JP2003039908A - 車輪用ハブおよびこの車輪用ハブを装備した車輪 - Google Patents

車輪用ハブおよびこの車輪用ハブを装備した車輪

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段差による大きな衝撃を緩和し、乗り心地や
耐久性を向上させるとともに、車輪の左右の横捩れを無
くして車輪の安全性を高めることのできるハブ筒体内部
に緩衝手段を有する車輪用ハブおよびこの車輪用ハブを
装備した車輪を提供する。 【解決手段】 ハブ筒体11と、ハブ筒体11内に配設
した回転手段26と緩衝手段40と車輛フレーム19を
支持するフレーム軸20とからなる車輪用ハブ10であ
って、例えば、ハブ筒体11内に車軸21を有し、車軸
21を回転支持する回転手段26を車軸21の回転に独
立の緩衝手段40とし、緩衝手段40はハブ筒体11の
回転手段26をリンク機構30で回動自在に係合し、か
つ、車輛フレーム19を係合支持するフレーム軸20を
有する機構からなる車輪用ハブ10である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩衝手段を具備し
た車椅子や自転車などに装備される車輪用ハブに関し、
特に車輪が、路面から受ける上下方向の衝撃を受けた際
に、その衝撃を直接車体側に伝達することなく、これを
緩衝して円滑に走行を可能にする緩衝機能付車輪用ハブ
およびこの車輪用ハブを装備した車輪に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、わが国のほとんどの道路はアスフ
ァルトなどにより舗装されている。したがって、道路に
は大きな凹凸がなく、車椅子や自転車などの車輛がスム
ーズに通行できる。さらに、歩行者や、車椅子若しくは
自転車などの車輛の通行の安全を確保するために、自動
車道路の側部に車椅子若しくは自転車などの車輛が走行
できる歩道が設けられている。そこで、車椅子や自転車
などの車輛で外出する機会が増えてきている。また、2
1世紀には、日本では65歳以上の高齢者が人口の3人
に1人を占める高齢者社会になると予想されている。人
の寿命が延びるにしたがって、高齢により足腰の弱くな
った人たちも急増するので、外出時に車椅子を利用する
高齢者が増加すると推測される。
【0003】さらに、戸外の道路に限らず、現在段差の
ない生活環境の整備が実施されている。しかし、多くの
路面あるいは住宅施設にはなお段差が多く存在し、加え
て、道路工事やガス工事などにより道路の舗装に生じた
凹凸の段差や、大型車輛の走行によるわだちや、これら
により横断歩道に生じた段差や、車道と歩道の境目に生
じる段差や、道路の経年変化による段差や、歩道上に設
けた視覚障害者用の点字ブロックによる段差など、さま
ざまな部分的な場所に段差が存在している。このような
路面や住宅施設などの生活環境において、存在する多く
の段差により、高齢者など車椅子を利用する人達は不便
を被っている。このため、平滑化すなわちバリアフリー
が標榜される昨今であるが、車椅子や自転車などの車輛
にとっては、かえって注意深く通行しなくてはならない
問題がある。
【0004】この問題を解消するために路面または住宅
内のバリアフリー化の改良を一層進めなければならない
が、このバリアフリー化の改良には、多大の時間および
費用が必要となる。そこで、現在使用されている車椅子
などの構造の一部を緩衝機構を備えた構造のものに変更
することができれば、時間およびコストを節約した最良
の手段である。
【0005】ところで現在の車椅子や自転車などの車輛
の車輪は、車軸に嵌合したハブから放射状にスポークを
張ってリムに連結してスポークに張力を付与する構造と
して車輪全体の剛性を保持している。しかし、このよう
な車輪は路面に対して垂直な縦方向へは弾性が作用しな
い構造となっている。そこで、このような構造の車輪を
有する自転車や車椅子などの車輛で、道路や歩道を通行
するときには、上記したさまざまな段差に乗り上げて通
行することになる。この段差を通るときの下からの衝撃
がハブの車軸よりフレームを介して直接に乗者に伝わる
ため、乗り心地が悪く、また、車輛本体の耐久性にも影
響を与えていた。そこで、車椅子の前輪として装着して
いる主としてキャスターからなる車輪により段差を乗り
越えようとする場合、車輪を段差の高さ分持ち上げねば
ならず、このため乗者は大きな力を必要とする。そこで
乗者は腕力により体重の移動を図って弾みを付けたり、
あるいは反動を利用したりして段差を乗り越えることと
なる。しかし、この段差を乗り越える時に受ける衝撃は
極めて大きく、乗者にとって乗り心地のよいものではな
い。
【0006】このような不都合を解消するために、自転
