JP2003035320A - 弾性軸継手および弾性ブッシュの製造方法 - Google Patents
弾性軸継手および弾性ブッシュの製造方法Info
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- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
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- B62D1/192—Yieldable or collapsible columns
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- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
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- F16D1/064—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end non-disconnectable
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- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的高い捩り剛性を確保しつつ、軸方向の
変位の効果的な吸収を実現した弾性軸継手と弾性ブッシ
ュの製造方法とを提供する。 【解決手段】 弾性ブッシュ15は、圧入によりヨーク
11の後端側に外嵌・固着される円筒状のインナスリー
ブ17と、合成ゴム等を素材として加硫接合によりイン
ナスリーブ17の外周面に固着・一体化された円筒状の
弾性体19と、加硫接合により弾性体19の外周面に固
着・一体化された略U字縦断面形状のハウジング21と
から構成されている。ハウジング21は、弾性体19が
内嵌する円筒状のアウタスリーブ23と、圧入によりシ
ャフト13の先端側に外嵌・固着される円筒状の弾性ト
ルク伝達環25と、アウタスリーブ23と弾性トルク伝
達環25とを連結する円盤状のウエブ27とからなって
いる。
変位の効果的な吸収を実現した弾性軸継手と弾性ブッシ
ュの製造方法とを提供する。 【解決手段】 弾性ブッシュ15は、圧入によりヨーク
11の後端側に外嵌・固着される円筒状のインナスリー
ブ17と、合成ゴム等を素材として加硫接合によりイン
ナスリーブ17の外周面に固着・一体化された円筒状の
弾性体19と、加硫接合により弾性体19の外周面に固
着・一体化された略U字縦断面形状のハウジング21と
から構成されている。ハウジング21は、弾性体19が
内嵌する円筒状のアウタスリーブ23と、圧入によりシ
ャフト13の先端側に外嵌・固着される円筒状の弾性ト
ルク伝達環25と、アウタスリーブ23と弾性トルク伝
達環25とを連結する円盤状のウエブ27とからなって
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング装置等に用いられる弾性軸継手と弾性ブッシュの製
造方法とに係り、詳しくは、比較的高い捩り剛性を確保
しつつ、軸方向の変位を効果的に吸収する技術に関す
る。
ング装置等に用いられる弾性軸継手と弾性ブッシュの製
造方法とに係り、詳しくは、比較的高い捩り剛性を確保
しつつ、軸方向の変位を効果的に吸収する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等のステアリング装置は、運転者
の操舵に供されるステアリングホイールと、車輪の操向
を行うステアリングギヤと、ステアリングホイールとス
テアリングギヤとの連結に供されるステアリングシャフ
トとから構成されている。そして、自動車用ステアリン
グ装置では、ステアリングホイールの中心軸線上にステ
アリングギヤが位置することが少ないため、ユニバーサ
ルジョイント(自在継手)により連結された複数本のス
テアリングシャフトが用いられることが多い。ステアリ
ングシャフト用のユニバーサルジョイントとしては、米
国特許第3501928号に記載されたように、一対の
継手要素間にクロスピース(十字軸)を揺動自在に介装
させたカルダンジョイントが一般的である。
の操舵に供されるステアリングホイールと、車輪の操向
を行うステアリングギヤと、ステアリングホイールとス
テアリングギヤとの連結に供されるステアリングシャフ
トとから構成されている。そして、自動車用ステアリン
グ装置では、ステアリングホイールの中心軸線上にステ
アリングギヤが位置することが少ないため、ユニバーサ
ルジョイント(自在継手)により連結された複数本のス
テアリングシャフトが用いられることが多い。ステアリ
ングシャフト用のユニバーサルジョイントとしては、米
国特許第3501928号に記載されたように、一対の
継手要素間にクロスピース(十字軸)を揺動自在に介装
させたカルダンジョイントが一般的である。
【0003】近年、路面からのキックバック等のステア
リングホイールへの伝達を軽減するべく、合成ゴム等の
弾性体を用いた弾性軸継手が提案されている。この種の
弾性軸継手では、カルダンジョイントの一方の継手要素
をジョイント部材(すなわち、ヨーク)と軸部材(シャ
フト)とに分離し、ヨークとシャフトとの間に合成ゴム
等を素材とする弾性環を介装させたもので、弾性環の破
損防止や耐久性の向上を図るため、ヨークとシャフトと
には所定量以上の相対回転を規制するストッパ部が形成
されている。
リングホイールへの伝達を軽減するべく、合成ゴム等の
弾性体を用いた弾性軸継手が提案されている。この種の
弾性軸継手では、カルダンジョイントの一方の継手要素
をジョイント部材(すなわち、ヨーク)と軸部材(シャ
フト)とに分離し、ヨークとシャフトとの間に合成ゴム
等を素材とする弾性環を介装させたもので、弾性環の破
損防止や耐久性の向上を図るため、ヨークとシャフトと
には所定量以上の相対回転を規制するストッパ部が形成
されている。
【0004】例えば、特開平6−329033号公報や
特願平11−324100号には、比較的短尺の弾性ブ
ッシュをヨークとシャフトとの間に一つ介装させたもの
(第1従来装置)が開示されている。また、特開平9−
229086号公報には、一対の平板型弾性体をヨーク
とシャフトとの間に介装させたもの(第2従来装置)が
開示されている。また、実開平4−69283号公報や
特開平8−200382号公報には、比較的長尺の弾性
ブッシュをヨークとシャフトとの間に介装させたもの
(第3従来装置)が開示されている。また、実公昭59
−29147号公報や特開昭60−159418号公報
には、二組の弾性ブッシュを軸方向に離間させた状態で
筒状のヨークとシャフトとの間に介装させたもの(第4
従来装置)が開示されている。更に、特開平10−19
054号公報には、ヨークに外嵌した波形筒状のアウタ
スリーブ内に弾性体を軸方向摺動自在に配置すると共に
アウタスリーブをシャフトに固着させたもの(第5従来
装置)が開示されている。
特願平11−324100号には、比較的短尺の弾性ブ
ッシュをヨークとシャフトとの間に一つ介装させたもの
(第1従来装置)が開示されている。また、特開平9−
229086号公報には、一対の平板型弾性体をヨーク
とシャフトとの間に介装させたもの(第2従来装置)が
開示されている。また、実開平4−69283号公報や
特開平8−200382号公報には、比較的長尺の弾性
ブッシュをヨークとシャフトとの間に介装させたもの
(第3従来装置)が開示されている。また、実公昭59
−29147号公報や特開昭60−159418号公報
には、二組の弾性ブッシュを軸方向に離間させた状態で
筒状のヨークとシャフトとの間に介装させたもの(第4
従来装置)が開示されている。更に、特開平10−19
054号公報には、ヨークに外嵌した波形筒状のアウタ
スリーブ内に弾性体を軸方向摺動自在に配置すると共に
アウタスリーブをシャフトに固着させたもの(第5従来
装置)が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した各
種の弾性軸継手には以下に述べるように、様々な特性や
それに起因する不具合があった。すなわち、第1従来装
置では、短尺の弾性ブッシュを一つしか用いていないた
め、比較的小さな力が作用してもヨークとシャフトとの
間の角度が容易に変化する(倒れやすい)。また、第2
従来装置では、弾性体が円周状に配置されていないた
め、所定の方向には第1従来装置と同様に倒れやすい。
また、第3従来装置では、長尺の弾性ブッシュを用いて
いるため、捩れ剛性を比較的高く保つことができる反
面、ヨークとシャフトとが軸方向に変位し難くなる。ま
た、第4従来装置では、弾性ブッシュの径が小さくなる
