JP2009502564A - 再封可能なパックのためのシール可能なラミネート - Google Patents

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Abstract

a)支持体、b)支持体上に直接に塗布された接着剤層およびc)接着剤層上に直接に塗布されたろう層からの多層ラミネート。

Description

本発明は、
a)支持体(Traeger)
b)支持体上に直接に塗布された接着剤層および
c)接着剤層上に直接に塗布されたろう層
からの多層ラミネートに関する。
さらに本発明は、再封可能なパック(wiederverschliessbare Verpackungen)の構成成分としての、例えばふたフィルムとしてのこのラミネートの使用およびラミネートの製造法に関する。
再封可能なパックは以前から公知である。この種のパックの場合、一般的にパッケージングされるべき物品を含有する容器(トレー)はふたフィルムにより持続的にシールされる。パックの開封に際して、シール層ではなく、その上にあるより脆い、しかし永続的に接着性の接着剤層が引き開けられる。永続的に接着性の接着剤層は、パックの反復可能な開封および密封を保証する。WO90/07427およびEP−A1460117の中では、接着剤を含有する再封可能なパックが記載される。
目下のところ使用されるふたフィルムは、一般的に非常に複雑な多層構造を有する。例えばポリエステルからの支持体上にはまず接着剤層、一般的に熱溶融性接着剤(ホットメルト)が存在し、それに続くのが流動バリア(Migrationsbarriere)であり、該流動バリアは、熱溶融性接着剤が隣接された層に流動することをまたはそれどころかパッケージングされるべき物品と接触することを防止する。層構造はシール可能なポリエチレン層(高分子ポリエチレン)で閉じられる。一般的に層の間には接着を改善するためになおプライマー層が必要とされる。
殊に、ふたフィルムでシールされるべき容器は、ポリエチレンシール層を有する深絞りされたポリエステルフィルム、殊にポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。
接着剤として、可能な限り水性分散液をベースとするものも使用されるべきである。ベルギー国特許明細書BE1010387から、接着剤層のための水性接着剤分散液の使用が公知である。シール層は両面が殊にポリビニリデンクロリド(PVDC)からなる。塩素含有化合物は食品パックには不所望とされている。それゆえ塩素含有ポリマーからのシール層は避けられるべきである。
優先日に未公開の特許出願DE−A−102004007927.7から、マルチカスケードノズル(Mehrfachkaskadensduese)の使用下で支持体をマルチコーティングする方法が公知である。
殊に所望されているのは、単純化された構造を有する再封可能なパック系である;複雑な多層構造、殊に熱溶融性接着剤にて慣例の流動バリケード(Migrationssperren)が回避されるべきである。食品のパックは無臭であることが不可欠であり、揮発性構成成分は可能な限り存在するべきではない;塩素含有化合物の併用はなしで済まされるべきである。パックの開封および密封が繰り返された後でも接着性は可能な限り強く留まっているべきである。
それゆえ本発明の課題は、殊にまた食品のための、単純化された構造および良好な持続的使用特性、殊に度重なる開封後もなお良好な密封性を有する無臭の再封可能なパックであり、その際、塩素含有ポリマーはなしで済まされるべきである。
それに従って、上で定義されたラミネートおよびその使用、ならびにその製造法が見つかった。
ラミネートは、
a)支持体
b)支持体上に直接に塗布された接着剤層および
c)接着剤層上に直接に塗布されたろう層
からなる。
支持体
支持体は、殊に金属フィルム、例えばアルミニウムフィルム、ポリマーフィルムまたは同様に金属被覆ポリマーフィルム、殊にまた複合フィルムである。殊にポリマーフィルム、とりわけ有利には透明のポリマーフィルムが考慮に入れられる。例えばポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルムまたはポリアセテートフィルムが挙げられる。
ポリオレフィンフィルムとして、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、殊に延伸ポリプロピレンからのものが考慮に入れられる。
有利なのはポリエステルフィルム、例えばフタル酸エステルまたはテレフタル酸エステルからのものであり、とりわけ有利なのはポリエチレンテレフタレート(PET)からのフィルムである。
支持体の厚さは、有利には1〜500μm、とりわけ有利には5〜200μm、とりわけ有利には20〜100μmである。
接着剤層
支持体上には接着剤層が塗布される。
