JPH09326927A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH09326927A
JPH09326927A JP8145978A JP14597896A JPH09326927A JP H09326927 A JPH09326927 A JP H09326927A JP 8145978 A JP8145978 A JP 8145978A JP 14597896 A JP14597896 A JP 14597896A JP H09326927 A JPH09326927 A JP H09326927A
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JP
Japan
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dither
image
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signal
image processing
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JP8145978A
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Hiroyuki Yamazaki
博之 山崎
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値ディザ法による高解像度の画像形成の際
に、ドット間距離が小さくなるためにドットが安定して
形成されない。 【解決手段】 多値ディザ処理の際に用いるディザテー
ブルを、濃度レベルの上昇に伴って(a)〜(i)に示
す段階を経てディザパターンが形成されるように、まず
最小濃度レベルを示すドットが縦方向に連結して成長し
((a)〜(c))、次に該ドットが更に1つ上の濃度
レベルで縦方向に連結して成長する((d)〜(e))
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば、多値ディザ処理による多階調画
像を記録可能な画像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置においては、メモリ
容量の削減、データ転送速度の高速化、及び記録装置の
記録能力等の点から、各画素が例えば8ビット等の多値
で表現される自然画等の画像データを1ビット表現に圧
縮する、所謂2値化手法が広く用いられている。
【0003】この2値化手法としては、誤差拡散法、組
織的ディザ法等がその代表的なものである。特にレーザ
プリンタでは、記録装置の解像能力の高さ等の点から、
組織的ディザ法(以下ディザ法と呼ぶ)を用いるのが一
般的である。
【0004】近年、画像記録装置のカラー化が進み、ま
たグレースケールで表現された自然画をも高画質で印刷
記録する必要が高まりつつある。しかしながら、2値で
表現された画像については、階調性、解像度の点で限界
がある。そこで1画素あたり3レベル以上の階調性を表
現できる多値記録方式を用いた、いわゆる多値ディザ法
が注目されている。例えばレーザプリンタにおいては、
PWM(パルス幅変調方式)によって、この多値記録方
式を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多値ディザ
法の場合、ディザパターンの形成の際に中間調画素を用
いる。例えば図15に示す様に、ディザパターンの各画
素毎に中間調画素値を経て濃度を段階的に上げていくこ
とにより、多階調を表現することができる。そして、各
画素毎にその中間調を出力する際に隣接画素との接触を
避けることにより、より高解像度な表現が可能となる。
【0006】しかしながら、図15に示す様な高解像度
を実現するディザテーブルを用いて各ドットを形成する
と、図中a,bで示される様に、濃度が上がる過程でド
ット間に隙間が生じる。例えばレーザプリンタの場合、
このように面積の小さいドットの近傍に別のドットが打
たれると、ドット間距離が小さいために、レーザスポッ
ト径やトナー粒径によるドット間距離の限界、また感光
体上に電荷を形成する都合上、記録媒体上に形成される
ドットサイズが不安定となってしまう。この不安定さ
は、特に低濃度域において顕著である。このため、特に
低濃度域において画質の劣化が目立ち、高画質を維持で
きないという問題があった。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、高解像度を維持しながら多値ディザのドットが
