JP2003301399A - 易離解性耐水耐油紙およびその製造方法 - Google Patents

易離解性耐水耐油紙およびその製造方法

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JP2003301399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離解可能で安価な易離解性耐水耐油紙とその
製造方法を提供すること。 【解決手段】 紙基材上に離解可能な接着性ホットメル
ト組成物層(A)を設け、さらにその上に離解可能な耐
水耐油性ホットメルト組成物層(B)を設けた易離解性
耐水耐油紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、易離解性耐水耐油
紙およびその製造方法に関するものであり、さらに好ま
しくは、耐水耐油性ホットメルト組成物と紙基材との接
着用ホットメルト組成物をTダイ共押出溶融ラミネート
法により高速製造して得られる易離解性耐水耐油紙およ
びその製造方法に関する。本発明は、耐水耐油性を必要
とする包装材料または、溶剤系コーティング剤が塗工さ
れる場合の目止め層などとして使用することができ、ま
た、他の紙原料と同様にリサイクル工程で再利用できる
易離解性耐水耐油紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、耐水耐油紙には、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンをTダイ押出
溶融ラミネート法により高速加工された塗工紙が使用さ
れている。このポリオレフィンを塗工した紙は、耐水
性、耐油性に優れるばかりでなく安価であるため、包装
材料として、また溶剤系剥離剤が塗工されるクラフトテ
ープおよび工程紙の目止め層として多用されている。し
かしながら、これをリサイクルしようとすると、防湿層
の被膜強度が強すぎるために、パルプ化する工程におい
て離解機で十分に離解せず、紙から脱離したオレフィン
系樹脂層がフィルムとして残り、リサイクルを不可能に
している。
【0003】本発明において、離解とは、古紙を再生す
る工程で、紙を繊維状のパルプに解きほぐす工程のこと
であり、易離解性とはその工程においてコーティング層
が粉々に分散されやすいことを指している。
【0004】近年、紙粘着テープ用基材としてワックス
に熱可塑性重合体を配合してなるホットメルト含浸剤組
成物が提案されている(特開2000−144093号
公報)。上記ホットメルト含浸剤組成物は、溶融粘度が
低く、ホットメルトコーターを用いて塗工することが記
載されている。ホットメルトコーターで塗工紙を得る場
合、ピンホールが発生しやすく薄膜化することが難し
い。ピンホールが発生すると、高価な溶剤系剥離剤を塗
布した場合に紙側へ浸透してしまうため、目止め層とし
ての効果が十分に果たせない。また、ピンホールを防止
するためにホットメルト組成物を厚く塗工すると、コー
ティング層が割れやすくなるばかりでなく、高価な塗工
紙となるため実用性がない。一方で、本ホットメルト含
浸剤組成物をTダイ押出溶融ラミネートにて加工した場
合、溶融粘度が低いために製膜できないばかりでなく、
紙基材との接着性が悪いために包装材料ならびに目止め
層としての実用に耐えることが出来ない。
【0005】また、アクリル系エマルジョンとワックス
エマルジョン(特開平9−3795号公報)、またはス
チレン−アクリル共重合物と無機多孔質剤からなるエマ
ルジョン(特開平6−191553号公報)を塗工した
耐水耐油紙も提案されている。これらの耐水耐油紙は、
耐水性、耐油性、リサイクル性を有しているが、残存し
た界面活性剤によりリサイクル時に発泡してしまうばか
りでなく、塗工液がエマルジョンであるために、長大な
乾燥設備が必要となり生産性が悪い欠点がある。
【0006】さらに、オレフィン系ポリマーに粘着付与
樹脂、ワックスなどを配合した易離解性防湿紙が提案さ
れている。(特開平9−316252号公報、特開平1
1−158330号公報、特開2000−212499
号公報、特開2001−164217号公報、特開20
01−192510号公報、特開2001−19251
2号公報、および特開2002−003660号公
報)。これらの防湿紙は、防湿性と耐水性および離解性
に優れ、しかも安価なポリオレフィンを主成分とするた
め、低コストで生産できる利点がある。しかし、ベース
