置におい
て、多値画像データの注目画素を含む評価ウィンドウを
抽出する評価ウィンドウ抽出部と、注目画素を所定の規
則に従って白黒判定して評価ウィンドウ内の画素データ
を2値化する白黒判定及び2値化処理部と、評価ウィン
ドウ内の画素データとルックアップテーブルとの照合及
び照合結果に基いた補正信号の多値化を行うことにより
画素の配置を含む画素データの補正を行うための多値の
補正信号を出力する補正信号生成部とを備えることを特
徴とする。
【0035】
【実施例】図9は、本発明になるスムージング回路の一
実施例を示すブロック図である。本実施例は、本発明に
なるスムージング方法の一実施例を採用する。又、本実
施例では、本発明が印刷画素単位で、白と黒を含む16
階調で印刷できるレーザプリンタに適用されている。従
って、同図には、本実施例のスムージング回路を含む光
学変調信号生成回路15を備えたプリンタの概略構成を
示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0036】図9において、プリンタの本体部(図示せ
ず)の光学部2と像形成部11は、図1と同じ構成を有
する。画像メモリ12は、4ビットのビットマップメモ
リからなりり、画像メモリ12には、予め画像展開部
(図示せず)により印刷可能な状態で画像データが展開
されている。印刷画素単位で白を除き15階調が表現で
きるので、印刷画素の濃度を0〜15の数値で表し、数
値の大きい方が濃度が高い(黒い)ものとし、濃度0は
白、濃度15は黒に相当するものとする。
【0037】光学変調信号生成回路15は、光学部2か
ら出力される光学走査タイミング信号に基づいて制御回
路14の制御クロック信号生成部23で生成される複数
の制御クロック信号により、本体部における画像書込み
の進行に同期して光学変調信号を出力するように制御さ
れる。画像メモリ読み出し部16により、画像メモリ1
2から読み出された多値の画素データは、スムージング
回路17に供給される。スムージング回路17は、ライ
ンバッファ18、評価ウィンドウ抽出部21、白黒判定
及び2値化処理部24及び補正信号生成部22からな
る。スムージング回路17は、白黒判定及び2値化処理
部24を除き、図3に示す従来の単色2値の印刷装置の
対応部分と同じであるので、同じ部分の説明は省略す
る。白黒判定及び2値化処理部24については後述す
る。
【0038】スムージング回路17から出力された補正
信号(補正値)は、D/A変換部53に供給される。D
/A変換部53の出力信号は、光学変調信号として光学
部2のレーザダイオードに印加される。この部分は、図
5の対応部分と同じである。
【0039】次に、本実施例におけるスムージング回路
17、特に白黒判定及び値化処理部24における注目画
素の白黒判定及び評価ウィンドウの2値化処理と、補正
信号生成部22における補正信号の多値化処理につい
て、具体例と共に説明する。
【0040】ここでは、説明の便宜上、4ビット(16
階調)、評価ウィンドウサイズ3×3、主走査方向2分
割の場合を例に説明する。各ドットのデータは、4ビッ
ト(d=0(白)〜15(黒))で表現される。
【0041】1.注目画素の白黒判定 この場合の白黒判定及び2値化処理部24の処理につい
て説明する。
【0042】評価ウィンドウ内の注目画素及び隣接画
素,の関係は、図10に示す如きであるものとす
る。ここで、注目画素の値をd1、隣接画素,の
値を夫々d2,d3、任意の閾値をthとすると、白黒
判定及び2値化処理部24は、max(d2,d3)-
d1>thなる関係が成立するか否かを判定する。ma
xは最大値を示し、閾値thは、例えば2である。この
関係が成立すると、注目画素は周辺画素より白いと判
断され、後述する2値化処理Aが行われる。又、白黒判
定及び2値化処理部24は、d1-min(d2,d
3)>thなる関係が成立するか否かを判定し、この関
係が成立すると、注目画素は周辺画素より黒いと判断
され、後述する2値化処理Bが行われる。minは、最
小値を示す。更に、上記いずれの関係も成立しない場合
には、注目画素は周辺画素とほぼ同じであると判断さ
れ、何もしないで注目画素の値d1をそのまま出力す
る。
【0043】2.2値化処理 この場合の白黒判定及び2値化処理部24の処理につい
