JP2010015774A - イオン注入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェーハの落下の防止と、ピンマーク発生の抑制とを両立するイオン注入装置を提供する。
【解決手段】ウェーハWを保持し円周に沿って旋回させる保持手段10を備え、所定の位置でウェーハWを保持すると共に、円周の一部と重なる領域でウェーハWにイオン注入を行うイオン注入装置であって、保持手段10は、ウェーハWを回動させて傾斜させると共に、3つ以上の保持ピン20でウェーハWを保持し、保持ピン20は、樹脂材料を形成材料として含み、側面は逆テーパ形状であり、複数の保持ピン20は、被さり量が相対的に少ない第1保持ピン20Aと相対的に多い第2保持ピン20Bとを有し、傾斜したウェーハWの面方向において該ウェーハWの中心よりも上側の保持ピン20は第2保持ピン20Bであり、ウェーハWにイオンを注入する位置において、第2保持ピン20Bの側面の傾斜角が、ウェーハWに対するイオンビームIBの入射角以下の角度である。
【選択図】図6

Description

本発明は、シリコンウェーハ等の基板にイオン注入するイオン注入装置に関し、特に、入れ替え操作におけるウェーハの落下の防止と、ピンマーク発生の抑制とを両立したイオン注入装置に関する。
従来、高速かつ低消費電力である半導体デバイスを形成する観点から、SOI(Silicon on Insulator)基板が注目されている。SOI基板は、絶縁性の高い埋め込み酸化膜と、これを覆う薄いシリコン層(SOI層)とを有しており、このシリコン層を活性層として用いることで、半導体デバイスの高集積化、低消費電力化、高速化、高信頼性等を実現することができる。
このようなSOI基板は、酸化膜を介して2枚のウェーハを貼り合わせて形成する貼り合わせ法や、SIMOX(Separation by Implanted Oxygen)法などにより製造されている(例えば、特許文献1参照)。SIMOX法では、イオン注入装置を用い、400〜600℃程度の加熱環境下でシリコンウェーハに酸素イオンを注入した後に、より高い加熱(アニーリング)によりシリコンウェーハ内部に酸化膜を形成し、SIMOXウェーハ(SOI基板)を製造している。SIMOX法に用いるイオン注入装置としては、例えば特許文献2に開示されているものがある。
特許文献2のイオン注入装置は、ホイール型の基板支持部材と、基板支持部材のハブ及びアームを介して設けられた基板保持部と、イオンビームを発生するビームライン部と、を有している。ウェーハは、イオン注入装置に付設されるウェーハの搬入部において基板保持部に保持され、基板支持部材の回転やハブの揺動によりイオンビームでスキャンされる。ウェーハは、被処理面にイオンビームが照射されてイオンを注入された後に、基板支持部材の回転により搬入部まで運ばれて搬出される。
特許文献3では、このようなイオン注入装置の基板保持部に、複数の基板保持ピンでウェーハを保持するピン構造を採用し、複数の基板保持ピンがウェーハの周縁に当接して保持する構成を提案している。このような構造を備えるイオン注入装置では、基板保持部におけるウェーハの保持機構を単純にできると共に、ウェーハと基板保持部との接触面積を低減し、ウェーハを保持する際のこすれによるウェーハの破損を抑制することができる。また、特許文献3の基板保持ピンは、熱硬化性樹脂で形成している。例えば基板保持ピンが金属材料である場合には、基板保持ピンに照射されるイオンビームにより金属のスパッタリングが起こり、ウェーハ上を汚染するおそれがあるが、基板保持ピンが樹脂製であるとこのような汚染の心配がなく良好なイオン注入が可能となっている。
米国特許第5930643号明細書 特開2003−45371号公報 米国特許第6794662号明細書
SOI基板の仕様のうち最も重要なものとして、酸化膜によりシリコンウェーハのバルクから分離されるSOI層の層厚がある。SOI層の層厚は、SOI基板を用いたデバイス作成プロセスの条件やデバイス特性に大きな影響を及ぼすため、設計通りの層厚である事のみならず、ウェーハ内でSOI層の層厚の差が極力無く一様な厚みのSOI基板が求められている。
