JP2006274903A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ロッカシャフト(16)は、内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉駆動を行うロッカアーム機構(20)に係合されており、中空丸棒状に形成され、内周側に設けられた貯油路(26)と、貯油路に連通して内周側と外周側とを貫通し、外周側に開口(46)を備えた油導入路(36)とを含み、開口の開放及び閉鎖がロッカシャフトの回動によって選択され、吸気弁又は排気弁のリフトの特性を変更する。
【選択図】 図2
Description
ここで、この可変動弁装置はシリンダヘッドに配設されており、吸気弁や排気弁の開閉駆動を行うロッカアーム機構を備えている。また、ロッカアーム機構にはロッカシャフトが係合されており、ロッカアーム機構等の剛性を確保すべく、せん断応力の作用する部材を不要にした技術が本出願人から提案されている(特願2003−340834号)。これにより、内燃機関の高性能化にも対応可能となる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、部品点数が少なく、且つ、簡易な構成でリフトの特性を変更することができる内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
更に、請求項3記載の発明によれば、ロッカシャフトの貯油路内の油は、リフト量を最小にする場合にはアーム内の油導入室内に導入されるが、リフト量を最大にする場合には油導入室に導入されない。そして、このリフト量を最大にする場合には、油導入室内の油はロッカシャフトの油導出路を経てアームの油排出路から排出されるので、油導入室内の油圧を最大値から最小値にまで速やかに移行可能となる。よって、リフト量の切り換え動作をスムーズに行うことができる。
図1は本実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置を示す。同図に示されるように、当該可変動弁装置2は自動車エンジンのシリンダヘッド4に配設され、ロッカアーム機構20を介して吸気弁6,6を駆動し、吸気通路を開閉している。
シリンダヘッド4にはカムシャフト12が回動自在に設けられており、図示しないクランクシャフトの回転に応じ、カム10の回転がロッカアーム機構20の往復揺動に適宜変換され、吸気弁6に対して下方向に向かう力を作用させて吸気通路を開く。一方、この吸気弁6には閉弁付勢ばね8が配設されており、吸気弁6に対して上方向に向かう力を作用させて吸気通路を閉じる。
具体的には、バルブ駆動アーム21は吸気弁6を押圧する先端部31を有し、この先端部31にはアジャストスクリュー151が設けられている。この先端部31はアジャストスクリュー151とは反対側に向けて延出されたシリンダ41に連なっており、先端部31とシリンダ41との間には、ロッカシャフト16に揺動自在に支持される揺動支持部161,161が設けられ、この揺動支持部161の内側にはロッカシャフト16に挿通されるシャフト嵌挿部61が設けられている。このように、バルブ駆動アーム21はロッカシャフト16に揺動自在に支持され、ロッカシャフト16の軸心を支点として揺動して吸気弁6を駆動させる。
このシリンダ41内には伝達ピストン101が配設され、シリンダ41のロッカシャフト16側と伝達ピストン101とによって区画された空間が油導入室51として形成されている。そして、上記油導入路36の開口46の開放時には貯油路26からのエンジンオイルが油導入室51に導入される。この油導入室51はロッカシャフト16の回動に応じて上記油導出路56と適宜連通される。一方、シリンダ41の上端部分には蓋部121が嵌合され、この蓋部121と伝達ピストン101との間には復帰用ばね111が設けられている。これにより、伝達ピストン101が油導入室51の上部を閉塞して外部への油漏れを防止する。
図2においてカムシャフト12が反時針回りに回動されると、カム10のカム曲線に従い、変位伝達アーム22はロッカシャフト16の軸心に対して揺動する。詳しくは、同図(b)に示されるように、変位伝達アーム22はカムノーズ部14の頂点に近づくに連れて反時針回りに揺動し、カム10が当接ローラ42を押し上げると、伝達腕部62が伝達ピストン101の当接面部131を押し上げる。これにより、バルブ駆動アーム21がロッカシャフト16の軸心に対して反時針回りに揺動することから、吸気弁6は通常のリフト量で下方に向けて移動して吸気通路が開かれる。
しかしながら、このロッカシャフト16の回動により、油導入室51と油導出路56とが連通する。更に、当接ローラ42がカムノーズ部14によって再び押し上げられる時点まではこの油導出路56と油排出路91とが連通し、油導入室51内の油は油導出路56及び油排出路91を介して排出され、図示しないオイルパンに向かう。
その後、再び図2(b)に示されるように、当接ローラ42がカムノーズ部14との当接によって押し上げられると、変位伝達アーム22はロッカシャフト16の軸心に対して反時針回りに揺動し、伝達腕部62が当接面部131を押し上げ、バルブ駆動アーム21はカム10の回転角の小さいうちから吸気弁6を開弁駆動させるように機能する。
