JP2003045371A - イオン注入装置の基板支持部材およびイオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置の基板支持部材およびイオン注入装置

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JP2003045371A
JP2003045371A JP2001220040A JP2001220040A JP2003045371A JP 2003045371 A JP2003045371 A JP 2003045371A JP 2001220040 A JP2001220040 A JP 2001220040A JP 2001220040 A JP2001220040 A JP 2001220040A JP 2003045371 A JP2003045371 A JP 2003045371A
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Yasuhiko Matsunaga
保彦 松永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を大幅に変更することなく、イオン注入
角度の範囲を大きくすることができるイオン注入装置の
基板支持部材およびイオン注入装置を提供する。 【解決手段】 イオン注入装置のターゲットチャンバ内
には、基板支持部材8が配置されている。基板支持部材
8はハブ9を有し、このハブ9は、ターゲットチャンバ
内を上下方向に延びる揺動シャフト10の先端部に回転
可能に設けられている。ハブ9には、複数本のアーム1
1が放射状に延びるように取り付けられており、各アー
ム11の先端部には、ウェハWを保持するためのウェハ
保持部12が設けられている。また、ハブ9は、上下方
向に延びる軸Jを中心として矢印C 1,C2方向(前後方
向)に傾動可能な構成となっている。各ウェハ保持部1
2の表面は、ハブ9の回転面に対してハブ9の径方向に
延びるラインを支軸にして所定の角度θだけ傾斜してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハ等の基板に
イオンビームを照射してイオン注入を行うイオン注入装
置の基板支持部材およびイオン注入装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的なバッチ式のイオン注入装置は、
ターゲットチャンバと、このターゲットチャンバ内に配
置された基板支持部材とを備え、基板支持部材に支持さ
れたウェハにイオンビームを照射してイオン注入を行
う。基板支持部材は、例えば、ホイールやディスク等の
回転体と、この回転体に設けられ、ウェハを保持する複
数の基板保持部とを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実際のイオン注入プロ
セスでは、イオンビームをウェハ表面に垂直に照射する
だけでなく、イオンビームをウェハ表面に対して斜めに
照射することがある。従来のイオン注入装置において、
イオン注入角度を変更する場合は、回転体を、その回転
軸に垂直な軸を中心にして傾動させている。しかし、タ
ーゲットチャンバ等の構造上、回転体を傾動させる角度
には制限がある。この場合には、イオン注入角度の範囲
が制限されるため、必要とするイオン注入角度でイオン
注入を行うことができない場合がある。
【0004】本発明の目的は、構造を大幅に変更するこ
となく、イオン注入角度の範囲を大きくすることができ
るイオン注入装置の基板支持部材およびイオン注入装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、イオン注入装
置のターゲットチャンバ内に配置される回転体と、回転
体に設けられ、基板を保持する複数の基板保持部とを備
えた基板支持部材であって、基板保持部の表面は、回転
体の回転面に対して回転体の径方向に延びるラインを支
軸にして傾斜していることを特徴とするものである。
【0006】このような本発明においては、回転体が傾
動していない通常位置にあるときは、基板保持部の表面
は、回転体の回転面に対して回転体の径方向に延びるラ
インを支軸にして傾斜した状態にあるため、イオンビー
ムは基板の表面に対して斜めに照射される。この状態
で、回転体を、その回転軸に垂直な軸を中心にして一方
向に傾動させると、イオンビームは基板の表面に対して
更に斜めに照射される。また、回転体を、その回転軸に