特許文献3では、基板保持ピンの側面に凹部またはテーパ部を設け、ウェーハを係合させてウェーハの保持を安定に行う構造を採用している。しかし、このような構造の場合、基板保持ピンの一部がウェーハの被処理面に被さる(平面的に重なる)ため、この被さり部分では基板保持ピンがイオンビームを遮蔽してしまう。すると、基板保持ピンの陰になった部分のイオン注入が妨げられ、ピンマークと呼ばれる注入イオン不足の箇所を生じてしまう。すると、形成されるSOI層に層厚差が生じるため、使用可能なウェーハ表面積が減少してしまう。
ピンマーク発生を防止するためには、基板保持ピンのウェーハへの被さり部分を小さくすることが考えられるが、この場合にはウェーハの保持が不安定になる。加えて、イオン注入は加熱環境下で処理を行うが、この際の環境温度は、通常の熱硬化性樹脂のガラス転移温度と同等かそれ以上の温度であるため、樹脂製の基板保持ピンが軟化し保持が緩くなりやすい。その場合、以下のような不具合が生じるおそれがある。
ウェーハは、搬送が容易であるため、多くの場合面方向が水平となる状態で移動・搬送される。対して、通常のイオン注入装置では、高温環境下におけるウェーハが自重でゆがみ・変形を生じることを防止するため、ウェーハを水平状態から立ててイオン注入を行う。そのため、イオン注入装置では、未処理のウェーハを水平に取り付けた後に、ウェーハを回動させて立てるという操作を行うことが多い。このような回動操作を行う場合に、基板保持ピンの保持が緩んでいるとウェーハが落下しやすい。
このような回動操作を、例えば250℃以下にまで冷却して入れ替え操作を行うと、高温で軟化した樹脂が冷却され曲げ強度を回復するため、ウェーハの落下を防止できる。しかし、その場合には、冷却に時間を要し、続いて行うイオン注入処理において再加熱する必要があるため、生産性が低下してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、入れ替え操作におけるウェーハの落下の防止と、保持ピン周辺でのピンマーク発生の抑制とを両立することが可能なイオン注入装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明のイオン注入装置は、ウェーハを保持すると共に前記ウェーハを円周に沿って旋回させる保持手段を備え、前記保持手段が所定の位置で前記ウェーハの面を前記円周の円周面に対して傾斜させて保持し、前記所定の位置と異なり前記円周の一部と重なる領域に照射されるイオンビームを用いて、前記ウェーハにイオン注入を行うイオン注入装置であって、前記保持手段は、保持する前記ウェーハを前記円周の直径方向に延びる回動軸周りに回動させて該ウェーハを傾斜させると共に、前記保持手段が備える3つ以上の保持ピンを前記ウェーハの周縁に当接させて該ウェーハを保持し、前記保持ピンは、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂を含む形成材料を用いて形成され、前記保持ピンの側面は、前記ウェーハの周縁と当接し、前記ウェーハとの当接箇所から遠ざかる方向に逆テーパ状の傾斜を備えて形成され、前記当接箇所から前記ウェーハの中心方向へ延びる直線の、前記保持ピンと前記ウェーハとが平面的に重なる領域における長さを、前記保持ピンの被さり量とし、複数の前記保持ピンは、前記被さり量が相対的に少ない第1保持ピンと相対的に多い第2保持ピンとを含み、傾斜した前記ウェーハの面方向において該ウェーハの中心よりも上側に位置する保持ピンは、前記第2保持ピンであり、前記ウェーハにイオンを注入する位置において、前記ウェーハの法線に対する前記第2保持ピンの側面の傾斜角は、前記ウェーハの法線に対する前記イオンビームの傾きである入射角以下の角度であることを特徴とする。
回動運動にてウェーハを傾斜させる際に、ウェーハ中心に対して上方に位置する保持ピン周辺では、回動運動の方向に動こうとするウェーハを保持する力は、保持ピンとウェーハとの被さり部分による物理的な接触によるところが大きい。そのため、加熱環境下で樹脂製の保持ピンが軟化すると被さり部分による保持が緩みやすい。本発明の構成によれば、当該部分の保持ピンには他の保持ピンよりも相対的に被さり量が大きい第2保持ピンを取り付けることで保持力を向上している。そのため、本発明においては、すべてが同じ被さり量の保持ピンである場合と比べ、上方に位置する保持ピンでの保持力が強化され、落下を抑制することができる。
