JP4135713B2 - カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、コンピュータなどで生成されたカラー画像データの出力装置であるカラープリンタ等において使用されるカラー画像形成装置及びカラー画像形成方法に関し、特に、文字や線画の画像形成で発生する画素(ドット)によるギザギザ、すなわちジャギーを目立たなくする画質改善処理であるスムージング処理後に発生するエッジ疑似色を防止するカラー画像形成装置及びカラー画像形成方法に関する。
背景技術
第4図は、従来のレーザプリンタの構成例を示すブロック図である。カラーレーザプリンタの場合は1色分に相当する構成となる。第4図に示すレーザプリンタは、本体部1と、画像メモリ12と、画像展開部13と、制御回路14と、光学変調信号生成回路15とを備える。本体部1は、光学部2と像形成部11を備える。さらに光学部2は、レーザ3と、ポリゴンミラー4と、ミラーモータ5と、ビーム検出器6とを備える。さらに像形成部11は、感光ドラム7と、現像器8と、折り返しミラー9と、転写ローラ10とを備える。
まず、本体部1の動作について簡単に説明する。レーザ3は、光学変調信号生成回路15からの光学変調信号に従ってレーザビームを出力する。ポリゴンミラー4は、ミラーモータ5により回転駆動し、レーザビームを繰り返し走査するように偏向する。ビーム検出器6は、走査されるレーザビームの走査開始を検出するとともに、光学走査タイミング信号を制御回路14へ出力する。
感光ドラム7の表面は、図示しないチャージャにより帯電される。その後、感光ドラム7の表面には、折り返しミラー9を介したレーザビームが照射される。レーザ3はレーザビームの走査及び感光ドラム7の回転に同期して変調される。感光ドラム7の表面には、印刷する画像に対応した光学像が照射される。感光ドラム7の表面に帯電した静電荷はレーザビームの照射量に応じて減少する。このとき感光ドラム7の表面には静電潜像が形成される。現像器8で感光ドラム7の表面に帯電したトナーを接触させると、感光ドラム7の表面の静電潜像に応じてトナーが付着し顕像化される。搬送されてくる紙などをトナー像の形成された感光ドラム7の表面に接触させ、転写ローラ10でトナー像を紙に転写する。転写されたトナー像を図示しない定着器で紙などに定着すれば、印刷が終了する。トナー像が転写された後の感光ドラムの表面はクリーニングされた後、再び帯電されて上記のプロセスが繰り返される。
一方、コンピュータシステムなどから入力された印刷データは、画像展開部13へ入力される。制御回路14は、光学走査タイミング信号に同期して生成した制御クロック信号を、画像展開部13と光学変調信号生成回路15へ出力する。制御クロック信号とは、1画素毎の印刷タイミングを示す信号である。画像展開部13は、制御クロック信号に従って順次、印刷データを実際に印刷する画像データに展開し、画像メモリ12へ出力する。画像メモリ12は画像データの記憶を行う。一般に、画像メモリ12はビットマップメモリと呼ばれ、2値の画像データの場合には1ビットが印刷する1画素を表し、多値の画像データの場合には数ビットからなる濃度値が印刷する1画素を表す。例えば4ビットの画像データであれば画素毎に16階調を表現でき、画像メモリ12を1画素あたり4ビット構成とする。光学変調信号生成回路15は、制御クロック信号に従って順次、画像メモリ12に記憶された画像データを読み出し、画像データに応じた光学変調信号を生成し、制御クロック信号に従って光学変調信号を順次、レーザ3に印加する。
モノクロレーザプリンタなどの2値の印刷装置では、画像メモリ12上に展開された画像データから、文字や線画の印刷で発生するジャギーを自動的に判別し、入力画像データよりも高い解像度のデータに変換した上で、ジャギーを目立たなくするスムージング処理が一部で採用されている。
第5図は、2値画像データのスムージング処理の一例を示す図である。第5図において、縦軸はラインをドット単位で表し、横軸はライン内の画素位置をドット単位で表す。例えば第5図(a)に示すように、画像メモリ(画像データメモリ)12に記憶された画像データに途中で1ドットずれた縦線があるとする。このずれた部分がジャギーである。スムージング処理では、例えば近傍の画素を含めたパターンマッチングによりジャギーを判別する。そしてジャギーの部分では、補正した光学変調信号の出力タイミングを第5図(b)に示すように調整する。これにより、第5図(c)に示す印刷結果のように、ジャギーの部分で半ドットずれた形で印刷が行われ、縦線が滑らかに変化するようになる。すなわちジャギーが低減される。ここでは同じ方向に半ドットずらした例を示したが、左右どちらの方向にもずらすことが可能である。言い換えれば、スムージング処理とは、レーザビームの主走査方向に元の画像データの整数倍の解像度で印刷できるようにし、ジャギーの部分ではドットを付加したり、削除したりする処理といえる。
第6図は、2値画像データのスムージング処理を行う従来の2値画像形成装置の構成例を示すブロック図である。第6図に示す光学変調信号生成回路15は、画像メモリ読出し部16と、スムージング回路17とを備える。さらにスムージング回路17は、ラインバッファ18と、評価ウィンドウ抽出部21と、補正部22とを備える。第6図において、第4図と同一符号は第4図に示された対象と同一または相当物を示しており、ここでの説明を省略する
画像メモリ12には、図示しない画像展開部により2値画像データが展開される。画像メモリ読出し部16は、画像メモリ12からレーザ3で露光中の数ライン前の画像データを読み出して、ラインバッファ18へ転送する。ラインバッファ18は、シフトレジスタで構成されており、露光中の前後数ライン分の画像データを保持する。評価ウィンドウ抽出部21は、ラインバッファ18に保持された画像データのうち、スムージングの対象となる1画素(以下、注目画素と呼ぶ)20を中心とした矩形の領域(以下、評価ウィンドウと呼ぶ)19内の画素のパターンを抽出し、抽出パターン配置信号として補正部22へ出力する。
補正部22は、評価ウィンドウ内の画素が取り得るパターンとそのパターンに応じた注目画素のスムージング結果との組を、予め複数記憶したルックアップテーブル(LUT:Look Up Table)を有しており、ルックアップテーブルに記憶されたパターンと抽出パターン配置信号とを照合し、一致したパターンに対応して記憶されている注目画素の補正データを選択する。また、補正が必要ない場合には、注目画素の元のデータに応じた光学変調信号を光学部2へ出力し、補正が必要な場合には、注目画素の補正データに応じた光学変調信号を光学部2へ出力する。
