JP2003043203A - 反射防止膜、その製造方法、反射防止膜製造用スタンパ、その製造方法、スタンパ製造用鋳型及びその製造方法 - Google Patents

反射防止膜、その製造方法、反射防止膜製造用スタンパ、その製造方法、スタンパ製造用鋳型及びその製造方法

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JP2003043203A
JP2003043203A JP2001233503A JP2001233503A JP2003043203A JP 2003043203 A JP2003043203 A JP 2003043203A JP 2001233503 A JP2001233503 A JP 2001233503A JP 2001233503 A JP2001233503 A JP 2001233503A JP 2003043203 A JP2003043203 A JP 2003043203A
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Hideo Daimon
英夫 大門
Nobuhiro Umebayashi
信弘 梅林
Tetsuhiko Sanpei
哲彦 三瓶
Akito Sakamoto
章人 酒本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意のサイズの反射防止膜及びその反射防止
膜を安価に大量生産する方法を提供することである。 【解決手段】 光透過性プラスチック基体の少なくとも
一方の表面に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が3
5nm〜400nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の
深さが100nm〜700nmの範囲内であることを特
徴とする反射防止膜。この反射防止膜は、Ni基体の一
方の表面に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35
nm〜400nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深
さが100nm〜700nmの範囲内であるスタンパを
用いて光透過性プラスチック樹脂を型押しするか、又は
このスタンパにプラスチック樹脂をキャスティングする
ことによりスタンパの表面形状が転写された任意のサイ
ズの光透過性プラスチック反射防止膜を安価に大量生産
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射防止膜に関す
る。更に詳細には、本発明は反射防膜を安価に量産化す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】情報社会の発展に伴い、携帯電話や個人
情報端末機器が急速に普及している。一般的に、携帯電
話や個人携帯端末の表示部には可視光の反射を防止する
ための反射防止膜が配設されている。
【0003】このような従来の光反射防止膜は屈折率の
異なる最低2層の薄膜で構成され、最近では4層から構
成されたものが一般的になっている。この光反射防止膜
は通常プラスティック基板上に成膜されるため成膜時の
温度が上昇を防ぐ必要がある。また、プラスティック基
板との密着性を高める事も必要とされる。さらに4層の
薄膜を成膜するため、成膜のタクトに時間を要し、量産
化の際に大きな問題となっている。
【0004】また、従来の光反射防止膜はスパッタ法で
成膜されていたので、小サイズの光反射防止膜は製造で
きるが、大きなサイズの光反射防止膜を製造することは
困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、任意のサイズの反射防止膜及びその反射防止膜を安
価に大量生産する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、基体の一方
の表面に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35n
m〜400nmの範囲内であることを特徴とする反射防
止膜製造用スタンパを使用することにより解決される。
【0007】本発明では、基体表面に周期が可視光の波
長より短い微細な凹凸を有する反射防止膜製造用スタン
パを提供する。可視光より波長の短い微細な凹凸が基体
表面に存在すると、その微細な凹凸のスロープに従って
屈折率が徐々に変化し、可視光の反射防止効果が誘起さ
れる。しかし、可視光の波長よりも短く、かつ規則性を
有する微細な凹凸はこれまで作製する事が出来なかっ
た。本発明では微細孔径が35nm〜400nmの陽極
酸化ポーラスアルミナをマスクに用いるため、基体表面
に可視光の波長よりも短い微細な凹凸を形成する事が出
来る。
【0008】従って、本発明によれば、前記スタンパは
任意のサイズに製造することができ、このスタンパを用
いてプラスチック樹脂を型押しするか、又はこのスタン
パにプラスチック樹脂をキャスティングすることにより
スタンパの表面形状が転写されたプラスチック製の反射
防止膜を安価に大量生産することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の反射防止膜及びその製造用スタンパ並びにその製造方
法について説明する。図1は本発明による反射防止膜の
一例の概要断面図である。本発明の反射防止膜1は例え
ば、光透過性のプラスチック(例えば、ポリカーボネー
ト樹脂、アクリレート樹脂、ポリオレフィン樹脂など)
基板3から形成されている。反射防止膜1は一方の面に
凹凸状の突起5を有する。この突起の形状は例えば、略
四角錐、略三角錐、略円錐などの略錐体形状であること
が好ましい。反射防止効果が得られるので有ればこれら
以外の形状も使用できる。
【0010】本発明の反射防止膜1における突起5間の
周期又は間隔(W)は35nm〜400nmの範囲内で
あることが好ましい。突起5間の周期Wが35nm未満
の場合、突起配列の規則性が悪くなり、均一な反射防止
効果が得られなくなる。一方、突起5間の周期Wが40
0nm超の場合、可視光の領域に入ることとなり、可視
光の反射防止効果が低下する。
【0011】また、本発明の反射防止膜1における突起
5の深さ(D)は100nm〜700nmの範囲内であ
