JP2003124135A - 酸素イオン打込み装置 - Google Patents

酸素イオン打込み装置

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JP2003124135A
JP2003124135A JP2001321388A JP2001321388A JP2003124135A JP 2003124135 A JP2003124135 A JP 2003124135A JP 2001321388 A JP2001321388 A JP 2001321388A JP 2001321388 A JP2001321388 A JP 2001321388A JP 2003124135 A JP2003124135 A JP 2003124135A
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wafer
oxygen
oxygen ion
ion
carbon
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Katsumi Tokikuchi
克己 登木口
Takayoshi Seki
関  孝義
Junya Ito
純也 伊藤
Hirobumi Seki
関  博文
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Abstract

(57)【要約】 【課題】酸素イオン照射に対し耐酸化性に優れ、かつウ
エハの保持に対し摩擦係数の小さい部材がなく、酸素イ
オン打込みで長時間安定に発塵の少ないウエハ保持部材
を提供することができなかった。 【解決手段】部材を窒化チタンとすると共にウエハ接触
面をあらかじめ炭素イオンで打込み改質した部材とす
る。 【効果】ウエハへのパーティクル付着汚染の少ない酸素
イオン打込み装置が提供可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコンウエハに数
10keVから数100keVに加速された高エネルギ
ーの酸素イオンビームをイオン打込みし、シリコンウエ
ハ内に埋め込み酸化膜を形成させる大電流酸素イオン打
込み装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエハに高エネルギー、大電流
の酸素イオンビームをイオン打込みする酸素イオン打込
み装置は、雑誌「電子材料」2001年3月号72頁
(発行、工業調査会)に記載されているように、図2の
構成になっている。図2の酸素イオン打込み装置におい
て、マイクロ波イオン源1から引出された酸素イオンビ
ームは、質量分離器2、後段加速管3、2段の磁気四重
極レンズ系4、ビーム偏向器5を経てイオン打込み室6
に導入される。図3に打込み室6の内部構造を示す。打
込み室には複数枚のシリコンウエハ7を載せた円板8が
置かれ、円板8は真空中で回転しながら半径方向に機械
的に往復走査される。打込み時、酸素ビームは静止して
いる。これにより複数のシリコンウエハ7が同時に均一
に酸素イオン打込みされる。通常、シリコンウエハ7は
イオン打込み中、ランプヒータ9を使って500℃以上
に加熱されている。所定の量のイオン打込みされたウエ
ハを取出し、別の熱処理炉等で熱処理することによりシ
リコンウエハ内に高品質の埋込み酸化膜が形成される。
このような酸素イオン打込みと熱処理により埋め込み酸
化膜が形成されたシリコンウエハはサイモックス(SI
MOX、Separation by IMplant
ed OXygen)ウエハと呼ばれる。SIMOXウ
エハの断面構造を図4に示す。通常、埋め込み酸化膜1
0が形成される深さはウエハ表面から100〜400n
m、その酸化膜厚みは50〜400nmである。酸化膜
の深さや厚みは打込み酸素エネルギーや打込み量によっ
て変えることができる。近年、このようなSIMOX基
板を使って表面シリコン層11に高集積半導体デバイス
が作製されるようになってきた。SIMOX基板に半導
体デバイスを作製すると高速動作、低消費電力の半導体
デバイスが実現でき、今後のデバイス高集積化に有効で
あることが報告されている。埋め込み酸化膜形成用の酸
素イオン打込み量は汎用の半導体デバイス作製用のイオ
ン打込み量(例えば不純物導入用のボロン、リン、砒素
イオン注入などの打込み量)に比べ3〜4桁も高く1平
方センチメートル当り10の17乗個以上の桁である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した従来の酸
素用イオン打込み装置における問題の一つは打込み時の
シリコンウエハ表面へのパーティクル汚染である。図5
はイオン打込み時にパーティクル汚染があった場合のS
IMOXウエハの断面構造図である。イオン打込み時に
パーティクル汚染があるとパーティクル19が遮蔽物と
なりその下部に酸素が打込まれないあるいは打込み量が
少ない領域ができる。酸素イオン打込みされたウエハを
熱処理すると、表面パーティクル位置に対応して埋め込
