JP4374805B2 - エンジン自動車の停止再始動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジン自動車におけるエンジンの停止再始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、交差点等で自動車が停車した場合、所定の停止条件下でエンジンを自動停止させ、その後、所定の始動条件下でエンジンを再始動させることにより、燃料を節約したり、排気エミッションを向上させるエンジン自動停止再始動装置が知られている。
【0003】
この技術に関して、特開2000ー8905号公報は、ドライバのブレーキ踏み込み量をエンジンの自動停止再始動の条件に加え、車両が移動しないだけのブレーキ踏み込み量を検出したときにエンジンを自動停止するとともに、前記ブレーキ踏み込み量により得られる制動力が車両が移動しないだけの制動力値より小さくなるとエンジンを自動再始動することで、運転フィーリングを向上している。
【0004】
このような従来技術よりも更に燃料の消費量を低減させるために、特願2001ー18954号公報に記載されているエンジンの自動停止再始動装置は、エンジンの回転中の燃料カット制御を特開昭58ー166165号公報などに示されるものよりも低回転まで継続し、更にブレーキ踏み込み量が第1の所定値以上であるときにエンジンを自動的に停止させ、エンジン停止状態においてブレーキ踏み込み量が第2の所定値よりも小さくなったときにエンジンを自動的に再始動することを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ドライバの停車中のブレーキ操作を考えてみると、停車中には車両の傾斜(トルクコンバータ付き車両の場合には更に加えてクリープ力)により車両が動き出すのを、ブレーキ踏み込み量により得られる制動力で防止している。
【0006】
これに対して、ドライバの減速中のブレーキ操作を考えてみると、急減速する場合にブレーキを深く踏み込むが、緩やかに減速する場合にはブレーキを浅く踏み込むだけである。すなわちブレーキ踏み量(ブレーキストロークというものとする)と減速状態とは相関関係を有している。
【0007】
したがって、上記従来の技術においては、エンジンを停止する条件となるブレーキ踏み込み量を、上記のように停車中に車両が移動しないだけの制動力を確保できるブレーキ踏み込み量などと決定すると、急減速のためにブレーキを深く踏み込んだ場合は減速中でもエンジンを自動停止させることができるが、緩やかに減速するためにブレーキを浅く踏み込んだ場合には減速中にもかかわらずエンジンを自動停止することができず(図10参照)、燃費向上効果が低下するという問題があることがわかった。
【0008】
また、緩減速時でもエンジンが確実に自動停止するように浅いブレーキ踏み込み量を閾値に設定すると、減速中には確実にエンジンを停止できるものの、停車中にブレーキ踏み込み量が不足して車両が動き出す可能性が考えられる。
【0009】
本発明は、従来技術における前述の問題に鑑みなされたものであり、運転フィーリングの悪化を防止しつつ燃費向上効果を一層向上するエンジン自動車の停止再始動装置を提供することを、その目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のエンジン自動車の停止再始動装置は、制動力発生のための操作を行う制動力操作部材の操作状態を検出する制動操作状態検出手段と、検出された前記操作状態に基づいてエンジンを自動的に停止、再始動する停止再始動手段とを備えるエンジン自動車の停止再始動装置において、車両走行状態を検出する車両走行状態検出手段を備え、前記停止再始動手段は、それぞれ検出した前記制動力操作部材の操作状態と前記車両走行状態との両方に基づいて前記エンジンの停止又は再始動を許可すると共に、前記制動力操作部材の操作状態が所定の状態になった場合に前記エンジン自動車の停止又は再始動を許可し、検出した前記車両走行状態により前記所定の状態を変更することを特徴としている。
【0011】
ここでいう制動力操作部材とは、たとえばブレーキペダルの状態やブレーキの油圧など制動操作状態を示す電気的に検出可能な物理データを含み、ここでいう車両走行状態とはたとえば車速など車両の走行状態を示す電気的に検出可能な物理データを意味する。車両走行状態は、停車時、減速時などの他、渋滞などの交通状況、夜間、雨天などの走行環境に関する物理データを含むことができる。
【0012】
すなわち、本構成では、エンジン自動車におけるエンジンの停止、再始動の決定を、従来行われていた制動力操作部材の操作状態だけでなく、車速など車両走行状態に基づいて行う。
【0013】
