JP3047021U - 自転車のサスペンション装置 - Google Patents
自転車のサスペンション装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い緩衝機能を有し、前フォークをハンドル
のステアリング動作に伴い同時方向転換させられる、簡
単な構造の自転車のサスペンション装置。 【解決手段】 一つの弾性部材と二つの連結部材を包括
し、該弾性部材の両端それぞれが上記連結部材に固定さ
れ、該二つの連結部材が、相対運動を行う自転車の部品
上にそれぞれ固定され、自転車の部品が相対運動を行い
二つの連結部材間の距離を増加或いは減少させる時に、
弾性部品が変形させられるようにしてなる。
のステアリング動作に伴い同時方向転換させられる、簡
単な構造の自転車のサスペンション装置。 【解決手段】 一つの弾性部材と二つの連結部材を包括
し、該弾性部材の両端それぞれが上記連結部材に固定さ
れ、該二つの連結部材が、相対運動を行う自転車の部品
上にそれぞれ固定され、自転車の部品が相対運動を行い
二つの連結部材間の距離を増加或いは減少させる時に、
弾性部品が変形させられるようにしてなる。
Description
【0001】
本考案は一種の自転車のサスペンション装置に関し、振動の吸収と緩衝を行う と共にハンドルのステアリング動作を前フォークに伝動する作用を有する装置と されて、V形の板バネの両端を連結部材で前フォークの連接パイプが進入する一 つのパイプの下端外周と、前フォークの連接パイプ外周とにそれぞれ固定し、自 転車が平らでない道路を走行する時に、該連接パイプがパイプに相対して上向き に運動できるようにすると共に、振動のエネルギーを板バネの変形により吸収し 、またハンドルがステアリング動作を行う時に該板バネで上記連接パイプに伝動 して前フォークを同時に方向転換させられる装置に関する。
【0002】
現在あるマウンテンバイクには快適な乗車感を得るために、コイル状のバネ或 いは緩衝ブロックの変形特性を利用して地面からの振動や衝撃を吸収し減少する サスペンション装置が設けられている。その取付け位置はほとんどの場合、前フ ォークとヘッドパイプの位置とされ、ゆえに平坦でない道路を走行する時には、 直接サドルに伝わる振動の影響を腰を上げて回避すれば、全体的な振動の影響を 少なくすることができる。しかし、使用者がその状態で一旦ハンドルからいずれ かの手を放すと、安全上の問題が発生することになった。コイル状のバネを設け たものでは、ステアリング時に前フォークをハンドルと同時に方向転換させるた めに、一般にはヘッドパイプの横に、バネを有する連接パイプが組み合わされ、 この連接パイプの組合せによりステアリング時に前フォークが同時に方向転換す るようにしてあるが、しかし、このような方式は、前フォークの同時方向転換目 的を達成できるとはいえ、却って装置の組立ステップ数と製造コストの増加をも たらし、しかもその緩衝効果は芳しくなく、使用者の要求を満たせない場合が多 かった。一方、緩衝ブロックを設けたものでは、材質の関係上、ある期間使用す ると緩衝効果が低下した。このように周知の自転車のサスペンション装置は理想 的なものとはいえず、その改善が待たれていた。
【0003】
本考案は、簡単な構造で高い緩衝作用を提供すると共に、ハンドルのステアリ ング操作に伴う前フォークの同時方向転換を進行する、一種の自転車のサスペン ション装置を提供することを課題としている。
【0004】
請求項1の考案は、一つの弾性部材と二つの連結部材を包括し、該弾性部材の 両端それぞれが上記連結部材に固定され、該二つの連結部材が、相対運動を行う 自転車の部品上にそれぞれ固定され、自転車の部品が相対運動を行い二つの連結 部材間の距離を増加或いは減少させる時に、弾性部品が変形させられるようにし てなる、自転車のサスペンション装置としている。
【0005】 請求項2の考案は、弾性部品が、一体成形されたV形の板バネとされたことを 特徴とする、請求項1に記載の自転車のサスペンション装置としている。
【0006】 請求項3の考案は、連結部材が一つの環状体とされて、その一側に、弾性部品 の一端と結合する結合部分が径方向に延伸されていることを特徴とする、請求項 1に記載の自転車のサスペンション装置としている。
【0007】 請求項4の考案は、一つの弾性部材と二つの連結部材を包括し、該弾性部材の 両端それぞれが上記連結部材に固定され、該二つの連結部材の一方が一つのパイ プ外周に固定され、もう一方が、該パイプに挿入された前フォークの連接パイプ 外周に固定され、該パイプが自転車のヘッドパイプ中に通されて、該パイプの上 部とハンドルが固定されてなる、自転車のサスペンション装置としている。