ポリマーとして耐油性のないAPAO(アモルファスポ
リアルファオレフィン)を使用する場合や、粘着付与樹
脂を多量に配合するため、トルエンなどの有機溶剤に侵
されやすく、一般的に溶剤系剥離剤が塗工されるクラフ
トテープや工程紙の目止め層として使用することができ
ない。また、油性食品に直接接触する包装材料として
は、油による抽出量が多いため使用できない。
【0007】水溶性のポリビニルアルコールをコーティ
ングしたリサイクル可能な耐油紙が提案されている(特
開2001−288695号公報)。しかしながら、こ
のポリビニルアルコールは、水溶性であるため、耐水性
あるいは防湿性がない。また、ポリビニルアルコール水
溶液を紙基材上に塗工するために長大な乾燥設備が必要
となり生産効率が悪い。一方で、ポリビニルアルコール
は、離解時に水に溶解し、排水のBOD、CODを上昇
させてしまうため、環境上好ましいとはいえない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の欠点を解決することを目的に、耐水性、耐油性に優
れ、また、ピンホールの少なく、あるいは良好なガスバ
リア性をも付与したリサイクル可能な易離解性耐水耐油
紙、さらには、この易離解性耐水耐油紙を安価に製造す
る製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決するために鋭意検討した結果、紙基材の片面また
は両面に、(a)ポリオレフィン20〜80重量%と
(b)粘着付与樹脂80〜20重量%〔ただし、(a)
+(b)=100重量%〕の2成分を必須成分としてな
る接着性ホットメルト組成物層(A)を設け、さらにそ
の上に(a)ポリオレフィン20〜80重量%と(c)
ワックス80〜20重量%〔ただし、(a)+(c)=
100重量%〕の2成分を必須成分としてなる耐水耐油
性ホットメルト組成物層(B)を設けてなる易離解性耐
水耐油紙を発明するに至った。本発明では、接着性ホッ
トメルト組成物層(A)と耐水耐油性ホットメルト組成
物層(B)の間に、さらに、ピンホールの発生を押さえ
る目的の、接着性ホットメルト組成物層(A)および/
または耐水耐油性ホットメルト組成物層(B)を設けた
多層構造にしてもよい。また、本発明では、さらにガス
バリア層、好ましくは接着性ホットメルト組成物層
(A)と耐水耐油性ホットメルト組成物層(B)の間に
ガスバリア層を設けることにより、ガスバリヤー性を向
上させることができる。さらには、接着性ホットメルト
組成物層(A)および耐水耐油性ホットメルト組成物層
(B)に使用されるホットメルト組成物のメルトフロー
レート(MFR)は20〜500g/10分(190
℃、2,160g荷重)であり、Tダイ共押出溶融ラミ
ネート法により製造することで、他の製造方法には得ら
れない、安価な大量生産が可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の内容をさらに詳
述に記載する。本発明の接着性ホットメルト組成物層
(A)とは、(a)ポリオレフィンに(b)粘着付与樹
脂を配合してなるものであり、紙基材および耐水耐油層
との接着性が良好であり、またその組成物のフィルム強
度が低いため、塗工紙がパルパーで容易に離解されるも
のである。接着性ホットメルト組成物層(A)は、
(a)ポリオレフィン20〜80重量%と(b)粘着付
与樹脂80〜20重量%〔ただし、(a)+(b)=1
00重量%〕の2成分を必須成分としてなるホットメル
ト組成物である。好ましくは、(a)ポリオレフィン3
0〜60重量%と(b)粘着付与樹脂70〜40重量%
である。接着性ホットメルト組成物層(A)の(a)ポ
リオレフィンの配合量が20重量%未満では、折り曲げ
た際コーティング部分に割れが発生してしまい耐水耐油
性を大きく損ない、または溶融粘度が低くなりすぎるた
めにTダイ共押出溶融ラミネート法での加工が困難であ
る。一方、(a)成分の配合量が80重量%を超える
と、フィルムの強度が高すぎるために、離解性を得るこ
とが出来ない。接着性ホットメルト組成物層(A)の
(b)粘着付与樹脂の配合量が20重量%未満の場合に
は、フィルムの強度が高いために十分な離解性がない。
一方、(b)成分の配合量が80重量%を超える場合に
は、コーティング剤の凝集力がないために、剥がれが発
生したり、また、折り曲げた場合に亀裂が発生し、耐水
性、耐油性を大きく損なう。また、溶融粘度が低くなり
