JP3064269B2 - イオン注入装置及びイオン注入方法 - Google Patents

イオン注入装置及びイオン注入方法

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JP3064269B2 JP10310665A JP31066598A JP3064269B2 JP 3064269 B2 JP3064269 B2 JP 3064269B2 JP 10310665 A JP10310665 A JP 10310665A JP 31066598 A JP31066598 A JP 31066598A JP 3064269 B2 JP3064269 B2 JP 3064269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造プロセスの1つであるイオン注入装置及びイオン注
入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超LSIに代表される半導体デバイスに
対しては、常に、より一層の高集積化・高機能化が求め
られている。かかる要請に応えるためには、半導体デバ
イスの製造プロセスを最適な条件下で行うことが必要と
なる。このため、従来においては、予め様々な条件で半
導体デバイスを試作し、その試作された半導体デバイス
の特性を評価することで、各製造プロセスの最適な条件
を見出すこととしている。
【0003】半導体製造プロセスの1つであるイオン注
入プロセスにおいても、最適な条件を得るために、予め
いろいろな条件でイオン注入を行うこととしている。勿
論、イオン注入プロセスではイオン注入装置を用いるた
め、イオン注入プロセスの条件は実質的にはイオン注入
装置の運転条件を意味する。
【0004】イオン注入装置は、基本的には、イオンを
発生させ所望のイオン種を選択してイオンビームとする
イオンビーム発生部と、このイオンビーム発生部からの
イオンビームをプロセス用のシリコンウェハに照射して
イオン注入を行うイオン注入部とから構成されている。
イオン注入部としては、内部が真空となっているターゲ
ットチャンバと、このターゲットチャンバ内に配置され
たウェハ支持ホイールとを備えた形式のものが広く知ら
れている。ウェハ支持ホイールは、ターゲットチャンバ
内に揺動可能に取り付けられた揺動シャフトと、この揺
動シャフトの先端部に回転可能に取り付けられたハブ
と、このハブから放射状に延び且つそれぞれの先端にシ
リコンウェハを保持するためのウェハホルダを有する複
数本のアームとから構成されている。ウェハ支持ホイー
ルは、ハブを中心として回転すると共に、イオンビーム
がウェハの全面に照射されるようイオンビームに直交す
る面内で揺動するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
イオン注入装置においては、1回のイオン注入プロセス
でイオンをウェハ全面にわたって均一に注入するように
運転される。言い換えるならば、従来一般のイオン注入
装置により処理されたウェハのドーズ量は、ウェハ面内
においてほぼ均一になる。このため、例えば複数のイオ
ン注入条件を評価するためには、少なくとも条件分の枚
数のウェハを用意して処理する必要があった。
【0006】しかし、デバイス特性を評価してイオン注
入の条件を決定するには、1枚のウェハから得られるチ
ップの全ては必要ないため、多くのチップが無駄となっ
ていた。特に、近年のウェハの大径化に伴い、より多く
のチップが無駄となり、しかもウェハ1枚当たりのコス
トも高価となるので、ウェハ全面にわたってイオンを均
一に注入するという方法には問題がある。
【0007】また、従来においては、1枚のウェハを用
いて複数のイオン注入条件を評価するために、1枚のウ
ェハ上に異なる複数種類のドーズ量領域を形成すること
も考えられているが、この場合にはマスキング等が必要
となるため、その分イオン注入を行うための工数が多く
なり、コストも高価になる。
【0008】本発明の目的は、マスキング等を行うこと
なしに、1回のイオン注入プロセスで1枚のウェハ上に
複数種類のドーズ量領域を形成することができるイオン
注入装置及びイオン注入方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、イオンビームを発生するイオンビーム発
生部と、イオン注入されるウェハを支持するウェハ支持
ホイールであって、イオンビーム発生部からのイオンビ
ームがウェハの表面全体を走査するよう、ウェハを旋回
させるべく回転可能であると共に、揺動シャフトにより
揺動可能に支持されている前記ウェハ支持ホイールと、
ウェハ支持ホイールを回転させる第1駆動モータと、ウ
ェハ支持ホイールを揺動させる、正逆両方向に駆動可能
であり且つ速度調整可能である第2駆動モータと、ウェ
