JP4573731B2 - アイドリング運転制御方法 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されるエンジンのアイドリング運転制御方法に関する。
従来、信号等で車両が停止しているとき、燃費向上を図るべく、エンジンの運転を自動的に停止させるとともに、発進時にエンジンを自動的に再始動させて円滑に発進させるようにした、いわゆるアイドリングストップ制御なる手法が各種提案されている。
このようなアイドリングストップ制御は、エンジン停止条件が満たされたと判定された際、具体的には、パーキングブレーキが作動している場合、シフトポジションがニュートラルポジション又はパーキングポジションにある場合、又は車両が停止している状態でブレーキペダルが踏まれていて、ブレーキペダルの操作量を示すブレーキ液圧が所定の閾値以上である状態が車両停止後所定時間以上継続している場合に行うようにしている。(例えば、特許文献1及び2を参照。)
特開平11−270378号公報 特開2003−260960号公報
しかして、エンジンだけでなくモータをも利用して駆動するハイブリッド車両においては、モータの出力が通常のエンジンのみを利用して駆動する車両に用いられるスタータよりも大きく、特にトルクコンバータを有する自動変速機を備えた車両においては、シフトポジションをいわゆるDレンジとしたままエンジンを停止しても、前記モータの駆動力を利用してエンジンを再起動できる。この点に着目して、車両が走行中であっても、車両を停止させる意志があると判断できる状況においてエンジンを停止するアイドルストップ制御が考えられている。車両を停止させる意志があると判断できる状況の具体的な一例として、車速が所定値以下であること、アクセルペダルが操作されていないこと、及びブレーキペダルの操作量を示すブレーキ液圧が所定の閾値以上であることを全て満たしていることが挙げられる。
しかして、特に運転熟練者においては、車両が減速を開始してから停止するまでの間に、ブレーキペダルの操作量を少なくし、よりスムーズに車両を停止させようとすることがよくある。その際、上述したようなアイドルストップ制御を行うと、ブレーキ液圧が前記閾値未満であり、車両を停止させる意志があると判断できる状況ではないと判定されてアイドルストップ制御が中止されることが起こりうる。すなわち、アイドリングストップ制御による燃費節約の効果が思うように得られないことが起こり得る。
本発明は、このような課題を解決し、より効果的にアイドリングストップ制御による燃費節約の効果を得ることができるようにすべく構成するものである。
すなわち本発明に係るアイドリング運転制御方法は、少なくともブレーキ液圧が所定の閾値よりも高いことを示すブレーキ液圧条件を含むエンジン停止条件を満たしていると判定した際にエンジンの停止を許可する制御を行うアイドリング運転制御方法であって、車速が所定値を下回ってから、車両が停止し車両停止後所定時間が経過するまでの時間帯中、前記ブレーキ液圧条件の閾値を他の時間帯における閾値よりも低下させていることを特徴とする。
このようなものであれば、運転者が車両を停止させるべく操作を行った際に、車速が所定値を下回った後、ブレーキペダルの操作量を少なくしてブレーキ液圧を低下させても、車速が所定値を下回ってから、車両が停止し車両停止後所定時間が経過するまでの時間帯中、前記ブレーキ液圧条件の閾値を低下させているので、車両を減速させて停止させ、車両停止後所定時間が経過するまで一貫してエンジン停止条件を満たすようにできる。すなわち、より確実にアイドリングストップ制御を行い、より効果的にアイドリングストップ制御による燃費節約の効果を得ることができる。
本発明に係るアイドリング運転制御方法によれば、車速が所定値を下回ってから、車両が停止し車両停止後所定時間が経過するまでの間、エンジン停止条件を満たすための前記ブレーキ液圧条件の閾値を低下させることにより、車両が減速を開始してから停止するまでの間にブレーキ操作量を少なくしても、一貫してエンジン停止条件を満たすようにできる。従って、よりアイドリングストップ制御を行い、より効果的にアイドリングストップ制御による燃費節約の効果を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るアイドリング運転制御方法は、図1に示すような走行駆動用のエンジン1及び走行駆動用のモータ2を有する駆動手段たる駆動ユニットKUと、この駆動ユニットKUを制御する制御装置7とを具備するハイブリッド自動車のエンジン1を制御する方法である。