ることが好ましい。突起5の深さDは可視光から赤外光
の波長の1/4程度でないと、可視光及び赤外光の反射
率を低減させることができない。
【0012】本発明の反射防止膜1では、凹凸状の突起
5は基板3の一方の面だけに形成することができるが、
所望により、基板3の両方の面に形成することもでき
る。基板3の両方の面に凹凸状の突起5を形成すると、
一方の面にだけ凹凸状の突起5を形成した場合の反射率
よりも倍以上も反射率が改善される。
【0013】図2(A)は、図1に示された本発明の反
射防止膜1を製造するのに使用されるスタンパ8の部分
断面図である。図示されているように、スタンパ8は反
射防止膜1の形状の反転形の表面形状を有する。スタン
パ8は例えば、Niなどの金属から形成されている。
【0014】図2(B)は、図2(A)に示されたスタ
ンパ8を製造するための鋳型7の部分断面図である。鋳
型7は本発明の反射防止膜1と略同一の断面形状を有す
る。鋳型7はアルミニウム、アルミナなどの金属又はシ
リコンなどの無機材料から形成されている。
【0015】図1に示された本発明の反射防止膜1は、
図2(A)に示されたスタンパ8を金型として用いて射
出成型することにより、光透過性プラスチック基板表面
に周期が35nm〜400nmの微細な凹凸を転写する
ことができる。また、マスターマザー法により、凹凸の
パターンを反転させることもできる。特に、射出成型法
によれば、周期が35nm〜400nmの微細な凹凸を
表面に有する光透過性プラスチック基板を安価に、か
つ、大量に生産することができ、反射防止膜の製造コス
トを大幅に低減させることができるばかりか、大型の反
射防止膜も容易に、かつ安価に製造することができる。
【0016】鋳型7がアルミニウム又はアルミナから形
成されている場合、柔らか過ぎるために、この鋳型7を
射出成型用の金型として用いて直接反射防止膜を製造す
ることはできない。また、鋳型7がシリコンから形成さ
れている場合、逆に、硬すぎて割れやすいので、射出成
型用の金型として用いることはできない。従って、本発
明の反射防止膜1を製造するには、先ず、図2(B)に
示される鋳型7を製造し、次いで、この鋳型7からNi
スタンパ8を製造し、このNiスタンパ8を射出成型用
の金型として用いなければならない。
【0017】本発明の反射防止膜1は、Niスタンパ8
を用いることにより比較的大きなサイズに形成すること
ができるので、その用途としては、携帯電話などの表示
画面の他に、PDAなどのような携帯用表示装置、ノー
ト型パソコンの表示画面などにも使用することができ
る。従来の方法では、このような大型の表示装置の反射
防止膜を形成することが不可能であるか、又は極めて困
難であったので、本発明のスタンパを用いることからな
る反射防止膜の製造方法は画期的である。
【0018】図3は本発明の鋳型7の製造方法の一例を
示す模式図である。ステップ(A)において、シリコン
などの無機材料の基体9の一方の表面にアルミニウムな
どの金属を物理蒸着する。得られたAl蒸着膜11を陽
極酸化する。これにより、基体9のAl蒸着膜11上に
陽極酸化ポーラスアルミナ層13が形成される。
【0019】次いで、ステップ(B)において、陽極酸
化ポーラスアルミナ層13の底部に存在するアルミナを
湿式又は乾式エッチングにより除去して基体9の表面を
露出させ、陽極酸化ポーラスアルミナ層13をマスクに
して露出基体を湿式又は乾式エッチングする。最後に、
ステップ(C)において、陽極酸化ポーラスアルミナ層
13及び残留Al層11を全て除去すると、図2(B)
に示されるような鋳型7が得られる。
【0020】金属Alを硫酸、シュウ酸、燐酸中で陽極
酸化するとポーラスアルミナが膜面垂直方向に形成され
る。ポーラスアルミナ中の微細孔周期は陽極酸化時の電
解電圧で35nm〜400nmの範囲内に制御できる。
このポーラスアルミナを基体上に配置し、これをマスク
として基体を湿式或いは乾式な手法でエッチングを行う
ことにより、基体表面に周期35nm〜400nmで微
細な凹凸を形成できる。ポーラスアルミナの周期は金属
Alを陽極酸化する際に印加する直流電圧に密接に関係
している。陽極酸化を行う際に印加する直流電圧をVD
Cとすると、得られるポーラスアルミナの周期Cpは実
験式Cp=2.6VDC(nm)に従う。従って例えば
300nmの周期を有するポーラスアルミナを得るため
には、陽極酸化する際に印加する直流電圧VDCを約1
15Vにすれば良い。また陽極酸化時に形成される微細
孔径Dpも実験式Dp=1/3Cpに従う。従ってCp
=300nmの場合、Dpは約100nmである。ま
た、陽極酸化後、微細孔の周期を変えずに微細孔径のみ
を拡大できる。例えば周期300nm、微細孔径100
nmのポーラスアルミナを燐酸水溶液中に浸漬する事に
より、微細孔径をCp近くまで拡大できる。
【0021】本発明において、陽極酸化ポーラスアルミ
ナをマスクにして湿式或いは乾式な手法でエッチングさ
れる基体9はSiが適している。SiをKOH水溶液中
で異方性エッチングすると、ピラミッド状の凹凸が形成
される。
【0022】本発明において基体に金属Alを物理蒸着
する場合、金属Alが粒成長し結晶粒径が増大する事を
抑制するために、Al中にSi,Tの少なくとも一方の
元素を添加することが有効である。Alの融点は660
℃と低いため、物理蒸着する際、そのエネルギーで容易
に結晶粒が成長し易い。結晶粒が大きくなりすぎると、
後の陽極酸化の過程で規則性を有するポーラスアルミナ
が得られにくい。TiとSiはAlに対して固溶しにく
いため、Alと同じに物理蒸着する事によりAl結晶粒
が成長することを抑制し、結果として微細な結晶粒が得
られる。Ti或いはSiの組成は1〜5at%が適する。
1at%未満の場合、Al結晶粒の成長を抑制する効果が
不充分であり、5at%を超えると後の陽極酸化に悪影響
を及ぼす。
【0023】図4は、本発明の鋳型7の製造方法の別の
例を示す模式図である。先ず、ステップ(A)におい
て、アルミニウム地金15を準備する。アルミニウム地
金15の表面は予め電解研磨しておくことが好ましい。
このアルミニウム地金を電解液中で陽極酸化すると、ア
ルミニウム基板表面に酸化被膜が生成する。このとき形
成されるバリヤ層の厚みは印加電圧に比例し、1Vあた
り12〜13オングストローム(以下「A」で示す)の
膜厚を与える。中性の電解液を用いた場合には、緻密で
一定の厚さの酸化被膜が形成されるのに対し、硫酸、シ
ュウ酸、燐酸などの酸性電解液中で陽極酸化を行うと、