すぎるためTダイ共押出溶融ラミネート法による加工が
出来ない。
【0011】本発明の接着用ホットメルト組成物層
(A)に用いられる(a)ポリオレフィンには、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ならびにエチレンまたはプロ
ピレンと他のモノマーとの共重合体を使用することが出
来る。エチレンと共重合される他モノマーはプロピレ
ン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、オクテン、酢酸ビニ
ル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシ
ル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキ
シル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル、
無水マレイン酸、1,4,5,8−ジメタノ−1,2,
3,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン類
(DMON)などが挙げられ、エチレン−酢酸ビニル共
重合体のケン化物も使用することができる。本発明の接
着性ホットメルト組成物層(A)に用いられる(a)ポリ
オレフィンには、紙基材との接着性良好なエチレン−酢
酸ビニル共重合体が好適に用いられる。市販品として
は、東ソー(株)製、商品名ウルトラセン537などが
ある。
【0012】本発明の接着性ホットメルト組成物層
(A)で使用される(b)粘着付与樹脂には、テルペン樹
脂、変性テルペン樹脂、脂肪族系樹脂、脂環族系樹脂、
芳香族系樹脂、クマロン・インデン樹脂、ロジンおよび
その誘導体などがあり、紙基材との接着性を高めると共
に、離解性、防湿性を向上させる効果を有している。ポ
リオレフィンに対する相溶性が良好で、Tダイ共押出溶
融ラミネートの加工性が良好なテルペン樹脂または変性
テルペン樹脂の使用が好ましく、市販品としては、ヤス
ハラケミカル(株)製クリアロンP−125などがあ
る。
【0013】本発明の接着性ホットメルト組成物層
(A)には必要に応じて、(c)ワックスを配合するこ
とが出来る。接着性ホットメルト組成物層(A)に
(c)ワックスを配合すると、紙基材との接着強度が低
下する傾向にあるが、再抄紙後の乾燥工程においてピッ
チの付着を防止し、乾燥時のにじみを防止する目的で配
合する。
【0014】また、本発明の接着性ホットメルト組成物
層(A)には本発明の作用効果を阻害しない範囲内で、
炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、タルク、
クレー、カーボンブラックなどの充填剤、滑剤、防曇
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、着色剤、可塑
剤またはオイルなどの添加剤を配合することができる。
これら添加剤は特に限定されるものではなく、通常ホッ
トメルト組成物に用いられる公知のものを使用してもよ
い。
【0015】耐水耐油性ホットメルト組成物層(B)
は、(a)ポリオレフィン20〜80重量%と(c)ワ
ックス80〜20重量%〔ただし、(a)+(c)=1
00重量%〕の2成分を必須成分としてなる。好ましく
は、(a)ポリオレフィン30〜60重量%と(c)ワ
ックス70〜40重量%である。耐水耐油性ホットメル
ト組成物層(B)の(a)ポリオレフィンの配合量が2
0重量%未満では、凝集力が無いため折り曲げ時に割れ
が発生し、耐水耐油性を大きく損い、また、Tダイ共押
出溶融ラミネート法での加工が困難である。一方、
(a)成分の配合量が80重量%を超えると、離解性を
得ることが出来ない。一方で、耐水耐油性ホットメルト
組成物層(B)の(c)ワックスの配合量が20重量%
未満の場合、離解性が得られない。一方、(c)成分の
配合量が80重量%を超えると、折り曲げ時に割れが発
生し、またTダイ共押出溶融ラミネート加工が困難であ
る。
【0016】本発明の耐水耐油性ホットメルト組成物
(B)に用いられる(a)ポリオレフィンには、接着用
ホットメルト組成物層(A)に用いられる(a)成分と
同様の(共)重合体が使用できる。なかでも、安価で耐
水耐油性に優れ、臭いのないポリエチレンもしくはポリ
プロピレンが好適に用いられる。市販品としては、東ソ