ハの表面全体にイオンが均一に注入されるように予め設
定された複数の基本揺動速度モードのいずれかに基づい
て第2駆動モータを回転させウェハ支持ホイールの揺動
速度を制御する制御手段とを備えるイオン注入装置にお
いて、制御手段は、ウェハ支持ホイールの揺動範囲にお
ける任意に選定された切換位置で複数の基本揺動速度モ
ードのうちのいずれかの基本揺動速度モードが他の基本
揺動速度モードに切り換わるよう第2駆動モータの回転
速度を制御し、ウェハの表面にドーズ量が異なる複数の
領域を形成する構成とする。
【0010】以上のように構成した本発明は、ウェハ支
持ホイールを揺動させる第2駆動モータとして、正逆両
方向に駆動可能であり且つ速度調整可能であるモータを
用いると、ウェハ支持ホイールの揺動速度を瞬時に急激
に変えることができるという知見に基づいて考えられた
ものである。上記のような制御手段を設けることによ
り、ウェハ支持ホイールが揺動範囲を揺動する途中で、
ある基本揺動速度モードが他の基本揺動速度モードに切
り換わることによってウェハ支持ホイールの揺動速度が
瞬時に変化し、その結果ウェハ上にはいくつかの異なる
ドーズ量領域が形成される。したがって、マスキング等
を行わなくても、1回のイオン注入プロセスで1枚のウ
ェハ上に確実に複数種類のドーズ量領域を形成すること
ができる。
【0011】上記イオン注入装置において、制御手段
は、より具体的には、選定された切換位置で複数の基本
揺動速度モードのうちのいずれかの基本揺動速度モード
が他の基本揺動速度モードに切り換わる制御用揺動速度
モードを設定する設定手段と、設定手段で設定した制御
用揺動速度モードに応じて第2駆動モータを回転駆動さ
せる駆動制御手段とを備える。
【0012】また、上記の目的を達成するため、本発明
は、イオンビームを発生するイオンビーム発生部と、イ
オン注入されるウェハを支持するウェハ支持ホイールで
あって、イオンビーム発生部からのイオンビームがウェ
ハの表面全体を走査するよう、ウェハを旋回させるべく
回転可能となっていると共に、揺動シャフトにより揺動
可能に支持されているウェハ支持ホイールと、ウェハ支
持ホイールを回転させる第1駆動モータと、ウェハの表
面全体にイオンが均一に注入されるように予め設定され
た基本揺動速度モードに従ってウェハ支持ホイールを揺
動させる、正逆両方向に駆動可能であり且つ速度調整可
能である第2駆動モータとを備えるイオン注入装置を用
いるイオン注入方法において、イオン注入時に、ウェハ
支持ホイールの揺動範囲における任意に選定した切換位
置で、基本揺動速度モードが他の基本揺動速度モードに
切り換わるよう第2駆動モータの回転速度を調整し、ウ
ェハの表面にドーズ量が異なる複数の領域を形成する。
【0013】これにより、上述したように、マスキング
等を行うことなしに、1回のイオン注入プロセスで1枚
のウェハ上に複数種類のドーズ量領域を形成することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明が係わるイオン注入装置の
分解斜視図である。イオン注入装置10は、イオンビー
ムを発生するイオンビーム発生部12と、このイオンビ
ーム発生部12からのイオンビームをプロセス用のシリ
コンウェハWに照射して注入するイオン注入部14と、
このイオン注入部14にシリコンウェハWを供給するウ
ェハローダ部16とを備えている。
【0016】イオンビーム発生部12は、図示しない
が、イオン源系、イオンビーム引出し・前段加速系、質
量分析系及び後段加速系等から構成されている。イオン
源系は、ガス供給源(図示せず)から送り込まれたドー
ピングガスを放電させることにより、高密度のプラズマ
状態を作り出すことができるようになっている。イオン
ビーム引出し・前段加速系では、イオン源系との電圧差
を利用して、上記プラズマを構成するイオンを引き出す
と共に加速し、イオンビームを形成する。このイオンビ
ームは、質量分析系において所望のイオン種のみを残
し、後段加速系で加速されてイオン注入部14に注入さ
れる。
【0017】イオン注入部14は、内部が真空とされる
ボックスタイプのターゲットチャンバ18と、ターゲッ
トチャンバ18内に配置されたウェハ支持ホイール20
とを備えている。ターゲットチャンバ18の一方の壁面
には開口22が形成され、この開口22からイオンビー
ム発生部12からのイオンビームが照射されるようにな
っている。また、ターゲットチャンバ18の他方の壁面
には、開口22に対向する位置にビームストップ24
(図2参照)が配設されている。ビームストップ24
は、ウェハ支持ホイール20を通過したイオンビームを
受け止めるためのものである。
【0018】ウェハ支持ホイール20は、ターゲットチ
ャンバ18内に揺動可能に取り付けられた揺動シャフト
26と、この揺動シャフト26の先端に回転可能に取り
付けられたハブ28と、このハブ28から放射状に延び
