JP2003035177A - エンジン自動車の停止再始動装置 - Google Patents

エンジン自動車の停止再始動装置

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JP2003035177A
JP2003035177A JP2001225572A JP2001225572A JP2003035177A JP 2003035177 A JP2003035177 A JP 2003035177A JP 2001225572 A JP2001225572 A JP 2001225572A JP 2001225572 A JP2001225572 A JP 2001225572A JP 2003035177 A JP2003035177 A JP 2003035177A
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stop
restart
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Masaru Kamiya
勝 神谷
Akira Kato
章 加藤
Keisuke Tani
恵亮 谷
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Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0814Circuits or control means specially adapted for starting of engines comprising means for controlling automatic idle-start-stop
    • F02N11/0818Conditions for starting or stopping the engine or for deactivating the idle-start-stop mode
    • F02N11/0833Vehicle conditions
    • F02N11/0837Environmental conditions thereof, e.g. traffic, weather or road conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2200/00Parameters used for control of starting apparatus
    • F02N2200/12Parameters used for control of starting apparatus said parameters being related to the vehicle exterior
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】運転フィーリングの悪化を防止しつつエンジン
の自動停止再始動を実現することにより燃費向上効果を
図ること。 【解決手段】路面状態が滑り易いことを検出した場合に
(ステップs108)、エンジンの停止を禁止すること
により、その後のエンジン再始動における急速な車輪駆
動力増大に際しての車輪スリップによる運転フィーリン
グ悪化を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジン自動車にお
けるエンジンの停止再始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
交差点等で自動車が停車した場合、所定の停止条件下で
エンジンを自動停止させ、その後、所定の始動条件下で
エンジンを再始動させることにより、燃料を節約した
り、排気エミッションを向上させるエンジン自動停止始
動装置が知られている。
【0003】このような装置の例としては特開平9ー2
09790号公報が知られている。この装置は、ブレー
キが解除されたことを検出してエンジンを再始動する構
成を採用しているので、ブレーキの解除後エンジンが始
動して車両駆動力が急速に立ち上がる。このため、雪道
や凍結路での発進においては、車輪がスリップして運転
フィーリングを悪化させるばかりでなく、不測の事態が
生じる可能性が懸念される。同様の問題は、例えば特開
平8ー189395号公報のように減速走行時に所定条
