JP2000294187A - イオン注入装置及びイオン注入方法 - Google Patents

イオン注入装置及びイオン注入方法

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JP2000294187A
JP2000294187A JP11102545A JP10254599A JP2000294187A JP 2000294187 A JP2000294187 A JP 2000294187A JP 11102545 A JP11102545 A JP 11102545A JP 10254599 A JP10254599 A JP 10254599A JP 2000294187 A JP2000294187 A JP 2000294187A
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wafer
ion beam
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ion
closing mechanism
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耕一 ▲高▼田
Koichi Takada
Ryuichi Miura
龍一 三浦
Yasuhiko Matsunaga
保彦 松永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン注入装置及びイオン注入方法におい
て、ウェハ保持部に付着する汚れを少なくし、ウェハの
冷却効率を向上させる。 【解決手段】 制御装置45は、まずウェハ搬送ロボッ
ト44を制御してウェハWをウェハ保持部28の表面に
装着し、駆動モータ12a,12bを制御して開閉機構
11を開く。続いて、駆動モータ24,26を制御して
イオン注入を行う。続いて、駆動モータ12a,12b
を制御して開閉機構11を閉じ、ウェハ搬送ロボット4
4を制御して各ウェハ保持部28からウェハWを取り外
す。したがって、イオンビーム発生部8からのイオンビ
ームIBは開閉機構11で遮断されるため、イオンビー
ムIBがターゲットチャンバ16内のビームストップ2
0に打ち込まれてパーティクルが発生することは無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハにイオンビ
ームを照射してイオン注入を行うイオン注入装置及びイ
オン注入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にイオン注入装置は、イオンビーム
を形成するビームライン部と、このビームライン部から
のイオンビームをプロセス用のシリコンウェハに照射し
てイオン注入を行うイオン注入部と、このイオン注入部
にウェハを供給するウェハローダ部とを備えている。
【0003】イオン注入部は、内部が真空とされるター
ゲットチャンバを備え、このターゲットチャンバ内には
ウェハ支持台が設置されている。ウェハ支持台は、例え
ば、揺動可能な揺動シャフトを備えており、この揺動シ
ャフトにはハブが回転可能に取り付けられ、このハブに
は複数本のアームが放射状に延びており、各アームの先
端部には、ウェハを保持するためのウェハ支持手段(ウ
ェハ保持部)が設けられている。また、ウェハローダ部
は、内部が真空とされるロードロックチャンバを備え、
このロードロックチャンバ内には、ウェハ収容カセット
に収容されたウェハを把持してウェハ保持部の位置まで
搬送するウェハ搬送ロボットが設置されている。
【0004】このようなイオン注入装置においては、ウ
ェハに対してイオン注入を行うと、ウェハが高温になる
ため、ウェハ保持部に冷却水路を設け、この冷却水路に
冷却水を流し込むことによって、ウェハ保持部の表面に
保持されたウェハを冷却するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記イオン注入装置に
よりイオン注入プロセスを実行すると、イオンビーム発
生部からのイオンビームはウェハに打ち込まれるだけで
なく、ターゲットチャンバに設けられたビームストップ
にも打ち込まれる。このようにウェハ以外のターゲット
チャンバ内の構成要素に打ち込まれたイオンは、スパッ
タリング等により汚染の原因となり得る。
【0006】ところで、イオンビームの立ち上げ時には
イオンビームの進行方向の調整等にある程度の時間を要
するため、一旦イオンビームを立ち上げたら、イオン注