る複数本のアーム30とから構成されている。各アーム
30の先端部には、ウェハWを支持するためのウェハホ
ルダ32が設けられている。ハブ28は矢印A方向に回
転し、また、揺動シャフト26は矢印B方向に沿って所
定の揺動角度で揺動する。その結果、各ウェハホルダ3
2に支持されたウェハWはそれぞれイオンビーム発生部
12からのイオンビームを横切ると共に、その全面にイ
オンビームが照射され、イオン注入が行われる。
【0019】図2は、ウェハ支持ホイール20を作動さ
せるための制御系を示す構成図である。イオン注入装置
10は、上述した構成に加えて、ハブ28を矢印A方向
に回転させる第1駆動モータ34と、揺動シャフト26
を矢印B方向に沿って揺動させる第2駆動モータ36
と、揺動シャフト26の揺動角を検出する回転センサ3
8と、後述する複数の制御用揺動速度モードのいずれか
を選択入力するための入力装置40と、回転センサ38
及び入力装置40からの信号に基づいて所定の演算処理
を実行し、第2駆動モータ36を制御する制御装置42
とを備えている。
【0020】第1駆動モータ34は、揺動シャフト26
に結合された駆動アーム44に取り付けられ、図示しな
いベルト等の駆動伝達機構を介してハブ28を一定の速
度で回転させる。第2駆動モータ36は、正逆両方向に
回転可能でありかつ速度調整可能であるモータであり、
図示しない取付ブラケットに固定され、ベルト44を介
して揺動シャフト26を揺動させる。
【0021】制御装置42は、記憶部42Aと、目標値
設定部42Bと、演算部42Cと、増幅部42Dとを有
している。
【0022】記憶部42Aは、揺動シャフト26が両エ
ンド位置間を揺動するときの速度変位を規定した複数の
制御用揺動速度モードを予め記憶しておくものである。
ここで、揺動速度とは、ウェハ支持ホイール20の回転
中心の速度をいう。以下、この制御用揺動速度モードに
ついて詳細に説明する。
【0023】図3は、記憶部42Aに記憶されている複
数の制御用揺動速度モードの1つを示したものであり、
X軸が揺動シャフト26の一方のエンド位置を基準とし
たときの揺動シャフト26の揺動角θを示し、Y軸が揺
動シャフト26の揺動速度vを示している。同図に示す
θ1は、ウェハ支持ホイール20がウェハWにおけるハ
ブ28中心に最も遠い部分にイオン注入される位置(以
下、第1位置という)にあるときの揺動シャフト26の
揺動角θであり、同図に示すθ2は、ウェハ支持ホイー
ル20がウェハWにおけるハブ28中心に最も近い部分
にイオン注入される位置(以下、第2位置という)にあ
るときの揺動シャフト26の揺動角θである。なお、Y
軸のプラス側(X軸よりも上側)は、第2駆動モータ3
6を回転させて揺動シャフト26を第1位置側から第2
位置側に揺動させるときの速度を示し、Y軸のマイナス
側(X軸よりも下側)は、第2駆動モータ36を逆方向
に回転させて揺動シャフト26を第2位置側から第1位
置側に揺動させるときの速度を示している。
【0024】同図において、矢印が付された実線Pが制
御用揺動速度モードを示したものであり、この制御用揺
動速度モードPは、2つの基本揺動速度モードQ及びR
を組み合わせて形成されたものである。ここで、基本揺
動速度モードとは、揺動シャフト26が両エンド位置間
を揺動したときにウェハWにイオンが均一に注入され
る、つまりウェハWのドーズ量が均一になるように予め
設定された揺動シャフト26の揺動速度を規定したモー
ドである。点線で示す基本揺動速度モードQにおける揺
動シャフト26の揺動速度vは、v=f(θ)+C1で
表される。一方、1点鎖線で示す基本揺動速度モードR
における揺動シャフト26の揺動速度vは、v=f
(θ)/2+C2で表され、揺動シャフト26の揺動角
θの全域にわたって基本揺動速度モードQにおける揺動
速度vのほぼ1/2となる。これにより、基本揺動速度
モードQに従って揺動シャフト26を揺動させたときの
ウェハWのドーズ量は、基本揺動速度モードRに従って
揺動シャフト26を揺動させたときのウェハWのドーズ
量のほぼ1/2になる。
【0025】以上のような制御用揺動速度モードPに従
って揺動シャフト26を第1位置側から第2位置側に揺
動させると、まず基本揺動速度モードQに従って揺動速
度が変位し、第1位置と第2位置の中間位置(以下、切
換位置という)に達すると、その後は基本揺動速度モー
ドRに従って揺動速度が変位していく。また、制御用揺
動速度モードPに従って揺動シャフト26を第2位置側
から第1位置側に揺動させると、まず基本揺動速度モー
ドRに従って揺動速度が変位し、切換位置に達すると、
その後は基本揺動速度モードQに従って揺動速度が変位
していく。
【0026】図2に戻り、目標値設定部42Bは、入力
装置40で選択入力された制御用揺動速度モードを記憶
部42Aから読み込み、これをフィードバック制御の目