ため、捩り剛性を確保するべく弾性体の硬度を高くする
と、ヨークとシャフトとが軸方向に変位し難くなる。更
に、第5従来装置では、アウタスリーブと弾性体とをが
た無く円滑に摺動させるためにはアウタスリーブや弾性
体に高い成形精度が要求される他、第1従来装置や第2
従来装置と同様に倒れやすい。
種の弾性軸継手には以下に述べるように、様々な特性や
それに起因する不具合があった。すなわち、第1従来装
置では、短尺の弾性ブッシュを一つしか用いていないた
め、比較的小さな力が作用してもヨークとシャフトとの
間の角度が容易に変化する(倒れやすい)。また、第2
従来装置では、弾性体が円周状に配置されていないた
め、所定の方向には第1従来装置と同様に倒れやすい。
また、第3従来装置では、長尺の弾性ブッシュを用いて
いるため、捩れ剛性を比較的高く保つことができる反
面、ヨークとシャフトとが軸方向に変位し難くなる。ま
た、第4従来装置では、弾性ブッシュの径が小さくなる
ため、捩り剛性を確保するべく弾性体の硬度を高くする
と、ヨークとシャフトとが軸方向に変位し難くなる。更
に、第5従来装置では、アウタスリーブと弾性体とをが
た無く円滑に摺動させるためにはアウタスリーブや弾性
体に高い成形精度が要求される他、第1従来装置や第2
従来装置と同様に倒れやすい。
【0006】第1,第2,第5従来装置においては、弾
性軸継手が倒れやすいことにより、運転者がステアリン
グホイールを左右に切った場合にも、回転トルクがステ
アリングギヤに伝達され難くなる結果、操舵系が剛性感
に欠けた応答性の悪いものとなってしまう。更に、弾性
軸継手の過度の倒れは、弾性体に大きな引張変形や圧縮
変形を強いるため、装置寿命の低下が避けられなかっ
た。また、第3従来装置においては、捩れ剛性や倒れ難
さの点では良好な結果が得られるが、軸方向に変位し難
いことに起因して、ステアリングギヤ等からの振動がス
テアリングホイールに伝達されたり、異音が発生しやす
くなる欠点があった。
性軸継手が倒れやすいことにより、運転者がステアリン
グホイールを左右に切った場合にも、回転トルクがステ
アリングギヤに伝達され難くなる結果、操舵系が剛性感
に欠けた応答性の悪いものとなってしまう。更に、弾性
軸継手の過度の倒れは、弾性体に大きな引張変形や圧縮
変形を強いるため、装置寿命の低下が避けられなかっ
た。また、第3従来装置においては、捩れ剛性や倒れ難
さの点では良好な結果が得られるが、軸方向に変位し難
いことに起因して、ステアリングギヤ等からの振動がス
テアリングホイールに伝達されたり、異音が発生しやす
くなる欠点があった。
【0007】一方、第5従来装置においては、二組の弾
性ブッシュが軸方向に離間しているために倒れは殆ど無
視できるが、これら弾性ブッシュが筒状のヨーク内に配
置されていることにより、弾性ブッシュの大径化を図る
と装置重量の大幅な増加がもたらされる。そして、弾性
ブッシュを小径としたままで捩り剛性を確保するべく、
弾性体に高硬度のものを用いた場合、応答性等の操縦安
定性は向上するが、第3従来装置と同様に軸方向に変位
し難いことによる不具合が生じる。本発明は、上記状況
に鑑みなされたもので、比較的高い捩り剛性を確保しつ
つ、軸方向の変位の効果的な吸収を実現した弾性軸継手
と弾性ブッシュの製造方法とを提供することを目的とす
る。
性ブッシュが軸方向に離間しているために倒れは殆ど無
視できるが、これら弾性ブッシュが筒状のヨーク内に配
置されていることにより、弾性ブッシュの大径化を図る
と装置重量の大幅な増加がもたらされる。そして、弾性
ブッシュを小径としたままで捩り剛性を確保するべく、
弾性体に高硬度のものを用いた場合、応答性等の操縦安
定性は向上するが、第3従来装置と同様に軸方向に変位
し難いことによる不具合が生じる。本発明は、上記状況
に鑑みなされたもので、比較的高い捩り剛性を確保しつ
つ、軸方向の変位の効果的な吸収を実現した弾性軸継手
と弾性ブッシュの製造方法とを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するべ
く、請求項1の発明では、ジョイント部材と、当該ジョ
イント部材の軸心に嵌入する軸部材と、前記ジョイント
部材に外嵌・固着された円筒状のインナスリーブと、こ
のインナスリーブの外周面に固着された円筒状の弾性体
と、この弾性体の外周面に固着された円筒状のアウタス
リーブとからなり、前記ジョイント部材と前記軸部材と
の間での弾性トルク伝達に供される弾性ブッシュとを有
し、前記アウタスリーブが前記軸部材に固着された弾性
軸継手を提案する。この発明によれば、弾性ブッシュが
ジョイント部材の外周側に配置されることにより、弾性
ブッシュの弾性体の径が比較的大きくなり、弾性軸継手
の捩り剛性が必然的に向上する。
く、請求項1の発明では、ジョイント部材と、当該ジョ
イント部材の軸心に嵌入する軸部材と、前記ジョイント
部材に外嵌・固着された円筒状のインナスリーブと、こ
のインナスリーブの外周面に固着された円筒状の弾性体
と、この弾性体の外周面に固着された円筒状のアウタス
リーブとからなり、前記ジョイント部材と前記軸部材と
の間での弾性トルク伝達に供される弾性ブッシュとを有
し、前記アウタスリーブが前記軸部材に固着された弾性
軸継手を提案する。この発明によれば、弾性ブッシュが
ジョイント部材の外周側に配置されることにより、弾性
ブッシュの弾性体の径が比較的大きくなり、弾性軸継手
の捩り剛性が必然的に向上する。
【0009】また、請求項2の発明では、ジョイント部
材と、当該ジョイント部材の軸心に嵌入する軸部材と、
前記ジョイント部材に外嵌・固着された筒状のインナス
リーブと、このインナスリーブの外周面に固着された弾
性体と、この弾性体の外周面に固着された筒状のアウタ
スリーブとからなり、前記ジョイント部材と前記軸部材
との間での弾性トルク伝達に供される弾性ブッシュと、
一端側が前記弾性ブッシュに外嵌・固着されると共に、
他端側が前記軸部材に固着されたトルク伝達部材とを有
し、前記弾性体が前記インナスリーブと前記アウタスリ
ーブとの間で軸方向両端部側に偏在する弾性軸継手を提
案する。この発明によれば、弾性体が弾性ブッシュの軸
方向両端部側に偏在することにより、弾性軸継手を倒れ
難くしながら、軸方向の剛性も低くすることができる。
材と、当該ジョイント部材の軸心に嵌入する軸部材と、
前記ジョイント部材に外嵌・固着された筒状のインナス
リーブと、このインナスリーブの外周面に固着された弾
性体と、この弾性体の外周面に固着された筒状のアウタ
スリーブとからなり、前記ジョイント部材と前記軸部材
との間での弾性トルク伝達に供される弾性ブッシュと、
一端側が前記弾性ブッシュに外嵌・固着されると共に、
他端側が前記軸部材に固着されたトルク伝達部材とを有
し、前記弾性体が前記インナスリーブと前記アウタスリ
ーブとの間で軸方向両端部側に偏在する弾性軸継手を提
案する。この発明によれば、弾性体が弾性ブッシュの軸
方向両端部側に偏在することにより、弾性軸継手を倒れ
難くしながら、軸方向の剛性も低くすることができる。
【0010】また、請求項3の発明では、ジョイント部
材と、当該ジョイント部材の軸心に嵌入する軸部材と、
前記ジョイント部材に外嵌・固着された筒状のインナス
リーブと、このインナスリーブの外周面に固着された弾
性体と、この弾性体の外周面に固着された筒状のアウタ
スリーブとからなり、前記ジョイント部材と前記軸部材
との間での弾性トルク伝達に供される複数の弾性ブッシ
ュと、一端側が前記複数の弾性ブッシュに外嵌・固着さ
れると共に、他端側が前記軸部材に固着されたトルク伝
達部材とを有し、前記複数の弾性ブッシュが前記ジョイ
ント部材と前記トルク伝達部材との間で軸方向両端部側
に配置された弾性軸継手を提案する。この発明によれ
ば、複数の弾性体を弾性ブッシュの軸方向両端部側に配
置することにより、弾性軸継手を倒れ難くしながら、軸
方向の剛性も低くすることができる。
材と、当該ジョイント部材の軸心に嵌入する軸部材と、
前記ジョイント部材に外嵌・固着された筒状のインナス
リーブと、このインナスリーブの外周面に固着された弾
性体と、この弾性体の外周面に固着された筒状のアウタ
スリーブとからなり、前記ジョイント部材と前記軸部材
との間での弾性トルク伝達に供される複数の弾性ブッシ
ュと、一端側が前記複数の弾性ブッシュに外嵌・固着さ
れると共に、他端側が前記軸部材に固着されたトルク伝
達部材とを有し、前記複数の弾性ブッシュが前記ジョイ
ント部材と前記トルク伝達部材との間で軸方向両端部側
に配置された弾性軸継手を提案する。この発明によれ
ば、複数の弾性体を弾性ブッシュの軸方向両端部側に配
置することにより、弾性軸継手を倒れ難くしながら、軸
方向の剛性も低くすることができる。
【0011】また、請求項4の発明では、請求項3の弾
性軸継手において、前記複数の弾性ブッシュが前記弾性