ー(株)製、商品名ペトロセン207などがある。
【0017】本発明の耐水耐油性ホットメルト組成物層
(B)に用いられる(c)ワックスは、パラフィンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャート
ロプシュワックス、カルナバワックス、ポリエチレンワ
ックスおよびポリプロピレンワックス、また、これらの
酸化ワックスや無水マレイン酸で変性したワックスがあ
る。(c)成分は、離解性を得るためにポリオレフィン
の機械強度を低下させると共に、リサイクル時のにじみ
出しを防止し、乾燥用ドライヤーへの付着を防止する効
果がある。(c)成分の融点は、にじみ出しおよび付着
物を防止する目的で、好ましくは100℃以上、さらに
好ましくは110°C以上、特に好ましくは120℃以
上である。市販品としては、ヤスハラケミカル(株)
製、商品名ネオワックスLなどがある。
【0018】耐水耐油性ホットメルト組成物層(B)に
は、必要に応じて(b)粘着付与樹脂を配合してもよい
が、耐油性を低下させてしまうため0〜20重量%の配
合が好ましい。
【0019】また、本発明の耐水耐油性ホットメルト組
成物層(B)には、本発明の作用効果を阻害しない範囲
内で、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、タ
ルク、クレー、カーボンブラックなどの充填剤、滑剤、
防曇剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、着色剤、
可塑剤またはオイルなどの添加剤を配合することができ
る。これら添加剤は特に限定されるものではなく、通常
ホットメルト組成物に用いられる公知のものが使用され
る。
【0020】ここで、ホットメルト組成物のMFRにつ
いて詳述する。MFRは、一般に樹脂の流動性を表す時
によく用いられるものである。MFRを求める方法は、
径2.1mm、長さ8mmのオリフィスのあるシリンダ
ー中に材料を入れ、190℃で2,160gの荷重をか
けて溶融材料を押し出し、3分間に流出した材料の重量
を測り、これを10分間当たりのグラム数に換算して、
MFRの値とするものである。すなわち、MFRの大き
いものほど流動性がよいことを意味する(JIS−K7
210参照)。
【0021】接着用ホットメルト組成物層(A)および
耐水耐油性ホットメルト組成物層(B)のMFRは、2
0〜500g/10分の範囲であることが好ましく、さ
らに好ましくは50〜400g/10分、さらに好まし
くは100〜350g/10分である。MFRが20未
満の場合、Tダイ共押出溶融ラミネート加工時のドロー
ダウン性が悪く高速加工時に膜が切れてしまい良好な塗
工紙が得られない。一方、MFRが500g/10分以
上では偏肉、耳揺れ、耳高が発生してしまうため、良好
な塗工紙が得られない。
【0022】本発明の紙基材は、特に限定されないが、
未晒しクラフト紙、晒しクラフト紙、印刷用紙、アート
紙、薄葉紙、グラシン紙、紙板などが使用することがで
き、50〜200g/m2の紙が好適に用いられる。
【0023】本発明の易離解性耐水耐油紙の塗工方法
は、特に限定されないが、高速で安価に製造するために
はTダイ共押出溶融ラミネート機による塗工が好まし
い。接着用ホットメルト組成物層(A)を単独で紙基材
に塗工した場合、紙基材との接着性が良好で耐水性を有
するが、粘着付与樹脂を多量に含有するために耐油性が
ない。一方、耐水耐油性ホットメルト組成物層(B)
は、離解性を得るためにポリオレフィンにワックスを高
配合することが必要となるが、単独でTダイ共押出溶融
ラミネート法により加工すると紙基材との接着性が悪
い。また、タンデムラミネート機により加工も可能であ
るが、紙基材に接着用ホットメルト組成物を塗工後、さ
らに耐水耐油性ホットメルト組成物を塗工した場合、接
着層と耐水耐油層間の接着性が劣るため、AC剤(アン
カーコーティング剤)などを使用する必要がありコスト
が高くなる。従って、耐水耐油層と接着層を同時に押出
溶融ラミネート法で塗工出来るTダイ共押出溶融ラミネ
ート法が、最も生産性が高く好適に用いられる。
【0024】本発明に使用されるTダイ共押出溶融ラミ
ネート機には、大別してマルチマニホールド法およびフ
ィードブロック法の2種類の方式がある。マルチマニホ
ールド法は、膜厚の制御の精度が高い反面、Tダイの構
造が複雑化し、多層化することが難しく、装置のコスト