入を行っていない間も、イオンビームを出し続けるよう
にしている場合が多い。しかし、この場合には、ウェハ
保持部の表面は露出状態となるため、イオンビームのス
パッタ等により発生したパーティクルや原子、分子等が
ウェハ保持部の表面に付着してしまう。このような状態
で、イオン注入を行うべくウェハ保持部の表面にウェハ
を装着すると、ウェハ裏面とウェハ保持部の表面との間
に隙間が生じるため、両者間で良好な熱伝導性が得られ
なくなり、結果として上記冷却水によるウェハの冷却効
率が低下してしまう。
【0007】本発明の目的は、ウェハ保持部に付着する
汚れを少なくし、ウェハの冷却効率を向上させることが
できるイオン注入装置及びイオン注入方法を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、内部が真空とされるターゲットチャンバ
と、ターゲットチャンバ内に設置されたウェハ支持手段
と、ウェハ支持手段に保持されたウェハに照射するイオ
ンビームを発生するイオンビーム発生手段と、ターゲッ
トチャンバとイオンビーム発生手段との間に配置され、
イオンビーム発生手段からのイオンビームを通過・遮断
させる開閉機構と、開閉機構を開閉させる駆動手段と、
ターゲットチャンバに隣接して配置され、内部が真空と
されるロードロックチャンバと、ロードロックチャンバ
内に設置されたウェハ搬送手段と、駆動手段及びウェハ
搬送手段を制御する制御手段とを備えたイオン注入装置
であって、制御手段は、ウェハ支持手段にウェハが保持
された後、開閉機構が開くように、駆動手段及びウェハ
搬送手段を制御し、開閉機構が閉じた後、ウェハ支持手
段からウェハを取り外すように、駆動手段及びウェハ搬
送手段を制御するイオン注入装置を提供する。
【0009】以上のように構成した本発明においては、
ウェハにイオンビームを照射してイオン注入を行う前
に、ウェハ搬送手段を制御してウェハ支持手段(ウェハ
保持部)にウェハを保持させ、駆動手段を制御して開閉
機構を開き、ウェハへのイオン注入が終了すると、駆動
手段を制御して開閉機構を閉じ、ウェハ搬送手段を制御
してウェハ保持部からウェハを取り外す。したがって、
イオン注入が終了した後、次のイオン注入が開始される
までの間は、イオンビーム発生手段からのイオンビーム
は開閉機構で遮断されてウェハ保持部に到達しなくな
る。このため、ウェハ保持部からウェハを取り外してウ
ェハ保持部の表面が露出状態となっても、イオンビーム
がビームストップに打ち込まれることによって生じる汚
れがウェハ保持部の表面に付着することはほとんど無く
なる。このため、次のイオン注入プロセスにおいてウェ
ハ保持部の表面にウェハを装着したときには、ウェハ裏
面がほぼ全面にわたってウェハ保持部の表面に接触する
ようになる。これにより、ウェハとウェハ保持部との間
に良好な熱伝導性が得られるようになり、冷却水による
ウェハの冷却効率が向上する。
【0010】上記イオン注入装置において、好ましく
は、制御手段は、ウェハ支持手段からウェハを取り外し
た後、ウェハ支持手段にダミーウェハが保持されると共
に、開閉機構が開くように、駆動手段及びウェハ搬送手
段を制御する。これにより、開閉機構の閉じられる時間
を短くすることができる。
【0011】この場合、好ましくは、制御手段は、ウェ
ハ支持手段からウェハを取り外した後、ロードロックチ
ャンバ内に引き続きイオン注入すべきウェハがあるかど
うかを監視し、イオン注入すべきウェハがあると判断さ
れると、ウェハ支持手段にウェハが保持された後、開閉
機構が開くように、駆動手段及びウェハ搬送手段を制御
し、イオン注入すべきウェハがないと判断されると、ウ
ェハ支持手段にダミーウェハが保持された後、開閉機構
が開くように、駆動手段及びウェハ搬送手段を制御す
る。これにより、ロードロックチャンバ内に引き続きイ
オン注入されるべきウェハがあるときには、そのウェハ
が直ちにウェハ支持手段に保持されることになるため、
効率の良いイオン注入処理が行える。
【0012】また、上記の目的を達成するため、本発明
は、内部が真空とされるターゲットチャンバと、ターゲ
ットチャンバ内に設置されたウェハ支持手段と、ウェハ
支持手段に保持されたウェハに照射するイオンビームを
発生するイオンビーム発生手段と、ターゲットチャンバ
とイオンビーム発生手段との間に配置され、イオンビー
ム発生手段からの前記イオンビームを通過・遮断させる
開閉機構と、開閉機構を開閉させる駆動手段と、ウェハ
支持手段にウェハが保持されていないときに、開閉機構
が閉じるように駆動手段を制御する制御手段とを備える
