JP2008208795A - エンジン - Google Patents

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琢 平山
Isato Maehara
勇人 前原
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孝明 津久井
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    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/06Cutting-out cylinders

Abstract

【課題】ロッカーアーム駆動式バルブ開閉機構により開閉される吸排気バルブの休止機構を簡単な構成とする。
【解決手段】エンジンEは、排気通路12の排気ポート12aを開閉する排気バルブ30と、排気バルブを閉弁方向に付勢する第1排気バルブバネ34aと、エンジンクランクシャフト回転に対応して回転される排気バルブ駆動カム7と、排気バルブと排気バルブ駆動カムとの間に揺動可能に設けられ、一端部が排気バルブ駆動カムに当接して排気バルブ駆動カムの回転に応じて押圧されて揺動され、この揺動に応じて他端部の押圧部材74が排気バルブを押圧して開放側に移動させるロッカーアーム72と、ロッカーアームの押圧部材と排気バルブとの間に設けられた排気バルブ休止機構50とを備える。排気バルブ休止機構は、ロッカーアームの揺動に応じて押圧部材に押圧されてバルブ開閉方向に往復移動されるプランジャ保持体51と、プランジャ保持体内に横方向に移動可能に設けられ、作動位置と休止位置とに移動可能な休止選択プランジャ55とから構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンシリンダ室と吸気もしくは排気通路との連通部を開閉する吸排気バルブをロッカーアームにより開閉作動させるバルブ作動機構を備えたエンジンに関し、さらに詳しくは、これら吸排気バルブの作動を休止させることが可能なバルブ休止機構を備えたエンジンに関する。
エンジンの吸排気用のバルブ作動機構としては、バルブ駆動カムにより揺動されるロッカーアームにより開閉作動させる構成のもの(ロッカーアーム駆動式バルブ開閉機構と称する)が良く知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、バルブ駆動カムの回転状態において一部もしくは全部の吸排気バルブの作動を休止させるバルブ休止機構を設けることも知られている。
特開昭61−201808号公報
ここで、バルブ休止機構を設ける場合、ロッカーアーム駆動式バルブ開閉機構においては、特許文献1に開示されているように、ロッカーアームの揺動支軸部に、補助アーム、可動ロッドを設けて可動ロッドによりロッカーアームを作動させなくして休止状態を作り出す複雑な機構が必要となるため、バルブ休止機構が複雑化し且つ高価になるということが考えられる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、ロッカーアーム駆動式バルブ開閉機構により開閉される吸排気バルブを有したエンジンにおいて、これら吸排気バルブの休止機構を簡単な構成とすることを目的とする。
上記目的達成のため、本発明に係るエンジンは、エンジンのシリンダヘッドに設けられるバルブ(例えば、実施形態における排気バルブ30)と、前記バルブを閉弁方向に付勢するバルブ付勢部材(例えば、実施形態における第1排気バルブバネ34a)と、前記エンジンのクランクシャフト回転に対応して回転されるバルブ駆動カム(例えば、実施形態における排気バルブ駆動カム7)と、前記バルブと前記バルブ駆動カムとの間に揺動可能に設けられ、一端部が前記バルブ駆動カムに当接して前記バルブ駆動カムの回転駆動に応じて押圧されて揺動動し、前記バルブを開閉作動させるロッカーアームと、エンジンの運転状態に応じて前記バルブ駆動カムの回転駆動に拘わらず前記バルブの開閉作動を休止させるバルブ休止機構とを備えるエンジンにおいて、前記バルブ休止機構(例えば、実施形態における排気バルブ休止機構50)が、前記ロッカーアームの前記他端部と前記バルブとの間に設けられる。
この場合に、前記バルブ休止機構は、前記ロッカーアームの前記他端部の方に付勢されて当接し、前記ロッカーアームの揺動に応じて前記バルブの開閉方向に往復移動される保持体(例えば、実施形態におけるプランジャ保持体51)と、前記保持体内に設けられて、前記保持体の往復動に応じて前記バルブを開閉作動させる作動位置と、前記保持体に往復動に拘わらず前記バルブを閉弁位置に保持する休止位置とに移動可能な休止選択部材(例えば、実施形態における休止選択プランジャ55)とから構成されるのが好ましい。
このように構成されるエンジンにおいて、前記吸気もしくは排気通路が形成されるエンジンシリンダヘッドに前記バルブの開閉方向に延びてガイド孔(例えば、実施形態におけるガイド孔14)が形成され、前記保持体は前記ガイド孔内に摺動自在に配設され、前記保持体を前記ロッカーアームの他端部に付勢して当接させる保持体付勢部材(例えば、実施形態における第2排気バルブバネ34b)を有し、前記休止選択部材は、前記保持体内にその摺動方向と直角な方向に移動自在に設けられた休止選択プランジャと、前記休止選択プランジャを前記直角な方向の一方側に付勢するプランジャ付勢部材(例えば、実施形態におけるプランジャバネ57)とから構成され、前記バルブ休止機構において、前記エンジンシリンダヘッド内の油圧供給路から休止作動油圧が供給される作動油室が前記保持体内に設けられ、前記作動油室に供給された前記休止作動油圧を受けて前記休止選択プランジャが前記プランジャ付勢部材に抗して前記直角な方向の他方側に押圧され、前記プランジャ付勢部材による付勢力と、前記作動油室に作用する前記休止作動油圧による押圧力とに基づいて前記休止選択プランジャが移動されて前記作動位置および前記休止位置に選択的に位置されるのが好ましい。
また、上記エンジンにおいて、前記バルブが前記連通部を開閉するバルブ本体部および前記バルブ本体部に繋がって前記バルブ休止機構の方に延びるバルブステム部から構成され、前記バルブステム部の先端部が前記プランジャ保持体を通って前記休止選択プランジャに対向し、前記休止選択プランジャに、前記作動位置に位置したときに前記バルブステム部の先端部と当接して前記保持体とともに前記バルブを開閉方向に移動させるステム当たり面と、前記休止位置に位置したときに前記バルブステム部の先端部を入り込ませて前記保持体を移動させるが前記バルブは閉弁保持させるステム受容部とが形成され、さらに、前記プランジャ付勢部材による付勢力が前記作動油室に作用する前記休止作動油圧による押圧力より大きいときに前記休止選択プランジャが前記作動位置に位置し、前記プランジャ付勢部材による付勢力より前記作動油室に作用する前記休止作動油圧による押圧力の方が大きいときに前記休止選択プランジャが前記休止位置に位置するように構成されているのが好ましい。