車の場合、サドルにバネを入れたり、フレーム自体に適
宜コイルバネなどの緩衝部材を設けているが、他にタイ
ヤ内の空気圧を下げる手段を講じている。しかし、この
タイヤの空気圧を下げる手段は空気圧を下げることによ
って車輪と路面との抵抗が大きくなり、走行時に乗者に
負担がかかる不都合がさらにある。これらの不都合を解
消するために、緩衝手段を付加した車輪が古くから提案
されており、例えば、登録実用新案公報第365262
号に記載の構成の車輪が開示されている。
【0007】この先行技術の考案の車輪は、ハブ筺体
(すなわちハブ筒体)の中央にボールベアリングまたは
ローラベアリングなどからなる軸受を設け、この軸受の
外周に撥條受を放射状に具備させ、上記ハブ筺体の内周
に撥條受を具備させ、この両者の撥條受間に渦状撥條を
放射状に装備してなる車輪の緩衝装置である。
【0008】ところが、この先行技術は確かに段差に乗
り上げた時に車輪の上下動の衝撃には効力を発揮する
が、放射状に設けた多数の渦状撥條のため車軸方向であ
る横(左右)の剛性が弱く、車輪が捩れてしまうおそれ
がある。この結果、車輪としての機能を有しなくなり、
安全性を損なうという決定的な不都合が生じる。この原
因は、ハブを形成するハブ筒体が軸受からなる回転手段
と渦状撥條からなる緩衝手段とが一体的に連結されて渦
状撥條が車輪の回転と一緒に回転する構造となっている
からである。
【0009】さらに、車椅子の場合に段差から受ける衝
撃を緩和するものとして、車輪を支持する既存のフレー
ム構造を利用した緩衝機構がある。この緩衝機構は、キ
ャスター支持するためにその支持軸上部に連設嵌合する
フレームである縦パイプの中に圧縮バネを内蔵してキャ
スターの支持軸を受ける構造とし、段差を越える際にキ
ャスターの支持軸を弾性的にバネに抗して上方移動さ
せ、段差を越えおわると再び元の状態に下方に移動させ
て復元可能とするものである。このキャスターの支持フ
レームに緩衝機構を具備させることで衝撃を吸収する構
造は、特開平8−173482号公報の明細書中に開示
されている。ところで、この緩衝機構付きの車椅子は、
新しく製造するものとしては優れているが、通常の既成
の緩衝機構のない車椅子に上記の構造を具備させようと
すると、既成の通常の車椅子は、キャスターを支持する
フレームである縦パイプは車椅子本体のフレーム構造の
一部として溶接により溶着されて組み立てられているの
で、この縦パイプを上記の緩衝装置を具備した縦パイプ
と変更することは大掛かりな作業となり、時間とコスト
が掛かり実用的でない問題がある。
【0010】一方、キャスターを構成しているホイール
ハブに下方に向けて付勢する戻しバネの一端を取り付
け、この戻しバネの他端をキャスターを支持するフォー
クに取り付けてホイールハブとフォークの間に戻しバネ
を介在させ、この戻しバネによりフォークに対してキャ
スターを上下動させて衝撃を吸収する緩衝機構とした構
造のキャスターを具備した車椅子が、実開平6−321
08号公報に開示されている。しかし、この緩衝機構を
具備したキャスターを、従来の車椅子のキャスターに変
更しようとする場合には、その車椅子のキャスターを支
持するフォークは戻しバネを取り付ける構造になってい
ないので、上記に開示されたバネを取り付け可能なフォ
ークに変更する必要があり、この作業は容易に実施でき
ない問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハブ筒体内
部に緩衝機構を有する車輪用ハブにおいて、段差による
大きな衝撃を緩和し、乗り心地や耐久性を向上させると
ともに、車輪の車軸方向の左右の横捩れをなくして安全
性を高めることのできる内部構造を有する車輪用ハブを
提供することであり、さらに、この安全性の高い車輪用
ハブを装備した車輪のみを交換するだけで他の部材を変
更することなく、従来の車椅子や自転車などを容易に緩
衝機構を有する車輛として提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、請求項1の発明では、ハブ筒体1
1と、該ハブ筒体11内に配設した回転手段26と緩衝
手段40と車輛フレーム19を支持するフレーム軸20
とからなることを特徴とする車輪用ハブ10である。
【0013】請求項2の発明では、ハブ筒体11は内部
に車軸21を有し、該車軸21を回転支持する回転手段
26と該車軸21の回転に独立の緩衝手段40とを該ハ
ブ筒体11内に配設したことを特徴とする請求項1の手
段の車輪用ハブ10である。
【0014】請求項3の発明では、緩衝手段40は、ハ
ブ筒体11の回転手段26をリンク機構30(50)で
回動自在に係合し、かつ、車輛フレーム19を係合支持
するフレーム軸20を有することを特徴とする請求項2
の手段の車輪用ハブ10である。