件下でエンジンを停止する車両においても生じ得る。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、従来技術における前述の問題のごとき運転フィー
リングの悪化を防止しつつエンジンの自動停止再始動を
実現することにより燃費向上効果を図ることを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエンジン
自動車の停止再始動装置は、検出した車両状態に基づい
てエンジンの自動的な停止、再始動を指令するアイドル
ストップ制御手段を備えるエンジン自動車の停止再始動
装置において、前記車両近傍の路面状態に連動する信号
を検出する路面状態検出手段を有し、前記アイドルスト
ップ制御手段が、前記路面状態に基づいて前記エンジン
の自動的な停止又は再始動を制御することにより路面の
摩擦係数が小さい状況下における前記エンジンの再始動
を抑止することを特徴としている。
【0006】本発明者は、車両付近の路面が圧雪路や凍
結路、砂利道など、路面の摩擦係数が小さい場合にエン
ジンの自動再始動を行うと、エンジン再始動時の車両駆
動力の急速な立ち上がりにより車輪がスリップする可能
性があることに気がついた。
【0007】更に、本発明者は、路面状況に応じてエン
ジンの自動的な停止や再始動の指令発動を調整すれば路
面の摩擦係数が小さい状況下でエンジン再始動が生じる
ケースを低減できることを見出した。
【0008】これにより、路面がスリップしやすい場合
におけるエンジンの自動再始動を回避することができる
ので、多少の燃費向上効果の減少を招くものの運転フィ
ーリングの大幅な向上を実現できる請求項2記載の構成
は請求項1記載のエンジン自動車の停止再始動装置にお
いて更に、アイドルストップ制御手段が、前記路面状態
が前記エンジンの自動停止に適しない所定の第1状態で
ある場合に前記エンジンの自動停止を禁止することを特
徴としている。
【0009】すなわち、本構成によれば路面状況を検出
して路面の摩擦係数が小さい場合にはエンジンの自動停
止を禁止するので、路面がスリップしやすい場合におけ
るエンジンの自動再始動を回避することができ、その結
果として、多少の燃費向上効果の減少を招くものの運転
フィーリングの大幅な向上を実現できる請求項3記載の
エンジン自動車の停止再始動装置は請求項2記載のエン
ジン自動車の停止再始動装置において更に、前記アイド
ルストップ制御手段が、前記路面状態が前記第1状態で
あるためになされた前記エンジンの自動停止禁止後、前
記路面状態が前記エンジンの自動停止に適する所定の第
2状態と移行した場合に前記エンジンの自動停止を許可
することを特徴としている。
【0010】これにより、路面状況を検出して、エンジ
ンの自動停止を禁止した状態での走行中に、車両が乾燥
舗装路など路面の摩擦係数が確保された路面に達したら
速やかにエンジン自動停止を再開することができるの
で、運転フィーリングを維持しつつ燃費向上効果を回復
することができる。
【0011】請求項4記載の構成は請求項1記載のエン
ジン自動車の停止再始動装置において更に、前記アイド
ルストップ制御手段が、所定条件下での前記エンジンの
再始動に際して前記エンジンを急速に再始動するととも
に、前記路面状態が前記エンジンの急速再始動に適さな
い所定の第3状態である場合に前記エンジンの急速再始
動を禁止することを特徴としている。
【0012】従来のエンジン自動停止再始動装置におい
て、エンジン停止状態からの加速応答性を向上するため
にエンジンを急速始動するように制御する技術が知られ
ている。しかし、路面の摩擦係数が小さい状況ではエン
ジンを急速に始動しても車両を急激に加速することは困
難であり、エンジンを急速始動することのメリットはほ
とんどなく、しかも急速始動により車輪に駆動力が急激
に伝わることで、始動とともに車輪がスリップするおそ
れが生じてしまう。そこで、本構成では、路面状況を検
出することにより、路面の摩擦係数が小さい場合には、
エンジンの再始動時に車輪駆動力の急速な立ち上がりを
防止し、運転フィーリングと燃費効果を両立することが
できる。
【0013】請求項5記載の構成は請求項4記載のエン
ジン自動車の停止再始動装置において更に、前記アイド
ルストップ制御手段が、前記路面状態が前記第3状態で
あるためになされた前記エンジンの急速再始動禁止後、
前記路面状態が前記エンジンの急速再始動に適する所定
の第4状態となった場合に前記エンジンの急速再始動を
許可することを特徴としている。
【0014】これにより、路面状況を検出して、エンジ
ンの急速再始動を禁止した状態での走行中に、車両が乾
