JP2003039610A - 洗剤カ−トン用ブランクシート - Google Patents
洗剤カ−トン用ブランクシートInfo
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- JP2003039610A JP2003039610A JP2001233857A JP2001233857A JP2003039610A JP 2003039610 A JP2003039610 A JP 2003039610A JP 2001233857 A JP2001233857 A JP 2001233857A JP 2001233857 A JP2001233857 A JP 2001233857A JP 2003039610 A JP2003039610 A JP 2003039610A
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- Japan
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- acrylic resin
- layer
- detergent
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Abstract
(57)【要約】
【技術課題】 防湿性に優れ、洗剤成分のカートン基材
への浸透を防止でき、洗剤の付着を防止でき、しかも、
糊付け強度の高い洗剤カートン用ブランクシートの提
供。 【解決手段】 顔料塗工白板紙の裏面とクラフト紙と
が、防湿性合成樹脂層を介して貼合された複合紙のクラ
フト紙面側に、糊代部を残してTgが異なる2種のアク
リル樹脂を含有する耐油性アクリル樹脂層を単層又は2
層で形成させる。
への浸透を防止でき、洗剤の付着を防止でき、しかも、
糊付け強度の高い洗剤カートン用ブランクシートの提
供。 【解決手段】 顔料塗工白板紙の裏面とクラフト紙と
が、防湿性合成樹脂層を介して貼合された複合紙のクラ
フト紙面側に、糊代部を残してTgが異なる2種のアク
リル樹脂を含有する耐油性アクリル樹脂層を単層又は2
層で形成させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末洗剤を収納す
るカートンのブランクシートに関するものであって、特
に、高洗浄力を有する粉末洗剤カートンの製造に適した
ブランクシートに係る。
るカートンのブランクシートに関するものであって、特
に、高洗浄力を有する粉末洗剤カートンの製造に適した
ブランクシートに係る。
【0002】
【従来の技術】粉末洗剤を収納するカートンを製造する
ための資材としては、特公平3−13360号公報に記
載されているように、2枚の紙層の間に合成樹脂層(ポ
リエチレン樹脂層)を挟んでラミネートした複合紙が、
古くは使用されてきた。しかし、この複合紙で製造した
カートンに、近年賞用されている高洗浄力を有する粉末
洗剤を収納した場合には、洗剤に含まれる界面活性剤の
高い浸透力により、合成樹脂層と紙層とが剥離してしま
う不都合があった。
ための資材としては、特公平3−13360号公報に記
載されているように、2枚の紙層の間に合成樹脂層(ポ
リエチレン樹脂層)を挟んでラミネートした複合紙が、
古くは使用されてきた。しかし、この複合紙で製造した
カートンに、近年賞用されている高洗浄力を有する粉末
洗剤を収納した場合には、洗剤に含まれる界面活性剤の
高い浸透力により、合成樹脂層と紙層とが剥離してしま
う不都合があった。
【0003】上記した不都合を解消させた複合紙とし
て、実用新案登録第2508165号には、合成樹脂層
として二軸延伸ポリプロピレンフィルムを使用し、その
フィルム両面に接着剤によって紙層を積層させた洗剤箱
用防湿耐油紙が記載されている。そして、この防湿耐油
紙では、カートンを製造した場合に、その内側となる紙
層をクラフト紙とし、外側となる紙層に板紙とすること
が記載されている。しかし、カートンの内側に配される
クラフト紙は、高洗浄力を有する粉末洗剤が付着しやす
い憾みがある。クラフト紙への粉末洗剤の付着は、クラ
フト紙にフッ素系の耐油剤を予め内添することによって
予防できると考えられるが、フッ素系耐油剤の使用は経
済性の観点から好ましくなく、また、クラフト紙と二軸
延伸ポリプロピレンフィルムとの接着性が損なわれる点
でも好ましくない。
て、実用新案登録第2508165号には、合成樹脂層
として二軸延伸ポリプロピレンフィルムを使用し、その
フィルム両面に接着剤によって紙層を積層させた洗剤箱
用防湿耐油紙が記載されている。そして、この防湿耐油
紙では、カートンを製造した場合に、その内側となる紙
層をクラフト紙とし、外側となる紙層に板紙とすること
が記載されている。しかし、カートンの内側に配される
クラフト紙は、高洗浄力を有する粉末洗剤が付着しやす
い憾みがある。クラフト紙への粉末洗剤の付着は、クラ
フト紙にフッ素系の耐油剤を予め内添することによって
予防できると考えられるが、フッ素系耐油剤の使用は経
済性の観点から好ましくなく、また、クラフト紙と二軸
延伸ポリプロピレンフィルムとの接着性が損なわれる点