て説明する。白黒判定及び2値化処理部24は、2値化
処理A及び2値化処理Bを行う。
【0044】2値化処理Aは、注目画素が白の場合、
d1+th/2未満の画素は白(0)とし、それ以外は黒(1)
に置き換えて、後述するルックアップテーブル(LU
T)照合処理へ進む。
【0045】2値化処理Bは、注目画素が黒の場合、
d1-th/2未満の画素は白(0)とし、それ以外は黒(1)
に置き換えて、後述するLUT照合処理へ進む。図11
は、この場合の2値化処理Bの結果を、閾値th=2の
場合について示す図である。
【0046】3.LUT照合処理 この場合の補正信号生成部22の処理について説明す
る。
【0047】補正信号生成部22は、2値化処理の結果
と、注目画素に対する近傍の各種パターンを記憶したル
ックアップテーブルとの照合を行い、マッチングパター
ンあると補正値を出力し、マッチングパターンがないと
注目画素の値d1をそのまま出力する。
【0048】この処理は、図3及び図4と共に説明した
従来の補正信号生成方法と同様であるが、この場合の補
正値は2値データであるので、以下の処理により再度多
値に変換する。多値化の手法としては例えば以下の2つ
の方法がある。
【0049】4.補正値多値化処理 4a.単純置き換え 単純置き換えの場合、注目画素が黒の場合、即ち、補
正でドットを削る場合には、ドットを残す部分は元デー
タ(d1)とし、削る部分は隣のデータに変換する。図
12は、この場合に補正値出力が得られる様子を示す図
である。
【0050】他方、注目画素が白の場合、即ち、補正
でドットを足す場合には、下地部分は元データ(d1)
とし、ドットを足す部分は隣のデータに変換する。図1
3は、この場合に補正値出力が得られる様子を示す図で
ある。 4b.平均化 平均化の場合、注目画素が黒の場合、即ち、補正でド
ットを削る場合には、ドットを残す部分は元データ(d
1)とし、削る部分は隣との中間値に平均化する。図1
4は、この場合に補正値出力が得られる様子を示す図で
ある。
【0051】他方、注目画素が白の場合、即ち、補正
でドットを足す場合には、下地部分は元データ(d1)
とし、ドットを足す部分は隣との中間値に平均化する。
図15は、この場合に補正値出力が得られる様子を示す
図である。
【0052】上記の如き補正値多値化処理のうち、単純
置き換えは補正後のエッジがシャープなままであり、平
均化は補正後のエッジがなめらかになるという特徴があ
る。
【0053】図16は本実施例による処理例を説明する
図である。同図に示す元画像のパターンは、途中にジャ
ギーのある縦線で、4つの濃度の異なる縦線が4本並ん
でおり、このパターンの画素データが画像メモリ12を
構成するビットマップメモリ上に同図に示すように展開
されているものとする。このパターンは、同図に示すよ
うに順次3×3の評価ウィンドウとして切り出され、ル
ックアップテーブルとの照合、補正値多値化処理の順で
処理が行われる。その結果、同図に示すような補正画
像、即ち、印刷結果が得られる。
【0054】図17は、注目画素の濃度レベルに応じて
2値化の閾値を動的に変えるための濃度レベルと閾値の
関係を示す図である。同図の場合、注目画素の値(レ
ベル)を明部、中間調部及び暗部の3つに分割して、夫
々で異なった閾値を設定している。通常、ジャギーの目
立つ文字や線画は、濃度が濃いので、閾値を小さめにし
てスムージング処理がかかりやすくしてある。反対に、
明部や中間調部は、写真等の自然画像である場合が多
く、スムージング処理の必要性が低い、若しくは、スム
ージング処理を行うと画質をかえって劣化させてしまう
ことがあるので、閾値を大きくして濃度変化が小さいと
ころにはスムージング処理を適用しないようにしてい
る。
【0055】このように、閾値を可変とすることで、ス
ムージング処理を適用するか、非適用とするかを制御で
きるようになり、プリンタの画質設計の自由度を向上す
ることができる。尚、このような制御は、単純なテーブ
ル方式等で可能であるため、これによりハードウェアの
規模が大きくなることもない。
【0056】次に、本実施例におけるスムージング回路
17の要部の動作を、図18〜図21と共により詳細に