安定して形成されるようにディザテーブルを構成するこ
とにより、高画質な記録が可能となる画像処理装置及び
その方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構成を
備える。
【0009】即ち、入力された画像信号に対してディザ
テーブルを参照して多値ディザ処理を行い、所定レベル
数の信号に変換する多値ディザ手段と、前記多値ディザ
手段により出力された所定レベル数の信号を、それぞれ
対応する所定濃度レベルに変換するレベル変換手段と、
前記レベル変換手段により出力された所定濃度レベル信
号に基づいて画像を形成する画像形成手段と、を有する
画像処理装置であって、前記多値ディザ手段におけるデ
ィザテーブルは、ドットが連結して成長するように構成
されていることを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するための一手法と
して、本発明の画像処理方法は以下の工程を備える。
【0011】即ち、入力された画像信号に対してディザ
テーブルを参照して多値ディザ処理を行い、所定レベル
数の信号に変換する多値ディザ工程と、前記多値ディザ
工程より出力された所定レベル数の信号を、それぞれ対
応する所定濃度レベルに変換するレベル変換工程と、前
記レベル変換工程より出力された所定濃度レベル信号に
基づいて画像を形成する画像形成工程と、を有する画像
処理方法であって、前記多値ディザ工程におけるディザ
テーブルは、ドットが連結して成長するように構成され
ていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0013】本実施形態においては、本発明をカラー電
子写真技術を用いた画像処理装置に適用した例について
説明する。また、本実施形態では、入力画像信号として
M(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー),BK
(ブラック)の各色8ビット信号が面順次で送られてく
るものとし、画像記録の際の解像度は600dpi(do
t/inch)であるとする。
【0014】図1に本実施形態における画像処理装置の
側断面図を示し、その画像形成動作について説明する。
【0015】同図において110は半導体レーザであ
り、後述する多値画像処理部1000において外部のホ
ストコンピュータから送信された8ビットの画像信号を
受信し、後述する様に多値ディザ処理された画像信号に
よって駆動されることにより、レーザビーム光Lを照射
する。このとき、帯電器101によって感光ドラム10
0は所定極性に均一に帯電されている。そして、レーザ
ビーム光Lによる露光によって、感光体ドラム100上
に例えばマゼンタの第一の潜像が形成される。次いで、
この場合にはマゼンタの現像器Dmにのみ所要の現像バ
イアス電圧が印加されてマゼンタの潜像が現像され、感
光体ドラム100上にマゼンタの第1のトナー像が形成
される。
【0016】一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙
され、その先端が転写開始位置に達する直前に、トナー
と反対極性(例えば、プラス極性)の転写バイアス電圧
(+1.8KV)が転写ドラム102に印加され、上記
感光体ドラム100上の第1のトナー像が転写紙Pに転
写されると共に、転写紙Pが転写ドラム102の表面に
静電吸着される。その後、感光体ドラム100はクリー
ナ103によって残留するマゼンタトナーが除去され、
次の色の潜像形成および現像工程に備える。
【0017】次に、前記感光体ドラム100上にレーザ
ビーム光Lによりシアンの第2の潜像が形成され、次い
で、シアンの現像器Dcにより感光体ドラム100上の
第2の潜像が現像されてシアンの第2のトナー像が形成
される。そして、このシアンの第2のトナー像は、先に
転写紙Pに転写されたマゼンタの第1のトナー像の位置
に合わせられて転写紙Pに転写される。この2色目のト
ナー像の転写においては、転写紙画転写部に達する直前
に転写ドラム102に+2.1KVのバイアス電圧が印
加される。
【0018】同様にして、イエロー、ブラックの第3、
第4の各潜像が感光体ドラム100上に順次形成され、
それぞれが現像器Dy、Dbによって順次現像され、転写
紙Pに先に転写されたトナー像と位置合わせされてイエ
ロー、ブラックの第3、第4の各トナー像が順次転写さ
れる。かくして、転写紙P上に4色のトナー像が重なっ
た状態で形成されることになる。
【0019】図2に、本実施形態における多値画像処理