【0015】請求項4の発明では、回転手段26は車軸
保持部材41(51)の左右に嵌合した軸受24、24
と該軸受24、24に嵌挿した車軸21からなることを
特徴とする請求項2の手段の車輪用ハブ10である。
【0016】請求項5の発明では、ハブ筒体11は内部
に回転手段26を有し、該回転手段26の内側に緩衝手
段40を嵌合するとともに該緩衝手段40に車輛フレー
ム19を係合支持するフレーム軸20を配設したことを
特徴とする請求項1の手段の車輪用ハブ10である。
【0017】請求項6の発明では、回転手段26は軸受
24からなり、緩衝手段40は回転手段26の回転と独
立に回転手段26に係合するリンク機構130からな
り、車輛フレーム19を係合支持するフレーム軸19は
リンク機構130に設けられた車軸121であることを
特徴とする請求項4または5の手段における車輪用ハブ
10である。
【0018】請求項7の発明では、請求項1ないし6の
いずれか1項の手段における車輪用ハブ10を装備した
ことを特徴とする車輪17である。
【0019】本発明の手段の作用について説明する。車
輪用ハブ10は、ハブ筒体11内部にハブ筒体11の回
転手段26と緩衝手段40を具備している。そこで、こ
の車輪用ハブ10にスポーク14、リム15、タイヤ1
6を順次組み合わせて車輪17に組み立てることで、容
易に緩衝手段40のある車輪17が得られる。また、上
記のスポーク14に代えてディスク114として車輪1
7とすることができ、この場合は車輪17はキャスター
117の車輪であってもよい。したがって、緩衝手段を
車輛フレーム19あるいは車輪に有しない車輛27にお
いて、この車輛27の緩衝手段のない通常の車輪用ハブ
からなる車輪17を本発明の車輪用ハブ10を装備した
車輪17に交換することで、極めて容易に緩衝手段40
のある車輛27とすることができる。通常の緩衝手段を
有しない車椅子の前輪のキャスターあるいは後輪の車輪
を本発明の緩衝手段40を有する車輪17であるキャス
ター117あるいは後輪の車輪17に単に交換すること
で、緩衝手段を有する車椅子18とすることができる。
【0020】特に請求項5または6の手段の車輪用ハブ
10は小型化が可能であるので、従来のキャスターと同
じ大きさの緩衝手段40を有するキャスター117とす
ることができる。したがって、単にキャスター軸119
で差し替えることによりより、従来にキャスターをハブ
筒体11内に緩衝手段40を有するキャスター117に
交換できる。この結果、段差のある道路を乗者に急激な
振動による負担をかけることなく軽やかに走行できる車
椅子18や自転車などの車輛27とすることができる。
【0021】特に緩衝手段40は、請求項1〜4の手段
ではハブ筒体11の回転手段26を片持ちのリンク機構
30または平行リンク機構50で係合しているので、あ
るいは、請求項5または6の手段では回転手段26内に
係合するリンク機構130からなっているので、車軸方
向の捩れが阻止されており、さらに、緩衝手段40と回
転手段26は片持ちのリンク機構30または平行リンク
機構50で、若しくは回転手段26内に係合するリンク
機構130で係合しながら、両者は互いに独立した手
段、すなわち、緩衝手段40はハブ筒体11の回転と共
に回転することなく、上下方向にのみ車軸21(12
1)を移動可能に緩衝支持している手段であるので、ハ
ブ筒体11の回転を阻害することがない。したがって、
緩衝手段40は回転することなく上下方向の車軸21の
振動のみを吸収できるので、車輪17あるいはキャスタ
ー117の車軸方向の左右の横揺れは生じることがな
い。したがって、緩衝手段40はハブ筒体11の回転手
段26を安定して支持することができるので、上記のと
おり、緩衝手段40は常に車軸21(121)に垂直な
上下方向の急激な振動のみを吸収することにより振動を
抑制するので乗り心地の良い車輪17あるいはキャスタ
ー117およびこの車輪17あるいはキャスター117
を具備した車輛27あるいは車椅子18を得ることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の車輪
用ハブの斜視図である。図2は図1の車輪用ハブの分解
図である。図3は図1の車輪用ハブを具備する車輪を車
輛フレームに取り付けた状態を一部断面で示す図であ
る。図4は(a)および(b)で図1の車輪用ハブのリ
ンク機構の作用を説明する概略側面図である。図5は本
発明の第2の実施の形態の車輪用ハブの斜視図である。
図6は図5の車輪用ハブの分解図である。図7は図5の
車輪用ハブの一部組み立て分解図である。図8は(a)
および(b)で図5の車輪用ハブのリンク機構の作用を
説明する概略側面図である。図9は本発明の車輪用ハブ
を具備する車輪を有する車椅子の斜視図である。図10