イオン注入装置を提供する。これにより、上述したよう
に、イオン注入と次のイオン注入との間で、ウェハ支持
手段に汚れが付着することはほとんど無くなり、冷却水
によるウェハの冷却効率が向上する。
【0013】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明は、内部が真空とされるターゲットチャンバと、ター
ゲットチャンバ内に設置されたウェハ支持手段と、ウェ
ハ支持手段に保持されたウェハに照射するイオンビーム
を発生するイオンビーム発生手段と、ターゲットチャン
バとイオンビーム発生手段との間に配置され、イオンビ
ーム発生手段からのイオンビームを通過・遮断させる開
閉機構とを備えたイオン注入装置を使用してイオン注入
を行うイオン注入方法であって、ウェハ支持手段にウェ
ハを保持させた後、開閉機構を開く第1の工程と、ウェ
ハにイオンビームを照射してイオン注入を行う第2の工
程と、ウェハへのイオン注入が終了すると、開閉機構を
閉じた後、ウェハ支持手段からウェハを取り外す第3の
工程とを含み、イオンビームの照射を維持しながら第1
〜第3の工程を繰り返して行うイオン注入方法を提供す
る。これにより、第3の工程と第1の工程との間で、ウ
ェハ支持手段に汚れが付着することはほとんど無くなる
ため、上述したように、次のイオン注入時にウェハ支持
手段にウェハを保持させたときに、冷却水によるウェハ
の冷却効率が向上する。
【0014】上記イオン注入方法において、好ましく
は、第3の工程と第1の工程との間に、ウェハ支持手段
にダミーウェハを保持させた後、開閉機構を開く第4の
工程をさらに含む。これにより、上述したように、開閉
機構の閉じられる時間を短くすることができる。
【0015】また、上記の目的を達成するため、本発明
は、複数のウェハ支持手段の各々に保持されたウェハに
対してイオンビーム発生手段からのイオンビームを連続
的に照射することによりイオン注入を行うイオン注入方
法であって、複数のウェハ支持手段の少なくとも1つに
ウェハが保持されていないときに、イオンビーム発生手
段からウェハ支持手段に照射されるイオンビームを遮断
させるイオン注入方法を提供する。これにより、上述し
たように冷却水によるウェハの冷却効率が向上するよう
になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るイオン注入装
置の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明に係るイオン注入装置の一
実施形態を概略的に示す構成図であり、図2はそのイオ
ン注入装置の斜視図である。同図において、イオン注入
装置1は、イオンビームIBを形成するビームライン部
2と、このビームライン部2からのイオンビームIBを
シリコンウェハWに照射してイオン注入を行うイオン注
入部3と、このイオン注入部3にウェハWを供給するウ
ェハローダ部4とを備えている。
【0018】ビームライン部2は、イオン源5、イオン
ビーム引出し・加速系6、質量分析系7からなるイオン
ビーム発生部8と、質量分解部9とで構成されている。
各系はハウジングないしはチューブにより囲まれてお
り、その内部は真空ポンプ10a,10bにより所定の
真空度に減圧されている。
【0019】イオン源5は、図示しないガス供給源から
送り込まれたドーピングガスを放電させることにより、
高密度のプラズマ状態を作り出す。イオンビーム引出し
・加速系6は、1対の引き出し電極6a,6aを有し、
この引き出し電極6a,6aに負電圧に印加させると、
上記プラズマを構成するイオンが引き出されると共に加
速され、イオンビームIBが形成される。質量分析系7
は、分析マグネット部7aを有し、磁界の強さを調整す
ることで、上記イオンビームIBから所望のイオン種の
みを取り出す。
【0020】質量分解部9は、質量分析系7からのイオ
ンビームIBのうち必要とするイオンビームIBのみを
通過させるものであり、イオンビーム発生部8からのイ
オンビームIBを通過・遮断させる開口幅が調整可能な
開閉機構11と、この開閉機構11を開閉させる駆動モ
ータ12a,12bと、開閉機構11の近傍位置に配置
され、イオンビームIBが通過するスリット13a〜1
3cとを有している。
【0021】このような質量分解部9の具体的な構造を
図3に示す。同図において、開閉機構11は、スリット
13cの後面側(質量分析系7側)に配置された1対の
シャッタ板14a,14bを有し、各シャッタ板14
a,14bの上端部には、後方に延びる作動片15a,