接着剤は、有利には合成ポリマー、殊にエマルジョンポリマーをバインダーとして含有する。
ポリマーは、殊にエチレン性不飽和化合物(モノマー)のラジカル重合によって得られるポリマーであって、該ポリマーは、少なくとも60質量%が、C〜C20アルキル(メタ)アクリレート、C原子を20個まで含有するカルボン酸のビニルエステル、C原子を20個まで含有するビニル芳香族化合物、エチレン性不飽和ニトリル、ビニルハロゲン化物、C原子1〜10個を含有するアルコールのビニルエーテル、C原子2〜8個および1つまたは2つの二重結合を有する脂肪族炭化水素またはこれらのモノマーの混合物から選択されたいわゆる主モノマーから構成されている。
ポリマーは、有利には少なくとも60質量%が、殊に少なくとも80質量%が、とりわけ有利には少なくとも90質量%がいわゆる主モノマーからなる。
例えば、C〜C10−アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル、例えばメチルメタクリレート、メチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、エチルアクリレートおよび2−エチルヘキシルアクリレートが挙げられる。
殊に(メタ)アクリル酸アルキルエステルの混合物も適している。
C原子1〜20個を有するカルボン酸のビニルエステルは、例えばビニルラウレート、ビニルステアレート、ビニルプロピオネート、バーサチック酸ビニルエステル(Versaticssaeurevinylester)およびビニルアセテートである。
ビニル芳香族化合物として、ビニルトルエン、α−メチルスチレンおよびp−メチルスチレン、α−ブチルスチレン、4−n−ブチルスチレン、4−n−デシルスチレンおよび有利にはスチレンが考慮に入れられる。ニトリルのための例は、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルである。
ビニルハロゲン化物は、塩素、フッ素または臭素で置換されたエチレン性不飽和化合物、有利にはビニルクロリドおよびビニリデンクロリドである。
ビニルエーテルとして、例えばビニルメチルエーテルまたはビニルイソブチルエーテルが挙げられるべきである。有利なのは、C原子1〜4個を含有するアルコールのビニルエーテルである。
C原子4〜8個および2つのオレフィン二重結合を有する炭化水素として、ブタジエン、イソプレンおよびクロロプレンが挙げられる。
主モノマーとして有利なのは、C〜C10−アルキルアクリレートおよびC〜C10−メタクリレート、殊にC〜C−アルキルアクリレートおよびC〜C−メタクリレートおよびビニル芳香族化合物、殊にスチレンおよびそれらの混合物である。
極めて有利なのは、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレートおよび2−エチルヘキシルアクリレート、スチレンならびにこれらのモノマーの混合物である。
殊にポリマーは、少なくとも60質量%が、とりわけ有利には少なくとも80質量%が、および極めて有利には少なくとも95質量%がC〜C20アルキル(メタ)アクリレートから構成されている。
ポリマーは主モノマーの他に、さらに他のモノマー、例えばカルボン酸基、スルホン酸基またはホスホン酸基を有するモノマーを含有してよい。有利なのはカルボン酸基である。例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸またはフマル酸が挙げられる。
さらに他のモノマーは、例えば同様にヒドロキシル基を含有するモノマー、殊にC〜C10−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミドである。
さらに他のモノマーとして、それ以外にフェニルオキシエチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アミノ(メタ)アクリレート、例えば2−アミノエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。
さらに他のモノマーとして架橋モノマーも挙げられる。
殊にポリマーは、カルボン酸基、ヒドロキシル基、アミノ基およびカルボン酸アミド基から選択された親水性基を含有してよい。これらの親水性基の含量は、殊にポリマー100gに対して0.001〜0.5モルであってよい。含量は、ポリマー100gに対してとりわけ有利には少なくとも0.005モル、とりわけ有利には少なくとも0.008モルおよび最大0.2モル、殊に最大0.1モル、極めて有利には最大0.05もしくは0.03モルである。
とりわけ有利なのは、カルボン酸基、ヒドロキシル基およびカルボン酸アミド基から選択された親水性基である。とりわけ有利なのはカルボン酸基である。
カルボン酸基は、カルボン酸基の塩とも理解される。塩のケースでは、有利にはそれは揮発性塩基、例えばアンモニアである。