は本発明のさらに第3の実施の形態の車輪用ハブの側面
図である。図11は図10の車輪用ハブの分解組立図で
ある。図12は図10の車輪用ハブからなる車輪の側面
図である。図13はキャスターとした図12の車輪の斜
視図である。図14は平滑路面上のキャスターの側面図
である。図15は段差に乗り上げた状態のキャスターの
側面図である。
【0023】先ず、上記図1〜図3の本発明の車輪用ハ
ブ10の第1の実施の形態について説明する。車輪用ハ
ブ10は内部の中心部に配設の車軸21の回転手段26
と緩衝手段40を収納し、一方を閉じ部とし他方を開放
部としたハブ筒体11と、ハブ筒体11の両端に放射状
方向に設けられ、複数のスポーク孔13をその周方向に
均等に配設したハブフランジ12からなる。
【0024】図2の分解図に示すように、車軸21は車
軸基部材22をネジ23によりハブ筒体11の閉じ部の
中心部に片持ち状で固着され開放部に延びている。この
車軸21は車軸保持部材41の2個の左右の軸受24、
24に嵌入係止されて回転手段26とされる。車軸保持
部材41は左右の軸受24、24から後方に延在する台
板からなる緩衝部材受45と左右の軸受24、24から
前方に延在する左右の突片からなる係合突片42、42
を有し、これらの係合突片42、42には車軸方向のリ
ンク軸挿入孔43、43が設けられている。緩衝部材受
45上には車軸方向に2個配列したコイルばねからなる
緩衝部材46が載置されている。係合突片42は車軸方
向のリンク軸挿入孔43が設けられている。
【0025】一方、車軸保持部材41と上方から覆うよ
うに組み合わされて片持ちのリンク機構30により緩衝
手段40に形成されるフレーム軸保持部材31を有す
る。フレーム軸保持部材31はその前方側に車軸方向の
下向き係合凸条32を有し、下向き係合凸条32にはリ
ンク軸挿入孔33が設けられている。フレーム軸保持部
材31の後方側に同じく車軸方向の下向きの緩衝部材受
34を有し、この下向きの緩衝部材受34の下面は車軸
保持部材41の緩衝部材受45に載置したコイルバネの
緩衝部材46の上部に当接する。さらに、ハブ筒体11
の開放部側に位置する側には下向きのフレーム軸取付板
35を有し、フレーム軸取付板35の中心下部に車軸2
1と反対方向に突出するフレーム軸20が設けられてい
る。フレーム軸保持部材31の前方側の下向き係合凸条
32は車軸保持部材41の前方側の左右の係合突片4
2、42間にはめ込まれ、リンク軸挿入孔33と左右の
リンク軸挿入孔43、43を合致させ、リンク軸44を
嵌合してフレーム軸保持部材31と車軸保持部材41が
リンク軸44を回転軸として回転自在に片持ち的にリン
クされる。
【0026】以上のようにして組み立てられた車輪用ハ
ブ10を図1に示す。そして、図3に示すように、ハブ
フランジ12にスポーク14を取り付けた車輪用ハブ1
0は、フレーム軸取付板35から延びるフレーム軸20
に車椅子などの車輛フレーム19が係止されボルト25
で締結されている。
【0027】第1の実施の形態の車輪用ハブ10におけ
る片持ちのリンク機構30について、模式的に図4によ
り説明する。図4はフレーム軸取付板35を省略して示
した片持ちのリンク機構30の側面図である。図4にお
いてフレーム軸20の中心位置を×印で示し、車軸21
の中心位置を△で示し、図の右方に、それらの位置を表
わす水平線で車軸位置28とフレーム軸位置29を示
す。図4の(a)は、車輪が平坦な路面を転がっている
場合で、コイルバネの緩衝部材46が常態の弾撥的に延
びた状態にあり、この場合は車軸位置28とフレーム軸
位置29が路面から同一高さ位置にある。図4の(b)
は、車輪が突状物に乗り上げで衝撃による突き上げを路
面から受けた場合で、車軸位置28はフレーム軸位置2
9に比して高い位置にある。すなわち、車軸保持部材4
1の後端すなわち緩衝部材受45側がリンク軸44を回
転軸にして上方に持ち上がって緩衝部材46は押圧され
て縮んだ状態にあり、フレーム軸位置29に比して車軸
位置28は上向きの矢印で示す分だけ高い位置に移動し
ている。したがって、車輪に上下の力が作用しても車輛
のフレーム軸20は緩衝作用により上下の力は緩衝手段
40のコイルバネの緩衝部材46に吸収されて上下移動
の幅が小さくなり、車輛の座部の上下の揺れも小さくな
る。
【0028】次に、本発明の車輪用ハブ10の第2の実
施の形態を図5〜図7に示す。車輪用ハブ10は内部の
中心部に配設の車軸21の回転手段26と緩衝手段40
を収納し、一方を閉じ部とし他方が開放部としたハブ筒
体11と、ハブ筒体11の両端に放射状方向に設けら
れ、複数のスポーク孔13をその周方向に均等に配設し
たハブフランジ12からなる。
【0029】図6の分解図に示すように、車軸21は車