15bの一端が結合しており、この作動片15a,15
bの他端は駆動モータ12a,12bの回転部に結合し
ている。そして、各シャッタ板14a,14bは、駆動
モータ12a,12bにより矢印A方向に沿って所定角
度で揺動される。なお、シャッタ板14a,14bは、
後述する制御装置45からの信号により互いに反対方向
に同じ角度だけ揺動し、開閉するようになっている。
【0022】図1及び図2に戻り、イオン注入部3は、
質量分解部9に連結されたターゲットチャンバ16を備
え、このターゲットチャンバ16内部はクライオポンプ
17により所定の真空度に減圧されている。
【0023】ターゲットチャンバ16を形成する壁部に
おいて、質量分解部9との接続部分には、イオンビーム
IB入射用の開口部18が形成され、この開口部18に
対向する部分には、ファラデーボックス19が取り付け
られている。このファラデーボックス19には、イオン
ビームIBを受け止めるためのビームストップ20が配
置されており、このビームストップ20は、イオンビー
ム照射量を検出する図示しないイオン検出器を有してい
る。ターゲットチャンバ16内におけるイオンビームI
Bが通る部位にはプラズマシャワー21が配置されてお
り、このプラズマシャワー21は、ウェハWにイオンビ
ームIBが入射されたときに、ウェハWがチャージアッ
プするのを防止する。
【0024】また、ターゲットチャンバ16内には、イ
オン注入されるウェハWを支持するためのウェハ支持台
22が設置されている。このウェハ支持台22は、ター
ゲットチャンバ16内に揺動可能に取り付けられた揺動
シャフト23を有し、この揺動シャフト23は駆動モー
タ24により図2の矢印B方向に沿って所定角度で揺動
される。揺動シャフト23の先端部にはハブ25が回転
可能に取り付けられており、このハブ25は駆動モータ
26により図2の矢印C方向に回転駆動される。ハブ2
5には複数本のアーム27が放射状に延びており、各ア
ーム27の先端部にはウェハWが保持されるウェハ保持
部(ウェハ支持手段)28が設けられている。
【0025】このウェハ保持部28の具体的構造を図4
及び図5に示す。同図において、ウェハ保持部28は、
アーム27の先端部に取り付けられた円形のヒートシン
クパドル29を有し、このヒートシンクパドル29には
冷却水路30が形成されている。この冷却水路30は、
アーム27の基端部から先端部にかけて形成された供給
用冷却水路31及び戻し用冷却水路32と連通してい
る。
【0026】ヒートシンクパドル29の表面には、金属
製の円形のヒートシンク挿入体33が固定具34で固定
されている。また、ヒートシンクパドル29とヒートシ
ンク挿入体33との間には、熱伝導性のある弾性体シー
ト35が配置されており、両者間に良好な熱伝導性が与
えられるようにしている。ヒートシンク挿入体33の表
面には、熱伝導性のある弾性体シート36が取り付けら
れており、この弾性体シート36の表面にウェハWが装
着されるようになっている。また、ヒートシンクパドル
29には、図示しないバネを有するウェハ拘束具37及
びストッパ38が設けられており、弾性体シート36の
表面にウェハWが装着されたときに、ウェハWが弾性体
シート36から外れないようにしている。
【0027】図1及び図2に戻り、ウェハローダ部4は
ターゲットチャンバ11に隣接して配置されたロードロ
ックチャンバ39を有しており、このロードロックチャ
ンバ39の内部は、図示しない真空ポンプにより真空と
される。ロードロックチャンバ39とターゲットチャン
バ16との間には搬送路40が形成され、この搬送路4
0にはアイソレーションバルブ41が介設されており、
ロードロックチャンバ39とターゲットチャンバ16と
の間を分離できるようになっている。
【0028】ロードロックチャンバ39内には、ウェハ
収容カセット42,43が載置されるカセット載置部K
が設けられている。ウェハ収容カセット42は、イオン
注入されるべき複数枚のウェハWを収容するためのカセ
ットであり、カセット載置部Kに複数(例えば2個)載
置されるようになっている。ウェハ収容カセット43
は、複数枚のダミーウェハWdを収容するためのカセッ
トである。ここで、ダミーウェハWdとは、イオン注入
を行っていないとき等に、ウェハ保持部28の弾性体シ
ート36の表面を保護するためのウェハであり、イオン
注入されるべきウェハWと同様の形状、重量のものが用
いられる。なお、ダミーウェハは、イオン注入されるウ
ェハWと同じものに限らず、弾性体シート36の表面を
保護するためのものであれば、何でもかまわない。ただ
