JPH083714Y2 - カップリング - Google Patents

カップリング

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JPH083714Y2
JPH083714Y2 JP1989028721U JP2872189U JPH083714Y2 JP H083714 Y2 JPH083714 Y2 JP H083714Y2 JP 1989028721 U JP1989028721 U JP 1989028721U JP 2872189 U JP2872189 U JP 2872189U JP H083714 Y2 JPH083714 Y2 JP H083714Y2
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JP
Japan
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outer peripheral
rubber material
ring
inner peripheral
peripheral ring
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JP1989028721U
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JPH02119523U (ja
Inventor
英生 塚田
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エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軸方向に互いに対向する2軸間に装着され
て、振動等を吸収するカップリングに関する。
〔従来の技術〕
従来から、例えば、トラクタのトランスミッションギ
アの、エンジンアイドル時に発生するガラ音を抑制する
ために使用されるカップリングとして、第2図に示すも
のが知られている。
すなわち、このカップリングは、軸方向に互いに対向
する2軸(図示せず)の対向端部のうちの一方に内周孔
(103)においてスプライン嵌合される第1のリング(1
01)と、他方に内周孔(104)においてスプライン嵌合
される第2のリング(102)とを有し、この第1のリン
グ(101)に形成された外径筒部(105)と、これと径方
向に対向する第2のリング(102)の内径筒部(106)と
の間に、スリーブ(108)(109)の対向周面間にゴム材
(110)を加硫接着した3層構造のブッシュ(107)を圧
入嵌合している。
しかしながら、上記カップリングには、以下の問題が
ある。
すなわち、問題の第1は、両リング(101)(102)を
弾性的に連結しているゴム材(110)が、内外のスリー
ブ(108)(109)の間に加硫接着された構造であるの
で、このゴム材(110)に対して大きな予圧縮を与える
ことができず、よってこのゴム材(110)が大変位に対
する耐久性に乏しいことである。また問題の第2は、ゴ
ム材(110)の径方向厚さをA、ゴム材(110)の内外周
端部の捩り方向の変位量をBとして、ゴム歪εは、ε=
B/Aをもって表わされるが、上記カップリングには、製
品のコンパクト化維持(大径化防止)の観点から、ゴム
材(110)の径方向厚さAを余り大きく設定することが
できない事情がある。したがって上記文字式における分
母の値が小さくならざるを得ないことから、ゴム歪εが
大きくなることが多く、この点からもゴム材(110)の
耐久性が問題になることである。
また、これらの問題に対処し得るものとして従来、実
開昭54−127047号公報に掲載されたカップリングが提案
されているが、このカップリングには以下の問題があ
る。
すなわち、1対のリングのそれぞれに、弾性材を嵌着
保持するフランジ部が一体に成形されているために、フ
ランジ部のリングに対する軸方向の固定位置を調整する
ことができない。したがってリングの軸に対する軸方向
の嵌合位置が定められている場合に、フランジ部同士の
間隔を調整することができず、よって弾性材の軸方向の
取付長さを調整することができず、よって弾性材を他の
ものと交換しない限り、弾性材の捩り(回転)方向のば
ね定数を調整することができない。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は以上の点に鑑み、ゴム材の耐久性を向上させ
るとともにゴム材のばね定数を調整することが可能なカ
ップリングを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案のカップリングは、
軸方向に互いに対向する2軸の対向端部のうちの一方に
嵌合される第1の内周リングと、他方に嵌合される第2
の内周リングと、前記両内周リングの外周側に配置され
た筒状のゴム材と、前記ゴム材の軸方向端部にそれぞれ
接着された第1および第2の外周リングと、を有し、前
記第1の外周リングを前記第1の内周リングの外周側に
嵌着するとともに前記第2の外周リングを前記第2の内
周リングの外周側に嵌着することにした。
〔作用〕
第2図に示した従来のカップリングにおいて、ゴム材
(110)に大きな予圧縮を与えることができなかった理
由は、ゴム材(110)とスリーブ(108)(109)とが径
方向に並べられているために、ゴム材(110)に予圧縮
を与えるには外周側のスリーブ(108)を縮径させたり
内周側のスリーブ(109)を拡径させたりしなければな
らず、これが作業として厄介であるとともにスリーブ
(108)(109)の縮径量または拡径量に材質上に限界が
あるからである。
これに対して本考案によれば、ゴム材と外周リングが
軸方向に並べられており、また外周リングがそれぞれ内
周リングに対して別体で後付けされるものであってこの
外周リングを内周リングの外周側の所望の位置に嵌着す
ることが可能であるために、製品のコンパクト化を維持
した上で、ゴム材に充分な大きさの予圧縮を与えること
ができる。また同じ理由から、ゴム歪についての上記文
字式の分母の値(当該カップリングのようにゴム材と外
周リングが軸方向に並べられている場合は、この値は、
ゴム材の軸方向長さである)を従来より大きくし、ゴム
歪を小さくすることができる。また外周リングを内周リ
ングに嵌着する際に外周リング同士の間隔を調整すれ
ば、ゴム材を他のものと変えなくても、ゴム材の実用荷
