JP2003035168A - 内燃機関の始動方法および始動装置 - Google Patents

内燃機関の始動方法および始動装置

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JP2003035168A JP2001224282A JP2001224282A JP2003035168A JP 2003035168 A JP2003035168 A JP 2003035168A JP 2001224282 A JP2001224282 A JP 2001224282A JP 2001224282 A JP2001224282 A JP 2001224282A JP 2003035168 A JP2003035168 A JP 2003035168A
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rotation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動用電動機の大型化を回避したうえで、デ
コンプ作用解除後の最初の圧縮上死点の乗り越えを容易
にする。 【解決手段】 デコンプ機構を有する内燃機関におい
て、カム軸に対して第1,第2停止位置の間の角度Adで
回転可能なデコンプカムは、排気弁が、第1停止位置で
開弁状態となり、第2停止位置で閉弁状態となるカムプ
ロフィルを有する。始動開始時(位置P1)に電動機でク
ランク軸を逆回転させることでデコンプカムを逆回転さ
せて第1停止位置に位置させ、さらにクランク軸のみを
逆回転させた後(位置P3)、電動機でクランク軸を正回
転させてデコンプカムを正回転さる。デコンプカムが第
2停止位置に達するまでの間で、逆回転角度Arの範囲に
含まれる圧縮行程S8,S12およびデコンプカムの正回転
開始後の最初の圧縮行程のいずれかでは、デコンプカム
が排気弁を開弁状態にして、クランク軸の助走角度Aaを
大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の始動時
に電動機により回転駆動されるクランク軸を備える内燃
機関において、電動機と、クランク軸の回転に同期して
回転駆動されるカム軸に設けられた動弁カムにより開閉
される機関弁を所定のデコンプリフト量だけ開弁させて
内燃機関の圧縮行程での圧縮圧力を減圧させるデコンプ
機構とを備える始動装置および該始動装置を備える内燃
機関の始動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】始動時にスタータモータにより回転駆動
されるクランク軸を備える内燃機関は周知である。ま
た、クランク軸の回転に同期して回転駆動されるカム軸
に設けられた動弁カムにより開閉される機関弁を開弁さ
せるデコンプ機構を備えた内燃機関も知られており、例
えば、特公平6−70366号公報には、デコンプ用カ
ムと、カム軸に一方向クラッチを介してカム軸に支持さ
れる逆転用デコンプカムとを有するデコンプ装置が開示
されている。逆転用デコンプカムは、内燃機関の停止の
際に、圧縮行程にあるピストンが圧縮圧力により僅かに
戻されて、カム軸が逆回転した場合に、一方向クラッチ
によりカム軸と一体に回転して、排気弁を開弁させ、次
の始動時に燃焼室内の圧縮圧力を減少させる。また、デ
コンプ用カムは、内燃機関の停止の際にカム軸が逆回転
することがない場合(例えば、ピストンが膨張行程にあ
る場合)に、次の始動時の圧縮行程で排気弁を開弁させ
て燃焼室内の圧縮圧力を減少させる。そして、このデコ
ンプ装置によれば、いずれもの場合にも、始動後の最初
の圧縮行程においてのみ、圧縮圧力を減少させるための
デコンプ作用が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
デコンプ装置では、内燃機関の始動開始時に、カム軸は
内燃機関の前回の停止時での位置から正回転することに
なり、クランク軸が正回転してからデコンプ作用が解除
された後の最初の圧縮行程開始点(圧縮下死点)までの
クランク角度(以下、「助走角度」という。)は、内燃
機関停止時のカム軸の停止位置により決定されるので、
その停止位置によっては、十分な助走角度を確保するこ
とができずに、クランク軸の回転速度(角速度)が、ピ
ストンがデコンプ作用解除後の最初の圧縮上死点を乗り
越えるほど十分でなく、始動が円滑に行われないことが
ある。特に低温時始動時等で内燃機関の摺動摩擦が大き
いときには、そのような事態が生じ易い。そこで、前記
最初の圧縮上死点を確実に乗り越えることができるよう
にするためには、内燃機関をスタータモータで始動させ
る場合、その発生駆動トルクを大きくする必要があっ
て、始動用電動機が大型化する難点があった。また、前
記従来のデコンプ装置では、始動開始後の最初の圧縮行
程でのみデコンプ作用が行われるため、助走角度を大幅
に大きくすることは困難であった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、助走角度をより大きくすることにより、
始動時にクランク軸を回転駆動する電動機の大型化を回
避したうえで、デコンプ作用解除後の最初の圧縮上死点
の乗り越えを容易にする内燃機関の始動方法および始動
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、始動時に電動機によりクランク軸を回
転駆動させ、前記クランク軸の回転に同期して回転駆動
されるカム軸に設けられた動弁カムにより開閉される機
関弁をデコンプ機構により開弁させる内燃機関の始動方
法において、前記デコンプ機構は、前記カム軸に設けら
れたデコンプカムを有し、該デコンプカムは、前記カム
軸の逆回転方向での第1停止位置と前記カム軸の正回転
方向での第2停止位置との間で前記カム軸の回転方向に
回転可能とされると共に、前記機関弁が、前記第1停止
位置で開弁状態となり、前記第2停止位置で閉弁状態と
なるカムプロフィルを有し、始動開始時に前記電動機で
前記クランク軸を逆回転させることにより前記デコンプ
カムを逆回転させて前記第1停止位置に位置させ、その
後、前記電動機で前記クランク軸を正回転させることに
より前記デコンプカムを正回転させ、前記デコンプカム
が前記第2停止位置に達するまでの間において、前記電
動機により逆回転された所定クランク角度の範囲に含ま
れる圧縮行程および前記デコンプカムが正回転した後の
最初の圧縮行程のいずれかに該当する圧縮行程では、前
記デコンプカムにより前記機関弁を開弁状態にする内燃
機関の始動方法である。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、始動開
始時に、電動機でクランク軸を所定クランク角度だけ逆
回転させることによりデコンプカムを逆回転させた後、
正回転させることにより、クランク軸の逆回転時には、
デコンプカムを逆回転させて第1停止位置に位置させ
て、デコンプカムにより機関弁を開弁状態にすることが
できるようにし、クランク軸の正転開始後は、デコンプ
カムを正回転させる。そして、デコンプカムが第2停止