説明する。図18は、スムージング回路17の動作を説
明するフローチャートであり、本実施例のスムージング
方法に対応する。又、図19は、評価ウィンドウの抽出
から補正値多値化までの処理を説明する図である。
【0057】図18において、ステップS1は、評価ウ
ィンドウ抽出部21により、ラインバッファ18に保持
されている画素データから評価ウィンドウを抽出する。
ステップS2は、白黒判定及び2値化処理部24によ
り、上記の如き注目画素の白黒判定を行う。具体的に
は、ステップS2は、ステップS21〜S23からな
る。ステップS21は、注目画素の値(レベル)をd
1とし、隣接画素の値をd2とし、隣接画素の値を
d3とすると共に、max(d2,d3)をdmaxと
し、min(d2,d3)をdminとする。ステップ
S22は、dmax-d1>thであるか否かを判定
し、判定結果がYESであると、処理は後述するステッ
プS4へ進む。他方、ステップS22の判定結果がNO
であると、ステップS23は、d1-dmin>thで
あるか否かを判定し、判定結果がYESであると、処理
は後述するステップS5へ進む。ステップS23の判定
結果がNOであると、処理はステップS3、具体的には
ステップS31へ進む。
【0058】ステップS3は、補正信号生成部22によ
り上記の如き補正値多値化処理を行う。具体的には、ス
テップS3は、ステップS31〜S34からなる。ステ
ップS31は、d1をd1aに設定すると共に、d1を
d1bに設定し、処理は終了する。ステップS32〜S
34については後述する。
【0059】ステップS4,S5は、白黒判定及び2値
化処理部24により、上記の如き2値化処理A,Bを行
う。ステップS4は、図20に示す2値化処理Aを行
う。他方、ステップS5は、図21に示す2値化処理B
を行う。
【0060】図20は、ステップS4の2値化処理Aを
説明するフローチャートである。同図中、ステップS4
1は、yをy=0,1,2,...,n-1に設定し、ステ
ップS42は、xをx=0,1,2,...,m-1に
設定する。ステップS43は、d1+th/2>d
(x,y)であるか否かを判定する。ステップS43の
判定結果がYESであると、ステップS44は、0をD
(x,y)に設定する。他方、ステップS43の判定結
果がNOであると、ステップS45は、1をD(x,
y)に設定する。ステップS44又はステップS45の
後、ステップS46は、xを出力し、ステップS47は
yを出力して、処理は図18に示す処理へ戻ってステッ
プS6の処理へと進む。
【0061】図21は、ステップS5の2値化処理Bを
説明するフローチャートである。同図中、ステップS5
1は、yをy=0,1,2,...,n-1に設定し、ステ
ップS52は、xをx=0,1,2,...,m-1に
設定する。ステップS53は、d1-th/2>d
(x,y)であるか否かを判定する。ステップS53の
判定結果がYESであると、ステップS54は、0をD
(x,y)に設定する。他方、ステップS53の判定結
果がNOであると、ステップS55は、1をD(x,
y)に設定する。ステップS54又はステップS55の
後、ステップS56は、xを出力し、ステップS57は
yを出力して、処理は図18に示す処理へ戻ってステッ
プS6の処理へと進む。
【0062】図18の説明に戻ると、ステップS4又は
ステップS5の後、ステップS6は、補正信号生成部2
2により、2値化処理の結果とルックアップテーブルと
の照合をする上記の如きLUT照合処理を行う。又、ス
テップS7は、補正信号生成部22により、LUT照合
処理の結果、マッチングパターンあるか否かを判定し、
判定結果がNOであると、スムージング処理の必要性が
低いか、或いは、スムージング処理を行うとかえって画
質を劣化させてしまう画像データであると判断され、処
理はステップS3のステップS31へ進む。他方、ステ
ップS7の判定結果がYESであると、処理はステップ
S3のステップS32へ進む。
【0063】ステップS32は、図19に示すように、
評価ウィンドウの注目画素(d1)に対応する2値評
価ウィンドウの値(レベル)D1が0であるか1である
かを判定する。D1が1の場合、ステップS33は、D
1a×d1+D1a*×d2をd1aに設定すると共