標値として設定する。演算部42Cは、回転センサ38
の検出値を入力し、この検出値及び内蔵タイマ(図示せ
ず)から揺動シャフト26の実際の揺動速度を求め、こ
の実際の揺動速度と目標値設定部42Bで設定した目標
揺動速度とを比較し、実際の揺動速度が目標揺動速度に
なるような指令値を求める。増幅部42Dは、演算部4
2Cで求めた指令値を増幅して制御信号を生成し、この
制御信号を第2駆動モータ36に出力する。
【0027】なお、上記の構成においては、2つの基本
揺動速度モードを組み合わせて生成した複数の制御用揺
動速度モードを記憶部42Aに予め記憶しておくものと
したが、複数の基本揺動速度モードを記憶部42Aに記
憶しておいてもよい。この場合には、入力装置40によ
り複数の基本揺動速度モードの中から2つの基本揺動速
度モードを選択入力し、目標値設定部42Bにおいて、
選択入力された2つの基本揺動速度モードを記憶部42
Aから読み出し、これらを組み合わせて制御用揺動速度
モードを生成するようにする。
【0028】以上のような制御装置42において、記憶
部42A及び目標値設定部42Bは、選定された切換位
置で複数の基本揺動速度モードのうちのいずれかの基本
揺動速度モードが他の基本揺動速度モードに切り換わる
制御用揺動速度モードを設定する設定手段を構成し、演
算部42C及び増幅部42Dは、設定手段で設定した制
御用揺動速度モードに応じて第2駆動モータ36を回転
駆動させる駆動制御手段を構成する。
【0029】以上のように構成した本実施形態におい
て、例えば半導体デバイスの試作及び評価時にイオン注
入を行う場合、ウェハローダ部16のカセット(図示せ
ず)内に収容された複数枚のウェハWをロボット(図示
せず)によりターゲットチャンバ18内に搬送し、ウェ
ハ支持ホイール20の各ウェハホルダ32にそれぞれ装
着する。そして、第1駆動モータ34によりウェハ支持
ホイール20を矢印A方向に回転させながら、第2駆動
モータ36によりウェハ支持ホイール20を矢印B方向
に沿って第1位置側から第2位置側に揺動させることに
よって、各ウェハWの全面にイオンビーム発生部12か
らのイオンビームを照射してイオン注入する。
【0030】このとき、入力装置40で複数の制御用揺
動速度モードの中から図3に示すような制御用揺動速度
モードPを選択入力した場合には、まずウェハ支持ホイ
ール20は基本揺動速度モードQに応じた速度で揺動
し、第1位置と第2位置との間の中間の切換位置に達す
るとウェハ支持ホイール20の速度が瞬時に激減し、ウ
ェハ支持ホイール20は基本揺動速度モードRに応じた
速度で揺動していく。したがって、各ウェハWには基本
揺動速度モードQ及びRに対応した2つの面積がほぼ等
しいドーズ量領域が形成される。また、その時の各ウェ
ハW表面の半分の領域におけるドーズ量は他の半分の領
域におけるドーズ量の2倍となる。
【0031】以上のように本実施形態にあっては、1回
のイオン注入プロセスで1枚のウェハWに2つの異なる
ドーズ量領域を形成することができるので、従来のよう
にいちいちマスキング等を行なくて済み、その分工数を
減らすことができ、これにより、イオン注入に要する時
間を短縮できると共に、コストを削減することができ
る。また、1回のイオン注入プロセスで異なる特性のチ
ップが1枚のウェハから得られるため、無駄となるチッ
プの数を減らすこともでき、この点でもコストを削減す
ることができる。
【0032】なお、本実施形態では、2つの基本揺動速
度モードを組み合わせて生成した制御用揺動速度モード
に従ってウェハ支持ホイール20の揺動速度を制御し、
1枚のウェハWに2つの異なるドーズ量領域を形成する
ようにしたが、特にこのような形態に限らず、3つ以上
の基本揺動速度モードを組み合わせて生成した制御用揺
動速度モードに従ってウェハ支持ホイール20の揺動速
度を制御し、1枚のウェハWに3つ以上の異なるドーズ
量領域を生成するようにしてもよい。
【0033】また、本発明は、半導体デバイスの試作及
び評価だけでなく、実際の半導体デバイスの製造におい
ても適用できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、マスキング等を行うこ
となしに、1回のイオン注入プロセスで1枚のウェハ上
に複数種類のドーズ量領域を形成することができるの
で、効率化を図ることができるとともに、コストを削減
できる。また、1回のイオン注入プロセスで異なる特性
のチップが1枚のウェハから得られるため、無駄となる
チップの数を減らすこともでき、この点でもコストを削
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が係わるイオン注入装置の分解斜視図で
ある。
【図2】図1に示すウェハ支持ホイールを作動させるた
めの制御系を示す構成図である。
【図3】図2に示す制御装置の記憶部に記憶される制御