位置に達するまでの間において、逆回転された前記所定
クランク角度の範囲に含まれる圧縮行程およびデコンプ
カムが正回転した後の最初の圧縮行程のいずれかに該当
する圧縮行程で、デコンプ作用がなされる。
【0007】その結果、次の効果が奏される。すなわ
ち、クランク軸の回転位置が、内燃機関の始動開始時の
回転位置よりも前記所定クランク角度だけ逆回転された
分、助走角度が大きくなって、デコンプ作用解除後の最
初の圧縮開始点でのクランク軸の回転速度が大きくなる
ので、デコンプ作用解除後の最初の圧縮上死点を乗り越
えることが容易になって、クランク軸を回転駆動する電
動機の大型化を回避したうえで始動性が向上する。しか
も、内燃機関の始動開始時のクランク軸の回転位置に拘
わらず、クランク軸の逆回転時にデコンプカムを第1停
止位置に位置させることで、クランク軸の正回転開始時
には、常に、デコンプカムの一定の位置で機関弁を開弁
状態にすることができるので、デコンプカムにより機関
弁を開弁状態にし得る角度範囲を、始動時毎に一定に設
定することができて、従来技術よりも大きくとれる助走
角度を確実に確保できる。
【0008】請求項2記載の発明は、始動時に電動機に
よりクランク軸を回転駆動させ、前記クランク軸の回転
に同期して回転駆動されるカム軸に設けられた動弁カム
により開閉される機関弁をデコンプ機構により開弁させ
る内燃機関の始動方法において、前記デコンプ機構は、
前記カム軸に設けられたデコンプカムを有し、該デコン
プカムは、前記カム軸の逆回転方向での第1停止位置と
前記カム軸の正回転方向での第2停止位置との間で前記
カム軸の回転方向に回転可能とされると共に、前記機関
弁が、前記第1停止位置で開弁状態となり、前記第2停
止位置で閉弁状態となるカムプロフィルを有し、始動開
始時に前記電動機で前記クランク軸を逆回転させること
により前記デコンプカムを逆回転させて前記第1停止位
置に位置させ、その後、前記電動機で前記クランク軸を
正回転させることにより前記デコンプカムを正回転さ
せ、前記デコンプカムが前記第2停止位置に達するまで
の間での複数回の圧縮行程において、前記デコンプカム
により機関弁を開弁状態にする内燃機関の始動方法であ
る。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、始動開
始時に、電動機でクランク軸を所定クランク角度だけ逆
回転させることによりデコンプカムを逆回転させた後、
正回転させることにより、クランク軸の逆回転時には、
デコンプカムを逆回転させて第1停止位置に位置させ
て、デコンプカムにより機関弁を開弁状態にすることが
できるようにし、クランク軸の正転開始後は、デコンプ
カムを正回転させる。そして、デコンプカムが正回転し
て第2停止位置に達するまでの間において、複数回の圧
縮行程でデコンプ作用がなされる。
【0010】その結果、クランク軸の正転開始後に、最
低でも2回の圧縮行程でデコンプ作用がなされて助走角
度が大きくなるうえ、請求項1記載の発明と同様の効果
が奏される。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の内燃機関の始動方法において、前記デコン
プカムを前記第1停止位置に位置させた後、前記電動機
により前記クランク軸をさらに逆回転させるものであ
る。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、引用さ
れた請求項記載の発明の効果がさらに増大する。すなわ
ち、クランク軸は、デコンプカムが第1停止位置に位置
した後、さらに逆回転されるので、その分、助走角度が
さらに大きくなって、デコンプ作用解除後の最初の圧縮
開始点でのクランク軸の回転速度が大きくなり、デコン
プ作用解除後の最初の圧縮上死点を一層乗り越え易くな
る。
【0013】請求項4記載の発明は、始動時にクランク
軸を回転駆動する電動機と、該電動機による前記クラン
ク軸の回転駆動を制御する制御手段と、前記クランク軸
の回転に同期して回転駆動されるカム軸に設けられた動
弁カムにより開閉される機関弁を開弁させるデコンプ機
構とを備える内燃機関の始動装置において、前記デコン
プ機構は、前記カム軸の逆回転方向での第1停止位置を
規定する逆転ストッパと前記カム軸の正回転方向での第
2停止位置を規定する正転ストッパとの間で前記カム軸
の回転方向に回転可能に前記カム軸に設けられ、かつ前
記機関弁が、前記第1停止位置で開弁状態となり、前記
第2停止位置で閉弁状態となるカムプロフィルを有する
デコンプカムと、前記クランク軸の逆回転時に前記カム
軸と前記デコンプカムとが相対回転不能になる拘束状態
を確立して前記カム軸から前記デコンプカムに逆回転ト
ルクを伝達すると共に、前記クランク軸の正回転時に前
記カム軸と前記デコンプカムとが相対回転可能になる非
拘束状態を確立して前記カム軸から前記デコンプカムに
正回転方向の連れ回りトルクを伝達するトルク伝達手段
と、前記第1停止位置および前記第2停止位置の間で前
記デコンプカムの正回転方向での連れ回りを阻止および
許容する回転制御手段とを有し、前記電動機は、前記制
御手段により、始動開始時に前記クランク軸を所定クラ
ンク角度だけ逆回転させ、その後に正回転させ、前記デ
コンプカムは、前記クランク軸の前記所定クランク角度
での逆回転時に、前記トルク伝達手段により逆回転させ
られて前記第1停止位置を占め、前記クランク軸の正回
転時に、前記トルク伝達手段と前記回転制御手段とによ
り、前記デコンプカムが前記第2停止位置に達するまで
の間において、逆回転された前記所定クランク角度の範
囲に含まれる圧縮行程および前記デコンプカムが正回転
した後の最初の圧縮行程のいずれかに該当する圧縮行程
では、前記機関弁を開弁状態にする内燃機関の始動装置
である。
【0014】この請求項4記載の発明によれば、始動開
始時に、電動機が、クランク軸を所定クランク角度だけ
逆回転させ、その後、正回転させて、クランク軸の逆回
転時には、拘束状態となるトルク伝達手段によりカム軸
と一体にデコンプカムを逆回転させて逆転ストッパに当
接させ、デコンプカムが機関弁を開弁状態にすることが
できる第1停止位置を占めるようにし、クランク軸の正
転開始後は、トルク伝達手段と回転制御手段とにより、
デコンプカムを正回転させたり、停止させたりして、デ
コンプカムが正転ストッパに当接する第2停止位置に達
するまでの間において、逆回転された前記所定クランク
角度の範囲に含まれる圧縮行程およびデコンプカムが正
回転した後の最初の圧縮行程のいずれかに該当する圧縮
行程で、機関弁を開弁状態にしてデコンプ作用がなされ
る。その結果、請求項1記載の発明の効果と同様の効果
が奏される。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の内
燃機関の始動装置において、前記トルク伝達手段は、前
記カム軸から前記デコンプカムへのトルク伝達経路で直
列に設けられた一方向クラッチとトルクリミッタとから
構成され、前記一方向クラッチは、前記クランク軸の逆
回転時に前記拘束状態を確立すると共に、前記クランク
軸の正回転時に前記非拘束状態を確立して前記カム軸か