親水性基は、相応するモノマーの共重合によってポリマーに結合されうる。
親水性基を有する有利なモノマーは、カルボン酸基およびヒドロキシル基を有する上記モノマー、殊に例えばアクリル酸である。
ポリマーの製造は、有利な一実施態様において乳化重合によって行われ、それゆえそれは水性ポリマー分散液の形におけるエマルジョンポリマーである。
乳化重合に際して、イオン性および/または非イオン性の乳化剤および/または保護コロイドもしくは安定剤が界面活性化合物として使用される。
適切な保護コロイドの詳細な記載は、Houben-Weyl, Methoden der organischen Chemie, Band XIV/1, Makromolekulare Stoffe, Georg-Thieme-Verlag, Stuttgart, 1961, 第411〜第420頁において見られる。乳化剤として、アニオン性、カチオン性の乳化剤のみならずまた非イオン性の乳化剤も考慮に入れられる。有利には、随伴する界面活性物質として、その分子量が保護コロイドとは異なり通常2000g/モルを下回る乳化剤がもっぱら使用される。当然のことながら、界面活性物質の混合物が使用されるケースでは個々の成分は互いに相容性でなければならず、このことは、疑わしい場合には僅かな前試験を手がかりに調査されうる。有利には、アニオン性および非イオン性の乳化剤は界面活性物質として使用される。使用できる随伴する乳化剤は、例えばエトキシル化脂肪アルコール(EO単位:3〜50、アルキル基:C〜C36)、エトキシル化モノアルキルフェノール、エトキシル化ジアルキルフェノール、エトキシル化トリアルキルフェノール(EO単位:3〜50、アルキル基:C〜C)、スルホコハク酸のジアルキルエステルのアルカリ金属塩、ならびに硫酸アルキル(アルキル基:C〜C12)の、エトキシル化アルカノール(EO単位:4〜30、アルキル基:C12〜C18)の、エトキシル化アルキルフェノール(EO単位:3〜50、アルキル基:C〜C)の、アルキルスルホン酸(アルキル基:C12〜C18)のおよびアルキルアリールスルホン酸(アルキル基:C〜C18)のアルカリ塩およびアンモニウム塩である。
さらに他の適切な乳化剤は、一般式II
Figure 2009502564
[式中、RおよびRは水素またはC〜C14−アルキルを意味しかつ同時に水素ではなく、かつXおよびYはアルカリ金属イオンおよび/またはアンモニウムイオンであってよい]の化合物である。有利にはR、Rは、C原子6〜18個または水素、および殊にC原子6個、12個および16個を有する直鎖または分岐鎖のアルキル基を意味し、その際、RおよびRは両方同時に水素ではない。XおよびYは、有利にはナトリウム、カリウムまたはアンモニウムイオンであり、その際、ナトリウムがとりわけ有利である。とりわけ有利であるのは、XおよびYがナトリウム、RがC原子12個を有する分岐鎖のアルキル基、およびRが水素またはRである化合物IIである。頻繁に、モノアルキル化生成物の50〜90質量%の割合を有する工業用混合物、例えばDowfax(R)2A1(Dow Chemical Companyの商標)が使用される。
適切な乳化剤はHouben-Weyl, Methoden der organischen Chemie, Band 14/1, Makromolekulare Stoffe, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, 1961, 第192頁〜第208頁において見られる。
乳化剤の商品名は、例えばDowfax(R)2A1、Emulan(R)NP50、Dextrol(R)OC50、Emulgator 825、Emulgator 825S、Emulan(R)OG、Texapon(R)NSO、Nekanil(R)904S、Lumiten(R)I−RA、Lumiten(R)E3065、Disponil(R)FES77、Lutensol(R)AT18、Steinapol VSL、Emulphor NPS25である。
本発明のために、イオン性の乳化剤または保護コロイドが有利である。とりわけ有利には、それはイオン性乳化剤、殊に塩および酸、例えばカルボン酸、スルホン酸およびスルフェート、スルホネートまたはカルボキシレートである。
界面活性物質は、通常、重合されるべきモノマーの100質量部に対して0.1〜10質量部、有利には0.2〜5質量部の量で使用される。
乳化重合のための水溶性開始剤は、例えばペルオキソ二硫酸のアンモニウム塩およびアルカリ金属塩、例えばペルオキソ二硫酸ナトリウム、過酸化水素または有機過酸化物、例えばt−ブチルヒドロペルオキシドである。
同様に適しているのは、いわゆる還元−酸化(レドックス)開始剤系である。
レドックス開始剤系は、少なくとも1つのたいてい無機還元剤と無機酸化剤または有機酸化剤とからなる。
酸化成分は、例えばすでに前で記載された乳化重合のための開始剤である。