に、D1b×d1+D1b*×d3をd1bに設定し、
処理は終了する。他方、D1が0の場合、ステップS3
4は、D1a*×d1+D1a×d2をd1aに設定す
ると共に、D1b*×d1+D1b×d3をd1bに設
定し、処理は終了する。ここで、「*」は、図18で示
される「バー」(インバート)を意味する。
【0064】上記の如く、本発明によれば、多値画像を
出力する画像出力装置において、必要となるルックアッ
プテーブルに2値の印刷装置と同等のものを利用するこ
とができ、画像出力時に発生するジャギー等を目立たな
くするスムージング処理を行うことができる。即ち、構
成が簡単で低コストの多値のスムージング処理が実現で
きる。
【0065】又、写真画像等の画質を上げるために多値
レベル数を多くとっても、ハードウェア規模は大きくな
ることなくスムージング処理が可能であり、評価ウィン
ドウの抽出やルックアップデーブルとの照合、多値デー
タの印刷処理等は、従来技術をそのまま使うことできる
という特徴もある。
【0066】更に、本発明は、カラープリンタにも適用
可能であることは、言うまでもない。図22は、本発明
がカラープリンタに適用された場合のカラープリンタの
概略構成を示す図である。同図中、図1及び図9と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0067】図22に示すように、カラープリンタは、
4つの光学変調信号生成回路15−1〜15−4と、4
つの本体部1−1〜1−4とを有する。各光学変調信号
生成回路15−1〜15−4の構成は、図9に示す光学
変調信号生成回路15の構成と同じである。又、各本体
部1−1〜1−4の構成も、図1に示す本体部1の構成
と同じである。例えば、本体部1−1は、光学部2−
1、感光ドラム7−1、現像器8−1、転写ローラ10
−1等からなる周知の構成を有する。このように、画像
形成部が添え字「−1」〜「−4」で示す4系統からな
るため、画像メモリ12内の記憶領域も、画素データの
管理を容易にするために、図22中破線で示すように4
系統に分割されている。
【0068】4系統の画像形成部は、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色で、対
応する4系統の光学変調信号生成回路15−1〜15−
4内で本発明のスムージング処理を施された画像を、記
録紙500上に順次形成する。尚、順次画像を形成する
色の順序は、勿論Y→M→C→Kに限定されるものでは
ない。
【0069】尚、上記実施例では、本発明がプリンタに
適用されているが、ディスプレイにも同様に適用可能で
あることは、言うまでもない。
【0070】本発明は、以下に付記する発明をも包含す
るものである。
【0071】(付記1) 画素単位で濃度が多値で表さ
れている多値画像データの注目画素を含む評価ウィンド
ウを抽出する評価ウィンドウ抽出ステップと、該注目画
素を所定の規則に従って白黒判定して該評価ウィンドウ
内の画素データを2値化する白黒判定及び2値化処理ス
テップと、該評価ウィンドウ内の2値化された画素デー
タと、該注目画素に対する近傍のパターンを記憶したル
ックアップテーブルとの照合に基いて補正値を生成し、
該補正値を多値化した多値補正信号を出力する補正信号
生成ステップとを含むことを特徴とする、スムージング
方法。
【0072】(付記2) 前記白黒判定及び2値化ステ
ップは、前記注目画素の白黒判定を、該注目画素の隣接
画素との画素データの差が所定の閾値以上であるか否か
に基いて行い、白黒判定の結果に基づいて前記評価ウィ
ンドウ内の画素データを2値化することを特徴とする、
(付記1)記載のスムージング方法。
【0073】(付記3) 前記閾値は、多値レベルを所
定の範囲毎に分割して設定されていることを特徴とす
る、(付記2)記載のスムージング方法。
【0074】(付記4) 前記補正信号生成ステップ
は、前記評価ウィンドウと前記ルックアップテーブルと
の照合により2値補正値を生成し、該2値補正値を元の
多値画像データを基準にして多値補正値に変換すること
を特徴とする、(付記1)〜(付記3)のいずれか1項
記載のスムージング方法。
【0075】(付記5) 前記補正信号生成ステップ