でも好ましくない。
【0004】特許第2970493号公報には、典型的
には白板紙である紙基材の裏面に、アクリル酸エステル
共重合体からなるアンダーコート層と、アクリル酸エス
テル共重合体にフッ素サイズ剤を配合したオーバーコー
ト層を設けた耐水耐油紙が記載されている。しかし、こ
の耐水耐油紙を資材とした洗剤用カートンは、近年賞用
されている高洗浄力の粉末洗剤を収納した場合に、耐水
性(防湿性)が必ずしも充分ではなく、界面活性剤成分
の浸透に対しても、長期間これを防止する上で改善の余
地を残している。更に、カートンを製造するに際して
は、糊付け強度に問題がある。
には白板紙である紙基材の裏面に、アクリル酸エステル
共重合体からなるアンダーコート層と、アクリル酸エス
テル共重合体にフッ素サイズ剤を配合したオーバーコー
ト層を設けた耐水耐油紙が記載されている。しかし、こ
の耐水耐油紙を資材とした洗剤用カートンは、近年賞用
されている高洗浄力の粉末洗剤を収納した場合に、耐水
性(防湿性)が必ずしも充分ではなく、界面活性剤成分
の浸透に対しても、長期間これを防止する上で改善の余
地を残している。更に、カートンを製造するに際して
は、糊付け強度に問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、洗剤
カートンとして防湿性に優れ、洗剤成分のカートン基材
への浸透を防止でき、洗剤のカートン内面への付着を防
止でき、しかも、カートンを製造した際には、糊付け強
度を向上させることができる洗剤カートン用ブランクシ
ートを提供することにある。
カートンとして防湿性に優れ、洗剤成分のカートン基材
への浸透を防止でき、洗剤のカートン内面への付着を防
止でき、しかも、カートンを製造した際には、糊付け強
度を向上させることができる洗剤カートン用ブランクシ
ートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する洗剤カ
ートン用ブランクシートは、顔料塗工白板紙の一方の面
とクラフト紙の一方の面を、防湿性合成樹脂層を介して
貼合された複合紙のクラフト紙面側に、糊代部を残して
Tg85℃以上のアクリル樹脂とTg80℃以下のアク
リル樹脂を含有する耐油性アクリル樹脂層を形成させた
ことを特徴とする。本発明のブランクシートは、これを
カートンに組み立てた場合、上記の耐油性アクリル樹脂
層は、カートンの内面側に位置するが、その耐油性アク
リル樹脂層は、単層又は2層で構成させることができ
る。単層の場合には、当該単層はTg85℃以上のアク
リル樹脂50重量%以上と、Tg80℃以下のアクリル
樹脂20〜50重量部を含有していることが好ましい。
2層の場合には、クラフト紙面側に位置する内層を構成
するアクリル樹脂のTgが80℃以下であり、前記内層
に積層された外層を構成するアクリル樹脂のTgが、8
5℃以上であることが好ましい。
ートン用ブランクシートは、顔料塗工白板紙の一方の面
とクラフト紙の一方の面を、防湿性合成樹脂層を介して
貼合された複合紙のクラフト紙面側に、糊代部を残して
Tg85℃以上のアクリル樹脂とTg80℃以下のアク
リル樹脂を含有する耐油性アクリル樹脂層を形成させた
ことを特徴とする。本発明のブランクシートは、これを
カートンに組み立てた場合、上記の耐油性アクリル樹脂
層は、カートンの内面側に位置するが、その耐油性アク
リル樹脂層は、単層又は2層で構成させることができ
る。単層の場合には、当該単層はTg85℃以上のアク
リル樹脂50重量%以上と、Tg80℃以下のアクリル
樹脂20〜50重量部を含有していることが好ましい。
2層の場合には、クラフト紙面側に位置する内層を構成
するアクリル樹脂のTgが80℃以下であり、前記内層
に積層された外層を構成するアクリル樹脂のTgが、8
5℃以上であることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用する顔料塗工白板紙
とは、白色度70%以上のパルプ層で構成される表層
と、未脱墨の古紙パルプを主体として構成される中層及
び裏層との3層を含む多層抄き白板紙の表層表面に、イ
ンク受理層となる顔料塗工層を設けたもの板紙を意味す
る。従って、顔料塗工白板紙の裏面とは、上記裏層の表
面を指す。本発明で使用される顔料塗工白板紙の米坪
は、200〜700g/m2、好ましくは400〜65
0g/m2程度の範囲で選ばれる。
とは、白色度70%以上のパルプ層で構成される表層
と、未脱墨の古紙パルプを主体として構成される中層及
び裏層との3層を含む多層抄き白板紙の表層表面に、イ
ンク受理層となる顔料塗工層を設けたもの板紙を意味す
る。従って、顔料塗工白板紙の裏面とは、上記裏層の表
面を指す。本発明で使用される顔料塗工白板紙の米坪
は、200〜700g/m2、好ましくは400〜65
0g/m2程度の範囲で選ばれる。
【0008】顔料塗工白板紙の裏面に貼り合わされるク
ラフト紙は、本発明のブランクシートをカートンに組み
立てた際に、その糊付け部に所望の強度を維持させる上
で必須のものである。本発明においては、未晒クラフト
パルプを含有し、米坪が50〜120g/m2の範囲に
あり、JIS P−3410に規定されるクラフト紙3