このようにすれば、車両走行状態による制動力操作部材の状態変化をキャンセルすることにより、燃費向上及びエミッション低減のためのエンジンの停止再始動を、運転フィーリングを確保しつつ安定に実現することができる。
【0015】
更に、上記請求項1の構成によれば、制動力操作部材の操作状態を表す検出信号が上記所定の状態を表すしきい値になった場合にエンジンの停止又は再始動を行う従来の停止再始動制御において、車両走行状態を表す検出信号により上記しきい値を変更するだけであるので、従来の制御装置構成を大きく変更することなく、走行状態変化に対応したきめ細かな停止、再始動制御が可能となる。
【0016】
なお、上記しきい値を一定としておき、上記検出信号を上記車両走行状態を表す信号により変調(たとえば積算や加算)することにより同様の効果を得ることは、上記しきい値変更の場合と技術的に同義であるので、本請求項記載の構成に含まれるものとする。
【0017】
請求項2記載の構成は請求項1記載のエンジン自動車の停止再始動装置において更に、前記車両走行状態として車両の走行速度を採用し、前記停止再始動手段は、前記走行速度が第1走行速度S1以上となった場合を第1車両走行状態に、前記走行速度が前記第1走行速度未満の第2走行速度S2未満になった場合を第2車両走行状態と設定し、前記第1車両走行状態と前記第2車両走行状態とで前記所定の状態を切り換えることを特徴としている。
【0018】
このようにすれば、前述した走行中に緩やかに減速するためにブレーキを浅く踏み込んだ場合でもエンジンを自動停止することができるとともに、停車中におけるブレーキ踏み込み量が不足してエンジン始動して車両が動き出すという可能性を防止することができる。
【0019】
請求項3記載の構成は請求項2記載のエンジン自動車の停止再始動装置において更に、前記停止再始動手段は、前記走行速度が所定の第1走行速度値S1以上となってから前記第1走行速度未満の第2走行速度S2未満に達するまでを第1車両走行状態と設定し、前記走行速度が前記第1車両走行状態から前記第2走行速度S2未満になった後、前記第1走行速度S1に達するまでを第2車両走行状態と設定し、前記第1車両走行状態と前記第2車両走行状態とで前記所定の状態を切り換えることを特徴としている。
【0020】
本構成によれば、第1、第2車両走行状態における切り替えをヒステリシスを持たせて行うので、この切り替えが過敏に実行されることがなく、運転フィーリングを改善することができる。
【0021】
請求項4記載の構成は請求項2又は3記載のエンジン自動車の停止再始動装置において更に、前記制動力操作部材の前記操作状態として前記制動力操作部材の操作力又は操作量に正の相関を有する物理量(制動量という)を採用し、前記停止再始動手段は、前記第1車両走行状態で、前記エンジン回転数が所定値N0未満で、前記制動量が第1所定値x以上である場合に前記エンジンの停止を許可し、前記第1車両走行状態で、前記エンジン回転数が所定値N2(<N0)未満で、前記制動量が第1所定値y以下である場合に前記エンジンの始動を許可し、前記第2車両走行状態で、前記エンジン回転数が所定値N0未満で、前記制動量が第1所定値x’以上である場合に前記エンジンの停止を許可し、前記第2車両走行状態で、前記エンジン回転数が所定値N2(<N0)未満で、前記制動量が第1所定値y’以下である場合に前記エンジンの始動を許可し、x’>x、かつy’>yに設定することを特徴としている。
【0022】
すなわち、本構成によれば、第2車両走行状態(たとえば停車中)のエンジン始動又はエンジン停止のためのブレーキストロークしきい値x’、y'を、走行中のそれらx、yよりも大きく設定している。
【0023】
これにより走行中における小さい制動力値でエンジン自動停止と、停車中での車両拘束状態の十分な確保とを実現することができる。
【0024】
請求項5記載の構成は請求項2又は3記載のエンジン自動車の停止再始動装置において更に、前記制動力操作部材の前記操作状態として前記制動力操作部材の操作力又は操作量に正の相関を有する物理量(制動量という)を採用し、前記停止再始動手段は、(ステップa):前記制動量が前記第1車両走行状態にて第1所定値x以上となることにより、前記エンジンの自動停止を許可し、(ステップb):その後、前記第2車両走行状態に遷移し、(ステップc):その後、前記制動力が所定の第2所定値x'以上となった後、前記制動力が前記第2所定値未満の第3所定値y’よりも小さくなった場合に前記エンジンの再始動を許可し、(ステップe):ステップbの後、前記制動力が前記第2所定値x'以上とならない場合、前記エンジンの自動停止中の所定期間における前記制動力の最大値xoよりも所定値zだけ小さい第4の所定値yo以下に前記制動力がなることにより、前記エンジンの再始動を許可することを特徴としている。
【0025】