軸基部材22をネジ23によりハブ筒体11の閉じ部の
中心部に片持ち状で固着され開放部に延びている。この
車軸21は車軸保持部材51の2個の左右の軸受24、
24に嵌入係止されて回転手段26とされる。車軸保持
部材51は左右端部に車軸と垂直な向きのリンク部材扇
形係合板52、52が取り付けられ、それらの2枚のリ
ンク部材扇形係合板52、52の間には上面には車軸側
緩衝部材受55の浅い受け孔が形成されコイルバネの緩
衝部材46が嵌合される。左右のリンク部材扇形係合板
52、52にはその弧状部に沿って上部に車軸方向の上
リンク部材係合孔53、53が設けられ、下部に下リン
ク部材係合孔54、54が設けられている。
【0030】車軸保持部材51の軸方向と平行に車軸保
持部材51の後方にフレーム軸保持部材61が配置され
る。このフレーム軸保持部材61の左右の端部の上下に
は、前方の車軸保持部材51側に斜め上に突出する上リ
ンク部材係合片63と斜め下に突出する下リンク部材係
合片63を有し、上リンク部材係合片63には車軸21
と平行な上部リンク部材係合孔64を有し、下リンク部
材係合片65には車軸21と平行な下部リンク部材係合
孔66を有する。さらにフレーム軸保持部材61のハブ
筒体11の開放部側の端部中央には車軸21と鉛直な方
向の前方に延びるフレーム軸取付片62を有し、フレー
ム軸取付片62の先端部の中央には車軸21と反対側に
フレーム軸20がボルト25で取り付けられている。
【0031】車軸保持部材51の左右のリンク部材扇形
係合板52、52に上方から嵌合され、かつ、フレーム
軸保持部材61の左右の上リンク部係合片63、63に
上方から嵌合される上リンク部材71と、車軸保持部材
51の左右のリンク部材扇形係合板52、52に下方か
ら嵌合され、かつ、フレーム軸保持部材61の左右の下
リンク部係合片65、65に下方から嵌合される下リン
ク部材81を有する。
【0032】上リンク部材71の前後端には車軸21と
平行な下向係合凸条72、72を有し、各下向係合凸条
72には係合孔73が設けられている。上リンク部材7
1の中央の下面は上側緩衝部材受74となっており、か
つ、車軸保持部材51の車軸側緩衝部材受55に対面し
ている。車軸保持部材51の左右のリンク部材扇形係合
板52、52に上方から嵌合された上リンク部材71の
下向係合凸条72は、その係合孔73がリンク部材扇形
係合板52の上リンク部材係合孔53に合致され、リン
ク軸56で回転自在に係合される。
【0033】さらに、下リンク部材81の前後端には車
軸21と平行な上向係合凸条82、82を有し、各上向
係合凸条82には係合孔83が設けられている。フレー
ム軸保持部材61の左右上側の上リンク部材係合片6
3、63に上方から嵌合された上リンク部材71の下向
係合凸条72は、その係合孔73が上リンク部材係合片
63の上リンク部係合孔64に合致され、リンク軸56
で回転自在に係合される。一方、フレーム軸保持部材6
1の左右下側の下リンク部材係合片65、65に下方か
ら嵌合された下リンク部材81の上向係合凸条82は、
その係合孔83が下リンク部材係合片65の下リンク部
係合孔66に合致され、リンク軸56で回転自在に係合
される。
【0034】上記のリンク軸56で回転自在に係合され
た車軸保持部材51と上リンク部材71とフレーム軸保
持部材61と下リンク部材81で平行リンク機構50を
形成する。そして、車軸保持部材51の車軸側緩衝部材
受55と上リンク部材71の上側緩衝部材受74の間に
は弾撥状のコイルバネの緩衝部材85が配設されてい
る。
【0035】以上のようにして組み立てられた車輪用ハ
ブ10を図5に示す。そして、ハブフランジ12にスポ
ーク14を取り付けた車輪用ハブ10は、リンク部材扇
状係合板52から延びるフレーム軸20に車椅子などの
車輛フレーム19が締結される。
【0036】第2の実施の形態の車輪用ハブ10におけ
る平行リンク機構50について、模式的に図8により説
明する。図8は平行リンク機構50の側面図である。図
8においてフレーム軸取付片62のフレーム軸20の中
心位置を×印で示し、車軸21の中心位置を△で示し、
図の右方に、それらの位置を表わす水平線で車軸位置2
8とフレーム軸位置29を示す。図8の(a)は、車輪
が平坦な路面を転がっている場合で、コイルバネの緩衝
部材85が常態の弾撥的に延びた状態にあり、この場合
は車軸位置28とフレーム軸位置29が路面から同一高
さ位置にある。図8の(b)は、車輪が突状物に乗り上
げで衝撃による突き上げを路面から受けた場合で、車軸
位置28はフレーム軸位置29に比して高い位置にあ
る。すなわち、車軸保持部材51上の車軸側緩衝部材受
55側が平行リンク機構50により、リンク部材扇形係
合板52は垂直方向に上方へ平行移動するが、フレーム