上記エンジンにおいて、前記保持体に、前記ガイド孔に摺動可能に嵌合して前記保持体の前記ガイド孔内での摺動移動をガイドするガイド壁が設けられているのが好ましい。
この場合に、前記ガイド壁が前記保持体の外周全周に亘って形成されても良く、また、前記ガイド壁が前記保持体の外周に等間隔で形成されても良い。また、前記ガイド壁が前記保持体の前記ロッカーアームの他端部に当接する側の反対側に設けられるのが好ましい。
本発明に係るエンジンによると、ロッカーアームの他端部とバルブとの間にバルブ休止機構が設けられる構成であるため、ロッカーアーム駆動式バルブ開閉機構を有したエンジンにおいて、ロッカーアームが複雑な構造になることなく、バルブ休止機構の無い従来のエンジンに用いられているロッカーアームと同じ単純な構造にすることができる。
この場合に、バルブ休止機構を保持体と休止選択部材とから構成することにより、バルブ休止機構を簡単で軽量な構成とすることができる。
また、保持体がガイド孔内に摺動自在に配設されて保持体付勢部材により付勢されるように構成し、休止選択部材を休止選択プランジャとプランジャ付勢部材とから構成し、プランジャ付勢部材による付勢力と、作動油室に作用する休止作動油圧による押圧力とに基づいて休止選択プランジャを作動位置および休止位置に選択的に位置させる構成とすることにより、簡単且つ軽量な構成を有したバルブ休止機構を得ることができる。
さらに、バルブステム部の先端部が保持体を通って休止選択プランジャに対向し、休止選択プランジャに、作動位置に位置したときにバルブステム部の先端部と当接するステム当たり面と、休止位置に位置したときにバルブステム部の先端部を入り込ませるステム受容部とを形成し、プランジャ付勢部材による付勢力が作動油室に作用する休止作動油圧による押圧力より大きいときに休止選択プランジャが作動位置に位置し、プランジャ付勢部材による付勢力より休止作動油圧による押圧力の方が大きいときに休止選択プランジャが休止位置に位置するように構成すれば、簡単且つ軽量な構成を有したバルブ休止機構を得ることができるとともに、エンジン始動時等において、休止作動油圧が低圧状態であるときにバルブが開閉作動されるので、エンジン始動時等の極低速運転時においても大きなエンジン出力を得ることができ、良好な始動性を確保できる。
保持体にガイド孔内での摺動移動をガイドするガイド壁を設ければ、保持体の往復摺動運動を滑らかに行わせることができる。このガイド壁を保持体の外周全周に亘って形成すれば、ロッカーアームから作用する横方向のどの方向の力もガイド壁によって受け止めることができ、保持体の往復摺動運動をより円滑に行わせることができる。ガイド壁を保持体の外周に等間隔で形成すれば、ガイド機能を保持したまま保持体を軽量化できる。さらに、ガイド壁を保持体のロッカーアームの他端部に当接する側の反対側に設ければ、ロッカーアームから作用する力を効率よく受け止めることができるとともに、バルブ休止機構の軽量化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1に本発明を適用した4ストロークエンジンEにおけるシリンダヘッドの周辺部構造を示している。このエンジンEは多気筒エンジンであるが、その一つの気筒部分のみを断面して示しており、この気筒を構成するシリンダブロック1のシリンダ孔1a内にピストン2が摺動自在に配設されている。ピストン2はコンロッドを介してエンジンクランクシャフトに連結され、ピストン2の往復動に応じてエンジンクランクシャフトを回転駆動するのであるが、この構成は本願発明に直接関係せず、また周知の構造であるのでその説明は省略する。
シリンダブロック1の上面にシリンダヘッド10が結合して取り付けられており、シリンダヘッド10が取り付けられた状態でシリンダ孔1aに囲まれるとともにピストン2の上面が対向する部分に燃焼室3が形成されている。この燃焼室3に連通して吸気通路11および排気通路12がシリンダヘッド10内に形成されており、これら吸気通路11および排気通路12と燃焼室3との連通部に、この連通部を形成する吸気ポート11aおよび排気ポート12aを開閉する吸気バルブ20および排気バルブ30が設けられている。
吸気バルブ20は、吸気ポート11aを開閉自在に塞ぐバルブ本体部21と、バルブ本体部21に一体に繋がって延びる棒状のバルブステム部22とからなり、バルブステム部22がシリンダヘッド10に取り付けられた筒状のステムガイド23により摺動自在にガイドされ、吸気バルブ20がバルブステム部22の延びる方向に移動自在となっている。但し、バルブステム部22の先端がリテーナ25を介して第1吸気バルブバネ(バルブ付勢部材)24aにより閉弁方向(図の上方)に付勢され、フリーな状態ではバルブ本体部21は吸気ポート11aを閉塞する構成となっている。
同様に、排気バルブ30は、排気ポート12aを開閉自在に塞ぐバルブ本体部31と、バルブ本体部31に一体に繋がって延びる棒状のバルブステム部32とからなり、バルブステム部32がシリンダヘッド10に取り付けられた筒状のステムガイド33により摺動自在にガイドされ、排気バルブ30がバルブステム部32の延びる方向に移動自在となっている。但し、バルブステム部32の先端がリテーナ35を介して第1排気バルブバネ(バルブ付勢部材)34aにより閉弁方向(図の上方)に付勢され、フリーな状態ではバルブ本体部31は排気ポート12aを閉塞する構成となっている。
シリンダヘッド10には、吸気バルブ20用のステムガイド23の取り付け部より上側(外側)にこれと同軸に延びたガイド孔13が上面側に貫通して形成されており、このガイド孔13内に軸方向に摺動自在に吸気バルブ休止機構40が配設されている。シリンダヘッド10の上面側にはクランク軸方向(紙面と直角な方向)に延びてカムシャフト6が配設されており、このカムシャフト6に設けられた吸気バルブ駆動カム8が吸気バルブ休止機構40の上端と対向している(図13および図14参照)。吸気バルブ休止機構40はガイド孔13内に配設された第2吸気バルブバネ24bによりカムシャフト側方向(図における上側方向)に付勢されており、吸気バルブ休止機構40の上端面が吸気バルブ駆動カム8のカム面8a,8bと当接している。