部1000の詳細ブロック構成を示し、その動作につい
て簡単に説明する。尚、本実施形態では入力される8ビ
ットの画像データに対して、2ビットディザ処理を施す
場合について説明する。即ち、256階調の入力画像デ
ータが多値ディザ処理によって4階調に変換される。
【0020】同図において201は濃度補正部であり、
入力された8ビットデータ(256階調)を色指定信号
213の指示に従って、指定された色の濃度特性に合わ
せた補正を施し、55階調の濃度レベルからなる8ビッ
トデータに変換する。202はディザ処理部であり、5
5階調の8ビットデータに対して後述する多値ディザ処
理を行うことによって階調変換を施し、4階調を示す2
ビット信号を出力する。ディザ処理部202から出力さ
れたレベル信号はバッファ203に一旦格納された後、
画像クロックに同期して出力される。
【0021】204はレベル変換部であり、ディザ処理
部202における多値ディザ処理の結果得られた2ビッ
ト信号によって示される4階調を、後段のPWM部20
5において出力可能な4レベルの8ビット信号に変換す
る。
【0022】PWM部205には、8ビットの画像信号
と画像クロック212が入力される。そして、まず8ビ
ットの画像信号をラッチ回路206で画像クロックPC
LK212の立ち上りに同期させ、D/Aコンバータ2
07でアナログ電圧に変換し、アナログコンパレータ2
09の一方端子に入力する。一方、画像クロック212
によって三角波発生部208で発生された三角波も、ア
ナログコンパレータ209の他方端子に入力される。そ
してアナログコンパレータ209において、前記アナロ
グ電圧と三角波の2信号が比較されることにより、パル
ス幅変調(PWM)された信号が出力され、インバータ
210で反転されることにより、本実施形態におけるP
WM信号が得られる。このPWM信号が不図示のレーザ
駆動部へと入力されることにより半導体レーザ110が
駆動され、上述したプロセスによる画像形成が行われ
る。
【0023】尚、220はCPUであり、ROM221
に保持された制御プログラムに従って、装置の各構成を
統括的に制御する。また、222はRAMであり、CP
U220の作業用領域として使用される。
【0024】次に、ディザ処理部202における多値デ
ィザ処理について説明するが、それに先だって、まず従
来の画像処理装置における多値ティザ処理について詳細
に説明する。ここでは、入力される8ビットの画像デー
タに対して、マトリクスサイズ4×4の2ビット深さの
多値ディザ処理を施す場合を例として説明する。2ビッ
トディザの場合、その出力画像は深さ方向に4レベルの
階調を持つため、以下、この出力画像における4レベル
を、濃度の低い順にレベルa,レベルb,レベルc,レ
ベルdと呼ぶ。即ち、出力画像の1画素がレベルa,レ
ベルb,レベルc,レベルdの4レベルで表現される。
【0025】図3に従来の多値ディザ処理におけるしき
い値マトリクス(以下、単にマトリクスと称する)の例
を示す。マトリクス内の数字が各マスのしきい値を表わ
しており、入力画像の濃度がしきい値を越えると、その
マスの濃度レベルが1つ上がる。各マスにはそれぞれ3
つのしきい値が設定されており、小さいほうから順に、
レベルaからレベルbへのしきい値、レベルbからレベ
ルcへのしきい値、レベルcからレベルdへのしきい値
を表わす。
【0026】このマトリクスを適用した場合の、入力濃
度レベルの変化に対するディザパターンの変化の様子を
図4に示す。ただし、簡単のためにマトリクス内の入力
濃度レベルは一様であるとする。図4に示す各ディザパ
ターンにおいて、入力濃度レベルは(a)〜(i)の順
に高くなる。即ち、入力濃度レベルが上がるに従って、
まず(a)に示す様に中央左上マスの濃度レベルがレベ
ルb、レベルc、レベルdと変化し、次いで(b)に示
す様に中央右上のマスがレベルb、レベルc、レベルd
と変化し、次に(c)に示す様に中央右下のマスがレベ
ルb、レベルc、レベルdになり...というように変
化する。そして、入力濃度が左下マスにおける最大しき
い値である「48」を超えると、すべてのマスがレベル
dとなる。即ち、4×4画素を単位とした全49階調の
表現が可能である。
【0027】このマトリクスを用いて多値ディザ処理を
行なった場合、濃度の安定性は比較的良いが、図4の
(b)に示す様なハイライト部では、微小ドット同士が
近い距離に存在するため、濃度の安定性が悪くなる。ま
た、ドットが中央から固まって成長するため、中、低濃
度域での解像度が低い。
【0028】また、従来の多値ディザ処理における別の