垂直な軸を中心にして他方向に傾動させると、イオンビ
ームの照射方向は基板の表面に垂直な方向に近づく。こ
れにより、回転体の傾動角度を増大させるべくターゲッ
トチャンバ等の構造を変更しなくても、イオン注入角度
の範囲を大きくすることができる。
【0007】好ましくは、基板保持部は、その表面が裏
面に対して回転体の径方向に延びるラインを支軸にして
傾斜するように回転体に設けられている。これにより、
基板保持部が損傷等したときは、基板保持部のみを交換
すればよいので、製作コストを抑えることができる。
【0008】また、好ましくは、回転体は、ハブと、ハ
ブに放射状に取り付けられた複数本のアームとを有し、
基板保持部は、各アームの先端部に設けられている。こ
れにより、基板保持部またはアームの構造を変えること
で、基板保持部の表面を、回転体の回転面に対して回転
体の径方向に延びるラインを支軸にして傾斜させること
ができる。
【0009】また、本発明は、ターゲットチャンバと、
ターゲットチャンバ内に配置され、基板を支持する基板
支持部材とを備え、基板支持部材に支持された基板にイ
オンビームを照射してイオン注入を行うイオン注入装置
であって、基板支持部材は、回転軸に垂直な軸を中心に
して傾動可能な回転体と、回転体に設けられ、基板を保
持する複数の基板保持部とを有し、基板保持部の表面
は、回転体の回転面に対して回転体の径方向に延びるラ
インを支軸にして傾斜していることを特徴とするもので
ある。
【0010】このような本発明においては、回転体が傾
動していない通常位置にあるときは、基板保持部の表面
は、回転体の回転面に対して回転体の径方向に延びるラ
インを支軸にして傾斜した状態にあるため、イオンビー
ムは基板の表面に対して斜めに照射される。この状態
で、回転体を、その回転軸に垂直な軸を中心にして一方
向に傾動させると、イオンビームは基板の表面に対して
更に斜めに照射される。また、回転体を、その回転軸に
垂直な軸を中心にして他方向に傾動させると、イオンビ
ームの照射方向は基板の表面に垂直な方向に近づく。こ
れにより、回転体の傾動角度を増大させるべくターゲッ
トチャンバ等の構造を変更しなくても、イオン注入角度
の範囲を大きくすることができる。
【0011】好ましくは、回転体は、ターゲットチャン
バ内に延びる揺動部材に支持されている。これにより、
回転体をスキャンさせることができるので、イオンビー
ム自体を移動させるための構成が不要となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板支持部材
およびイオン注入装置の好適な実施形態について図面を
参照して説明する。
【0013】図1は、本発明に係るイオン注入装置の一
実施形態を示す概略斜視図である。同図において、イオ
ン注入装置1は、イオンビームを発生させるビームライ
ン部2と、このビームライン部2からのイオンビームを
ウェハ(基板)Wに照射してイオン注入を行うイオン注
入部3と、このイオン注入部3に、イオン注入すべきウ
ェハWを供給するウェハローダ部4とを備えている。
【0014】ビームライン部2は、図示はしないが、イ
オン源系、イオンビーム引出し・加速系、質量分析系等
から構成されている。イオン源系は、ドーピングガスを
放電させることにより高密度のプラズマ状態を作り出
す。イオンビーム引出し・加速系は、上記プラズマを構
成するイオンを引き出すと共に加速させ、イオンビーム
を形成する。質量分析系は、磁界の強さを調整すること
で、上記イオンビームから所望のイオン種のみを取り出
す。
【0015】イオン注入部3は、ボックス状のターゲッ
トチャンバ5を有し、このターゲットチャンバ5の壁部
には、ビームライン部2からのイオンビームを入射する
ための開口部6が形成されている。また、ターゲットチ
ャンバ5の内部は、ポンプ7により所定の真空度に減圧
されている。
【0016】ターゲットチャンバ5内には、ウェハWを
支持するためのホイール型の基板支持部材8が配置され
ている。基板支持部材8はハブ9を有し、このハブ9
は、ターゲットチャンバ5内を上下方向に延びる揺動シ
ャフト10の先端部に回転可能に設けられている。ハブ
9には、複数本のアーム11が放射状に延びるように取
り付けられており、各アーム11の先端部には、ウェハ
Wを保持するためのウェハ保持部12が設けられてい
る。なお、ハブ9及び複数本のアーム11は回転体を構
成する。
【0017】ハブ9は、図示しないモータ及び駆動機構
により矢印A方向に回転駆動される。また、揺動シャフ