燥舗装路など路面の摩擦係数が確保された路面に達した
ら速やかにエンジンの急速再始動を許可するので、運転
フィーリングの低下を抑止しつつ燃費向上効果を確保す
ることができる。
【0015】請求項6記載のエンジン自動車の停止再始
動装置は、検出した車両状態に基づいてエンジンの自動
的な停止、再始動を指令するアイドルストップ制御手段
を備えるエンジン自動車の停止再始動装置において、前
記車両近傍の路面状態に連動する信号を検出する路面状
態検出手段と、前記路面状態に応じて車輪駆動力の低減
制御を行う車輪駆動力低減制御手段とを有し、前記アイ
ドルストップ制御手段が、前記路面状態が前記エンジン
再始動に際して前記車輪駆動力の低減制御の実施が望ま
しい所定の状態である場合に、前記エンジンの再始動に
際して前記車輪駆動力低減制御手段に前記車輪駆動力低
減制御の発動を指令することを特徴としている。
【0016】すなわち、本構成によれば、たとえば摩擦
係数が小さい路面状況でのエンジン再始動に際して車輪
駆動力低減制御を発動するので、エンジン再始動時の急
激なトルク増大による車輪のスリップを抑止しつつエン
ジンを再始動することができ、その結果としてアイドル
ストップ運転による燃料向上を図りつつ運転フィーリン
グの低下を防止することができる。
【0017】請求項7記載の構成によれば請求項2及び
6記載のエンジン自動車の停止再始動装置において更
に、前記アイドルストップ制御手段が、前記路面状態が
前記第1状態であるためになされた前記エンジンの自動
停止禁止後、前記路面状態が前記エンジンの自動停止に
適する所定の第2状態と移行した場合に前記車輪駆動力
低減制御手段に前記車輪駆動力低減制御の中止を指令す
ることを特徴としている。
【0018】これにより、路面状況を検出して、路面が
滑りやすいためにエンジンの自動再始動に際しては車輪
駆動力低減制御を随伴するように指令した走行中に、車
両が乾燥舗装路など路面の摩擦係数が確保された路面に
達したら、エンジンの自動再始動における車輪駆動力低
減制御を速やかに解除するので、燃費向上効果を確保し
つつ運転フィーリングの低下を防止することができる。
【0019】請求項8記載の構成によれば請求項1〜7
記載のエンジン自動車の停止再始動装置において更に、
前記路面状態検出手段は、外気温を検出する外気温検出
手段を含むことを特徴としている。
【0020】すなわち、たとえば外気温が低いとき(例
えば3℃以下)の時には、路面の凍結のため路面の摩擦
係数が小さい可能性があることを予測し得るために、路
面状態検出手段を簡素に構成することができる。
【0021】請求項9記載の構成は請求項1〜8記載の
エンジン自動車の停止再始動装置において更に、前記路
面状態検出手段が、車輪のスリップを検出する車輪スリ
ップ検出手段を含むことを特徴としている。
【0022】本構成によれば、確実に路面のスリップ性
の大小を検出することができる。本構成は特にABS装
置付き車両に適用することが好ましい。ABS装置付き
車両では車輪スリップ検出手段が装着されているため、
それを路面状態検出手段に流用することができ、装置構
成を簡素化することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施態様を図面を
参照して以下に具体的に説明する。
【0024】(実施形態1)実施形態1のエンジン自動
車の停止再始動装置の構成を図1を参照して説明する。
【0025】(装置構成)実施例1のエンジン自動停止
再始動装置のブロック図を図1に示す。
【0026】1は、図示しないエンジンを自動停止又は
再始動させるための指令を送信するエンジン自動停止再
始動用の電子的制御装置であって、以下、アイドルスト
ップコントローラとも称する。
【0027】2は、外気温を検出する外気温センサ(本
発明で言う路面状態検出手段)により構成され、3は、
車両の走行速度を検出する車速センサである。
【0028】アイドルストップコントローラ(以下、単
にコントローラともいう)1は、通常のマイコン式制御
装置と同様にマイクロプロセッサ、それに接続されたR
OM及びRAM等のメモリ類と、クロック装置と、入出
力ポート等とから構成されている。コントローラ1は、
上記センサ2、3や図示省略した他のセンサからコント
ローラ1へ入力される信号とROMに設定されたマップ
等とに基づいてエンジン自動停止及び再始動のための演
算を行い、演算結果によりエンジンの自動停止や自動再
始動に関する信号を所定順序でエンジン制御コントロー