マトリクス例を図5に示し、このマトリクスを適用した
場合の、入力濃度レベルの変化に対するディザパターン
の変化の様子を図6に示す。やはり、マトリクス内の入
力濃度レベルは一様であるとする。図6に示すディザパ
ターンにおいては、まず(b)に示す様に中央左上のマ
スがレベルbになった後、隣接マスがレベルbになり、
(d)に示す様に、ある濃度でマトリクスの全てがレベ
ルbになる。その後、中央のマスから順にレベルcに変
化し、マトリクス全てがレベルcになる。そして更に、
中央のマスから順にレベルdヘと変化し、(i)に示す
様にマトリクス全てがレベルdとなる。
【0029】このマトリクスを用いて多値ディザ処理を
行なった場合、理論上は中、低濃度域ではマトリクス内
を中間濃度(レベルb,レベルc)で埋めるため、中間
調の解像度が高く、滑らかな画像を得ることができるは
ずである。しかし図6から分かる様に、実際には微小ド
ットが近い距離に多数存在するために、ドットの安定性
は極めて悪く、画質は著しく劣化する。
【0030】以上のように、図3及び図5に示すような
マトリクスを用いた従来の多値ディザ処理においては、
ドットの安定性を確保することが困難であった。
【0031】そこで本実施形態においては、以下に示す
ようなディザマトリクスに基づいてディザテーブルを形
成して多値ディザ処理を行うことにより、上記問題を解
決する。
【0032】図7に、本実施形態の多値ディザ処理にお
ける、ブラック,イエローに対する6×3のマトリクス
例を示す。本実施形態の多値ディザ処理においては、こ
のマトリクスを図8の様にずらして配置し、45度のス
クリーン角をつけることを特徴とする。即ち、図8にお
ける枠aが、図7に示すマトリクスの1つ分に相当す
る。
【0033】このマトリクスを適用した場合の、入力濃
度レベルの変化に対するディザパターンの変化の様子を
図9に示す。マトリクス内の入力濃度レベルは一様であ
るとする。図9によれば、まず(a)に示す様に中央の
マスがレベルbになり、次に(b)に示す様に隣接する
下のマスがレベルbになり、更に隣接する上のマスがレ
ベルbになる。こうしてレベルbのマスが縦に伸びてい
き、ある入力濃度レベルでレベルbのマスが縦につなが
る。続いて、(d)に示す様に中央のマスがレベルdに
なり、(e)に示すようにレベルdのマスが同様に縦に
つながる。そしてレベルdの縦ラインができた後は、
(f),(g)に示すように中央右のマスがレベルb,
レベルc,レベルdと成長する。ここで、同じマスを続
けて成長させるのは、ドット間の微小な隙間をできるだ
け作らないようにするためである。続いて、上下のマス
が同様に成長し、(h)に示すようにレベルdの2マス
分の縦ラインができる。その後、左側のマスも同様に成
長し、最大濃度で全てのマスがレベルdになる。
【0034】以上のようなマトリクスに基づいて多値デ
ィザ処理を行うことにより、低濃度域ではドットが縦に
つながって成長するため、安定したドットが形成され
る。また、横方向で200線、縦方向で疑似的に600
線であるため高解像度を実現でき、また、該マトリクス
が18マスより構成されるため、多階調(この場合55
階調)を実現することができる。更に、縦方向の一様な
ラインは人間の視覚特性によって目につきにくいため、
視覚的にも滑らかな画像を得ることができる。また、マ
トリクスをずらして配置することにより、テクスチャの
発生を抑制することができる。
【0035】次に、本実施形態の多値ディザ処理におけ
る、マゼンタ,シアンに対する6×3のマトリクス例を
それぞれ図10,図11に示す。これらの図から分かる
様に、マゼンタ,シアンに対するマトリクスは、上述し
た図7に示すブラック,イエローのマトリクスに対し
て、ドットの成長開始点(網点基準位置)をそれぞれ左
右に1画素ずらした構成となっている。即ち、ブラッ
ク,イエローのマトリクスは中央画素列から成長した
が、マゼンタでは左画素列から、シアンでは右画素列か
ら成長するようになっている。尚、マゼンタ,シアンに
おけるドットの成長方法は上述したブラック,イエロー
の場合と同様である。このように、各色成分毎に網点基
準位置をずらすことにより、全体としての色の再現性が
向上する。
【0036】次に、本実施形態におけるディザテーブル
の作成方法について、ブラック,イエローの場合を例と
して説明する。
【0037】まず図12に示す様に、図7に示したマト
リクスを交互に2周期分含むような6×6のマトリクス
を作成する。そして、図12に示すマトリクスを縦、横
に繰り返すことにより、図8に示した様な45度のスク
リーン角からなる網点を構成することができる。尚、マ