同様に、シリンダヘッド10には、排気バルブ30用のステムガイド33の取り付け部より上側(外側)にこれと同軸に延びたガイド孔14が上面側に貫通して形成されており、このガイド孔14内に軸方向に摺動自在に排気バルブ休止機構50が配設されている。シリンダヘッド10の上面側にはクランク軸方向(紙面と直角な方向)に延びた支持シャフト71により揺動自在に支持されたロッカーアーム72を有したロッカーアーム機構70が設けられている。このロッカーアーム72の一端(右端)72aにカムフォロア73が回転自在に取り付けられており、このカムフォロア73はカムシャフト6に設けられた排気バルブ駆動カム7のカム面7a,7bと当接する。ロッカーアーム72の他端72bには押圧部材74が取り付けられており、その下端は排気バルブ休止機構50の上端と対向している。なお、押圧部材74はロッカーアーム72の他端72bに螺合して取り付けられており、その螺合量を調節して下方への突出量を調整可能である。そのため、押圧部材74の上端にドライバー等を差し込むための溝74aが形成されている。
排気バルブ休止機構50はガイド孔14内に配設された第2排気バルブバネ34bによりロッカーアーム側方向(図における上側方向)に付勢されており、排気バルブ休止機構50の上端面が押圧部材74と当接してこれを上方に押圧し、ロッカーアーム72を図において時計回りに回動するように付勢して、カムフォロア73を排気バルブ駆動カム7のカム面7a,7bと当接させる。
これらカムシャフト6、ロッカーアーム機構70等を覆ってシリンダヘッドカバー5がシリンダヘッド10の上面に結合配置されている。なお、図示しないが、燃焼室3に望む点火プラグがシリンダヘッド10に取り付けられ、吸気通路11に繋がる吸気管と排気通路12に繋がる排気管とがシリンダヘッド10に取り付けられている。この吸気管には、エアクリーナ、スロットルバルブ、燃料噴射弁等が取り付けられてエンジンEの運転に応じて燃料と空気との混合気を燃焼室3に供給する。また、燃焼室3内で燃焼した燃焼ガスは排気通路12から排気管を通って外部に排出される。
以上の構成のエンジンにおいて、ロッカーアーム機構70により排気バルブ休止機構50を介して排気バルブ30を開閉作動させる構成に本発明を適用しており、この構成について、図2〜図8を参照して、以下に詳しく説明する。
排気バルブ休止機構50は、図4に示すように、外形形状が円筒状に形成されてガイド孔14内に摺動自在に嵌合配設されるプランジャ保持体51と、プランジャ保持体51に、プランジャ保持体51の摺動移動方向と直角な方向に延びて貫通形成されたプランジャ孔52a内に摺動自在に嵌合配設された休止選択プランジャ55と、休止選択プランジャ55を摺動方向一方側(図における右方向)に付勢するプランジャバネ57とを備えて構成される。また、プランジャ保持体51に、その外形円筒形状の中心を通って上下に貫通する保持体側ステム受容孔52bが形成されており、その上端に保持体側ステム受容孔52bを覆う円盤状の当接板54が固設されている。この保持体側ステム受容孔52bは、排気バルブ30のバルブステム部32の先端部径より大きく、後述するように、バルブステム部32の先端部を保持体側ステム受容孔52b内に突出させて受容可能な大きさに設定されている。
プランジャ保持体51に形成されたプランジャ孔52aは一端が開口するが他端が閉塞されており、この閉塞壁に当接するようにプランジャバネ57がプランジャ孔52a内に装着された後、プランジャ孔52a内に休止選択プランジャ55が図示のように摺動自在に嵌合装着される。休止選択プランジャ55には、軸方向一端側(図における右端側)に径方向に延びるスリット55cが形成され、他端側(図における左端側)にプランジャバネ57を受容するバネ受容凹部55dが形成されている。さらに、軸方向中央部に軸中心を通って直交して延びるプランジャ側ステム受容孔55aが貫通形成されている。このプランジャ側ステム受容孔55aは、排気バルブ30のバルブステム部32の先端部径より大きく、後述するように、バルブステム部32の先端部をプランジャ側ステム受容孔55a内に突出させて受容可能な大きさに設定されている。また、プランジャ側ステム受容孔55aの下端側開口部は平面状に削られてステム当たり面55bが形成されている。
プランジャ保持体51にはさらに、プランジャ孔52aの開口端部側近傍に位置してプランジャ孔52aの中心を横切って上下に貫通するピン孔52cが形成されており、このピン孔52cにストッパピン53が嵌合装着される。このとき、ストッパピン53は、プランジャ孔52a内に嵌合装着された休止選択プランジャ55のスリット55c内に入り込んで取り付けられ、休止選択プランジャ55はプランジャバネ57により、図における右方に押圧され、スリット55cの溝底がストッパピン53と当接して図2に示す位置に保持される。この位置では、休止選択プランジャ55はストッパピン53により回転規制がされており、ステム当たり面55bが下面側に位置するとともにプランジャ側ステム受容孔55aが、保持体側ステム受容孔52bと軸方向にずれて位置する。そして、排気バルブ30のバルブステム部32の上端がステム当たり面55bと近接対向する。なお、このときの休止選択プランジャ55の位置を作動位置と称する。
一方、プランジャ保持体51の円筒状の外周面には、中間部にリング状の作動油受容溝51cが形成され、この作動油受容溝51cを挟んで上下にそれぞれ円筒状の上部ガイド壁51aおよび下部ガイド壁51bが形成されている。プランジャ保持体51がガイド孔14内に嵌合されるときに、上下部ガイド壁51a,51bがガイド孔14と摺動自在に嵌合してガイドされ、プランジャ保持体51がガイド孔14内をスムーズに摺動移動可能となっている。なお、上記プランジャ孔52aは作動油受容溝51c内に開口している。
シリンダヘッド10には、後述する排気バルブ用の休止作動油圧供給装置80から供給される排気バルブ休止作動油を、プランジャ保持体51の作動油受容溝51c内に供給するための排気バルブ作動油供給路16が形成されている。この排気バルブ作動油供給路16はその先端部油路16aがガイド孔14内に開口しており、この部分において作動油受容溝51cと連通するようになっている。プランジャ保持体51はロッカーアーム機構70により押圧されてガイド孔14内を上下に摺動移動するのであるが、図2に示すようにプランジャ保持体51が上動したときも、図3に示すようにプランジャ保持体51が下動したときも、作動油受容溝51cは少なくとも部分的に先端部油路16aと連通するようになっており、排気バルブ作動油供給路16を介して供給される排気バルブ休止作動油は作動油受容溝51c内に供給されるようになっている。このようにして作動油受容溝51c内に供給されてきた休止作動油は、プランジャ保持孔52a内に入り込み、排気バルブ作動油圧が休止選択プランジャ55の右端部に作用してこれを左方向に押圧する。