ら前記デコンプカムに前記連れ回りトルクを伝達し、前
記トルクリミッタは、前記第1停止位置を占めている前
記デコンプカムに前記カム軸から伝達される逆回転トル
クを、上限トルク以下に制限すると共に該上限トルクを
越える逆回転トルクが前記カム軸に作用したとき前記カ
ム軸のみを逆回転させ、前記電動機は、前記デコンプカ
ムを前記第1停止位置に位置させた後、さらに前記クラ
ンク軸を逆回転させるものである。
【0016】この請求項5記載の発明によれば、請求項
4記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。す
なわち、トルク伝達手段は、カム軸からデコンプカムへ
のトルク伝達経路で直列に設けられた一方向クラッチと
トルクリミッタとから構成され、一方向クラッチによ
り、カム軸とデコンプカムとが相対回転不能になるクラ
ンク軸の逆回転時に、このトルクリミッタにより、簡単
な構造で、デコンプカムが逆転ストッパに当接して、第
1停止位置に止まっている状態のまま、クランク軸はさ
らに逆回転されるので、その分、助走角度がさらに大き
くなって、デコンプ作用解除後の最初の圧縮開始点での
クランク軸の回転速度が大きくなり、デコンプ作用解除
後の最初の圧縮上死点を一層乗り越え易くなる。さら
に、トルクリミッタにより、デコンプカム、逆転ストッ
パおよび一方向クラッチに過大のトルクが作用するのを
防止できる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項4または請
求項5記載の内燃機関の始動装置において、前記回転制
御手段は、前記動弁カムのデコンプ時作動角の範囲で前
記デコンプカムの連れ回りを許容し、前記デコンプカム
の有効作動角は、前記デコンプ時作動角よりも大きいも
のである。
【0018】この請求項6記載の発明によれば、デコン
プカムの有効作動角は、始動時にデコンプカムにより開
弁される機関弁を開閉させる動弁カムのデコンプ時作動
角よりも大きいので、正回転開始後の最初の機関弁の動
弁カムによる開弁によりデコンプ作用が解除されず、そ
の後の2回目以降の機関弁の動弁カムによる開弁時にデ
コンプ作用が解除される。その結果、デコンプカムのカ
ムプロフィルの形状の設定により、簡単な構造で、引用
された請求項記載の発明の効果が奏される。
【0019】なお、この明細書において、各種の作動角
および各種の角度は、クランク軸の回転角度を意味す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
14を参照して説明する。図1,図2を参照すると、本
発明が適用される内燃機関Eは、自動2輪車に搭載され
るSOHC型の単気筒4ストローク内燃機関であり、こ
の内燃機関Eは、シリンダ1と、該シリンダ1の上端部
に結合されるシリンダヘッド2と、該シリンダヘッド2
の上端部に結合されるシリンダヘッドカバー3と、シリ
ンダ1の下端部に結合されて、クランク軸4を回転可能
に支持するクランクケース(図示されず)とを備える。
シリンダ1に形成されるシリンダ孔1aに摺動可能に嵌合
されるピストン5は、コンロッド6を介してクランク軸
4に連結され、クランク軸4は往復動するピストン5に
より回転駆動される。そして、クランク軸4は、内燃機
関Eの始動時には、正回転および逆回転可能な電動機と
してのスタータモータMにより回転駆動され、該スター
タモータMは、スタータスイッチWおよび回転位置セン
サGからの信号が入力される制御手段としての電子制御
装置Cからの出力信号に基づいてその駆動が制御され
る。
【0021】シリンダヘッド2には、シリンダ孔1aの上
方の燃焼室7に連通する吸気ポート8および排気ポート
9が形成され、吸気ポート8の燃焼室7への開口である
吸気弁口8aを開閉する吸気弁10、および排気ポート9の
燃焼室7への開口である排気弁口9aを開閉する排気弁11
が配設される。機関弁としての吸気弁10および排気弁11
は、それぞれの先端部に一体に装着されるリテーナ12と
シリンダヘッド2との間に装着される弁バネ13,14によ
り、吸気弁口8aおよび排気弁口9aをそれぞれ閉塞するよ
うに付勢される。さらに、シリンダヘッド2には、図示
されない吸気装置から吸気ポート8を経て燃焼室7に吸
入された混合気を燃焼させる点火栓15が、燃焼室7に臨
んで螺着される。
【0022】シリンダヘッド2およびシリンダヘッドカ
バー3により形成される動弁室V内には、吸気弁10と排
気弁11との間に配置されるカム軸16が、1対のボールベ
アリング17を介してシリンダヘッド2に回転可能に支持
され、カム軸16の一端に設けられる被動スプロケット18
と、クランク軸4に設けられる駆動スプロケット19と、
両スプロケット18,19に掛け渡されるタイミングチエー
ン20とからなる駆動機構により、カム軸16が、クランク
軸4の回転速度の1/2の回転速度で、クランク軸4に
同期して回転駆動される。
【0023】さらに、動弁室V内には、吸気弁10とカム
軸16との間および排気弁11とカム軸16との間に、それぞ
れカム軸16に平行に配置される1対のロッカ軸21,22が
シリンダヘッド2に固定され、それらロッカ軸21,22に
吸気ロッカアーム23および排気ロッカアーム24がそれぞ
れ揺動可能に支持される。吸気ロッカアーム23および排
気ロッカアーム24の一端部には、吸気弁10および排気弁
11の先端部に当接し得るタペットネジ25が調整可能に螺
着されて、ロックナット26により固定され、吸気ロッカ
アーム23および排気ロッカアーム24の他端部は、1対の
支持部23a,23b;24a,24bにより二叉状に形成され、該
1対の支持部23a,23b;24a,24bの間に形成される開口
部に収容されるローラ27およびローラ28が、1対の支持
部23a,23b;24a,24bに嵌着された支持軸29に、ニード
ルベアリング30を介してそれぞれ回転可能に支持され
る。
【0024】そして、ローラ27およびローラ28は、カム
軸16に設けられた動弁カムとしての吸気カム31および排
気カム32に転がり接触する。排気カム32は、ベース円部
32aと、開弁期間を規定する所定の作動角A2(図7参
照)および所定のリフト量を規定するカムリフトを持つ
リフト部32bとから形成されるカムプロフィルを有し、
吸気カム31もベース円部とリフト部とから形成されるカ
ムプロフィルを有し、それらカムプロフィルに応じて揺
動される吸気ロッカアーム23および排気ロッカアーム24
が、弁バネ13,14と協働して、吸気弁10および排気弁11
をそれぞれ開閉する。それゆえ、両ロッカアーム23,24
は、対応する吸気カム31および排気カム32の動きに追従
して、吸気弁10および排気弁11を開閉するカムフォロア
となっている。
【0025】図3〜図5を併せて参照すると、さらに、
カム軸16には、内燃機関Eの始動時に、圧縮行程での燃
焼室7内の圧縮圧力を減圧して、始動を容易にするため
のデコンプ機構Dが設けられる。このデコンプ機構D
は、カム軸16に設けられるデコンプカム40とトルク伝達
機構と回転制御手段とを有し、該デコンプカム40は、前
記トルク伝達機構を介して伝達されるカム軸16のトルク