ゼンタ、シアンに対しても同様にしてマトリクスを構成
することにより、各色成分毎のディザテーブルが完成す
る。
【0038】このようにして作成された各色成分毎のデ
ィザテーブルは、ディザ処理部202内に保持していて
も良いし、ROM221内に保持していても良い。
【0039】ここで、図2に示すディザ処理部202の
詳細構成を図13に示し、以下に説明する。
【0040】図13において、入力される画像データ
は、図12に示すマトリクスの各マスにそれぞれ対応し
た各マス処理部1401〜1436へ入力される。ここ
で、マス1処理部401の詳細構成を図14に示す。図
14において、Y,M,C,Bkのディザテーブル15
07〜1509には各色のマトリクスのしきい値が格納
されており、色指定信号213に従って、指定された色
のディザテーブルからマス1の3つのしきい値がそれぞ
れ1501〜1503の比較器1,比較器2,比較器3
に入力される。各比較器1501〜1503では、入力
されるデータと各しきい値とがそれぞれ比較され、その
結果がレベル発生部1505へ入力される。レベル発生
部1505では、入力される信号1506の値によって
レベルa〜dのいずれかのレベルを示す信号を発生し、
出力する。尚、図13におけるマス2処理部1402〜
マス36処理部1436でも、マス1処理部1401と
同様の構成によって、同様の処理が施される。
【0041】尚、各色のディザテーブル1507〜15
09はROM221内に確保されていても良い。
【0042】このようにして各マス処理部1401〜1
436から出力されたレベル信号1410はセレクタ1
443に入力される。一方、主走査方向、副走査方向の
画素数をカウントするカウンタ1442より、現在の入
力データの位置を示す信号1441もセレクタ1443
に入力される。セレクタ1443では、位置信号144
1を選択信号として、各マス処理部1401〜1436
から送られてくる36個のレベル信号から1つを選択
し、出力する。
【0043】以上説明した様にして、本実施形態におけ
る多値ディザ処理が遂行される。
【0044】以上説明した様に本実施形態によれば、ド
ットが縦に連結するように成長するディザテーブルを用
いて多値ディザ処理を行うことにより、特に低、中濃度
域において解像度、階調性共に優れた高画質な画像を得
ることができる。
【0045】尚、本実施形態ではマトリクスサイズが6
×3の2ビットディザを例として説明を行ったが、本発
明が任意サイズのマトリクス、ビット数による多値ディ
ザに適用可能であることは言うまでもない。
【0046】また、本実施形態においては多値ディザ処
理後の画像データをPWMによって形成する例について
説明を行ったが、もちろんインクジェット方式による面
積階調法等、他の方式によって画像形成を行なっても良
い。
【0047】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0048】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0049】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0050】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0051】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、ドッ
トが縦に連結するように成長するディザテーブルを使用
して多値ディザ処理を行うことにより、特に低、中濃度
域において解像度、階調性共に優れた高画質な画像を得
ることができる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の画像処理装置の側断
面図である。
【図2】本実施形態における多値画像処理部の詳細構成
を示すブロック図である。
【図3】従来の多値ディザ処理におけるしきい値マトリ
クス例を示す図である。
【図4】従来のマトリクスによるディザパターンの変化
を示す図である。
【図5】従来の多値ディザ処理におけるしきい値マトリ
クス例を示す図である。
【図6】従来のマトリクスによるディザパターンの変化
を示す図である。
【図7】本実施形態の多値ディザ処理におけるブラック
及びイエローのしきい値マトリクス例を示す図である。
【図8】本実施形態におけるブラックおよびイエローの
しきい値マトリクスの配置例を示す図である。
【図9】本実施形態におけるブラックおよびイエローの
ディザパターンの変化を示す図である。