陽極酸化時間に比例した膜厚を有する酸化被膜が生成さ
れる。一定の厚みの酸化被膜が表面に生成した後、酸性
電解液中では、酸の作用による溶解が生じる。一旦溶解
が起こり、微小孔が発生すると、膜厚方向の電場強度が
増大し、被膜の溶解が加速される。並行して、溶解によ
り厚みが減少した分、酸化被膜のAl地金側への成長が
進行する。このように、一旦、孔が形成された部分では
優先的に酸化被膜の溶解、酸化層の成長が進行すること
となる。このように局所的な酸化被膜の溶解・生成が進
行することにより、陽極酸化アルミナには“セル”17
と呼ばれる独特の構造が形成される。図示されているよ
うに、セルは局所的な被膜の溶解・成長の結果形成され
る円柱状の構造であり、細孔底部部分19(バリア層と
よばれる)で被膜の溶解・成長が同時進行する。バリヤ
層19の厚みは前記の定数(12〜13A/V)に従
う。セルサイズは、バリヤ層厚みのほぼ2倍に相当し、
印加電圧に比例して直線的に増加する。同時に各セルの
中心に位置する細孔5の間隔も電圧と比例関係を示す。
酸化被膜が成長する過程でこのようなセル構造が生じ、
これらがバランスして成長することで細孔21がほぼ等
間隔に配列した独特な構造が形成される。細孔21の規
則性が生じるのは、酸化被膜の成長が定常状態になり、
セル間にバランスが生じた後である。この陽極酸化を適
切な条件で行うと、数μm以上の長距離にわたって、自
己組織化的に細孔が六方最密配列した高規則性ポーラス
構造が得られる。
【0024】自己組織化的に細孔が六方最密配列した高
規則性ポーラス構造が得られたら、その後、ステップ
(B)において、残った地金部分15を除去してアルミ
ナモールド23を形成する。この地金部分15は例え
ば、飽和昇汞(塩化第1水銀)溶液などを使用すること
により選択的に溶解・除去することができる。その後、
必要に応じて、アルミナモールド23の細孔21の孔径
拡大処理(P.W.)を行うこともできる。このような
孔径拡大処理は例えば、5wt%のリン酸水溶液に、例え
ば、30℃で所定時間浸漬させることにより行われる。
一例として、「P.W.20」とは、5wt%のリン酸水
溶液に30℃で20分間浸漬させて孔径拡大処理したこ
とを意味する。
【0025】その後、ステップ(C)において、アルミ
ナモールド23をSi基体9の上面に密着させ、アルミ
ナモールド23のバリヤ層19を湿式又は乾式エッチン
グにより除去し、基体9の表面を露出させ、アルミナモ
ールド23をマスクにして露出基体を湿式又は乾式エッ
チングする。図示されていないが、図3と同様に、最後
にアルミナモールド23を除去して図2(B)に示され
るような鋳型7を得る。
【0026】図5は、本発明の鋳型7の製造方法の更に
別の例を示す模式図である。ステップ(A)は図3に示
された方法のステップ(A)と同一である。ステップ
(B)において、陽極酸化ポーラスアルミナ層13の底
部に存在するアルミナを湿式又は乾式エッチングにより
除去して基体9の表面を露出させた後、この陽極酸化ポ
ーラスアルミナ層13をマスクにして、基体9の露出面
上に、酸及びアルカリに耐性のある材料25を物理蒸着
する。「酸及びアルカリに耐性のある材料」とは例え
ば、Ni、Au、Pt又はこれらの合金類などである。
物理蒸着の手法自体は当業者に周知であり、説明を要し
ないであろう。酸及びアルカリに耐性のある材料25の
膜厚は一般的に、10nm〜30nmの範囲内であるこ
とが好ましい。材料層25の膜厚が10nm未満の場
合、マスキング効果が不十分となり、マスクした部分も
エッチングを受ける可能性がある。一方、材料層25の
膜厚が30nm超の場合、マスキング効果が飽和し、不
経済となるだけである。その後、ステップ(C)におい
て、陽極酸化ポーラスアルミナ層13と残存しているA
l層11を基体9から除去し、上面に酸及びアルカリに
耐性のある材料層25からなるマスクを有する基体9を
湿式又は乾式エッチング手法によりエッチングし、最後
に酸及びアルカリに耐性のある材料層25を湿式又は乾
式エッチング手法により除去すると、図2(B)に示さ
れるような鋳型7が得られる。
【0027】別法として、図6に示されるように、図5
に示される方法のステップ(C)において、上面に酸及
びアルカリに耐性のある材料層25からなるマスクを有
する基体9を熱処理して表面を酸化させ、その後、酸及
びアルカリに耐性のある材料層25を湿式又は乾式エッ
チング手法により除去し、表面酸化層27をマスクにし
て基体9を湿式又は乾式エッチング手法によりエッチン
グすると、図2(B)に示されるような鋳型7が得られ
る。
【0028】基体9の熱処理条件は例えば、加熱温度と
しては基体の種類にもよるが、一般的に、900℃〜1
200℃の範囲内であることが好ましい。加熱温度が9
00℃未満の場合、表面酸化層の形成が不十分となる。
一方、加熱温度が1200℃超の場合、表面酸化層の形
成が飽和して不経済となるばかりか、基体に熱応力変形
を生じるので好ましくない。加熱処理は大気中又は不活
性雰囲気中の何れの雰囲気中でも実施できる。熱処理の
時間は使用する熱処理温度に応じて変化するが、一般的
に、30分間〜1時間の範囲内であることが好ましい。
【0029】更に別法として、図7に示されるように、
図5に示される方法のステップ(C)における上面に物
理蒸着膜25からなるマスクを有する基体9で、物理蒸
着膜25がAuからなる場合、これを真空中で、例え
ば、500℃程度の高温度で30分間〜60分間の期間
にわたって加熱処理すると、Au膜25は基体9のSi
と共に、Au/Siの共晶体の円錐状突起29に成長す
る。この円錐状突起29を有する基体9はそのまま鋳型
7として使用することもできる。
【0030】図8はAl地金から本発明の鋳型7を製造
する方法を示す模式図である。図4のステップ(A)で
説明したように、アルミニウム地金15を準備する。ア
ルミニウム地金15の表面は予め電解研磨しておくこと
が好ましい。このアルミニウム地金を電解液中で陽極酸
化すると、アルミニウム基板表面に酸化被膜が生成す
る。このとき形成される酸化被膜は除去することが好ま
しい。一定の陽極酸化膜(0.25μm以上)を設ける
とアルマイトの規則性が向上するためである。その後、
再び同じ条件で陽極酸化を行うと、陽極酸化ポーラスア
ルミナ層17内にに細孔21が形成される。細孔底部部
分はバリア層19とよばれる。次に、ステップ(B)に
おいて、必要に応じて細孔21の孔径拡大処理(P.