は、前記2値補正値から前記多値補正値への変換におい
て、前記注目画素が黒と判定された場合は、補正後にド
ットを残す部分は元データの値に設定すると共に削る部
分は隣ドットとの中間値に設定し、該注目画素が白と判
定された場合は、補正後に下地となる部分は元データの
値に設定すると共にドットを足す部分は隣との中間値に
設定することを特徴とする、(付記4)記載のスムージ
ング方法。
【0076】(付記6) 画素単位で濃度が多値で表さ
れている多値画像データの注目画素を含む評価ウィンド
ウを抽出する評価ウィンドウ抽出部と、該注目画素を所
定の規則に従って白黒判定して該評価ウィンドウ内の画
素データを2値化する白黒判定及び2値化処理部と、該
評価ウィンドウ内の2値化された画素データと、該注目
画素に対する近傍のパターンを記憶したルックアップテ
ーブルとの照合に基いて補正値を生成し、該補正値を多
値化した多値補正信号を出力する補正信号生成部とを備
えたことを特徴とする、スムージング回路。
【0077】(付記7) 前記補正信号生成部は、2値
補正値から多値補正値への変換において、前記注目画素
が黒と判定された場合は、補正後にドットを残す部分は
元データの値に設定すると共に削る部分は隣ドットのデ
ータの値に設定し、該注目画素が白と判定された場合
は、補正後に下地となる部分は元データの値に設定する
と共にドットを足す部分は隣のデータの値に設定するこ
とを特徴とする、(付記6)記載のスムージング回路。
【0078】(付記8) 前記補正信号生成部は、2値
補正値から多値補正値への変換において、前記注目画素
が黒と判定された場合は、補正後にドットを残す部分は
元データの値に設定すると共に削る部分は隣ドットとの
中間値に設定し、該注目画素が白と判定された場合は、
補正後に下地となる部分は元データの値に設定すると共
にドットを足す部分は隣との中間値に設定することを特
徴とする、(付記6)記載のスムージング回路。
【0079】(付記9) (付記6)〜(付記8)のい
ずれか1項記載のスムージング回路を備えたプリンタ。
【0080】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、必要とするルックアッ
プテーブルのサイズを、2値画像データのスムージング
処理に使用するルックアップテーブルより大きくするこ
となく、簡単な構成で多値画像のスムージング処理を行
うことのできるスムージング方法及びスムージング回路
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のレーザビームプリンタの一例の構成を示
す図である。
【図2】2値画像データに対するスムージング処理の例
を説明する図である。
【図3】2値印刷データに対してスムージング処理を行
うスムージング回路の一例の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図2に示すドット配置のパターンの画素データ
に対するスムージング処理を説明する図である。
【図5】レーザダイオードの発光量を変えて、印刷画素
単位で多値印刷を行うレーザビームプリンタの一例の構
成を示すブロック図である。
【図6】4値画像データに対するスムージング処理の例
を説明する図である。
【図7】多値印刷データに対してスムージング処理を行
うスムージング回路の一例の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】多値印刷データに対するスムージング処理を説
明する図である。
【図9】本発明になるスムージング回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図10】評価ウィンドウ内の注目画素及び隣接画素の
関係を示す図である。
【図11】2値化処理Bの結果を閾値th=2の場合に
ついて示す図である。
【図12】単純置き換えを用いる補正値多値化処理によ
り補正値出力が得られる様子を示す図である。
【図13】単純置き換えを用いる補正値多値化処理によ
り補正値出力が得られる様子を示す図である。
【図14】平均化を用いる補正値多値化処理により補正
値出力が得られる様子を示す図である。
【図15】平均化を用いる補正値多値化処理により補正