第7図は、抽出パターン配置信号に対するスムージング処理の一例を示す図である。第7図において、縦軸はラインをドット単位で表し、横軸はライン内の画素位置をドット単位で表す。第7図(a)は、第5図(a)に示した抽出パターン配置信号におけるライン=N,画素位置=M−1の画素を注目画素とし、注目画素とその周辺画素を5×5のサイズで抽出した場合の評価ウィンドウ内の画素のパターンを示す。補正部22は、抽出パターン配置信号とルックアップテーブルに記憶されたパターンの1つとが一致した場合に、ライン=N,画素位置=M−1の画素は補正が必要であると判定し、第7図(b)に示すような補正データを生成し、この補正データに応じた光学変調信号を生成して出力する。
また、第7図(c)は、第5図(a)に示した抽出パターン配置信号におけるライン=N,画素位置=M+1の画素を注目画素とし、注目画素とその周辺画素を5×5のサイズで抽出した場合の評価ウィンドウ内の画素のパターンを示す。補正部22は、抽出パターン配置信号とルックアップテーブルに記憶されたパターンの1つとが一致した場合に、ライン=N,画素位置=M+1の画素は補正が必要であると判定し、第7図(d)に示すような補正データを生成し、この補正データに応じた光学変調信号を生成して出力する。なお、第7図(a)におけるライン=N,画素=M−2の位置を注目画素とした場合についても、第7図(d)に示すような補正データを生成する。
第6図に示したスムージング回路17は、実際に注目画素に相当する位置の画素を、制御クロック信号に同期して順次印刷する時に、注目画素の位置の光学変調信号を出力する。この動作タイミングを制御する制御クロック信号は、制御回路14内に備えられた制御クロック信号生成部23で生成している。制御回路14内の制御クロック信号生成部23は、光学部2から出力される光学走査タイミング信号に同期して制御クロック信号を生成し、光学変調信号生成回路15へ出力する。
以上の説明は、画素を主走査方向に2倍の解像度にして補正する場合の例であるが、3倍以上の解像度にして補正する場合も同様である。
また、印刷装置は、白と黒の2値印刷装置だけでなく、中間の濃度の画素を表現できる多値印刷装置が提供されている。例えば第4図に示すようなレーザプリンタでは、光学部2におけるレーザ3の発光量又は発光時間を制御することにより、像形成部11で形成された画素の大きさを変えて、等価的に印刷する画素の濃度を変えている。
次に、レーザの発光量を変えて多値印刷を行う多値レーザプリンタの構成について説明する。第8図は、多値レーザプリンタの構成例を示すブロック図である。第8図に示す光学変調信号生成回路32は、画像メモリ読出し部33と、D/A変換部34とを備える。第8図において、第4図と同一符号は第4図に示された対象と同一または相当物を示しており、ここでの説明を省略する。画像メモリ31には、図示しない画像展開部により濃度を持った多値画像データが展開される。一方、制御回路35内の制御クロック信号生成部36は、光学部2から出力される光学走査タイミング信号に同期して制御クロック信号を生成し、光学変調信号生成回路32へ出力する。画像メモリ読出し部33は、制御クロック信号に従って順次、多値画像データを画像メモリ31から読み出し、多値画像データをD/A変換部34へ出力する。D/A変換部34は、多値画像データにおけるデジタルの濃度値を、アナログ強度を表す光学変調信号に変換し、制御クロック信号に従って順次、光学部2へ出力する。
また、多値印刷を行うレーザプリンタにおいてもスムージング処理が行われる。第9図は、4値画像データのスムージング処理の一例を示す図である。第9図において、縦軸はラインをドット単位で表し、横軸はライン内の画素位置をドット単位で表す。第9図(a)は、画像メモリ(画像データメモリ)上の4値画像データのパターンの一例を示し、第9図(b)は、多値印刷を行う時の光学変調信号を示し、第9図(c)は印刷結果を示す。
第9図に示した4値画像データのスムージング処理を行う場合にも、第6図に示した構成に類似した構成を有するスムージング回路が使用されるが、画素データが多値データである点が異なる。そのため、ラインバッファ18は多値データを記憶でき、評価ウィンドウ抽出部21は多値データの抽出パターン配置信号を抽出して補正部22に転送し、補正部22は多値のルックアップテーブルを有する必要がある。しかし、画素単位で表現できる階調数を、白を含めてCとすると、評価ウィンドウとして抽出されるパターンの組合せの数は2値データの場合の(C/2)25倍になる。また、光学変調信号の出力もC個の濃度を表すために、ルックアップテーブルの大きさは、更にD倍になる。Dは、2D−1<C≦2の条件を満たす整数である。
このように、従来のスムージング回路をそのまま多値の印刷装置における多値画像データのスムージング処理に適用すると、必要とするルックアップテーブルのサイズが非常に大きくなり、またテーブルデータの作成も画素のパターンとその濃度の組合せとなって作成するのが煩雑になり実用的でないという問題が生じる。
この問題を解決する多値スムージング処理方法として、例えば特願平11−319577号では、第10図に示すように、入力された多値画像データを濃度に応じて複数の濃度プレーンに分解し、濃度プレーン毎にスムージング処理を行い、その濃度プレーン毎のスムージング処理の結果として出力される補正値を合成して画素の配置を補正する方法が提案されている。
第10図は、多値画像データのスムージング処理を行う従来の多値画像形成装置の構成例を示すブロック図である。第10図に示す光学変調信号生成回路42は、画像メモリ読出し部43と、スムージング回路44と、D/A変換部53とを備える。さらにスムージング回路44は、濃度分解部45と、プレーン1補正部46aと、プレーン2補正部46bと、プレーン3補正部46cと、補正値合成部52とを備える。さらにプレーン1補正部46a〜プレーン3補正部46cはそれぞれ、ラインバッファ47と、評価ウィンドウ抽出部50と、補正部51とを備える。第10図において、第4図と同一符号は第4図に示された対象と同一または相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
なお、第10図に示す光学変調信号生成回路42を含むレーザプリンタは、画素単位で、白と黒を含む4階調で印刷を行う。画像メモリ41は、2ビットの画像メモリからなる。画像メモリ41には、図示しない画像展開部により予め印刷可能な状態で多値画像データが展開されている。また、画素単位で白を除き3階調が表現できるので、3つの濃度プレーンが用意されている。ここでは、画素の濃度を0〜3の数値で表し、数値の大きい方を濃度が高いものとする。すなわち、濃度0は白、濃度3は黒に相当するものとする。