W.)を行う。次いで、細孔21の底部のバリヤ層19
を湿式又は乾式エッチング手法により除去して地金のA
l表面を露出させる。その後、ステップ(C)におい
て、残った陽極酸化ポーラスアルミナ層17をマスクに
して、湿式又は乾式エッチング手法により、下層の金属
Al層をエッチングし、最後に陽極酸化ポーラスアルミ
ナ層17を除去して本発明の鋳型7を得る。
【0031】図9はAl地金から本発明の鋳型7を製造
する別の方法を示す模式図である。図4のステップ
(A)で説明したように、アルミニウム地金15を準備
する。アルミニウム地金15の表面は予め電解研磨して
おくことが好ましい。このアルミニウム地金を電解液中
で陽極酸化すると、アルミニウム基板表面に酸化被膜が
生成する。このとき形成される酸化被膜は除去し、再び
同じ条件で陽極酸化を行うと、陽極酸化ポーラスアルミ
ナ層17内に細孔21が形成される。細孔底部部分はバ
リア層19とよばれる。次に、ステップ(B)におい
て、必要に応じて細孔21の孔径拡大処理(P.W.)
を行う。次いで、陽極酸化ポーラスアルミナ層17の一
部を湿式又は乾式な手法によりエッチングし除去する。
アルミニウム地金15の上面に陽極酸化ポーラスアルミ
ナ層17が残るので、この状態のアルミニウム地金15
を鋳型7として使用することができる。
【0032】図10は本発明の鋳型7の製造方法の更に
他の例を示す模式図である。ステップ(A)において、
シリコン基体9を熱処理し、表面酸化層(すなわち、酸
化シリコン層)27を形成し、この表面酸化層上にAl
を物理蒸着する。次いで、このAlを陽極酸化する。そ
の後、ステップ(B)において、アルマイト層13の底
部のバリヤ層を湿式又は乾式な手法によりエッチングし
除去し、酸化シリコン層27を露出させ、アルマイト層
13をマスクとして、露出酸化シリコン層27をドライ
エッチングして除去し、Si基体を露出させる。その
後、ステップ(C)において、アルマイト層を除去し、
Si基体上に残存した酸化シリコン層27をマスクとし
て、Si基体を湿式又は乾式な手法によりエッチングす
る。最後にステップ(D)において、酸化シリコン層マ
スクをドライエッチングにより除去すると、図2(B)
に示されるような鋳型7が得られる。
【0033】本発明のスタンパ8は図3〜図10に示さ
れたような方法により製造された鋳型7から製造され
る。図11はこのようなスタンパの製造方法を説明する
模式図である。先ず、ステップ(1)で、図3〜図10
に示されたような方法により製造された鋳型7を準備す
る。次に、ステップ(2)で、鋳型7の凹凸面に導電膜3
1を形成する。導電膜31を形成するのは後の金属メッ
キ工程のためである。従って、導電膜31の素材は例え
ば、Niなどの導電性金属である。導電膜31の膜厚は
一般的に、0.05μm〜0.1μmの範囲内である。
導電膜31の膜が0.05μm未満の場合、均一な導電
膜を形成することが困難となる。一方、導電膜31の膜
厚が0.1μm超の場合、導電膜の存在効果が飽和し、
不経済となる。導電膜31の形成方法は例えば、真空蒸
着、スパッタ、無電解メッキなどである。次に、ステッ
プ(3)で、導電膜31を陰極として、Niを電解メッ
キし、Ni電解メッキ層33を形成する。電解メッキ法
自体は当業者に周知であり、説明を要しないであろう。
Ni以外の金属として、Coなども使用できるが、硬度
やコストの点でNiが好ましい。電解メッキ層33の膜
厚はこれをスタンパとして使用する際に必要とされる機
械強度を満たすのに必要十分な厚さであればよい。一般
的に、電解メッキ層33の膜厚は280μm〜300μ
mの範囲内であることが好ましい。その後、ステップ
(4)において、鋳型7から電解メッキ層33を剥離
し、Niスタンパ8を得る。
【0034】鋳型7がアルミニウム地金から形成されて
いる場合、Niスタンパ8の表面に付着残存しているか
もしれないアルミニウム及び陽極酸化層を除去するため
に仕上げ作業を行うことが好ましい。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に例証す
る。
【0036】実施例1 Siウエハ上にAlを2μm物理蒸着した。この基板を
3wt%のシュウ酸溶液中でPtを対極とし、40Vで
1.5μm陽極酸化した。得られたポーラスアルミナの
周期は100nmであった。この後、この陽極酸化皮膜
を5wt%、30℃の燐酸水溶液中に浸漬して除去した。
この後、同一条件で残りのAlを0.5μm陽極酸化し
た。この後、30℃、5wt%の燐酸溶液中に基板を浸漬
し、微細孔径を60nmに拡大処理すると同時にアルマ
イト底部のバリヤ層を除去した。その後、微細孔の周期
100nm、微細孔径60nmのポーラスアルミナをマ
スクとし、Si基板を塩素系ガスでドライエッチングし
た。この後、基板を30℃の5wt%燐酸溶液中に浸漬し
てポーラスアルミナのマスクを除去し、Si基板表面に
Ni導電膜を蒸着し、これを陰極としてNiスタンパを
300μm電解メッキした。メッキ終了後、Niスタン
パをSi基板から剥離し、金型にNiスタンパを装着
し、射出成型により表面に微細な凹凸を有するてポリカ
ーボネイト基体を得た。得られたポリカーボネイト基体
の表面形状をAFMで測定した結果、周期100nm、
深さ500nmの凹凸が形成されていた。この得られた
ポリカーボネイト基体の反射率を分光光度計で測定した
結果、波長400nm〜750nmの領域において反射
率は2%以下であった。
【0037】実施例2 厚さ100μmの圧延Al板を過塩素酸とエタノールの
混合溶液中で電解研磨した。このAl板を3wt%のシュ
ウ酸溶液中でPtを対極とし、40Vで陽極酸化皮膜を
25μm生成させた。このAl板を30℃の5wt%燐酸
溶液中に浸漬して25μmのポーラスアルミナ層を除去
した。この後、このAl板を3wt%のシュウ酸溶液中で
Ptを対極として40Vで陽極酸化し、ポーラスアルミ
ナ層を0.5μm生成させた。得られたポーラスアルミ
ナの周期は100nmであった。この後、30℃、5wt
%の燐酸溶液中に基板を浸漬し、微細孔径を60nmに
拡大処理した。その後Al板を飽和HgCl水溶液に
浸漬して金属Alをアマルガムにして除去した。残った
ポーラスアルミナを水洗し、微細孔開口部を下側にして
Siウエハ上に載せ乾燥させた。その後、塩素系ガスで
ポーラスアルミナマスクをエッチングし、先ず微細孔底
部のバリヤ層を除去した。続いて貫通したポーラスアル
ミナをマスクとしてSiウエハをドライエッチングし
た。その後、ポーラスアルミナマスクを30℃の5wt%
燐酸溶液中に浸漬して除去した。次にSiウエハ表面に
Ni導電膜を蒸着し、これを陰極としてNiスタンパを