次に、排気バルブ作動油供給路16に排気バルブ休止作動油圧を供給する制御を行う排気バルブ用の休止作動油圧供給装置80について、図7および図8を参照して説明する。休止作動油圧供給装置80は、バルブボディ81と、バルブボディ81に形成されたスプール孔81a内に摺動自在に配設されたスプールバルブ85と、スプールバルブ85を配設したスプール孔81aを左端部側において閉塞するプラグ87と、スプール孔81a内の左端側に配設されてスプールバルブ85を右方向に付勢するスプールバネ86と、バルブボディ81の右端部に取り付けられたソレノイド機構90とを備えて構成される。
この休止作動油圧供給装置80には、図示しない所定油圧に調圧された休止作動油を供給する休止油圧供給源Pと繋がる入口ポート82aと、上記排気バルブ作動油供給路16と繋がる出口ポート82bと、ドレン側に繋がるドレンポート82cとが、図示のようにスプール孔81aと繋がって形成されている。そして、スプール孔81a内でスプールバルブ85を左右に摺動移動させる制御を行うことにより、入口ポート82aと出口ポート82bとのスプール孔81aを介した連通が遮断されるとともに出口ポート82bとドレンポート82cとがスプール孔81aを介して連通する作動油供給停止状態(図7に示す状態)と、入口ポート82aと出口ポート82bとがスプール孔81aを介して連通するとともに出口ポート82bとドレンポート82cとのスプール孔81aを介しての連通を遮断する作動油供給状態(図8に示す状態)とを作り出すようになっている。
また、バルブボディ81内に、小孔82d,82eを介して入口ポート82aおよび出口ポート82bと連通し、端部にソレノイド機構90のポペット91により開閉される開閉孔84aを有した開閉ポート部材84が設けられた第1バイパス通路83aと、開閉ポート部材84の右側空間とスプール孔81aの右端部とを連通させる第2バイパス通路83bとが形成されている。
ソレノイド機構90は、コネクタ部93に接続されるケーブル(図示せず)を介して供給される電力を受けて励磁されるソレノイド92と、このソレノイド92の励磁力を受けて右方向に引っ張られるポペット91と、ポペット91を左方向に付勢するポペットバネ94とを有して構成される。ポペット91の左端部に上記開閉孔84a内に右側から突入してこれを閉塞する開閉突起91aが形成されており、ソレノイド92の非励磁状態ではポペットバネ94に付勢されてポペット91が左動され、開閉突起91aが開閉孔84a内に突入してこれを閉塞する。一方、ソレノイド92が通電励磁されるとポペットバネ94の付勢に抗してポペット91が右動され、開閉突起91aが開閉孔84aから離れてこれを開放する。
ソレノイド92の励磁状態を図7に示しており、励磁された状態ではソレノイド92によりポペット91を右方に引っ張る力が作用してポペット91はポペットバネ94の付勢力に抗して右動され、ポペット91の開閉突起91aは開閉ポート部材84の開閉孔84aから離れ、これを開放する。このため、休止油圧供給源Pから入口ポート82aに供給される作動油が小孔82dから第1バイパス通路83aを通るとともに開閉孔84aを通って第2バイパス通路83bに供給され、さらに、スプール孔81a内におけるプラグ87とスプールバルブ85の右端面とに囲まれたスプール油室81b内に流入する。
この結果、スプール油室81b内の作動油の油圧がスプールバルブ85をスプールバネ86の付勢に抗して左動させ、図7の位置に位置させる。これにより、スプールバルブ85に図示のように形成されたスプール溝85cおよびランド部85dにより、入口ポート82aと出口ポート82bとのスプール孔81aを介した連通が遮断され、出口ポート82bとドレンポート82cとがスプール孔81aを介して連通し、作動油供給路16内の作動油はドレン側に排出される。このようにして、プランジャバネ57の休止選択プランジャ55への付勢力に抗して休止選択プランジャ55を動かすための油圧が休止選択プランジャ55にかからない、上述した作動油供給停止状態が作り出される。なお、入口ポート82aから第1バイパス通路83a内に供給された作動油は小孔82eを介して出口ポート82b内に流入するが、その流入量は少なく、全てドレン側に排出されるので、作動油供給路16内の油圧は低減する。
このようにスプール油室81b内に供給されて作動油の油圧を用いてスプールバルブ85を強制的に左動させる構成であるため、休止作動油圧の大きさを適宜設定することにより、スプールバルブ85を任意のスピードで左動させることができる。本実施形態では、スプールバルブ85を急速に左動させ、出口ポート82bに繋がる作動油供給路16内の作動油を速やかにドレン側に排出させるようにし休止選択プランジャ55に作用している油圧を急速に低減させている。これにより、排気バルブ30が休止状態にあるときからこれを作動状態に移行させるときのプランジャバネ57の付勢力によるプランジャ55の移動を迅速にし、応答性を高くしている。
一方、ソレノイド92の非励磁状態を図8に示しており、ソレノイド92によりポペット91を右方に引っ張る力が作用しないので、ポペット91はポペットバネ94の付勢力により左動され、ポペット91の開閉突起91aは開閉ポート部材84の開閉孔84a内に突入して、これを閉塞する。このため、休止油圧供給源Pから入口ポート82aに供給されて第1バイパス通路83aに供給された作動油は、第2バイパス通路83bに流入することがなく、スプール油室81b内の作動油はスプールバルブ85に形成された小孔85a,85bを介してドレンされる。
この結果、スプールバルブ85はスプールバネ86の付勢力により右動され、図8の位置に位置する。これにより、スプールバルブ85に図示のように形成されたスプール溝85cおよびランド部85dにより、入口ポート82aと出口ポート82bとがスプール孔81aを介して連通し、出口ポート82bとドレンポート82cとの連通が遮断される。このため、入口ポート82aに供給された作動油が排気バルブ作動油供給路16に供給されるようになり、プランジャバネ57の付勢力にうちかってプランジャ55を移動させ、上述した作動油供給状態が作り出される。