種の引張り強度と同等以上を引張り強度を有する未晒ク
ラフト紙を使用する。
ラフト紙は、本発明のブランクシートをカートンに組み
立てた際に、その糊付け部に所望の強度を維持させる上
で必須のものである。本発明においては、未晒クラフト
パルプを含有し、米坪が50〜120g/m2の範囲に
あり、JIS P−3410に規定されるクラフト紙3
種の引張り強度と同等以上を引張り強度を有する未晒ク
ラフト紙を使用する。
【0009】本発明の合成樹脂層には、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステルなどの合成樹
脂フィルムが使用できるが、合成樹脂層を挟んで顔料塗
工白板紙の裏面とクラフト紙とを貼り合せるに際して
は、接着剤を使用しても勿論差し支えないが、本発明に
おいては、溶融した合成樹脂をフィルム上に押出して顔
料塗工白板紙とクラフト紙を貼り合せるいわゆる押出ラ
ミネート方式の採用が好ましい。この場合、押出す合成
樹脂フィルムの厚さは、米坪で10〜40g/m2、好
ましくは15〜30g/m2程度の範囲で選ばれる。押
出ラミネート方式で使用する合成樹脂としては、価格、
ラミネート後の複合紙の反り並びに製函適性などの点か
ら、ポリエチレンを使用することが好ましい。
ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステルなどの合成樹
脂フィルムが使用できるが、合成樹脂層を挟んで顔料塗
工白板紙の裏面とクラフト紙とを貼り合せるに際して
は、接着剤を使用しても勿論差し支えないが、本発明に
おいては、溶融した合成樹脂をフィルム上に押出して顔
料塗工白板紙とクラフト紙を貼り合せるいわゆる押出ラ
ミネート方式の採用が好ましい。この場合、押出す合成
樹脂フィルムの厚さは、米坪で10〜40g/m2、好
ましくは15〜30g/m2程度の範囲で選ばれる。押
出ラミネート方式で使用する合成樹脂としては、価格、
ラミネート後の複合紙の反り並びに製函適性などの点か
ら、ポリエチレンを使用することが好ましい。
【0010】本発明で使用される複合紙の表面は、顔料
塗工された白板紙の表面であるから、通常用いられる方
法によって当該表面に所望の図柄等を印刷し、洗剤箱の
外装となすことできる。印刷に用いるインキとしては、
バインダー樹脂をビヒクル主成分とし、これに染料・顔
料等の着色剤を加え、必要に応じて助剤を添加し、さら
に溶剤、希釈液等で混練、希釈してなる一般に用いられ
ている着色インキ組成物を任意に選択して使用すること
ができる。印刷方法としては、グラビア印刷、フレキソ
印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等、その他通常
の印刷方式ないしはコーティング方法で行うことが可能
である。
塗工された白板紙の表面であるから、通常用いられる方
法によって当該表面に所望の図柄等を印刷し、洗剤箱の
外装となすことできる。印刷に用いるインキとしては、
バインダー樹脂をビヒクル主成分とし、これに染料・顔
料等の着色剤を加え、必要に応じて助剤を添加し、さら
に溶剤、希釈液等で混練、希釈してなる一般に用いられ
ている着色インキ組成物を任意に選択して使用すること
ができる。印刷方法としては、グラビア印刷、フレキソ
印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等、その他通常
の印刷方式ないしはコーティング方法で行うことが可能
である。
【0011】複合紙の裏面、すなわちクラフト紙面に
は、粉末洗剤の付着防止と洗剤成分のクラフト紙への浸
透防止に寄与するアクリル樹脂層が形成される。当該樹
脂層の形成は、ブランクシートに糊代部を残す必要か
ら、普通の塗工装置は使用せず、印刷機を使用してパタ
ーン印刷の手法が利用される。アクリル樹脂層の厚さ
は、米坪表示で3〜6g/m2程度が適当であるので、
パターン印刷にはグラビア印刷機を使用することが好ま
しい。そして、このパターン印刷は、カートンブランク
を得るための打ち抜き工程に先立って行うこともできれ
ば、打ち抜き工程後に行うこともできる。
は、粉末洗剤の付着防止と洗剤成分のクラフト紙への浸
透防止に寄与するアクリル樹脂層が形成される。当該樹
脂層の形成は、ブランクシートに糊代部を残す必要か
ら、普通の塗工装置は使用せず、印刷機を使用してパタ
ーン印刷の手法が利用される。アクリル樹脂層の厚さ
は、米坪表示で3〜6g/m2程度が適当であるので、
パターン印刷にはグラビア印刷機を使用することが好ま
しい。そして、このパターン印刷は、カートンブランク
を得るための打ち抜き工程に先立って行うこともできれ
ば、打ち抜き工程後に行うこともできる。
【0012】上記アクリル樹脂層の形成には、Tg85
℃以上のアクリル樹脂(以下、アクリル樹脂Aと称す
る)と、Tg80℃以下のアクリル樹脂(以下、アクリ
ル樹脂Bと称する)を使用する。ちなみに、アクリル樹
脂Aは、粉末洗剤の付着防止に、アクリル樹脂Bは、洗
剤成分の紙への浸透防止に役立つ。
℃以上のアクリル樹脂(以下、アクリル樹脂Aと称す
る)と、Tg80℃以下のアクリル樹脂(以下、アクリ