また、第2保持ピンの側面の傾斜角がイオンビームの入射角以下となるように制御しているため、第2保持ピンはイオンビームに対して陰にならず、保持力の大きい第2保持ピンの周辺にピンマークが発生しない。
したがって、上記のような構成によれば、入れ替え操作におけるウェーハの落下を防止すると共に、第2保持ピン周辺でのピンマーク発生を抑制し、良好なイオン注入を行うことが可能なイオン注入装置とすることができる。
なお、本発明において、ウェーハの周縁とは、ウェーハ表裏面の縁を結ぶ厚さ方向の面、およびこれらの境界をベベリング(研削)した部分を意味するものである。また、イオンビームの入射角とはウェーハの法線方向と平行な方向から入射する場合を0°として、ウェーハの法線とイオンビームの光軸とが成す角を示すものである。
本発明においては、前記第1保持ピンの前記被さり量は、0.1mm以上0.2mm未満であり、前記第2保持ピンの前記被さり量は、0.2mm以上0.4mm以下であることが望ましい。
第1保持ピンの被さり量が0.1mm未満であると被さり部分による保持ピンとウェーハとの接触が少ないためにウェーハの保持力が弱く、0.2mm以上であると被さり量が多すぎてピンマークが発生しやすい。同様に、第2保持ピンの被さり量が0.2mm未満であるとウェーハの保持力が弱く、0.4mmより大きいとピンマークが発生しやすい。上記のような構成によれば、ウェーハの良好な保持とピンマーク発生の抑制とを両立することができる。
本発明においては、前記入射角は、5°以上20°以下であることが望ましい。
発明者らの検討により、保持ピンによる良好な保持を行うためには、5°以上の傾斜角を備えることが好ましいことを知見した。良好な保持が可能な傾斜角を備えたまま、イオンビームの入射角が5°より小さいと、第2保持ピンがイオンビームを遮蔽する被さり部分を生じ、イオン注入後のウェーハにピンマークが発生してしまう。また、ウェーハホルダの傾きが20°より大きいと、ウェーハ内部にイオン注入され難くなるため不適である。上記のような構成によれば、良好にイオン注入処理を行うことができる。
本発明によれば、保持部材における配置位置によって保持ピンの形状を変えることで、ウェーハの落下の防止と、保持ピン周辺でのピンマーク発生の抑制とを両立したイオン注入装置を提供することができる。
以下、図1〜図8を参照しながら、本発明の実施形態に係るイオン注入装置について説明する。ここでは、本実施形態のイオン注入装置を、シリコンウェーハに酸素イオンを注入してSOI基板を作成するSIMOX法に用いるものとして説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の層厚や寸法の比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態のイオン注入装置1を示す概略図であり、図1(a)は斜視図、図1(b)はイオン注入装置1の動作を示す模式図である。
図1(a)に示すように、イオン注入装置1は、ウェーハWに対してイオン注入を行うイオン注入部2と、ウェーハWに照射されるイオンビームを発生させるイオンビーム発生部3と、イオン注入部2が備えるチャンバ5内へウェーハWの搬入と搬出とを行うウェーハ搬入部4とを備えている。チャンバ5内には複数のウェーハWを保持する保持部材(保持手段)10が配置されている。
チャンバ5の壁面には、イオンビーム発生部3で発生するイオンビームの射出口6が設けられている。チャンバ5内は、イオン注入中は不図示の真空ポンプにより所定の真空度まで減圧され、イオン注入に適した温度に加温される。また、チャンバ5の壁面であって、射出口6とは異なる位置には、イオン注入処理が終わったウェーハWをチャンバ5から取り出し、未処理のウェーハWをチャンバ5内に入れる搬送口7が設けられている。