制御回路54内の制御クロック信号生成部55は、光学部2から出力される光学走査タイミング信号に同期して制御クロック信号を生成し、光学変調信号生成回路42へ出力する。光学変調信号生成回路42は、制御クロック信号により、本体部1における画像の書き込みの進行に同期して光学変調信号を出力するように制御される。
画像メモリ読出し部43は、画像メモリ41から読み出した多値画像データを濃度分解部45へ出力する。濃度分解部45は、多値画像データの濃度に基づき、所定の分配規則に従って、2値化した画素データをプレーン1補正部46a〜プレーン3補正部46cへ分配出力する。
ここで、濃度分解部45で用いる所定の規則によれば、例えば画素データを画像メモリ41上の画素濃度毎のプレーンに濃度分解して分配する。これにより、画像メモリ41内の濃度1の画素データはプレーン1補正部46aへ、濃度2の画素データはプレーン2補正部46bへ、濃度3の画素データはプレーン3補正部46cへそれぞれ分配される。
プレーン1補正部46a〜プレーン3補正部46cは、入力された画素データに対するスムージング処理を補正部51で行い、対応するレベルの補正値を出力する。ここで、プレーン1補正部46a〜プレーン3補正部46cのそれぞれには、2値化された画素データが入力されている。このため、プレーン1補正部46a〜プレーン3補正部46cは、それぞれ従来の2値画像形成装置におけるスムージング回路と同じ構成であり、且つ同じ補正規則が適用可能である。すなわち、第6図に示すスムージング回路17がそのまま使用可能である。
プレーン1補正部46a〜プレーン3補正部46cのそれぞれから出力された補正値は、補正値合成部52で所定の合成規則に従って合成され、D/A変換部53へ出力される。ここで、補正値合成部52で用いる所定の合成規則によれば、例えば同一の画素についてゼロでないプレーンが存在すると、そのようなプレーンのうち最も濃度の高いプレーンの補正値を優先して出力する。D/A変換部53は、デジタルの補正値を、アナログ強度を表す光学変調信号に変換し、制御クロック信号に従って順次、光学部2へ出力する。
しかしながら、上述した多値スムージング処理方法では、中間調の表現を豊かにして印刷品質を向上させさせようと階調数をあげる、すなわち出力できるレベル数を多くすると、分解すべき濃度プレーン数が増加してしまい、その結果ハードウェアの規模が大きくなってしまうという問題が生じる。
また、従来のスムージング回路をそのまま多値の印刷装置における多値画像データのスムージング処理に適用すると、必要とするルックアップテーブルのサイズが非常に大きくなるという前者の問題に対して、本出願人は既に、第11図に示す多値スムージング処理方法を提案している(特許2001−235080)。
第11図は、多値画像データのスムージング処理を行う従来の多値画像形成装置の他の構成例を示すブロック図である。第11図に示す光学変調信号生成回路61は、画像メモリ読出し部43と、スムージング回路62と、D/A変換部53とを備える。さらにスムージング回路62は、ラインバッファ47と、評価ウィンドウ抽出部50と、2値化処理部63と、補正部64とを備える。第11図において、第4図及び第10図と同一符号は第4図及び第10図に示された対象と同一または相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
なお、第11図に示す光学変調信号生成回路61を含むレーザプリンタは、画素単位で、例えば16階調で印刷を行う。したがって、画像メモリ41は、4ビットの画像メモリからなる。第11図に示すように、評価ウィンドウ抽出部50で切り出した評価ウィンドウ内の画素データは、2値化処理部63で隣接画素との比較により2値化処理を施されて、補正部64へ出力される。補正部64は、2値化処理された評価ウィンドウ内の画素データとルックアップテーブルとの照合を行って2値のLUT補正値を生成し、最後に元データを基準にしてこのLUT補正値を多値に復元する多値化処理を行って多値補正値を生成し、D/A変換部53へ出力する。D/A変換部53は、デジタルの多値補正値を、アナログ強度を表す光学変調信号に変換し、制御クロック信号に従って順次、光学部2へ出力する。
ここで、2値化処理部63が行う2値化処理と、補正部64が行うLUT照合処理と多値化処理について第12図のフローチャートを用いて説明する。第12図は、2値化処理とLUT照合処理と多値化処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、説明のため、各画素のデータは4bitでd=0(白)〜d=15(黒)の16階調で表現される。また、評価ウィンドウサイズ3,主走査方向2分割の場合を例に挙げて説明する。
第13図は、評価ウィンドウの抽出から多値化処理までを示す図である。評価ウィンドウのうち、d1は注目画素の濃度値を示し、d2は注目画素の左に位置する隣接画素の濃度値を示し、d3は注目画素の右に位置する隣接画素の濃度値を示す。2値化評価ウィンドウのパターンのうち、D1は2値化処理された注目画素の濃度値を示す。注目画素におけるLUT補正値のうち、左側の部分の濃度値をD1a、右側の部分の濃度値をD1bとする。注目画素における多値補正値のうち、左側の部分の濃度値をd1a、右側の部分の濃度値をd1bとする。
まず、評価ウィンドウ抽出部50は、ラインバッファ47に保持されている画素データから評価ウィンドウ48内の画素データを抽出する(S1)。次に、2値化処理部63は評価ウィンドウ48内の画素データの2値化処理(S2)を行う。ここで、dmaxはmax(d2,d3)を示し、dminはmin(d2,d3)を示す(S21)。
ステップS22では、dmax−d1>thであるか否かの判定を行い、判定結果がYesであれば後述するステップS4へ移行する。ここでthは閾値であり、例えば2である。一方、ステップS22の判定結果がNoであれば、ステップS23では、d1−dmin>thであるか否かの判定を行い、判定結果がYesであれば後述するステップS5へ移行する。一方、ステップS23の判定結果がNoであれば、後述するステップS3のステップS31へ移行する。