が高い。フィードブロック法は、各層の膜厚精度が悪い
反面、構造が簡単であり、10層程度の多層化を容易に
行うことが出来る。本発明の易離解性耐水耐油紙に使用
される共押出方法としては、いずれも使用することがで
きる。
【0025】本発明のホットメルト組成物の塗工厚み
は、接着性ホットメルト組成物層(A)とホットメルト
組成物層(B)の合計で6〜50μmが好ましい。さら
に好ましくは10〜25μmである。総塗工厚みが6μ
mよりも薄い場合、紙基材との接着性が悪く使用に耐え
ない。また、ピンホールが発生してしまうため、十分な
耐水耐油性が得られない。一方、塗工厚みが50μmよ
りも厚い場合には、コーティング層が割れやすくなり折
り曲げ時の耐水耐油性を大きく損なわれるばかりでな
く、コストアップとなり実用的でない。接着性ホットメ
ルト組成物層(A)ならびにホットメルト組成物層
(B)の各厚みは、それぞれ3〜25μmが好ましい。
接着性ホットメルト組成物層(A)が3μm未満の場合
には、紙基材との接着性が低下する。一方、25μmを
超えるとコーティング層が割れ易くなり、折り曲げ時の
耐水耐油性が低下する。また、ホットメルト組成物層
(B)が3μm未満の場合には、ピンホールが発生し、
所望の耐油性が得られない。一方、25μmを超えると
コーティング層が割れ易くなり、折り曲げ時の耐水耐油
性が低下する。
【0026】また、本発明の易離解性耐水耐油紙の接着
用ホットメルト組成物層(A)と耐水耐油性ホットメル
ト組成物層(B)の間に設けた、ピンホールの発生を押
さえる目的の接着性ホットメルト組成物層(A)および
/または耐水耐油性ホットメルト組成物層(B)は、層
数の構成および層数は特に制限されないが、間に入る接
着用ホットメルト組成物層(A)および/または耐水耐
油性ホットメルト組成物層(B)が、1〜3層が好まし
い。上記、本発明の易離解性耐水耐油紙の接着用ホット
メルト組成物層(A)と耐水耐油性ホットメルト組成物
層(B)の間に、さらに組成物層(A)および/または
組成物層(b)を設け、多層化することにより、ピンホ
ールの発生を防止することが可能である。しかし、10
層以上の多層化では、ピンホールの発生の抑制効果が層
数に比較して向上せず、加工コストが非常に高くなるた
め実用的でない。具体的な層構造としては、例えば、図
1に示す(B)/(A)/基材構造、図2に示す(B)/
(B)/(B)/(A)/基材構造などが挙げられる。
【0027】また、本発明の易離解性耐水耐油紙に、さ
らにガスバリア層を設けることにより、ガスバリア性を
有した離解可能な耐水耐油紙を得ることが出来る。ガス
バリア層の材質としては、特に限定されないが、EVO
H(エチレンビニルアルコール共重合体)、PVDC
(ポリ塩化ビニリデン)、PVA(ポリビニルアルコー
ル)、アルミ蒸着物、シリカ蒸着物を使用することがで
き、水溶性であるPVAを使用すれば離解性を維持する
ことができるため好ましい。ガスバリア層としてPV
A、EVOHを使用する場合、吸湿によりガスバリア性
が大きく低下するため、耐水耐油層中、耐水耐油層と接
着層間または接着層中に設ける必要がある。また、ガス
バリア層は通常1〜3層が好ましいが層数は特に限定さ
れない。また、ガスバリア層との接着性を高める目的
で、AC剤(三井武田ケミカル(株)製、商品名タケラッ
クA−310、タケネートA−3)を使用したり、接着
層および耐水耐油層の配合にカルボキシル基を含有した
ポリオレフィンを配合することが好ましい。バリア層の
膜厚は、特に限定されないが必要とされるバリア性によ
って変更することができる。好ましくは5〜30μm、
さらに好ましくは10〜20μmである。5μm未満で
あるとピンホールが発生し易いため充分なガスバリア性
が得られない。一方、30μmを超えると製品コストが
高く実用的でない。具体的な層構造としては、例えば、
図3に示す(B)/(A)/ガスバリア層/(A)/基
材構造、図4に示す(B)/ガスバリア層/(A)/基
材構造、図5に示すガスバリア層/(B)/(A)/基
材構造などが挙げられる。
【0028】
【実施例】以下に製造例および実施例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみ
に限定されるものではない。以下、%は特記しない限り
重量基準である。以下実施例に示すホットメルト組成物
は、フリージアマクロス社製NR−II2軸押出機を用い
て溶融混練し、ペレットを作成した。作成したペレット