【図10】本実施形態の多値ディザ処理におけるマゼン
タのしきい値マトリクス例を示す図である。
【図11】本実施形態の多値ディザ処理におけるシアン
のしきい値マトリクス例を示す図である。
【図12】本実施形態におけるブラック及びイエローの
しきい値マトリクスの作成方法を示す図である。
【図13】本実施形態におけるディザ処理部の詳細構成
を示すブロック図である。
【図14】本実施形態におけるマス1処理部の詳細構成
を示すブロック図である。
【図15】従来のディザパターンの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 感光ドラム 101 帯電器 102 転写ドラム 110 半導体レーザ 201 濃度補正部 202 ディザ処理部 204 レベル変換部 205 PWM部 220 CPU 221 ROM 222 RAM 1000 多値画像処理部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号に対してディザテー
    ブルを参照して多値ディザ処理を行い、所定レベル数の
    信号に変換する多値ディザ手段と、 前記多値ディザ手段により出力された所定レベル数の信
    号を、それぞれ対応する所定濃度レベルに変換するレベ
    ル変換手段と、 前記レベル変換手段により出力された所定濃度レベル信
    号に基づいて画像を形成する画像形成手段と、を有する
    画像処理装置であって、 前記多値ディザ手段におけるディザテーブルは、ドット
    が連結して成長するように構成されていることを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ディザテーブルは、ドットが縦方向
    に連結して成長するように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ディザテーブルは、前記画像信号が
    所定濃度レベル以下であった場合に、ドットが縦方向に
    連結して成長するように構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ディザテーブルは、前記画像信号が
    所定濃度レベル以下であった場合に、中間調を示すドッ
    トが縦方向に連結して成長するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ディザテーブルは、前記画像信号が
    所定濃度レベル以下であった場合に、まず最小濃度レベ
    ルを示すドットが縦方向に連結して成長し、次に該ドッ
    トが更に1つ上の濃度レベルで縦方向に連結して成長す
    るように構成されていることを特徴とする請求項4記載
    の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記多値ディザ手段は入力された画像信
    号の色成分毎に多値ディザ処理を行い、 前記画像形成手段は色成分毎に画像を形成することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ディザテーブルは、色成分毎に異な
    ることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ディザテーブルは、色成分毎にドッ
    トの成長開始位置が異なることを特徴とする請求項7記
    載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 入力された画像信号に対してディザテー
    ブルを参照して多値ディザ処理を行い、所定レベル数の
    信号に変換する多値ディザ工程と、 前記多値ディザ工程より出力された所定レベル数の信号
    を、それぞれ対応する所定濃度レベルに変換するレベル
    変換工程と、 前記レベル変換工程より出力された所定濃度レベル信号
    に基づいて画像を形成する画像形成工程と、を有する画
    像処理方法であって、 前記多値ディザ工程におけるディザテーブルは、ドット
    が連結して成長するように構成されていることを特徴と
    する画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記ディザテーブルは、ドットが縦方
    向に連結して成長するように構成されていることを特徴
    とする請求項9記載の画像処理方法。
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