JP2008307916A - キャスター - Google Patents

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Takashi Miura
隆 三浦
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Abstract

【課題】ラフな地面よって生じる走行中の微振動、および、地面の比較的大きい段差によって起きる衝撃を緩和し、車体の揺れを適確に抑えることができるキャスターを提供する。
【解決手段】軸受3を介在することにより水平面内で回転自在なるように車体側に取り付けられる台座2と、該台座に枢着した可動ブラケット5と、該可動ブラケットを台座に弾性的に圧着するバネ8と、該可動ブラケットに枢着されたフォーク10と、該フォークと該可動ブラケットとの間に介在するブロック状のゴム体12と、該フォークに回転自在に設けられた車輪11とからなり、前記ゴム体は車輪に掛る静荷重によって弾性的に圧縮されるようにフォークと可動ブラケットとの間に介在され、前記バネは走行中に車輪に一時的に大きな荷重が掛かった場合に収縮して前記可動ブラケットが前記台座から離間するのを許容する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ショッピングカート、ワゴン車、その他の手押し式車体に取り付けられるキャスター(自在輪)に関するものである。
車輪が自然と進行方向を向くように構成されたキャスターは、上記ショッピングカート、ワゴン車、或いは車椅子等の手押し式車体の他、重量物品を簡単に可搬式にすることができるので広く使用されている。
このキャスターには、従来から、下記特許文献1、2に示されたように、振動を吸収するための緩衝ゴムを設けたもの、および、下記特許文献3〜5に示されたように、コイル状または板状のバネを設けることにより、走行中の振動を吸収し得るようにしたものが知られている。
また、下記特許文献6、7に示されたキャスターは、コイルバネをゴムで被包することによりコイルバネとゴムとを一体化し、一つの緩衝体として使用することにより、ゴムによってコイルバネの共振が緩和され、走行中の車体の揺れが一層小さくなるように配慮されたものである。
特開2001−158204号公報 特開2001−287503号公報 特開2001−277808号公報 特開2006−15942号公報 登録実用新案第6087530号公報 特開2003−159905号公報 特開2003−159906号公報
ところで、地面に段差があると、車輪が段差に当たって走行中の車体にゴムだけでは吸収しきれない大きい振幅の衝撃が加わると同時に、車体が傾き、車体に乗せられた物品等に損傷を与えるおそれがある。
しかし、従来の上記特許文献3〜5に示されたような、バネを緩衝体として使用しているキャスターは、車体の荷重を常に該バネによって支持する構造であったので、車輪が段差に当たって大きい振幅の衝撃が加わると該バネが共振し、揺れを大きくするおそれがあった。なお、上記特許文献6、7に示されたキャスターについても車体の荷重を常にコイルバネとゴムとを一体化した一つの緩衝体によって支持する構造であったので、微振動と大きい振幅の衝撃との双方に対して十分な制振作用を得ることは困難で、効果が中途半端にならざるを得ないものであった。
本発明はこのような従来の問題点を解決しようとするものである。
そのために本発明のキャスターは、軸受を介在することにより水平面内で回転自在なるように車体側に取り付けられる台座と、該台座に一端部を枢着した可動ブラケットと、該可動ブラケットを台座に弾性的に圧着するバネと、該可動ブラケットに枢着されたフォークと、該フォークと該可動ブラケットとの間に介在するブロック状のゴム体と、該フォークに回転自在に設けられた車輪とからなり、前記ゴム体は車輪に掛る静荷重によって弾性的に圧縮されるようにフォークと可動ブラケットとの間に介在され、前記バネは走行中に車輪に一時的に大きな荷重が掛かった場合に収縮して前記可動ブラケットが前記台座から離間するのを許容するものであることを特徴とする。
本発明のキャスターによれば、ラフな地面によって生じる走行中の微振動、および地面の比較的大きい段差によって起きる大きい振幅の衝撃のいずれもが緩和され、車体の揺れを適確に抑えることができる。