し、イオン注入されるウェハWと同じものを使用すれ
ば、別にダミーウェハを作る手間が省ける。
【0029】また、カセット載置部Kにはカセット検知
センサ39aが設けられており、この検知センサ39a
により、イオン注入されるウェハWを収容したウェハ収
容カセット42が所定位置に置かれているかどうかを監
視している。
【0030】また、ロードロックチャンバ39内には、
ウェハ支持台22のウェハ保持部28の位置にウェハW
を搬送するためのウェハ搬送ロボット44が設置されて
いる。このウェハ搬送ロボット44は、図示しない複数
のアクチュエータにより回動及び摺動自在な搬送アーム
44aを備えており、この搬送アーム44aを操作する
ことによって、ウェハ収容カセット42,43内に収容
されたウェハWを把持してウェハ保持部28の弾性体シ
ート36の表面に装着すると共に、弾性体シート36か
らウェハWを取り外してカセット42,43に戻す。
【0031】前述した開閉機構11を駆動する駆動モー
タ12a,12b、ウェハ支持台22の駆動モータ2
4,26、アイソレーションバルブ41及びウェハ搬送
ロボット44の各アクチュエータは、制御装置45から
の制御信号によって駆動される。この制御装置45によ
るイオン注入処理手順を図6に示す。なお、図6のフロ
ーチャートでは、ビームライン部2によるイオンビーム
IBの立ち上げ及び調整は既に行われているものとす
る。
【0032】まず、図示しない指示スイッチ等によりイ
オン注入動作開始が指示されると、アイソレーションバ
ルブ41を開くように制御すると共に、ウェハ搬送ロボ
ット44の各アクチュエータを制御し、ウェハ収容カセ
ット42内に収容されたウェハWをウェハ保持部28の
表面に装着する(ステップ101)。このとき、ウェハ
支持台22は、イオンビームIBがウェハ保持部28に
当たることのないウェハ取付位置にあり、ウェハ搬送ロ
ボット44を制御しながら駆動モータ26をも制御し、
ウェハ支持台22を回転させて各ウェハ保持部28の表
面に順次ウェハWを取り付けていく。続いて、例えばタ
ーゲットチャンバ16内に設けられた図示しないセンサ
からの信号に基づいて、全てのウェハ保持部28にウェ
ハWが装着されたと判断すると、駆動モータ12a,1
2bを制御し、開閉機構11を開く(ステップ10
2)。
【0033】続いて、アイソレーションバルブ41を閉
じるように制御すると共に、駆動モータ24,26を制
御し、ウェハ支持台22を一定に高速回転させると共に
ウェハ取付位置から揺動させ、イオン注入を行う(ステ
ップ103)。
【0034】続いて、ビームストップ20に設けたイオ
ン検出器からの信号及び内部のタイマで測定した時間に
基づいて、全てのウェハWに対してイオン注入が行われ
たと判断すると、駆動モータ12a,12bを制御し、
開閉機構11を閉じる(ステップ104)。続いて、駆
動モータ24を制御してウェハ支持台22をウェハ取付
位置に移動させると共に、アイソレーションバルブ41
を開くように制御する。そして、ウェハ搬送ロボット4
4の各アクチュエータを制御し、各ウェハ保持部28か
らウェハWを取り外してウェハ収容カセット42内に戻
す(ステップ105)。
【0035】続いて、カセット検知センサ39aからの
信号に基づいて、引き続きイオン注入されるべき新しい
ウェハWが収納されたウェハ収容カセット42がカセッ
ト載置部Kの所定位置に置かれているかどうかを判断し
(ステップ106)、当該ウェハ収容カセット42があ
ると判断されると、上述したステップ101に進む。
【0036】一方、そのようなウェハ収容カセット42
は無いと判断されると、ウェハ搬送ロボット44の各ア
クチュエータを制御し、ウェハ収容カセット43内に収
容されたダミーウェハWdを各ウェハ保持部28の表面
に装着する(ステップ107)。その後、アイソレーシ
ョンバルブ41を閉じるように制御する。続いて、図示
しないセンサ(前述)からの信号に基づいて、全てのウ
ェハ保持部28にダミーウェハWdが装着されたと判断
すると、駆動モータ12a,12bを制御し、開閉機構
11を開く(ステップ108)。
【0037】続いて、カセット検知センサ39aの検知
信号から、次にイオン注入される新しいウェハWが収納
されたウェハ収容カセット42がカセット載置部Kの所
定位置に置かれているかどうかを判断する(ステップ1
09)。そして、当該ウェハ収容カセット42があると
判断されると、駆動モータ12a,12bを制御し、開
閉機構11を閉じる(ステップ110)。続いて、アイ