保持部材10は、ウェーハWを一端で保持するウェーハホルダ11と、複数のウェーハホルダ11が他端で接続するハブ12を有している。複数のウェーハホルダ11は、ハブ12から放射状に広がるように設けられている。また、保持部材10は、ハブ12が矢印aの方向に回転することで、複数のウェーハホルダ11およびウェーハホルダ11に保持されるウェーハWが旋回する構成となっている。保持部材10は、例えば70rpmで旋回する。
保持部材10に保持されている複数のウェーハWの回転円周と射出口6とは平面的に重なって配置されており、保持部材10の回転に伴って、射出口6から射出されるイオンビームは複数のウェーハWに照射される。本実施形態のイオン注入装置1では、イオンビーム発生部3で、酸素プラズマに由来する酸素イオンを発生させ、ウェーハWに酸素イオン注入を行う。
また、搬送口7も複数のウェーハWの回転円周と平面的に重なって配置されている。搬送口7は、ハブ12を挟んで射出口6の反対側に設けられている。保持部材10と搬送口7とが重なる位置(所定の位置)では、イオン注入処理が終わったウェーハWを取り出し、未処理のウェーハWを取り付ける入れ替え操作が行われる。
図1(b)に示すように、イオンビーム発生部3は、ガスを放電させプラズマ状態とすることで注入するイオンを発生させるイオン発生部3aと、内部を透過するイオン種に影響する磁界を発生させ、所望の質量のイオン種のみを取り出す質量分析系3bと、を有している。イオン発生部3aで発生させたイオンは、不図示の引き出し電極により引き出され、加速された後、質量分析系3bを介することで所望のイオン種のみが含まれるイオンビームIBとなる。イオンビームIBは、開口部6と重なる位置において、ウェーハホルダ11に保持されるウェーハWに向かって照射され、ウェーハWにイオン注入が行われる。
イオン注入が終了したウェーハWは、保持部材10の動作により搬送口7と重なる位置にまで移動したのちに、ウェーハ搬入部4によりチャンバ5内から取り出される。ウェーハWを取り出した後に、ウェーハ搬入部4は新たなウェーハWをウェーハホルダ11に取り付け、同様に新たなウェーハWに対してイオン注入処理を行う。
なお、イオン注入装置1には、更に保持部材10を回転させるための機構や、保持部材10を挟んで射出口6に対向配置されるビームストップなどの付帯機器が付設されるが、図1ではそれらを省略している。
図2はイオン注入装置1の主要部分である保持部材10を示す模式斜視図であり、図1(a)の保持部材10を紙面奥側から紙面手前側に見た斜視図である。
保持部材10は、ハブ12の回転軸を中心とする仮想的な円周15上に複数のウェーハWを保持した構成となっている。射出口6から射出されたイオンビームIBは、ウェーハWが配置されている円周15と重なる領域に照射されており、保持部材10が矢印aの方向に旋回することにより、複数のウェーハWはイオンビームIBが照射されている領域を次々に通過し、すべてのウェーハWにイオン注入を行う。
本発明のイオン注入装置1では、ウェーハホルダ11がウェーハWを保持する部分に備える保持ピン(後述)の構造と、照射するイオンビームIBに対するウェーハWの角度を制御することで、ウェーハ入れ替え操作時のウェーハの落下防止と、ピンマークの発生の抑制と、を両立している。以下、詳細に説明する。
図3は、保持部材10におけるウェーハホルダ11を示す模式図であり、図3(a)はウェーハホルダ11の概略斜視図、図3(b)はウェーハWを保持した状態におけるウェーハWの被処理面側からの正面図、図3(c)は図3(a)の矢印A方向からの側面図である。
図3(a)に示すように、ウェーハホルダ11は、平面視略T字型の支持体11aと、支持体11aの3カ所に設けられた保持ピン20とを有している。保持ピン20のうち2つは、平面視略T字型の支持体11のうち、T字の横線にあたる部分の両端に固定されており、残る1つはT字型の縦線にあたる部分に、該縦線に沿って可動として設けられている。
図3(b)に示すように、ウェーハWを保持する際には、可動の保持ピン20を他の2つの保持ピン側に移動させ、ウェーハWを可動保持ピンと固定保持ピンとではさむことで、ウェーハWを3点支持する構成となっている。