還元成分は、例えば亜硫酸のアルカリ金属塩、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、二亜硫酸のアルカリ塩、例えば二亜硫酸ナトリウム、脂肪族アルデヒドおよびケトンの亜硫酸水素塩付加化合物、例えばアセトン亜硫酸水素塩または還元剤、例えばヒドロキシメタンスルフィン酸およびその塩、またはアルコルビン酸である。レドックス開始剤系は、その金属成分がいくつかの原子価状態において発生しうる可溶性金属化合物の併用下で使用されうる。
通常のレドックス開始剤系は、例えばアスコルビン酸/硫酸鉄(II)/ペルオキソ二硫酸ナトリウム、t−ブチルヒドロペルオキシド/二亜硫酸ナトリウム、t−ブチルヒドロペルオキシド/Na−ヒドロキシメタンスルフィン酸である。個々の成分、例えば還元成分は、混合物、例えばヒドロキシメタンスルフィン酸のナトリウム塩と二亜硫酸ナトリウムとからの混合物であってもよい。
挙げられた化合物はたいてい水溶液の形で使用され、その際、下位濃度は分散液中で基準に合った水量によって測定され、かつ上位濃度は該当する化合物の水中での溶解度によって測定される。一般的に濃度は、溶液に対して0.1〜30質量%、有利には0.5〜20質量%、とりわけ有利には1.0〜10質量%である。
一般的に開始剤の量は、重合されるべきモノマーに対して0.1〜10質量%、有利には0.5〜5質量%である。いくつかの異なる開始剤も乳化重合に際して使用してよい。
重合に際して調節剤が、重合されるべきモノマーの100質量部に対して、例えば0〜0.8質量部の量で使用されえ、それによってモル質量が減少される。適しているのは、例えばチオール基を有する化合物、例えばt−ブチルメルカプタン、チオグリコール酸エチルアクリルエステル、メルカプトエチノール、メルカプトプロピルトリメトキシシランまたはt−ドデシルメルカプタンである。
乳化重合は、一般に30〜130℃で、有利には50〜90℃で行われる。重合媒体は水のみからなっていてもよいのと同様、また水とそれと混和性の液体、例えばメタノールとからの混合物からなっていてもよい。有利には水のみが使用される。乳化重合はバッチ処理としても、また段階運転方式または勾配運転方式を含めた供給方法の形においても実施されうる。有利なのは供給方法であり、その際、重合バッチの一部が装入され、重合温度に加熱され、初期重合され、かつ引き続き重合バッチの残量は、通常、いくつかの空間的に切り離された供給流(そのうちの1つ以上はモノマーを純粋な形でまたは乳化された形で含有する)を介して連続的に、段階的にまたは濃度勾配の重ね合わせ下で重合の維持下で重合帯域に供給される。重合に際してまた、例えば粒度をより良好に調整するためにポリマーシードを装入してもよい。
開始剤がラジカル水性乳化重合の過程において重合容器に添加される方法様式は、平均的な当業者に公知である。完全に前記重合容器中に装入してもよいのと同様、またその消費に従ってラジカル水性乳化重合の過程において連続的にまたは段階的に使用してもよい。個別的にこれは開始剤系の化学的性質に依存するのと同様、また重合温度にも依存する。有利には一部が装入され、かつ残量は消費に従って重合帯域に供給される。
残留モノマーの除去のために、通常、本来の乳化重合の終了後、すなわち少なくとも95%のモノマーの変換後にも開始剤が添加される。
供給方法の場合、個々の成分は反応器に上方から、側方においてまたは反応器底部を通して下方から添加してよい。
乳化重合に際して、一般に15〜75質量%、有利には40〜75質量%の固体含量を有するポリマーの水性分散液が得られる。
反応器の高い空時収量のために、可能な限り高い固体含量を有する分散液が有利である。固体含量>60質量%を達成することができるためには、二峰性(bimodal)または多峰性(polymodal)の粒度を調整するべきである。それというのも、さもなければ粘度が高くなりすぎ、そして分散液をもはや取り扱えなくなるからである。新しい粒子の発生を生み出すのは、例えばシードの添加によって(EP81083)、過剰の乳化剤量の添加によってまたはミニエマルジョンの添加によって行ってよい。高い固体含量にて低い粘度を伴うさらに他の一利点は、高い固体含量にて改善されたコーティング挙動である。新しい粒子の発生を生み出すのは任意の時点に行ってよい。それは低い粘度が目標にされる粒度分布に合わせられる。
そのように製造されたポリマーは、有利にはその水性分散液の形で使用される。
水性分散液中に分散されたポリマー粒子の平均粒度は、有利には400nmより小さく、殊に200nmより小さい。とりわけ有利には、平均粒度は140から200nmの間にある。
この場合、平均粒度は粒度分布のd50値と理解され、すなわち全ての粒子の全質量の50質量%がd50値より小さい粒径を有する。粒度分布は、公知の方法において分析用超遠心機(W. Maeschtle, Makromolekulare Chemie 185 (1984), 第1025頁〜第1039頁)を用いて測定されうる。