更に、貯油路26内の油は、休筒時のようにリフト量を最小にする場合には油導入室51内に導入されるが、通常運転時のようにリフト量を最大にする場合には油導入室51に導入されない。そして、この油導入室51内の油は、通常運転時のようにリフト量を最大にする場合には油導出路56を経て油排出路91から排出されることから、油導入室51内の油圧を最大値から最小値にまで速やかに移行でき、リフト量の切り換え動作をスムーズに行える。
例えば、上記実施形態では、吸気弁6のリフトの特性を変更可能な可変動弁装置2について説明されているが、必ずしもこの形態に限定されるものではなく、可変動弁装置2は排気弁を開閉駆動させても良い。この場合にも上記と同様に部品点数が少なく、且つ、簡易な構成でリフトの特性が変更可能となる効果を奏する。そして、この場合のロッカシャフト16の回動範囲は排気弁の通常運転時及び休筒時制御を行う範囲であって、吸気弁の連続可変制御が可能な範囲に設定することも可能である。
6 吸気弁
10 カム
12 カムシャフト
16 ロッカシャフト
20 ロッカアーム機構
21 バルブ駆動アーム(アーム)
26 貯油路
36 油導入路
46 開口
51 油導入室
56 油導出路
71 回動角規制溝
81 ストッパピン(ストッパ部材)
91 油排出路
Claims (3)
- 内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉駆動を行うロッカアーム機構と、前記内燃機関に回動自在に設けられ、該ロッカアーム機構に係合されるロッカシャフトと、前記内燃機関に回動自在に設けられ、前記ロッカアーム機構を駆動させるカムを備えたカムシャフトとを具備し、
前記ロッカシャフトは、中空丸棒状に形成され、内周側に設けられた貯油路と、該貯油路に連通して前記内周側と外周側とを貫通し、該外周側に開口を備えた油導入路とを含み、
前記開口の開放及び閉鎖が前記ロッカシャフトの回動によって選択され、前記吸気弁又は前記排気弁のリフトの特性が変更されることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 前記ロッカシャフトは、前記外周側から埋設されるストッパ部材を有し、
前記ロッカアーム機構は、前記ロッカシャフトの軸心を支点として揺動し、前記吸気弁又は前記排気弁を駆動可能なアームを具備し、該アームは、前記ストッパ部材の回動範囲を規制することにより、前記ロッカシャフトの回動範囲を一定範囲内に保持する回動角規制溝を備えていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。 - 前記ロッカシャフトは、前記外周側に形成された油導出路を更に含み、
前記アームは、前記開口の開放位置に対峙した油導入室と、該油導入室内の油を排出させる油排出路とを更に備え、
前記吸気弁又は前記排気弁のリフト量を最小にする場合には、前記油導入路と前記油導入室とが連通する一方、前記吸気弁又は前記排気弁のリフト量を最大にする場合には、前記油導入路と前記油導入室とが連通せず、該油導入室と前記油導出路とが連通するとともに、該油導出路と前記油排出路とが連通することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094548A JP2006274903A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 内燃機関の可変動弁装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005094548A JP2006274903A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 内燃機関の可変動弁装置 |
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JP2006274903A true JP2006274903A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37209902
Family Applications (1)
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JP2005094548A Pending JP2006274903A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 内燃機関の可変動弁装置 |
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JP (1) | JP2006274903A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101610072B1 (ko) * | 2010-09-28 | 2016-04-07 | 현대자동차주식회사 | 로커암 분리형 가변 밸브 리프트 장치 |
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2005
- 2005-03-29 JP JP2005094548A patent/JP2006274903A/ja active Pending
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KR101610072B1 (ko) * | 2010-09-28 | 2016-04-07 | 현대자동차주식회사 | 로커암 분리형 가변 밸브 리프트 장치 |
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