図3(c)に示すように、保持ピン20は、ウェーハWが周縁W1で保持された状態において、ウェーハWの法線Nと保持ピン20の軸線Sが同方向となるように設けられている。
図4は保持ピン20の説明図であり、図4(a)は斜視図、図4(b)はウェーハWを保持した状態での側面図、図4(c)は同平面図である。
図4(a)に示すように、保持ピン20は、ウェーハWと当接し保持するウェーハ保持部20aと、一端がウェーハ保持部20aに結合すると共に、他端が不図示のウェーハホルダ11と結合する略円柱形の固定部23と、を有している。ウェーハ保持部20aは、ウェーハWの被処理面とは反対側の面に対向するフランジ部21と、該フランジ部21の固定部23とは反対側の面から突出し、ウェーハWの周縁W1と当接する保持部22と、を有している。保持部22は断面形状が略円形となっており、側面Tはフランジ部21から遠ざかる方向に逆テーパ形状となっている。保持ピン20は、固定部23の軸線を中心とする回転対称性を備えている。
保持ピン20は、高温環境下で長時間使用できる熱硬化性樹脂を用いて形成することができる。熱硬化性樹脂としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などのスーパーエンプラを好適に用いることができる。更には、熱硬化性樹脂とグラファイトとの複合材料で形成することとしても良い。複合材料を用いる場合には、保持ピン20の形状を樹脂で成形した後、還元雰囲気で200〜300℃程度の加熱条件で20〜30分間処理をして表面を炭化することで、グラファイトが表面の全体に設けられ、且つ内部が樹脂である保持ピン20としても良く、樹脂中に粒径10〜100μm程度のグラファイト粒を均一に分散させた複合材料で保持ピン20を形成することとしても良い。また、熱硬化性樹脂ではなく光硬化性樹脂を用いることもできる。
保持ピン20の各寸法は、例えば直径300mmウェーハを保持するために用いる保持ピンの場合では、フランジ部21の直径寸法は1〜3cm、フランジ部21の厚み寸法は3〜5mm、保持部22の直径寸法は5〜10mm、保持部22の高さ寸法は5〜15mm、とされており、固定部23は、保持部22と同径で高さ寸法10〜30mmとされている。
図4(b)に示すように、フランジ部21の保持部22側の表面21aは、中心から周縁にかけて緩やかなテーパ形状となっている。そして、保持ピン20は、テーパ状の表面21aと逆テーパ状の保持部22の側面Tとの間に形成される凹部にウェーハWの周縁W1が係合している。ウェーハWの周縁W1と側面Tとは、当接部(当接箇所)T1で接しており、ウェーハWを保持する構成となっている。
ウェーハWを保持した状態では、図4(c)に示すように、保持部22の一部がウェーハWの被処理面に被さっている。保持ピン20で保持したウェーハWに、ウェーハWの法線方向からイオンビームによるイオン注入を行う場合、ウェーハW上への保持部22の正射影部分である被さり部分Pnは、被さり量dのピンマーク(イオンが注入されない部分)として観察される。ここで、被さり部分Pnの被さり量dとは、当接部T1からウェーハWの中心方向への延びる直線を想定した場合の、該直線の被さり部分Pnにおける長さを指す。
本発明で用いられる保持ピン20の基本形状は、以上のようになっている。
本発明では、課題解決のために、ウェーハホルダ11における保持ピン20の配置位置によって、保持部22の形状が異なる2種の保持ピンを使用している。以下、図5,6を用いて、保持部22の形状が異なる保持ピンの形状および配置について説明した後に、図7,8を用いて形状が異なる保持ピンがもたらす効果について説明する。
図5は、保持ピン20の保持部22近傍の拡大図である。図5(a)(b)は、それぞれ保持部22の形状が異なる第1保持ピン20A、第2保持ピン20Bを示している。第1保持ピン20Aと第2保持ピン20Bとは、保持部22の側面Tの傾斜角が異なる他は同じ形状となっており、第1保持ピン20Aよりも第2保持ピン20Bの方が大きい被さり量となっている。