ル樹脂Bと称する)を使用する。ちなみに、アクリル樹
脂Aは、粉末洗剤の付着防止に、アクリル樹脂Bは、洗
剤成分の紙への浸透防止に役立つ。
【0013】アクリル樹脂層を単層(1層)で形成させ
る場合、当該単層は50〜80重量%のアクリル樹脂A
と、20〜50重量%のアクリル樹脂Bで構成される。
アクリル樹脂Bが20重量%未満では、洗剤成分の紙へ
の浸透を満足できる程度に防止することができず、アク
リル樹脂Aが50重量%未満では、粉末洗剤の付着を充
分に防止することができない。アクリル樹脂層を2層で
形成させる場合、クラフト紙側に位置する内層は、アク
リル樹脂Bで構成させ、この内層に積層される外層は、
アクリル樹脂Aで構成させることが好ましい。そして2
層とする場合は、内層の厚さを米坪表示で2〜3g/m
2の範囲、外層の厚さを同じく1〜3g/m2の範囲と
し、トータルで3〜6g/m2とすることが好ましい。
る場合、当該単層は50〜80重量%のアクリル樹脂A
と、20〜50重量%のアクリル樹脂Bで構成される。
アクリル樹脂Bが20重量%未満では、洗剤成分の紙へ
の浸透を満足できる程度に防止することができず、アク
リル樹脂Aが50重量%未満では、粉末洗剤の付着を充
分に防止することができない。アクリル樹脂層を2層で
形成させる場合、クラフト紙側に位置する内層は、アク
リル樹脂Bで構成させ、この内層に積層される外層は、
アクリル樹脂Aで構成させることが好ましい。そして2
層とする場合は、内層の厚さを米坪表示で2〜3g/m
2の範囲、外層の厚さを同じく1〜3g/m2の範囲と
し、トータルで3〜6g/m2とすることが好ましい。
【0014】本発明で言うアクリル樹脂とは、アクリル
系モノマーの単独重合体、アクリル系モノマー同士の共
重合体、アクリル系モノマー80重量%以上と他のモノ
マー20重量%以下との共重合体を包含する。そして、
アクリル系モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、ドデシルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレートなどのアクリル酸
エステル、メチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−エ
チルメタクリレートなどのメタクリル酸エステルが使用
可能である。また、上記した他のモノマー、すなわち、
アクリル系モノマーと共重合可能なモノマーとしては、
アクリルニトリル、塩化ビニリデン、スチレンなどを例
示することができる。本発明で使用されるアクリル樹脂
は、その分子量が3,000〜150,000の範囲
に、好ましくは10,000〜100,000の範囲あ
るのが適当であって、分子量3,000未満では皮膜が
脆く、バリアー性を期待することができない。また、分
子量がある150,000を越えるアクリル樹脂は、粘
度が高過ぎてグラビア印刷に適さない。
系モノマーの単独重合体、アクリル系モノマー同士の共
重合体、アクリル系モノマー80重量%以上と他のモノ
マー20重量%以下との共重合体を包含する。そして、
アクリル系モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、ドデシルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレートなどのアクリル酸
エステル、メチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−エ
チルメタクリレートなどのメタクリル酸エステルが使用
可能である。また、上記した他のモノマー、すなわち、
アクリル系モノマーと共重合可能なモノマーとしては、
アクリルニトリル、塩化ビニリデン、スチレンなどを例
示することができる。本発明で使用されるアクリル樹脂
は、その分子量が3,000〜150,000の範囲
に、好ましくは10,000〜100,000の範囲あ
るのが適当であって、分子量3,000未満では皮膜が
脆く、バリアー性を期待することができない。また、分
子量がある150,000を越えるアクリル樹脂は、粘
度が高過ぎてグラビア印刷に適さない。
【0015】上記したアクリル樹脂A、すなわち、Tg
85℃以上のアクリル樹脂は、単一の重合体又は共重合
体であって差し支えないが、2種以上の重合体又は共重
合体を混合(ブレンド)することによって調製すること
もできる。同様にして、アクリル樹脂Bも、単一の重合
体又は共重合体であって差し支えないが、2種以上の重
合体又は共重合体を混合(ブレンド)することによって
調製することもできる。ちなみに、アクリル樹脂1とア
クリル樹脂2とを配合して混合物(ポリマーブレンド)
を得た場合、そのガラス転移点Tg(°K)は、アクリ
ル樹脂1の重量分率をw1、ガラス転移点をTg1(絶
対温度)とし、アクリル樹脂2の重量分率をw2、ガラ
ス転移点をTg2(絶対温度)とした時、次式で計算す
ることができる(但し、w1+w2=1)。 1/Tg=〔(w1/Tg1)+(w2/Tg2)〕 従って、例えば、Tg105℃のポリメチルメタクリレ
ート40重量部と、Tg20℃のポリn−ブチルメタク