【0008】 請求項5の考案は、弾性部品が、一体成形されたV形の板バネとされたことを 特徴とする、請求項4に記載の自転車のサスペンション装置としている。
【0009】 請求項6の考案は、連結部材が一つの環状体とされて、その一側に、弾性部品 の一端と結合する結合部分が径方向に延伸されていることを特徴とする、請求項 4に記載の自転車のサスペンション装置としている。
【0010】 請求項7の考案は、パイプ中に緩衝ブロックが設置され、該緩衝ブロックと自 転車の前フォークの連接パイプの上端が接触していることを特徴とする、請求項 4に記載の自転車のサスペンション装置としている。
【0011】
図1、2に示されるように、本考案は一つの弾性部材、一つのV形バネ10に 二つの連結部材20、30で構成され、それは、緩衝を必要とし且つ相対運動を 行う任意の二つの自転車部材の間、例えば自転車のヘッドパイプと前フォークの 連接パイプの間、或いはシートステムとシートパイプの間に設けられる。以下に はその中、前者を例とした説明のみなす。
【0012】 該V形バネ10は金属片で一体成形され、回復性を有するV字形部材とされ、 その両端に弯曲状端部11が形成され、該連結部材20は一つの環状体23の一 側より結合部分、例えば穿孔22を具えた二つの連結柱21を延設したものとさ れ、該二つの連結柱21の間にV形バネ10の一つの弯曲状端部11が置かれ一 つのピン40が二つの上記穿孔22に通され、さらにV形バネ10の弯曲状端部 11が周知の任意の固定方式、例えば溶接を以てピン40に固定される。該連結 部材20はその環状体23が一つのパイプ61の下端外周に嵌められ、該パイプ 61中に緩衝ブロック51が設置され、該緩衝ブロック51の中をロッド52が 貫通し、その下方に一つの軸受53が嵌められている。
【0013】 前フォークの連接パイプ60はパイプ61の下端より進入し、並びにその外周 とパイプ61の内周の間に一つのブシュ62が設けられて両者間の磨損が防止さ れている。連接パイプ60にあって、該パイプ61の下端より適当な距離離れた 所にもう一つの連結部材30が固定されている。該連結部材30は一つの柱体3 1に連接パイプ60を通す軸方向の貫通孔32を設けると共に、該柱体31の一 側に、穿孔34を設けた二つの連結柱33を径方向に延設してなり、一つのピン 41が二つの連結柱33の穿孔34に通されて、周知の任意の方式でV形バネ1 0のもう一つの弯曲状端部11が該ピン41に固定される。
【0014】 パイプ61はヘッドパイプ50中に挿入され、ハンドル70はパイプ61の上 端に固定される。車輪が凹凸のある路面を走行する時、上向きの振動は連接パイ プ60より直接上に伝送され、連接パイプ60をパイプ61中に進入させて緩衝 ブロック61を圧迫させ、こうして緩衝の第1ステップが達成され、同時に、二 つの連結部材20、30の間の距離も連接パイプ60とパイプ61間の相対運動 により短縮させられ、こうしてV形バネ10が圧縮変形し、上に伝わる振動を吸 収し、大幅にハンドル70に伝わるエネルギーを減少して緩衝の目的が達成され る。
【0015】 図3に示されるように、本考案は相対運動を行う任意の二つの部材間に設けら れ、図3中のA部分に示されるように、二つのシートパイプ間に設けられても、 B部分に示されるようにハンドルステムCとヘッドパイプの間に設けられてもよ い。このように本考案は自転車において適用範囲が広く、また極めて少ない部品 構成であり、且つ取付けが簡単に行え、消費者に低価格を以て提供でき、高い緩 衝効果を達成することができ、極めて産業上の利用価値を有している。
【0016】 なお、V形バネ10の固定方式には多種あり、それらはいずれも本考案の請求 範囲より離脱しないものとされ、例えば図4のように、リベットで固定する方式 も可能で、それは、連結部材20’の環状体23’の一側に二つの片体24を凸 設して、V形バネ10の一端を二つの片体24の間に挟み、リベットで固定して いる。
【0017】 また、本考案のもう一つの重要な作用は、ハンドル70が回転する時に、パイ プ61はハンドル70に固定されているため、それに伴い回転し、このとき、前 フォークの連接パイプ60もまたV形バネ10の連接により同時に回転する。こ のV形バネ10は極めて大きなトルクに耐えるため、連接パイプ60を同時に回 転させる作用を十分に果たす。ゆえに、本考案は周知の前フォークに設けられた サスペンション装置の有する欠点を解決することができる。
【0018】
本考案の自転車のサスペンション装置は、簡単な構造で高い緩衝作用を提供す ると共に、ハンドルのステアリング操作に伴う前フォークの同時方向転換を進行 させられる。
【図1】本考案の分解斜視図である。
【図2】本考案の組合せ断面図である。