により、正回転および逆回転するカム軸16の回転方向と
同じ方向に回転可能である。
【0026】前記トルク伝達機構は、カム軸16からデコ
ンプカム40に伝達されるトルクの伝達経路で直列に設け
られた一方向クラッチ41とトルクリミッタ50とから構成
される。一方向クラッチ41は、カム軸16の軸方向で吸気
カム31とは反対側において、排気カム32に隣接して、カ
ム軸16の外周に装着される。この一方向クラッチ41は、
カム軸16の外周に、該カム軸16に対して相対回転可能に
嵌合される円筒状のアウタリング42と、ローラ43および
コイルバネ44からなるクラッチ素子とを備える。アウタ
リング42は、小径部42aと、該小径部42aよりも大きな外
径の大径部42bとを有し、大径部42bの内周面には、カム
軸16の正回転方向Nとは反対方向である逆回転方向Rに
向かって深さが浅くなる3個のカム溝45が周方向に等間
隔に形成され、各カム溝45にローラ43と、該ローラ43を
カム溝45の浅い側に付勢するコイルバネ44が収容され
る。
【0027】そして、クランク軸4の正回転に同期して
カム軸16が正回転するときは、ローラ43がコイルバネ44
のバネ力に抗してカム溝45内を深い方に移動するため、
一方向クラッチ41は、カム軸16とアウタリング42とが相
対回転可能になる非拘束状態となるが、この非拘束状態
では、カム軸16とローラ43との間の摩擦力に基づいてコ
イルバネ44を介してアウタリング42に伝達される僅かな
力、およびカム軸16とアウタリング42との間の僅かな摩
擦力により、後述する微小な正回転方向Nでの連れ回り
トルクが、カム軸16からアウタリング42に伝達される。
また、クランク軸4の逆回転に同期してカム軸16が逆回
転するときは、ローラ43がカム溝45内を浅い方に移動し
て、カム軸16とアウタリング42との間に食い込むため、
一方向クラッチ41は、カム軸16とアウタリング42とが相
対回転不能になる拘束状態となって、カム軸16の逆回転
トルクがアウタリング42に伝達されて、カム軸16とアウ
タリング42とが一体に逆回転する。
【0028】さらに、アウタリング42の小径部42aの外
周には、円環状のデコンプカム40が相対回転可能に嵌合
され、該デコンプカム40は、ワッシャ46を挟んで、小径
部42aの外周面に形成された環状溝に装着されるストッ
パリング47により、軸方向で大径部42bに対向する端面4
0dが、トルクリミッタ50の後述するコイルバネ53のバネ
力に抗して、大径部42bの端面42b1と面接触する状態を
維持するように、その軸方向の移動が規制される。
【0029】また、デコンプカム40と一方向クラッチ41
との間に設けられて、一方向クラッチ41に伝達されたカ
ム軸16のトルクをデコンプカム40に伝達するトルクリミ
ッタ50は、デコンプカム40の端面40dに設けられる係合
部と、ボール52およびコイルバネ53からなり、前記係合
部に係合する係合素子とから構成される。前記係合部
は、デコンプカム40の端面40dに、周方向に等間隔に形
成された複数個、例えば12個の係合溝51から構成さ
れ、各係合溝51は、図6によく示されるように、ボール
52の一部が面接触すると共に逆回転方向Rに向かって急
速に浅くなる急傾斜部51aと、正回転方向Nに向かって
徐々に浅くなる緩傾斜部51bとからなる。
【0030】一方、アウタリング42の大径部42bには、
3箇所の周方向に隣接するカム溝45の間に、それぞれの
箇所において、軸方向に延びて端面42b1に開口する、例
えば3つの有底の収容孔54が、周方向で隣接する3つの
係合溝51とそれぞれ軸方向で整合可能な間隔をおいて形
成され、各収容孔54に、ボール52と、該ボール52をデコ
ンプカム40に向かって軸方向に付勢するコイルバネ53が
収容される。そして、係合溝51とボール52とが整合し
て、ボール52の一部がコイルバネ53のバネ力により係合
溝51の急傾斜部51aに押圧されて嵌合するとき、トルク
リミッタ50は、カム軸16からアウタリング42を通じて伝
達されたトルクをそのままデコンプカム40に伝達して、
アウタリング42とデコンプカム40とが一体に回転する。
また、デコンプカム40に対してアウタリング42から作用
する逆回転トルクが、デコンプカム40とアウタリング42
とが一体に回転する最大トルクである上限トルクを越え
る過大トルクとなるときには、該過大トルクにより、ボ
ール52と急傾斜部51aとの嵌合が解除されて、トルクリ
ミッタ50はアウタリング42への前記過大トルクの伝達を
遮断して、アウタリング42のみがカム軸16から伝達され
る逆回転トルクによりカム軸16と一体に逆回転する。そ
して、この上限トルクは、クランク軸4の逆回転時に、
デコンプカム40の後述するカム部と、該カム部と接触す
る排気ロッカアーム24との間の摩擦力による回転抵抗ト
ルクよりも大きく設定される。なお、デコンプカム40に
アウタリング42から作用する正回転トルクに対して、デ
コンプカム40とアウタリング42とが一体に回転する最大
トルクは、デコンプカム40に伝達されるトルクが前記連
れ回りトルクとなることから、係合溝51の緩傾斜部51b
により、逆回転時の前記上限トルクよりも小さい値に設
定される。また緩傾斜部51bは、デコンプカム40が後述
する逆転ストッパ33に当接していて、アウタリング42の
みが逆回転する際に、逆回転方向Rで隣接する係合溝51
に向かって移動するボール52が、該係合溝51に嵌合する
のを円滑にする作用をなす。
【0031】一方、排気ロッカアーム24の一方の支持部
24aの外周面の一部であるスリッパ部24a1(図3参照)
が接触するデコンプカム40は、図1,図5に示されるよ
うに、径方向に突出する突起部40cと、該突起部40cを挟
んで周方向に延びる1対のベース円部40a1,40a2と、両
ベース円部40a1,40a2に連なると共に径方向に突出する
リフト部40bとを有する。この突起部40cは、デコンプカ
ム40が逆回転するとき、図1に示されるように、シリン
ダヘッド2に設けられる逆転ストッパ33に当接し、これ
により、デコンプカム40のさらなる逆回転が阻止され
る。また、突起部40cは、デコンプカム40が正回転する
とき、ロッカ軸21に固定される正転ストッパ34に当接
し、これにより、デコンプカム40のさらなる正回転が阻
止される。それゆえ、デコンプカム40は、逆回転方向R
での第1停止位置を規定する逆転ストッパ33と、正回転
方向Nでの第2停止位置を規定する正転ストッパ34との
間でのみ回転可能である。
【0032】また、デコンプカム40のベース円部40a1,
40a2は、ローラ28が排気カム32のベース円部32aに接触
しているときに、スリッパ部24a1が接触する半径を有
し、リフト部40bは、一定の径方向での突出量で、周方
向の所定範囲に渡って形成され、燃焼室7内の圧縮圧力
を減圧するデコンプ作用を行うために、図7に示される
ように、排気カム32による排気弁11の最大リフト量Leよ
りも小さい所定のデコンプリフト量Ldを規定するカムリ
フトを有する。そして、突起部40cから正回転方向Nで
のベース円部40a1およびリフト部40bのうち、デコンプ