前記駆動ユニットKUは、前記エンジン1と、前記モータ2とを、一体回転するように直結して形成している。すなわち、前記エンジン1の出力軸1aに直結した状態に前記モータ2のロータ2aを同一軸心で一体回動するように連結している。そして、これらの動力により左右の車輪3を駆動して走行するようにしている。
前記モータ2は、エンジン1の作動が停止している状態においてその出力軸1aに対して駆動力を与えエンジン1を始動させる機能を有するとともに、エンジン1の始動後、出力軸1aに対してエンジン回転方向と同方向の駆動力を与えてトルクアシストを行う力行状態と、前記出力軸1aから駆動力を与えられて発電を行う回生状態とに切替可能に構成している。すなわち、エンジン1が作動している際に、出力軸1aに対してモータ2がエンジン回転方向と同方向にトルクを出力させる動作を実行することで駆動ユニット全体KUとして所望の出力を供給するようにしつつエンジン1の燃料消費量を低減すべくトルクアシストを行うようにしている。また、アクセルペダル8が踏まれていない状態であってバッテリー4の充電量が少ない場合には、モータ2を回生状態として、このモータ2が前記出力軸1aから駆動力を与えられて発電し、得られた電力をバッテリー4に充電するようにしている。
また、本実施形態に係る車両の制動は、ブレーキペダル9、このブレーキペダル9に接続したマスターシリンダ10、及びこのマスターシリンダ10に接続され油圧により駆動され車輪3を制動するブレーキディスク11を少なくとも有するブレーキ装置により行うようにしている。すなわち、ブレーキペダル9が操作された際に、操作力を受けてマスターシリンダ10からブレーキディスク11を駆動するためのブレーキ液圧を供給するようにしている。前記ブレーキ液圧は、ブレーキペダル9の操作量が大きくなるにつれ増大する。
前記駆動ユニットKUの動力は、自動変速機5に伝え、この自動変速機5により変速された後に差動機構6を介して左右の車輪3に伝えるようにしている。前記自動変速機5は、従来の自動車に用いられているトルクコンバータ付き自動変速機として周知のものと同様の構成を有する。また、前記差動機構6も、従来の自動車に用いられているものとして周知のものと同様の構成を有する。
一方、前記制御装置7は、図2に概略的に示すように、中央演算処理装置12と、内部メモリ13と、入力インタフェース14と、出力インタフェース15とを具備してなるマイクロコンピュータシステムを主体に構成されている。入力インタフェース14には、アクセルペダル8の操作量θを検知するためのアクセル状態センサ16から出力されるアクセル操作量信号a、マスターシリンダ10に接続したブレーキ液圧pを検知するための液圧センサ17から出力される液圧信号b、車速vを検出するための車速センサ18から出力される車速信号c、バッテリー4から出力される該バッテリーの充電量Eを示す充電量信号dが少なくとも入力される。一方、出力インタフェースからは、エンジン1の燃料噴射弁19に対して燃料噴射信号eが、またエンジン1の点火プラグ20に対してイグニションパルスfが、さらにモータ2に対してトルクアシスト量を示す出力制御信号gが少なくとも出力される。
また、運転者が車両を停止させる操作を行う際には、アクセルペダル8の踏み込み操作を解除し、アクセルペダル8の操作量θを0とした後、ブレーキペダル9を操作する。その際、アクセルペダル8の操作量θが0となり、ブレーキペダル9が操作されると車速vが徐々に低下していく。そこで、本実施形態では、第1の所定値v1を下回る車速vに対応する前記車速信号cが出力されていること(以下、車速条件と称する)、アクセルペダル8の操作量θが0であることに対応する前記アクセル操作量信号aが出力されていること(以下、アクセルペダル操作量条件と称する)、再発進を行うために必要な充電量E1より大きいバッテリー4の充電量Eに対応する充電量信号dが出力されていること(以下、充電量条件と称する)、及び所定の閾値psよりも高いブレーキ液圧pを示す液圧信号bが出力されていること(以下、ブレーキ液圧条件と称する)が全て満たされた際にエンジン停止条件が成立したものとしている。