【図3】本考案の自転車のフレームへの取付け表示図で
ある。
ある。
【図4】本考案のバネと結合部材間の連接のもう一つの
実施例表示図である。
実施例表示図である。
10 V形バネ 20、30 連結部材 11 弯曲状端部 21 連結柱 22 穿孔 23 環状体 40 ピン 51 緩衝ブロック 52 ロッド 53 軸受 60 連接パイプ 61 パイプ 62 ブシュ 31 柱体 32 貫通孔 34 穿孔 33 連結柱 41 ピン 50 ヘッドパイプ 70 ハンドル 20’ 連結部材 23’ 環状体 24 片体
Claims (7)
- 【請求項1】 一つの弾性部材と二つの連結部材を包括
し、該弾性部材の両端それぞれが上記連結部材に固定さ
れ、該二つの連結部材が、相対運動を行う自転車の部品
上にそれぞれ固定され、自転車の部品が相対運動を行い
二つの連結部材間の距離を増加或いは減少させる時に、
弾性部品が変形させられるようにしてなる、自転車のサ
スペンション装置。 - 【請求項2】 弾性部品が、一体成形されたV形の板バ
ネとされたことを特徴とする、請求項1に記載の自転車
のサスペンション装置。 - 【請求項3】 連結部材が一つの環状体とされて、その
一側に、弾性部品の一端と結合する結合部分が径方向に
延伸されていることを特徴とする、請求項1に記載の自
転車のサスペンション装置。 - 【請求項4】 一つの弾性部材と二つの連結部材を包括
し、該弾性部材の両端それぞれが上記連結部材に固定さ
れ、該二つの連結部材の一方が一つのパイプ外周に固定
され、もう一方が、該パイプに挿入された前フォークの
連接パイプ外周に固定され、該パイプが自転車のヘッド
パイプ中に通されて、該パイプの上部とハンドルが固定
されてなる、自転車のサスペンション装置。 - 【請求項5】 弾性部品が、一体成形されたV形の板バ
ネとされたことを特徴とする、請求項4に記載の自転車
のサスペンション装置。 - 【請求項6】 連結部材が一つの環状体とされて、その
一側に、弾性部品の一端と結合する結合部分が径方向に
延伸されていることを特徴とする、請求項4に記載の自
転車のサスペンション装置。 - 【請求項7】 パイプ中に緩衝ブロックが設置され、該
緩衝ブロックと自転車の前フォークの連接パイプの上端
が接触していることを特徴とする、請求項4に記載の自
転車のサスペンション装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN96219730.0 | 1996-10-09 | ||
CN96219730U CN2270681Y (zh) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 自行车具减震及转向连杆作用的装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3047021U true JP3047021U (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=33900257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997008538U Expired - Lifetime JP3047021U (ja) | 1996-10-09 | 1997-09-10 | 自転車のサスペンション装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047021U (ja) |
CN (1) | CN2270681Y (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106627941B (zh) * | 2016-11-18 | 2022-06-17 | 深圳市四驾马车科技实业有限公司 | 一种多自由度电动平衡车车把 |
CN108906599B (zh) * | 2018-08-21 | 2023-06-30 | 安井食品集团股份有限公司 | 一种防粉尘溢散的筛粉机及筛粉方法 |
-
1996
- 1996-10-09 CN CN96219730U patent/CN2270681Y/zh not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-09-10 JP JP1997008538U patent/JP3047021U/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN2270681Y (zh) | 1997-12-17 |
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