ステップS4では、第14図(a)に示す評価ウィンドウ2値化処理Aを行う。第14図(a)において、ステップS41は、yをy=0,1,2,・・・,n−1に設定し、ステップS42は、xをx=0,1,2,・・・,m−1に設定する。ステップS43では、d1+th/2>d(x,y)であるか否かを判定する。ステップS43の判定結果がYesであれば、ステップS44は0をD(x,y)に設定する。一方、ステップS43の判定結果がNoであれば、ステップS45は1をD(x,y)に設定する。ステップS44またはステップS45の後、ステップS46はxを出力し、ステップS47はyを出力して、処理は第12図に示す処理に戻り、ステップS6の処理へ移行する。
ステップS5では、第14図(b)に示す評価ウィンドウ2値化処理Bを行う。第14図(b)において、ステップS51は、yをy=0,1,2,・・・,n−1に設定し、ステップS52は、xをx=0,1,2,・・・,m−1に設定する。ステップS53では、d1−th/2>d(x,y)であるか否かを判定する。ステップS53の判定結果がYesであれば、ステップS54は0をD(x,y)に設定する。一方、ステップS53の判定結果がNoであれば、ステップS55は1をD(x,y)に設定する。ステップS54またはステップS55の後、ステップS56はxを出力し、ステップS57はyを出力して、処理は第12図に示す処理に戻り、ステップS6の処理へ移行する。
第15図は、2値化処理の結果を示す図である。第15図に示す評価ウィンドウ内の画素データは、上述した2値化処理に従って2値化され、結果として2値評価ウィンドウとなる。2値化した濃度値は、0=ドット無し、1=ドット有りのいずれかを表す。
第12図において、ステップS4またはステップS5の後、補正部64は、2値化処理の結果とルックアップテーブルとを照合するLUT照合処理(S6)を行う。ステップS7では、LUT照合処理の結果、マッチングパターンがあるか否かの判定を行う。ステップS7の判定結果がNoであれば、後述するステップS3のステップS31へ移行する。一方、ステップS7の判定結果がYesであれば、後述するステップS3のステップS32へ移行する。
次に、補正部64は多値化処理(S3)を行う。多値化処理は、第6図と第7図における従来の光学変調信号の補正方法と同様であるが、第6図と第7図における補正データは2値データであるので、再度多値に変換する。多値化処理としては、例えば第16図に示す単純置き換え処理と、第17図に示す平均化処理との2つの方法がある。それぞれの多値化処理では、単純置き換え処理は補正後のエッジがシャープなまま、平均化処理は補正後のエッジがなめらかになるという特徴がある。
まず、第16図に示す単純置き換え処理について説明する。単純置き換え処理では、D1=1の場合、D1aまたはD1bにおいて1は元データd1とし、D1aまたはD1bにおいて0は隣のデータに変換する。これは後述するステップS33の処理で示される。すなわち、D1a×d1+D1a’×d2をd1aに設定し、D1b×d1+D1b’×d3をd1bに設定する(S33)。ここで、「’」は反転を意味する。第16図(a)は、D1=1の場合に単純置き換え処理を用いて多値化処理を行った例を示す図である。
また、単純置き換え処理では、注目画素の濃度値D1=0の場合、D1aまたはD1bにおいて0は元データd1とし、D1aまたはD1bにおいて1は隣のデータに変換する。これは後述するステップS34の処理で示される。すなわち、D1a’×d1+D1a×d2をd1aに設定し、D1b’×d1+D1b×d3をd1bに設定する(S34)。第16図(b)は、D1=0の場合に単純置き換え処理を用いて多値化処理を行った例を示す図である。
次に、第17図に示す平均化処理について説明する。平均化処理では、D1=1の場合、D1aまたはD1bにおいて1は元データd1とし、D1aまたはD1bにおいて0は隣のデータとの中間値に変換する。第17図(a)は、D1=1の場合に平均化処理を用いて多値化処理を行った例を示す図である。
また、平均化処理では、D1=0の場合、D1aまたはD1bにおいて0は元データd1とし、D1aまたはD1bにおいて1は隣のデータとの中間値に変換する。第17図(b)は、D1=0の場合に平均化処理を用いて多値化処理を行った例を示す図である。
図12のフローチャートでは、多値化処理(S3)に上述した単純置き換え処理を使用して説明する。ステップS32は、D1=1であるか否かの判断を行い、ステップS32の判定結果がYesであれば、ステップS33に示す処理を行い、このフローチャートを終了する。一方、ステップS32の判定結果がNoであれば、ステップS34に示す処理を行い、このフローチャートを終了する。一方、ステップS31は、d1をd1aに設定し、d1をd1bに設定し、このフローチャートを終了する。以上の処理を2値化処理部63と補正部64で行うことにより、多値スムージング処理が行われる。
第18図は、第11図に示す従来の多値画像形成装置を用いたカラーレーザプリンタの構成例を示す図である。第18図に示すように、このカラーレーザプリンタは、4つの画像メモリ41a〜41dと、4つの光学変調信号生成回路61a〜61dと、4つの光学部2a〜2dと、4つの像形成部11a〜11dと、制御回路54と、画像展開部71とを備える。各光学変調信号生成回路61a〜61dは、第11図に示す光学変調信号生成回路61の構成と同様である。また、各光学部2a〜2dと各像形成部11a〜11dは、第4図に示す光学部2と像形成部11の構成と同様である。
すなわち、第11図に示す、画像メモリ41と、光学変調信号生成回路61と、光学部2と、像形成部11を、各色プレーン、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の成分、それぞれについて備える。上述したスムージング回路の説明では、K成分について説明したが、C成分、M成分、Y成分についても同様の処理を行う。
入力された印刷データは、画像展開部71へ入力される。画像展開部71は、印刷データをカラー画像データに展開し、カラー画像データを色プレーン毎の多値画像データに分割し、制御クロック信号に従って順次、C成分の多値画像データを画像メモリ41aへ、M成分の多値画像データを画像メモリ41bへ、Y成分の多値画像データを画像メモリ41cへ、K成分の多値画像データを画像メモリ41dへ出力する。