次に、吸気バルブ休止機構40について、図13および図14を参照して説明する。なお、この機構40には本願発明を適用するものでないが、その作動原理は排気バルブ休止機構50と類似する。
吸気バルブ休止機構40は、ガイド孔13内に摺動自在に嵌合配設される有底円筒状のバルブリフタ48を備え、このバルブリフタ48内に形成された挿入孔48a内にプランジャ保持体41が嵌合配設されて構成される。プランジャ保持体41は、排気バルブ休止機構50のプランジャ保持体51とほぼ同一の構成であり、内部にバルブリフタ48の摺動移動方向と直角な方向に延びるプランジャ孔42aが貫通形成され、このプランジャ孔42a内に摺動自在に休止選択プランジャ45が嵌合配設され、休止選択プランジャ45は摺動方向一方側(図における左方向)にプランジャバネ47により付勢されるように構成されている。また、プランジャ保持体41に、その外形円筒形状の中心を通って上下に貫通する保持体側ステム受容孔42bが形成されており、その上端がバルブリフタ48の底面に当接するように構成されている。この保持体側ステム受容孔42bは、吸気バルブ20のバルブステム部22の先端部径より大きく、後述するように、バルブステム部22の先端部を保持体側ステム受容孔42b内に突出させて受容可能な大きさに設定されている。
休止選択プランジャ45には、軸方向一端側(図における左端側)に径方向に延びるスリット45cが形成され、他端側(図における左端側)にプランジャバネ47を受容し、軸方向中央部に軸中心を通って直交して延びるプランジャ側ステム受容孔45aが貫通形成されている。このプランジャ側ステム受容孔45aは、吸気バルブ20のバルブステム部22の先端部径より大きく、後述するように、バルブステム部22の先端部をプランジャ側ステム受容孔45a内に突出させて受容可能な大きさに設定されている。また、プランジャ側ステム受容孔45aの下端側開口部は平面状に削られてステム当たり面45bが形成されている。
プランジャ保持体41にはさらに、プランジャ孔42aの開口端部側近傍に位置してプランジャ孔42aの中心を横切って上下に貫通するピン孔42cが形成されており、このピン孔42cにストッパピン43が嵌合装着されている。このとき、ストッパピン43は、プランジャ孔42a内に嵌合装着された休止選択プランジャ45のスリット45c内に入り込んで取り付けられ、休止選択プランジャ45はプランジャバネ47により、図における左方に押圧され、スリット45cの溝底がストッパピン43と当接して図13に示す位置に保持される。この位置では、休止選択プランジャ45はストッパピン43により回転規制がされており、ステム当たり面45bが下面側に位置するとともにプランジャ側ステム受容孔45aが、保持体側ステム受容孔42bと軸方向にずれて位置する。そして、吸気バルブ20のバルブステム部22の上端がステム当たり面45bと近接対向する。なお、このときの休止選択プランジャ45の位置を作動位置と称する。
一方、プランジャ保持体41の円筒状の外周面には、中間部にリング状の作動油受容溝41cが形成され、この作動油受容溝41cは、プランジャ保持体41がバルブリフタ48の挿入孔48a内に嵌合配設された状態で、バルブリフタ48の外周に形成された連通孔48bと対向している。シリンダヘッド10には、前述の休止作動油圧供給装置80から供給される休止作動油を供給する吸気バルブ作動油供給路17が形成されている。この吸気バルブ作動油供給路17はその先端部油路17aがガイド孔13内にリング状に形成された作動油受容溝17bに繋がっており、この部分においてバルブリフタ48の連通孔48bと連通するようになっている。
バルブリフタ48はその上端面48cがカムシャフト6に設けられた吸気バルブ駆動カム8により押圧され、プランジャ保持体41と一緒にガイド孔13内を上下に摺動移動するのであるが、この上下移動の間において、連通孔48bは少なくとも部分的に作動油受容溝17bと連通するようになっており、作動油供給路17を介して供給される吸気バルブ休止作動油は連通孔48bから作動油受容溝41c内に供給されるようになっている。このようにして作動油受容溝41c内に供給されてきた吸気バルブ休止作動油は、プランジャ保持孔42a内に入り込み、その作動油圧が休止選択プランジャ45の左端部に作用してこれを右方向に押圧する。
以上のように構成されたエンジンEの運転時のバルブの作動について以下に説明する。まず、排気バルブ作動油供給路16および吸気バルブ作動油供給路17に吸気バルブ休止作動油が供給されない状態での運転について説明する。前述のように、排気バルブ作動油供給路16に作動油が供給されないときには、排気バルブ休止機構50において、プランジャ孔52aに嵌合装着された休止選択プランジャ55のスリット55cが設けられた側の端部に作動油圧に基づくプランジャバネ57の付勢力に打ち勝つ程の押圧力は発生せず、休止選択プランジャ55は図2および図3に示すように、プランジャバネ57の付勢により右動されて、作動位置に位置する。なお上述のように作動位置の状態では、休止選択プランジャ55に形成されたプランジャ側ステム受容孔55aは保持体側ステム受容孔52bからずれて位置し、排気バルブ30のバルブステム部32の先端が保持体側ステム受容孔52b内に突入して休止選択プランジャ55のステム当たり面55bと近接対向する。
この状態でエンジンEが運転されると、クランクシャフトの回転に対応してカムシャフト6が回転され、このカムシャフト6に設けられた排気バルブ駆動カム7によりロッカーアーム72が揺動される。具体的には、排気バルブ駆動カム7の円筒カム面7aがカムフォロア73と当接する状態では、ロッカーアーム72は図1および図2に示す位置に位置する。そして、突起カム面7bがカムフォロア73と当接する状態では、カムフォロア73が上方に押し上げられてロッカーアーム72は図3に示す位置まで反時計回りに揺動される。すなわち、図1および図2に示す状態ではロッカーアーム72の左端72bに取り付けられた押圧部材74は上動した位置に位置し、図3に示す状態では押圧部材74は下動した位置に位置する。
このとき、排気バルブ休止機構50は第2排気バルブバネ34bにより押し上げられて当接板54が押圧部材74の下端面に当接するため、排気バルブ休止機構50は押圧部材74の上下移動と一緒にガイド孔14内を上下に摺動移動される。一方、押圧部材74が図1および図2に示す上動位置にあるときには、排気バルブ30のバルブステム部32の先端が保持体側ステム受容孔52b内に突入して休止選択プランジャ55のステム当たり面55bと近接対向している。この状態において、第1排気バルブバネ34aにより押し上げられた排気バルブ30は、バルブ本体部31が排気ポート12aを閉塞する。逆に言えば、バルブ本体部31が排気ポート12aを閉塞するとともにバルブステム部32の上端がステム当たり面55bと近接対向するように、押圧部材74のロッカーアーム72に対する取り付け位置が調節されている。