軸保持部材61はほとんど上下に移動することなく元の
位置に停まっているので、上リンク部材71の下面の上
側緩衝部材受74がほぼ元の位置にある。そこで、コイ
ルバネの緩衝部材85は押圧されて縮んだ状態にあり、
フレーム軸位置29に比して車軸位置28は上向き矢印
で示す分だけ高い位置に移動している。したがって、車
輪に上下の力が作用しても車輛のフレーム軸20は緩衝
作用により上下の力は緩衝手段40のコイルバネの緩衝
部材85に吸収されて上下移動の幅が小さくなり、車輛
の座部の上下の揺れも小さくなる。
【0037】図9に本発明の車輪用ハブ10を用いた車
輪17の実施の形態を、該車輪17を装備した車輛27
の車椅子18により説明する。図9における車椅子18
は最も一般的な車椅子であるので、通常の車椅子として
の部品名は省略している。車椅子18は、その車輪17
に本発明におけるハブ筒体11の内部に緩衝手段40を
有する車輪用ハブ10を用いている。例えば、図1ある
いは図5に示すように、本発明の車輪用ハブ10は自転
車や車椅子などの車輛用の車輪として使用すると、容易
に緩衝手段のある車輛となるが、片持ち式のフレーム軸
20により車輛フレーム19を支持する構造である。一
方、車椅子は車輪に握り部を有するので本来片持ち式の
車輪からなっている。そこで、本発明の車輪用ハブ10
を用いた車輪17は車椅子18に使用するとき最適であ
る。
【0038】さらに第3の実施の形態の車輪用ハブ10
を図10に、車輪用ハブ10の分解組立図を図11に、
この車輪用ハブ10を用いた車輪17あるいはキャスタ
ー117の例を図12〜図15に示す。この車輪用ハブ
10はハブ筒体11の内側に軸受124からなる回転手
段26を有する。さらにこの回転手段26の内側にリン
ク機構130からなる緩衝手段40を配設している。す
なわち、車輪用ハブ10は、この第3の実施の形態では
緩衝手段40の外周に軸受124からなる回転手段26
を有し、上述の第1あるいは第2の実施の形態では緩衝
手段40の内側に回転手段26の軸受24を有し、この
点で第3の実施の形態は第1あるいは第2の実施の形態
と相違する。
【0039】ハブ筒体11はその外周にハブフランジ1
2を有し、このハブフランジ12は車輪17とすると
き、第1あるいは第2の実施例と同様にこのハブフラン
ジ12にスポーク孔(図示しない)を配設してスポーク
14を挿入してリム15に組付けることもできるし、デ
ィスク114を配設してリム15に組付けてディスクホ
イールとすることもできる。さらにキャスター117と
するときは、ディスク114部分をハブ筒体11とリム
15間の小径のディスクとしてハブフランジ12とリム
15を一体的に形成することもできる。
【0040】図11に見られるように、ハブ筒体11の
内周面は軸受外輪嵌合周面143で、軸受外輪嵌合周面
143に軸受外輪125を嵌合して回転手段26として
の軸受124が配設される。さらにこの軸受124の軸
受内輪126には緩衝手段40を構成するリンク機構1
30の円盤状の外部リンク131が軸受内輪嵌合周面1
32により嵌合されている。円盤状の外部リンク131
は中心より偏位した位置にリンク軸孔134を有し、こ
のリンク軸孔134の部分を残して扇形の内部リンク揺
動空間133が開口されている。一方、外部リンク13
1の肉厚よりもやや厚い溝幅を形成してコの字状の左右
のリンク挟持枠137、137を有する内部リンク13
6が外部リンク131の内部リンク揺動空間133に配
設される。この場合、内部リンク136の左右のリンク
挟持枠137、137の端部にリンク軸孔138、13
8が形成されており、左右のリンク挟持枠137、13
7で外部リンク131のリンク軸孔134の部分を挟持
し、左右のリンク挟持枠137、137のリンク軸孔1
38、138を外部リンク131のリンク軸孔134に
一致させ、リンク軸139をこれらのリンク軸孔に挿通
して片持ち状に支持する。
【0041】内部リンク136の先端部下方には緩衝部
材146であるコイルバネを受ける下向きの緩衝部材受
孔141が形成されており、一方、外部リンク131の
内部リンク揺動空間133の下側の内部リンク136の
緩衝部材受孔141に対面する部分に上向きの緩衝部材
受孔135が形成され、この緩衝部材受孔135と緩衝
部材受孔141間に弾撥状のコイルバネの緩衝部材14
6を嵌合し配設する。さらに内部リンク136はこの緩
衝部材146の手前にリンク軸139と平行に車軸孔1
40を形成し、車軸121を挿通している。挿通した車
軸121には両端からワッシャー122を通し車輛フレ
ーム19あるいはキャスターフレーム118を係止して
ボルト123で締結する。さらに、図10に見られるよ
うに、外部リンク131の内部リンク揺動空間133の
下部の緩衝部材受孔135の手前には突設した内部リン