ソレーションバルブ41を開くように制御すると共に、
ウェハ搬送ロボット44を制御し、各ウェハ保持部28
からダミーウェハWdを取り外してウェハ収容セット4
3内に戻す(ステップ111)。その後、上述したステ
ップ101以降の処理を実行する。
【0038】なお、上記手順では、各ウェハ保持部28
にウェハW及びダミーウェハWdを装着した後で開閉機
構11を開くように制御したが(ステップ101,10
2,107,108)、ウェハW及びダミーウェハWd
を装着する直前に開閉機構11を開くように制御しても
かまわない。
【0039】以上のように構成したイオン注入装置1を
用いた本発明に係るイオン注入方法について説明する。
【0040】まず、開閉機構11が閉じられている状態
において、アイソレーションバルブ41を開き、ウェハ
搬送ロボット44の搬送アーム44aを操作してウェハ
収容カセット42内に収容されたウェハWを各ウェハ保
持部28の表面に装着する(図6のステップ101)。
そして、開閉機構11を開き、1対のシャッタ板14
a,14b間からイオンビームIBを通過させる(図6
のステップ102)。そして、アイソレーションバルブ
41を閉じ、全てのウェハW全面にイオンビームIBを
照射してイオン注入を行う(図6のステップ103)。
【0041】全てのウェハWに対してイオン注入が行わ
れると、開閉機構11を閉じ、イオンビームIBを遮断
する(図6のステップ104)。そして、アイソレーシ
ョンバルブ41を開き、各ウェハ保持部28からウェハ
Wを取り外してウェハ収容カセット42内に戻す(図6
のステップ105)。このとき、イオンビームIBは開
閉機構11で遮断されるため、イオンビームIBがビー
ムストップ20に打ち込まれてパーティクルが発生する
ことは無い。また、イオンビームIBが開閉機構11に
当たることによって生じるパーティクルは、真空ポンプ
10bにより質量分解部9の外部に吸い出され、開口部
18からターゲットチャンバ16内に入り込むことは無
い。したがって、ウェハ保持部28の表面が露出して
も、イオンビームのスパッタ等による汚れが弾性体シー
ト36の表面に付着することはほとんどない。
【0042】続いて、引き続きイオン注入されるべき新
しいウェハWが収納されたウェハ収容カセット42がロ
ードロックチャンバ39内の所定位置にあれば、引き続
きその新しいウェハWを各ウェハ保持部28の表面に装
着し(図6のステップ106→101)、そのウェハW
に対してイオン注入を行う。
【0043】一方、新しいウェハWが収納されたウェハ
収容カセット42がロードロックチャンバ39内の所定
位置に無ければ、ウェハ搬送ロボット44によりウェハ
収容カセット43内に収容されたダミーウェハWdを各
ウェハ保持部28の表面に装着する(図6のステップ1
07)。このダミーウェハWdの取付中は、開閉機構1
1が閉じられたままとなっているので、上述したように
弾性体シート36の表面に汚れが付着することはほとん
どない。そして、開閉機構11を開き、1対のシャッタ
板14a,14b間からイオンビームIBを通過させる
(図6のステップ108)。その後、アイソレーション
バルブ41を閉じる。
【0044】その後、オペレータは、イオン注入後のウ
ェハWが収納された全てのウェハ収容カセット42をロ
ードロックチャンバ39の外部に出し、新しいウェハW
が収納されたウェハ収容カセット42をロードロックチ
ャンバ39内に搬入し、カセット載置部Kの所定位置に
置く。この時、ロードロックチャンバ39の内部は雰囲
気に開放されるため、図示しない真空ポンプによりロー
ドロックチャンバ39内を所望の真空度まで減圧する。
この間は、開閉機構11が開いているため、イオンビー
ムIBがビームストップ20に打ち込まれるが、各ウェ
ハ保持部28の表面はダミーウェハWdで保護されてい
るので、弾性体シート36の表面に汚れが付着すること
はない。
【0045】その後、開閉機構11を閉じ、イオンビー
ムIBを遮断する(図6のステップ109→110)。
そして、アイソレーションバルブ41を開き、ウェハ搬
送ロボット44により各ウェハ保持部28からダミーウ
ェハWdを取り外してウェハ収容カセット43内に戻す
(図6のステップ111)。この時には、開閉機構11
が閉じられたままとなっているので、上述したように弾
性体シート36の表面に汚れが付着することはほとんど
ない。そして、ウェハ収容カセット42内に収容された
新しいウェハWを各ウェハ保持部28の表面に装着し、
そのウェハWに対してイオン注入を行う。
【0046】以上のように本実施形態にあっては、各ウ