そして、押圧部材74が図2に示す上動位置から下動されると、図3に示すように、これと一緒に排気バルブ休止機構50がガイド孔14内を下方に摺動移動される。これと同時にステム当たり面55bにバルブステム部32の上端が当接して排気バルブ30が下方に押し下げられ、バルブ本体部31が排気ポート12aから離れてこれを開放する。以下、エンジンEが運転されてカムシャフト6が回転され、排気バルブ駆動カム7によりロッカーアーム72が揺動されるのに応じて排気バルブ30が開閉作動される。
このようにして排気バルブ30が開閉作動されるときには、ステム当たり面55bはバルブステム部32からの押圧力(排気バルブ駆動カム7の押圧反力)を受けるのであるが、排気バルブ休止作動油圧を受ける部分(休止選択プランジャ55における図の右端部)はプランジャ側ステム受容孔55aを間に挟んでステム当たり面55bから離れている。このため、ステム当たり面55bに作用する押圧力の影響(例えば、弾性変形)が休止作動油圧を受ける部分に及びにくく、休止選択プランジャ55の右端部の変形が非常に小さく、この部分のシール性を良好に保つとともに、耐久性が向上する。なお、この点は、吸気バルブ休止機構40の休止選択プランジャ45についても同様である。
さらに、休止選択プランジャ55におけるステム当たり面55bと摺動方向に重なる部分に、ステム受容孔55aとバネ受容凹部55dとを繋ぐ連通孔55eを設けて、休止選択プランジャ55を軽量化している。これにより、休止選択プランジャ55の摺動移動応答性が向上する。さらに、排気バルブ休止機構50全体が軽量化して、排気バルブ30の作動応答性も向上する。この点も、吸気バルブ休止機構40およびその休止選択プランジャ45についても同様である。
また、吸気バルブ休止機構40も同様な作動を行う。具体的には、休止選択プランジャ45の左端部に油圧力が作用しないため、休止選択プランジャ45はプランジャバネ47の付勢により左動されて、図13に示す作動位置に位置する。この状態では、休止選択プランジャ45に形成されたプランジャ側ステム受容孔45aは保持体側ステム受容孔42bからずれて位置し、吸気バルブ20のバルブステム部22の先端が保持体側ステム受容孔42b内に突入して休止選択プランジャ45のステム当たり面45bと近接対向する。
この状態でエンジンEが運転されてクランクシャフトの回転に対応してカムシャフト6が回転されると、吸気バルブ休止機構40は第2吸気バルブバネ24bにより押し上げられてバルブリフタ48の上端面48bが吸気バルブ駆動カム8と当接しているため、吸気バルブ駆動カム8によりバルブリフタ48が押し下げられて、吸気バルブ機構40が上下移動される。すなわち、吸気バルブ駆動カム8の円筒カム面8aがバルブリフタ48の上端面48bと当接しているときには、吸気バルブ休止機構40が上動され、突起カム面8bが当接しているときには吸気バルブ休止機構40が下動される。
一方、第1吸気バルブバネ24aにより押し上げられた吸気バルブ20は、吸気バルブ休止機構40が図13に示す上動位置にあるときには、そのバルブステム部22の先端が保持体側ステム受容孔42b内に突入して休止選択プランジャ45のステム当たり面45bと近接対向する。この状態において、吸気バルブ20のバルブ本体部21が吸気ポート11aを閉塞する。
そして、吸気バルブ駆動カム8の回転に応じて吸気バルブ休止機構40が図13に示す上動位置から下動されると、ステム当たり面45bにバルブステム部22の上端が当接して吸気バルブ20が下方に押し下げられ、バルブ本体部21が吸気ポート11aから離れてこれを開放する。以下、エンジンEが運転されてカムシャフト6が回転され、吸気バルブ駆動カム8により吸気バルブ休止機構40が上下移動されるのに応じて吸気バルブ20が開閉作動される。
以上のように、排気バルブ作動油供給路16および吸気バルブ作動油供給路17に吸気バルブ休止作動油が供給されない状態では、エンジンEが運転され、クランクシャフトの回転に対応してカムシャフト6が回転され、カムシャフト6に設けられた排気バルブ駆動カム7によりロッカーアーム72が揺動されて排気バルブ30が開閉され、また、吸気バルブ駆動カム8により吸気バルブ20が開閉され、この気筒において通常の運転が行われる。
次に、休止作動油圧供給装置80から排気バルブ作動油供給路16に排気バルブ作動油が供給され、且つ休止作動油圧供給装置80から吸気バルブ作動油供給路17に吸気バルブ休止作動油が供給される場合を説明する。このように休止作動油圧供給装置80から排気バルブ作動油供給路16および吸気バルブ作動油供給路17に同時に休止作動油を供給させて、吸気バルブ20および排気バルブ30を同時に休止させるとともに作動させる制御が行われる。
排気バルブ作動油供給路16に排気バルブ休止作動油が供給されると、排気バルブ休止機構50において、プランジャ孔52aに嵌合装着された休止選択プランジャ55がこの作動油圧による押圧力を受け、図5および図6に示すように、プランジャバネ57の付勢に抗して左動され、休止位置に位置する。休止選択プランジャ55が休止位置に位置した状態では、休止選択プランジャ55に形成されたプランジャ側ステム受容孔55aは保持体側ステム受容孔52bと上下に一致し、排気バルブ30のバルブステム部32の先端が保持体側ステム受容孔52b内に突入するとともにプランジャ側ステム受容孔55a内にそのまま突入可能な状態となる。
この状態でエンジンEが運転されてクランクシャフトの回転に対応してカムシャフト6が回転され、排気バルブ駆動カム7によりロッカーアーム72が揺動されると、上述したように、排気バルブ休止機構50は押圧部材74により押圧されてガイド孔14内を上下に摺動移動される。しかしながら、このように排気バルブ休止機構50が上下に移動され、図5に示す位置から図6に示すように下動されたときに、排気バルブ30のバルブステム部32の先端が保持体側ステム受容孔52b内に突入するとともにプランジャ側ステム受容孔55a内にそのまま突入するため、排気バルブ30は第1排気バルブバネ34aにより押し上げられたまま保持される。