ク受座142を適宜設けることで、内部リンク136の
回動し過ぎを規制する。
【0042】上記の車輪用ハブ10の構成とすること
で、緩衝手段40は回転手段26の回転と独立して、す
なわち車輪の回転とは無関係に、リンク軸139を回動
中心として外部リンク131と内部リンク136が緩衝
部材146の弾撥的コイルバネに抗して回動可能であ
る。
【0043】図12に見られるように、ボルト155で
ホイール154を締結することにより回転手段26がハ
ブ筒体11から外れないようにした車輪用ハブ10はデ
ィスク114でリム15と接合され、リム15にタイヤ
16が嵌められて車輪17となる。
【0044】図13はこのタイヤ16を嵌めた車輪17
を例えば車椅子18の前輪に用いるキャスター117と
したものを示す。この場合、車椅子の車体にはキャスタ
ーフレーム118をキャスター軸119で回転自在に取
り付けている。そしてキャスター軸119の下部のキャ
スターフレーム118には車輪17の車軸121を通し
てボルト123で締付けて取り付けている。
【0045】図14と図15に本発明の車輪用ハブ10
を用いた車輪17の第3の実施の形態を、該車輪17を
車椅子18の前輪として装備したキャスター117によ
り説明する。これらの図14および図15では、車椅子
18は慣用の車椅子18であるので、キャスター軸11
9より下側の前輪のキャスター117のみ示し、車椅子
18の他の部分は省略して示している。図14における
キャスター117は平滑な路面151上を走行している
ものである。この場合、緩衝手段の内部リンク136と
外部リンク131は緩衝部材146で弾撥されて最も開
いている。ところで車軸121とリンク軸139の延長
線と車軸121を通る水平線との間の角は内部リンク傾
動角150であり、車椅子18の車体の高さは車軸12
1を通る水平線と水平な平滑路面151との間の高さで
ある車軸高さ156により定まるものである。
【0046】ところで車椅子18が安定に上下に振動し
ないということは、これらの内部リンク傾動角150お
よび車軸高さ156が走行中に変動しないことである。
そこで、上記の図14に示す平滑路面151を走行する
場合に対比して、図15に示す段差152に乗り上げた
時のキャスター117の内部リンク傾動角150および
車軸高さ156について検討する。図15に示すよう、
図面上で右方向に走行するキャスター117が段差に乗
り上げると、キャスター117は段差高さ153だけ上
方に押し上げられる。しかし、車椅子18には乗者がい
るのでその体重の慣性で上方に動きにくいので、上記の
押し上げによる力は弾撥的コイルバネの緩衝部材146
を縮める方向に外部リンク131がリンク軸139を回
動軸にして時計回りに回動して緩衝部材146を縮め
る。そこで、平滑路面151と車軸121の間の車軸高
さ156は、実質的に図14のそれと同一であり、また
この図15の内部リンク傾動角150も図14のそれと
同一である。すなわち、外部リンク131が回動するこ
とで緩衝部材146を縮めて、段差により衝撃を吸収
し、実質的にキャスターフレーム118の高さを変えな
かった。したがって車椅子18はその座面の高さが変動
することなく、安定して走行できることとなる。さらに
この第3の実施の形態の緩衝手段40においても、リン
ク機構30をハブ筒体11内に有し、リンク軸139お
よび車軸121で保持されているので、車軸方向の剛性
は高く、さらにこの第3の実施の形態では、車軸121
が片持ちでなくその両側で車輛フレーム19すなわちキ
ャスターフレーム118を支持できるので、より安定し
た車輛とすることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は車輪用ハ
ブにおいて、ハブ筒体内に緩衝手段を内在させ、緩衝
手段と回転手段を独立して作用するものとさせたことに
より、緩衝手段が車輪とともに回転することがなく、車
軸方向に対する車輪の剛性を高め、緩衝手段と回転手
段を独立させたことにより、故障・不備があっても各々
の手段の取換えを容易とし、緩衝手段を車輪用ハブ内
部に具備したことにより、直接車輪で段差の衝撃を緩和
して乗り心地を向上し、緩衝手段を車輪用ハブ内部に
具備したことにより車輛のデザインの自由度を向上し、
従来の緩衝手段のない車輛に、本発明の緩衝手段をハ
ブ筒体内に有する車輪用ハブを有する車輪を単に交換す
るだけで、容易に緩衝手段を有する車輛とすることがで
きるなど、本発明は従来にない優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の車輪用ハブの斜視
図である。
【図2】図1の車輪用ハブの分解図である。
【図3】図1の車輪用ハブを具備する車輪を車輛フレー