画像メモリ41aにおけるC成分の多値画像データは、光学変調信号生成回路61aと光学部2aと像形成部11aにより処理される。同様に、画像メモリ41bにおけるM成分の多値画像データは、光学変調信号生成回路61bと光学部2bと像形成部11bにより処理され、画像メモリ41cにおけるY成分の多値画像データは、光学変調信号生成回路61cと光学部2cと像形成部11cにより処理され、画像メモリ41dにおけるK成分の多値画像データは、光学変調信号生成回路61dと光学部2dと像形成部11dにより処理される。光学部2a〜2dはそれぞれ、光学走査タイミング信号を制御回路54へ出力する。制御回路54は、光学変調信号生成回路61a〜61dの制御を行う。以上の構成により、第11図に示す多値画像形成装置は、カラーレーザプリンタにも適用できる。
しかしながら、第11図に示す多値画像形成装置をカラーレーザプリンタに適用する際は、色毎に独立して多値スムージング処理が行われるため、色毎の補正量に差が生じ、その結果、エッジ部分に本来無いはずのエッジ疑似色が発生する場合があるといった問題が発生する。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、必要とするルックアップテーブルの規模を大きくすることなくカラー・多値化するとともに、さらにこのスムージング処理後に発生するエッジ疑似色を防止することで、多値カラー画像のスムージング処理を実施できるカラー画像形成装置及びカラー画像形成方法を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明は、入力されたカラー画像データのスムージングを行うカラー画像形成装置であって、前記カラー画像データを、色成分毎の濃度値を表す多値画像データに分割する画像展開手段と、色成分毎の濃度値を表す多値画像データを記憶する画像記憶手段と、前記多値画像データにおける画素のうちスムージングの対象となる注目画素を含む所定の領域のパターンの抽出を行う、前記色成分毎の評価ウィンドウ抽出手段と、前記パターンをドットの有無として表す2値化を行う、前記色成分毎の2値化処理手段と、前記2値化を行ったパターンに基づいて前記注目画素のスムージングと該スムージングの結果の多値化を行い、前記2値化と前記スムージングと前記多値化からなる補正が外部からの指示により有効とされた場合には、前記注目画素における補正後の濃度値を出力し、前記補正が外部からの指示により無効とされた場合には、前記注目画素における補正前の濃度値を出力する、前記色成分毎の補正手段と、例えば全ての前記色成分における前記補正後の濃度値から算出される補正後の色調と、例えば全ての前記色成分における前記補正前の濃度値から算出される補正前の色調との間の色差を算出し、前記色差が所定の範囲内にあれば前記補正を有効とし、前記色差が所定の範囲内になければ前記補正を無効とする判定を行い、前記判定の結果を前記指示として前記補正手段へ出力する判定手段とを備えたことを特徴とするものである。
このような構成によれば、2値画像データに変換してスムージングを行うことにより、階調数を増加させても小規模な回路で実現できると共に、色差に基づいて補正の有効性の判定を行うことにより、2値画像データを用いることに伴うエッジ疑似色の発生を防止することができる。
また、本発明に係るカラー画像形成装置において、前記判定手段は、Lab空間で表現した前記補正後の色調をab平面上に投影した補正後の色要素と、Lab空間で表現した前記補正前の色調をab平面上に投影した補正前の色要素とを用い、前記色差は、補正後の色要素と補正前の色要素との間の距離とすることを特徴とするものである。
このような構成によれば、色要素を用いて補正の有効性の判定を行うことにより、スムージングにおいて色要素が大きく異なるエッジ疑似色の発生を防止することができる。
また、本発明に係るカラー画像形成装置において、前記2値化処理手段は、前記2値化の対象となる注目画素における濃度値と、前記注目画素に隣接する少なくとも1つの画素における濃度値の比較を行い、該比較の結果に基づいて前記注目画素における濃度値を2値化することを特徴とするものである。
このような構成によれば、多値画像データにおける注目する画素とその周辺の画素とを相対比較することにより、スムージングを行うべきエッジを適切に表す2値画像データに変換することができるとともに、多値画像データへの復元を容易にすることができる。
また、本発明に係るカラー画像形成装置において、前記補正手段は、前記領域が取り得るパターンと該パターンに応じた前記注目画素のスムージング結果との組を予め複数記憶したルックアップテーブルを備え、前記スムージングは、該ルックアップテーブルに記憶されたパターンと前記評価ウィンドウ抽出手段が出力したパターンとを照合し、一致した前記パターンに対応して前記ルックアップテーブルに記憶された前記注目画素のスムージング結果を出力することを特徴とするものである。
このような構成によれば、2値のルックアップテーブルを用いることにより、階調数を増加させても小規模な回路で実現できる。
また、本発明に係るカラー画像形成装置において、前記多値化は、前記2値化を行った前記注目画素がドット有りの場合、前記スムージングによりドット有りと表現された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット無しと表現された部分は該部分に隣接する画素の濃度値に変換し、前記2値化を行った前記注目画素がドット無しの場合、前記スムージングによりドット無しと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット有りと表された部分は隣接する画素の濃度値に変換することを特徴とするものである。
また、本発明に係るカラー画像形成装置において、前記多値化は、前記2値化を行った前記注目画素がドット有りの場合、前記スムージングによりドット有りと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット無しと表された部分は該部分に隣接する画素の濃度値と前記注目画素の補正前の濃度値の中間値に変換し、前記2値化を行った前記注目画素がドット無しの場合、前記スムージングによりドット無しと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット有りと表された部分は該部分に隣接する画素の濃度値と前記注目画素の補正前の濃度値の中間値に変換することを特徴とするものである。
このような構成によれば、多値画像データにおける注目する画素と隣接する画素を用いることにより、2値化した多値画像データの適切な復元を容易に行うことができる。