次に本発明の実施形態を図面に従い説明する。図1は本発明に係るキャスターの側面図、図2は縦断面図、図3は図2のA−A線断面図である。同図において、1は車体(図示せず)の下面に固着される取付軸、2は該取付軸の下端にスラスト軸受3を介在することにより水平面内で回転自在なるように設けられた台座である。台座2は周縁部に下方に垂下するリブ2aが一体に形成された略長方形板状であって、その一端部に該リブ2aと一体に一対の軸受片2bが形成され、該軸受片に枢軸4を貫挿し、該枢軸4を下面が開口した器形の可動ブラケット5の一端部に貫挿することにより可動ブラケット5を鉛直面内で回転自在なるように枢着している。また、台座2の他端部に芯軸6を貫挿し、該芯軸6の上方突出端にナット6aを止着することにより該芯軸6を下方に垂下し、該芯軸6をさらに可動ブラケット5の他端部に形成した貫通孔5aに貫挿させると共に、該芯軸6の下端部に受金7を固着し、該芯軸6の外周に弾性金属材料からなるコイル状のバネ8を外嵌し、該受金7上に該バネ8の下端を支持し、該バネ8を圧縮状態として該バネ8の上端を該可動ブラケット5の下面に当接させることにより、可動ブラケット5を台座2の下面に弾性的に圧着させる。
また、可動ブラケット5の略中間部に前記枢軸4と平行(即ち、水平)なるように支軸9を貫挿し、該支軸9をフォーク10の上端部に貫挿することにより該フォーク10をさらに該支軸9を支点として鉛直面内で回転自在なるように枢着し、該フォーク10の下端部に車軸11aを貫挿して車輪11を回転自在に設ける。該フォーク10には包持壁10aが一体に形成され、該包持壁10aの内面と可動ブラケット5の内下面との間にブロック状のウレタンゴム等のゴム体12を介在させる。なお、ゴム体12の上部に前記支軸9が貫挿し、該ゴム体12の下部にはフォーク10に貫挿された止軸13が貫挿していることにより、該ゴム体12はフォーク10と可動ブラケット5との間から離脱することのないように止着される。
また、ゴム体12は、図4に荷重・変形曲線に示したように、荷重の増大に従い変形も増大するものであるのに対し、バネ8は、同図に示されるように荷重が一定の大きさになると変形(収縮)するよう設定される。
このため、ゴム体12に車輪11に掛る車体重量等の静荷重が掛り、該ゴム体12は、常に弾性的に圧縮された状態となる。一方、上記バネ8は、上記のように受金7と可動ブラケット5との間に圧縮状態として設けられているが、常態では該バネ8に車輪11に掛る車体重量等の静荷重が掛ることはなく、該バネ8は一時的に大きい荷重が掛かった場合にその荷重によって収縮し、図5に示したように可動ブラケット5が台座2から離間するのを許容する。
このよう構成したキャスターは、小さい凹凸のあるラフな地面によって生じる走行中の微振動をゴム体12によって吸収する。また、車体が比較的大きい段差にさしかかり、車輪11に大きい振幅の衝撃的荷重が加わった場合、図5に示したように、バネ8が収縮することにより、この衝撃が吸収される。このためこのキャスターでは、小さい振動から大きな衝撃に至るまで、適確に緩衝され、車体の揺れを最小限に抑えることができる。
なお、この実施形態ではコイル状のバネを使用した例を示したが、本発明では板状のバネを使用してもよい。また、上記バネおよび上記ゴム体の弾性係数は、車体荷重等を考慮して適宜値に設定される。また、ゴム体はウレタンゴム等の材質により弾性係数を調節設定できるほか、内部を中空状に成形したり、より柔らかい弾性材料を内部に配設した2重構造にすることにより、弾性係数を広範囲に亘って調節することができ、常にキャスターの使用条件に合わせた最適な設定をすることが可能である。
本発明の実施形態を示すキャスターの側面図。 本発明の実施形態を示すキャスターの縦断面図。 図2のA−A線断面図。 ゴム体とバネの荷重・変形曲線図。 図2の作動状態図。
符号の説明
1 取付軸
2 台座
2b,2b 軸受片
3 軸受
4 枢軸
5 可動ブラケット
6 芯軸
7 受金
8 バネ
9 支軸
10 フォーク
11 車輪
12 ゴム体

Claims (1)

  1. 軸受を介在することにより水平面内で回転自在なるように車体側に取り付けられる台座と、該台座に一端部を枢着した可動ブラケットと、該可動ブラケットを台座に弾性的に圧着するバネと、該可動ブラケットに枢着されたフォークと、該フォークと該可動ブラケットとの間に介在するブロック状のゴム体と、該フォークに回転自在に設けられた車輪とからなり、前記ゴム体は車輪に掛る静荷重によって弾性的に圧縮されるようにフォークと可動ブラケットとの間に介在され、前記バネは走行中に車輪に一時的に大きな荷重が掛かった場合に収縮して前記可動ブラケットが前記台座から離間するのを許容するものであることを特徴とするキャスター。
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