ムに取り付けた状態を一部断面で示す図である。
【図4】(a)および(b)で図1の車輪用ハブのリン
ク機構の作用を説明する概略側面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の車輪用ハブの斜視
図である。
【図6】図5の車輪用ハブの分解図である。
【図7】図5の車輪用ハブの一部組み立て分解図であ
る。
【図8】(a)および(b)は図5の車輪用ハブの平行
リンク機構の作用を説明する概略側面図である。
【図9】本発明の車輪用ハブを具備する車輪を有する車
椅子の斜視図である。
【図10】本発明のさらに第3の実施の形態の車輪用ハ
ブの側面図である。
【図11】図10の車輪用ハブの分解組立図である。
【図12】図10の車輪用ハブからなる車輪の側面図で
ある。
【図13】キャスターとした図12の車輪の斜視図であ
る。
【図14】平滑路面上のキャスターの側面図である。
【図15】段差に乗り上げた状態のキャスターの側面図
である。
【符号の説明】
10 車輪用ハブ 11 ハブ筒体 12 ハブフランジ 13 スポーク孔 14 スポーク 15 リム 16 タイヤ 17 車輪 18 車椅子 19 車輛フレーム 20 フレーム軸 21 車軸 22 車軸基部材 23 ネジ 24 軸受 25 ボルト 26 回転手段 27 車輛 28 車軸位置 29 フレーム軸位置 30 リンク機構 31 フレーム軸保持部
材 32 下向き係合凸条 33 リンク軸挿入孔 34 緩衝部材受 35 フレーム軸取付板 40 緩衝手段 41 車軸保持部材 42 係合突片 43 リンク軸挿入孔 44 リンク軸 45 緩衝部材受 46 緩衝部材 50 リンク機構 51 車軸保持部材 52 リンク部材扇形係
合板 53 上リンク部材係合孔 54 下リンク部材係合
孔 55 車軸側緩衝部材受 56 リンク軸 61 フレーム軸保持部材 62 フレーム軸取付片 63 上リンク部材係合片 64 上リンク部材係合
孔 65 下リンク部材係合片 66 下リンク部材係合
孔 71 上リンク部材 72 下向係合凸条 73 係合孔 74 上側緩衝部材受 81 下リンク部材 82 上向係合凸条 83 係合孔 84 枢軸 85 緩衝部材 114 ディスク 117 キャスター 118 キャスターフレ
ーム 119 キャスター軸 121 車軸 122 ワッシャー 123 ボルト 124 軸受 125 軸受外輪 126 軸受内輪 130 リンク機構 131 外部リンク 132 軸受内輪嵌合周面 133 内部リンク揺動
空間 134 リンク軸孔 135 緩衝部材受孔 136 内部リンク 137 リンク挟持枠 138 リンク軸孔 139 リンク軸 140 車軸孔 141 緩衝部材受孔 142 内部リンク受座 143 軸受外輪嵌合周
面 146 緩衝部材 150 内部リンク傾動
角 151 平滑路面 152 段差 153 段差高さ 154 ホイール 155 ボルト 156 車軸高さ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ筒体と、該ハブ筒体内に配設した回
    転手段と緩衝手段と車輛フレームを支持するフレーム軸
    とからなることを特徴とする車輪用ハブ。
  2. 【請求項2】 ハブ筒体は内部に車軸を有し、該車軸を
    回転支持する回転手段と該車軸の回転に独立の緩衝手段
    とを該ハブ筒体内に配設したことを特徴とする請求項1
    記載の車輪用ハブ。
  3. 【請求項3】 緩衝手段は、ハブ筒体の回転手段をリン
    ク機構で回動自在に係合し、かつ、車輛フレームを係合
    支持するフレーム軸を有することを特徴とする請求項2
    に記載の車輪用ハブ。
  4. 【請求項4】 回転手段は車軸保持部材の左右に嵌合し
    た軸受と該軸受に嵌挿した車軸からなることを特徴とす
    る請求項2に記載の車輪用ハブ。
  5. 【請求項5】 ハブ筒体は内部に回転手段を有し、該回
    転手段の内側に緩衝手段を嵌合するとともに該緩衝手段
    に車輛フレームを係合支持するフレーム軸を配設したこ
    とを特徴とする請求項1記載の車輪用ハブ。
  6. 【請求項6】 回転手段は軸受からなり、緩衝手段は回
    転手段の回転と独立に回転手段内に係合するリンク機構
    からなり、車輛フレームを係合支持するフレーム軸はリ
    ンク機構に設けられた車軸であることを特徴とする請求
    項4または5に記載の車輪用ハブ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の車輪用ハブを装備したことを特徴とする車輪。
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