また、本発明は、入力されたカラー画像データのスムージングを行うカラー画像形成方法であって、前記カラー画像データを、色成分毎の濃度値を表す多値画像データに分割し、色成分毎の濃度値を表す多値画像データを記憶し、前記多値画像データにおける画素のうちスムージングの対象となる注目画素を含む所定の領域のパターンの抽出を、前記色成分毎に行い、前記パターンをドットの有無として表す2値化を、前記色成分毎に行い、前記2値化を行ったパターンに基づいて前記注目画素のスムージングと該スムージングの結果の多値化を行い、前記2値化と前記スムージングと前記多値化からなる補正が外部からの指示により有効とされた場合には、前記注目画素における補正後の濃度値を出力し、前記補正が外部からの指示により無効とされた場合には、前記注目画素における補正前の濃度値を出力する処理を、前記色成分毎に行い、例えば全ての前記色成分における前記補正後の濃度値から算出される補正後の色調と、例えば全ての前記色成分における前記補正前の濃度値から算出される補正前の色調との間の色差を算出し、前記色差が所定の範囲内にあれば前記補正を有効とし、前記色差が所定の範囲内になければ前記補正を無効とする判定を行い、前記判定の結果を前記指示とすることを特徴とするものである。
また、本発明に係るカラー画像形成方法において、前記判定は、Lab空間で表現した前記補正後の色調をab平面上に投影した補正後の色要素と、Lab空間で表現した前記補正前の色調をab平面上に投影した補正前の色要素とを用い、前記色差は、補正後の色要素と補正前の色要素との間の距離とすることを特徴とするものである。
また、本発明に係るカラー画像形成方法において、前記2値化は、前記2値化の対象となる注目画素における濃度値と、前記注目画素に隣接する少なくとも1つの画素における濃度値の比較を行い、該比較の結果に基づいて前記注目画素における濃度値を2値化することを特徴とするものである。
また、本発明に係るカラー画像形成方法において、前記スムージングは、前記領域が取り得るパターンと該パターンに応じた前記注目画素のスムージング結果との組を予め複数記憶したルックアップテーブルを用い、該ルックアップテーブルに記憶されたパターンと前記評価ウィンドウ抽出手段が出力したパターンとを照合し、一致した前記パターンに対応して前記ルックアップテーブルに記憶された前記注目画素のスムージング結果を出力することを特徴とするものである。
また、本発明に係るカラー画像形成方法において、前記多値化は、前記2値化を行った前記注目画素がドット有りの場合、前記スムージングによりドット有りと表現された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット無しと表現された部分は該部分に隣接する画素の濃度値に変換し、前記2値化を行った前記注目画素がドット無しの場合、前記スムージングによりドット無しと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット有りと表された部分は隣接する画素の濃度値に変換することを特徴とするものである。
また、本発明に係るカラー画像形成方法において、前記多値化は、前記2値化を行った前記注目画素がドット有りの場合、前記スムージングによりドット有りと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット無しと表された部分は該部分に隣接する画素の濃度値と前記注目画素の補正前の濃度値の中間値に変換し、前記2値化を行った前記注目画素がドット無しの場合、前記スムージングによりドット無しと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット有りと表された部分は該部分に隣接する画素の濃度値と前記注目画素の補正前の濃度値の中間値に変換することを特徴とするものである。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図を用いて詳細に説明する。第1図は、本発明のカラー画像形成装置の構成例を示すブロック図である。第1図に示す光学変調信号生成回路81は、画像メモリ読出し部43と、スムージング回路82と、D/A変換部53とを備える。さらに多値スムージング回路82は、ラインバッファ47と、評価ウィンドウ抽出部50と、2値化処理部63と、補正部83とを備える。さらに、補正部83と画像メモリ41に接続された色調比較部84を備える。第1図において、第4図及び第11図と同一符号は第4図及び第11図に示された対象と同一または相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
また、第2図は、本発明のカラー画像形成装置を用いたカラーレーザプリンタの構成例を示す図である。第2図に示すように、このカラーレーザプリンタは、4つの画像メモリ41a〜41dと、4つの光学変調信号生成回路81a〜81dと、4つの光学部2a〜2dと、4つの像形成部11a〜11dと、制御回路54と、画像展開部71と、色調比較部84とを備える。各光学変調信号生成回路81a〜81dは、第1図に示す光学変調信号生成回路81の構成と同様である。また、各光学部2a〜2dと各像形成部11a〜11dは、第4図に示す光学部2と像形成部11の構成と同様である。すなわち、第1図に示す、画像メモリ41と、光学変調信号生成回路81と、光学部2と、像形成部11を、各色プレーン、C、M、Y、Kの成分、それぞれについて備える。第2図において、第4図及び第18図と同一符号は第4図及び第18図に示された対象と同一または相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
なお、本実施の形態において、画像展開手段は画像展開部71に相当し、画像記憶手段は画像メモリ41と画像メモリ読出し部43とラインバッファ47に相当し、評価ウィンドウ抽出手段は評価ウィンドウ抽出部50に相当し、2値化処理手段は2値化処理部63に相当し、補正手段は補正部83に相当し、判定手段は色調比較部84に相当する。
以下、補正部83と色調比較部84について第3図のフローチャートを用いて説明する。第3図は、2値化処理とLUT照合処理と多値化処理と色調比較の一例を示すフローチャートである。第3図において、第12と同一符号は第12図に示された対象と同一の処理を示しており、ここでの説明を省略する。まず、色調比較部84は、各色の光学変調信号生成回路81a〜81dから得られた補正後のC’M’Y’K’値を色合成して色調を算出すると共に、各色の画像メモリ41a〜41dから得られた補正前のCMYK値を色合成して色調を算出し、(S8)、ステップS9へ移行する。