ラ4に出力し、エンジン制御コントローラ4は、エンジ
ン5の必要な各部にその停止又は再始動のための信号を
出力する。これらエンジン停止のためにあるいはエンジ
ン再始動のためにエンジン各部に出力する上記信号につ
いてはもはや周知であるので詳述を省略する。
【0029】エンジン5は、車両走行動力発生用の内燃
機関及びその停止、始動のための諸装置(スタータ装置
など)を総称したものを言う。
【0030】なお、この実施例では、エンジン停止再始
動用のコントローラ1は、エンジン制御コントローラ4
を通じて上記エンジン停止処理又はエンジン始動処理を
行うが、もちろん、コントローラ1が、エンジン制御装
置を経由することなくエンジンの必要な各部を直接制御
してエンジン停止処理やエンジン始動処理を実行しても
良く、あるいは、コントローラ1とエンジン制御コント
ローラ4とを合体させてもよい。
【0031】6は、油圧ブレーキ装置7を断続駆動して
制御して車輪駆動力低減制御を行うブレーキコントロー
ラである。なお、この明細書でいう車輪駆動力低減制御
とは、図1に示すブレーキコントローラ6によりなされ
る車両制動力であり、車輪のスリップを防止しつつ制動
力を確保する制御を言うが、この種のブレーキ制御自体
は公知でありかつ本発明の要旨でもないので詳述を略す
る。
【0032】(エンジン自動停止及び再始動の制御)次
に、コントローラ1によりエンジン制御コントローラ4
を通じてなされるアイドルストップ制御すなわち「減速
中又は停車中の状態(走行モード2ともいう)における
エンジンの自動停止制御、並びに、その後の走行状態
(走行モード1ともいう)におけるエンジンの再始動制
御」を図2、図3に示すフローチャートを参照して以下
に説明する。
【0033】まず、車速センサ3から車速(車両走行状
態)を検出し(S100)、次にアイドルストップ中
(エンジン自動停止中)かどうかを内部メモリーから判
別し(S102)、アイドルストップ中であればステッ
プS112へ進み、アイドルストップ中でなければステ
ップS104にてアイドルストップ可能かどうかを調べ
る。
【0034】なお、この実施例では、ステップS104
では次の条件が成立する場合にアイドルストップ(エン
ジン自動停止)可能と判断するものとする。すなわち、
検出した車速が減速中でかつ所定値以下の低速状態であ
り、ブレーキペダルを踏み込んだ状態でかつ図示しない
他のセンサから検出した車両状態がエンジン停止を許容
する場合において、アイドルストップ可能と判断する。
【0035】ステップS104にて、アイドルストップ
可能でなければステップS100にリターンし、アイド
ルストップ可能であれば、外気温センサ2の出力信号に
基づいて路面情報を読み込みむ(S106)。
【0036】なお、この実施例では、アイドルストップ
コントローラ1は、外気温センサ2の出力信号が示す外
気温がx℃(例えば3℃)以下である場合に車両付近の
路面が凍結などのために低μ路面である可能性があると
判断して、エンジン再始動適路フラグFxとしてエンジ
ン再始動不適路面状態を示すレベル1を立てる。更に、
エンジン再始動適路フラグFxが1の場合には、y℃
(例えば6℃)以上に外気温が回復した場合に車両付近
の路面にもはや凍結状態はなくなって通常路面が回復し
たと判定して、エンジン再始動適路フラグFxをレベル
0にリセットするものとする。
【0037】次に、エンジン再始動適路フラグFxが0
かどうかを判定し(S108)、NOであればエンジン
ステップS100にリターンし、YESであればエンジ
ン制御コントローラ4にエンジン停止を指令し(S11
0)、エンジン制御コントローラ4はエンジン5を停止
する。
【0038】ステップS102にてアイドルストップ中
であれば、エンジン再始動可能かどうかを調べる(S1
12)。
【0039】なお、この実施例では、ステップS112
では次の条件が成立する場合にエンジン再始動可能と判
断するものとする。すなわち、ブレーキペダルが緩めら
れた状態で、かつ、図示しない他のセンサから検出した
車両状態がエンジン再始動を許容する場合において、エ
ンジン再始動可能と判断する。
【0040】ステップS112にて、エンジン再始動可
能でなければステップS100にリターンし、エンジン
再始動可能であれば、図示しないセンサから得た車両状
態や車両走行状態を判断してエンジン再始動をできるだ
け素早く実施するべきかどうかを判断し(S114)、
急速再始動すべきであればステップS116へ、急速再