図5(a)に示すように、第1保持ピン20Aの保持部22の側面Tは、鉛直方向に傾斜角θ1だけ傾斜した逆テーパ形状となっている。このような第1保持ピン20AがウェーハWと係合すると、被さり量d1の被さり部分Pnが発生する。第1保持ピン20Aの傾斜角θ1は、被さり量d1が0.1mm以上0.2mm未満となるような角度を選択することが好ましい。本実施形態では、傾斜角θ1は5°、被さり量d1は0.13mmとした。
図5(b)に示すように、第2保持ピン20Bの保持部22の側面Tは、傾斜角θ2の逆テーパ形状となっている。第2保持ピン20BがウェーハWと係合すると、被さり量d2の被さり部分Pnが発生する。第2保持ピン20Bの傾斜角θ2は、被さり量d2が被さり量d1よりも大きい0.2mm以上0.4mm以下となる角度を選択することが好ましい。本実施形態では、傾斜角θ2は10°、被さり量d2は0.25mmとした。
図6は、本実施形態のイオン注入装置におけるウェーハWの動作を示す模式図であり、図6(a)にはウェーハWの入れ替え操作の様子を、図6(b)にはウェーハWへのイオンビーム照射の様子を示す。
図6(a)は、イオン注入装置におけるウェーハWの取り出し及び取り付けの様子を示す説明図である。図に示すように、保持部材10は、搬送口7を介して搬入された未処理のウェーハWを、まずウェーハWを取り付ける位置においてウェーハホルダ11に水平に保持する。このウェーハホルダ11は、回動軸R周りに回動可能となっており、ウェーハWが水平に取り付けられた後に回動軸Rまわりに回動し、ウェーハWを、被処理面が上方に向けて傾斜(ウェーハWの被処理面の法線Nが上向き)するように保持する。本実施形態のウェーハWの傾斜角は10°となっている。本実施形態のイオン注入装置では、ウェーハホルダ11が回動した際、鉛直方向上方に位置する保持ピンが第2保持ピン20B、その他の保持ピンが第1保持ピン20Aとなっている。
このように保持されたウェーハWは、ハブ12の回転により矢印aの方向に移動する。
図6(b)はウェーハWへのイオンビーム照射の様子を示す説明図である。本実施形態のイオン注入装置では、ハブ12を挟んでウェーハWを保持する位置と反対側の位置でイオン注入を行う。
図に示すように、ハブ12の周りをウェーハWが旋回することにより、配置された保持ピンの上下の位置関係が入れ替わり、イオン注入を行う領域では、第2保持ピン20Bが鉛直方向下方に位置する。同様に、ハブ12の周りを旋回することによりウェーハWの傾斜方向が入れ替わり、イオン注入を行う領域では、ウェーハWの被処理面を下方に向けて傾斜した状態(ウェーハWの被処理面の法線Nが下向き)で、射出口6から射出されたイオンビームIBが照射される。
上記のような構成のイオン注入装置では、ウェーハの入れ替え操作およびイオン注入を行う際に、それぞれ次のような効果を生じる。
図7は、いずれも図6(a)で示したウェーハWの入れ替え時の動作を示した説明図であり、図7(a)は全て同じ保持ピンを用いる従来の構成の例、図7(b)は本実施形態の保持ピンを用いた例を示す。
ウェーハホルダ11の回動によりウェーハWを水平状態から傾斜した保持状態に起こす際には、ウェーハWは回動運動の角速度により生じる力を受ける。この際、図7(a)に示すように、従来のように配置位置に関わらず同じ保持ピンを用いる場合(ここでは第1保持ピン20Aで図示)、加熱環境によって保持ピン20が軟化することで保持ピン20の保持が緩み、ウェーハWが外れて落下するおそれがある。
ウェーハWを回動させる際に、鉛直方向下方に位置する保持ピン20の周辺(図中波線AR1で囲む付近)では、角速度による力がウェーハホルダ11の方向にウェーハWを押しつけるため、保持があまり緩まない。対して、鉛直方向上方に位置する保持ピン20の周辺(図中波線AR2で囲む付近)では、角速度による力が生じる方向に動こうとするウェーハWを保持する力は、保持ピン20とウェーハWとの被さり部分による物理的な接触によるところが大きい。そのため、保持ピン20が軟化すると被さり部分による保持が緩みやすい。加えて、角速度により生じる力を受けたウェーハWがたわむと、軟化した保持ピンの被さり量を超えて変形し、同様にウェーハWが落下するおそれを生じる。