体の剛性の異なる複数組からなり、前記ジョイント部材
と前記トルク伝達部材との間では軸方向両端部側に前記
弾性体の剛性が高いものが配置されたものを提案する。
この発明によれば、弾性体の剛性を軸方向両端部側にむ
けて漸増させることにより、請求項3の発明に対して更
に軸方向の剛性を低くすることができる。
性軸継手において、前記複数の弾性ブッシュが前記弾性
体の剛性の異なる複数組からなり、前記ジョイント部材
と前記トルク伝達部材との間では軸方向両端部側に前記
弾性体の剛性が高いものが配置されたものを提案する。
この発明によれば、弾性体の剛性を軸方向両端部側にむ
けて漸増させることにより、請求項3の発明に対して更
に軸方向の剛性を低くすることができる。
【0012】また、請求項5の発明では、請求項1の弾
性軸継手において、前記弾性ブッシュは、前記インナス
リーブと前記弾性体と前記アウタスリーブとを固着させ
た後、当該弾性体を圧縮変形させるべく、当該インナス
リーブの拡径または当該アウタスリーブの縮径が行われ
ているものを提案する。この発明によれば、弾性体が予
備圧縮されるため、弾性体の両スリーブとの固着強度が
向上すると共に、インナスリーブとアウタスリーブとが
回転方向あるいは軸方向に相対変位した際における弾性
体の耐久性も向上する。
性軸継手において、前記弾性ブッシュは、前記インナス
リーブと前記弾性体と前記アウタスリーブとを固着させ
た後、当該弾性体を圧縮変形させるべく、当該インナス
リーブの拡径または当該アウタスリーブの縮径が行われ
ているものを提案する。この発明によれば、弾性体が予
備圧縮されるため、弾性体の両スリーブとの固着強度が
向上すると共に、インナスリーブとアウタスリーブとが
回転方向あるいは軸方向に相対変位した際における弾性
体の耐久性も向上する。
【0013】また、請求項6の発明では、請求項2〜4
の弾性軸継手において、前記弾性ブッシュは、前記イン
ナスリーブと前記弾性体と前記アウタスリーブとを固着
させた後、当該弾性体を圧縮変形させるべく、当該イン
ナスリーブの拡径または当該アウタスリーブの縮径が行
われているものを提案する。この発明によれば、弾性体
が予備圧縮されるため、弾性体の両スリーブとの固着強
度が向上すると共に、インナスリーブとアウタスリーブ
とが回転方向あるいは軸方向に相対変位した際における
弾性体の耐久性も向上する。
の弾性軸継手において、前記弾性ブッシュは、前記イン
ナスリーブと前記弾性体と前記アウタスリーブとを固着
させた後、当該弾性体を圧縮変形させるべく、当該イン
ナスリーブの拡径または当該アウタスリーブの縮径が行
われているものを提案する。この発明によれば、弾性体
が予備圧縮されるため、弾性体の両スリーブとの固着強
度が向上すると共に、インナスリーブとアウタスリーブ
とが回転方向あるいは軸方向に相対変位した際における
弾性体の耐久性も向上する。
【0014】また、請求項7の発明では、請求項2〜4
または6の弾性軸継手において、前記弾性ブッシュは、
前記インナスリーブと前記アウタスリーブとの相対回転
時に前記弾性体を圧縮変形させるべく、その軸直角断面
が非円形に形成されているものを提案する。この発明に
よれば、インナスリーブとアウタスリーブとが相対回転
した際に、弾性体が圧縮変形されるため、軸方向の剛性
を徒に高めることなく、捩り剛性を向上させることがで
きる。
または6の弾性軸継手において、前記弾性ブッシュは、
前記インナスリーブと前記アウタスリーブとの相対回転
時に前記弾性体を圧縮変形させるべく、その軸直角断面
が非円形に形成されているものを提案する。この発明に
よれば、インナスリーブとアウタスリーブとが相対回転
した際に、弾性体が圧縮変形されるため、軸方向の剛性
を徒に高めることなく、捩り剛性を向上させることがで
きる。
【0015】また、請求項8の発明では、筒状のインナ
スリーブと、このインナスリーブの外周面に固着された
弾性体と、この弾性体の外周面に固着された筒状のアウ
タスリーブとからなる弾性ブッシュを製造する方法であ
って、前記インナスリーブと前記弾性体と前記アウタス
リーブとを固着させた後、当該弾性体を圧縮変形させる
べく、当該インナスリーブの拡径または当該アウタスリ
ーブの縮径を行うものを提案する。この発明によれば、
弾性体が予備圧縮されるため、弾性体の両スリーブとの
固着強度が向上すると共に、インナスリーブとアウタス
リーブとが回転方向あるいは軸方向に相対変位した際に
おける弾性体の耐久性も向上する。
スリーブと、このインナスリーブの外周面に固着された
弾性体と、この弾性体の外周面に固着された筒状のアウ
タスリーブとからなる弾性ブッシュを製造する方法であ
って、前記インナスリーブと前記弾性体と前記アウタス
リーブとを固着させた後、当該弾性体を圧縮変形させる
べく、当該インナスリーブの拡径または当該アウタスリ
ーブの縮径を行うものを提案する。この発明によれば、
弾性体が予備圧縮されるため、弾性体の両スリーブとの
固着強度が向上すると共に、インナスリーブとアウタス
リーブとが回転方向あるいは軸方向に相対変位した際に
おける弾性体の耐久性も向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、幾つかの実施形態に基づい
て、本発明に係る弾性軸継手を説明する。図1は第1実
施形態に係る弾性軸継手(ヨーク組立体)を組み付けた
カルダンジョイントの側面図であり、図2は同ヨーク組
立体の縦断面図であり、図3は図2中のA矢視図であ
る。図1に示したように、カルダンジョイントは、ヨー
ク組立体1と、相手側ヨーク3と、クロスジョイント5
および軸受(ニードルローラベアリング)7とから構成
されており、第1ステアリングシャフト8と第2ステア
リングシャフト9とを揺動自在に連結している。そし
て、ヨーク3には第2ステアリングシャフト9が内嵌さ
れ、ボルト締め等により固設されている。尚、図2の説
明においては図中左方を先端側とする。
て、本発明に係る弾性軸継手を説明する。図1は第1実
施形態に係る弾性軸継手(ヨーク組立体)を組み付けた
カルダンジョイントの側面図であり、図2は同ヨーク組
立体の縦断面図であり、図3は図2中のA矢視図であ
る。図1に示したように、カルダンジョイントは、ヨー
ク組立体1と、相手側ヨーク3と、クロスジョイント5
および軸受(ニードルローラベアリング)7とから構成
されており、第1ステアリングシャフト8と第2ステア
リングシャフト9とを揺動自在に連結している。そし
て、ヨーク3には第2ステアリングシャフト9が内嵌さ
れ、ボルト締め等により固設されている。尚、図2の説
明においては図中左方を先端側とする。
【0017】ヨーク組立体1は、炭素鋼等を素材とする
鍛造成形品(または、熱間圧延鋼板を素材とするプレス
絞り成形品等)のヨーク11と、低炭素鋼管等を素材と
するプレス成形品等のシャフト13と、ヨーク11とシ
ャフト13との間での弾性トルク伝達に供される弾性ブ
ッシュ15とから構成されている。弾性ブッシュ15
は、圧入によりヨーク11の後端側に外嵌・固着される
円筒状のインナスリーブ17と、合成ゴム等を素材とし
て加硫接合によりインナスリーブ17の外周面に固着・
一体化された円筒状の弾性体19と、加硫接合により弾
性体19の外周面に固着・一体化された略U字縦断面形
状のハウジング21とから構成されている。そして、シ
ャフト13には第1ステアリングシャフト8が内嵌・セ
レーション係合等されて、軸方向に摺動可能な構成とな
っている。この結果第1ステアリングシャフト8の回転
に伴いシャフト13が回転すると共に、回転によって生
じる軸方向の動きを吸収する。
鍛造成形品(または、熱間圧延鋼板を素材とするプレス
絞り成形品等)のヨーク11と、低炭素鋼管等を素材と
するプレス成形品等のシャフト13と、ヨーク11とシ
ャフト13との間での弾性トルク伝達に供される弾性ブ
ッシュ15とから構成されている。弾性ブッシュ15
は、圧入によりヨーク11の後端側に外嵌・固着される
円筒状のインナスリーブ17と、合成ゴム等を素材とし
て加硫接合によりインナスリーブ17の外周面に固着・
一体化された円筒状の弾性体19と、加硫接合により弾
性体19の外周面に固着・一体化された略U字縦断面形
状のハウジング21とから構成されている。そして、シ
ャフト13には第1ステアリングシャフト8が内嵌・セ
レーション係合等されて、軸方向に摺動可能な構成とな
っている。この結果第1ステアリングシャフト8の回転
に伴いシャフト13が回転すると共に、回転によって生
じる軸方向の動きを吸収する。
【0018】ハウジング21は、弾性体19が内嵌する
円筒状のアウタスリーブ23と、圧入によりシャフト1
3の先端側に外嵌・固着される円筒状の弾性トルク伝達
環25と、アウタスリーブ23と弾性トルク伝達環25
とを連結する円盤状のウエブ27とからなっている。図