次に、色調比較部84は色調比較を行う。まず、ステップS9では、補正前の色調と補正後の色調との色差を算出し、色差が設定値以上か否かの判定を行う。ここで、設定値は例えば1である。ステップS9の判定結果により色差が設定値以上の場合、エッジ疑似色発生と判断してステップS10へ移行し、色調比較部84は補正後のC’M’Y’K’値を廃棄して補正前のCMYK値を出力するように各色の補正部83に制御信号を出力する。すなわち、ステップS10では、d1をd1aに設定し、d1をd1bに設定し、このフローチャートを終了する。一方、ステップS9の判定結果により色差が設定値未満の場合、色調比較部84は補正後のC’M’Y’K’値をそのまま出力するように各色の補正部83に制御信号を出力する。
色調比較において、明度変化はエッジ疑似色と認識されにくく、色要素変化が問題になりやすいので、色要素変化量で規定するのが望ましい。例えば、CMYK空間からLab空間へ変換し、ab座標の変化量を比較する。ここで、CMYK空間からLab空間へ変換した、補正前の色調をLab、補正後の色調をL’a’b’で表し、それぞれをab平面上に投影すると、ab座標の変化量は、{(a−a’)+(b−b’)1/2で表される。
以上の構成とすることで、従来のモノクロ2値プリンタに適用したルックアップテーブルに比較してその規模を大きくすることなくカラー・多値化するとともに、スムージング処理後に発生するエッジ疑似色を防止することが可能になる。 なお、上記実施例では、本発明がレーザプリンタに適用されているが、LEDプリンタ、インクジェットプリンタ、さらにディスプレイにも同様に適用可能であることは言うまでもない。
産業上の利用の可能性
以上説明したように、本発明によれば、多値カラー画像を形成するカラー画像形成装置において、必要となるルックアップテーブルに2値プリンタと同等のものを利用することができ、画像形成時に発生するジャギーなどを目立たなくするスムージング処理およびそれに伴うエッジ疑似色の発生を防止することができる。すなわち、構成が簡単で低コストの多値カラー画像形成用スムージング処理が実現できる。
また、写真画像等の画質を上げるために階調数を多くとっても、ハードウェア規模は大きくなることなくスムージング処理が可能であり、評価ウィンドウの抽出やルックアップテーブルとの照合、多値データの印刷処理等は従来技術をそのまま使うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカラー画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
第2図は、本発明のカラー画像形成装置を用いたカラーレーザプリンタの構成例を示す図である。
第3図は、2値化処理とLUT照合処理と多値化処理と色調比較の一例を示すフローチャートである。
第4図は、従来のレーザプリンタの構成例を示すブロック図である。
第5図は、2値画像データのスムージング処理の一例を示す図である。
第6図は、2値画像データのスムージング処理を行う従来の2値画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
第7図は、抽出パターン配置信号に対するスムージング処理の一例を示す図である。
第8図は、多値レーザプリンタの構成例を示すブロック図である。
第9図は、4値画像データのスムージング処理の一例を示す図である。
第10図は、多値画像データのスムージング処理を行う従来の多値画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
第11図は、多値画像データのスムージング処理を行う従来の多値画像形成装置の他の構成例を示すブロック図である。
第12図は、2値化処理とLUT照合処理と多値化処理の一例を示すフローチャートである。
第13図は、評価ウィンドウの抽出から多値化処理までを示す図である。
第14図は、評価ウィンドウ2値化処理Aと評価ウィンドウ2値化処理Bの一例を示すフローチャートである。
第15図は、2値化処理の結果を示す図である。
第16図は、多値化処理として単純置き換え処理を用いた場合の実施例を示す図である。
第17図は、多値化処理として平均化処理を用いた場合の実施例を示す図である。
第18図は、第11図に示す従来の多値画像形成装置を用いたカラープリンタの構成を示す図である。

Claims (12)

  1. 入力されたカラー画像データのスムージングを行うカラー画像形成装置であって、
    前記カラー画像データを、色成分毎の濃度値を表す多値画像データに分割する画像展開手段と、
    色成分毎の濃度値を表す多値画像データを記憶する画像記憶手段と、
    前記多値画像データにおける画素のうちスムージングの対象となる注目画素を含む所定の領域のパターンの抽出を行う、前記色成分毎の評価ウィンドウ抽出手段と、
    前記パターンをドットの有無として表す2値化を行う、前記色成分毎の2値化処理手段と、
    前記2値化を行ったパターンに基づいて前記注目画素のスムージングと該スムージングの結果の多値化を行い、前記2値化と前記スムージングと前記多値化からなる補正が外部からの指示により有効とされた場合には、前記注目画素における補正後の濃度値を出力し、前記補正が外部からの指示により無効とされた場合には、前記注目画素における補正前の濃度値を出力する、前記色成分毎の補正手段と、
    前記色成分における前記補正後の濃度値を色合成して算出される補正後の色調と、前記色成分における前記補正前の濃度値を色合成して算出される補正前の色調との間の色差を算出し、前記色差が所定の範囲内にあれば前記補正を有効とし、前記色差が所定の範囲内になければ前記補正を無効とする判定を行い、前記判定の結果を前記指示として前記補正手段へ出力する判定手段と、
    を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 請求の範囲第1項に記載のカラー画像形成装置において、
    前記判定手段は、Lab空間で表現した前記補正後の色調をab平面上に投影した補正後の色要素と、Lab空間で表現した前記補正前の色調をab平面上に投影した補正前の色要素とを用い、前記色差は、補正後の色要素と補正前の色要素との間の距離とすることを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 請求の範囲第1項に記載のカラー画像形成装置において、
    前記2値化処理手段は、前記2値化の対象となる注目画素における濃度値と、前記注目画素に隣接する少なくとも1つの画素における濃度値の比較を行い、該比較の結果に基づいて前記注目画素における濃度値を2値化することを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 請求の範囲第1項に記載のカラー画像形成装置において、