み酸化膜層10に酸化膜が形成されない、いわゆるピン
ホール欠陥12が発生する。ピンホール欠陥があるとピ
ンホールの上の表面シリコン層11に作られる半導体デ
バイスは性能が劣化したり、あるいは動作不能となる。
SIMOXウエハを使って信頼性の高い高集積半導体デ
バイスを作製するには、酸素イオン打込み時にパーティ
クル付着のないイオン打込みを実現することが重要であ
る。
【0004】ところで打込み時にシリコンウエハ表面に
付着するパーティクル(粒径0.2μm以上)の起源
は、種々考えられる。打込み室各所の機械的摺動に伴う
発塵、真空ポンプの排気や打込み室大気化のガスの流れ
に伴うごみの巻き上がり、酸素イオンビームスパッタ−
による打込み室各所部材からの発塵などが指摘されてい
る。これらの中でウエハ表面に近い位置にあるためその
発塵が直ちにウエハ表面汚染につながり易いものにウエ
ハ保持部材からの発塵がある。特にシリコンウエハの周
辺エッジは、一般に角を持つためわずかな擦れ等により
発塵が起き易い。図6は従来の酸素イオン打込み装置に
おけるウエハ保持部材の構造を説明する図である。
(A)は平面図、(B)は側面図である。図3の回転円
板8に装着されている複数のウエハ7のそれぞれに図6
のウエハ保持部材が取付けられている。ウエハ7はスト
ッパー13と2個のウエハチャックピン14で保持され
ている。ストッパー12は円板8の回転時にウエハ7が
遠心力で外に飛び出さないためのストッパーである。ま
たウエハチャックピン14はストッパー12との併用で
ウエハを保持するためのものである。これらの13、1
4はウエハのエッジでウエハに接触している。従って、
ウエハの着脱に伴う機械的接触やイオン打込み時に発生
するウエハエッジと部材との擦れ(機械的振動あるいは
ビーム照射によるウエハ熱変形に伴う擦れ)等により容
易に発塵がおきる。実際、イオン打込みしたウエハ表面
に付着しているパーティクルのマップを測定すると、ス
トッパーあるいはウエハチャックピンに対応した位置の
近傍にパーティクル付着が集中する発塵パターンが観測
される。また、発塵パターンの大きさや量はこれらのウ
エハ保持部材の材質やその表面仕上げ状態により大きく
影響されることが確認されている。
【0005】ウエハ保持部材とウエハエッジとの接触や
擦れに伴う発塵を極力小さくする材質として摩擦係数の
少ないものが良いことが経験的に確かめられている。摩
擦係数が小さいとこすれによるウエハあるいは部材の磨
耗量が減るためと考えられる。真空中における一般の材
料部材(金属やセラミックス等)の摩擦係数は0.6程
度である。これを0.2程度にできれば摩擦に伴う磨耗
発塵量が大きく減ることが知られている。このため従来
装置におけるウエハ保持部材には摩擦係数が0.1程度
となるいわゆるダイアモンドライクカーボン(以下DL
C)やガラス状カーボンあるいはTiC(炭化チタン)
の皮膜が用いられていた。DLCやガラス状カーボンで
は膜状のものしか現在の技術では作製できないため、通
常、カーボンもしくはグラファイトで作った保持部材の
表面にこれらのコーティングを施して使われてきた。そ
の膜厚は数μm〜数10μmの桁である。かつこれらの
コーティング部材は一般に高価である。
【0006】しかしながら従来の保持部材の場合、大量
の酸素イオン照射を受けると部材の酸化が進む。特にD
LCコーティング部材ではDLCの主要構成原子である
炭素がCOのような形となって損耗し膜厚が減る。この
ため数10mAの酸素打込み電流でSIMOXウエハ作
製の打込み処理を行うと、数10〜100時間の酸素照
射時間で保持部材の皮膜がなくなり地肌が現れて発塵が
著しく増加するため、新品への交換が必要であった。S
IMOXウエハ作製用の酸素イオン打込みではウエハ温
度が500℃以上となるため、高温下での酸化は一層促
進され易い。DLCでは結合を強化していると言われる
水素が400℃以上で熱脱離を起すため、炭素同士の結
合が弱くなって酸素とカーボンの反応が進むと考えられ
ている。ガラス状カーボンやTiCについても同様に耐
酸化性には優れず寿命に問題があった。
【0007】一方、耐酸化性に優れ、耐磨耗性に優れた
部材としてTiN(窒化チタン)が知られている。しか
しながらTiNの摩擦係数は0.6程度と大きい。この
ためTiNをSIMOXウエハ作製用の酸素イオン打込
み装置のウエハ保持部材にそのまま用いると擦れによっ
てウエハエッジ自身からの発塵が起きやすかった。
【0008】以上のことから、従来装置ではパーティク
ル付着汚染の少ない酸素イオン打込み処理を長時間安定
に行うことが困難であった。また酸素の大電流化を行っ
てスループットを向上させようとしても部材の寿命に制
約されて度々の交換作業が入り、スループット向上が阻
害されてしまう問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウエハ保持部
材に高温で耐酸化性に優れるTiNを使い、かつウエハ
エッジの接触部分をあらかじめ別のイオン打込み装置を
使って炭素イオンもしくは塩素イオンでイオン打込みし