リレート60重量部とを混合することによって、Tg5
0℃のポリマーブレンドを得ることができるので、この
ブレンドは上記のアクリル樹脂Bとして使用することが
できる。同様にして、Tg105℃のポリメチルメタク
リレート40重量部と、Tg65℃のポリエチルメタク
リレート60重量部とを混合することによって、Tg8
0℃のポリマーブレンドを得ることができるので、この
ブレンドは上記のアクリル樹脂Bとして使用することが
できる。
85℃以上のアクリル樹脂は、単一の重合体又は共重合
体であって差し支えないが、2種以上の重合体又は共重
合体を混合(ブレンド)することによって調製すること
もできる。同様にして、アクリル樹脂Bも、単一の重合
体又は共重合体であって差し支えないが、2種以上の重
合体又は共重合体を混合(ブレンド)することによって
調製することもできる。ちなみに、アクリル樹脂1とア
クリル樹脂2とを配合して混合物(ポリマーブレンド)
を得た場合、そのガラス転移点Tg(°K)は、アクリ
ル樹脂1の重量分率をw1、ガラス転移点をTg1(絶
対温度)とし、アクリル樹脂2の重量分率をw2、ガラ
ス転移点をTg2(絶対温度)とした時、次式で計算す
ることができる(但し、w1+w2=1)。 1/Tg=〔(w1/Tg1)+(w2/Tg2)〕 従って、例えば、Tg105℃のポリメチルメタクリレ
ート40重量部と、Tg20℃のポリn−ブチルメタク
リレート60重量部とを混合することによって、Tg5
0℃のポリマーブレンドを得ることができるので、この
ブレンドは上記のアクリル樹脂Bとして使用することが
できる。同様にして、Tg105℃のポリメチルメタク
リレート40重量部と、Tg65℃のポリエチルメタク
リレート60重量部とを混合することによって、Tg8
0℃のポリマーブレンドを得ることができるので、この
ブレンドは上記のアクリル樹脂Bとして使用することが
できる。
【0016】
【実施例】以下に実施例を示して本発明の構成と効果を
具体的に説明する。 <実施例1> [複合紙の調製]ポリエチレン樹脂(米坪20g/
m2)を用いた押出ラミネート法により、王子製紙株式
会社製の顔料塗工白板紙550g/m2と、王子製紙株
式会社製未晒クラフト紙70g/m2を貼合し、総米坪
640g/m2の複合紙の巻き取り原反を得た。
具体的に説明する。 <実施例1> [複合紙の調製]ポリエチレン樹脂(米坪20g/
m2)を用いた押出ラミネート法により、王子製紙株式
会社製の顔料塗工白板紙550g/m2と、王子製紙株
式会社製未晒クラフト紙70g/m2を貼合し、総米坪
640g/m2の複合紙の巻き取り原反を得た。
【0017】[グラビア油性ニスAの調製]Tg105
℃のポリメチルメタクリレート40重量部と、Tg20
℃のポリn−ブチルメタクリレート60重量部とを混合
して、Tg50℃のポリマーブレンド(平均分子量6
万、酸価1以下)を得た。これを油性混合溶剤(酢酸エ
チル100重量部、酢酸ブチル12.5重量部、イソプ
ロピルアルコ−ル12.5重量部)に溶解し、固形分濃
度25%、粘度19秒(RGS#3/20℃)のグラビア
油性ニスAを得た。なお、本明細書において、RGS#3
は離合社ザ−ンカップNo.3を意味する。
℃のポリメチルメタクリレート40重量部と、Tg20
℃のポリn−ブチルメタクリレート60重量部とを混合
して、Tg50℃のポリマーブレンド(平均分子量6
万、酸価1以下)を得た。これを油性混合溶剤(酢酸エ
チル100重量部、酢酸ブチル12.5重量部、イソプ
ロピルアルコ−ル12.5重量部)に溶解し、固形分濃
度25%、粘度19秒(RGS#3/20℃)のグラビア
油性ニスAを得た。なお、本明細書において、RGS#3
は離合社ザ−ンカップNo.3を意味する。
【0018】[グラビア油性ニスBの調製]Tg105
℃のポリメチルメタクリレート(平均分子量4.4万、
酸価1以下)を、油性混合溶剤(酢酸エチル100重量
部、酢酸ブチル12.5重量部、イソプロピルアルコ−
ル12.5重量部)に溶解し、固形分濃度24%、粘度
19秒のグラビア油性ニスBを得た。
℃のポリメチルメタクリレート(平均分子量4.4万、
酸価1以下)を、油性混合溶剤(酢酸エチル100重量
部、酢酸ブチル12.5重量部、イソプロピルアルコ−
ル12.5重量部)に溶解し、固形分濃度24%、粘度
19秒のグラビア油性ニスBを得た。
【0019】[内層の形成]紙の片面6色、反対面2色
の印刷が可能なグラビア印刷機を使用して、前記複合紙
の巻き取り原反の表面側に所定の柄印刷を施し、クラフ
ト紙面側に上記グラビア油性ニスAの粘度を15秒(RG
S#3/20℃)に調整して、No.6グラビアユニッ
ト(150メッシュ、40μm)でドクター方式によ
り、固形分2.5g/m2となるように印刷して内層を
形成した。但し、カートンの糊代部を1cm幅で残すよ
うに、パターン印刷とした。
の印刷が可能なグラビア印刷機を使用して、前記複合紙
の巻き取り原反の表面側に所定の柄印刷を施し、クラフ
ト紙面側に上記グラビア油性ニスAの粘度を15秒(RG
S#3/20℃)に調整して、No.6グラビアユニッ
ト(150メッシュ、40μm)でドクター方式によ