この結果、カムシャフト6が回転されて排気バルブ駆動カム7によりロッカーアーム72が揺動され、排気バルブ休止機構50がガイド孔14内を上下に摺動移動されても、排気バルブ30はバルブ本体部31が排気ポート12aを閉塞したまま保持される。すなわち、排気バルブ30は閉弁状態のまま休止保持される。
また、吸気バルブ休止機構40も同様な作動を行う。具体的には、休止選択プランジャ45の左端部に休止作動油圧が作用すると、休止選択プランジャ45はこの油圧力を受けてプランジャバネ47の付勢に抗して右動されて、図14に示す休止位置に位置する。この状態では、休止選択プランジャ45に形成されたプランジャ側ステム受容孔45aは保持体側ステム受容孔42bと一致し、吸気バルブ20のバルブステム部22の先端が保持体側ステム受容孔42b内に突入するとともに休止選択プランジャ45のプランジャ側ステム受容孔45a内にも突入可能な状態となる。
この状態でエンジンEが運転されてクランクシャフトの回転に対応してカムシャフト6が回転されると、吸気バルブ駆動カム8によりバルブリフタ48が押し下げられて、吸気バルブ機構40が上下移動されても、吸気バルブ20のバルブステム部22の先端が保持体側ステム受容孔42b内に突入するとともにプランジャ側ステム受容孔45a内にそのまま突入するため、吸気バルブ20は第1吸気バルブバネ24aにより押し上げられたまま保持される。この結果、カムシャフト6が回転されて吸気バルブ駆動カム8により吸気バルブ休止機構40がガイド孔13内を上下に摺動移動されても、吸気バルブ20はバルブ本体部21が吸気ポート11aを閉塞したまま保持される。すなわち、吸気バルブ20は閉弁状態のまま休止保持される。
以上の説明から分かるように、本実施形態に示すエンジンEにおいては、休止作動油圧供給装置80等から排気バルブ作動油供給路16および吸気バルブ作動油供給路17に休止作動油が供給されていない状態(もしくはこの内部油圧が低圧の状態)でエンジンが運転されるときに、クランクシャフトの回転に応じてカムシャフト6が回転駆動されると、これに応じて吸気および排気バルブ20,30が開閉作動される通常の運転が行われる。一方、休止作動油圧供給装置80等から排気バルブ作動油供給路16および吸気バルブ作動油供給路17に休止作動油が供給されたときには、カムシャフトの回転駆動に拘わらず吸気および排気バルブ20,30は常時閉弁保持され、この吸排気バルブを有した気筒は休止状態となる。
このため、エンジンの始動時等で休止作動油圧が低圧状態にあるときには、吸気および排気バルブ20,30が開閉作動される通常の運転が行われることとなり、エンジン始動時等における極低速運転状態においても所定の大きな出力を得ることができ、良好な始動性を備えたエンジンとなる。
また、休止作動油圧供給装置80等から排気バルブ作動油供給路16および吸気バルブ作動油供給路17に休止作動油が供給され、吸気および排気バルブ20,30が常時閉弁保持されて気筒休止状態となっている状態から、休止作動油圧供給装置80において排気バルブ作動油供給路16および吸気バルブ作動油供給路17をドレン側に連通させてその作動油圧を低下させて吸気および排気バルブ20,30を作動させる気筒運転状態に切り換えるときに、前述したように、休止作動油圧供給装置80内においてソレノイド92を通電励磁させ、ポペット91を右方に動かし、スプールバルブ85の右端面に油圧をかけスプールバルブ85が急速に左動してバルブ作動油供給路16および吸気バルブ作動油供給路17内の作動油を強制的かつ速やかにドレン側に排出させるようになっている。このため、気筒休止状態から気筒運転状態への切換の応答性が高く、気筒休止運転状態で運転者がスロットルを開放する操作を行ったときに、プランジャバネ57の付勢力によって休止選択プランジャ55が移動することによる気筒運転状態への移行を速やかにして、エンジンの出力アップ要求に対する応答性が向上する。
ところで、以上説明した排気バルブ休止機構50において、プランジャ保持体51の円筒状の外周面には、作動油受容溝51cを挟んで上下にそれぞれ円筒状の上部ガイド壁51aおよび下部ガイド壁51bが形成されており、これら上下部ガイド壁51a,51bがガイド孔14に対する摺動移動のガイドとなって、プランジャ保持体51がガイド孔14内をスムーズに摺動移動可能となっているが、この上下部ガイド壁を、以下に示すように構成しても良い。
これら上下部ガイド壁は、作動油受容溝51c内に供給された作動油が外部に漏れ出すのを防止するシール面としての役割も果たすために、シール効果を得るだけの長さが必要である。但し、図2等から分かるように、上記実施形態においては、プランジャ保持体51の外周に形成された上部ガイド壁51aおよび下部ガイド壁51bともにシール必要長さ以上の長さに設定されており、摺動ガイドとしての役割を強化している。
この場合、クランクアーム72の押圧部材74から作用する押圧力は若干ながら横方向成分も有していることを考えると、この横方向成分を受け止めるために、上下部ガイド壁51a,51bはともにある程度長くするのが望ましい。このとき、上下部ガイド壁51a,51bを等しい長さに設定しても良いが、押圧部材74から離れた側に位置する下部ガイド壁51bの長さをより長くするのが好ましい。
なお、図9に示すように、上部ガイド壁151aはシール必要長にまで短くし、下部ガイド壁151bを長くしたプランジャ保持体151を用いても良い。
また、図10に示すように、上部ガイド壁251aをシール必要長にまで短くし、下部ガイド壁を、シール必要長に設定されたリング状ガイド壁部251bと、このリング状ガイド壁部251bに繋がって下方に延びて周方向に等間隔で設けられた複数の脚状ガイド壁部251cとから構成したプランジャ保持体251を用いても良い。このようにすれば、脚状ガイド壁部251cによりガイド機能を有する壁長さを確保してスムーズな摺動性能を確保した上で、プランジャ保持体251を軽量化できる。
同様な趣旨から、図11に示すように、上部ガイド壁を、シール必要長に設定されたリング状ガイド壁部351aと、このリング状ガイド壁部351aに繋がって上方に延びて周方向に等間隔で設けられた複数の脚状ガイド壁部351bとから構成し、下部ガイド壁を、シール必要長に設定されたリング状ガイド壁部351cと、このリング状ガイド壁部351cに繋がって下方に延びて周方向に等間隔で設けられた複数の脚状ガイド壁部351dとから構成したプランジャ保持体351を用いても良い。この場合にも、ガイド機能を保持しつつ、軽量化を図ることができる。