ポリマー分酸液のpH値は、有利には4.5より大きいpHに、殊に5から8までの間のpH値に調整される。
ポリマーのガラス転移点は、有利には−60℃〜0℃、とりわけ有利には−60℃〜−10℃、および極めて有利には−60〜−20℃である。
ガラス転移点は、通常の方法、例えば示差熱分析または示差走査熱量測定(例えばASTM 3418/82、いわゆる"中点温度(midpoint temperature)"を参照のこと)に従って測定されうる。
接着剤は、ポリマーもしくはポリマーの水性分散液だけからなってよい。
接着剤は、さらに他の添加剤、例えば充填剤、着色剤、流展剤、増粘剤または粘着付与剤(粘着性付与樹脂)を含有してよい。
例えば粘着付与剤は、天然樹脂、例えばコロフォニウム樹脂、および不均化または異性化、重合、二量化、水素化によって生じるそれらの誘導体である。これらはその酸の形(例えば1価または多価の対イオン(カチオン)を有する)において、または有利にはそのエステル化された形において存在してよい。エステル化に用いられるアルコールは1価または多価であってよい。例はメタノール、エタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,3−プロパンチオール、ペンタエリトリットである。
さらにまた、炭化水素樹脂、例えばクマロン・インデン樹脂、ポリテルペン樹脂、不飽和CH化合物、例えばブタジエン、ペンテン、メチルブテン、イソプレン、ピペリレン、ジビニルメタン、ペンタジエン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンをベースとする炭化水素樹脂も使用される。
粘着付与剤として、少ない分子量を有するポリアクリレートもますます用いられる。有利にはこれらのポリアクリレートは、30000を下回る質量平均分子量Mを有する。ポリアクリレートは、有利には少なくとも60質量%、殊に少なくとも80質量%がC〜Cアルキル(メタ)アクリレートからなる。
有利な粘着付与剤は、自然にまたは化学的に変性されたコロフォニウム樹脂である。コロフォニウム樹脂は、大部分がアビエチン酸またはアビエチン酸誘導体からなる。
粘着付与剤の質量の量は、有利にはポリマー100質量部に対して0〜100質量部、とりわけ有利には0〜50質量部である(固体/固体)。
有利には接着剤は、例えばポリマー100質量部に対して0.05〜3質量部の量で流展剤(例えばLumiten)を含有してよい。
再封可能なパックにおける使用のために、接着剤は大きすぎる内部強度(凝集力)を有してはならない。パックの最初の開封に際して、可能な限り接着剤層の真ん中で破壊(凝集破壊)が生じるべきであり、結果的にその後にふたフィルムと同様、また容器のエッジは接着剤でコーティングされかつそうして良好な再封性が保証される。
接着剤の凝集力および付着力は適切なポリマーおよび場合により適切な添加剤、殊に粘着性付与剤の選択によって凝集破壊が生じるように調整されうる。
凝集力の基準としてのせん断強度は以下のテストに従って数時間後に測定され、それは5時間より小さい。
付着力の基準としてのせん断強度は以下のテストに従って測定され、それは有利には10N/25mmより大きい。
せん断強度および剥離強度の測定のために、水性接着剤はポリエチレンフィルム上に20g(固体、水不含)/m2の量で塗布され、かつ90℃で3分間乾燥させられる。
せん断強度の測定のために25mmの幅を有するテストストリップが、クロムめっきされたV2A−テスト鋼板上に接着され(接着表面25mm2)、1kgの重さのローラーで1回、圧延され、10分間貯蔵され(標準雰囲気、1bar、21℃)、かつ引き続き0.5kgの重りを吊り下げて荷重がかけられる(標準雰囲気、1bar、21℃)。せん断強度のための基準は重りが落ちるまでの時間であり、それには5つの測定点からの平均がとられる。
剥離強度の測定のために25mmの幅を有するテストストリップが、クロムめっきされたV2A−テスト鋼板上に接着され(接着表面25mm2)、1kgの重さのローラーで1回、圧延され、10分間貯蔵され(標準雰囲気、1bar、21℃)、かつ引き続き一端部が引張−伸長−試験装置(Zug-Dehnungs-Pruefappratur)の上方のクランプ(Backen)に張設される。テストストリップは300mm/分でテスト表面の角度180℃で剥がされ、かつそのために必要な力の消費が測定される。剥離強度のための基準は、5つの測定点からの平均値として生じるN/2.5cmにおける力である。
支持体上への接着剤層の製造のために、支持体材料は通常の方法においてコーティングされうる。通常の塗布量(乾燥後)は、例えば接着剤1〜50g(乾燥、水不含)/mである。
ろう層
接着剤上にさらに他の層としてろう層が塗布される。