始動すべきでなければステップS118へ進む。
【0041】なお、このような素早いエンジン再始動の
要求は、たとえばアイドルストップ状態で交差点信号が
青色に変化し、ドライバーがアクセルペダルを急激に踏
み込んだ場合などに出力される。ただし、この種の急速
再始動の更に詳細かつ具体的な条件についてはもはや公
知であるとともに本発明の要旨でもないので、詳述を略
するものとする。
【0042】ステップS116では、エンジンの急速再
始動が可能かどうかを調べる。
【0043】なお、この実施例では、ステップS116
にて次の条件が成立する場合にエンジン急速再始動可能
と判断するものとする。すなわち、アイドルストップコ
ントローラ1は、外気温センサ2の出力信号が示す外気
温がx℃(例えば3℃)以下である場合に車両付近の路
面が凍結などのために低μ路面である可能性があると判
断して、急速再始動許可フラグF1を0とし(S11
8)、急速再始動許可フラグF1が0の場合には、y℃
(例えば6℃)以上に外気温が回復した場合に車両付近
の路面にもはや凍結状態はなくなって通常路面が回復し
たと判定して、急速再始動許可フラグF1を1にセット
する(S120)。
【0044】次に、エンジン再始動時における車輪駆動
力低減制御が必要かどうかを調べ(S122)、不要で
あればステップS124に、必要であればステップS1
26に進む。
【0045】なお、この実施例では、ステップS22に
て次の条件が成立する場合に車輪駆動力低減制御必要と
判断するものとする。すなわち、アイドルストップコン
トローラ1は、外気温センサ2の出力信号が示す外気温
がx℃(例えば2℃)以下である場合に車両付近の路面
が凍結などのために低μ路面である可能性が強いと判断
して、車輪駆動力低減制御必要フラグF2を1にセット
して(S126)、ステップS128へ進み、F2が1
の場合にはy℃(例えば4℃)以上に外気温が回復した
場合に車両付近の路面にもはや凍結状態はほとんどなく
なって通常路面が回復したと判定して、車輪駆動力低減
制御必要フラグF2を0にリセットして(S124)、
ステップS128へ進む。
【0046】ステップS128では、前述のフラグF
1、F2の状態によりA〜Dの4つのエンジン再始動モ
ードを実行する。
【0047】再始動モードAは急速再始動をせず、車輪
駆動力低減制御もしないモード、再始動モードBは急速
再始動を行うが車輪駆動力低減制御は行わないモード、
再始動モードCは急速再始動は行わないが車輪駆動力低
減制御は行うモード、再始動モードDは急速再始動も車
輪駆動力低減制御も行うモードある。再始動モードAは
フラグF1=F2=0で選択され、再始動モードBはフ
ラグF1=1、F2=0で選択され、再始動モードCは
フラグF1=0、F2=1で選択され、再始動モードD
はフラグF1=F2=1で選択される。
【0048】その後、再度、ステップS100にリター
ンする。
【0049】(タイミングチャートによる説明)上記ア
イドルストップ制御について図4に示すタイミングチャ
ートを参照して更に説明する。
【0050】図4において、外気温がx℃以上あり、路
面が通常路面であると判断できる通常状態Aにては、図
1に示す車速パターンで走行する場合、期間T1すなわ
ち車両減速中にて所定の停止条件が成立すればエンジン
を停止し、更に停車中にもエンジン停止を維持する。
【0051】ところが、車両が山道を登るなどして高度
が上昇した場合など、外気温が低下してx℃を下回れば
路面が凍結などのために低μ路面である可能性が生じる
低μ路面状態Bにては、車両の減速中に所定の条件が成
立した期間T2、T3、T4においてエンジンの自動停
止は行わなず、更に、停車中もエンジンの自動停止は行
わない。
【0052】こうすることで、再発進時のエンジン始動
による車輪駆動力の急激な変動を防止できるので、運転
フィーリングを向上することができる。
【0053】さらに、車両が山道を下るなどして高度が
降下した場合など、外気温が上昇してy℃を上回れば路
面の凍結がなく通常路面に復帰したと判断できる通常状
態Cにおける期間T5では、通常状態Aにおける期間T
1と同じく、車両減速中にて所定の停止条件が成立すれ
ばエンジンを停止し、更に停車中にもエンジン停止を維
持する。
【0054】こうすることで、燃費効果を低下させるア
イドル時間を凍結路などを走行中の最小限に抑えること
ができ、運転フィーリングを維持しつつ、燃費も向上す
ることができる。
【0055】なお、xとyは同じにしても良いが、x<