カム40が逆転ストッパ33と正転ストッパ34との間で回転
する角度である設定回転角度Adの範囲内で、スリッパ部
24a1が接触するリフト部40bの部分と、スリッパ部24a1
が接触するベース円部40a1の部分とにより、デコンプカ
ム40のカムプロフィルが形成され、このカムプロフィル
により、デコンプカム40が前記第1停止位置を占めると
きは、リフト部40bがスリッパ部24a1に接触し得る位置
にあって、デコンプカム40は排気弁11を開弁状態とする
ことができ、またデコンプカム40が前記第2停止位置を
占めるときは、ベース円部40a1がスリッパ部24a1に接触
し得る位置にあるので、デコンプカム40は排気弁11を閉
弁状態とすることができる。
【0033】さらに、この実施例では、該カムプロフィ
ルにおけるリフト部40bのうち一定のカムリフトを有す
る部分の角度範囲である有効作動角A1は、クランク軸4
の正回転開始後の1回目の排気行程での排気弁11の開弁
によりデコンプ作用が解除されないように、排気カム32
のデコンプ時作動角A3、すなわちデコンプカム40により
開弁された排気弁11が、排気カム32のリフト部32bによ
り、デコンプリフト量Ldよりも大きなリフト量で開弁さ
れている角度範囲よりも大きく、かつ、クランク軸4の
正回転開始後の2回目の排気行程での排気弁11の開弁に
よりデコンプ作用が解除されるように、デコンプ時作動
角A3の2倍よりも小さく設定される。そして、この実施
例では、設定回転角度Adは、排気カム32の作動角A2の2
倍よりも小さく設定される。
【0034】また、前記回転制御手段は、デコンプカム
40のリフト部40bにスリッパ部24a1が接触した状態で、
弁バネ14のバネ力に基づく押圧力をデコンプカム40に作
用させる排気ロッカアーム24から構成される。そして、
デコンプカム40により排気弁11が開弁されるデコンプ作
用時、排気ロッカアーム24は、前記押圧力により、スリ
ッパ部24a1とリフト部40bとの間の摩擦力に起因する回
転抵抗トルクを、デコンプカム40に作用させる。この回
転抵抗トルクは、前記連れ回りトルクよりも大きなるよ
うにされているため、排気ロッカアーム24は、そのスリ
ッパ部24a1がデコンプカム40のリフト部40bに接触して
いるとき、カム軸16が正回転するときの前記連れ回りト
ルクによるデコンプカム40の正回転を阻止する一方、排
気ロッカアーム24のローラ28が排気カム32のリフト部32
bと接触して、スリッパ部24a1がデコンプカム40のリフ
ト部40bから離れて、排気弁11が排気カム32により開弁
されるときには、前記連れ回りトルクによるデコンプカ
ム40の正回転を許容する。
【0035】そして、図2を参照すると、電子制御装置
Cには、カム軸16の回転位置を検出する回転位置センサ
Gからの検出信号が入力され、該センサにより、カム軸
16の特定の回転位置、例えば排気上死点を検出し、デコ
ンプカム40が逆転ストッパ33に当接した後に逆回転を終
了するクランク軸4の回転位置が、逆転開始後の2回目
の排気上死点(図14において、回転位置P8)になるよ
うに設定される。なお、排気上死点において、排気弁11
のリフト量は、デコンプリフト量Ldよりも小さくなり、
排気ロッカアーム24のスリッパ部24a1がデコンプカム40
に当接し得るリフト量となる。
【0036】これにより、電子制御装置Cは、スタータ
スイッチWのオン信号が入力されたとき、スタータモー
タMを逆回転させて、設定回転角度Ad(図7参照)より
も大きな角度となる2回目の排気上死点まで、初期逆回
転角度Ar(図14参照)だけクランク軸4を逆回転さ
せ、その後、スタータモータMを正回転させて、クラン
ク軸4を正回転させるように、スタータモータMの駆動
を制御する。
【0037】次に、図14を中心に、図1,図2,図7
〜図13を併せて参照して、デコンプ機構Dの動作につ
いて説明する。図14に示されるように、内燃機関Eの
始動開始時(回転位置P1)に、クランク軸4が圧縮行程
S1の途中で停止しており、デコンプカム40が、正転スト
ッパ34に当接している第2停止位置にあるとする(図8
参照)。なお、ここでは、内燃機関Eが停止した際に、
クランク軸4の逆回転が生じなかったものとして説明す
るが、逆回転が生じた場合も、始動開始時のデコンプカ
ム40の位置が、正転ストッパ34から逆回転方向Rに回転
した位置にある点を除き、基本的に以下の説明と同様の
動作がなされる。なお、図14においては、クランク軸
4の回転位置が極太の矢印で示され、デコンプカム40の
回転位置が白抜きの矢印で、そして排気弁11の開閉状態
が中太の矢印で示されている。
【0038】スタータスイッチWがオン作動されて、電
子制御装置Cからの指令により、スタータモータMが逆
回転して、クランク軸4およびカム軸16を逆回転させ
る。なお、クランク軸4の逆回転時には、内燃機関Eに
おける燃料供給および点火は停止されており、クランク
軸4の正回転開始後に、燃料供給および点火が行われ
る。このカム軸16の逆回転により、一方向クラッチ41は
拘束状態となって、アウタリング42がカム軸16と一体に
逆回転する。このとき、排気ロッカアーム24のスリッパ
部24a1とデコンプカム40のベース円部40a1およびリフト
部40bとの接触による摩擦力に基づく回転抵抗トルク
は、前記上限トルクよりも小さいため、カム軸16、さら
にはアウタリング42からトルクリミッタ50を介してデコ
ンプカム40に作用する逆回転トルクにより、デコンプカ
ム40はカム軸16と一体に逆回転する。
【0039】そして、カム軸16の逆回転の途中で、スリ
ッパ部24a1がデコンプカム40のリフト部40bに接触し
て、排気ロッカアーム24が揺動されて、排気弁11がデコ
ンプリフト量Ldで開弁され、さらに逆転開始後の内燃機
関Eの最初の吸気行程S2(実際には、クランク軸4が逆
回転しているので、ピストン5は上死点に向かって移動
するが、便宜上、吸気行程という。以下、同様に、クラ
ンク軸4が逆回転している場合にも、正回転していると
きの行程名を使用して説明する。)を経て、デコンプカ
ム40の突起部40cが逆転ストッパ33と当接した時点(回
転位置P2)で、デコンプカム40は前記第1停止位置に停
止し、それ以上の逆回転が阻止される。そのため、デコ
ンプカム40に作用する回転抵抗トルクは前記上限トルク
を越える大きさとなり、トルクリミッタ50には前記過大
トルクが作用して、トルクリミッタ50のボール52が係合
溝51の急傾斜部51aとの嵌合を解除され、アウタリング4
2のみがカム軸16と一体に逆回転し、このさらなる逆回
転は、排気行程S3、膨張行程S4および圧縮行程S5および
吸気行程S6を経て、回転位置センサGにより逆回転開始
後の2回目の排気上死点が検知された時点で、クランク
軸4が初期逆回転角度Arだけ逆回転したとき(回転位置
P3)に終了する(図9参照)。この例では、逆回転が終
了した時点で、デコンプカム40のリフト部40bに排気ロ
ッカアーム24のスリッパ部24a1が接触しており、排気弁
11はデコンプリフト量Ldで開弁している。
【0040】次いで、電子制御装置Cからの指令によ
り、スタータモータMが正回転して、クランク軸4およ