を、モダンマシナリー社製Tダイ共押出溶融ラミネート
機(フィードブロック法)を用いて、エアーギャップ:
110mm、リップ幅:0.8mm、冷却ロール:セミ
マットロール、プレッシャーロール:シリコンロール、
加工速度:150m/minの加工条件で、75g/c
2の未晒しクラフト紙に塗工し、耐水耐油紙を得た。
【0029】実施例1 (接着性ホットメルト組成物の調製)エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)(a−1)〔東ソー(株)製、
商品名ウルトラセン537、MFR8.5g/10分、
酢酸ビニル単位含有量6%〕50部、粘着付与樹脂(b
−1)〔ヤスハラケミカル(株)製、商品名YSレジン
D115、軟化点115℃〕50部を上記押出機を使用
して混練りし、接着用ホットメルト組成物とした。得ら
れた組成物のMFRは200g/10分であった。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)ポリエチレン
(a−2)〔三井化学(株)製、商品名ミラソン11
P、MFR7.2g/10分(190℃、2,160g
荷重)〕50部と、(c−1)50部を上記押出機を使
用して混練りし、耐水耐油性ホットメルト組成物を得
た。得られた組成物のMFRは250g/10分であっ
た。上記、接着用ホットメルト組成物と耐水耐油性ホッ
トメルト組成物とを使用して、上記押出ラミネート機に
よりダイ温度160℃で、耐水耐油性ホットメルト組成
物層(B)7μm/接着性ホットメルト組成物層(A)
8μm/紙基材の構成を有する紙基材を含めた合計3層
のサンプルを得た。
【0030】実施例2 (接着性ホットメルト組成物の調製)実施例1で調製し
た接着用ホットメルト組成物を使用した。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)EVA(a−
1)40部とポリエチレンワックス(c−1)〔ネオワ
ックスL:ヤスハラケミカル(株)製、融点110℃〕
60部を上記押出機を使用して混練りし、耐水耐油性ホ
ットメルト組成物を得た。得られた組成物のMFRは4
00g/10分であった。上記、耐水耐油性ホットメル
ト組成物と接着用ホットメルト組成物を使用して、上記
押出ラミネート機によりダイ温度150℃で、組成物層
(B)4μm/組成物層(B)3μm/組成物層(A)
8μm/紙基材の構成を有する紙基材を含めた合計4層
のサンプルを得た。
【0031】実施例3 (接着性ホットメルト組成物の調製)実施例1で調製し
た接着用ホットメルト組成物を使用した。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)ポリプロピレ
ン(PP)(a−3)〔チグランドポリマー(株)製、
商品名J104、MFR(230℃、2,160g荷
重)5/10分〕35部と、ポリプロピレンワックス
(c−2)〔ハイワックスNP805:三井化学(株)
製〕65部を上記押出機を使用して混練りし、耐水耐油
性ホットメルト組成物とした。得られた組成物のMFR
は200g/10分であった。上記、耐水耐油性ホット
メルト組成物と接着用ホットメルト組成物を使用して、
上記ラミネート機によりダイ温度170℃で、組成物層
(B)7μm/組成物層(A)4μm/組成物層(A)
4μm/紙基材の構成を有する紙基材を含めた合計4層
のサンプルを得た。
【0032】実施例4 (接着性ホットメルト組成物の調製)EVA(a−1)
50部と(b−1)40部および(c−1)10部を上
記押出機を使用して混練りし、接着用ホットメルト組成
物とした。得られた組成物のMFRは200g/10分
であった。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)実施例1で調
製した耐水耐油性ホットメルト組成物を使用した。実施
例1と同様にしてダイ温度170°Cで、組成物層
(B)7μm/組成物層(A)8μm/紙基材の構成を
有する3層のサンプルを得た。
【0033】実施例5 (接着性ホットメルト組成物の調製)PP(a−3)5
0部と(b−1)40部および(c−2)10部を上記
押出機を使用して混練りし、接着用ホットメルト組成物
とした。得られた組成物のMFRは100g/10分で
あった。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)実施例1で調