ト10は、図示しないモータ及び駆動機構により矢印B
方向に沿って揺動される。これにより、基板支持部材8
が回転しながら左右方向にスキャンし、これに伴って、
各ウェハ保持部12に保持されたウェハWがビームライ
ン部2からのイオンビームを横切る。このため、各ウェ
ハWの全面にイオンビームが照射されてイオン注入が行
われる。なお、ここでは、基板支持部材8を左右方向に
揺動させるものとしたが、上下方向に揺動させる構成と
してもよい。
【0018】また、ハブ9は、図2に示すように、図示
しないモータ及び駆動機構により上下方向に延びる軸J
を中心として矢印C1,C2方向(前後方向)に傾動可能
な構成となっている。これにより、ハブ9の傾動角度を
変えることで、ウェハWに対するイオン注入角度を変え
ることができる。なお、ハブ9の最大傾動角は、ターゲ
ットチャンバ5の構造上の点から、例えば±10〜15
°となっている。
【0019】このような基板支持部材8において、各ウ
ェハ保持部12の表面は、図2及び図3に示すように、
ハブ9の回転面に対してハブ9の径方向に延びるライン
を支軸にして所定の角度θだけ傾斜している。なお、各
ウェハ保持部12の表面の傾斜方向および傾斜量は全て
同じである。
【0020】図4は、アーム11とウェハ保持部12と
の結合部分を示したものである。同図において、アーム
11の先端部には円形のヒートシンクパドル13が設け
られ、このヒートシンクパドル13には冷却水路14が
形成されている。この冷却水路14は、アーム11の基
端部から先端部にわたって設けられた供給用水路15及
び戻し用水路16と連通している。
【0021】ヒートシンクパドル13の表面には、金属
製のウェハ保持部12がボルト17で着脱自在に固定さ
れている。ウェハ保持部12は、図5に示すように、そ
の表面(ウェハ装着面)12aが裏面12bに対して傾
斜した略円盤状をなしている。そして、ウェハ保持部1
2は、その表面12aが裏面12bに対してアーム11
の長手方向に延びるラインを支軸にして傾斜するように
ヒートシンクパドル13に取り付けられている。これに
より、各ウェハ保持部12の表面12aは、ハブ9の回
転面に対してハブ9の径方向に延びるラインを支軸にし
て傾斜することとなる。このようにテーパ状の表面12
aをもったウェハ保持部12を使用するので、冷却水路
14等を有するアーム11の先端部の構造を変えること
なく、ウェハ保持部12の表面12aをハブ9の回転面
に対して傾斜させることができる。これによりコスト的
に有利となる。
【0022】また、ヒートシンクパドル13には、図示
しないバネを有するウェハ拘束具18及びストッパ19
が設けられており、ウェハ保持部12の表面12aにウ
ェハWが装着されたときに、ウェハWがウェハ保持部1
2から外れないようにしている。
【0023】図1に戻り、ウェハローダ部4は、ターゲ
ットチャンバ5に隣接して配置されたロードロックチャ
ンバ20を有し、このロードロックチャンバ20とター
ゲットチャンバ5との間にはアイソレーションバルブ2
1が設けられている。ロードロックチャンバ20内に
は、図示しないウェハ搬送ロボットが配置されている。
このウェハ搬送ロボットは、ウェハカセットに収容され
たウェハWを把持してウェハ保持部12の表面12aに
装着すると共に、ウェハ保持部12からウェハWを取り
外す。
【0024】以上のように構成したイオン注入装置1に
よりイオン注入を行う場合、ウェハ搬送ロボット(図示
せず)により複数枚のウェハWを基板支持部材8の各ウ
ェハ保持部12に保持させる。そして、基板支持部材8
を回転させながら左右方向に沿って揺動させる。また、
ビームライン部2によりイオンビームを発生させる。す
ると、全てのウェハWの全面にイオンビームが照射さ
れ、イオン注入が行われる。このとき、必要に応じて基
板支持部材8を前後方向に傾動させることによって、所
望のイオン注入角度でイオン注入を行う。これにより、
ウェハWの表面に対して垂直な方向にイオン注入した
り、ウェハWの表面に対して斜め方向にイオン注入する
ことができる。
【0025】ウェハWの表面に対して斜め方向にイオン
注入した場合は、ウェハ搬送ロボット(図示せず)によ
りウェハWをウェハ保持部12から一旦取り外し、その
ウェハWを180度回転させる。そして、当該ウェハW
を再びウェハ保持部12に保持させ、上記と同様にイオ
ン注入を行う。これにより、イオンビームがウェハW全
面に均一に打ち込まれる。なお、ここでは、ウェハWを