yとすることで、より確実に路面状況を判断できる。
【0056】
【実施例2】他の実施例を以下に説明する。
【0057】この実施例における装置構成及び制御動作
は図1〜図3と本質的に同じであるが、ステップS10
8におけるエンジン自動停止の可否の判定動作、並び
に、ステップS122における車輪駆動力低減制御の要
否の判定動作だけが実施例1と異なっている。
【0058】まず、期間T1’、T2’、T3’では車
輪スリップ信号が生じていないので、ステップS108
にて路面はスリップしにくいと判定して低速減速の検出
後、エンジン停止を行い、停車中もエンジン停止を持続
する。
【0059】エンジン停止処理中に車輪スリップ信号S
1を検出すると、その後のエンジン再始動に際してステ
ップS122にて車輪駆動力低減制御が必要と判断して
車輪駆動力低減制御を指令し(ステップS12)、車輪
駆動力低減制御を行う(図5のVX)。
【0060】また、走行中に車輪スリップ信号S2を検
出すると、その後の所定期間の間に減速低速状況が生じ
て通常ではエンジン停止を行う期間T4’でもステップ
S108にてエンジン再始動時にスリップしやすいと判
断してエンジン停止を禁止する。
【0061】ただし、走行中に車輪スリップ信号S2を
検出しても、外気温度がy(℃)以上であれば、凍結は
考えられないと判断し、その後の所定期間の間に減速低
速状況が生じたら、エンジン停止を行う(期間T
5’)。
【0062】なお、路面状態検出手段としての外気温と
車輪スリップ信号とはそれぞれ単独で使用してもよく、
種々の組み合わせで使用しても良く、更にはその他の路
面状態検出手段とともに使用しても良いことはもちろん
である。
【0063】(変形態様)なお、上記実施例では、車輪
駆動力低減制御としてブレーキ装置による車輪制動力に
よる走行トルクの低減を用いたが、エンジン始動時の燃
料噴射制御、点火時期制御、空気量制御や、エンジン始
動に用いるスタ−タの動力制御、オルタネータの大発電
実施などをも可能であり、これらを組み合わせても良
い。さらに、ナビゲーションシステムを利用して、所定
区域から路面状態を検出してもよいし、路車間通信や車
車間通信を利用して路面状態を検出してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置構成を示すブロック図である。
【図2】実施例1の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】実施例1の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】実施例1の制御動作を示すタイミングチャート
である。
【図5】実施例2の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 アイドルストップコントローラ(アイドルストップ
制御手段) 2 外気温センサ(路面状態検出手段) 3 エンジン回転数センサ 4 ブレーキペダル踏量センサ(制動操作状態検出手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 41/20 B60K 41/20 B60T 8/58 B60T 8/58 D F02D 17/00 F02D 17/00 Q 45/00 314 45/00 314M 314P F02N 11/08 F02N 11/08 K 15/00 15/00 E (72)発明者 谷 恵亮 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3D041 AA00 AA21 AA49 AC28 AD02 AD47 AD48 AD51 AE43 AF00 3D046 BB23 BB29 CC02 GG02 HH15 HH22 HH46 JJ06 3G084 BA00 CA01 CA06 DA00 DA02 DA17 EA11 EB00 EB08 FA02 FA04 FA05 FA33 3G092 AC03 CA01 FA30 GA10 GA13 HF21Z HF26Z HF28Z HG01Z HG07Z 3G093 BA01 BA19 BA21 BA22 CA02 CB07 DA01 DB05 DB09 DB17 DB18 EB04 FA10 FA11 FB05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出した車両状態に基づいてエンジンの自