300μm電解メッキした。メッキ終了後、Niスタン
パをSi基板から剥離し、金型にNiスタンパを装着
し、射出成型により表面に微細な凹凸を有するポリカー
ボネイト基体を得た。得られたポリカーボネイト基体の
表面形状をAFMで測定した結果、周期100nm、深
さ500nmの凹凸が形成されていた。この得られたポ
リカーボネイト基体の反射率を分光光度計で測定した結
果、波長400nm〜750nmの領域において反射率
は2%以下であった。
【0038】実施例3 Siウエハ上にAlを2μm物理蒸着し、この基板を3
wt%のシュウ酸溶液中でPtを対極とし、40Vで1.
5μm陽極酸化した。得られたポーラスアルミナの周期
は100nmであった。この後、この陽極酸化皮膜を5
wt%、30℃の燐酸水溶液中に浸漬して除去した。この
後、同一条件で残りのAlを0.5μm陽極酸化した。
この後、30℃、5wt%の燐酸溶液中に基板を浸漬し、
微細孔径を60nmに拡大処理すると同時にアルマイト
底部のバリヤ層を除去した。その後、微細孔の周期10
0nm、微細孔径60nmのポーラスアルミナをマスク
とSiウエハ上にAuを0.5μm物理蒸着した。この
後30℃、5wt%の燐酸溶液中にSiウエハを浸漬しポ
ーラスアルミナマスクをSiウエハ上から除去し、Au
をマスクにしてSiウエハを塩素系ガスでドライエッチ
ングした。その後、Auを王水で除去し、Siウエハ表
面にNi導電膜を蒸着し、これを陰極としてNiスタン
パを300μm電解メッキした。メッキ終了後、Niス
タンパをSi基板から剥離し、金型にNiスタンパを装
着し、射出成型により表面に微細な凹凸を有するてポリ
カーボネイト基体を得た。得られたポリカーボネイト基
体の表面形状をAFMで測定した結果、周期100n
m、深さ500nmの凹凸が形成されていた。この得ら
れたポリカーボネイト基体の反射率を分光光度計で測定
した結果、波長400nm〜750nmの領域において
反射率は2%以下であった。
【0039】実施例4 Siウエハ上にAlを2μm物理蒸着した。この基板を
3wt%のシュウ酸溶液中でPtを対極とし、40Vで
1.5μm陽極酸化した。得られたポーラスアルミナの
周期は100nmであった。この後、この陽極酸化皮膜
を5wt%、30℃の燐酸水溶液中に浸漬して除去した。
この後、同一条件で残りのAlを0.5μm陽極酸化し
た。この後、30℃、5wt%の燐酸溶液中に基板を浸漬
し、微細孔径を60nmに拡大処理すると同時にアルマ
イト底部のバリヤ層を除去した。その後、微細孔の周期
100nm、微細孔径60nmのポーラスアルミナをマ
スクとSiウエハ上にAuを0.5μm物理蒸着した。
この後、30℃、5wt%の燐酸溶液中にSiウエハを浸
漬しポーラスアルミナマスクをSiウエハ上から除去
し、AuをマスクにしてSiウエハを1100℃で熱酸
化した。次に王水でAuを除去し、露出したSi部分を
ドライエッチングした。その後、Siウエハ基板表面に
Ni導電膜を蒸着し、これを陰極としてNiスタンパを
300μm電解メッキした。メッキ終了後、Niスタン
パをSi基板から剥離し、金型にNiスタンパを装着
し、射出成型により表面に微細な凹凸を有するてポリカ
ーボネイト基体を得た。得られたポリカーボネイト基体
の表面形状をAFMで測定した結果、周期100nm、
深さ500nmの凹凸が形成されていた。この得られた
ポリカーボネイト基体の反射率を分光光度計で測定した
結果、波長400nm〜750nmの領域において反射
率は2%以下であった。
【0040】実施例5 Siウエハ上にAlを2μm物理蒸着した。この基板を
3wt%のシュウ酸溶液中でPtを対極とし、40Vで
1.5μm陽極酸化した。得られたポーラスアルミナの
周期は100nmであった。この後、この陽極酸化皮膜
を5wt%、30℃の燐酸水溶液中に浸漬して除去した。
この後、同一条件で残りのAlを0.5μm陽極酸化し
た。この後、30℃、5wt%の燐酸溶液中に基板を浸漬
し、微細孔径を60nmに拡大処理すると同時にアルマ
イト底部のバリヤ層を除去した。その後、微細孔の周期
100nm、微細孔径60nmのポーラスアルミナをマ
スクとSiウエハ上にAuを0.5μm物理蒸着した。
この後30℃、5wt%の燐酸溶液中にSiウエハを浸漬
しポーラスアルミナマスクをSiウエハ上から除去し
た。その後、Siウエハを真空中、550℃で熱処理し
た。この熱処理によりSiとAuの共晶化合物が円錐状
に成長した。その後、Siウエハ基板表面にNi導電膜
を蒸着し、これを陰極としてNiスタンパを300μm
電解メッキした。メッキ終了後、NiスタンパをSi基
板から剥離し、金型にNiスタンパを装着し、射出成型
により表面に微細な凹凸を有するてポリカーボネイト基
体を得た。得られたポリカーボネイト基体の表面形状を
AFMで測定した結果、周期100nm、深さ500n
mの凹凸が形成されていた。この得られたポリカーボネ
イト基体の反射率を分光光度計で測定した結果、波長4
00nm〜750nmの領域において反射率は2%以下
であった。
【0041】実施例6 厚さ100μmの圧延Al板を過塩素酸とエタノールの
混合溶液中で電解研磨した。このAl板を3wt%のシュ
ウ酸溶液中でPtを対極とし、40Vで陽極酸化皮膜を
25μm生成させた。このAl板を30℃の5wt%燐酸
溶液中に浸漬して25μmのポーラスアルミナ層を除去
した。この後、このAl板を3wt%のシュウ酸溶液中で
Ptを対極として40Vで陽極酸化し、ポーラスアルミ
ナ層を0.5μm生成させた。得られたポーラスアルミ
ナの周期は100nmであった。この後、30℃、5wt
%の燐酸溶液中に基板を浸漬し、微細孔径を60nmに
拡大すると同じに微細孔低部に存在するバリヤ層を除去
し、金属Alを露出させた。この後、ポーラスアルミナ
をマスクとして金属Alをドライエッチングした。次に
30℃、5wt%の燐酸溶液中に基板を浸漬しポーラスア
ルミナマスクを金属Al上から除去した。その後、金属
Al表面にNi導電膜を蒸着し、これを陰極としてNi
スタンパを300μm電解メッキした。メッキ終了後、
NiスタンパをAl基板から剥離し、Niスタンパ表面
に残存するポーラスアルミナマスクを除去後、金型にN
iスタンパを装着し、射出成型により表面に微細な凹凸
を有するてポリカーボネイト基体を得た。得られたポリ
カーボネイト基体の表面形状をAFMで測定した結果、
周期100nm、深さ500nmの凹凸が形成されてい
た。この得られたポリカーボネイト基体の反射率を分光
光度計で測定した結果、波長400nm〜750nmの
領域において反射率は2%以下であった。
【0042】実施例7 厚さ100μmの圧延Al板を過塩素酸とエタノールの