り、固形分2.5g/m2となるように印刷して内層を
形成した。但し、カートンの糊代部を1cm幅で残すよ
うに、パターン印刷とした。
【0020】[外層の形成]続いて、この内層の表面
に、前記のグラビア油性ニスBの粘度15秒(RGS#3
/20℃)に調整した後、このニスをNo.7グラビア
ロ−ルユニット(150メッシュ、40μm)でドクタ
−方式により、固形分2.0g/m2となるように印刷
して外層を形成した。印刷パターンは前記内層と同様と
した。こうして実施例1の洗剤カートン用シートを得
た。
に、前記のグラビア油性ニスBの粘度15秒(RGS#3
/20℃)に調整した後、このニスをNo.7グラビア
ロ−ルユニット(150メッシュ、40μm)でドクタ
−方式により、固形分2.0g/m2となるように印刷
して外層を形成した。印刷パターンは前記内層と同様と
した。こうして実施例1の洗剤カートン用シートを得
た。
【0021】<比較例1>実施例1で使用した複合紙に
代えて、ポリエチレン樹脂(米坪20g/m2)を用い
た押出ラミネート法により、王子製紙株式会社製の顔料
塗工白板紙550g/m2と、王子製紙株式会社製微塗
工紙70g/m2を貼合し、総米坪640g/m2の複
合紙を使用した以外は実施例1と全く同様にして、油性
ニスA及び油性ニスBをパターン印刷して比較例1の洗
剤カートン用シートを得た。
代えて、ポリエチレン樹脂(米坪20g/m2)を用い
た押出ラミネート法により、王子製紙株式会社製の顔料
塗工白板紙550g/m2と、王子製紙株式会社製微塗
工紙70g/m2を貼合し、総米坪640g/m2の複
合紙を使用した以外は実施例1と全く同様にして、油性
ニスA及び油性ニスBをパターン印刷して比較例1の洗
剤カートン用シートを得た。
【0022】<比較例2〜3>実施例1で使用した複合
紙を使用し、実施例1と同様にして内層及び外層の2層
からなる樹脂層を形成して比較例2及び比較例3の洗剤
カートン用シートを得た。但し、使用した油性ニスは、
比較例2では内層及び外層とも上記の油性ニスBとし、
比較例3では内層及び外層とも上記の油性ニスAとし
た。
紙を使用し、実施例1と同様にして内層及び外層の2層
からなる樹脂層を形成して比較例2及び比較例3の洗剤
カートン用シートを得た。但し、使用した油性ニスは、
比較例2では内層及び外層とも上記の油性ニスBとし、
比較例3では内層及び外層とも上記の油性ニスAとし
た。
【0023】上記の実施例及び比較例で得た洗剤カート
ン用シートの性状を下記の方法により評価した。 [試験方法] 1.洗剤の浸透性試験 各シートに罫線部を設けてその罫線部を中心にして50
mm×50mmに切り取って試験片とする。各試験片を
罫線部おいて180°1回折り曲げて元に戻した後、シ
ートの断面及び表面(柄印刷を施した面)をフィルム製
粘着テ−プで覆う。次いで、各試験片を対象洗剤に入っ
た函の中に入れ、40℃×90%RH×24時間放置
後、試験片に対する界面活性剤の浸透の有無を肉眼観察
する。変化のないものを○とする。
ン用シートの性状を下記の方法により評価した。 [試験方法] 1.洗剤の浸透性試験 各シートに罫線部を設けてその罫線部を中心にして50
mm×50mmに切り取って試験片とする。各試験片を
罫線部おいて180°1回折り曲げて元に戻した後、シ
ートの断面及び表面(柄印刷を施した面)をフィルム製
粘着テ−プで覆う。次いで、各試験片を対象洗剤に入っ
た函の中に入れ、40℃×90%RH×24時間放置
後、試験片に対する界面活性剤の浸透の有無を肉眼観察
する。変化のないものを○とする。
【0024】2.洗剤の粉付き性試験
前記1の試験終了試料の粉付きを観察する。粉付きのな
いものを○とする。
いものを○とする。
【0025】3.高温クリ−プ適性
[試験片の作成]実施例1、比較例2〜3で使用した複
合紙を巾25mm×長さ200mmに裁断したものを2
枚用意し、その一方の表面(白板紙表面)の中央部に、
酢酸ビニル系の製函用糊を巾5mm×長さ100mm×
厚さ120μmで塗布した後、残り1枚の裏面(クラフ
ト紙側)と重ね合わせる。次いで、この積層物上で直径
95mm×巾98mm、荷重5.7Kgのロ−ルを20
0mm/秒の速度で1往復転がし、さらに24時間放置
して高温クリ−プ用の試験片とした。比較例1で使用し
た複合紙についても、上と同様な方法で高温クリ−プ用
の試験片を作成した。但し、比較例1で使用した複合紙
の場合は、所定寸法に裁断した複合紙2枚の一方の白板
紙表面に製函用糊を塗り、これに残り1枚の微塗工紙表
面を接合した。 [高温クリープ試験方法]得られた試験片1の糊接合部
2が中央に位置するように、20mm×20mmの寸法
に細断する(図1参照)。次いで、図2に示すように、
切り出した試験片の糊接合部が水平になる位置関係で、
試験片の上側の複合紙と下側の複合紙にそれぞれ穴3、
3’を開ける。そして、各穴に支持具を挿入して一方の
支持具を固定し、他方の支持具に250gの錘を吊した
状態で、70℃雰囲気中に24時間保持する(図3参
照)。24時間以内に錘を吊るした複合紙が、固定した
複合紙から剥がれて落下した場合を×とし、落下しなか
った場合を○として高温クリープ適性を評価した。試験