この構成において、図11に示すプランジャ保持体351においては、上部ガイド壁を構成する脚状ガイド壁部351bと下部ガイド壁を構成する脚状ガイド壁部351dとは円周方向位置が一致して形成されているが、図12に示すように、上部ガイド壁を構成する脚状ガイド壁部351bに対して下部ガイド壁を構成する脚状ガイド壁部351dが円周方向に互い違いとなるようにずらせて構成したプランジャ保持体351′を用いても良い。
本発明を適用したエンジンにおけるシリンダヘッドの周辺部構造を示す断面図である。 上記エンジンにおける排気バルブ休止機構の周辺部構造を示す断面図である。 上記エンジンにおける排気バルブ休止機構の周辺部構造を示す断面図である。 上記排気バルブ休止機構を構成する部材を分解して示す斜視図である。 上記エンジンにおける排気バルブ休止機構の周辺部構造を示す断面図である。 上記エンジンにおける排気バルブ休止機構の周辺部構造を示す断面図である。 休止作動油圧供給装置の構成を示す断面図である。 休止作動油圧供給装置の構成を示す断面図である。 上記排気バルブ休止機構を構成するプランジャ保持体の変形例を示す斜視図である。 上記排気バルブ休止機構を構成するプランジャ保持体の変形例を示す斜視図である。 上記排気バルブ休止機構を構成するプランジャ保持体の変形例を示す斜視図である。 上記排気バルブ休止機構を構成するプランジャ保持体の変形例を示す斜視図である。 上記エンジンにおける吸気バルブ休止機構の周辺部構造を示す断面図である。 上記エンジンにおける吸気バルブ休止機構の周辺部構造を示す断面図である。
符号の説明
E エンジン 1 シリンダブロック
2 ピストン 3 燃焼室
6 カムシャフト 7 排気バルブ駆動カム
8 吸気バルブ駆動カム
10 シリンダヘッド 11 吸気通路
12 排気通路 13,14 ガイド孔
20 吸気バルブ 21 バルブ本体部
22 バルブステム部
30 排気バルブ 31 バルブ本体部
32 バルブステム部
40 吸気バルブ休止機構
50 排気バルブ休止機構 51プランジャ保持体
55 休止選択プランジャ 55a ステム受容孔
55b ステム当たり面 57 プランジャバネ
70 ロッカーアーム機構 72 ロッカーアーム
74 押圧部材
80 休止作動油圧供給装置 85 スプールバルブ
90 ソレノイド機構

Claims (8)

  1. エンジンのシリンダヘッドに設けられるバルブと、
    前記バルブを閉弁方向に付勢するバルブ付勢部材と、
    前記エンジンのクランクシャフト回転に対応して回転されるバルブ駆動カムと、
    前記バルブと前記バルブ駆動カムとの間に揺動可能に設けられ、一端部が前記バルブ駆動カムに当接して前記バルブ駆動カムの回転駆動に応じて押圧されて揺動し、前記バルブを開閉作動させるロッカーアームと、
    エンジンの運転状態に応じて前記バルブ駆動カムの回転駆動に拘わらず前記バルブの開閉作動を休止させるバルブ休止機構とを備えるエンジンにおいて、
    前記バルブ休止機構が、前記ロッカーアームの前記他端部と前記バルブとの間に設けられたことを特徴とするエンジン。
  2. 前記バルブ休止機構は、
    前記ロッカーアームの前記他端部の方に付勢されて当接し、前記ロッカーアームの揺動に応じて前記バルブの開閉方向に往復移動される保持体と、
    前記保持体内に設けられて、前記保持体の往復動に応じて前記バルブを開閉作動させる作動位置と、前記保持体の往復動に拘わらず前記バルブを閉弁位置に保持する休止位置とに移動可能な休止選択部材とから構成されることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記吸気もしくは排気通路が形成されるエンジンシリンダヘッドに前記バルブの開閉方向に延びてガイド孔が形成され、
    前記保持体は前記ガイド孔内に摺動自在に配設され、前記保持体を前記ロッカーアームの他端部に付勢して当接させる保持体付勢部材を有し、
    前記休止選択部材は、前記保持体内にその摺動方向と直角な方向に移動自在に設けられた休止選択プランジャと、前記休止選択プランジャを前記直角な方向の一方側に付勢するプランジャ付勢部材とから構成され、
    前記バルブ休止機構において、
    前記エンジンシリンダヘッド内の油圧供給路から休止作動油圧が供給される作動油室が前記保持体内に設けられ、前記作動油室に供給された前記休止作動油圧を受けて前記休止選択プランジャが前記プランジャ付勢部材に抗して前記直角な方向の他方側に押圧され、
    前記プランジャ付勢部材による付勢力と、前記作動油室に作用する前記休止作動油圧による押圧力とに基づいて前記休止選択プランジャが移動されて前記作動位置および前記休止位置に選択的に位置されることを特徴とする請求項1もしくは2に記載のエンジン。
  4. 前記バルブが前記連通部を開閉するバルブ本体部および前記バルブ本体部に繋がって前記バルブ休止機構の方に延びるバルブステム部から構成され、
    前記バルブステム部の先端部が前記保持体を通って前記休止選択プランジャに対向し、
    前記休止選択プランジャに、前記作動位置に位置したときに前記バルブステム部の先端部と当接して前記保持体とともに前記バルブを開閉方向に移動させるステム当たり面と、前記休止位置に位置したときに前記バルブステム部の先端部を入り込ませて前記保持体を前記ガイド孔内を摺動移動させるが前記バルブは閉弁保持させるステム受容部とが形成されており、
    前記プランジャ付勢部材による付勢力が前記作動油室に作用する前記休止作動油圧による押圧力より大きいときに前記休止選択プランジャが前記作動位置に位置し、前記プランジャ付勢部材による付勢力より前記作動油室に作用する前記休止作動油圧による押圧力の方が大きいときに前記休止選択プランジャが前記休止位置に位置するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のエンジン。
  5. 前記保持体に、前記ガイド孔に摺動可能に嵌合して前記保持体の前記ガイド孔内での摺動移動をガイドするガイド壁が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエンジン。
  6. 前記ガイド壁が前記保持体の外周全周に亘って形成されることを特徴とする請求項5に記載のエンジン。
  7. 前記ガイド壁が前記保持体の外周に等間隔で形成されることを特徴とする請求項5に記載のエンジン。
  8. 前記ガイド壁が前記保持体の前記ロッカーアームの他端部に当接する側の反対側に設けられることを特徴とする請求項5〜7に記載のエンジン。
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