混合溶液中で電解研磨した。このAl板を3wt%のシュ
ウ酸溶液中でPtを対極とし、40Vで陽極酸化皮膜を
25μm生成させた。このAl板を30℃の5wt%燐酸
溶液中に浸漬して25μmのポーラスアルミナ層を除去
した。この後、このAl板を3wt%のシュウ酸溶液中で
Ptを対極として40Vで陽極酸化し、ポーラスアルミ
ナ層を0.5μm生成させた。得られたポーラスアルミ
ナの周期は100nmであった。その後、このポーラス
アルミナ層を塩素系ガスでドライエッチングした。その
後、ドライエッチングされたポーラスアルミナ層表面に
Ni導電膜を蒸着し、これを陰極としてNiスタンパを
300μm電解メッキした。メッキ終了後、Niスタン
パをAl基板から剥離し、Niスタンパ表面に残存する
ポーラスアルミナマスクを除去後、金型にNiスタンパ
を装着し、射出成型により表面に微細な凹凸を有するて
ポリカーボネイト基体を得た。得られたポリカーボネイ
ト基体の表面形状をAFMで測定した結果、周期100
nm、深さ500nmの凹凸が形成されていた。この得
られたポリカーボネイト基体の反射率を分光光度計で測
定した結果、波長400nm〜750nmの領域におい
て反射率は2%以下であった。
【0043】実施例8 実施例1で得られたNiスタンパを2枚作製し、2枚の
Niスタンパを金型に装着し、射出成型により表裏面に
微細な凹凸を有するポリカーボネイト基体を得た。得ら
れたポリカーボネイト基体の表裏面の形状をAFMで測
定した結果、周期100nm、深さ500nmの凹凸が
形成されていた。この得られたポリカーボネイト基体の
反射率を分光光度計で測定した結果、波長400nm〜
750nmの領域において反射率は1%以下であった。
【0044】実施例9 実施例1で得られたNiスタンパ上に溶融したプラステ
ィック流し込み、冷却後固体状態になったプラスティッ
クをNiスタンパから剥離した。得られたプラスティッ
ク基体表面には周期100nm、深さ500nmの凹凸
が存在し、この表面の反射率を分光光度計で測定した結
果、波長400nm〜750nmの領域において反射率
は2%以下であった。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
反射防止膜製造用のスタンパを金型として用いて射出成
型することにより、光透過性プラスチック基板表面に周
期が35nm〜400nmの微細な凹凸を転写すること
ができる。また、マスターマザー法により、凹凸のパタ
ーンを反転させることもできる。特に、射出成型法によ
れば、周期が35nm〜400nmの微細な凹凸を表面
に有する光透過性プラスチック基板を安価に、かつ、大
量に生産することができ、反射防止膜の製造コストを大
幅に低減させることができるばかりか、大型の反射防止
膜も容易に、かつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射防止膜の一例の部分概要断面図で
ある。
【図2】(A)は図1に示された反射防止膜を製造する
ためのスタンパの一例の部分概要断面図であり、(B)
は(A)に示されたスタンパを製造するための鋳型の一
例の部分概要断面図である。
【図3】鋳型の製造方法の一例を説明する模式図であ
る。
【図4】鋳型の製造方法の別の例を説明する模式図であ
る。
【図5】鋳型の製造方法の他の例を説明する模式図であ
る。
【図6】鋳型の製造方法の更に他の例を説明する模式図
である。
【図7】鋳型の製造方法の更に別の例を説明する模式図
である。
【図8】鋳型の製造方法の更に他の例を説明する模式図
である。
【図9】鋳型の製造方法の更に別の例を説明する模式図
である。
【図10】鋳型の製造方法の更に他の例を説明する模式
図である。
【図11】スタンパの製造方法の一例を説明する模式図
である。
【符号の説明】
1 本発明の反射防止膜 3 光透過性プラスチック基体 5 凹凸 7 鋳型 8 スタンパ 9 Si基体 11 Al蒸着膜 13 陽極酸化ポーラスアルミナ層13 17 セル構造 19 バリヤ層 21 細孔 23 アルミナモールド 25 耐酸及び耐アルカリ材料層 27 表面酸化層 29 Au/Si共晶体突起 31 導電膜 33 Ni電解メッキ膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 7/02 103 G02B 5/02 B G02B 5/02 B29K 23:00 // B29K 23:00 33:04 33:04 69:00 69:00 B29L 11:00 B29L 11:00 G02B 1/10 A (72)発明者 三瓶 哲彦 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 酒本 章人 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 2H042 BA03 BA13 BA15 BA20 2K009 AA12 BB01 CC03 CC09 CC14 CC21 CC24 CC34 CC42 DD03 DD12 DD15 4F100 AA19D AA19E AB10D AB10E AB16D AB24D AB24E AK01A AK03A AK25A AK45A AK52D AK52E AR00B AR00C AT00A BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA10A BA10B BA10C BA10D BA10E DD07B DD07C EH36 EH362 GB41 JN01A JN06 YY00B YY00C 4F202 AA03 AA21 AA28 AF01 AG01 AG05 AG26 AH73 AJ02 AJ09 AR13 CA11 CB01 CD02 CD24 CD30 CK11 CK43

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性プラスチック基体の少なくとも
    一方の表面に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が3
    5nm〜400nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の
    深さが100nm〜700nmの範囲内であることを特
    徴とする反射防止膜。
  2. 【請求項2】 光透過性プラスチック基体はポリカーボ
    ネート樹脂、ポリオレフィン樹脂又はアクリル樹脂から
    なることを特徴とする請求項1に記載の反射防止膜。
  3. 【請求項3】 ニッケル基体の一方の表面に、微細な凹
    凸を有し、前記凹凸の周期が35nm〜400nmの範
    囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが100nm〜70
    0nmの範囲内であることを特徴とする反射防止膜製造
    用スタンパ。
  4. 【請求項4】 アルミニウム、アルミナ及びシリコンか
    らなる群から選択される材料からなる基体の一方の表面
    に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm〜4
    00nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが10
    0nm〜700nmの範囲内であることを特徴とするス
    タンパ製造用鋳型。
  5. 【請求項5】 (a)ニッケル基体の一方の表面に、微細
    な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm〜400nm
    の範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが100nm〜
    700nmの範囲内であるスタンパを金型に装着するス
    テップと、 (b)前記スタンパ装着金型に光透過性プラスチック樹脂
    を注型して射出成型するステップと、 (c)前記金型から、光透過性プラスチック基体の少なく
    とも一方の表面に、前記スタンパの凹凸が反転した形状
    の微細な凹凸を有し、前記反転凹凸の周期が35nm〜
    400nmの範囲内であり、かつ、前記反転凹凸の深さ
    が100nm〜700nmの範囲内である反射防止膜を
    離型するステップとからなることを特徴とする反射防止
    膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 光透過性プラスチック樹脂はポリカーボ
    ネート樹脂、ポリオレフィン樹脂又はアクリル樹脂から
    なることを特徴とする請求項5に記載の反射防止膜の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 (a)ニッケル基体の一方の表面に、微細
    な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm〜400nm
    の範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが100nm〜
    700nmの範囲内であるスタンパ表面に、溶融した光
    透過性プラスチック樹脂を流し込むステップと、 (b)前記溶融プラスチック樹脂を冷却して固化するステ
    ップと、 (c)前記スタンパ表面から、固化光透過性プラスチック
    基体の少なくとも一方の表面に、前記スタンパの凹凸が
    反転した形状の微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が3
    5nm〜400nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の
    深さが100nm〜700nmの範囲内である反射防止
    膜を剥離するステップとからなることを特徴とする反射
    防止膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 光透過性プラスチック樹脂はポリカーボ
    ネート樹脂、ポリオレフィン樹脂又はアクリル樹脂から
    なることを特徴とする請求項7に記載の反射防止膜の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 (a)アルミニウム、アルミナ及びシリコ
    ンからなる群から選択される材料からなる基体の一方の
    表面に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm
    〜400nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが
    100nm〜700nmの範囲内である鋳型を準備する
    ステップと、 (b)前記鋳型の凹凸面に導電膜を形成するステップと、 (c)前記導電膜を陰極としてNiを電解メッキするステ
    ップと、 (d)前記Ni電解メッキ膜を前記鋳型から剥離し、ニッ
    ケル基体の一方の表面に、前記鋳型の凹凸が反転した形
    状の微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm〜4
    00nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが10
    0nm〜700nmの範囲内であるスタンパを形成する
    ステップとからなることを特徴とする反射防止膜製造用
    スタンパの製造方法。
  10. 【請求項10】 Alを陽極酸化し、得られた陽極酸化
    皮膜をAlから剥離し、陽極酸化ポーラスアルミナ低部
    のアルミナを湿式或いは乾式な手法でエッチングして陽
    極酸化ポーラスアルミナを貫通させ、この貫通させた陽
    極酸化ポーラスアルミナをシリコン基体上に配置し、陽
    極酸化ポーラスアルミナをマスクにしてシリコン基体を
    湿式或いは乾式な手法でエッチングすることにより、シ
    リコン基体の一方の表面に、微細な凹凸を有し、前記凹
    凸の周期が35nm〜400nmの範囲内であり、か
    つ、前記凹凸の深さが100nm〜700nmの範囲内
    である鋳型を形成することを特徴とする鋳型の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 シリコン基体上にAlを物理蒸着し、
    この後、シリコン基体上のAlを陽極酸化し、得られた
    陽極酸化ポーラスアルミナ底部に存在するアルミナを湿
    式或いは乾式な手法で除去してシリコン基体を露出さ
    せ、陽極酸化ポーラスアルミナをマスクにしてシリコン
    基体を湿式或いは乾式な手法でエッチングすることによ
    り、シリコン基体の一方の表面に、微細な凹凸を有し、
    前記凹凸の周期が35nm〜400nmの範囲内であ
    り、かつ、前記凹凸の深さが100nm〜700nmの
    範囲内である鋳型を形成することを特徴とする鋳型の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 シリコン基体上にAlを物理蒸着し、