びカム軸16を正回転させる。このとき、カム軸16の正回
転により、一方向クラッチ41は非拘束状態となって、ア
ウタリング42は、トルクリミッタ50を介して、前記上限
トルクよりも小さい前記連れ回りトルクをデコンプカム
40に作用させる。しかしながら、吸気行程S7にあるクラ
ンク軸4の回転位置が、クランク軸4(またはカム軸1
6)の正回転開始後の最初の圧縮行程S8および膨張行程S
9を経て最初の排気行程S10になるまで(図10参照)
は、弁バネ14により付勢される排気ロッカアーム24のス
リッパ部24a1がデコンプカム40のリフト部40bに接触し
ていることにより生じる回転抵抗トルクが、前記連れ回
りトルクよりも大きいため、デコンプカム40は正回転す
ることなく前記第1停止位置に止まる。そのため、最初
の圧縮行程S8では、排気弁11がデコンプリフト量Ldで開
弁されていて、デコンプ作用が行われて、燃焼室7内の
圧縮圧力が減圧されるので、ピストン5は容易に圧縮上
死点(回転位置P4)を乗り越えることができる。
【0041】そして、最初の排気行程S10において、カ
ム軸16が正回転して、排気ロッカアーム24のローラ28が
排気カム32に接触して、該排気カム32により排気ロッカ
アーム24が揺動されて、排気弁11がデコンプカム40リフ
ト量よりも大きなリフト量で開弁されると(図11参
照)、スリッパ部24a1がデコンプカム40のリフト部40b
から離れるため、デコンプカム40の回転抵抗トルクは前
記連れ回りトルクよりも小さくなって、該連れ回りトル
クによりデコンプカム40がアウタリング42と共にカム軸
16と同じ回転速度で正回転する。このデコンプカム40の
正回転は、排気カム32のデコンプ時作動角A3の範囲で生
じるが、デコンプカム40の有効作動角A1はデコンプ時作
動角A3よりも大きいので、最初の排気行程S10の終期で
は、スリッパ部24a1がデコンプカム40のリフト部40bに
再度接触して、排気弁11がデコンプリフト量Ldでの開弁
状態になると共に、デコンプカム40の回転抵抗トルクが
前記連れ回りトルクよりも大きくなるので、デコンプカ
ム40の回転が停止する(図12参照)。
【0042】そして、カム軸16のみがさらに正回転し
て、2回目の圧縮行程S12(デコンプカム40が正回転し
た後の最初の圧縮行程でもある。)で、デコンプ作用が
行われるので、ピストン5は容易に圧縮上死点(回転位
置P5)を乗り越えることができる。
【0043】カム軸16がさらに膨張行程S13を経て正回
転し、クランク軸4の正回転開始後の第2回目の排気行
程S14では、排気弁11が排気カム32により開弁される
と、最初の排気行程S10のときと同様に、スリッパ部24a
1がデコンプカム40から離れるため、デコンプカム40が
前記連れ回りトルクによりカム軸16と同じ回転速度で正
回転する。しかしながら、デコンプカム40の有効作動角
A1は、排気カム32のデコンプ時作動角A3の2倍よりも小
さく、かつ設定回転角度Adは、排気カム32の作動角A2の
2倍よりも小さいため(図7参照)、この2回目の排気
行程S14の途中で、デコンプカム40の突起部40cが正転ス
トッパ34に当接して、デコンプカム40が前記第2停止位
置を占める。そのため、2回目の排気行程S14の終了時
では、スリッパ部24a1がデコンプカム40のベース円部40
a1に接触するため、排気弁11は、排気ロッカアーム24の
ローラ28が接触する排気カム32のカムプロフィルに応じ
て作動して、閉弁状態になる(図13参照)。これによ
り、排気弁11に対するデコンプ機構Dによるデコンプ作
用が解除され、以後、排気弁11は排気カム32のみにより
開閉作動される。
【0044】そして、カム軸16がさらに吸気行程S15を
経て正回転して、クランク軸4の正回転開始後の3回目
の圧縮行程S16では、デコンプ作用による減圧が行われ
ることなく通常の圧縮圧力で混合気が圧縮されて、点火
栓15により点火されて、内燃機関Eの始動運転が進み、
やがてアイドル運転に移行する。この3回目の圧縮行程
S16では、クランク軸4は、内燃機関Eの始動開始位置
から直ちにクランク軸4が正回転されて通常の圧縮行程
を行うものに比べて、クランク軸4の正回転の開始から
3回目の圧縮行程S16の圧縮開始点P6(クランク軸4が
正回転してからデコンプ作用が解除された後の最初の圧
縮行程開始点(圧縮下死点))(回転位置P6)までのク
ランク角度、すなわちクランク軸4の助走角度Aaが大き
いため、加速される時間が長くなって、クランク軸4は
より大きな回転速度で回転しているので、通常の圧縮圧
力となる圧縮上死点P7を乗り越えるのが容易となる。
【0045】次に、前述のように構成された実施例の作
用および効果について説明する。内燃機関Eの始動開始
時に、電子制御装置Cにより制御されるスタータモータ
Mが、クランク軸4、さらにはカム軸16を、初期逆回転
角度Arだけ逆回転させた後、正回転させることにより、
クランク軸4の逆回転時には、拘束状態となる一方向ク
ラッチ41を介してデコンプカム40をカム軸16と一体に逆
回転させて前記第1停止位置に位置させ、デコンプカム
40のリフト部40bに排気ロッカアーム24を当接させて排
気弁11を開弁状態にすることができるようにした後、ト
ルクリミッタ50の作用によりデコンプカム40を前記第1
停止位置に止めたまま、クランク軸4およびカム軸16を
さらに逆回転させる。
【0046】クランク軸4の正回転開始後は、一方向ク
ラッチ41から伝達される前記連れ回りトルクが作用する
デコンプカム40に対して、排気ロッカアーム24は、その
スリッパ部24a1がデコンプカム40のリフト部40bに接触
して回転抵抗トルクをデコンプカム40に作用させること
でその正回転を阻止し、そのローラ28が排気カム32に接
触してスリッパ部24a1がデコンプカム40から離れること
により、前記連れ回りトルクによるデコンプカム40の正
回転を許容する。これにより、有効作動角A1が、始動時
にデコンプカム40により開弁される排気弁11を開閉させ
る動弁カムのデコンプ時作動角よりも大きく、かつ排気
カム32の前記デコンプ時作動角の2倍よりも小さく設定
されるデコンプカム40は、前記第1停止位置から前記第
2停止位置に達するまでの間において、逆回転された初
期逆回転角度Arの範囲に含まれる最初および2回目の圧
縮行程S8,S12、またはデコンプカム40が正回転した後
の最初の圧縮行程S12においては、排気弁11がデコンプ
リフト量Ldで開弁状態にあって、デコンプ作用がなされ
る。
【0047】その結果、クランク軸4の回転位置が、内
燃機関Eの始動開始時のクランク軸4の回転位置P1より
も初期逆回転角度Arだけ逆回転された分、助走角度Aaが
大きくなって、デコンプ作用解除後の最初の圧縮開始点
(回転位置P6)でのクランク軸4の回転速度が大きくな
るので、デコンプ作用解除後の最初の圧縮上死点(回転
位置P7)を乗り越えることが容易になって、クランク軸
4を回転駆動するスタータモータMの大型化を回避した
うえで始動性が向上する。そのうえ、助走角度Aaの増加
は、デコンプカム40のリフト部40bの有効作動角A1の設