そして、前記制御装置7には、エンジン停止条件が成立しているか否かを判定するアイドリングストップ判定プログラム、及びエンジン停止条件が成立している場合にエンジン1の運転を停止させるべく制御を行うアイドリングストップ制御プログラムを内蔵している。前記アイドリングストップ判定プログラムは、イグニッションスイッチ(図示略)がONになるごとに起動するようにしている。また、アイドリングストップ制御プログラムは、前記アイドリングストップ判定プログラムにおいてエンジン停止条件が成立していると判定された際に起動し、アイドリングストップ制御として従来周知の制御を行う。なお、前記第1の所定値v1は、減速後停車する可能性があると思われる速度、例えば30km/hに設定している。
しかして、前述したように運転熟練者においては車両が減速を開始してから停止するまでの間にブレーキペダル9の操作量を少なくする運転操作を行うことが多いが、本実施形態ではこの運転操作が行われた場合であっても、一貫してエンジン停止条件が成立しているようにすべく、前記第1の所定値v1より低い第2の所定値v2をさらに下回る車速vに対応する前記車速信号cが出力されてから、車両が停止し車両停止後所定時間継続するまでの時間帯(以下、停止前後時間帯と称する)中、ブレーキ液圧条件の閾値psを、停止前後時間帯以外における閾値psよりも低下させている。本実施形態では、停止前後時間帯以外の時間帯における閾値psを第1の閾値p1、停止前後時間帯における閾値psを前記第1の閾値p1より低い所定値である第2の閾値p2に設定している。すなわち、前記停止前後時間帯中は、ブレーキ液圧pが前記第1の閾値p1以下であっても、第2の閾値p2より高ければ、エンジン停止条件が成立するようにしている。なお、前記第2の所定値v2は、本実施形態では多くの運転者が上述したブレーキペダル9の操作量を少なくする運転操作を行う際の速度から経験的に算定された値、例えば4km/hに設定している。また、前記第2の閾値p2は、車速vが前記第2の所定値v2程度である場合に車両を停止可能な最低限のブレーキ液圧p近傍に設定している。
ここで、アイドリングストップ判定プログラムによる制御の手順をフローチャートである図3を参照しつつ以下に示す。
まず、ステップS1において、前記車速条件、前記アクセルペダル操作量条件、及び前記充電量条件が全て満たされているか否かを判定する。前記車速条件、前記アクセルペダル操作量条件、及び前記充電量条件が全て満たされている場合は、ステップS2に進む。一方、前記車速条件、前記アクセルペダル操作量条件、及び前記充電量条件のうち一つでも満たされていない場合には、ステップS9に進む。
その後、ステップS2において、前記第2の所定値v2を下回る車速vに対応する前記車速信号cが出力されているか否かを判定する。前記第2の所定値v2を下回る車速vに対応する前記車速信号cが出力されている場合は、ステップS3に進む。一方、そうでない場合には、ステップS5に進む。
ステップS3では、車両が停止しているか、すなわち車両停止状態(v=0)に対応する前記車速信号cが出力されているか否かを判定する。車両停止状態(v=0)に対応する前記車速信号cが出力されている場合は、ステップS4に進む。一方、そうでない場合には、ステップS6に進む。
ステップS4では、車両が停止してから所定時間Tが経過しているか否かを判定する。車両が停止してから所定時間Tが経過している場合は、ステップS5に進む。一方、そうでない場合、すなわち車両が停止してから所定時間T以内である場合には、ステップS6に進む。
ステップS5においては、ブレーキ液圧条件の閾値psを前記第1の閾値p1に設定する。それから、ステップS7に進む。
一方、ステップS6においては、ブレーキ液圧条件の閾値psを前記第2の閾値p2に設定する。それから、ステップS7に進む。
ステップS7においては、ブレーキ液圧条件が満たされているか否か、すなわち閾値psより高いブレーキ液圧pに対応する液圧信号bが出力されているか否かを判定する。ブレーキ液圧条件が満たされている場合は、ステップS8に進む。一方、ブレーキ液圧条件が満たされていない場合には、ステップS9に進む。
ステップS8では、エンジン1の停止を許可する。すなわち前記アイドリングストップ制御として周知の処理を行うことを許可する。そして、ステップS1に戻る。