結果を表1に示す。
合紙を巾25mm×長さ200mmに裁断したものを2
枚用意し、その一方の表面(白板紙表面)の中央部に、
酢酸ビニル系の製函用糊を巾5mm×長さ100mm×
厚さ120μmで塗布した後、残り1枚の裏面(クラフ
ト紙側)と重ね合わせる。次いで、この積層物上で直径
95mm×巾98mm、荷重5.7Kgのロ−ルを20
0mm/秒の速度で1往復転がし、さらに24時間放置
して高温クリ−プ用の試験片とした。比較例1で使用し
た複合紙についても、上と同様な方法で高温クリ−プ用
の試験片を作成した。但し、比較例1で使用した複合紙
の場合は、所定寸法に裁断した複合紙2枚の一方の白板
紙表面に製函用糊を塗り、これに残り1枚の微塗工紙表
面を接合した。 [高温クリープ試験方法]得られた試験片1の糊接合部
2が中央に位置するように、20mm×20mmの寸法
に細断する(図1参照)。次いで、図2に示すように、
切り出した試験片の糊接合部が水平になる位置関係で、
試験片の上側の複合紙と下側の複合紙にそれぞれ穴3、
3’を開ける。そして、各穴に支持具を挿入して一方の
支持具を固定し、他方の支持具に250gの錘を吊した
状態で、70℃雰囲気中に24時間保持する(図3参
照)。24時間以内に錘を吊るした複合紙が、固定した
複合紙から剥がれて落下した場合を×とし、落下しなか
った場合を○として高温クリープ適性を評価した。試験
結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1で示されるように、本発明に従う実施
例1の洗剤カ−トン用シートは、洗そのアクリル樹脂層
に粉末洗剤が付着することなく、商品のロスを防ぐこと
ができる。 また、洗剤中の界面活性剤成分が、アクリ
ル樹脂層からクラフト紙層まで浸透することがないの
で、カートンに洗剤を長期保存しておいてもクラフト紙
とポリエチレンとの界面でのデラミ(剥離)が発生しな
い。さらに、洗剤カートンの糊代部の一方をクラフト紙
とすることができるため、製函後、高温条件下において
もカートンの糊付け部が剥がれることがない。
例1の洗剤カ−トン用シートは、洗そのアクリル樹脂層
に粉末洗剤が付着することなく、商品のロスを防ぐこと
ができる。 また、洗剤中の界面活性剤成分が、アクリ
ル樹脂層からクラフト紙層まで浸透することがないの
で、カートンに洗剤を長期保存しておいてもクラフト紙
とポリエチレンとの界面でのデラミ(剥離)が発生しな
い。さらに、洗剤カートンの糊代部の一方をクラフト紙
とすることができるため、製函後、高温条件下において
もカートンの糊付け部が剥がれることがない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、洗剤カートンとして防
湿性に優れ、洗剤成分のカートン基材への浸透を防止で
き、洗剤のカートン内面への付着を防止でき、しかも、
カートンを製造した際には、糊付け強度がの弱化するこ
とのない洗剤カートン用ブランクシートを得ることがで
きる。
湿性に優れ、洗剤成分のカートン基材への浸透を防止で
き、洗剤のカートン内面への付着を防止でき、しかも、
カートンを製造した際には、糊付け強度がの弱化するこ
とのない洗剤カートン用ブランクシートを得ることがで
きる。
【図1】貼り合わせた複合紙の高温クリープ試験に関す
る説明図であって、(a)は試験片の切り出し部位とそ
の寸法を示し、(b)は切り出し試験片の穴開け位置を
示し、(c)は高温クリープ試験の試験状態を示す説明
図である。
る説明図であって、(a)は試験片の切り出し部位とそ
の寸法を示し、(b)は切り出し試験片の穴開け位置を
示し、(c)は高温クリープ試験の試験状態を示す説明
図である。
1 試験片
2 糊接合部
3,3’ 穴
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 末広 泰介
静岡県富士市平垣300 王子パッケージン
グ株式会社内
(72)発明者 若林 信男
静岡県富士市平垣300 王子パッケージン
グ株式会社内
(72)発明者 内山 卓三
神奈川県高座郡寒川町一之宮7丁目12番1
号 日本化工塗料株式会社内
(72)発明者 前川 大
神奈川県高座郡寒川町一之宮7丁目12番1
号 日本化工塗料株式会社内
Fターム(参考) 3E060 DA11 DA21 DA30 EA04 EA14
3E086 AA13 AB01 AD02 BA04 BA14
BA15 BB52 BB74 BB90 CA35
4F100 AK01C AK04 AK25E AL05E
BA01E BA04 BA05 BA07
BA10A BA10E BA26 CA13A
CC00A DG10B DG10D EH23
GB16 HB31 JA05E JB20E
JD04 JD04C JD05 JN02A
YY00E
Claims (3)
- 【請求項1】 顔料塗工白板紙の裏面とクラフト紙と
が、防湿性合成樹脂層を介して貼合された複合紙のクラ
フト紙面側に、糊代部を残してTg85℃以上のアクリ
ル樹脂とTg80℃以下のアクリル樹脂を含有する耐油
性アクリル樹脂層を形成させた洗剤カ−トン用ブランク
シート。 - 【請求項2】 前記の耐油性アクリル樹脂層が単層から
