JP3067668U - リニアボ―ルベアリングを装備した車椅子用キャスタ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋外での車椅子の不整地走行時おいて、キャ
スターが受ける振動と衝撃をリニアボールベアリングお
よびコイルスプリングの装備により吸収する。 【構成】 スリーブ１０にリニアボールベアリング７、
スペーサー６およびリニアボールベアリング５を順に挿
入し、ストップリング４で止める。次に車輪１およびキ
ャスターフォーク２を取り付けたキャスター軸３を挿入
し、スプリングシートボルト８を取り付け、コイルスプ
リング９を挿入後キャップボルト１１を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 〔考案の詳細な説明〕 本考案は、車椅子に使用されているキャスターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、車椅子に使用されているキャスターはサイズが５〜８吋で、緩衝機構の ないものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べた如く、現在使用されている車椅子用のキャスターは５〜８ 吋で緩衝機構がなく、屋外における不整地走行時の車椅子の乗り心地が悪い。こ れを解決するためには走行時にキャスターが受ける振動および衝撃を吸収する機 構が必要である。

【０００４】 本考案は、この不整地走行時において振動および衝撃を吸収する機構を備えた キャスターを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、キャスターの偏心荷重を受けてもキャスター軸が円 滑な上下運動ができるよう、スリーブの下部および中間部にリニアボールベアリ ングを装備する。

【０００６】

【作用】

スリーブの下部および中間部に装備されたリニアボールベアリングはころがり 摩擦であるため、すべり摩擦に比較して摩擦係数が非常に小さく、偏心荷重を受 けてもキャスター軸は円滑な上下運動が可能である。スリーブの上部にはコイル スプリングがあり、不整地走行時にキャスターが受ける振動と衝撃を吸収する。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１おいて、スリーブ１０にリニアボールベアリング７、スペーサー６および リニアボールベアリング５を順に挿入し、ストップリング４で止める。次に車輪 １およびキャスターフォーク２を取り付けたキャスター軸３を挿入し、スプリン グシートボルト８を取り付け、コイルスプリング９を挿入後キャップボルト１１ を取り付けてキャスターを組み立てる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案により、キャスターの不整地走行時の振動と衝撃が吸収され、車椅子の 乗り心地が快適となり、利用者の疲労が軽減される。

【図面の簡単な説明】

【図１】キャスターの要部断面図である。

【図２】キャスターの側面図である。

【符号の説明】

１ 車輪 ２ キャスターフォーク ３ キャスター軸 ４ ストップリング ５，７ リニアボールベアリング ６ スペーサー ８ スプリングシートボルト ９ コイルスプリング １０ スリーブ １１ キャップボルト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 キャスター軸（３）の上下運動の軸受と
   して、スリーブ（１０）の下部および中間部にリニアボ
   ールベアリング（５，７）を装備した車椅子用キャスタ
   ー。