    前記補正手段は、前記領域が取り得るパターンと該パターンに応じた前記注目画素のスムージング結果との組を予め複数記憶したルックアップテーブルを備え、前記スムージングは、該ルックアップテーブルに記憶されたパターンと前記評価ウィンドウ抽出手段が出力したパターンとを照合し、一致した前記パターンに対応して前記ルックアップテーブルに記憶された前記注目画素のスムージング結果を出力することを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 請求の範囲第1項に記載のカラー画像形成装置において、
    前記多値化は、前記2値化を行った前記注目画素がドット有りの場合、前記スムージングによりドット有りと表現された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット無しと表現された部分は該部分に隣接する画素の濃度値に変換し、前記2値化を行った前記注目画素がドット無しの場合、前記スムージングによりドット無しと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット有りと表された部分は隣接する画素の濃度値に変換することを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 請求の範囲第1項に記載のカラー画像形成装置において、
    前記多値化は、前記2値化を行った前記注目画素がドット有りの場合、前記スムージングによりドット有りと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット無しと表された部分は該部分に隣接する画素の濃度値と前記注目画素の補正前の濃度値の中間値に変換し、前記2値化を行った前記注目画素がドット無しの場合、前記スムージングによりドット無しと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット有りと表された部分は該部分に隣接する画素の濃度値と前記注目画素の補正前の濃度値の中間値に変換することを特徴とするカラー画像形成装置。
  7. 入力されたカラー画像データのスムージングを行うカラー画像形成方法であって、
    前記カラー画像データを、色成分毎の濃度値を表す多値画像データに分割し、
    色成分毎の濃度値を表す多値画像データを記憶し、
    前記多値画像データにおける画素のうちスムージングの対象となる注目画素を含む所定の領域のパターンの抽出を、前記色成分毎に行い、
    前記パターンをドットの有無として表す2値化を、前記色成分毎に行い、
    前記2値化を行ったパターンに基づいて前記注目画素のスムージングと該スムージングの結果の多値化を行い、前記2値化と前記スムージングと前記多値化からなる補正が外部からの指示により有効とされた場合には、前記注目画素における補正後の濃度値を出力し、前記補正が外部からの指示により無効とされた場合には、前記注目画素における補正前の濃度値を出力する処理を、前記色成分毎に行い、
    前記色成分における前記補正後の濃度値を色合成して算出される補正後の色調と、前記色成分における前記補正前の濃度値を色合成して算出される補正前の色調との間の色差を算出し、前記色差が所定の範囲内にあれば前記補正を有効とし、前記色差が所定の範囲内になければ前記補正を無効とする判定を行い、前記判定の結果を前記指示とすることを特徴とするカラー画像形成方法。
  8. 請求の範囲第7項に記載のカラー画像形成方法において、
    前記判定は、Lab空間で表現した前記補正後の色調をab平面上に投影した補正後の色要素と、Lab空間で表現した前記補正前の色調をab平面上に投影した補正前の色要素とを用い、前記色差は、補正後の色要素と補正前の色要素との間の距離とすることを特徴とするカラー画像形成方法。
  9. 請求の範囲第7項に記載のカラー画像形成方法において、
    前記2値化は、前記2値化の対象となる注目画素における濃度値と、前記注目画素に隣接する少なくとも1つの画素における濃度値の比較を行い、該比較の結果に基づいて前記注目画素における濃度値を2値化することを特徴とするカラー画像形成方法。
  10. 請求の範囲第7項に記載のカラー画像形成方法において、
    前記スムージングは、前記領域が取り得るパターンと該パターンに応じた前記注目画素のスムージング結果との組を予め複数記憶したルックアップテーブルを用い、該ルックアップテーブルに記憶されたパターンと前記評価ウィンドウ抽出手段が出力したパターンとを照合し、一致した前記パターンに対応して前記ルックアップテーブルに記憶された前記注目画素のスムージング結果を出力することを特徴とするカラー画像形成方法。
  11. 請求の範囲第7項に記載のカラー画像形成方法において、
    前記多値化は、前記2値化を行った前記注目画素がドット有りの場合、前記スムージングによりドット有りと表現された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット無しと表現された部分は該部分に隣接する画素の濃度値に変換し、前記2値化を行った前記注目画素がドット無しの場合、前記スムージングによりドット無しと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット有りと表された部分は隣接する画素の濃度値に変換することを特徴とするカラー画像形成方法。
  12. 請求の範囲第7項に記載のカラー画像形成方法において、
    前記多値化は、前記2値化を行った前記注目画素がドット有りの場合、前記スムージングによりドット有りと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット無しと表された部分は該部分に隣接する画素の濃度値と前記注目画素の補正前の濃度値の中間値に変換し、前記2値化を行った前記注目画素がドット無しの場合、前記スムージングによりドット無しと表された部分は前記注目画素の補正前の濃度値、前記スムージングによりドット有りと表された部分は該部分に隣接する画素の濃度値と前記注目画素の補正前の濃度値の中間値に変換することを特徴とするカラー画像形成方法。
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