定により、簡単な構造で実現できる。
【0048】しかも、クランク軸4の逆回転時にデコン
プカム40を前記第1停止位置に位置させることで、内燃
機関Eの始動開始時のクランク軸4の回転位置P1に拘わ
らず、クランク軸4の正回転開始時(回転位置P3)に
は、常に、デコンプカム40のリフト部40bの一定の位置
に排気ロッカアーム24を接触させることができるように
デコンプカム40を位置させることができるので、デコン
プカム40により排気弁11を開弁状態にし得る角度範囲、
すなわち有効作動角A1を始動時毎に一定に設定すること
ができて、前記従来技術よりも大きくとれる助走角度Aa
を確実に確保できる。
【0049】また、クランク軸4の逆回転時に、前記上
限トルクを越える逆回転トルクがデコンプカム40に作用
することを防止するトルクリミッタ50が、カム軸16から
デコンプカム40へのトルク伝達経路において、一方向ク
ラッチ41と直列に設けられているので、一方向クラッチ
41により、カム軸16とデコンプカム40とが相対回転不能
になるクランク軸4の逆回転時に、トルクリミッタ16に
より、簡単な構造で、デコンプカム40が逆転ストッパ33
に当接して、前記第1停止位置に止まっている状態のま
ま、助走角度をさらに大きくするためのクランク軸4の
逆回転が可能となる。さらに、トルクリミッタ16によ
り、デコンプカム40、逆転ストッパ33および一方向クラ
ッチ41に過大トルクが作用するのを防止できる。
【0050】以下、前述した実施例の一部の構成を変更
した実施例について、変更した構成に関して説明する。
前記実施例では、初期逆回転角度Arは、回転位置センサ
Gからの検出信号に基づいて、逆転開始後の2回目の排
気上死点により設定される角度であったが、設定回転角
度Adよりも大きな角度となるようなカム軸16の回転位
置、例えば逆転開始後の1回目の排気上死点により設定
される角度、または排気上死点以外の逆転開始後のカム
軸16の任意の回転位置により設定される角度であっても
よい。さらに、初期逆回転角度Arは、回転位置センサG
を設けることなく、設定回転角度Adよりも大きな角度と
なるように、電子制御装置Cのメモリに記憶された予め
設定された固定値からなる角度であってもよく、これに
より、回転位置センサが不要となって、コスト削減がで
きる。
【0051】さらに、前記実施例では、初期逆回転角度
Arは、デコンプカム40が逆転ストッパ33に当接した後
も、クランク軸4およびカム軸16が逆回転される角度に
設定されたが、デコンプカム40が逆転ストッパ33に当接
したことを検出する接触センサ等のセンサを設けること
により、デコンプカム40が前記第1停止位置を占めた時
点で、逆回転が終了するようにしてもよく、この場合に
も、従来技術に比べて助走角度Aaが大きくなって、デコ
ンプ作用解除後の最初の圧縮行程の乗り越えが容易にな
る。
【0052】前記実施例では、デコンプカム40の有効作
動角A1は、始動時にデコンプカム40により開弁される排
気弁11を開閉させる排気カム32のデコンプ時作動角A3よ
りも大きく、かつデコンプ時作動角A3の2倍よりも小さ
く設定されたが、排気カム32の2倍よりも大きく設定す
ることもでき、その場合には、さらに助走角度Aaを大き
くすることが可能となる。
【0053】電動機は、前記実施例では、スタータモー
タMであったが、発電機としても機能する電動機である
発電電動機を、始動時にスタータモータとして使用する
ものであってもよい。また、電動機は、正回転のみする
ものであって、制御手段は、該電動機自体とクランク軸
4への回転力伝達経路中に、クランク軸4の正回転およ
び逆回転を切り換える切換機構とを備えるものであって
もよく、電動機と該切換機構とにより、クランク軸4を
正回転および逆回転させるようにしてもよい。
【0054】デコンプカム40により開弁される機関弁
は、前記実施例では排気弁11であったが、吸気弁10であ
ってもよい。そして、そのとき、カム軸16の回転位置を
検出するセンサを設ける場合は、逆回転を終了するクラ
ンク軸4の回転位置を、クランク軸4の正回転開始直後
にデコンプカム40が前記連れ回りトルクにより正回転し
ない範囲で、吸気弁の閉弁時期近傍とするのが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である始動装置を備えた内燃機
関の側断面図である。
【図2】図1の内燃機関の、一部分を概念的に示した平
断面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線での一部断面図であり、デコン
プカムについては正面図である。
【図6】(A)は図5のデコンプカムの正面図の要部拡
大図であり、(B)は、(A)のB−B線断面図であ
る。
【図7】図1の内燃機関における排気カムおよびデコン
プカムのカムプロフィルの説明図である。
【図8】図1の内燃機関における始動開始時のデコンプ
カム、排気カム等の位置関係を説明するための断面図で
ある。
【図9】デコンプ作用時であって、クランク軸の正回転
開始時の図8と同様の断面図である。
【図10】クランク軸の正回転開始後の最初の排気行程
直前の図9と同様の断面図である。
【図11】クランク軸の正回転開始後の最初の排気行程
時の図9と同様の断面図である。
【図12】クランク軸の正回転開始後の最初の排気行程
直後の図9と同様の断面図である。
【図13】クランク軸の正回転開始後の2回目の排気行
程終了時の図8と同様の断面図である。
【図14】図1の内燃機関におけるデコンプ機構の動作
の説明図である。
【符号の説明】
1…シリンダ、2…シリンダヘッド、3…シリンダヘッ
ドカバー、4…クランク軸、5…ピストン、6…コンロ
ッド、7…燃焼室、8…吸気ポート、9…排気ポート、
10…吸気弁、11…排気弁、12…リテーナ、13,14…弁バ
ネ、15…点火栓、16…カム軸、17…ボールベアリング、
18,19…スプロケット、20…タイミングチエーン、21,
22…ロッカ軸、23…吸気ロッカアーム、24…吸気ロッカ
アーム、25…タペットネジ、26…ロックナット、27,28
…ローラ、29…支持軸、30…ニードルベアリング、31…
吸気カム、32…排気カム、33…逆転ストッパ、34…正転
ストッパ、40…デコンプカム、40b…リフト部、40c…突
起部、41…一方向クラッチ、42…アウタリング、43…ロ
ーラ、44…コイルバネ、45…カム溝、46…ワッシャ、47
…ストッパリング、50…トルクリミッタ、51…係合溝、
52…ボール、53…コイルバネ、54…収容孔、E…内燃機
関、M…スタータモータ、W…スタータスイッチ、C…
電子制御装置、V…動弁室、D…デコンプ機構、N…正
回転方向、R…逆回転方向、G…回転位置センサ、Le,
Ld…リフト量、A1…有効作動角、A3…デコンプ時作動
角、Ad…設定回転角度、Ar…初期逆回転角度、Aa…助走