ておき、もってその接触部分の表面摩擦係数を低下させ
た部材とする。本発明のイオン打込み改質により、接触
部の摩擦係数が減り潤滑性が改善されて発塵が低減でき
る。すなわち、酸素イオン打込み装置において、耐酸化
性と低摩擦性の両者の性質を同時に実現することで、高
品質のSIMOXウエハ作製に必要なクリーンな酸素イ
オン打込みを長時間、安定に実現するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明に基づく表面改質処理を施されたT
iN製のウエハチャックピン14’、ウエハストッパー
13を説明する図である。(A)図は全体構成図、
(B)図は改質面を説明するための構造拡大図である。
(B)図でウエハチャックピンのくびれ部分の直径は数
mmの桁である。チャックピン14’のウエハ7のエッ
ジと接触するテーパおよびフラット面(図中B面で示し
た部分)にはその全周にわたって、別のイオン打込み装
置であらかじめカーボンイオン打込みが施されている。
図中には改質面をハッチングで示した。カーボンイオン
打込みは50keV以上で、打込み量は1平方センチメ
ートル当り1x10の17乗個以上である。
【0011】次に、ウエハストッパー13については石
英で部材を作り、ウエハエッジに接触する側の面全体を
TiNのコーティングをし(図6の面A)、その後、同
様に炭素イオンを打込みして表面改質を施している。な
お石英の代わりにストッパー全体をTiNで作り、ウエ
ハエッジ接触側の全面に炭素イオンを打込んだものも試
験したが、同様な発塵低減効果が得られている。図7
は、TiN製チャックピンとストッパーに炭素イオン打
込み処理をした部材(炭素打込み処理は(B)図に示し
たウエハエッジ接触面側のみ)を使って酸素イオン打込
みした場合の、ウエハ表面パーティクル量と炭素イオン
打込み量の関係を示した図である。ウエハへの酸素打込
みエネルギーは180keVで打込み量は1平方センチ
メートル当り4x10の17乗である。ウエハ温度は5
00℃以上で打込みが行われた。パーティクル量は打込
みされた直径200mmのウエハの表面に付着している
粒径0.2μm以上の異物総数を測定した。図7の縦軸
では、炭素イオン打込み処理をしない時のウエハ表面に
付着したパーティクル量を1として、その相対値で示し
ている。図から、1x10の17乗以上の打込み量でパ
ーティクル量の減少が見られた。なお図7に示したパー
ティクル減少とTiNの炭素イオン打込みによる磨耗、
摩擦係数の低減データ(いわゆるPin-On-Disk試験法に
よる磨耗量のテスト結果)とは良く一致することが分っ
た。打込まれた炭素がTiC等の形態で結合し、このT
iCが摩擦係数や磨耗を減らしているものと考えられ
る。
【0012】本発明によるウエハ保持部材を使って酸素
イオン打込みされたウエハを1350℃の高温炉で熱処
理し、埋め込み酸化膜を形成してSIMOXウエハを作
製した。そのピンホール欠陥密度を測定したところ、従
来では1平方センチメートル当り0.2〜1個程度の欠
陥密度であったものが0.1個以下に低減できているこ
とが分った。これは将来の最小線幅0.1μmノードの
CMOS高集積デバイス作製に要求されるSIMOXウ
エハの欠陥密度に対応するものである。
【0013】ところで、炭素イオン打込みしたチャック
ピンの場合、ウエハエッジ接触面がくぼみ構造になって
いるため酸素イオンビームがこの部分に直接照射される
割合は少なくなるよう工夫されている。その上で、くぼ
み部分にDLCコーティングした場合と本願発明による
炭素イオン打込み処理したTiN製チャッキングピンを
比較した場合、低発塵効果が継続する時間(寿命)は本
願発明の方が長く、数100時間以上に達していた。炭
素イオンで打込み改質した場合、炭素量の濃度の絶対値
はppmオーダーで小さいため、炭素が打込まれた面の
耐酸化性はほとんどTiNの耐酸化性で維持され、DL
Cコーティングに比べ長寿命化が図られたものと考えら
れる。
【0014】次に、炭素イオンの打込みによる表面改質
の代りに、塩素イオン打込みを実施した。この場合も図
7と類似の発塵低減効果が得られた。但し、塩素イオン
の場合、打込み量は1平方センチメートル当り1x10
の16乗個以上の桁で済んだ。塩素イオンの場合の磨
耗、摩擦低減効果のメカニズムは未だ明確でないもの
の、低減効果は確認できている。
【0015】本実施例では、ウエハエッジに対向する部
材の面のみを炭素あるいは塩素イオン打込み改質した
が、発明の本質からして部材全体の表面に打込み改質し
たものを用いても良いことは明らかである。また改質処
理時の炭素、塩素イオン打込みエネルギーは50keV
としたが、エネルギーを変えることにより打込み深さが
変化するだけであり、発塵低減効果には影響はないこと
は明らかである。実際、20keV程度もしくは50〜
200keVで打込みを行った場合でも本願発明の効果
が得られている。
【0016】この他、打込み室6内の種々の構造材で酸
素イオン照射を受ける部材(たとえば回転円板や円板に
取付けられる部品)も、機械的振動による擦れで一般に