上記した請求項2の構成では、比較的小さな制動力で緩やかに減速した場合を考えると、減速中にはエンジンを停止するものの、停車後にエンジンを再始動してしまう可能性が生じる。このときドライバはさらにブレーキを踏み込んで制動力を確保しエンジンは自動停止することになるが、これではドライバの操作を煩雑にするばかりが、燃費効果も低下してしまう。
【0026】
そこで、本構成では、第1の走行状態(走行中)において、第1の所定値以上の制動力を検出してエンジンが自動停止した状態で減速し、第2の走行状態(停車中)に移行した場合には次の再始動制御を行う。
【0027】
1.エンジン停止状態を継続し、停車中に第2の所定値(停車中に車両を移動することのない制動力値とする)以上の制動力を検出した場合には、第3の所定値(車両が移動しない制動力値とする)よりも小さな制動力を検出した場合にエンジンを自動再始動する。
【0028】
2.停車中に第2の所定値以上の制動力を検出しない場合には、エンジンの停止中の制動力の最大値を記憶しておき、この最大値から所定値だけ小さな第4の所定値よりも小さい制動力を検出した場合にエンジンを自動再始動する。
【0029】
こうすることで、ドライバのフィーリングにあったエンジン停止再始動が可能となり、運転フィーリングを確保しつつ、無駄なエンジン始動を防止できる。
【0030】
請求項6記載の構成は請求項2又は3記載のエンジン自動車の停止再始動装置において更に、前記停止再始動手段が、前記第2走行速度S2を所定の登坂条件にて車両の後退が生じない速度に設定し、かつ、前記第2車両走行状態における前記制動力操作部材の操作状態に基づく前記エンジンの自動再始動時に所定の制動力を確保することを特徴としている。
【0031】
請求項1において、走行状態の分類を走行中と停車中に分類したが、停車を判断する第2の所定速度をゼロに設定すると、登り坂をエンジン停止状態で走行中に、速度ゼロに限りなく近い速度から再加速する場合に、エンジン始動するためのタイムラグのために速度が一旦ゼロになりさらに車両が後退する可能性が生じる。
【0032】
そこで、登り坂をエンジン停止状態で走行中に再加速する場合に、エンジン始動のタイムラグにより車両の駆動力が不足している状態においても、車両が後退することのない慣性エネルギーを持つ速度を第2の所定速度として設定するとともに、第2の走行状態からの再加速時には少なくともエンジンのクランキング中に制動力を保持することで、車両の後退を防止する。
【0033】
こうすることで、ドライバに不安を与えることを防止し、良好な運転フィーリングを確保することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明のエンジン自動停止再始動装置の好適な実施態様を以下の実施例を参照して具体的に説明する。
【0035】
【実施例1】
(装置構成)
実施例1のエンジン自動停止再始動装置のブロック図を図1に示す。
【0036】
1は、図示しないエンジンを自動停止又は再始動させるための指令を送信するエンジン自動停止再始動用の電子的制御装置すなわちECUであって、以下、コントローラとも称する。
【0037】
2は、車両の走行速度を検出する車速センサ(本発明で言う車両走行状態検出手段)、3は、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ、4は、ブレーキペダルのストロークを検出するブレーキペダル踏量センサ(本発明で言う制動操作状態検出手段)である。
【0038】
コントローラ1は、通常のマイコン式制御装置と同様にマイクロプロセッサ、それに接続されたROM及びRAM等のメモリ類と、クロック装置と、入出力ポート等とから構成されている。コントローラ1は、上記センサ2〜4や図示省略した他のセンサからコントローラ1へ入力される信号とROMに設定されたマップ等とに基づいてエンジン自動停止及び再始動のための演算を行い、演算結果によりエンジンの自動停止や自動再始動に関する信号を所定順序でエンジンの各部に出力する。エンジン停止のためにあるいはエンジン再始動のためにエンジン各部に出力する上記信号についてはもはや周知であるので、詳述を省略し、エンジン停止処理又はエンジン停止信号出力、並びに、エンジン始動処理又はエンジン始動信号出力と総称するものとする。なお、ここでいうエンジンとは車両走行動力発生用の内燃機関及びその停止、始動のための諸装置を総称したものを言い、周知であるマイコン装置内蔵のエンジン制御装置(E/GーECU)を含む。この実施例では、エンジン停止再始動用のコントローラ1は、上記エンジン制御装置を通じて上記エンジン停止処理又はエンジン始動処理を行うか、又は、上記エンジン制御装置にエンジン停止信号出力又はエンジン始動信号出力を送信することにより上記エンジン停止処理又はエンジン始動処理を代行させるものとするが、もちろん、コントローラ1が、エンジン制御装置を経由することなくエンジンの必要な各部を直接制御してエンジン停止処理やエンジン始動処理を実行しても良く、あるいは、コントローラ1とエンジン制御装置とを合体させてもよい。たとえば、始動用モーターは、本発明で言うエンジンに含まれる典型的なその各部の一つである。