2中の符号29は、ウエブ27に穿設された貫通孔を示
しており、インナスリーブ17をヨーク11に圧入する
際に押込治具がこの貫通孔29に嵌入する。尚、インナ
スリーブ17をヨーク11に圧入する際には、弾性体ブ
ッシュ15の軸方向に弾性変形可能な特性を利用し、ウ
エブ27を直接押圧するようにしてもよい。図2,図3
中の符号31はシャフト13に形成されたストッパ突起
を示し、符号33はヨーク11に形成されてストッパ突
起31が遊嵌する凹部を示している。
円筒状のアウタスリーブ23と、圧入によりシャフト1
3の先端側に外嵌・固着される円筒状の弾性トルク伝達
環25と、アウタスリーブ23と弾性トルク伝達環25
とを連結する円盤状のウエブ27とからなっている。図
2中の符号29は、ウエブ27に穿設された貫通孔を示
しており、インナスリーブ17をヨーク11に圧入する
際に押込治具がこの貫通孔29に嵌入する。尚、インナ
スリーブ17をヨーク11に圧入する際には、弾性体ブ
ッシュ15の軸方向に弾性変形可能な特性を利用し、ウ
エブ27を直接押圧するようにしてもよい。図2,図3
中の符号31はシャフト13に形成されたストッパ突起
を示し、符号33はヨーク11に形成されてストッパ突
起31が遊嵌する凹部を示している。
【0019】第1実施形態では、このような構成を採っ
たことにより、弾性体19の径が従来装置に較べて有意
に大きくなった。その結果、ヨーク11とシャフト13
との間での十分な捩り剛性を確保しながら、操舵系の応
答性の悪化等をもたらすヨーク組立体1の倒れを効果的
に防止することができた。また、ヨーク11やシャフト
13として、特開平8−170647号公報等に記載さ
れた従来装置の部品を用いることができるため、部品管
理や製造コストの低減も実現できた。尚、大回転トルク
の伝達は、シャフト13のストッパ突起31がヨーク1
1の凹部33内側面に当接することにより行われる。
たことにより、弾性体19の径が従来装置に較べて有意
に大きくなった。その結果、ヨーク11とシャフト13
との間での十分な捩り剛性を確保しながら、操舵系の応
答性の悪化等をもたらすヨーク組立体1の倒れを効果的
に防止することができた。また、ヨーク11やシャフト
13として、特開平8−170647号公報等に記載さ
れた従来装置の部品を用いることができるため、部品管
理や製造コストの低減も実現できた。尚、大回転トルク
の伝達は、シャフト13のストッパ突起31がヨーク1
1の凹部33内側面に当接することにより行われる。
【0020】図4は第2実施形態に係るヨーク組立体の
分解縦断面図である。第2実施形態のヨーク組立体は、
完成した形態やその作用は上述した第1実施形態と同一
であるが、弾性ブッシュ15の構成が異なっている。す
なわち、本実施形態の弾性ブッシュ15は、インナスリ
ーブ17と弾性体19とが加硫接合されたもので、ハウ
ジング21とは別部品となっている。したがって、ヨー
ク組立体1の製造にあたっては、ヨーク11にインナス
リーブ17を圧入した後、ハウジング21のアウタスリ
ーブ23を弾性体19に圧入・固着させるか、あるい
は、弾性体19をアウタスリーブ23に圧入・固着させ
た後、ヨーク11にインナスリーブ17を圧入すること
になる。尚、弾性体19とアウタスリーブ23との固着
には、圧入に代えて接着剤を用いてもよいし、圧入と接
着剤とを併用するようにしてもよい。
分解縦断面図である。第2実施形態のヨーク組立体は、
完成した形態やその作用は上述した第1実施形態と同一
であるが、弾性ブッシュ15の構成が異なっている。す
なわち、本実施形態の弾性ブッシュ15は、インナスリ
ーブ17と弾性体19とが加硫接合されたもので、ハウ
ジング21とは別部品となっている。したがって、ヨー
ク組立体1の製造にあたっては、ヨーク11にインナス
リーブ17を圧入した後、ハウジング21のアウタスリ
ーブ23を弾性体19に圧入・固着させるか、あるい
は、弾性体19をアウタスリーブ23に圧入・固着させ
た後、ヨーク11にインナスリーブ17を圧入すること
になる。尚、弾性体19とアウタスリーブ23との固着
には、圧入に代えて接着剤を用いてもよいし、圧入と接
着剤とを併用するようにしてもよい。
【0021】図5は第3実施形態に係るヨーク組立体の
分解縦断面図である。第3実施形態のヨーク組立体1
も、完成した形態やその作用は上述した第1実施形態と
略同一であるが、弾性ブッシュ15の構成が異なってい
る。すなわち、本実施形態の弾性ブッシュ15では、弾
性体19とハウジング21のアウタスリーブ23とを加
硫接合したもので、上述した実施形態とは異なりインナ
スリーブが省かれており、弾性体19はヨーク11に直
に圧入される。尚、弾性体19とヨーク11との固着に
は、圧入に代えて接着剤を用いてもよいし、圧入と接着
剤とを併用するようにしてもよい。
分解縦断面図である。第3実施形態のヨーク組立体1
も、完成した形態やその作用は上述した第1実施形態と
略同一であるが、弾性ブッシュ15の構成が異なってい
る。すなわち、本実施形態の弾性ブッシュ15では、弾
性体19とハウジング21のアウタスリーブ23とを加
硫接合したもので、上述した実施形態とは異なりインナ
スリーブが省かれており、弾性体19はヨーク11に直
に圧入される。尚、弾性体19とヨーク11との固着に
は、圧入に代えて接着剤を用いてもよいし、圧入と接着
剤とを併用するようにしてもよい。
【0022】図6は第4実施形態に係るヨーク組立体の
分解縦断面図である。第4実施形態のヨーク組立体1
も、完成した形態やその作用は上述した第3実施形態と
略同一であるが、弾性ブッシュ15の構成が異なってい
る。すなわち、本実施形態の弾性ブッシュ15は弾性体
19そのものであり、弾性体19はヨーク11およびハ
ウジング21のアウタスリーブ23に直に圧入される。
尚、弾性体19のヨーク11およびアウタスリーブ23
への固着には、圧入に代えて接着剤を用いてもよいし、
圧入と接着剤とを併用するようにしてもよい。
分解縦断面図である。第4実施形態のヨーク組立体1
も、完成した形態やその作用は上述した第3実施形態と
略同一であるが、弾性ブッシュ15の構成が異なってい
る。すなわち、本実施形態の弾性ブッシュ15は弾性体
19そのものであり、弾性体19はヨーク11およびハ
ウジング21のアウタスリーブ23に直に圧入される。
尚、弾性体19のヨーク11およびアウタスリーブ23
への固着には、圧入に代えて接着剤を用いてもよいし、
圧入と接着剤とを併用するようにしてもよい。
【0023】尚、圧入のみの場合、ヨーク11とシャフ
ト13とが軸方向に相対移動した際、弾性体19がヨー
ク11やハウジング21に対して滑る虞がある。この場
合、図7の組立状態に示したように、シャフト13がヨ
ーク11に対してt1後退した時点でストッパ突起31
が凹部33の端面に当接・係止される、またはハウジン
グ21がヨーク11に対してt2前進した時点でウエブ
27がヨーク11の後端に当接・係止されることにな
り、弾性体19の過度の滑りが防止される。この作用
は、第2,第3実施形態においても、弾性体19がハウ
ジング21やヨーク11に対して圧入されている場合は
同様である。
ト13とが軸方向に相対移動した際、弾性体19がヨー
ク11やハウジング21に対して滑る虞がある。この場
合、図7の組立状態に示したように、シャフト13がヨ
ーク11に対してt1後退した時点でストッパ突起31
が凹部33の端面に当接・係止される、またはハウジン
グ21がヨーク11に対してt2前進した時点でウエブ
27がヨーク11の後端に当接・係止されることにな
り、弾性体19の過度の滑りが防止される。この作用
は、第2,第3実施形態においても、弾性体19がハウ
ジング21やヨーク11に対して圧入されている場合は
同様である。
【0024】図8は第5実施形態に係るヨーク組立体の
縦断面図であり、図9は図8中のB矢視図である。ま
た、図10は弾性ブッシュの正面図であり、図11はア
ウタスリーブを断面した状態での図10中のC矢視図で
あり、図12は図10中のD−D断面図である。図8に
示したように、本実施形態のヨーク組立体では、上述し
た各実施形態とは異なり、弾性ブッシュ15が別体の弾
性トルク伝達部材41を介してシャフト13に連結され
ている。
縦断面図であり、図9は図8中のB矢視図である。ま
た、図10は弾性ブッシュの正面図であり、図11はア
ウタスリーブを断面した状態での図10中のC矢視図で
あり、図12は図10中のD−D断面図である。図8に
示したように、本実施形態のヨーク組立体では、上述し
た各実施形態とは異なり、弾性ブッシュ15が別体の弾
性トルク伝達部材41を介してシャフト13に連結され
ている。
【0025】弾性トルク伝達部材41は、上述した第1
〜第5実施形態のアウタスリーブ23と同様に略U字縦