対して、図7(b)に示すように、本実施形態のイオン注入装置では、鉛直方向上方に位置する保持ピン20が、他の保持ピンよりも被さり量が大きい第2保持ピン20Bとなっている。そのため、上述した回動運動時においてウェーハWを保持する力が強くなっている。
ここで、第1保持ピン20Aの被さり量は0.1mm以上0.2mm未満であり、第2保持ピン20Bの被さり量は0.2mm以上0.4mm以下である。保持ピンがこのような大きさの被さり量を備えると、第2保持ピン20Bでの保持力強化と、ピンマークの発生の抑制を両立することができる。被さり量がこの値より小さいと、ウェーハWの保持力が低くなりすぎて安定性が低下し、この値より大きいと、被さり量が大きくなりすぎるためピンマークが発生し易い。
このように、ウェーハWの回動時に鉛直方向上方に位置する保持ピンが、他の保持ピンよりも被さり量が多い第2保持ピン20Bであると、ウェーハWを傾斜した状態に立たせる際に良好に保持することが可能であり、落下を防止することができる。
図8は、図6(b)で示したウェーハWへのイオンビームIBの照射の様子を示した説明図である。
ウェーハWは、照射されるイオンビームIBの照射方向に対して傾斜して保持されている。ウェーハWに対するイオンビームIBの入射角φは、図1に示す射出口6からのイオンビームIBの射出角度、および傾斜したウェーハWの法線の俯角によって制御される角度である。本実施形態では、イオンビームIBは地面水平方向と平行に照射されているものとし、入射角φはウェーハWの法線の俯角により制御されているものとする。ウェーハWの傾きは、ウェーハホルダ11の回動角度により制御されている。本実施形態では、入射角φは10°となっている。
一方、第2保持ピン20Bの側面Tは第2保持ピン20Bの軸線Sに対して傾斜角θ2だけ傾斜している。本実施形態の傾斜角θ2は、前述の通り10°である。
すなわち、本実施形態のイオン注入装置では、イオンビームIBの入射角φに対して、側面Tの傾斜角θ2は同じ角度を備えている。そのため、第2保持ピン20B周辺では第2保持ピン20Bによる被さり部分が発生せず、ピンマークの発生を抑制することができる。
本実施形態のイオン注入装置では、入射角φは5°以上20°以下であることとしている。保持ピンによりウェーハを良好に保持するためには、5°以上の傾斜角を備えると良いことが分かっている。そのため、良好な保持が可能な保持ピンを用いイオンビームIBの入射角φを5°より小さいとすると、保持ピンがイオンビームIBを遮蔽する被さり部分を生じ、イオン注入後のウェーハWにピンマークが発生してしまう。また、ウェーハホルダ11の傾きが20°より大きいと、ウェーハW内部にイオン注入され難くなるため不適である。
即ち、イオンビームIBの入射角φと、第2保持ピン20Bの側面Tの傾斜角θ2と、の関係が、5°≦θ2≦φ≦20°という大小関係を満たすと、第2保持ピン20B周辺でピンマークを生じず良好なイオン注入を行うことができる。
このように、保持ピン20の配置位置に応じて好適な形状の保持ピンを選択し、合わせてイオンビームIBの入射角を制御することにより、入れ替え操作におけるウェーハの落下の防止と、ウェーハ内の均一なイオン注入と、を両立することができる。
以上のような構成のイオン注入装置1によれば、高温入れ替え操作におけるウェーハWの落下の防止と、ウェーハ内の均一なイオン注入と、を両立し、良好なイオン注入を行って高品質なSOI基板を形成することができる。
また、本実施形態のイオン注入装置1は、第1保持ピン20Aの被さり量d1は0.13mm、第2保持ピン20Bの被さり量d2は0.25mmとなっている。このような大きさの被さり量であるため、第2保持ピン20Bでの保持力強化と、ピンマークの発生の抑制を両立することができる。
また、本実施形態のイオン注入装置1は、入射角φが5°以上20°以下としているため、良好にイオン注入処理を行うことができる。
なお、本実施形態においては、イオン注入装置1を、シリコンウェーハに酸素イオンを注入してSOI基板を形成するSIMOX法に用いることとして説明したが、SIMOX法の種類としては、High Dose SIMOX法、Low Dose SIMOX法、MLD(Modified Low Dose)法など、通常知られたいずれのSIMOX法にも好適に適用することができる。