ステップS9では、エンジン1の停止を許可しない。すなわちアイドリングストップ制御として周知の処理を行うことを許可せず、エンジン1の運転を続行させる。そして、ステップS1に戻る。
ここで、前記充電量条件が満たされている、すなわちバッテリーの充電量Eが再発進を行うのに必要な充電量E1以上である場合において、運転者が車両を停止させるべく、前記アクセルペダル操作量条件を満たすようにする、すなわちアクセルペダル8を操作していない状態にし操作量θを0とするとともに、前記ブレーキ液圧条件が満たされるようにした際に、すなわちブレーキ液圧pが前記第1の閾値p1を上回る程度にブレーキペダル9を踏んだ際に行う具体的な制御を図4を参照しつつ説明する。なお、前記図4は、共通の経過時間を横軸とし、車速v、ブレーキ液圧p、及びアイドリングストップ制御の許可の有無をそれぞれ縦軸に示して、これら車速v、ブレーキ液圧p、及びアイドリングストップ制御の許可の有無の状態の経時変化を示す図である。また、前記図4では、アイドリングストップ制御が許可されていることをアイドリングストップON、アイドリングストップ制御が許可されていないことをアイドリングストップOFFと表記している。さらに、前記図4には、ブレーキ液圧条件中の閾値psを一点鎖線により示している。
まず、車速vが第1の所定値v1まで減速する以前の時間帯、すなわち前記図4における時刻T1以前の時間帯では、前記ステップS1→S9の制御を順次行う。この時間帯では、第1の所定値v1以上の車速vに対応する車速信号cが出力されているので、ステップS1の処理において車速条件が満たされていないと判定し、ステップS9の処理を行う、すなわちアイドリングストップ制御を許可せずエンジン1の運転を続行するようにしている。
次いで、車速vが第1の所定値v1まで減速してから第2の所定値v2まで減速するまでの時間帯、すなわち前記図4における時刻T1から時刻T2までの時間帯では、前記ステップS1→S2→S5→S7→S8の制御を順次行う。図4に示す運転では、上述したように前記車速条件、前記アクセルペダル操作量条件、及び前記充電量条件は全て満たされているとともに、ブレーキ液圧pが第1の閾値p1より高い、すなわち第1の閾値p1より高いブレーキ液圧pに対応する液圧信号bが出力されているので、ステップS7により前記ブレーキ液圧条件も満たされていると判断され、アイドリングストップ制御が許可される。
その後、車速vが第2の所定値v2まで減速してから車両が停止する、すなわち車速vが0になるまでの間の時間帯、すなわち前記図4における時刻T2から時刻T3までの時間帯では、前記ステップS1→S2→S3→S6→S7→S8の制御を順次行う。図4に示す運転では、上述したように前記車速条件、前記アクセルペダル操作量条件、及び前記充電量条件は全て満たされている。また、車速vが0ではなく前記第2の所定値v2は下回っているので、ステップS6の処理によりブレーキ液圧条件中の閾値psは第2の閾値p2に設定されている。そして、ブレーキ液圧pが第1の閾値p1以下となることはあっても、一貫して第2の閾値p2よりは高い、すなわち第2の閾値p2よりは高いブレーキ液圧pに対応する液圧信号bが出力されている。すなわち、この時間帯中のブレーキ液圧条件中の閾値psより高いブレーキ液圧pに対応する液圧信号bが出力されている。従って、ステップS7により前記ブレーキ液圧条件も満たされていると判断され、アイドリングストップ制御が許可される。
それから、車両が停止してから所定時間Tが経過するまでの時間帯、すなわち前記図4における時刻T3から時刻T4までの時間帯では、前記ステップS1→S2→S3→S4→S6→S7→S8の制御を順次行う。図4に示す運転では、上述したように前記車速条件、前記アクセルペダル操作量条件、及び前記充電量条件は全て満たされている。さらに、ブレーキ液圧pが第2の閾値p2よりは高く、第2の閾値p2よりは高いブレーキ液圧pに対応する液圧信号bが出力されている。すなわち、この時間帯中のブレーキ液圧条件中の閾値psより高いブレーキ液圧pに対応する液圧信号bが出力されている。従って、ステップS7により前記ブレーキ液圧条件も満たされていると判断され、アイドリングストップ制御が許可される。