    この後、シリコン基体上のAlを陽極酸化し、得られた
    陽極酸化ポーラスアルミナ底部に存在するアルミナを湿
    式或いは乾式な手法で除去してシリコン基体を露出さ
    せ、陽極酸化ポーラスアルミナをマスクにしてシリコン
    基体上に酸及びアルカリに耐性のある材料を物理蒸着
    し、この後、陽極酸化ポーラスアルミナをシリコン基体
    上から除去し、酸及びアルカリに耐性のある材料をマス
    クにしてシリコン基体を湿式或いは乾式な手法でエッチ
    ングすることにより、シリコン基体の一方の表面に、微
    細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm〜400n
    mの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが100nm
    〜700nmの範囲内である鋳型を形成することを特徴
    とする鋳型の製造方法。
  13. 【請求項13】 酸及びアルカリに耐性のある材料がA
    u、Pt又はこれらの合金であることを特徴とする請求
    項12に記載の鋳型の製造方法。
  14. 【請求項14】 シリコン基体上にAlを物理蒸着し、
    この後、シリコン基体上のAlを陽極酸化し、得られた
    陽極酸化ポーラスアルミナ底部に存在するアルミナを湿
    式或いは乾式な手法で除去してシリコン基体を露出さ
    せ、陽極酸化ポーラスアルミナをマスクにしてシリコン
    基体上に酸及びアルカリに耐性のある材料を物理蒸着
    し、この後、陽極酸化ポーラスアルミナをシリコン基体
    上から除去し、その後、シリコン基体を熱処理して表面
    を酸化させ、その後、酸及びアルカリに耐性のある材料
    を乾式或いは湿式な方法で除去し、前記表面酸化層をマ
    スクにしてシリコン基体を湿式或いは乾式な手法でエッ
    チングすることにより、シリコン基体の一方の表面に、
    微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm〜400
    nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが100n
    m〜700nmの範囲内である鋳型を形成することを特
    徴とする鋳型の製造方法。
  15. 【請求項15】 酸及びアルカリに耐性のある材料がA
    u,Pt或いはこれらの合金であることを特徴とする請
    求項14に記載の鋳型の製造方法。
  16. 【請求項16】 シリコン基体上にAlを物理蒸着し、
    この後、シリコン基体上のAlを陽極酸化し、得られた
    陽極酸化ポーラスアルミナ底部に存在するアルミナを湿
    式或いは乾式な手法で除去してシリコン基体を露出さ
    せ、陽極酸化ポーラスアルミナをマスクにして基体上に
    Auを物理蒸着し、この後陽極酸化ポーラスアルミナを
    除去し、Au物理蒸着膜付きシリコン基体を真空中で加
    熱処理することによりシリコン基体表面にAu/Si共
    晶体柱を形成させることにより、シリコン基体の一方の
    表面に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm
    〜400nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが
    100nm〜700nmの範囲内である鋳型を形成する
    ことを特徴とする鋳型の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記シリコン基体表面に物理蒸着され
    るAlは、その金属Al中に、Ti及びSiからなる群
    から選択される少なくとも1種類の元素を含有すること
    を特徴とする請求項11〜16の何れかに記載の鋳型の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 Al基板を陽極酸化し、その後この陽
    極酸化層を除去し、再び同じ条件で陽極酸化層を設け、
    微細孔底部に存在するバリヤ層を乾式或いは湿式な手法
    で除去後、この陽極酸化層をマスクとして乾式或いは湿
    式な手法で下層の金属Al層をエッチングし、その後陽
    極酸化層を除去することにより、アルミニウム基体の一
    方の表面に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35
    nm〜400nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深
    さが100nm〜700nmの範囲内である鋳型を形成
    することを特徴とする鋳型の製造方法。
  19. 【請求項19】 Al基板を陽極酸化し、その後、この
    陽極酸化層を除去し、再び同じ条件で陽極酸化層を設
    け、前記陽極酸化層の一部を乾式或いは湿式な手法でエ
    ッチングして除去し、前記Al基板上に陽極酸化層の一
    部を残すことにより、アルミニウム基体の一方の表面
    に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周期が35nm〜4
    00nmの範囲内であり、かつ、前記凹凸の深さが10
    0nm〜700nmの範囲内である鋳型を形成すること
    を特徴とする鋳型の製造方法。
  20. 【請求項20】 シリコン基体を熱酸化処理して表面に
    酸化シリコン層を形成させ、前記酸化シリコン層上にA
    lを物理蒸着し、この後、前記Alを陽極酸化し、得ら
    れた陽極酸化ポーラスアルミナ底部に存在するアルミナ
    を湿式或いは乾式な手法で除去して前記酸化シリコン層
    を露出させ、前記陽極酸化ポーラスアルミナをマスクに
    して酸化シリコンをドライエッチングで除去してシリコ
    ン基体を露出させ、その後、前記陽極酸化ポーラスアル
    ミナをシリコン基体上から除去し、その後、残存する酸
    化シリコン層をマスクにして露出シリコン基体を乾式或
    いは湿式な手法でエッチングすることにより、シリコン
    基体の一方の表面に、微細な凹凸を有し、前記凹凸の周
    期が35nm〜400nmの範囲内であり、かつ、前記
    凹凸の深さが100nm〜700nmの範囲内である鋳
    型を形成することを特徴とする鋳型の製造方法。
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