180度回転させることで、1枚のウェハWに対して2
回のイオン注入を行うようにしたが、ウェハWの90度
回転を3回行うことで、1枚のウェハWに対して4回の
イオン注入を行う方式をとってもよい。
【0026】ここで、従来一般の基板支持部材を図6に
示す。なお、図2に示すものと同一の部材には、同じ符
号を付してある。同図において、基板支持部材50はウ
ェハ保持部51を有し、このウェハ保持部51の表面は
ハブ9(基板支持部材50)の回転面に対して平行にな
っている。このような基板支持部材50においては、基
板支持部材50が傾動しない初期状態では、イオンビー
ムがウェハWの表面に垂直に照射される、つまりイオン
注入角度が90度となる。
【0027】このとき、基板支持部材50の最大傾動角
を例えば±15°とした場合には、基板支持部材50を
矢印C1,C2方向のいずれに傾動させても、イオン注入
角度の範囲は、ウェハWの表面に垂直な方向に対して0
〜15°にしかならない。この場合には、ウェハWの表
面に垂直な方向に対して大きな傾斜をもったイオン注入
ができないため、チャネリング(結晶中の原子核や電子
と衝突せずに結晶内部まで侵入してしまうこと)を防止
したり、ウェハWの表面に形成されたホールの側壁にイ
オンを打ち込むことが困難になる虞がある。また、この
ような不具合を防止すべく、基板支持部材50の最大傾
動角を大きくすることが考えられるが、この場合には、
ターゲットチャンバを大きくする等、イオン注入部の構
造を大幅に変更する必要があり、大幅なコストアップに
つながる。
【0028】これに対し、本実施形態の基板支持部材8
では、図2に示すように、ウェハ保持部12の表面を、
ハブ9(基板支持部材8)の回転面に対してハブ9の径
方向に延びるラインを支軸として傾斜させる構成とした
ので、上記の不具合を回避することが可能となる。
【0029】即ち、基板支持部材8の回転面に対するウ
ェハ保持部12の表面の傾斜角θを例えば15°とし、
基板支持部材8の最大傾動角を例えば±15°とした場
合、基板支持部材8が傾動しない初期状態では、イオン
ビームがウェハWの表面に垂直な方向に対して15°の
角度で照射される。そして、基板支持部材8を−15°
(矢印C1方向に15°)の角度で傾動させると、イオ
ン注入角度は、ウェハWの表面に垂直な方向(ウェハW
の表面に垂直な方向に対して0°)となる。一方、基板
支持部材8を+15°(矢印C2方向に15°)の角度
で傾動させると、イオン注入角度は、ウェハWの表面に
垂直な方向に対して30°となる。つまり、イオン注入
角度の範囲は、ウェハWの表面に垂直な方向に対して0
〜30°となる。
【0030】このように本実施形態によれば、ターゲッ
トチャンバ5等の構造を変えることなしに、イオン注入
角度の範囲を増大させることができる。従って、チャネ
リングを防止したり、ウェハWの表面に形成されたホー
ルの側壁にイオンを打ち込むことが可能となる。このと
き、一度イオン注入を行ったウェハWをウェハ保持部1
2から取り外して、例えば180度回転させ、そのウェ
ハWを再び各ウェハ保持部12の表面に装着してイオン
注入を行うので、ウェハWの表面に対して斜め方向にイ
オンを打ち込む場合であっても、イオン注入の対称性が
損なわれることは無い。
【0031】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、ウェハ保
持部12の表面を裏面に対して傾斜させることで、ウェ
ハ保持部12の表面を基板支持部材8の回転面に対して
傾斜させる構成としたが、これ以外にも、アームの構造
を変更して、ウェハ保持部12の表面を基板支持部材8
の回転面に対して傾斜させる構成としてもよい。この一
例を図7に示す。
【0032】同図において、基板支持部材30は複数本
のアーム31を有し、各アーム31の基端にはピニオン
32が設けられている。また、基板支持部材30のハブ
9には、リングギア33が回転自在に設けられており、
このリングギア33には各ピニオン32が噛み合ってい
る。そして、図示しない駆動モータによりリングギア3
3を回転させると、アーム31の先端部に設けられたウ
ェハ保持部12の表面が基板支持部材30の回転面に対
してハブ9の径方向に延びるラインを支軸として傾斜す
るように、アーム31が駆動される。この場合には、リ
ングギア33の回転量を変えることで、ウェハ保持部1
2の表面の傾斜量を調整できる。
【0033】また、上記実施形態では、基板支持部材8
は上下方向に延びる軸J(図2参照)を中心として前後