【0039】
(エンジン自動停止及び再始動の制御)
次に、コントローラ1によりなされるエンジン自動停止及び再始動のための制御動作を図2、図3に示すフローチャートを参照して以下に説明する。図2は、走行状態と停車状態とでエンジン停止又は始動の判定のための制動操作条件である判定しきい値X、Yを切り換えるルーチンを示し、図3は、上記判定しきい値X、Yを用いてエンジン停止又はエンジン始動を行うルーチンを示す。上記Xはエンジン停止判定しきい値であり、上記Yはエンジン始動判定しきい値であり、この実施例ではブレーキストロークの所定値である。
【0040】
まず、車速センサ2から車速(車両走行状態)を検出し(S100)、車速が第一しきい値S1以上かどうかを調べ(S102)、車速がS1以上であれば走行状態を示すモードフラグを走行(第1車両走行状態に相当)に設定して(S104)、ステップS112に進む。ステップS102にて、車速が第一しきい値S1未満であれば、更に車速が第二しきい値S2以下かどうかを調べ(S106)、以下であれば走行状態を示すモードフラグを停車(第2車両走行状態に相当)に設定して(S108)、ステップS112に進む。S106にて、車速が第二しきい値S2を超えていれば、停車モードかどうかを調べ(S110)、NOならステップS104に進み、YESならステップS112に進む。
【0041】
すなわち、上記車両走行状態判定ルーチンでは車速がS2以下の値となれば次にそれがS1以上の値となるまでは停車モードとし、車速がS1以上の値なればS2以下の値となるまでは走行モードに設定し、いわゆる走行モードと停車モードとの切り替えをヒステリシスをもたせる。
【0042】
次に、S112において走行モードかどうかを判定し、真(論理値1)であれば判定しきい値Xをxに、判定しきい値Yをyに設定し(S114)、偽(論理値0)であれば判定しきい値Xをx’に、判定しきい値Yをy’に設定し(S116)、ステップS118に進む。
【0043】
すなわち、走行モードと停車モードとで、エンジン停止判定のためのブレーキストロークしきい値である判定しきい値Xの値、並びに、エンジン始動判定のためのブレーキストロークしきい値である判定しきい値Yの値を切り換える。これら判定しきい値の使用形態については後述する。
【0044】
次のステップS118では、エンジン回転数とブレーキペダルの踏み量(以下、ブレーキストロークともいう)を、エンジン回転数センサ3及びブレーキペダル踏量センサ4から読み込み、エンジン回転数が所定の第一しきい値N1より大きいかどうかを判定し(S120)、大きければエンジン回転数が第二しきい値N0未満かどうかを判定し(S122)、小さければブレーキストロークが判定しきい値X以上かどうかを調べ(S124)、以上であれば図1にて図示しないセンサなどからのエンジン状態によりその他のエンジン停止条件が成立しているかどうかを調べ(S126)、成立していればエンジン運転中かどうかを調べ(S128)、運転中であればエンジン停止処理を実施し(S130)、ステップS100にリターンする。ステップS122、ステップS124、ステップS126、ステップS130にて判定がNOであれば、エンジン停止処理(S130)を実施することなくステップS100にリターンする。
【0045】
ステップS120にてエンジン回転数がN1以下であればエンジン回転数がN2未満かどうかを調べ(S132)、未満であればブレーキストロークが判定しきい値Y以下かどうかを調べ(S134)、以下であれば図1にて図示しないセンサなどからのエンジン状態によりその他のエンジン始動条件が成立しているかどうかを調べ(S136)、成立していればエンジン停止中かどうかを調べ(S138)、停止中であればエンジン始動処理を実施し(S140)、ステップS100にリターンする。ステップS132、ステップS134、ステップS136、ステップS138にて判定がNOであれば、エンジン始動処理(S140)を実施することなくステップS100にリターンする。
【0046】
すなわち、このルーチンでは、図2で判定した走行モードでは、エンジン回転数がN1より大きく、かつ、ブレーキストロークがx以上である場合にエンジンを停止し、エンジン回転数がN1以下、かつ、ブレーキストロークがy以下であればエンジンを始動する。
【0047】