その後、車両が停止してから所定時間Tが経過した後の時間帯、すなわち前記図4における時刻T4以降の時間帯では、前記ステップS1→S2→S3→S4→S5→S7→S8の制御を順次行う。図4に示す運転では、上述したように前記車速条件、前記アクセルペダル操作量条件、及び前記充電量条件は全て満たされている。さらに、ブレーキ液圧pが第1の閾値p1より高い、すなわち第1の閾値p1より高いブレーキ液圧pに対応する液圧信号bが出力されているので、ステップS7により前記ブレーキ液圧条件も満たされていると判断され、アイドリングストップ制御が許可される。
従って、本実施形態に係るアイドリング運転制御方法により、前記停止前後時間帯中、すなわち時刻T2から時刻T4までの時間帯中、ブレーキ液圧条件の閾値psを第1の閾値p1から第2の閾値p2に低下させているので、車速vが第1の所定値v1まで減速してから車両が停止するまで、また、車両が停止してからも、図4には示していないが車両を再発進させるべくブレーキペダルを踏んだ状態を解除するまでの間一貫してアイドリングストップ制御を許可し、一貫してエンジン1を停止させておくことができる。
以上のように、本実施形態では、前記停止前後時間帯中、すなわち車速vが前記第2の所定値v2を下回ってから、車両が停止し車両停止後所定時間Tが経過するまでの時間帯中、エンジン停止条件を成立させるためのブレーキ液圧条件中の閾値psを前記第1の閾値p1から前記第2の閾値p2に低下させるので、スムーズな運転を行うべく車両が減速を開始してから停止するまでの間にブレーキ操作量を小さくし、ブレーキ液圧pが前記第1の閾値p1以下となっても、ブレーキ液圧pが前記第2の閾値p2より高ければ、ブレーキ液圧pがブレーキ液圧条件中の閾値psを上回るので、エンジン停止条件を成立させることができる。従ってより確実にアイドリングストップ制御を許可させ、より効果的にアイドリングストップ制御による燃費節約の効果を得ることができる。
なお、本発明は以上に述べた実施の形態に限られない。
例えば、車両が停止してから前記所定時間継続した後は、前記充電量条件及び前記アクセルペダル操作量条件が満たされている場合に前記エンジン停止条件が成立していると判定するようにしてもよい。このような制御を行うようにしても、車両を再発進させようとしない限りアクセルペダルは踏まれないので、運転者が車両を再発進させるべくアクセルペダルを踏むまで、一貫してアイドルストップ制御を許可しエンジン停止状態を継続できる。
また、上述した実施形態において、アクセルペダル8の操作量θを検知するためのアクセル状態センサ16から出力されるアクセル操作量信号aに替えて、スロットルバルブの開度を示すスロットルバルブ開度信号、ないしスロットルバルブが全閉状態であるか否かを検知するアイドリング検知信号を利用してエンジン停止条件を満たしているか否かを判定してもよい。すなわち、前記アクセル操作量条件に替えて、スロットルバルブが全閉状態であることを示すスロットルバルブ開度信号ないしアイドリング検知信号が制御装置7に出力されていることを示すスロットルバルブ全閉条件をエンジン停止条件に含めるようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態において、車速条件を成立させるための車速vの上限である第1の所定値v1は、必ずしも閾値psを変更させる条件を成立させるための車速vの上限である第2の所定値v2を上回る必要はなく、前記第2の所定値v2と等しい値に設定してもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
本発明の一実施形態に係る車両を示す概略図。 同実施形態に係る制御装置を示す概略図。 同実施形態に係る制御装置が行う処理を示すフローチャート。 同実施形態に係る作用説明図。
符号の説明
1…エンジン
7…制御装置
p…ブレーキ液圧
p1…第1の閾値
p2…第2の閾値

Claims (1)

  1. 少なくともブレーキ液圧が所定の閾値よりも高いことを示すブレーキ液圧条件を含むエンジン停止条件を満たしていると判定した際にエンジンの停止を許可する制御を行うアイドリング運転制御方法であって、
    車速が所定値を下回ってから、車両が停止し車両停止後所定時間が経過するまでの時間帯中、前記ブレーキ液圧条件の閾値を他の時間帯における閾値よりも低下させていることを特徴とするアイドリング運転制御方法。
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