用揺動速度モードの一例である。
【符号の説明】
10…イオン注入装置、12…イオンビーム発生部、1
8…ターゲットチャンバ、20…ウェハ支持ホイール、
34…第1駆動モータ、36…第2駆動モータ、38…
回転センサ、40…入力装置、42…制御装置(制御手
段)、42A…記憶部(設定手段)、42B…目標値設
定部(設定手段)、42C…演算部(駆動制御手段)、
42D…増幅部(駆動制御手段)、W…ウェハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 龍一 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地 内 アプライド マテリアルズ ジャパ ン 株式会社内 (72)発明者 松永 保彦 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地 内 アプライド マテリアルズ ジャパ ン 株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−213339(JP,A) 特開 昭50−18176(JP,A) 特開 昭62−88249(JP,A) 特開 平3−257170(JP,A) 実開 平2−91146(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/265 H01J 37/317 C23C 14/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオンビームを発生するイオンビーム発
    生部と、 イオン注入されるウェハを支持するウェハ支持ホイール
    であって、前記イオンビーム発生部からのイオンビーム
    が前記ウェハの表面全体を走査するよう、前記ウェハを
    旋回させるべく回転可能であると共に、揺動シャフトに
    より揺動可能に支持されている前記ウェハ支持ホイール
    と、 前記ウェハ支持ホイールを回転させる第1駆動モータ
    と、 前記ウェハ支持ホイールを揺動させる、正逆両方向に駆
    動可能であり且つ速度調整可能である第2駆動モータ
    と、 前記ウェハの表面全体にイオンが均一に注入されるよう
    に予め設定された複数の基本揺動速度モードのいずれか
    に基づいて前記第2駆動モータを回転させ前記ウェハ支
    持ホイールの揺動速度を制御する制御手段とを備えるイ
    オン注入装置であって、 前記制御手段は、前記ウェハ支持ホイールの揺動範囲に
    おける任意に選定された切換位置で前記複数の基本揺動
    速度モードのうちのいずれかの基本揺動速度モードが他
    の基本揺動速度モードに切り換わるよう前記第2駆動モ
    ータの回転速度を制御し、前記ウェハの表面にドーズ量
    が異なる複数の領域を形成することを特徴とするイオン
    注入装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記選定された切換位置で前記複数の基本揺動速度モー
    ドのうちのいずれかの基本揺動速度モードが他の基本揺
    動速度モードに切り換わる制御用揺動速度モードを設定
    する設定手段と、 前記設定手段で設定した制御用揺動速度モードに応じて
    前記第2駆動モータを回転駆動させる駆動制御手段とを
    備えることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入装
    置。
  3. 【請求項3】 イオンビームを発生するイオンビーム発
    生部と、イオン注入されるウェハを支持するウェハ支持
    ホイールであって、前記イオンビーム発生部からのイオ
    ンビームが前記ウェハの表面全体を走査するよう、前記
    ウェハを旋回させるべく回転可能となっていると共に、
    揺動シャフトにより揺動可能に支持されている前記ウェ
    ハ支持ホイールと、前記ウェハ支持ホイールを回転させ
    る第1駆動モータと、前記ウェハの表面全体にイオンが
    均一に注入されるように予め設定された基本揺動速度モ
    ードに従って前記ウェハ支持ホイールを揺動させる、正
    逆両方向に駆動可能であり且つ速度調整可能である第2
    駆動モータとを備えるイオン注入装置を用いるイオン注
    入方法であって、 イオン注入時に、前記ウェハ支持ホイールの揺動範囲に
    おける任意に選定した切換位置で、基本揺動速度モード
    が他の基本揺動速度モードに切り換わるよう前記第2駆
    動モータの回転速度を調整し、前記ウェハの表面にドー
    ズ量が異なる複数の領域を形成することを特徴とするイ
    オン注入方法。
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