また、図2で判定した停車モードでは、エンジン回転数がN1より大きく、かつ、ブレーキストロークがx’以上であればエンジンを停止し、エンジン回転数がN1以下、かつ、ブレーキストロークがy’以下であればエンジンを始動する。
【0048】
上記したエンジン停止始動制御の意味を図4に示すタイミングチャートに従って更に説明する。
【0049】
時刻t0において、車速がS1以上であるので走行モードと判断する。この場合には車両は減速しているので、コントローラ1又は図示しないエンジン制御装置(E/GーECU)がATのロックアップクラッチを係合するとともにエンジンへの燃料供給を停止する。
【0050】
車両が更に減速するにつれてエンジン回転数が更に低下し、時刻t1においてエンジン回転数がN0に達すると、エンジン停止可能と判断し、ブレーキストロークがx以上であるのでエンジンを停止する。その後の時刻t1からt2の間において、ブレーキストロークはy以上を維持しているので、エンジンを始動することはない。車速がS2以下となり、走行状態が停車モードに移行する時刻t2から時刻t3の間、ブレーキストロークはy’以上であるのでエンジンを始動することはない。
【0051】
時刻t3において、発進するためドライバがブレーキを緩め、ブレーキストロークがy’を下回ると、エンジンを再始動する。時刻t4において車速がS1以上になると、走行状態を再度、走行モードに切り替えがなされる。
【0052】
【実施例2】
他の実施例を図5に示すフローチャートを参照して以下に説明する。この実施例は、図1〜図4に示す実施例1において図3に示すエンジン停止始動制御ルーチンに図5に示す部分を追加したものである。
【0053】
まず、図2に示す走行モード判定とそれによる判定しきい値X、Yの設定を行ってから、図5に示すルーチンを実行する。
【0054】
図5のルーチンでは、まず、ステップS118にて、エンジン回転数とブレーキペダルの踏み量(以下、ブレーキストロークともいう)を、エンジン回転数センサ3及びブレーキペダル踏量センサ4から読み込み、次に走行モードかどうかを調べ(S200)、走行モードであればS202に、停車モードであればS230に進む。
【0055】
ステップS202では、図3のステップS120同様にエンジン回転数Nが所定の第一しきい値N1より大きいかどうかを判定し、YESであればエンジン回転数NがN0より小さいかを判定し(S203)、YESであればブレーキストロークが第一判定しきい値x以上かどうかを調べ(S204)、YESであれば図1にて図示しないセンサなどからのエンジン状態によりその他のエンジン停止条件が成立しているかどうかを調べ(S206)、成立していればエンジン停止処理を実施し(S208)、所定のブレーキストローク値である判定しきい値Xoを0にリセットし(S210)、ステップS100にリターンする。ステップS203、ステップS204、ステップS206にて判定がNOであれば、エンジン停止処理(S208)を実施することなくステップS100にリターンする。上記ルーチンは、ステップS210を除いて、図3のステップS122〜ステップS130と同様であり、S122〜ステップS130に置換することもできる。
【0056】
ステップS202にてエンジン回転数がN1以下であればブレーキストロークが記憶最大値xoより大きいか否かを調べ(S212)、大きければこの時のブレーキストロークを記憶最大値xoとして記憶学習し(S214)、小さければこの記憶学習を行わず、ステップS216に進む。これにより、ステップS210にて記憶最大値xoが0にリセットされるまでは、過去のブレーキストロークの最大値が記憶最大値xoとして保持される。
【0057】
ステップS216ではブレーキストロークが第2判定しきい値x’より大きいかどうかを調べ、大きければフラグTを1にセットし(S218)、小さければフラグTを0にリセットする(S220)。
【0058】
次に、エンジン回転数Nが所定のしきい値N2未満かどうかを調べ(S222)、未満であればブレーキストロークが判定しきい値Y以下かどうかを調べ(S224)、以下であればエンジン始動処理を実行してステップS100へリターンする。ステップS222、S224にて判定結果がNOであれば、ステップS226におけるエンジン始動処理を行うことなくステップS100にリターンする。
【0059】
ステップS200にて、走行モードではなく停車モードであると判定した場合には、エンジン回転数Nが所定のしきい値N2未満かどうかを調べ(S230)、小さければステップ232へ進み、以上であればステップS120(図3参照)へ進む。ステップS232ではフラグTが1であるかどうかを調べ(S232)、NOすなわちフラグTが0であればステップS234へ進み、YESであればステップS120(図3参照)へ進む。
【0060】