ろうとして考慮に入れられるのは、殊にパラフィンろうおよびポリエチレンろうである。
パラフィンろう(それはイソパラフィンとも理解されるべきである)は、殊に室温で固体の、50〜80℃、有利には60〜75℃の範囲において溶融するパラフィンと理解されるべきであり、すなわちそれらは分岐鎖または非分岐鎖の、環式または有利には非環式の、単独でのまたは有利にはいくつかの飽和炭化水素の混合物としての飽和炭化水素である。パラフィンろうは、有利にはC原子18〜60個を有する飽和炭化水素である。
ポリエチレンろうは、有利には少なくとも30質量%が、殊に少なくとも50質量%がおよびとりわけ有利には少なくとも60質量%がまたはそれどころか70質量%がエチレンからなるポリマーと理解される。
ポリエチレンろうは、エチレン以外にさらに他のモノマーも構成成分として含有してよい。
例えば挙げられるのは、オレフィン、例えばプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンまたは1−デセン、またはすでに上で挙げられた主モノマーまたはさらに他のモノマーである。
有利なのは、極性基、殊にヒドロキシル基、アミノ基、酸基または塩基の含量を有するポリエチレンろうである。
有利には、ポリエチレンは酸基、殊にカルボン酸基を含有する。
極性基、殊に酸基は、相応するモノマーとの共重合によってポリエチレン中に導入されうる。
考慮に入れられるのは、殊にモノカルボン酸またはジカルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸またはマレイン酸である。
しかしポリエチレン中の極性基、例えばカルボン酸基の含量は、後からのポリマー類似の反応、例えば酸素による酸化によっても取得されうる。
有利には、ポリエチレンろうはポリエチレン100g当たり0.01〜1モルの極性基(上記を参照のこと)、殊に酸基、とりわけ有利にはカルボン酸基の含量を有する;含量は、とりわけ有利にはポリエチレン100g当たり少なくとも0.2モルである。含量は、一般的に100g当たり0.8モルもしくは0.6モルを超えない。
ポリエチレンろうは、有利には1000〜40000g/モル、殊に1000〜20000g/モル、とりわけ有利には3000〜18000g/モル、および極めて有利には5000〜15000g/モル(ゲル浸透クロマトグラフィーによって測定)の質量平均分子量Mを有する。
有利には、ポリエチレンは23℃で測定された0.8〜1.0g/cm3の、有利には0.90〜0.96g/cm3の、およびとりわけ有利には0.93〜0.95g/cm3の厚さを有する。有利には、溶融粘度は120℃で測定された20〜20000センチストーク(cSt)の範囲に、有利には800〜2000cStの範囲にあり、それは最大40000g、有利には最大10000g、およびとりわけ有利には最大7500gの分子量Mwに相当する。分子量分布は、有利には2〜10の範囲にある。有利には、溶融点は60〜125℃の、有利には80〜120℃の範囲にある。
ポリエチレンろうはエチレンの重合または共重合によって製造される。
製造法は、20〜100barで実施される低圧法と、500〜4000barで実施される高圧法とに大ざっぱに分類されうる。高圧法は、一般的に触媒なしでも行えるラジカル重合法である。ラジカル連鎖反応を開始するために、たいてい1つ以上の有機過酸化物、例えばAkzo Nobelの登録商標TrigonoxまたはPerkadox、またはしかし空気もしくは空気酸素が用いられる。非常に安くかつそれゆえ最も広く行きわたるラジカル開始剤は空気もしくは空気酸素である。
適切な分子量の調整のために適切な分子量調節剤を使用してよい。
頻繁に使用される調節剤は水素であり、それはしかしラジカル開始剤としての空気または空気酸素の使用に際して酸水素ガスを形成しえかつそれゆえ安全技術的な理由から懸念が生じる。
さらに他の頻繁に使用される調節剤は、一酸化炭素COおよびアルカン、例えばエタンまたはプロパンである。一酸化炭素は毒性が強く、結果的に使用に際して費用のかかる技術的措置が必要となる。ガス状の調節剤、例えばエタンおよびプロパンにも同様に厳しい安全規則が必要となる。
ポリエチレンろうは、有利には溶液または分散液の形で、とりわけ有利には水性の溶液または分散液の形で使用される。
ポリエチレンを分散させる極性基の含量が十分ではない限りにおいて、それに加えて乳化剤および保護コロイドも使用してよい。考慮に入れられるのは、例えば上で言及された乳化剤および保護コロイドである。
ろうは、有利には溶液または分散液として、とりわけ有利には水溶液または分散液として存在する。
ろう層の製造のために、ろうもしくは溶液または分散液は通常の方法において接着剤層上に塗布されうる。ろう層の層厚は、その下にある接着剤が覆われ、外側の層がつまり粘着性を有さず(blockfrei)、かつろう層の厚さが後でシールするのに十分であるように足りるべきである。そのためには一般的に、ろう1〜50g(乾燥、水不含)/m、とりわけ有利にはろう1〜20g/m、極めて有利にはろう1〜10g/mで足りる。