重範囲におけるばね定数を調整することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るカップリングを、第1図に示す一
実施例を参照しながら説明する。
この実施例のカップリングにおいて、符号(1)は、
軸方向に互いに対向する2軸(図示せず)の対向端部の
うちの一方に内周孔(3)においてスプライン嵌合され
る第1の内周リング、符号(2)は、前記2軸の対向端
部のうちの他方に内周孔(4)においてスプライン嵌合
される第2の内周リングである。この両内周リング
(1)(2)は、その対向端部に形成された凹凸係合部
(5)により周方向に対して適当な余裕をもって係合
し、両軸間の捩り方向への過大な変位を抑えるストッパ
機構をなしている。
符号(6)は、前記両内周リング(1)(2)の外周
に跨がって外装された筒状のゴム材で、その軸方向両端
部が、第1の内周リング(1)の外周面に突条(9)で
位置決めされて嵌着固定された第1の外周リング(7)
と、第2の内周リング(2)の外周面に突条(10)で位
置決めされて嵌着固定された第2の外周リング(8)
の、互いに対向する軸方向端面に加硫接着されている。
上記構成のカップリングは、筒状のゴム材(6)が軸
方向に対向する両外周リング(7)(8)の間で捩り方
向の荷重を受け、剪断方向に変形して両軸間の捩り振動
や変位を吸収するものであって、ゴム材(6)と外周リ
ング(7)(8)が軸方向に並べられており、また外周
リング(7)(8)を内周リング(1)(2)の外周側
の所望の位置に嵌着することが可能であるために、製品
のコンパクト化を維持した上で、ゴム材(6)に充分な
大きさの予圧縮を与えることができる。また同じ理由か
ら、ゴム歪についての上記文字式の分母の値を従来より
大きくし、ゴム歪を小さくすることができる。したがっ
て、これらのことからゴム材(6)の耐久性を向上させ
ることができる。また外周リング(7)(8)を内周リ
ング(1)(2)に嵌着する際に外周リング(7)
(8)同士の間隔を調整することにより、ゴム材(6)
を他のものと変えなくても、ゴム材(6)の実用荷重範
囲におけるばね定数を調整することができる。したがっ
て、ばね定数を必要に応じて調整可能な実用性の高い製
品を提供することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、以下の効果を奏する。
すなわち、ゴム材と外周リングが軸方向に並べられて
おり、また外周リングがそれぞれ内周リングに対して別
体で後付けされるものであってこの外周リングを内周リ
ングの外周側の所望の位置に嵌着することが可能である
ために、製品のコンパクト化を維持した上で、ゴム材に
充分な大きさの予圧縮を与えることができる。また同じ
理由から、ゴム歪についての上記文字式の分母の値を従
来より大きくし、ゴム歪を小さくすることができる。し
たがって、これらのことからゴム材の耐久性を向上させ
ることができる。また外周リングを内周リングに嵌着す
る際に外周リング同士の間隔を調整することにより、ゴ
ム材を他のものと変えなくても、ゴム材の実用荷重範囲
におけるばね定数を調整することができる。したがっ
て、ばね定数を必要に応じて調整可能な実用性の高い製
品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るカップリングの断面図、
第2図は従来例に係るカップリングの断面図である。 (1)(2)内周リング、(3)(4)内周孔、(5)
凹凸係合部、(6)ゴム材、(7)(8)外周リング、
(9)(10)突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に互いに対向する2軸の対向端部の
    うちの一方に嵌合される第1の内周リング(1)と、他
    方に嵌合される第2の内周リング(2)と、前記両内周
    リング(1)(2)の外周側に配置された筒状のゴム材
    (6)と、前記ゴム材(6)の軸方向端部にそれぞれ接
    着された第1および第2の外周リング(7)(8)と、
    を有し、前記第1の外周リング(7)を前記第1の内周
    リング(1)の外周側に嵌着するとともに前記第2の外
    周リング(8)を前記第2の内周リング(2)の外周側
    に嵌着したことを特徴とするカップリング。
JP1989028721U 1989-03-14 1989-03-14 カップリング Expired - Lifetime JPH083714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989028721U JPH083714Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 カップリング

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JP1989028721U JPH083714Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 カップリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02119523U JPH02119523U (ja) 1990-09-26
JPH083714Y2 true JPH083714Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=31252310

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989028721U Expired - Lifetime JPH083714Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 カップリング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54127047U (ja) * 1978-02-24 1979-09-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02119523U (ja) 1990-09-26

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