ステップS234ではブレーキストロークが記憶最大値xoより大きいかどうかを調べ、大きければステップS236〜S242を迂回してステップS244に進み、以下であれば記憶最大値xoを現在のブレーキストロークの値にセットして(S236)、ブレーキストロークが第2判定しきい値x’より大きいかどうかを調べ(S238)、YESであればフラグTを1にセットし(S240)、NOであればフラグTを0にリセットして(S242)、その後、ステップS244に進む。ステップS244では、ブレーキストロークの記憶最大値xoから所定値zを差し引いて、第4判定しきい値yo以下かどうかを調べ(S246)、YESであればエンジン始動処理を実施し(S248)、NOならば、エンジン始動処理(S248)を実施することなくステップS100にリターンする。
【0061】
すなわち、ステップS210にて記憶最大値xoが0にリセットされるまでは、過去のブレーキストロークの最大値が記憶最大値xoとして記憶され、記憶最大値xoより所定値zだけ小さい値が、エンジン始動用の第4判定しきい値yoとして設定される。
【0062】
このようにすれば、走行モードにおいてエンジン回転数がN1より大きい場合にはエンジン停止用のブレーキストローク判定しきい値をXとし、走行モードにおいてエンジン回転数がN1以下の場合は、エンジン停止用のブレーキストローク判定しきい値を判定しきい値Yとしつつ、記憶最大値xoをエンジン始動後の最大ブレーキストローク値とすることがでいる。
【0063】
また、停車モードにおいてエンジン回転数がN2以下でブレーキストロークが第2判定しきい値x’以上の場合には、ブレーキストロークが判定しきい値yo=xo-Z未満の場合にエンジン始動処理を実行する。
【0064】
つまり、走行モードにおいて、減速中にエンジン回転数がNo以下になり、このときブレーキストロークがx以上であればエンジンを停止する。また、エンジン停止状態でブレーキストロークがY以下となるとエンジンを再始動する。また、エンジン停止中のブレーキストロークの最大値xoを記憶しておく。そして、エンジンが作動した状態で停車モードに移行した場合、ブレーキストロークがx’以上であればエンジンを停止する。また、エンジンを停止中、ブレーキストロークがy’以下となるとエンジンを再始動する。
【0065】
エンジンが停止した状態で停車モードに移行した場合、ブレーキストロークが一旦x’以上になった場合には、ブレーキストロークがy’以下となるとエンジンを再始動する。また、ブレーキストロークがx’に達しない場合、走行モードから引き続きエンジン停止中のブレーキストロークの最大値xoを記録しておき、ブレーキストロークがxoよりzだけ小さいyo以下になるとエンジンを再始動する。
【0066】
上記ルーチンの動作を図6に示すタイミングチャートに従って更に説明する。
【0067】
時刻t0において、車速がS1以上であるので走行モードと判断する。車両は減速しているのでATのロックアップクラッチを係合するとともにエンジンへの燃料供給を停止する。
【0068】
車両が減速するとともにエンジン回転数も低下し、時刻t1においてエンジン回転数N0に達するのでエンジン停止の可否を判断し、このときのブレーキストロークはx以上であるのでエンジンを停止する。さらに、時刻t1からt2の間、ブレーキストロークがy以上を維持しているので、エンジンを始動することはない。
【0069】
車速がS2以下となり、走行状態が停車モードに移行する時刻t2において、ブレーキストロークはy’以下であるがエンジンを始動することはない。時刻t3において、発進するためドライバがブレーキを緩め、エンジン停止中のブレーキストロークの最大値であるブレーキストロークxoよりzだけ小さなyoを下回ると、エンジンを再始動する。時刻t4において車速がS1以上になると、走行状態を再度走行モードと判断する。
【0070】
なお、エンジン停止中にブレーキストロークが一旦x’を超えた場合には、予め定められたブレーキストロークy’以下になるとエンジンを再始動する。
【0071】
【実施例3】
実施例3を図7、図8のフローチャートと図9のタイミングチャートにより説明する。
【0072】
図7、図8のフローチャートは、実施例1を示す図2、図3のフローチャートにおいて、ステップ301〜ステップS303、ステップS150、S15を追加し、車速しきい値S2を次のように設定したものである。
【0073】
この実施例においても車速がS1以上である場合に走行モードとし、走行モードにおいて減速し車速がS2以下になった場合、停車モードに移行し、加速して車速がS1以上になった場合、再度走行モードに移行する。
【0074】
ここで、S2は次のように設定する。ある勾配の登坂路を惰行で登る場合を想定する。初速度v01に対してエンジンの始動に必要な時間t後の速度vが正となる初速度v0をS2とする。このとき勾配は予め設定してもよいし、走行中の路面の勾配を計測してリアルタイムに設定してもよい。