角度、P1〜P8…回転位置、S1〜S16…行程。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生井 邦明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G018 AB05 AB17 BA07 BA09 BA10 BA11 CA09 CA10 DA04 DA05 DA10 DA24 DA32 DA34 EA35 FA03 FA06 FA08 FA15 FA17 GA03 GA11 GA14 3G092 AA11 AA12 CB03 DA02 DA04 DD01 DD02 DG08 FA06 FA31 FA50 GA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動時に電動機によりクランク軸を回転
    駆動させ、前記クランク軸の回転に同期して回転駆動さ
    れるカム軸に設けられた動弁カムにより開閉される機関
    弁をデコンプ機構により開弁させる内燃機関の始動方法
    において、 前記デコンプ機構は、前記カム軸に設けられたデコンプ
    カムを有し、該デコンプカムは、前記カム軸の逆回転方
    向での第1停止位置と前記カム軸の正回転方向での第2
    停止位置との間で前記カム軸の回転方向に回転可能とさ
    れると共に、前記機関弁が、前記第1停止位置で開弁状
    態となり、前記第2停止位置で閉弁状態となるカムプロ
    フィルを有し、始動開始時に前記電動機で前記クランク
    軸を逆回転させることにより前記デコンプカムを逆回転
    させて前記第1停止位置に位置させ、その後、前記電動
    機で前記クランク軸を正回転させることにより前記デコ
    ンプカムを正回転させ、前記デコンプカムが前記第2停
    止位置に達するまでの間において、前記電動機により逆
    回転された所定クランク角度の範囲に含まれる圧縮行程
    および前記デコンプカムが正回転した後の最初の圧縮行
    程のいずれかに該当する圧縮行程では、前記デコンプカ
    ムにより前記機関弁を開弁状態にすることを特徴とする
    内燃機関の始動方法。
  2. 【請求項2】 始動時に電動機によりクランク軸を回転
    駆動させ、前記クランク軸の回転に同期して回転駆動さ
    れるカム軸に設けられた動弁カムにより開閉される機関
    弁をデコンプ機構により開弁させる内燃機関の始動方法
    において、 前記デコンプ機構は、前記カム軸に設けられたデコンプ
    カムを有し、該デコンプカムは、前記カム軸の逆回転方
    向での第1停止位置と前記カム軸の正回転方向での第2
    停止位置との間で前記カム軸の回転方向に回転可能とさ
    れると共に、前記機関弁が、前記第1停止位置で開弁状
    態となり、前記第2停止位置で閉弁状態となるカムプロ
    フィルを有し、始動開始時に前記電動機で前記クランク
    軸を逆回転させることにより前記デコンプカムを逆回転
    させて前記第1停止位置に位置させ、その後、前記電動
    機で前記クランク軸を正回転させることにより前記デコ
    ンプカムを正回転させ、前記デコンプカムが前記第2停
    止位置に達するまでの間での複数回の圧縮行程におい
    て、前記デコンプカムにより機関弁を開弁状態にするこ
    とを特徴とする内燃機関の始動方法。
  3. 【請求項3】 前記デコンプカムを前記第1停止位置に
    位置させた後、前記電動機により前記クランク軸をさら
    に逆回転させることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の内燃機関の始動方法。
  4. 【請求項4】 始動時にクランク軸を回転駆動する電動
    機と、該電動機による前記クランク軸の回転駆動を制御
    する制御手段と、前記クランク軸の回転に同期して回転
    駆動されるカム軸に設けられた動弁カムにより開閉され
    る機関弁を開弁させるデコンプ機構とを備える内燃機関
    の始動装置において、 前記デコンプ機構は、前記カム軸の逆回転方向での第1
    停止位置を規定する逆転ストッパと前記カム軸の正回転
    方向での第2停止位置を規定する正転ストッパとの間で
    前記カム軸の回転方向に回転可能に前記カム軸に設けら
    れ、かつ前記機関弁が、前記第1停止位置で開弁状態と
    なり、前記第2停止位置で閉弁状態となるカムプロフィ
    ルを有するデコンプカムと、前記クランク軸の逆回転時
    に前記カム軸と前記デコンプカムとが相対回転不能にな
    る拘束状態を確立して前記カム軸から前記デコンプカム
    に逆回転トルクを伝達すると共に、前記クランク軸の正
    回転時に前記カム軸と前記デコンプカムとが相対回転可
    能になる非拘束状態を確立して前記カム軸から前記デコ
    ンプカムに正回転方向の連れ回りトルクを伝達するトル
    ク伝達手段と、前記第1停止位置および前記第2停止位
    置の間で前記デコンプカムの正回転方向での連れ回りを
    阻止および許容する回転制御手段とを有し、 前記電動機は、前記制御手段により、始動開始時に前記
    クランク軸を所定クランク角度だけ逆回転させ、その後
    に正回転させ、前記デコンプカムは、前記クランク軸の
    前記所定クランク角度での逆回転時に、前記トルク伝達
    手段により逆回転させられて前記第1停止位置を占め、
    前記クランク軸の正回転時に、前記トルク伝達手段と前
    記回転制御手段とにより、前記デコンプカムが前記第2
    停止位置に達するまでの間において、逆回転された前記
    所定クランク角度の範囲に含まれる圧縮行程および前記
    デコンプカムが正回転した後の最初の圧縮行程のいずれ
    かに該当する圧縮行程では、前記機関弁を開弁状態にす
    ることを特徴とする内燃機関の始動装置。
  5. 【請求項5】 前記トルク伝達手段は、前記カム軸から
    前記デコンプカムへのトルク伝達経路で直列に設けられ
    た一方向クラッチとトルクリミッタとから構成され、前
    記一方向クラッチは、前記クランク軸の逆回転時に前記
    拘束状態を確立すると共に、前記クランク軸の正回転時
    に前記非拘束状態を確立して前記カム軸から前記デコン
    プカムに前記連れ回りトルクを伝達し、前記トルクリミ
    ッタは、前記第1停止位置を占めている前記デコンプカ
    ムに前記カム軸から伝達される逆回転トルクを、上限ト
    ルク以下に制限すると共に該上限トルクを越える逆回転
    トルクが前記カム軸に作用したとき前記カム軸のみを逆
    回転させ、前記電動機は、前記デコンプカムを前記第1
    停止位置に位置させた後、さらに前記クランク軸を逆回
    転させることを特徴とする請求項4記載の内燃機関の始
    動装置。
  6. 【請求項6】 前記回転制御手段は、前記動弁カムのデ
    コンプ時作動角の範囲で前記デコンプカムの連れ回りを
    許容し、前記デコンプカムの有効作動角は、前記デコン
    プ時作動角よりも大きいことを特徴とする請求項4また
    は請求項5記載の内燃機関の始動装置。
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