ェハ保持部28へのウェハW及びダミーウェハWdの着
脱時には、開閉機構11を閉じてイオンビームIBを遮
断し、各ウェハ保持部28からウェハWを取り外した後
は、各ウェハ保持部28の表面にダミーウェハWdを装
着するようにしたので、弾性体シート36の表面に汚れ
が付着することはほとんど無くなる。このため、ウェハ
保持部28の表面にウェハWを装着したときには、ウェ
ハWの裏面はほぼ全面にわたって弾性体シート36の表
面に接触するようになる。これにより、弾性体シート3
6とウェハWとの間で良好な熱伝導性が得られ、ヒート
シンクパドル29の冷却水路30を流れる冷却水による
ウェハWの冷却効率が向上する。
【0047】また、各ウェハ保持部28からウェハWを
外した後、次にイオン注入される新しいウェハWがロー
ドロックチャンバ39内にある場合には、直ちにそのウ
ェハWを各ウェハ保持部28の表面に装着するので、イ
オン注入処理が効率よく行える。
【0048】なお、本実施形態では、各ウェハ保持部2
8からイオン注入されたウェハWを取り外した後、各ウ
ェハ保持部28の表面にダミーウェハWdを装着するよ
うにしたが、特にそのようなダミーウェハWdは使用せ
ず、各ウェハ保持部28の表面にウェハWが装着されて
いないときには、開閉機構11を閉じたままの状態にし
てもよい。
【0049】また、ウェハW上でのイオンビームIBの
走査を、ウェハ支持台22の回転・揺動動作で行うもの
としたが、本発明は、特にこれに限らず、イオンビーム
自体を移動させるタイプのイオン注入装置等にも適用可
能である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ウェハ支持手段にウェ
ハが保持されていないときに、開閉機構を閉じてイオン
ビーム発生手段からのイオンビームを遮断するようにし
たので、ターゲットチャンバ内のビームストップに対す
るスパッタリングが防止され、ウェハ保持手段に汚れが
付着することはほとんど無くなる。したがって、次のイ
オン注入プロセスにおいては、ウェハとウェハ保持手段
との間に良好な熱伝導性が得られるようになり、これに
より冷却水によるウェハの冷却効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイオン注入装置の一実施形態を示
す概略構成図である。
【図2】図1に示すイオン注入装置の斜視図である。
【図3】図1に示す質量分解部の具体的構造を示す斜視
図である。
【図4】図1に示すウェハ支持台のアームの平面図であ
る。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図1に示す制御装置によるイオン注入処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…イオン注入装置、2…ビームライン部、3…イオン
注入部、4…ウェハローダ部、8…イオンビーム発生部
(イオンビーム発生手段)、9…質量分解部、11…開
閉機構、12a,12b…駆動モータ(駆動手段)、1
6…ターゲットチャンバ、22…ウェハ支持台、28…
ウェハ保持部(ウェハ支持手段)、39…ロードロック
チャンバ、39a…カセット検知センサ(制御手段)、
44…ウェハ搬送ロボット(ウェハ搬送手段)、45…
制御装置(制御手段)、W…ウェハ、Wd…ダミーウェ
ハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼田 耕一 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 三浦 龍一 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 松永 保彦 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 4K029 AA06 AA25 CA10 DA12 DE00 EA00 EA08 JA02 KA02 KA09 5C034 CC07 CC09 CC12 CD05 CD06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が真空とされるターゲットチャンバ
    と、 前記ターゲットチャンバ内に設置されたウェハ支持手段
    と、 前記ウェハ支持手段に保持された前記ウェハに照射する
    イオンビームを発生するイオンビーム発生手段と、 前記ターゲットチャンバと前記イオンビーム発生手段と