断面形状を呈しており、外環43が弾性ブッシュ15の
アウタスリーブ23に外嵌・固着され、内環45がシャ
フト13の先端側に外嵌・固着されている。また、本実
施形態の弾性ブッシュ15は、図10〜図12に示した
ように、共に円筒状のインナスリーブ17とアウタスリ
ーブ23との間に弾性体19を介装したものである。弾
性体19は、円筒状に一体成形されているが、軸方向両
端部側の面積が大きい略千鳥形状に形成されている。
〜第5実施形態のアウタスリーブ23と同様に略U字縦
断面形状を呈しており、外環43が弾性ブッシュ15の
アウタスリーブ23に外嵌・固着され、内環45がシャ
フト13の先端側に外嵌・固着されている。また、本実
施形態の弾性ブッシュ15は、図10〜図12に示した
ように、共に円筒状のインナスリーブ17とアウタスリ
ーブ23との間に弾性体19を介装したものである。弾
性体19は、円筒状に一体成形されているが、軸方向両
端部側の面積が大きい略千鳥形状に形成されている。
【0026】第5実施形態では、このような構成を採っ
たことにより、弾性体19の径が第1実施形態と同様に
大きくなると共に、弾性体19が軸方向両端部側に偏在
するようになった。その結果、ヨーク11とシャフト1
3との間での十分な捩り剛性を確保しながら、操舵系の
応答性の悪化等をもたらすヨーク組立体1の倒れを効果
的に防止することができ、更に振動や騒音の要因となる
ヨーク組立体1の軸方向剛性も低下させることができ
た。
たことにより、弾性体19の径が第1実施形態と同様に
大きくなると共に、弾性体19が軸方向両端部側に偏在
するようになった。その結果、ヨーク11とシャフト1
3との間での十分な捩り剛性を確保しながら、操舵系の
応答性の悪化等をもたらすヨーク組立体1の倒れを効果
的に防止することができ、更に振動や騒音の要因となる
ヨーク組立体1の軸方向剛性も低下させることができ
た。
【0027】図13は第5実施形態の一部変形例を示す
ものであり、上述した図12に対応する。一部変形例
は、インナスリーブ17とアウタスリーブ23との間に
弾性体19を加硫接合した後、インナスリーブ17を拡
径あるいはアウタスリーブ23を縮径したもので、同図
に示したように、圧縮された弾性体19がインナスリー
ブ17とアウタスリーブ23との間から膨出している。
本変形例では、このようなに弾性体19が予め圧縮され
ることにより、弾性体19を形成する高分子は例えば波
形に屈曲変形する。これにより、インナスリーブ17と
アウタスリーブ23とが回転方向あるいは軸方向に相対
変位した際には、屈曲変形した高分子が原形状に伸ばさ
れるかたちとなる。その結果、弾性体19の疲労破壊の
要因となる高分子の切断が生じ難くなり、弾性体19
(すなわち、弾性ブッシュ15)の耐久性が向上するの
である。
ものであり、上述した図12に対応する。一部変形例
は、インナスリーブ17とアウタスリーブ23との間に
弾性体19を加硫接合した後、インナスリーブ17を拡
径あるいはアウタスリーブ23を縮径したもので、同図
に示したように、圧縮された弾性体19がインナスリー
ブ17とアウタスリーブ23との間から膨出している。
本変形例では、このようなに弾性体19が予め圧縮され
ることにより、弾性体19を形成する高分子は例えば波
形に屈曲変形する。これにより、インナスリーブ17と
アウタスリーブ23とが回転方向あるいは軸方向に相対
変位した際には、屈曲変形した高分子が原形状に伸ばさ
れるかたちとなる。その結果、弾性体19の疲労破壊の
要因となる高分子の切断が生じ難くなり、弾性体19
(すなわち、弾性ブッシュ15)の耐久性が向上するの
である。
【0028】図14は第6実施形態に係るヨーク組立体
の縦断面図である。本実施形態のヨーク組立体では、第
5実施形態と同様に弾性トルク伝達部材41が用いられ
ているが、弾性ブッシュ15はスペーサ51を挟んで前
後一対配置されている。
の縦断面図である。本実施形態のヨーク組立体では、第
5実施形態と同様に弾性トルク伝達部材41が用いられ
ているが、弾性ブッシュ15はスペーサ51を挟んで前
後一対配置されている。
【0029】第6実施形態では、このような構成を採っ
たことにより、弾性体19の径が第1実施形態と同様に
大きくなると共に、弾性体19が軸方向両端部側に偏在
するようになった。その結果、第5実施形態と同様に、
ヨーク11とシャフト13との間での十分な捩り剛性を
確保しながら、操舵系の応答性の悪化等をもたらすヨー
ク組立体1の倒れを効果的に防止することができ、更に
振動や騒音の要因となるヨーク組立体1の軸方向剛性も
低下させることができた。
たことにより、弾性体19の径が第1実施形態と同様に
大きくなると共に、弾性体19が軸方向両端部側に偏在
するようになった。その結果、第5実施形態と同様に、
ヨーク11とシャフト13との間での十分な捩り剛性を
確保しながら、操舵系の応答性の悪化等をもたらすヨー
ク組立体1の倒れを効果的に防止することができ、更に
振動や騒音の要因となるヨーク組立体1の軸方向剛性も
低下させることができた。
【0030】図15は第6実施形態の一部変形例を示す
縦断面図である。本変形例では、第5実施形態の変形例
と同様に、インナスリーブ17とアウタスリーブ23と
の間に弾性体19を加硫接合した後、インナスリーブ1
7を拡径あるいはアウタスリーブ23を縮径したもの
で、その作用および効果は5実施形態の変形例と同様で
ある。
縦断面図である。本変形例では、第5実施形態の変形例
と同様に、インナスリーブ17とアウタスリーブ23と
の間に弾性体19を加硫接合した後、インナスリーブ1
7を拡径あるいはアウタスリーブ23を縮径したもの
で、その作用および効果は5実施形態の変形例と同様で
ある。
【0031】図16は第7実施形態に係るヨーク組立体
の縦断面図であり、図17は同弾性ブッシュの縦断面図
である。本実施形態のヨーク組立体では、第6実施形態
と略同様に一対の弾性ブッシュ15が用いられている
が、両弾性ブッシュ15はスペーサを用いずに互いに当
接している。すなわち、本実施形態では、弾性体19が
弾性ブッシュ15の一端側に偏って配置されており、軸
方向両端側に弾性体19が位置するように、同一品の弾
性ブッシュ15をヨーク11と弾性トルク伝達部材41
の外環43との間に相対向するかたちで圧入している。
尚、後方の弾性ブッシュ15はヨーク11の端部からオ
ーバハングするかたちとなっている。また、弾性ブッシ
ュ15は、第5実施形態の変形例と同様に予め圧縮され
ている。
の縦断面図であり、図17は同弾性ブッシュの縦断面図
である。本実施形態のヨーク組立体では、第6実施形態
と略同様に一対の弾性ブッシュ15が用いられている
が、両弾性ブッシュ15はスペーサを用いずに互いに当
接している。すなわち、本実施形態では、弾性体19が
弾性ブッシュ15の一端側に偏って配置されており、軸
方向両端側に弾性体19が位置するように、同一品の弾
性ブッシュ15をヨーク11と弾性トルク伝達部材41
の外環43との間に相対向するかたちで圧入している。
尚、後方の弾性ブッシュ15はヨーク11の端部からオ
ーバハングするかたちとなっている。また、弾性ブッシ
ュ15は、第5実施形態の変形例と同様に予め圧縮され
ている。
【0032】第7実施形態の作用および効果は第5実施
形態の変形例と略同様であるが、部品点数や製造工数が
削減されることによって製品コストが低下する。また、
弾性体19間の距離が十分にとることにより、ヨーク1
1とシャフト13との倒れが効果的に防止されると同時
に、弾性ブッシュ15をヨーク11の端部からオーバハ
ングさせることにより、ヨーク11の全長を短くできて
重量の低減も可能となった。
形態の変形例と略同様であるが、部品点数や製造工数が
削減されることによって製品コストが低下する。また、
弾性体19間の距離が十分にとることにより、ヨーク1
1とシャフト13との倒れが効果的に防止されると同時
に、弾性ブッシュ15をヨーク11の端部からオーバハ
ングさせることにより、ヨーク11の全長を短くできて
重量の低減も可能となった。
【0033】図18は第8実施形態に係るヨーク組立体
の縦断面図であり、図19は同一部変形例を示す縦断面
図である。第8実施形態のヨーク組立体も第5実施形態
と略同様の構成を採っているが、剛性の異なる3組6個
の弾性ブッシュ53,55,57が用いられ、スペーサ
51の前後において、両端部には高剛性の弾性ブッシュ
53が配置され、中央部には低剛性の弾性ブッシュ57
が配置されている。
の縦断面図であり、図19は同一部変形例を示す縦断面
図である。第8実施形態のヨーク組立体も第5実施形態
と略同様の構成を採っているが、剛性の異なる3組6個
の弾性ブッシュ53,55,57が用いられ、スペーサ
51の前後において、両端部には高剛性の弾性ブッシュ
53が配置され、中央部には低剛性の弾性ブッシュ57