    動的な停止、再始動を指令するアイドルストップ制御手
    段を備えるエンジン自動車の停止再始動装置において、 前記車両近傍の路面状態に連動する信号を検出する路面
    状態検出手段を有し、前記アイドルストップ制御手段
    は、前記路面状態に基づいて前記エンジンの自動的な停
    止又は再始動を制御することにより路面の摩擦係数が小
    さい状況下における前記エンジンの再始動を抑止するこ
    とを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエンジン自動車の停止再始
    動装置において、 前記アイドルストップ制御手段は、 前記路面状態が前記エンジンの自動停止に適しない所定
    の第1状態である場合に前記エンジンの自動停止を禁止
    することを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のエンジン自動車の停止再始
    動装置において、 前記アイドルストップ制御手段は、 前記路面状態が前記第1状態であるためになされた前記
    エンジンの自動停止禁止後、前記路面状態が前記エンジ
    ンの自動停止に適する所定の第2状態と移行した場合に
    前記エンジンの自動停止を許可することを特徴とするエ
    ンジン自動車の停止再始動装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のエンジン自動車の停止再始
    動装置において、 前記アイドルストップ制御手段は、 所定条件下での前記エンジンの再始動に際して前記エン
    ジンを急速に再始動するとともに、前記路面状態が前記
    エンジンの急速再始動に適さない所定の第3状態である
    場合に前記エンジンの急速再始動を禁止することを特徴
    とするエンジン自動車の停止再始動装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のエンジン自動車の停止再始
    動装置において、 前記アイドルストップ制御手段は、 前記路面状態が前記第3状態であるためになされた前記
    エンジンの急速再始動禁止後、前記路面状態が前記エン
    ジンの急速再始動に適する所定の第4状態となった場合
    に前記エンジンの急速再始動を許可することを特徴とす
    るエンジン自動車の停止再始動装置。
  6. 【請求項6】検出した車両状態に基づいてエンジンの自
    動的な停止、再始動を指令するアイドルストップ制御手
    段を備えるエンジン自動車の停止再始動装置において、 前記車両近傍の路面状態に連動する信号を検出する路面
    状態検出手段と、前記路面状態に応じて車輪駆動力の低
    減制御を行う車輪駆動力低減制御手段とを有し、 前記アイドルストップ制御手段は、 前記路面状態が前記エンジン再始動に際して前記車輪駆
    動力の低減制御の実施が望ましい所定の状態である場合
    に、前記エンジンの再始動に際して前記車輪駆動力低減
    制御手段に前記車輪駆動力低減制御の発動を指令するこ
    とを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装置。
  7. 【請求項7】請求項2及び6記載のエンジン自動車の停
    止再始動装置において、 前記アイドルストップ制御手段は、前記路面状態が前記
    第1状態であるためになされた前記エンジンの自動停止
    禁止後、前記路面状態が前記エンジンの自動停止に適す
    る所定の第2状態と移行した場合に前記車輪駆動力低減
    制御手段に前記車輪駆動力低減制御の中止を指令するこ
    とを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか記載のエンジン
    自動車の停止再始動装置において、 前記路面状態検出手段は、外気温を検出する外気温検出
    手段を含むことを特徴とするエンジン自動車の停止再始
    動装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか記載のエンジン自
    動車の停止再始動装置において、 前記路面状態検出手段は、車輪のスリップを検出する車
    輪スリップ検出手段を含むことを特徴とするエンジン自
    動車の停止再始動装置。
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