【0075】
さらに、ステップS110にて停車モードと判定された場合にはステップS300にて車両を発進させるためのエンジン再始動時にブレーキの制動力を所定値だけ保持する。このブレーキの制動力の保持は電子油圧制御により実行される。
【0076】
走行モードにおいて、減速中エンジン回転数がN0以下になり、このときのブレーキストロークがx以上であればエンジンが停止する。また、エンジンを停止中、ブレーキストロークがy以下となるとエンジンを再始動する。
【0077】
また、停車モードにおいては、ブレーキストロークがx’以上であればエンジンを停止する。また、エンジンを停止中、ブレーキストロークがy’以下となるとエンジンを再始動する。
【0078】
この実施例では、エンジン始動時に走行モードか停車モードかを判定し(S150)、停車モードであった場合には制動力保持を開始する(S152)。その後、ステップS100にリターンする前に、ステップS301〜ステップS303にて制動力保持動作終了処理ルーチンを実行する。
【0079】
詳しく説明すると、図8に示すステップS301にて制動力保持中かどうかを調べ、保持中であればエンジン始動処理後にエンジン回転数NがN’(図9参照)以上となったかどうかを調べ(S302)、なっていればもはや始動完了状態であるとして制動力保持動作終了を電子油圧ブレーキ装置(図示せず)に指令する(S303)。ステップS302、S303にてNOであればステップS303を実行することなくステップS100にリターンする。
【0080】
この実施例の詳細を図7に示すタイミングチャートに従って更に説明する。
【0081】
時刻t0において、車速がS1以上であるので走行モードと判断する。車両は減速しているのでATのロックアップクラッチを係合するとともにエンジンへの燃料供給を停止する。
【0082】
車両が減速するとともにエンジン回転数が低下し、時刻t1において、エンジン回転数N0に達した時にエンジン停止判断を実施する。このときブレーキストロークはx以上であるのでエンジンを停止する。さらに、時刻t1からt2の間、ブレーキストロークはy以上を維持しているので、エンジンを始動することはない。
【0083】
車速がS2以下となり、走行状態が停車モードに移行する時刻t2において、ブレーキストロークはy’以下であるがエンジンを始動することはない。
【0084】
さらに時刻t3において、再加速するためドライバがブレーキを緩め、ブレーキストロークがy’を下回ると、エンジンを再始動する。
【0085】
時刻t3から時刻t4の間、つまりエンジン回転数がN’以上になり車両を加速するのに十分なエンジン回転数になるまでの間、ブレーキ力を保持する。これにより、この間はブレーキストロークy’で制動操作しているのと同じだけの制動力が車両に加わり、登り坂での再加速においても、車両が後退することはない。その後、時刻t5において車速がS1以上になると、走行状態を走行モードと判断する。
【0086】
(変形態様)
上記実施例では、制動力操作部材の操作量としてブレーキストロークを採用し、ブレーキストロークに基づいて本発明で言う「制動力操作部材の操作状態」の検出を行うので、簡単、確実に制動力操作部材の操作状態を検出することができるが、その他、ブレーキ油圧手段によるブレーキの油圧回路中の油圧状態に基づいて制動力操作部材の操作状態を検出することもでき、ブレーキペダルの所定の踏み量位置にて作動するスイッチにより制動力操作部材の操作状態を検出することができる。
【0087】
また、エンジン停止、再始動の判断をするブレークストロークX、Yは運転者の習性(くせ)によっても適切値が変わると考えられる。したがって、運転者が自分の好みに応じてしきい値をへんこうすることができるように構成してもよいし、走行中の操作履歴からしきい値を学習し、変更する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置構成を示すブロック図である。
【図2】実施例1の制御動作を示すフローチャートである。
【図3】実施例1の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】実施例1の制御動作を示すタイミングチャートである。
【図5】実施例2の制御動作を示すフローチャートである。
【図6】実施例2の制御動作を示すタイミングチャートである。
【図7】実施例3の制御動作を示すフローチャートである。
【図8】実施例3の制御動作を示すフローチャートである。
【図9】実施例3の制御動作を示すタイミングチャートである。
【図10】従来の制御を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 コントローラ(停止再始動手段)