製した耐水耐油性ホットメルト組成物を使用した。実施
例1と同様にしてダイ温度170°Cで、組成物層
(B)7μm/組成物層(A)8μm/紙基材の構成を
有する3層のサンプルを得た。 実施例6 (接着用ホットメルト組成物の調製)実施例1で調製し
た接着用ホットメルト組成物を使用した。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)実施例1で調
製した耐水耐油性ホットメルト組成物を使用した。 (ガスバリア層用樹脂の調製)クラレ社製CP―700
0(PVA)を、ガスバリア層用に使用した。上記、耐
水耐油性ホットメルト組成物と接着用ホットメルト組成
物、PVAを使用してダイ温度170°Cで、組成物層
(B)7μm/組成物層(A)4μm/ガスバリア層1
0μm/組成物層(A)4μm/紙基材の構成を有する
紙基材を含めた合計5層のサンプルを得た。
【0034】比較例1 実施例1の耐水耐油性ホットメルト組成物を、単独で1
5μmの厚みでダイ温度150℃で加工し、組成物層
(B)15μm/紙基材の構成を有する紙基材を含めた
合計2層のサンプルを得た。
【0035】比較例2 実施例1の接着用ホットメルト組成物を、単独で15μ
mの厚みでダイ温度160℃で加工し、組成物層(A)
15μm/紙基材の構成を有する紙基材を含めた合計2
層のサンプルを得た。
【0036】比較例3 (接着用ホットメルト組成物の調製)実施例1で調製し
た接着用ホットメルト組成物を使用した。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)ポリエチレン
(a−2)15部と、(c−1)85部を上記押出機を
使用して混練りし、耐水耐油性ホットメルト組成物とし
た。得られた組成物のMFRは800g/10分であっ
た。実施例1と同様にしてダイ温度150°Cで、組成
物層(B)7μm/組成物層(A)8μm/紙基材の構
成を有する3層のサンプルを得た。
【0037】比較例4 (接着用ホットメルト組成物の調製)実施例1で調製し
た接着用ホットメルト組成物を使用した。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)ポリエチレン
(a−2)85部と、(c−1)15部を上記押出機を
使用して混練りし、耐水耐油性ホットメルト組成物とし
た。得られた組成物のMFRは25g/10分であっ
た。実施例1と同様にしてダイ温度190°Cで、組成
物層(B)7μm/組成物層(A)8μm/紙基材の構
成を有する3層のサンプルを得た。
【0038】比較例5 (接着性ホットメルト組成物の調製)ポリエチレン(a
−2)85部、(b−1)15部を上記押出機を使用し
て混練りし、接着用ホットメルト組成物を得た。得られ
た組成物のMFRは15g/10分であった。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)実施例1で調
製した耐水耐油性ホットメルト組成物を使用した。実施
例1と同様にしてダイ温度190°Cで、組成物層
(B)7μm/組成物層(A)8μm/紙基材の構成を
有する3層のサンプルを得た。
【0039】比較例6 (接着性ホットメルト組成物層(A)の調製)ポリエチ
レン(a−2)15部、(b−1)85部を上記押出機
を使用して混練りし、接着用ホットメルト組成物とし
た。得られた組成物のMFRは900g/10分であっ
た。 (耐水耐油性ホットメルト組成物の調製)実施例1で調
製した耐水耐油性ホットメルト組成物を使用した。実施
例1と同様にしてダイ温度150°Cで、組成物層
(B)7μm/組成物層(A)8μm/紙基材の構成を
有する3層のサンプルを得た。
【0040】上記防湿性ホットメルト組成物を下記の方
法で評価した。結果を表1に示した。 (イ)基材との接着 クラフトテープ〔日東電工(株)製、商品名クラフト粘
着テープNo.712〕を、サンプルの塗工面に張り合
わせ、ゆっくりと角度180°で引き剥がした際の塗工
面の変化、および塗工(組成物)層と紙基材との剥離状
況を目視にて評価した。 ○;紙基材の材料が破壊 ×;紙基材と塗工層の界面剥離 (ロ)離解性 サンプル24gを1.5cm×1.5cmに切断し、T
APPI標準離解機に22℃の温水2リットルとともに
入れて、3,000rpmで25分間撹拌した後に再抄
紙し、目視にて紙表面のホットメルト組成物部分の大き
さを測定し離解性を判定した。判定規準は下記の通りで