が配置されている。
【0034】第8実施形態では、このような構成を採っ
たことにより、第5実施形態と較べても、更にヨーク組
立体1の倒れ防止や軸方向剛性の低下を図ることができ
た。図19に示した一部変形例は、各弾性ブッシュ5
3,55,57の弾性体を予め圧縮したもので、その作
用および効果は第5実施形態の変形例と同様である。
たことにより、第5実施形態と較べても、更にヨーク組
立体1の倒れ防止や軸方向剛性の低下を図ることができ
た。図19に示した一部変形例は、各弾性ブッシュ5
3,55,57の弾性体を予め圧縮したもので、その作
用および効果は第5実施形態の変形例と同様である。
【0035】図20〜図23は、第9〜第12実施形態
に係る弾性ブッシュの正面図である。これらの実施形態
は、いずれも弾性ブッシュ15の横断面形状を非円形と
したものである。第9〜第11実施形態は、インナスリ
ーブ17とアウタスリーブ23とをいわゆる小判型形状
としたうえで、弾性体19を適宜配置したものである。
すなわち、第9実施形態はインナスリーブ17とアウタ
スリーブ23との間に弾性体19を空隙無く配置し、第
10実施形態はインナスリーブ17とアウタスリーブ2
3との間の直線状部にのみ弾性体19を配置し、第11
実施形態はインナスリーブ17とアウタスリーブ23と
の間に6個の弾性体19を適宜の間隔で配置している。
一方、第12実施形態は、インナスリーブ17とアウタ
スリーブ23とを多角形状(三角形状)とし、角部を除
いてその間に3個の弾性体19を配置したものである。
に係る弾性ブッシュの正面図である。これらの実施形態
は、いずれも弾性ブッシュ15の横断面形状を非円形と
したものである。第9〜第11実施形態は、インナスリ
ーブ17とアウタスリーブ23とをいわゆる小判型形状
としたうえで、弾性体19を適宜配置したものである。
すなわち、第9実施形態はインナスリーブ17とアウタ
スリーブ23との間に弾性体19を空隙無く配置し、第
10実施形態はインナスリーブ17とアウタスリーブ2
3との間の直線状部にのみ弾性体19を配置し、第11
実施形態はインナスリーブ17とアウタスリーブ23と
の間に6個の弾性体19を適宜の間隔で配置している。
一方、第12実施形態は、インナスリーブ17とアウタ
スリーブ23とを多角形状(三角形状)とし、角部を除
いてその間に3個の弾性体19を配置したものである。
【0036】第9〜第12実施形態では、このように、
弾性ブッシュ15の横断面形状を非円形としたため、イ
ンナスリーブ17とアウタスリーブ23との相対回転時
には、弾性体19の一部あるいは大部分が圧縮変形を受
けることになる。これにより、軸方向剛性を高めること
なく、捩り剛性を向上させたヨーク組立体を得ることが
できた。
弾性ブッシュ15の横断面形状を非円形としたため、イ
ンナスリーブ17とアウタスリーブ23との相対回転時
には、弾性体19の一部あるいは大部分が圧縮変形を受
けることになる。これにより、軸方向剛性を高めること
なく、捩り剛性を向上させたヨーク組立体を得ることが
できた。
【0037】図24は第13実施形態に係るヨーク組立
体の縦断面図である。第13実施形態においては、ヨー
ク組立体が、ヨーク11と、中実のシャフト13と、大
トルク伝達用ピン61から構成されているが、弾性ブッ
シュ15の構成は前述した第5実施形態と略同様であ
り、その作用および効果も同様である。
体の縦断面図である。第13実施形態においては、ヨー
ク組立体が、ヨーク11と、中実のシャフト13と、大
トルク伝達用ピン61から構成されているが、弾性ブッ
シュ15の構成は前述した第5実施形態と略同様であ
り、その作用および効果も同様である。
【0038】図25は第14実施形態に係るヨーク組立
体の縦断面図であり、図26は同弾性ブッシュの正面図
であり、図27は同弾性ブッシュの要部横断面図であ
る。第14実施形態は、前述した第5実施形態と略同様
の構成を採っているが、弾性トルク伝達部材41の形状
と弾性ブッシュ15の構成・形状等が異なっている。す
なわち、本実施形態では、弾性トルク伝達部材41の外
環43が多数条の凹凸を有する波形断面形状に形成され
ており、弾性ブッシュ15の弾性体19の外周部も外環
43に対応した形状となっている。インナスリーブ17
は、軸方向の一部が図26に示した真円に形成され、残
部が図27に示した波形断面形状に形成されている。ま
た、弾性ブッシュ15は、アウタスリーブを有しておら
ず、弾性体19が弾性トルク伝達部材41の外環43に
対して軽圧入されている。また、弾性トルク伝達部材4
1の外環43および弾性体19には、軸方向略中央部に
圧入を容易にするべく段差が設けられている。
体の縦断面図であり、図26は同弾性ブッシュの正面図
であり、図27は同弾性ブッシュの要部横断面図であ
る。第14実施形態は、前述した第5実施形態と略同様
の構成を採っているが、弾性トルク伝達部材41の形状
と弾性ブッシュ15の構成・形状等が異なっている。す
なわち、本実施形態では、弾性トルク伝達部材41の外
環43が多数条の凹凸を有する波形断面形状に形成され
ており、弾性ブッシュ15の弾性体19の外周部も外環
43に対応した形状となっている。インナスリーブ17
は、軸方向の一部が図26に示した真円に形成され、残
部が図27に示した波形断面形状に形成されている。ま
た、弾性ブッシュ15は、アウタスリーブを有しておら
ず、弾性体19が弾性トルク伝達部材41の外環43に
対して軽圧入されている。また、弾性トルク伝達部材4
1の外環43および弾性体19には、軸方向略中央部に
圧入を容易にするべく段差が設けられている。
【0039】第14実施形態では、このように、弾性ト
ルク伝達部材41の外環43や弾性体19の横断面形状
を波形としたため、インナスリーブ17とアウタスリー
ブ23との相対回転時には、弾性体19の一部が圧縮変
形を受けることになる。これにより、軸方向剛性を高め
ることなく、捩り剛性の維持と組立容易性とを両立させ
たヨーク組立体を得ることができた。
ルク伝達部材41の外環43や弾性体19の横断面形状
を波形としたため、インナスリーブ17とアウタスリー
ブ23との相対回転時には、弾性体19の一部が圧縮変
形を受けることになる。これにより、軸方向剛性を高め
ることなく、捩り剛性の維持と組立容易性とを両立させ
たヨーク組立体を得ることができた。
【0040】図27は第14実施形態の一部変形例に係
る弾性ブッシュの横断面図である。この変形例では、イ
ンナスリーブ17も軸方向全域に亘りアウタスリーブ2
3と対応する波形断面形状に形成されており、第14実
施形態に対して捩り剛性が更に向上する。
る弾性ブッシュの横断面図である。この変形例では、イ
ンナスリーブ17も軸方向全域に亘りアウタスリーブ2
3と対応する波形断面形状に形成されており、第14実
施形態に対して捩り剛性が更に向上する。
【0041】図28は第15実施形態に係る弾性ブッシ
ュ15の側面図であり、図29は図28中のE−E断面
図であり、図30は図28中のF−F断面図である。こ
れらの図に示したように、第15実施形態の弾性ブッシ
ュ15では、アウタスリーブ23の軸方向中央部に所定
の角度間隔で矩形の貫通孔71が穿設されており、弾性
体19にはこれら貫通孔71に対応する位置に凹部73
が形成されている。
ュ15の側面図であり、図29は図28中のE−E断面
図であり、図30は図28中のF−F断面図である。こ
れらの図に示したように、第15実施形態の弾性ブッシ
ュ15では、アウタスリーブ23の軸方向中央部に所定
の角度間隔で矩形の貫通孔71が穿設されており、弾性
体19にはこれら貫通孔71に対応する位置に凹部73
が形成されている。
【0042】第15実施形態では、このような構成を採
ったことにより、加硫成形時に弾性体19が軸方向両端
部側に偏在する弾性ブッシュ15の製造が容易で、かつ
前述した第5実施形態と同様の作用および効果を得るこ
とができた。
ったことにより、加硫成形時に弾性体19が軸方向両端
部側に偏在する弾性ブッシュ15の製造が容易で、かつ
前述した第5実施形態と同様の作用および効果を得るこ
とができた。
【0043】図31は第16実施形態に係るヨーク組立
体の縦断面図である。第16実施形態は、前述した第1
実施形態と略同様の構成を採っているが、ハウジング2
1の後面に抜止めリング81が付加されている。この抜
止めリング81は、いわゆる皿ばね様のもので、シャフ
ト13に対してその前進を阻む方向に配置されている。
そのため、車両の衝突時に乗員がステアリングホイール
に二次衝突し、シャフト13内に第1ステアリングシャ
フト8が進入し、シャフト13が第1ステアリングシャ
フト8に引きずられて前進した場合でも、抜止めリング
81がシャフト13の表面に食い込んでシャフト13の
前進が阻止される。その結果、ヨーク11とシャフト1