値出力が得られる様子を示す図である。
【図16】実施例の処理例を説明する図である。
【図17】注目画素の濃度レベルに応じて2値化の閾値
を動的に変えるための濃度レベルと閾値の関係を示す図
である。
【図18】スムージング回路の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図19】評価ウィンドウの抽出から補正値多値化まで
の処理を説明する図である。
【図20】2値化処理Aを説明するフローチャートであ
る。
【図21】2値化処理Bを説明するフローチャートであ
る。
【図22】本発明がカラープリンタに適用された場合の
カラープリンタの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
2 光学部 11 像形成部 12 画像メモリ 15,15−1〜15−4 光学変調信号生成回路 16 画像メモリ読み出し部 17 スムージング回路 18 ラインバッファ 21 評価ウィンドウ抽出部 22 補正信号生成部 23 制御クロック信号生成部 24 白黒判定及び2値化処理部 53 D/A変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/403 B41J 3/00 A Fターム(参考) 2C062 AA24 2C262 AA05 AA24 AB13 BB01 BB22 BB27 BC17 DA09 DA11 DA16 EA04 5B057 AA11 CA08 CA12 CA16 CB06 CB12 CB16 CE05 CE12 CH07 DC31 5C077 MP01 PP02 PP47 PP68 PQ23 RR02 RR14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素単位で濃度が多値で表されている多
    値画像データの注目画素を含む評価ウィンドウを抽出す
    る評価ウィンドウ抽出ステップと、 該注目画素を所定の規則に従って白黒判定して該評価ウ
    ィンドウ内の画素データを2値化する白黒判定及び2値
    化処理ステップと、 該評価ウィンドウ内の2値化された画素データと、該注
    目画素に対する近傍のパターンを記憶したルックアップ
    テーブルとの照合に基いて補正値を生成し、該補正値を
    多値化した多値補正信号を出力する補正信号生成ステッ
    プとを含むことを特徴とする、スムージング方法。
  2. 【請求項2】 前記白黒判定及び2値化ステップは、前
    記注目画素の白黒判定を、該注目画素の隣接画素との画
    素データの差が所定の閾値以上であるか否かに基いて行
    い、白黒判定の結果に基づいて前記評価ウィンドウ内の
    画素データを2値化することを特徴とする、請求項1記
    載のスムージング方法。
  3. 【請求項3】 前記閾値は、多値レベルを所定の範囲毎
    に分割して設定されていることを特徴とする、請求項2
    記載のスムージング方法。
  4. 【請求項4】 前記補正信号生成ステップは、前記評価
    ウィンドウと前記ルックアップテーブルとの照合により
    2値補正値を生成し、該2値補正値を元の多値画像デー
    タを基準にして多値補正値に変換することを特徴とす
    る、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のスムージ
    ング方法。
  5. 【請求項5】 画素単位で濃度が多値で表されている多
    値画像データの注目画素を含む評価ウィンドウを抽出す
    る評価ウィンドウ抽出部と、 該注目画素を所定の規則に従って白黒判定して該評価ウ
    ィンドウ内の画素データを2値化する白黒判定及び2値
    化処理部と、 該評価ウィンドウ内の2値化された画素データと、該注
    目画素に対する近傍のパターンを記憶したルックアップ
    テーブルとの照合に基いて補正値を生成し、該補正値を
    多値化した多値補正信号を出力する補正信号生成部とを
    備えたことを特徴とする、スムージング回路。
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