ある。 ○:良好(0.5mm未満) △:可(0.5mm〜2.0mm) ×:不可(2.0mmを超えるもの) (ハ)透湿度 自動透湿度測定装置(JIS K 7126 A法)で
透湿度を測定した。透湿度は平板状と十字折りについて
測定した。なお、十字折りは、サンプルを中央から十文
字に折り、2kgのロールを2往復させて折り目を付け
た後に透湿度を測定した。透湿度は、フラットおよび十
字折り時において、50g/cm2以下が好ましい。 (ニ)耐油性試験 TAPPI UM557に記載されている、3Mキット
試験により測定した。試験片の試験面を上にして置き、
25mmの高さからキット試験液を1滴落として15秒
後に過剰液を拭い取り、キット試験液が浸透してシミと
なるか観察した。組成の異なる12種類の試験液につい
て試験を行い、シミにならないキット試験液の最大の液
番号を耐油度として表示した。耐油度の数字が大きいほ
ど、耐油性が高く、9以上の耐油度が好ましい。 (ホ)酸素ガス透過度 JIS K7126 B法の等圧法にて、23℃、50
%RHの条件で測定を行った。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明の易離解性耐水耐油紙は、ポリエ
チレンやポリプロピレンなどの従来のオレフィン系樹脂
を塗工した材料と同等の耐水耐油性を有し、かつ従来の
オレフィン系樹脂には無い、優れた離解性を有するもの
である。さらに本発明は、原料に安価なポリオレフィン
を使用し、Tダイ共押出溶融ラミネート法により、高速
で極めて安価に製造出来る利点を備えている。さらに
は、多層構造にすることにより、ピンホールの発生が押
さえられ、耐水耐油性が向上し、ガスバリア層を設ける
ことにより、良好なガスバリヤ性を有することが可能と
なる。また、本発明の易離解性耐水耐油紙は、紙の再利
用に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易離解性耐水耐油紙の縦断面構成図の
一例である。
【図2】本発明の易離解性耐水耐油紙の縦断面構成図の
一例である。
【図3】本発明の易離解性耐水耐油紙の縦断面構成図の
一例である。
【図4】本発明の易離解性耐水耐油紙の縦断面構成図の
一例である。
【図5】本発明の易離解性耐水耐油紙の縦断面構成図の
一例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L055 AG51 AG58 AG59 AG60 AG64 AG89 AH23 AH37 AH50 AJ01 AJ02 BE13 EA19 EA32 FA19 FA20 FA30 GA47 GA48

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基材の片面または両面に、(a)ポリ
    オレフィン20〜80重量%と(b)粘着付与樹脂80
    〜20重量%〔ただし、(a)+(b)=100重量
    %〕の2成分を必須成分としてなる接着性ホットメルト
    組成物層(A)を設け、さらにその上に(a)ポリオレ
    フィン20〜80重量%と(c)ワックス80〜20重
    量%〔ただし、(a)+(c)=100重量%〕の2成
    分を必須成分としてなる耐水耐油性ホットメルト組成物
    層(B)を設けてなる易離解性耐水耐油紙。
  2. 【請求項2】 接着性ホットメルト組成物層(A)と耐
    水耐油性ホットメルト組成物層(B)の間に、さらに接
    着性ホットメルト組成物層(A)および/または耐水耐
    油性ホットメルト組成物層(B)を積層した請求項1記
    載の易離解性耐水耐油紙。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2記載の易離解性耐水耐油紙
    にさらにガスバリア層を設けてなる易離解性耐水耐油
    紙。
  4. 【請求項4】 接着性ホットメルト組成物層(A)およ
    び耐水耐油性ホットメルト組成物層(B)に使用される
    ホットメルト組成物のメルトフローレート(MFR)が
    20〜500g/10分(190℃、2,160g荷
    重)であり、Tダイ共押出溶融ラミネート法により製造
    される請求項1〜3いずれか1項に記載の易離解性耐水
    耐油紙の製造方法。
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