また、本実施形態においては、SOI基板を形成するために、注入するイオン種は酸素イオンであることとしたが、目的に応じて他のイオン種を選択することもできる。
また、本実施形態では、第1保持ピン20Aと第2保持ピン20Bとは、側面Tの傾斜角度を変更することで被さり量dを変更することとしたが、被さり量dを変更する方法はこれに限らない。例えば、保持部22において、ウェーハWの周縁W1と保持部22の側面Tとの当接部T1よりも上方の一部を切削して、被さり部分Pnの発生部を少なくすることとしても良い。また、第1保持ピン20Aと第2保持ピン20Bとの側面Tの傾斜角が同じであっても、第1保持ピン20Aの保持部22よりも第2保持ピン20Bの側面Tを高くすることで、被さり部分Pnに差を設けることとしても構わない。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
本発明に係るイオン注入装置を示す概略図である。 本発明のイオン注入装置が有する保持部材を示す模式斜視図である。 保持部材におけるウェーハホルダを示す模式図である。 ウェーハの保持ピンを示す概略側面図である。 保持ピンに係る保持部近傍の拡大図である。 イオン注入装置におけるウェーハの動作を示す模式図である。 イオン注入装置におけるウェーハの入れ替え時の動作を示した説明図である。 ウェーハへのイオンビームの照射の様子を示した説明図である。
符号の説明
1…イオン注入装置、10…保持部材(保持手段)、11…ウェーハホルダ、15…円周、20…保持ピン、20A…第1保持ピン、20B…第2保持ピン、d,d1,d2…被さり量、IB…イオンビーム、N…法線、R…回動軸、T…側面、T1…当接部(当接箇所)、W…ウェーハ、W1…周縁、θ1,θ2…傾斜角、φ…入射角

Claims (3)

  1. ウェーハを保持すると共に前記ウェーハを円周に沿って旋回させる保持手段を備え、前記保持手段が所定の位置で前記ウェーハの面を前記円周の円周面に対して傾斜させて保持し、前記所定の位置と異なり前記円周の一部と重なる領域に照射されるイオンビームを用いて、前記ウェーハにイオン注入を行うイオン注入装置であって、
    前記保持手段は、保持する前記ウェーハを前記円周の直径方向に延びる回動軸周りに回動させて該ウェーハを傾斜させると共に、前記保持手段が備える3つ以上の保持ピンを前記ウェーハの周縁に当接させて該ウェーハを保持し、
    前記保持ピンは、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂を含む形成材料を用いて形成され、
    前記保持ピンの側面は、前記ウェーハの周縁と当接し、前記ウェーハとの当接箇所から遠ざかる方向に逆テーパ状の傾斜を備えて形成され、
    前記当接箇所から前記ウェーハの中心方向へ延びる直線の、前記保持ピンと前記ウェーハとが平面的に重なる領域における長さを、前記保持ピンの被さり量とし、
    複数の前記保持ピンは、前記被さり量が相対的に少ない第1保持ピンと相対的に多い第2保持ピンとを含み、傾斜した前記ウェーハの面方向において該ウェーハの中心よりも上側に位置する保持ピンは、前記第2保持ピンであり、
    前記ウェーハにイオンを注入する位置において、前記ウェーハの法線に対する前記第2保持ピンの側面の傾斜角は、前記ウェーハの法線に対する前記イオンビームの傾きである入射角以下の角度であることを特徴とするイオン注入装置。
  2. 前記第1保持ピンの前記被さり量は、0.1mm以上0.2mm未満であり、
    前記第2保持ピンの前記被さり量は、0.2mm以上0.4mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入装置。
  3. 前記入射角は、5°以上20°以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のイオン注入装置。
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