3との分離が防止され、ステアリングシャフトの円滑な
コラプスが実現される。
体の縦断面図である。第16実施形態は、前述した第1
実施形態と略同様の構成を採っているが、ハウジング2
1の後面に抜止めリング81が付加されている。この抜
止めリング81は、いわゆる皿ばね様のもので、シャフ
ト13に対してその前進を阻む方向に配置されている。
そのため、車両の衝突時に乗員がステアリングホイール
に二次衝突し、シャフト13内に第1ステアリングシャ
フト8が進入し、シャフト13が第1ステアリングシャ
フト8に引きずられて前進した場合でも、抜止めリング
81がシャフト13の表面に食い込んでシャフト13の
前進が阻止される。その結果、ヨーク11とシャフト1
3との分離が防止され、ステアリングシャフトの円滑な
コラプスが実現される。
【0044】図32は第17実施形態に係るヨーク組立
体の縦断面図である。第17実施形態も、第1実施形態
と略同様の構成を採っているが、ハウジング21の縦断
面が略L字形状となっており、弾性トルク伝達環25が
後方に延設されてシャフト13に外嵌・圧入されてい
る。そして、シャフト13には弾性トルク伝達環25の
後端部近傍に環状溝83が形成され、弾性トルク伝達環
25の後端部が加締められてその加締部85が環状溝8
3に嵌入している。これにより、本実施形態において
も、弾性トルク伝達環25とシャフト13との相対移動
が規制され、上述した第16実施形態と同様の作用およ
び効果が得られる。
体の縦断面図である。第17実施形態も、第1実施形態
と略同様の構成を採っているが、ハウジング21の縦断
面が略L字形状となっており、弾性トルク伝達環25が
後方に延設されてシャフト13に外嵌・圧入されてい
る。そして、シャフト13には弾性トルク伝達環25の
後端部近傍に環状溝83が形成され、弾性トルク伝達環
25の後端部が加締められてその加締部85が環状溝8
3に嵌入している。これにより、本実施形態において
も、弾性トルク伝達環25とシャフト13との相対移動
が規制され、上述した第16実施形態と同様の作用およ
び効果が得られる。
【0045】図33は第18実施形態に係るハウジング
21の縦断面図(a)と正面図(b)である。第18実
施形態も、第1実施形態略同様の構成を採っているが、
ハウジング21のアウタスリーブ23と弾性トルク伝達
環25とを連結する円盤状のウエブ27の内筒絞り曲げ
部91にリブ93aが複数個設けられている。この結果
円盤状のウエブ27は剛性が確保できるため変形し難く
なり、ハウジング21の強度を向上することが出来る。
なお、リブ93aの大きさや個数は所望の強度に応じて
適宜調整すれば良い。また、本実施形態においても、上
述した第1実施形態と同様の作用および効果が得られ
る。
21の縦断面図(a)と正面図(b)である。第18実
施形態も、第1実施形態略同様の構成を採っているが、
ハウジング21のアウタスリーブ23と弾性トルク伝達
環25とを連結する円盤状のウエブ27の内筒絞り曲げ
部91にリブ93aが複数個設けられている。この結果
円盤状のウエブ27は剛性が確保できるため変形し難く
なり、ハウジング21の強度を向上することが出来る。
なお、リブ93aの大きさや個数は所望の強度に応じて
適宜調整すれば良い。また、本実施形態においても、上
述した第1実施形態と同様の作用および効果が得られ
る。
【0046】図34は第19実施形態に係るハウジング
21の縦断面図(a)と正面図(b)である。第19実
施形態も、第1実施形態略同様の構成を採っているが、
ハウジング21のアウタスリーブ23と弾性トルク伝達
環25とを連結する円盤状のウエブ27の円盤部にビー
ド95がハウジング21の中心に対して放射状に複数個
設けられている。この結果円盤状のウエブ27は剛性が
確保できるため変形し難くなり、ハウジング21の強度
を向上することが出来る。また、本実施形態において
も、上述した第1実施形態と同様の作用および効果が得
られる。なお、ビード95の形状(幅、深さ、断面形状
等)および形状の組合せ等は所望の設計強度に合わせ適
宜選択すればよい。
21の縦断面図(a)と正面図(b)である。第19実
施形態も、第1実施形態略同様の構成を採っているが、
ハウジング21のアウタスリーブ23と弾性トルク伝達
環25とを連結する円盤状のウエブ27の円盤部にビー
ド95がハウジング21の中心に対して放射状に複数個
設けられている。この結果円盤状のウエブ27は剛性が
確保できるため変形し難くなり、ハウジング21の強度
を向上することが出来る。また、本実施形態において
も、上述した第1実施形態と同様の作用および効果が得
られる。なお、ビード95の形状(幅、深さ、断面形状
等)および形状の組合せ等は所望の設計強度に合わせ適
宜選択すればよい。
【0047】図35は第20実施形態に係るハウジング
21の縦断面図(a)と正面図(b)である。第20実
施形態も、第1実施形態略同様の構成を採っているが、
ハウジング21のアウタスリーブ23と弾性トルク伝達
環25とを連結する円盤状のウエブ27の円盤部にディ
ンプル96が複数個設けられている。この結果円盤状の
ウエブ27は剛性が確保できるため変形し難くなり、ハ
ウジング21の強度を向上することが出来る。また、本
実施形態においても、上述した第1実施形態と同様の作
用および効果が得られる。なお、ディンプル96の形状
(径、深さ等)、形状の組合せおよびディンプル96の
密度等は所望の設計強度に合わせ適宜選択すればよい。
21の縦断面図(a)と正面図(b)である。第20実
施形態も、第1実施形態略同様の構成を採っているが、
ハウジング21のアウタスリーブ23と弾性トルク伝達
環25とを連結する円盤状のウエブ27の円盤部にディ
ンプル96が複数個設けられている。この結果円盤状の
ウエブ27は剛性が確保できるため変形し難くなり、ハ
ウジング21の強度を向上することが出来る。また、本
実施形態においても、上述した第1実施形態と同様の作
用および効果が得られる。なお、ディンプル96の形状
(径、深さ等)、形状の組合せおよびディンプル96の
密度等は所望の設計強度に合わせ適宜選択すればよい。
【0048】図36は第21実施形態に係るハウジング
21の縦断面図である。第21実施形態も、第1実施形
態略同様の構成を採っているが、ハウジング21のアウ
タスリーブ23と弾性トルク伝達環25とを連結する円
盤状のウエブ27の円盤部がハウジング21の内筒絞り
部91の曲げ起こしRと外筒絞り部92の曲げ起こしR
とが連続した形状(円盤部が半円形状)に形成されてい
る。この結果円盤状のウエブ27は剛性が確保できるた
め変形し難くなり、ハウジング21の強度を向上するこ
とが出来る。また、本実施形態においても、上述した第
1実施形態と同様の作用および効果が得られる。
21の縦断面図である。第21実施形態も、第1実施形
態略同様の構成を採っているが、ハウジング21のアウ
タスリーブ23と弾性トルク伝達環25とを連結する円
盤状のウエブ27の円盤部がハウジング21の内筒絞り
部91の曲げ起こしRと外筒絞り部92の曲げ起こしR
とが連続した形状(円盤部が半円形状)に形成されてい
る。この結果円盤状のウエブ27は剛性が確保できるた
め変形し難くなり、ハウジング21の強度を向上するこ
とが出来る。また、本実施形態においても、上述した第
1実施形態と同様の作用および効果が得られる。
【0049】図37は第22実施形態に係るハウジング
21の縦断面図である。第22実施形態も、第1実施形
態略同様の構成を採っているが、ハウジング21のアウ
タスリーブ23と弾性トルク伝達環25とを連結する円
盤状のウエブ27の円盤部は、ハウジング21の内筒絞
り部91の曲げ起こしR1が外筒絞り部92の曲げ起こ
しR2に対しR2<R1と成るように形成されている。
この結果円盤状のウエブ27は剛性が確保できるため変
形し難くなり、ハウジング21の強度を向上することが
出来る。また、本実施形態においても、上述した第1実
施形態と同様の作用および効果が得られる。
21の縦断面図である。第22実施形態も、第1実施形
態略同様の構成を採っているが、ハウジング21のアウ
タスリーブ23と弾性トルク伝達環25とを連結する円
盤状のウエブ27の円盤部は、ハウジング21の内筒絞
り部91の曲げ起こしR1が外筒絞り部92の曲げ起こ
しR2に対しR2<R1と成るように形成されている。
この結果円盤状のウエブ27は剛性が確保できるため変
形し難くなり、ハウジング21の強度を向上することが
出来る。また、本実施形態においても、上述した第1実
施形態と同様の作用および効果が得られる。
【0050】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記各実施形態はカルダンジョイントに本発明
を適用したものであるが、ダブルカルダンジョイントや