ラミネートの製造
有利には、接着剤層の製造は水性接着剤による支持体のコーティングによって行われ、その際、それは有利には接着剤分散液、すなわち上記のように、例えば乳化重合にて得られかつ場合によりさらに他の添加物質を含有するポリマー分散液である。
有利には、ろう層の製造も水性ろう分散液によるコーティングによって行われる。
接着剤層およびろう層の製造中、その間に乾燥を行ってもよく、しかしながらこの種の乾燥工程は必ずしも必要というわけではない。
有利には、接着剤層およびろう層の製造はウェットオンウェット(nass in nass)で行われ、すなわち接着剤分散液のコーティング後に乾燥は行われず、その後すぐにろう分散液によるコーティングが行われる。
殊に接着剤層およびろう層は作業工程において塗布されうる。その際、ウェブ形状の支持体は連続的にコーティングされえ、殊にその際、DE−A−102004007927.7において記載されているようなマルチカスケードノズルが使用されうる。
ラミネートの使用
多層ラミネートは、パック系のシール可能な構成成分として、例えばふたフィルムとして、殊に再封可能なパックのために使用されうる。
有利には、本発明によるラミネートはポリエチレンとシール可能であり、ラミネートはそれゆえ有利には、ポリエチレンからのシール層を有する容器を密封するために使用される。
シール可能であるとは、多層支持体がさらに他の支持体と結合されうるということである。一般的にこの種の結合(シール)は、圧力上昇下および/または温度上昇下で行われる。
殊にそのさらに他の支持体は、ラミネートとの結合が行われるべき箇所、すなわちシールシーム部に、ポリエチレンからの、殊に高分子量の熱可塑性ポリエチレンからの外側の層を有する。殊にこの際それは、ポリエチレンろうではなくむしろ高分子量のポリエチレンである。質量平均分子量Mwは、殊に100000より大きくかつとりわけ有利には500000より大きい。
シーリング、すなわち2つの支持体の押し合わせは、有利には1〜20barの圧力で、とりわけ有利には1〜5barの圧力で行われ、温度は殊に30〜200℃、とりわけ有利には70〜120℃であり、継続時間は、殊に0.5〜5秒、殊に1〜2秒である。
さらに他の支持体は、殊に、任意の材料、例えばプラスチックからの、殊に例えばポリエステル、例えばPETからの開いた容器(トレー)であり、それはシールされるべき箇所、殊にエッジがポリエチレンによりコーティングされている。
一般的にこの種の容器は、相応するフィルム、例えばポリエチレンによりコーティングされたポリエステルフィルムの深絞りによって製造される。
同様に可能なのは、逆に多層ラミネートからの容器が形成されかつシーリングされるべきふたフィルムが高分子量のポリエチレンからのコーティングを有することである。
有利には、多層ラミネートは品物をパックするために、殊にその品物を含有しかつポリエチレンからのシール可能なシームを有する容器の密封のために使用される。
殊に品物は、食品、例えば食肉製品、ソーセージ製品またはチーズ製品である。
本発明によるラミネートを用いて製造されたパックは再封可能である。パックの初回の開封に際してシールシームではなくむしろより脆い接着剤層が破れる。有利には、接着剤層において凝集破壊が生じる。接着剤層は境界面の一つでは外れず、むしろ接着剤層内部で切り離され、結果的にその後に、切り離された支持体の両方の外面が接着剤によりコーティングされる。このケースでは両方の面は接着性である。
パックは非常に何度も再封可能であり、その際、強度は、密封が繰り返された後でもほとんど緩まない。
ラミネートは単純な層構造を有し、無臭でありかつ実質的に揮発性構成成分を含まない。それらは食品のパックのために適している。ラミネートまたはパック系における塩素含有化合物の併用はなしで済まされうる。ラミネートはヒートシール性である。それらは再封可能なパックのためのふたフィルムとして適している。殊にパックの開封に際して、接着剤層において凝集破壊が生じる。パックは非常に頻繁に開封および密封されえ、それは良好な再封性を有する。

接着剤
接着剤として、Acronal(R)V 115、BASFのポリアクリレート分散液を使用した。
ポリエチレンろう:
ポリエチレンろうとして、BASFのEpotal(R)DS 2343として得られるエチレン/アクリル酸−コポリマーの水性分散液を使用した。
ラミネートの製造
51μmの層厚を有するポリエステルフィルム(ポリエチレンテレフタレート、PET、Hostafan BN 50)を接着剤20g(固体、水不含)でコーティングしかつ90℃で3分間乾燥させた。
その後、水性ポリエチレン分散液をコーティングし(3g 乾燥/m2)かつ同様に90℃で3分間乾燥させた。
ラミネートの層構造はそれゆえ以下のようだった:
上層フィルム(PET、Hostafan BN 50、51μm)
Acronal(R)V 115、20g/m
Epotal(R)2343、3g/m
シール性および再封性に関するコーティングされたラミネートの試験
結果として、巻き上げ側(Aufwickelseite)で耐粘着性の、ガラスのように透明なラミネートが得られる。このラミネートをPETフィルム300μ(それはPEフィルムで覆い隠されている)でヒートシールした。シール条件は、6Bar、1.5秒、120℃(トレー側)/80℃(ふた側)であった。
そのように製造された、シールされた複合体を分離テストにかけた。その際、ヒートシールされたストリップを300mm/分の引取速度で度重ねて分離し、かつ質量2kgの圧延装置を用いて10mm/秒の速度で再び接着した。以下の接着値が生じた。
試験 測定値 破壊イメージ
1.分離 6.75N/25mm 凝集破壊
2.分離 1.25N/25mm 凝集破壊
3.分離 1N/25mm 凝集破壊
4.分離 1N/25mm 凝集破壊
5.分離 0.75N/25mm 凝集破壊
6.分離 1N/25mm 凝集破壊
7.分離 0.75N/25mm 凝集破壊
8.分離 0.75N/25mm 凝集破壊
9.分離 0.5N/25mm 凝集破壊
10.分離 0.5N/25mm 凝集破壊

Claims (20)

  1. 多層ラミネートであって、
    a)支持体
    b)支持体上に直接に塗布された接着剤層および
    c)接着剤層上に直接に塗布されたろう層
    からの多層ラミネート。
  2. 支持体が透明のポリマーフィルム、金属フィルムまたは金属被覆ポリマーフィルムであることを特徴とする、請求項1記載の多層ラミネート。
  3. 支持体がポリオレフィンフィルムまたはポリエステルフィルムであることを特徴とする、請求項1または2記載の多層ラミネート。
  4. 層b)の接着剤がエマルジョンポリマーをバインダーとして含有することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の多層ラミネート。
  5. エマルジョンポリマーは、少なくとも40質量%がC1〜C20アルキル(メタ)アクリレートからなることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の多層ラミネート。
  6. ろう層c)がポリオレフィンろうからなることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の多層ラミネート。
  7. ポリオレフィンろうは、少なくとも30質量%がエチレンからなるポリマーであることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の多層ラミネート。
  8. 接着剤層を水性の接着剤分散液によるコーティングによって、およびろう層を引き続き水性のろう分散液によるコーティングによって製造することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の多層ラミネートの製造法。
  9. 接着剤層およびろう層の製造をウェットオンウェットで行うこと、すなわち接着剤分散液のコーティング後に乾燥を行わず、かつその後すぐにろう分散液によるコーティングを行うことを特徴とする、請求項8記載の多層ラミネートの製造法。
  10. 接着剤層およびろう層を作業工程において連続的にウェブ形状の支持体上に塗布することを特徴とする、請求項8または9記載の方法。
  11. マルチカスケードノズルを使用することを特徴とする、請求項10記載の方法。
  12. 請求項8から10までのいずれか1項記載の方法によって得られる多層ラミネート。
  13. 再封可能なパック系のシール可能な構成成分としての、例えばふたフィルムとしての、請求項1から12までのいずれか1項記載の多層ラミネートの使用。
  14. 食品をパッケージングするための多層ラミネートの使用。
  15. ラミネートがポリエチレンとシール可能であることを特徴とする、請求項13または14記載の使用。
  16. ポリエチレンからのシール層を有する容器の密封のために、請求項1から12までのいずれか1項記載の多層ラミネートを使用することを特徴とする、品物をパッケージングする方法。
  17. 容器が、ポリエチレンシール層を有する深絞りされたポリエステルフィルムからなることを特徴とする、請求項16記載の方法。
  18. 食品をパッケージングする、請求項16または17記載の方法。
  19. 請求項1から12までのいずれか1項記載のラミネートの使用によって得られる再封可能なパック。
  20. 請求項16から18までのいずれか1項記載の方法によって得られる再封可能なパック。
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