なり、その単層がTg85℃以上のアクリル樹脂を50
重量%以上、Tg80℃以下のアクリル樹脂を20〜5
0重量%以上含有していることを特徴とする請求項1に
記載のブランクシート。 - 【請求項3】 前記の耐油性アクリル樹脂層が、クラフ
ト紙面側に位置する内層と、これに積層された外層とか
らなり、前記内層を構成するアクリル樹脂のTgが80
℃以下であり、前記外層を構成するアクリル樹脂のTg
が85℃以上であることを特徴とする請求項1記載のブ
ランクシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001233857A JP2003039610A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 洗剤カ−トン用ブランクシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001233857A JP2003039610A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 洗剤カ−トン用ブランクシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003039610A true JP2003039610A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19065577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001233857A Pending JP2003039610A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 洗剤カ−トン用ブランクシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003039610A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182375A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Toppan Printing Co Ltd | 紙器用加工紙、ブランクス、カートンおよび紙器用加工紙の製造方法 |
JP2006182374A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Toppan Printing Co Ltd | 紙器用加工紙、ブランクス、カートンおよび紙器用加工紙の製造方法 |
JP2006182373A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Toppan Printing Co Ltd | 紙器用加工紙、ブランクス、カートンおよび紙器用加工紙の製造方法 |
JP2014520041A (ja) * | 2011-05-30 | 2014-08-21 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | ポリマー混合物からなるバリヤー被覆を有する紙包装材および厚紙包装材 |
JP2020020065A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 日本製紙株式会社 | 板紙 |
-
2001
- 2001-08-01 JP JP2001233857A patent/JP2003039610A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182375A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Toppan Printing Co Ltd | 紙器用加工紙、ブランクス、カートンおよび紙器用加工紙の製造方法 |
JP2006182374A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Toppan Printing Co Ltd | 紙器用加工紙、ブランクス、カートンおよび紙器用加工紙の製造方法 |
JP2006182373A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Toppan Printing Co Ltd | 紙器用加工紙、ブランクス、カートンおよび紙器用加工紙の製造方法 |
JP2014520041A (ja) * | 2011-05-30 | 2014-08-21 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | ポリマー混合物からなるバリヤー被覆を有する紙包装材および厚紙包装材 |
JP2020020065A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 日本製紙株式会社 | 板紙 |
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