方向に傾動可能な構成となっているが、本発明は、ハブ
9の回転軸と軸Jの両方に垂直な方向に延びる軸を中心
として上下方向に傾動可能な基板支持部材にも適用可能
である。
【0034】さらに、上記実施形態の基板支持部材は、
ハブ9及び複数本のアーム11を有し、各アーム11の
先端部にウェハ保持部12を設けたホイール型の基板支
持部材であるが、本発明は、特にホイール型に限らず、
回転体であるディスクに複数のウェハ保持部を設けたデ
ィスク型の基板支持部材にも適用できる。
【0035】また、上記実施形態は、揺動シャフト10
により基板支持部材8自体がスキャンするものである
が、本発明は、特にこれに限らず、イオンビームを移動
させるタイプのイオン注入装置にも適用可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、基板保持部の表面を、
回転体の回転面に対して回転体の径方向に延びるライン
を支軸にして傾斜させる構成としたので、イオン注入装
置の構造を大きく変更することなく、イオン注入角度の
範囲を広くすることができる。これにより、コストを大
幅に削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイオン注入装置の一実施形態を示
す概略斜視図である。
【図2】図1に示す基板支持部材の概略平面図である。
【図3】図1に示す基板支持部材の概略正面図である。
【図4】図1に示すアームの先端部およびウェハ保持部
を示す断面図である。
【図5】図4に示すウェハ保持部の斜視図である。
【図6】従来におけるイオン注入装置の基板支持部材の
一例を示す概略平面図である。
【図7】本発明に係るイオン注入装置の基板支持部材の
他の実施形態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1…イオン注入装置、5…ターゲットチャンバ、8…基
板支持部材、9…ハブ(回転体)、10…揺動シャフト
(揺動部材)、11…アーム、12…ウェハ保持部(基
板保持部)、12a…表面、12b…裏面、W…ウェハ
(基板)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 保彦 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 4K029 CA10 CA15 DE00 JA02 5C034 CC11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン注入装置のターゲットチャンバ内
    に配置される回転体と、前記回転体に設けられ、基板を
    保持する複数の基板保持部とを備えた基板支持部材であ
    って、 前記基板保持部の表面は、前記回転体の回転面に対して
    前記回転体の径方向に延びるラインを支軸にして傾斜し
    ているイオン注入装置の基板支持部材。
  2. 【請求項2】 前記基板保持部は、その表面が裏面に対
    して前記回転体の径方向に延びるラインを支軸にして傾
    斜するように前記回転体に設けられている請求項1記載
    のイオン注入装置の基板支持部材。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、ハブと、前記ハブに放射
    状に取り付けられた複数本のアームとを有し、 前記基板保持部は、前記各アームの先端部に設けられて
    いる請求項1または2記載のイオン注入装置の基板支持
    部材。
  4. 【請求項4】 ターゲットチャンバと、前記ターゲット
    チャンバ内に配置され、基板を支持する基板支持部材と
    を備え、前記基板支持部材に支持された前記基板にイオ
    ンビームを照射してイオン注入を行うイオン注入装置で
    あって、 前記基板支持部材は、回転軸に垂直な軸を中心にして傾
    動可能な回転体と、前記回転体に設けられ、前記基板を
    保持する複数の基板保持部とを有し、 前記基板保持部の表面は、前記回転体の回転面に対して
    前記回転体の径方向に延びるラインを支軸にして傾斜し
    ているイオン注入装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体は、前記ターゲットチャンバ
    内に延びる揺動部材に支持されている請求項4記載のイ
    オン注入装置。
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