は発塵を引き起す。このためこれらの部材について材質
を窒化チタンとしその酸素照射面を炭素あるいは塩素イ
オンで打込み改質処理すればパーティクル付着汚染の少
ないクリーンな酸素イオン打込みが実現できることは、
発明の本質からして明らかである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、SIMOXウエハを作
製する酸素イオン注入装置において、パーティクル付着
汚染の少ないクリーンな酸素イオン打込みが可能とな
る。SIMOXウエハ作製のための実用に供してウエハ
高品質化への効果は著しく大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシリコンウエハチャックピン及び
ウエハストッパーの構造を説明する図であり、(A)図
は全体図、(B)図は構造拡大図で、ハッチング部分は
本発明による表面改質個所を示す。
【図2】従来の酸素イオン打込み装置の構成を説明する
図である。
【図3】酸素イオン打込み装置のうち打込み室の内部構
造を説明する図である。
【図4】SIMOXウエハの断面構造を説明する図であ
る。
【図5】酸素イオン打込み時にパーティクル付着汚染が
あった時のSIMOXウエハ断面構造を説明する図であ
る。
【図6】ウエハの保持部材の設置位置とその構造を説明
する図で、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図7】本発明による効果を説明する図で、表面改質用
の炭素イオン打込み量と打込みウエハ表面のパーティク
ル汚染効果の関係を示した図である。
【符号の説明】
1…マイクロ波イオン源、2…質量分離器、3…後段加
速管、4…磁気四重極レンズ系、5…ビーム偏向器、6
…イオン打込み室、7…シリコンウエハ、8…回転円
板、9…ランプヒータ、10…埋め込み酸化膜、11…
表面シリコン層、12…ピンホール欠陥、13…ウエハ
ストッパー、14,14’…ウエハチャックピン、15
…酸素ガス流量調整器、16…ウエハ準備室、17…ビ
ームダンプ、18…シリコン基板、19…パーティクル
(ゴミ)、20…ベース、21…チャックピン着脱機構
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 純也 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 関 博文 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 5C001 AA01 CC07 DD01 5C034 CC11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンウエハ内部に埋め込み酸化膜を
    形成するため、500℃以上に加熱したシリコンウエハ
    に20〜250keVのエネルギーの酸素イオンをイオ
    ン打込みする酸素イオン打込み装置において、シリコン
    ウエハ周辺エッジ部分でウエハを保持するためのウエハ
    保持部材が窒化チタンであると共にウエハエッジに接触
    可能な保持部材の一部もしくは全部の表面をあらかじめ
    炭素もしくは塩素イオンでイオン打込みさせた保持部材
    とする酸素イオン打込み装置。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の酸素イオン打込み装
    置において、部材にあらかじめ炭素もしくは塩素をイオ
    ン打込み処理する条件がそのイオン打込み量で1平方セ
    ンチメートル当り1x10の16乗個以上及び20ke
    V以上の打込みエネルギーで処理された保持部材とした
    酸素イオン打込み装置。
  3. 【請求項3】 請求項第1項の酸素イオン打込み装置に
    おいて、打込み室内にあって酸素イオン照射を受ける部
    材の材質を窒化チタンとすると共に酸素ビーム照射面の
    一部もしくは全部をあらかじめ炭素もしくは塩素イオン
    でイオン打込みさせた部材とする酸素イオン打込み装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010003647A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Sumco Corp イオン注入装置
JP2010015774A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Sumco Corp イオン注入装置

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JP2010003647A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Sumco Corp イオン注入装置
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