バーフィールドジョイント等に適用してもよい。また、
弾性ブッシュの構造や形状を始め、弾性体の素材や詳細
形状等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適
宜変更可能である。
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記各実施形態はカルダンジョイントに本発明
を適用したものであるが、ダブルカルダンジョイントや
バーフィールドジョイント等に適用してもよい。また、
弾性ブッシュの構造や形状を始め、弾性体の素材や詳細
形状等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適
宜変更可能である。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る弾性軸
継手によれば、ジョイント部材と軸部材との間での十分
な捩り剛性を確保しながら、操舵系の応答性の悪化等を
もたらす弾性軸継手の倒れを効果的に防止することがで
き、更に振動や騒音の要因となる弾性軸継手の軸方向剛
性も低下させることができる等、種々の効果を奏する。
継手によれば、ジョイント部材と軸部材との間での十分
な捩り剛性を確保しながら、操舵系の応答性の悪化等を
もたらす弾性軸継手の倒れを効果的に防止することがで
き、更に振動や騒音の要因となる弾性軸継手の軸方向剛
性も低下させることができる等、種々の効果を奏する。
【図1】第1実施形態に係るカルダンジョイントの側面
図である。
図である。
【図2】第1実施形態に係るヨーク組立体の縦断面図で
ある。
ある。
【図3】図2中のA矢視図である。
【図4】第2実施形態に係るヨーク組立体の分解縦断面
図である。
図である。
【図5】第3実施形態に係るヨーク組立体の分解縦断面
図である。
図である。
【図6】第4実施形態に係るヨーク組立体の分解縦断面
図である。
図である。
【図7】第4実施形態の作用を示す説明図である。
【図8】第5実施形態に係るヨーク組立体の縦断面図で
ある。
ある。
【図9】図5中の矢視図である。
【図10】第5実施形態に係る弾性ブッシュの正面図で
ある。
ある。
【図11】アウタスリーブを断面した状態での図10中
のC矢視図である。
のC矢視図である。
【図12】図10中のD−D断面図である。
【図13】第5実施形態の一部変形例を示す弾性ブッシ
ュの縦断面図である。
ュの縦断面図である。
【図14】第6実施形態に係るヨーク組立体の縦断面図
である。
である。
【図15】第6実施形態の一部変形例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図16】第7実施形態に係るヨーク組立体の縦断面図
である。
である。
【図17】同弾性ブッシュの縦断面図である。
【図18】第8実施形態に係るヨーク組立体の縦断面図
である。
である。
【図19】同一部変形例を示す縦断面図である。
【図20】第9実施形態に係る弾性ブッシュの正面図で
ある。
ある。
【図21】第10実施形態に係る弾性ブッシュの正面図
である。
である。
【図22】第11実施形態に係る弾性ブッシュの正面図
である。
である。
【図23】第12実施形態に係る弾性ブッシュの正面図
である。
である。
【図24】第13実施形態に係るヨーク組立体の縦断面
図である。
図である。
【図25】第14実施形態に係るヨーク組立体の縦断面
図である。
図である。
【図26】同弾性ブッシュの正面図である。
【図27】第14実施形態の一部変形例に係る弾性ブッ
シュの横断面図である。
シュの横断面図である。
【図28】第15実施形態に係る弾性ブッシュ15の側
面図である。
面図である。
【図29】図27中のE−E断面図である。
【図30】図27中のF−F断面図である。
【図31】第16実施形態に係るヨーク組立体の縦断面
図である。
図である。
【図32】第17実施形態に係るヨーク組立体の縦断面
図である。
図である。
【図33】第18実施形態に係るハウジングの縦断面図
(a)、正面図(b)である。
(a)、正面図(b)である。
【図34】第19実施形態に係るハウジングの縦断面図
(a)、正面図(b)である。
(a)、正面図(b)である。
【図35】第20実施形態に係るハウジングの縦断面図
(a)、正面図(b)である。
(a)、正面図(b)である。
【図36】第21実施形態に係るハウジングの縦断面図
である。
である。
【図37】第22実施形態に係るハウジングの縦断面図
である。
である。
1‥‥ヨーク組立体
11‥‥ヨーク
13‥‥シャフト
15‥‥弾性ブッシュ
17‥‥インナスリーブ
19‥‥弾性体
21‥‥ハウジング
23‥‥アウタスリーブ
25‥‥弾性トルク伝達環
31‥‥ストッパ突起
33‥‥凹部
41‥‥弾性トルク伝達部材
43‥‥外環
45‥‥内環
51‥‥スペーサ
53,55,57‥‥弾性ブッシュ
61‥‥大トルク伝達用ピン
71‥‥貫通孔
73‥‥凹部
81‥‥抜止めリング
83‥‥環状溝
85‥‥加締部
91‥‥内筒絞り曲げ部
92‥‥外筒絞り曲げ部
93a‥‥リブ
93b‥‥リブピン
95‥‥ビード
96‥‥ディンプル
Claims (8)
- 【請求項1】ジョイント部材と、 当該ジョイント部材の軸心に嵌入する軸部材と、 前記ジョイント部材に外嵌・固着された円筒状のインナ
スリーブと、このインナスリーブの外周面に固着された
円筒状の弾性体と、この弾性体の外周面に固着された円
筒状のアウタスリーブとからなり、前記ジョイント部材
と前記軸部材との間での弾性トルク伝達に供される弾性
ブッシュとを有し、 前記アウタスリーブが前記軸部材に固着されたことを特
徴とする弾性軸継手。 - 【請求項2】ジョイント部材と、 当該ジョイント部材の軸心に嵌入する軸部材と、 前記ジョイント部材に外嵌・固着された筒状のインナス
リーブと、このインナスリーブの外周面に固着された弾
性体と、この弾性体の外周面に固着された筒状のアウタ
スリーブとからなり、前記ジョイント部材と前記軸部材
との間での弾性トルク伝達に供される弾性ブッシュと、 一端側が前記弾性ブッシュに外嵌・固着されると共に、
他端側が前記軸部材に固着されたトルク伝達部材とを有
し、 前記弾性体が前記インナスリーブと前記アウタスリーブ
との間で軸方向両端部側に偏在することを特徴とする弾
性軸継手。 - 【請求項3】ジョイント部材と、 当該ジョイント部材の軸心に嵌入する軸部材と、 前記ジョイント部材に外嵌・固着された筒状のインナス
リーブと、このインナスリーブの外周面に固着された弾
性体と、この弾性体の外周面に固着された筒状のアウタ
スリーブとからなり、前記ジョイント部材と前記軸部材
との間での弾性トルク伝達に供される複数の弾性ブッシ
ュと、 一端側が前記複数の弾性ブッシュに外嵌・固着されると
共に、他端側が前記軸部材に固着されたトルク伝達部材
とを有し、 前記複数の弾性ブッシュが前記ジョイント部材と前記ト
ルク伝達部材との間で軸方向両端部側に配置されたこと
を特徴とする弾性軸継手。 - 【請求項4】前記複数の弾性ブッシュが前記弾性体の剛
性の異なる複数組からなり、前記ジョイント部材と前記
トルク伝達部材との間では軸方向両端部側に前記弾性体
の剛性が高いものが配置されたことを特徴とする、請求
項3記載の弾性軸継手。 - 【請求項5】前記弾性ブッシュは、前記インナスリーブ
と前記弾性体と前記アウタスリーブとを固着させた後、
当該弾性体を圧縮変形させるべく、当該インナスリーブ
の拡径または当該アウタスリーブの縮径が行われている
ことを特徴とする、請求項1記載の弾性軸継手。 - 【請求項6】前記弾性ブッシュは、前記インナスリーブ
と前記弾性体と前記アウタスリーブとを固着させた後、
当該弾性体を圧縮変形させるべく、当該インナスリーブ
の拡径または当該アウタスリーブの縮径が行われている
ことを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載
の弾性軸継手。 - 【請求項7】前記弾性ブッシュは、前記インナスリーブ
と前記アウタスリーブとの相対回転時に前記弾性体を圧
縮変形させるべく、その軸直角断面が非円形に形成され
ていることを特徴とする、請求項2〜4または6のいず
れか一項に記載の弾性軸継手。 - 【請求項8】筒状のインナスリーブと、このインナスリ
ーブの外周面に固着された弾性体と、この弾性体の外周
面に固着された筒状のアウタスリーブとからなる弾性ブ
ッシュを製造する方法であって、 前記インナスリーブと前記弾性体と前記アウタスリーブ
とを固着させた後、当該弾性体を圧縮変形させるべく、
当該インナスリーブの拡径または当該アウタスリーブの
縮径を行うことを特徴とする弾性ブッシュの製造方法。
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