2 車速センサ(車両走行状態検出手段)
3 エンジン回転数センサ
4 ブレーキペダル踏量センサ(制動操作状態検出手段)
Claims (6)
- 制動力発生のための操作を行う制動力操作部材の操作状態を検出する制動操作状態検出手段と、
検出された前記操作状態に基づいてエンジンを自動的に停止、再始動する停止再始動手段と、
を備えるエンジン自動車の停止再始動装置において、
車両走行状態を検出する車両走行状態検出手段を備え、
前記停止再始動手段は、
それぞれ検出した前記制動力操作部材の操作状態と前記車両走行状態との両方に基づいて前記エンジンの停止又は再始動を許可すると共に、前記制動力操作部材の操作状態が所定の状態になった場合に前記エンジン自動車の停止又は再始動を許可し、検出した前記車両走行状態により前記所定の状態を変更することを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装置。 - 請求項1記載のエンジン自動車の停止再始動装置において、
前記車両走行状態として車両の走行速度を採用し、
前記停止再始動手段は、
前記走行速度が第1走行速度S1以上となった場合を第1車両走行状態に、前記走行速度が前記第1走行速度未満の第2走行速度S2未満になった場合を第2車両走行状態と設定し、
前記第1車両走行状態と前記第2車両走行状態とで前記所定の状態を切り換えることを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装置。 - 請求項2記載のエンジン自動車の停止再始動装置において、
前記停止再始動手段は、
前記走行速度が所定の第1走行速度値S1以上となってから前記第1走行速度未満の第2走行速度S2未満に達するまでを第1車両走行状態と設定し、
前記走行速度が前記第1車両走行状態から前記第2走行速度S2未満になった後、前記第1走行速度S1に達するまでを第2車両走行状態と設定し、
前記第1車両走行状態と前記第2車両走行状態とで前記所定の状態を切り換えることを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装置。 - 請求項2又は3記載のエンジン自動車の停止再始動装置において、
前記制動力操作部材の前記操作状態として前記制動力操作部材の操作力又は操作量に正の相関を有する物理量(制動量という)を採用し、
前記停止再始動手段は、
前記第1車両走行状態で、前記エンジン回転数が所定値N0未満で、前記制動量が第1所定値x以上である場合に前記エンジンの停止を許可し、
前記第1車両走行状態で、前記エンジン回転数が所定値N2(<N0)未満で、前記制動量が第1所定値y以下である場合に前記エンジンの始動を許可し、
前記第2車両走行状態で、前記エンジン回転数が所定値N0未満で、前記制動量が第1所定値x’以上である場合に前記エンジンの停止を許可し、
前記第2車両走行状態で、前記エンジン回転数が所定値N2(<N0)未満で、前記制動量が第1所定値y’以下である場合に前記エンジンの始動を許可し、
x’>x、かつy’>yに設定することを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装置。 - 請求項2又は3記載のエンジン自動車の停止再始動装置において、
前記制動力操作部材の前記操作状態として前記制動力操作部材の操作力又は操作量に正の相関を有する物理量(制動量という)を採用し、
前記停止再始動手段は、
(ステップa):前記制動量が前記第1車両走行状態にて第1所定値x以上となることにより、前記エンジンの自動停止を許可し、
(ステップb):その後、前記第2車両走行状態に遷移し、
(ステップc):その後、前記制動力が所定の第2所定値x'以上となった後、前記制動力が前記第2所定値未満の第3所定値y’よりも小さくなった場合に前記エンジンの再始動を許可し、
(ステップe):ステップbの後、前記制動力が前記第2所定値x'以上とならない場合、前記エンジンの自動停止中の所定期間における前記制動力の最大値xoよりも所定値zだけ小さい第4の所定値yo以下に前記制動力がなることにより、前記エンジンの再始動を許可することを特徴とするエンジン自動車の停止再始動装置。 - 請求項2又は3記載のエンジン自動車の停止再始動装置において、
前記停止再始動手段は、
前記第2走行速度S2を所定の登坂条件にて車両の後退が生じない速度値に設定し、かつ、
前記第2車両走行状態における前記制動力操作部材の操作状態に基づく前記エンジンの自動再始動時に所定の制動力を確保することを特徴とするエンジン自動停止再始動装置。
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