    の間に配置され、前記イオンビーム発生手段からの前記
    イオンビームを通過・遮断させる開閉機構と、 前記開閉機構を開閉させる駆動手段と、 前記ターゲットチャンバに隣接して配置され、内部が真
    空とされるロードロックチャンバと、 前記ロードロックチャンバ内に設置されたウェハ搬送手
    段と、 前記駆動手段及び前記ウェハ搬送手段を制御する制御手
    段とを備えたイオン注入装置であって、 前記制御手段は、前記ウェハ支持手段に前記ウェハが保
    持された後、前記開閉機構が開くように、前記駆動手段
    及び前記ウェハ搬送手段を制御し、前記開閉機構が閉じ
    た後、前記ウェハ支持手段から前記ウェハを取り外すよ
    うに、前記駆動手段及び前記ウェハ搬送手段を制御する
    イオン注入装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記ウェハ支持手段か
    ら前記ウェハを取り外した後、前記ウェハ支持手段にダ
    ミーウェハが保持されると共に、前記開閉機構が開くよ
    うに、前記駆動手段及び前記ウェハ搬送手段を制御する
    請求項1記載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ウェハ支持手段か
    ら前記ウェハを取り外した後、前記ロードロックチャン
    バ内に引き続きイオン注入すべきウェハがあるかどうか
    を監視し、前記イオン注入すべきウェハがあると判断さ
    れると、前記ウェハ支持手段に前記ウェハが保持された
    後、前記開閉機構が開くように、前記駆動手段及び前記
    ウェハ搬送手段を制御し、前記イオン注入すべきウェハ
    がないと判断されると、前記ウェハ支持手段に前記ダミ
    ーウェハが保持された後、前記開閉機構が開くように、
    前記駆動手段及び前記ウェハ搬送手段を制御する請求項
    2記載のイオン注入装置。
  4. 【請求項4】 内部が真空とされるターゲットチャンバ
    と、 前記ターゲットチャンバ内に設置されたウェハ支持手段
    と、 前記ウェハ支持手段に保持された前記ウェハに照射する
    イオンビームを発生するイオンビーム発生手段と、 前記ターゲットチャンバと前記イオンビーム発生手段と
    の間に配置され、前記イオンビーム発生手段からの前記
    イオンビームを通過・遮断させる開閉機構と、 前記開閉機構を開閉させる駆動手段と、 前記ウェハ支持手段に前記ウェハが保持されていないと
    きに、前記開閉機構が閉じるように前記駆動手段を制御
    する制御手段とを備えるイオン注入装置。
  5. 【請求項5】 内部が真空とされるターゲットチャンバ
    と、前記ターゲットチャンバ内に設置されたウェハ支持
    手段と、前記ウェハ支持手段に保持された前記ウェハに
    照射するイオンビームを発生するイオンビーム発生手段
    と、前記ターゲットチャンバと前記イオンビーム発生手
    段との間に配置され、前記イオンビーム発生手段からの
    前記イオンビームを通過・遮断させる開閉機構とを備え
    たイオン注入装置を使用してイオン注入を行うイオン注
    入方法であって、 前記ウェハ支持手段に前記ウェハを保持させた後、前記
    開閉機構を開く第1の工程と、 前記ウェハに前記イオンビームを照射してイオン注入を
    行う第2の工程と、 前記ウェハへのイオン注入が終了すると、前記開閉機構
    を閉じた後、前記ウェハ支持手段から前記ウェハを取り
    外す第3の工程とを含み、 前記イオンビームの照射を維持しながら前記第1〜第3
    の工程を繰り返して行うイオン注入方法。
  6. 【請求項6】 前記第3の工程と前記第1の工程との間
    に、前記ウェハ支持手段にダミーウェハを保持させた
    後、前記開閉機構を開く第4の工程をさらに含む請求項
    4記載のイオン注入方法。
  7. 【請求項7】 複数のウェハ支持手段の各々に保持され
    たウェハに対してイオンビーム発生手段からのイオンビ
    ームを連続的に照射することによりイオン注入を行うイ
    オン注入方法であって、 前記複数のウェハ支持手段の少なくとも1つに前記ウェ
    ハが保持されていないときに、前記イオンビーム発生手
    段から前記ウェハ支持手段に照射される前記イオンビー
    ムを遮断させるイオン注入方法。
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